新・宮沢賢治語彙辞典 | 原子朗
日本近代文学研究家の原子朗が宮沢賢治の文学作品に使われている単語を解説する辞典。実在する名称のほか、宮沢賢治的表現の単語も詳しく紹介。装丁は間村俊一。増補改訂した二版。
永訣の朝 | 宮沢賢治挽歌画集
宮沢賢治の詩作品「春と修羅」に収録されている「永訣の朝」ほか11篇の挽歌に、画家の遠山繁年が絵を添えた詩画集。石版石によるリソグラフ作品19点を大判カラーで収録。
高松次郎 思考の宇宙 | 府中市美術館 ほか
2004年に府中市美術館、北九州市立美術館で開催された展示のカタログ。現代美術家、高松次郎の1960年から1995年にかけての作品を紹介。水彩、油彩、ドローイング、オブジェ、印刷物など図版、テキストを収録。多彩な芸術性から、理解され難かった高松次郎の思考を紐解く。
パワーズ オブ テン 宇宙・人間・素粒子をめぐる大きさの旅 | チャールズ&レイ・イームズ
Powers of Ten パワーズ オブ テン/極大の宇宙から極小の素粒子へ、10の25乗メートル(約10億光年)から10分の1ずつスケールを変えて自然界を俯瞰し、森羅万象を語る科学絵本。チャールズ&レイ・イームズによる科学映画「POWERS OF TEN」の日本語版書籍。
Nest | 小林史子
国内外で活躍したアーティスト、小林史子の作品集。作品を自ら撮影し収録。インスタレーション、メモ書き、ドローイングなどの作品36点を掲載。図版やアイデアの走り書き、作品について語る言葉から小林史子の創作の世界を知る。 日本語、英語表記。
友達の作り方 | 高橋睦郎
友達の作り方/詩人・高橋睦郎が自身の経験から明かす、交友の記録と実践の指南書。三島由紀夫、高橋悠治、三宅一生、堂本正樹などなど、様々な芸術家・詩人・デザイナー・評論家・画家の幅広く華やかな交友関係を持つ著者による、様々な失敗例から学ぶ「友達の作り方」。挿絵は金子國義によるもの。
本の景色 Bibliotheca | 潮田登久子
東京を拠点に活動する写真家、潮田登久子の作品集。20年以上にわたって撮り続けている、本を被写体としたシリーズをまとめたもの。公立図書館や大学図書館、個人の書斎、出版社の編集室や、師である大辻清司のアトリエなど、様々な場所で撮影した本のある景色をモノクロで収録。
ヴォルフガング・ライプ展 | 東京国立近代美術館
2003年に東京国立近代美術館で開催されたドイツの彫刻家、ヴォルフガング・ライプの展覧会図録。牛乳や花粉、蜜蠟などの自然物を用いて制作された彫刻作品やインスタレーションで知られるライプの代表的な作品群をカラー図版で掲載。
田名網敬一 版画の仕事 1967-1994
川崎市市民ミュージアムで開催された「田名網敬一・版画の仕事1967-1994」展の作品を収録。1967年から1994年にかけて制作された多数の版画作品のほかに、組み上げ絵などの立体作品も掲載。写真は乙咩雅一。
河口龍夫 関係・京都 | 京都市美術館
1999年に京都市美術館で開催された現代美術家、河口龍夫による展覧会の図録。様々な素材を用いながら、物質と物質、物質と人間との見えない関係を可視化させる作品を制作してきた河口龍夫。本書では国際的にも注目され、活躍を続ける氏による代表作やこれまでの足跡をモノクロ図版、論考のテキストとともに辿る一冊。
アンドリュー・ワイエス 創造への道程 | 愛知美術館
2008年に愛知県美術館で開催された同名展示の図録。アメリカのリアリズム絵画の伝統を現代に受け継ぐ画家、アンドリュー・ワイエスの作品を紹介。素描や水彩などの習作から、完成作までの作品を、カラーで150点掲載。
Tony Smith: Architect, Painter, Sculptor | トニー・スミス
アメリカの美術家で彫刻家、トニー・スミスの作品集。1998年にニューヨーク近代美術館で開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。大型の彫刻作品を数多く手がけたことで知られているスミスの、建築家、画家としての側面にも焦点を当てたもので、ユニークで多彩なキャリアとその生涯における作品群を豊富な資料とともに俯瞰する一冊。 英語表記。
Michael Kenna: A Twenty Year Retrospective | マイケル・ケンナ
世界的な評価を受ける風景写真の第一人者、マイケル・ケンナの写真集。建造物、自然、庭園など、ケンナが撮影してきた代表的なランドスケープ作品をモノクロで多数掲載。
Grain Elevators | Bernd Becher、Hilla Becher ベルント&ヒラ・ベッヒャー 写真集
