The Politics of Flowers | Terri Weifenbach
19世紀にパレスチナの野生の花を集めて作られた押し花帳『Pressed Flowers from the Holy Land』との出会いを契機に制作された、テリ・ワイフェンバックの作品集。ワイフェンバックはこれらの繊細な押し花を白黒写真として再現し、過去の痕跡を現代に呼び覚まし、自然や記憶、個人的喪失の重みを映し出す。命の儚さを静かに語りかけるとともに、単なる植物写真を超え、生命や時間、歴史との対話を深く感じさせる、詩的で思索的な写真集。250部限定刊行。
In Your Dreams | Terri Weifenbach
写真家テリ・ワイフェンバックによる代表的な作品集。庭や林、草花など身近な自然を、柔らかな光と鮮やかな色彩で夢のようにとらえた一冊。ぼやける輪郭や淡いトーンが、現実と幻想のあわいを静かに浮かび上がらせる。ロバート・アダムスによる序文を収録し、ワイフェンバック独自の詩的な視線を堪能できる内容となっている。
Megalith-still | Mimi Plumb
アメリカの写真家、ミミ・プラムによる作品集。1990年代末から2000年代初頭にかけて、毎年夏にキングスキャニオンを訪れて撮影した馬たちの姿を収めている。水を飲む姿、草の上に横たわって眠る姿、川を渡る場面、筋肉の緊張をたたえた身体など、自然のなかで生きる馬たちを間近な距離からとらえた写真を収録。高地に広がる草原や水辺の風景とともに、動物の重みやぬくもり、土地の気配が静かに響き合っている。
Icaro | Irene Zottola
スペインの写真家、イレーネ・ソットーラによる作品集。イカロスの神話を手がかりに、空を飛ぶことへの憧れと、その先にある危うさを写し出している。鳥や羽根、身体の気配を通して、自由への願い、上昇と落下、希望と不安、生と死といったイメージが静かに重なっていく。飛ぶことは解放の象徴であると同時に、傷つくことや失うこととも隣り合わせにある。神話を出発点にしながら、現代の感覚にもひらかれた作品集。
DAM | Carsten Meier
写真家カーステン・マイヤーが2010年以降に撮影してきたダム建築をまとめた作品集。アメリカとヨーロッパ各地に点在する巨大構造物を、常に一点透視の構図で大判カメラを用いて記録している。周囲の地形に埋め込まれるように築かれたダムは、純粋に機能を追求した人工物でありながら、しばしば山脈のような造形美を帯び、人間が自然を制御しようとする意志とその危うさを同時に映し出す存在となっている。フーバーダムをはじめ、『007 ゴールデンアイ』に登場するコントラダムや、『ダム・バスターズ』で知られるエーダーダムなど、映画で印象的に扱われた構造物も収録。
サイトウ・マコト・ポスターズ
グラフィックデザイナーとして1980年代に活躍し、のちにアーティストへと転身したサイトウ・マコトのポスター作品をまとめた作品集。1982年から1990年までに制作された代表作104点をカラーで収録している。時代の空気をとらえながら、構成・色彩・イメージの大胆な実験を通して、ポスターというメディアの可能性を切り拓いたサイトウ・マコトの造形感覚が余すところなく示される。永井一正、田中一光、磯崎新、村上龍らとの対談も掲載。
組版原論 タイポグラフィと活字・写植・DTP | 府川充男
印刷史研究の第一人者として知られ、『聚珍録』を著した府川充男による組版実用書。活字から写植、そしてDTPへと移り変わる日本の印刷史を背景に、組版に関する研究記事や理論を収録。さらに、組版演算に関する実践的な解説を加え、歴史的知見と技術的ノウハウをあわせ持つ内容となっている。研究者・実務者双方にとって、組版とタイポグラフィを深く理解するための貴重な一冊。
内藤礼 地上にひとつの場所を One Place on the Earth
日本の美術家・内藤礼による初の作品集。1989年の初期作「遠さの下、光の根はたいら」から、2001年に直島で発表された「このことを」まで、展覧会風景と代表作を多数のカラー図版で収録している。インスタレーションを中心に、空間や光、気配と向き合いながら一貫して探求されてきた「生の在りか」をたどる。国内外での活動を横断し、内藤礼の思考と表現の歩みを丁寧に伝えている。
Michael Kenna: Beyond Architecture
