90年代グラフィックデザインの巨匠。デヴィット・カーソンの伝説
「懐かしい!」「この表紙持ってた!」そんな声が聞こえてきそう。こちらは、1992年に創刊されたカルチャー誌「Ray Gun」のアンソロジー。この雑誌に憧れて、誌面の真似をしたデザイナーの方も多いのではないでしょうか。 「 […]
そのデザインは無限大。歴史深きチベタン・タイガーラグの魅力
いまだかつて自分の部屋に動物柄のラグを敷いたことはないけれど、いいかもしれない、タイガーラグ....。 本書で紹介されているのは、108種類のチベタン・タイガーラグ。世界四大絨毯の一つに数えられるチベット絨毯ですが、なか […]
ジャンルの垣根を飛び越えた、横尾忠則のデザイン
横尾忠則の顔の広さはすごい。それはこの作品集の目次をみればわかるのですが、寄稿文をよせた面々の豪華なこと。 亀倉雄策、田中一光、永井一正、ミルトン・グレーザー、「スタジオ・イルフイル」をともに立ち上げた宇野亜喜良、東京イ […]
クールでキュートでセクシー!クロエ・セヴィニーのアルバム
ダウンタウンのクリエイティブ・シーンにおいてミューズのような存在で、デビューから30年以上たった今も人々を魅了し続けるクロエ・セヴィニー。 女優としても輝かしい賞を受賞する一方、先日ご紹介したエレン・フライスが編集長を務 […]
接ぎ木が生んだ“いい顔”。小田康平が手がけるユニークな美しさを放つ植物たち
ノストスで入荷する本のなかでも図鑑や博物誌が大好きで、入荷のたびにわくわくと心を躍らせています。いま店頭で展開してる「自然を見つめるまなざしコーナー」でひときわ誇らしげに鎮座しているのが本書、『Grafted: Plan […]
美しき生活の痕跡。アルヴァロ・シザが生み出す詩的建築空間
建築界のノーベル賞に例えられるプリツカー賞を受賞し、ミース・ファン・デル・ローエやル・コルビュジエに影響を受けたモダニズム建築の継承者ともいわれるアルヴァロ・シザ。『Alvaro Siza: Expor On Displ […]
トリノの広告に革新を起こしたデザイナー、アルマンド・テスタとその作品。
メキシカンハットが印象的なカバレッロと彼に恋するカルメンチータ、青い大きなカバのヒッポ。もしかしたらご覧になったことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。 これらはイタリアのグラフィックデザイナー、アルマンド・テスタが […]
知られざるコルビュジエのブックデザイン
モダニズム建築の巨匠、ル・コルビュジエ。建築家、都市設計家、芸術家として多彩な才能を発揮したことで広く知られていますが、実は本の出版とブックデザインにも心血をそそいでいたことはあまり知られていません。本書「Le Corb […]
粋でモダンで、今もなお新しい「雪岱調」
余白のある構図、繊細な線…「雪岱調」と呼ばれる画風で、江戸情緒を含んだ作品を残した挿絵画家、小村雪岱。その作品は、粋という言葉がぴったりな上に、今見てもモダン。 絵の才能が認められていながらも、小説の挿絵や資生堂のデザイ […]
建築にファニチャー、プロダクトまで。アルヴァ・アアルトの仕事を網羅する。
ノストスで働き始めてもうすぐ1年になるのですが、東京に引っ越してきて最初に行った展覧会が「アルヴァ・アアルト もうひとつの自然」でした。見応え十分の素晴らしい内容だったので「図録買っとけばよかったな〜」と後悔している、わ […]
想像力を結集せよ。荒俣宏が築く本のなかの博物館
なかなか展示へ行けぬとお悩みのみなさん、そんなときは本のなかの博物館へ出かけてみるというのはいかがでしょうか? 今日ご案内するのは、世界初の総合図像史研究施設をめざして創設された、『想像力博物館』。歴史文化を再発掘し、そ […]
