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「懐かしい!」「この表紙持ってた!」そんな声が聞こえてきそう。こちらは、1992年に創刊されたカルチャー誌「Ray Gun」のアンソロジー。この雑誌に憧れて、誌面の真似をしたデザイナーの方も多いのではないでしょうか。
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「Ray Gun」といえば、やはりデヴィット・カーソン。雑誌の創刊当初から3年間クリエイティブディレクターをつとめ、判別不能なタイポグラフィ、レイアウトを無視した自由な配置など、型破りなデザインで世界中に衝撃を与えます。
その後自らのデザイン事務所を立ち上げたあとは、PEPSI、NIKE、LOFT、マイクロソフト、アルマーニなど、名だたる有名ブランドから引っ張りだこになり、90年代グラフィックデザインの巨匠として名を残しました。
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そんな氏ですが、実は若い頃プロサーファーとして活躍しており、26歳まではグラフィックという言葉すら聞いたことすらなかったそう。デザイナーとしての道を歩みはじめ手がけた「サーファーマガジン」や「ビーチカルチャー」といった雑誌のデザインが目に留まり、「Ray Gun」のクリエイティブディレクターに大抜擢。
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専門学校でデザインを学んだわけでもなく、初めて使った画材も薄汚れたトレイと着色剤、それに2枚の写真だけ。そんな氏だったからこそ、型破りな、でもみんなが真似しても真似できないデザインの数々を生み出せたのではないでしょうか。