アメリカ出身の写真家、マイケル・ケンナによる作品集。建築写真の仕事に焦点を当て、橋梁や都市の夜景、工業建築などをとらえた作品を収録。人工物に向けられたまなざしは、自然風景を撮る際の手法とも通じ、光と影、構図、遠近の扱いによって、静謐で均衡のとれた画面を生み出している。ページ上では図版同士が呼応するように配置され、モチーフの違いを越えて共通する視覚的なリズムが浮かび上がる。
日本建築の形と空間 | ノーマン・F・カーヴァ、浜口隆一
アメリカの建築家、ノーマン・F・カーヴァーが日本滞在中に撮影した写真をまとめた資料集。1953年から1955年にかけて撮影された数千枚の中から158点を選び、宮殿、町家、農家、茶室、寺院、神社など、日本建築のかたちと空間をとらえている。全景よりも細部に目を向けた構図が印象的で、柱や梁、障子、屋根、庭との関係などにあらわれる日本建築の秩序や美意識が浮かび上がる。
日本の紙 全2冊揃
毎日新聞社が刊行した和紙の資料集、全2冊組。厳選された生漉紙64点と加工和紙86点、計150点の標本紙を実物として貼り込んだ「標本紙編」と、和紙の歴史や製法、用途について詳細に解説した「解説編」とで構成されている。日本の生活文化を長く支えてきた和紙の多様な表情を伝えるとともに、資料としての価値も高い内容で、和紙研究やデザイン分野においても重要な参照となる一冊。
Luigi Colani und die organisch-dynamische Form seit dem Jugendstil
流線形を多用した独特のフォルムと、有機的で未来的な発想で知られるドイツのインダストリアルデザイナー、ルイジ・コラーニの作品をまとめた資料集。自動車、飛行機、家具、日用品など、多岐にわたるプロダクトを取り上げ、カラー、モノクロ図版やデッサンを含む316点の資料を収録している。実作だけでなく構想段階のスケッチもあわせて見ることで、機能と造形を一体のものとして考えたその思考の軌跡をたどることができる。
Tom Eckersley: A Mid-century Modern Master
20世紀イギリスを代表するグラフィックデザイナー、トム・エカーズリーの作品集。BBC、ブリティッシュ・レイル、ジレット、シェル、ロンドン・トランスポート、ギネスなどのために手がけたポスターや広告を中心に、200点を超える作品を収録。初期から戦時下の仕事、戦後の代表作、教育者としての活動までをたどりながら、イギリスのグラフィックデザインと印刷文化の発展に深く関わったその歩みをうかがうことができる。
Mid-Century Modern Graphic Design | Theo Inglis
ミッドセンチュリー期の革新的なグラフィックデザイン集。ソール・バス、レイ・イームズ、ポール・ランド、ミロスラフ・サセックら、国際的なデザイナーやイラストレーターによるアートワークを掲載し、幅広い資料をもとに、ミッドセンチュリースタイルのグラフィックデザインが今日のデザインにどのような影響を与え続けているのかを紹介している。英語表記。
Roman and Williams Buildings and Interiors: Things We Made
スティーヴン・アレッシュとロビン・スタンデファーによって設立されたデザイン・ファーム、Roman and Williams Buildings and Interiorsの作品集。ニューヨークのACE HOTEL、The Standard Hotel、The Dutch、Facebookのフードホールなど、彼らが手がけた空間を豊富なカラー図版で収録している。建築空間の写真に加え、スケッチや家具、照明、住宅作品も紹介。
ヴィオネ 新装版
20世紀ファッションに革新をもたらしたデザイナー、マドレーヌ・ヴィオネの作品集。約500点に及ぶ図版には、オリジナル作品のパターンや立体裁断の技術に加え、アーヴィング・ペンやマン・レイによる写真も収録されている。バイアス・カットをはじめとする独自の技法や考え方を丁寧に解説し、衣服の構造と美しさの関係を読み解いていく。
THE BURNING HEAVEN(TWIN)| 井上嗣也
アートディレクター、井上嗣也による作品集。太陽や月、光、水、煙、植物、残像、波紋といった自然の要素をモチーフに、新作約100点を収録している。サントリーやパルコ、コム・デ・ギャルソン、YMOなどの仕事で知られる井上の表現が、モノクロを基調とした画面のなかで強い緊張感をもって展開される。視覚的な強度と詩的な感覚が交差する1冊。
Hockney Paints the Stage | David Hockney
