特集 / 世界の民芸
民藝運動が見出した「用の美」
人びとの生活のなかで生まれ、手しごとの日用品として暮らしに根ざした民衆的工芸品、すなわち「民芸」。その素朴な佇まいに宿る美を見出し、世に紹介したのが「民藝運動」でした。民藝運動のはじまりは1926年。柳宗悦、富本憲吉や河井寛次郎、濱田庄司らによって提唱されました。その対象は国内外の木工、陶磁器、織物、染物、紙工など各分野にわたります。リバイバルを繰り返しながら、現代も息づく民芸。本特集では、民藝運動に影響を及ぼした英国のアーツアンドクラフツ運動や、伝統工芸、現代のプロダクトデザインも交えながらお送りします。
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芹沢銈介手控帖
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上州のくらし民具
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上州のくらし民具/群馬県の民具を紹介した資料集。読売新聞群馬版で昭和51年1月から6月まで連載されていたもの。正月のシメ飾り、冬の副業でつく [...]