デッサウへと移転したのちは、3年間教鞭もとり、バウハウス初のタイポグラフィーの教師となりました。
ちなみに、バウハウス・スタイルのフォント『ユニバーサル』を生み出したのもバイヤーですね。
モホリ=ナジに影響を受け写真をはじめてからは、モンタージュを得意とし数多くの作品を生み出します。構成的かつ、シュルレアリスムの感覚をもちあわせた作品の数々…かっこいい…。
写真家、グラフィックデザイナー、タイポグラファー、画家、彫刻家と、いくつもの顔をもっていた氏。さらにはヴォーグのアート・ディレクターにも抜擢され、ニューヨークへと渡ってからは建築、環境芸術の分野にも力を入れました。多くの人が一生をかけても成し遂げられないような偉業を、いくつも成し遂げたヘルベルト・バイヤー。そのひとつひとつの仕事を、本書の分厚い項をめくりながら辿ってみてください。