デイヴィッド・ホックニーによる舞台美術と衣装デザインの仕事をまとめた作品集。オペラや演劇のために手がけたデザイン画、舞台写真、上演風景を描いたペインティングなど、200点を超える図版をカラー、モノクロで収録。完成した舞台の記録だけでなく、構想段階のスケッチやデザインも収められており、ホックニーが絵画と演劇のあいだを行き来しながら育んだ創造力の広がりを伝えている。
デイヴィッド・ホックニー 表面の深度
現代美術を代表するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの作品を理論的に読み解く本格的研究書。写真コラージュや絵画を手がかりに、「逆遠近法」や多視点的な空間表現に着目し、視覚と時間、記憶の関係を精緻に分析する。さらに、パブロ・ピカソをはじめとする美術史的文脈や文学との関係にも踏み込み、ホックニー芸術の独自性を多角的に明らかにする。
復刻 少年マガジン カラー大図解
『週刊少年マガジン』創刊30周年を記念して刊行された豪華図解資料集。誌面全体を通して、ヴィジュアルの魔術師・大伴昌司の仕事を中心に構成され、人気企画や巻頭カラー、特集ページのデザインや演出を余すところなく収録している。大判のカラー図版により、1980年代までの漫画文化や誌面企画の独自の美意識、斬新な表現手法を体感できる、資料性・鑑賞性ともに高い一冊。
森の書物 | 戸田ツトム
DTP(デスクトップパブリッシング)の先駆者であり、グラフィックデザイナーの戸田ツトムのDTP完全作例集。まだ日本にDTPが上陸して間もない時期に1台のパソコンと向き合い作成し、日本におけるDTPの展開を決定づけた一冊。各章ごとに作図や文字を組み込んだレイアウト、解説などを収録。
にっぽんのえ 7 早川良雄 vs. 井上嗣也
小学館発行の「にっぽんのえ」シリーズ第7号。早川良雄と井上嗣也の仕事を、表紙・裏表紙の両A面構成によって紹介。イラストレーション、ポスター、広告など、それぞれの代表的な作品を収録しながら、異なる世代に属するふたりの表現が響き合う内容となっている。図版に加えてインタビューや「7つの質問」も掲載。軽やかさと鋭さをあわせもつ早川良雄、都会的な感覚と鮮やかな視覚言語で時代を切り取る井上嗣也、その個性の違いと共通する魅力を見比べながら楽しめる一冊。
アイデア No.384 髙田唯 形と態度
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.384(2019年1月号)は、デザイナー髙田唯を特集。「形」と「態度」の二部構成で、その仕事と姿勢を紹介する。前半ではAllright Graphics設立以降のブランディングやプロデュース的な領域に広がる仕事を取り上げ、後半では依頼者や展覧会関係者との対話を通じて髙田の思想を探る。デザインという行為に内在する誠実さと人間的まなざしを可視化し、髙田唯の思考と造形の関係を丁寧に読み解いている。
アイデア No.394 グラフィックデザインの教室/教育・研究・実践の環
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.394(2021年7月号)。特集「グラフィックデザインの教室/教育・研究・実践の環」では、現代社会の変化に応答しながら更新されるデザイン教育の現場を紹介している。中野豪雄、菅俊一、水野大二郎、大原大次郎の教室を取材し、それぞれの教育理念や実践を通して学びのかたちを探る内容となっている。さらに、アジアを中心とした海外のデザイン教育システム、ワークショップ、出版や流通などの教育的活動にも焦点を当て、デザイン教育の現在と未来を照らし出している。
Joseph Beuys: Werke aus der Sammlung Ulbricht
ドイツの文学者ギュンター・ウルブリヒトが蒐集したヨーゼフ・ボイス作品群を紹介する展覧会図録。フィルツ(フェルト)や脂肪を素材にした挑発的な造形で知られるボイスと親交を重ね、1944〜1983年に制作されたドローイング、油彩、コラージュ、水彩など58点を収集した。代表作《Das Ende des 20. Jahrhunderts》《Konzertflügeljom》なども含まれ、ウルブリヒト・コレクションがノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館に収蔵された経緯とともに紹介している。ドイツ語表記。
バックミンスター・フラー展 ユア・プライベート・スカイ