竹尾広告集。グリーティングカードとレターヘッドで楽しむ紙の魅力
株式会社竹尾の活動は本当におもしろい。多種多様な紙の紹介から、展覧会の開催、歴史の解説や対談まで、まさに紙をめぐる知の冒険。 本を読むといえば今だに紙だったり、お手紙や包装紙、DMといったあれこれがどうしても捨てられない […]
ウォルフガング・ヴァインガルトの好奇心と探究心が生んだ、タイポグラフィの数々
言わずとも知れたタイポグラフィーの巨匠、スイスのウォルフガング・ヴァインガルト。数々のタイポグラフィ作品を生み、指導者としても活躍したことで、数えきれないほどのデザイナーに多大な影響を与えました。 本書はそんなウォルフガ […]
やっと世界が出会えた。ヒルマ・アフ・クリントの描く抽象絵画
抽象絵画の先駆けといえば、ワシリー・カンディンスキーや、カジミール・マレーヴィチ、そしてピエト・モンドリアン...ですが、実は彼らよりも早く、実験的な手法で抽象的な絵画を描きはじめていたヒルマ・アフ・クリントというひとり […]
横須賀功光が切りとった、謎めいた山口小夜子の魅力
ー着る、という意味では、地球上に存在するあらゆるものを着こなす自信があるー 自身を「ウェアリスト(着る人)」と名乗り、日本人であることを強みに活躍したモデル・山口小夜子。 そんな彼女の世界観を支え続けたのが、1973年に […]
タイポロジー×ニューカラー。写真家、ガッツ・ディアガートゥンが収集した風景
ベッヒャー派もニューカラー派も、わたしはノストスで働くようになってから知ったのですが、そんな素晴らしい2つの流れを汲んだ作品に新たに出会いました。好きじゃないわけがありません。 著者であるガッツ・ディアガートゥンは、デュ […]
アートディレクターの仕事を追体験。細谷巖の広告を読む。
nostos booksがオープンして以来ずっと人気のロングセラー「イメージの翼2」を再入荷しました。本書はアートディレクター・細谷巖が手がけた広告作品集。1960年代後期から1980年代までの代表的な仕事を紹介していま […]
「本物」と「ニセモノ」の境界線
今日ご紹介する書籍のテーマは「真贋」、つまり本物とニセモノ。...なんともドキリとさせるテーマではありませんか。 ひとくちにニセモノといってもさまざまで、たとえばそれが「贋物」「フェイク」「まがいもの」などと聞くとマイナ […]
ファッションの価値観を覆しつづける、コム デ ギャルソンのすべて
「コム デ ギャルソン」。誰もがその名を耳にしたことがあるだけでなく、自然と服のデザインやブランドイメージを思い浮かべることができる。 そんな世界のギャルソンのすべてを知ることができる一冊『川久保玲とコムデギャルソン そ […]
世界で最も美しい貨幣をデザインしたOotje Oxenaar
毎日何気なく使っているお金。じっくり眺めてみたことがありますか?実はとても凝ったデザインの上に、それぞれの国の特性や、偽造防止技術の緻密な模様や、印刷技術が詰め込まれた興味深いものなのです。ああ、もっといろんな国のお金を […]
流行り廃りを超えて。ブージタ・デ・ヴォスが見つけた本当のファッション
素晴らしい一冊に出会ったとき、「これはあのひとにぜひ一度見てもらいたい!」と誰かを思いかべることがありますが、こんなにも沢山ひとの顔が浮かぶ本というのもなかなか珍しいです。 テキスタイルを愛する人、本を通して広い世界を旅 […]
植物学者、アナ・アトキンスが魅せる幽玄な青写真の世界
「青写真を描く」とは、計画を練るの意。語源となったサイアノタイプ(日光写真)がかつて機械図面や建築図面をコピーするのに重宝されたことから、将来計画などを指す言葉としても使われるようになりました。 イギリスの植物学者であり […]
ハンス・アルプの生み出した魅力的な人形たち
どうしてこうも惹かれてしまうのでしょう。抽象的でありながらも、どこか可笑しみを感じる生命体のような雰囲気をもったハンス・アルプの作品。コラージュやアッサンブラージュの手法をつかった絵画や、石膏やブロンズなどを使用した彫刻 […]
あるものは恋人、あるものはよき友として。猪熊弦一郎のたからもの。
作家やアーティストの蒐集品というものは、どうしてこんなにも心をくすぐるのでしょう。 蒐められたもののなかに作家が手掛けた作品との繋がりを発見したり、作家自身のルーツを見出したりとおもしろがり方は様々ですが、本書『画家のお […]
いつまでも創刊を待つとしましょう、ダヴレクシー
このまま永遠に 予告を出し続ける雑誌でいてほしい。 ー 細野晴臣 羽良多平吉のデザイン(書容設計)が好きな方にはお馴染み、いまだ創刊されていない幻の雑誌「WX-raY」創刊準備号を入荷しました。 本誌「 WX-raY」は […]
リクリット・ティーラワニットとアント・マレスニーミが巡る食の旅
今回のおすすめ本の主人公はふたり。ひとりは美術館でタイカレーをサービスするパフォーマンスで一躍注目を浴びた、タイにルーツをもつ現代アーティスト、リクリット・ティーラワニット。 もうひとりはフィンランドの料理家、アント・マ […]
精微のデザイン。名匠フィン・ユールの水彩画
入荷するたびにすぐ旅立ってしまい、なかなかブックレビューを書くことができなかった本書。ようやくご紹介できました。 フィン・ユールといえば、アルネ・ヤコブセン、ハンス・J・ウェグナーとならび、デンマークの名作家具デザインで […]
ルールを覆すタイポグラファー、ハーブ・ルバリンの仕事
アメリカを代表するタイポグラファーとして名高いハーブ・ルバリン。ですがルバリンは自らのことを"優れたタイポグラファーとは思わない"と語っています。その理由を作品を通して明らかにしているのが「Herb Lubalin: T […]
食を愛するひとへ。ロンドン発フードカルチャー誌「The Gourmand」
ロンドンからはるばるノストスへやってきた食文化雑誌「The Gourmand」。読んで面白くディスプレイとしても様になるこの雑誌は、現在開催している特集「満腹眺本」のために入荷した書籍なかでも、ひときわ注目を集めています […]
ミッドセンチュリー・デザインの真髄。ぬくもりと創造性あふれる14の名作住宅
個人的な話ですが、わたしは住空間作りが下手。家具や雑貨を「質感がいいな」「色やかたちが好みだなあ」と購入し、ほくほくしながら設置したところ、あれ?何かが違う...ということが、本当にたくさんありすぎて困ります。求ム、調和 […]
スタイルをもった孤高の画家。ジョージア・オキーフのファッション
凛と伸びた背筋とインテリジェンスな瞳。こんな女性になりたい…そう憧れている方も多いのではないでしょうか。20世紀のアメリカを代表する画家、ジョージア・オキーフ。風景や花、動物の骨などを抽象的に描いた作品を残し、夫の死後は […]
nostos books「食」特集 満腹眺本 まんぷくちょうほん開催
2020年2月7日(金)から3月1日(日)の期間、食をテーマにした特集「満腹眺本 まんぷくちょうほん」を開催します。 眺めているだけで満腹になる、食の本。 地に足のついたごはんが食べたい。毎日の糧となるような。本を読むの […]
知覚の冒険。アートと食の健やかな関係
料理をするとき、ぼくらは世界を使用し、同時に世界をつくり出す。そして食べることを通じて、ぼくらは世界を取り込む あら、オラファー・エリアソンといえば、世界的に活躍する現代美術家なのでは?そう、そのオラファー・エリアソンで […]