2001年に神奈川県立近代美術館、愛知県美術館、ワタリウム美術館で開催された「バックミンスター・フラー展 ユア・プライベート・スカイ」の図録。エンジニア、詩人、デザイナー、哲学者、建築家、芸術家、発明家といった多面的な顔をもつフラーの世界に迫る一冊。代表的な作品に加え、スケッチや図面を交えて紹介し、その思想と実践を包括的に紹介している。
三養荘
伊豆長岡の名旅館として知られる三養荘を、多角的に捉えた建築資料集。四季の移ろいの中で庭園と呼応する数寄屋建築の姿を、畑亮夫による写真で丹念に記録し、空間の陰影や素材の質感まで追う。特に本書が焦点を当てるのは、村野藤吾が1988年に手がけた新館・別館・藤裏葉であり、最晩年に到達した和風建築の成熟した表現が随所に見られる。柔らかな曲線や微細な寸法調整など、村野の造形思想を示す意匠が綿密に検証。巻末の別冊には詳細図面を収録し、動線計画や構造、細部の納まりまで読み解ける充実した内容となっている。
アンセル・アダムズの作例集
20世紀アメリカを代表する風景写真家、アンセル・アダムズの代表作を集めた作例集。自身で厳選した40点の作品それぞれに撮影状況や技術データ、制作上の考察が丁寧に紹介されている。風景写真の名作「モノリス、ハーフドームの絶壁」や「月の出」をはじめ、多彩な題材を通じてアダムズの緻密な露光技術や光の表現、構図へのこだわりを学ぶことができる、実用的な解説書。
My Origin Photographs | 原田教正
写真家・原田教正によるシリーズ「My origin photographs」から編まれた一冊。2023〜24年に滞在したベルリンでの撮影と、帰国後にあらためて向き合った東京の風景を対話させるように配置している。「なぜ写真は写真であり得るのか」という根源的な問いを手がかりに、光と時間の関係を丹念に探りながら、静物や都市の断片をカラーとモノクロで捉えた作品群を収録。
ルーシー・リーの陶磁器たち
ウィーン出身の陶芸家、ルーシー・リーによる作品集。端正なフォルムと繊細な釉薬の色彩で知られるリーの代表作を収録し、あわせて自筆による釉薬レシピを掲載している。原材料の比率や調合方法など、制作の背景を具体的に解説し、作品の美しさの背後にある緻密な研究と探究心を伝える構成。感覚と理性が交錯するリーの創作の核心を、技法と造形の両面から紐解いている。
艶のかたち金沢 | 田原桂一
高桑美術印刷株式会社の創業80周年記念として刊行された、写真家・田原桂一による作品集。金沢を舞台に、光と影、反射や形の「艶」を巧みに捉え、建築や文化、自然のテクスチャーを鮮やかに表現した写真群を収録。大型判の図版は、田原の鋭い感性と視覚表現の深さを余すところなく伝えている。
石元泰博写真展 桂離宮 1953, 1954
2012年に神奈川県立近代美術館で開催された展覧会の公式図録。戦後を代表する写真家、石元泰博が1953〜1954年に撮影した「桂離宮」シリーズを中心に収録し、伝統建築の美とモダニズム的視点を融合させた独自の写真表現を堪能できる。解説のテキストのほか、略年譜・目録を併せて掲載。戦後日本の写真史における石元の重要な足跡を伝える資料性の高い一冊。
Mid-Century Modern: Furniture of the 1950s
1950年代の革新的な家具デザインの魅力を紹介する写真資料集。ミッドセンチュリー期を代表する名作を豊富な図版とともに収録し、「ベストチェア10選」をはじめ、モダン家具のコレクションや、ハーマンミラーの貴重なアーカイブ写真、さらにチャールズ・イームズら著名デザイナーの個人コレクションを通して、当時のデザイン思想と生活文化を多角的に読み解く。
ゲルハルト・リヒター アトラス
ゲルハルト・リヒターの代表的プロジェクト「アトラス」を読み解く論考集。リヒター自身が1960年代以降に収集・制作してきた膨大な写真、スケッチ、資料を体系化したアーカイブ「アトラス」を中心に、ベンジャミン・H.D.ブクローによる美術史的分析や林寿美による論考、リヒター自身のインタビューやテキストを収録。
A KA RI | 藤井保
写真家・藤井保による作品集。広告写真の分野で広く知られる藤井が、ハワイ諸島やカリフォルニア、フロリダ、メキシコなど各地を巡り撮影したランドスケープを収録。地球上の風景とは思えないほど鮮烈な色彩がフレームに広がり、自然が織りなす光と大気の変化をとらえた構成となっている。商業写真で培われた視覚的感覚と、写真家としての純粋な眼差しが交差し、藤井の独自の表現領域を映し出している。
ガブリエル・シャネル展
2022年に三菱一号館美術館で開催された展覧会の公式図録。ココ・シャネルの革新的なデザインと思想を、衣服やジュエリー、香水など多彩な作品を通して総合的に紹介。1920年代から戦後にかけての代表作を軸に、女性の身体を解放したモダンなスタイルの成立過程を丁寧に読み解く。豊富な図版に加え、巻末には年譜や出品リストも収録されており、ファッション史のみならず近代文化の視点からも理解を深められる内容。
Story of… カルティエ クリエイション めぐり逢う美の記憶
2009年に東京国立博物館で開催された展覧会にあわせて刊行されたカタログ。ジュエリーブランド、カルティエの創作の軌跡と美の歴史を辿っている。ジュエリーや時計をはじめとする宝飾品を豊富なカラー図版で紹介し、その変遷を支えたデザインの背景や物語を丁寧に解説。監修はデザイナー吉岡徳仁が務め、カルティエの創造性と美学を多角的に捉えた内容となっている。
セシル・ビートン写真展 今世紀を駆けた華麗なるダンディズム
1995年に日本橋三越本店で開催された展覧会の図録。イギリスの写真家、セシル・ビートンの華麗な写真世界を紹介する一冊で、20世紀前半のファッション写真やポートレートを中心に構成。ビートンの代表作50点以上を収録し、モノクロ写真を通じて彼の演劇的な美意識や社交界・ファッション界での活躍を味わうことができる。展覧会の解説や創作背景に関するテキストもあわせて掲載。
蜷川実花 Self-image
蜷川実花によるセルフポートレートを中心に構成された写真集。2015年に原美術館で開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。鮮やかな色彩で知られる蜷川実花が、本作ではモノクロームを基調とした内省的な表現にも取り組み、自身の不安や揺らぎといった内面に迫る。「noir」や「PLANT A TREE」などのシリーズも収録され、光と影、時間や生の儚さといったテーマが浮かび上がる。
空気のお菓子 | 土谷未央
菓子作家、土谷未央によるビジュアル&エッセイ本。マシュマロやメレンゲ、シフォンケーキ、綿菓子、ポップコーンなど、空気をたっぷり含んだ軽やかなお菓子を、写真とともに紹介している。「見立て」「物語」「レシピ」という3つの視点から構成され、エッセイとともにお菓子の新たな楽しみ方をひらいていく。目に見えない素材である空気に着目し、その質感や存在感をユーモラスにすくい取った一冊。
GA No.57 ジョン・ポートマン:ピーチトゥリー・センター・プラザ・ホテル
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第57号。アメリカの建築家、ジョン・ポートマンが手がけたピーチトゥリー・センター・プラザ・ホテル/ロスアンジェルス・ボナヴェンチュア・ホテル/ルネッサンス・センターを紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が、テキストはポール・ゴールドバーガーが担当している。
GA No.56 ミケル・デ・クラーク:アイヘン・ハールの集合住宅
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第56号。オランダの建築家、ミケル・デ・クラークが手がけたアイヘン・ハールの集合住宅とヘンリエット・ローネルプレインの集合住宅を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が、テキストはウィルヘルム・ホルツバウアーが担当している。
GA No.55 ラルフ・アースキン:バイカー再開発
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第55号。スウェーデンの建築家、ラルフ・アースキンが手がけたバイカー再開発を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が、テキストはマッツ・エゲリウス が担当している。
SHEETS | 川内倫子
写真家・川内倫子のコンタクトシートを主題とした作品集。コンタクトシートとは、1本のフィルムに記録された全コマを一覧できるプリントで、通常は公開されない制作の痕跡を示す。日常の光景や自然、空や動物など、川内独自の視点で捉えた小さな瞬間が連続的に並び、完成作品に至る選択のプロセスや写真家の視線の変遷を追体験できる。各コマの連なりによって時間や記憶、日常の断片のリズムが浮かび上がり、写真表現の制作過程を味わえる一冊。