"建築の詩人"カルロ・スカルパのガラスデザイン
「ほんの小さな棒切れや石のかけらも詩にしてしまう」カルロ・スカルパについて、同世代の建築家・フィリップ・ジョンソンが語った言葉です。 人工的で華やかな建築が流行となったミッドセンチュリー期のイタリアで、歴史ある建造物への […]
チャマイエフ&ガイスマー社が生み出す不朽のロゴデザイン
チャマイエフ&ガイスマーを知らずとも、彼らが手がけたロゴデザインはどれか一度は目にしたことがあるはず。NBC、チェース銀行、バーニーズ・ニューヨーク、モービル、ナショナルジオグラフィック...代表作を紹介しはじめたらきり […]
20世紀を代表する画家、デイヴィッド・ホックニー
1960年代、アクリル絵の具が普及するといち早く取り入れ、代表作スイミングプールシリーズを生み出したデイヴィッド・ホックニー。月日は流れ、2010年にiPadが発売されると、またもやすぐにドローイングツールとして取り入れ […]
立ち昇るミッドセンチュリーの香り。ハーマンミラー社の秘蔵マイクロフィルムが復刻
「ハーマンミラージャパン社から偶然発掘された7枚のマイクロフィルム。その正体は、1940年から60年代に制作された家具の秘蔵カタログだったー...。」 なんだか映画のイントロダクションのようですね。これは本書『ミッドセン […]
ポーランドポスターの草分け。トマシェフスキのグラフィックデザイン。
ヨーロッパのデザイン史とともに育まれ、第二次大戦後に独自の発展を遂げたたポーランドのポスターデザイン。大戦に翻弄され、ポーランド独立後は政府による厳しい検閲と戦い、20世紀半ばに活動していたポーランドのデザイナーはまさに […]
架空の国で交わされるドナルド・エヴァンズの切手
ドナルド・エヴァンズのことを知ったのは、小川洋子と堀江敏幸の小説「あとは切手を、一枚貼るだけ」。 物語の冒頭で、"国旗から言語、通過、気候、宗教、風物...あらゆることがらを系統立てて創造し、架空の国をこしらえ、名づけ、 […]
『声のために』につながる、エル・リシツキーの生み出した「プロウン」とは
1923年、エル・リシツキーが33歳でデザインした、マヤコフスキーの詩集『声はどこから』。その復刻版『声のために』が店頭に入荷し、氏が残した偉大な仕事を実際に手に取ることができるようになりました。この詩集は、読み手が声を […]
最良のものを最大限に。20世紀のかたちをつくったイームズ夫妻
アメリカが生んだモダン・デザインの巨匠、チャールズ・イームズとレイ・イームズ夫妻。夫婦は二人三脚で20世紀を駆け抜け、主にインダストリアルデザインの分野において膨大な作品を生み出しました。それぞれに革新的なアイデアが盛り […]
空白・余白の創造。レイチェル・ホワイトリードのドローイング
ワイズベッカーの取材日記しかり、エットレ・ソットサスのドローイングしかり、どうやら私は製図、デッサン、メモ、スケッチといったが類が好きらしい。 レイチェル・ホワイトリードが作品制作で主に使用するのはキャスティング(鋳造) […]
いくつもの顔をもつヘルベルト・バイヤーの偉業
ヘルベルト・バイヤーがバウハウスのある地・ワイマールへ赴いたきっかけは一冊の本でした。19歳から2つのデザイン事務所で勤務していた氏は、カンディンスキーの『抽象芸術論―芸術における精神的なもの』に感銘を受け、バウハウスへ […]
作曲家・武満徹が音楽を語った、夢のような講義録
パリのポンピドゥセンターで、マン・レイがマルセル・デュシャンの星形に剃った後頭部を撮影した写真を見た夜に、星形の庭の夢をみた。 黒い鳥がリードして、無数の白い鳥が星形の庭に向かって舞い降りていく。「目醒めた時、その風景が […]