ドイツのコンセプチュアルアーティストおよび写真家、ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻の作品集。給水塔、溶鉱炉、ガスタンク、冷却塔といった夫妻が長年にわたって記録してきた建築物に加え、アメリカ、ドイツ、ベルギー、フランスで撮影された穀物倉庫を収録。過ぎ去った時代の農業の繁栄と、それに取って代わる今日の空虚さを想起させる。
Sophie Taeuber-Arp: Album | ゾフィー・トイバー=アルプ
スイス人アーティスト、ゾフィー・トイバー=アルプの作品集。「ダダイズム」の中心人物としても活動したアルプの「Ivorypress Archives」シリーズを再販。1916年以降の作品を中心に、家具、インテリア、テキスタイルデザインなどから厳選して収録。布張りの装丁も美しい一冊。
Norman Parkinson: Always in Fashion | ノーマン・パーキンソン 写真集
20世紀を代表する写真家の一人、ノーマン・パーキンソンの作品集。ポートレートやファッション写真家として、各年代のルック(50年代のパリのニュールック、60年代のスウィンギング・ロンドンなど)を決定づけたパーキンソン。60年にわたるキャリアの中から代表的な作品を厳選して収録している。 英語表記。
Brassai/Picasso: Conversations Avec la Lumiere | パブロ・ピカソ、ブラッサイ
2000年にピカソ美術館で開催された展覧会にあわせて刊行された作品集。20世紀を代表する画家、パブロ・ピカソの彫刻作品を夜のパリの写真で知られる写真家、ブラッサイが撮影したコラボレーションであり、写真と彫刻という2つの芸術の表現方法における対話と複雑な相互作用が織りなす写真や版画作品などを多数収録。 フランス語表記。
Brassai: The Eye of Paris | ブラッサイ
1999年にヒューストン美術館で開催された展示の際に刊行された、パリで活躍した写真家ブラッサイの作品集。最高傑作のひとつである夜のパリや踊り子や上流社会、ダリやマティス、ジャコメッティらのポートレート、ピカソの作品などあらゆるモチーフやテーマで撮影された作品が収められている。モノクロによる作品とともに解説を収録。 英語表記。
苔のむすまで | 杉本博司
現代美術作家の杉本博司による初評論集。美術、考古学、建築、文化にまつわる歴史的背景を踏まえた考察を、自身の撮影した写真作品とともに掲載。
Traveling Tree | 茂木綾子
ドイツやスイスでの活動を経て、東京を拠点に活動する写真家、茂木綾子の作品集。1997年から2009年の12年間にわたるヨーロッパでの生活の中で撮影されたもの。新しい家族の誕生、霧に浮かぶ太陽、動物にミルクをあげる子供、サーカスワゴンでの生活など、日常のスナップ写真の中に「抽象的なことが象徴的に現われる瞬間」が写し出されている。 日本語、英語表記。
KAZAN | 細倉真弓
写真家、細倉真弓の作品集。若者たちの姿を捉えたポートレートと淡い自然の景色が交互に写し出され、儚さや脆さの中に一本の強い芯が通っているかのような一冊。装丁は中島英樹。
ODDS & SODS | 市川孝典
アーティスト、市川孝典の作品集。シリーズ作品「Scrape Works (スクレープ・ワークス)」の作品を集めたもので、インクや水彩の層を重ね削る作業を繰り返すことで色と形が表出された、ぼやけた淡い色彩が印象的な作品をカラー図版で多数掲載。デザイナーの宮下貴裕や中島佑介との対談も収録。700部限定刊行。アートディレクションは田中義久によるもの。
Assembly | 横浪修
広告やファッション誌など多岐に渡る分野で活躍する写真家、横浪修の作品集。自然の中で同じ服装を身に包んだ少女たちを写真に収めたポートレートシリーズ「Assembly」のひとつであり、集合体としての美しさと強さを捉えている。
レオナール・フジタ ポーラ美術館コレクションを中心に | 藤田嗣治
2013年にBunkamuraザ・ミュージアムで開催された展示の図録。日本で生まれ、パリで活躍した藤田嗣治による初期の作品から晩年の作品まで3つの章にカテゴライズして紹介。1920年代の代表作「乳白色の肌」、パリの子どもたちをテーマとした作品、油彩画の連作「小さな職人たち」、写真家、土門拳、阿部徹雄らが撮影した制作中のフジタの姿など、豊富な図版、テキストを収録。
ドガ、ダリ、シャガールのバレエ 美術の身体表現 | ポーラ美術館
2006年から2007年にかけてポーラ美術館で開催された展覧会のカタログ。ポーラ美術館が所蔵する絵画、工芸、彫刻などの様々なジャンルの作品の中からバレエなどの舞踏をテーマとした作品を紹介。踊り子たちを描いたエドガー・ドガをはじめ、マリー・ローランサン、マルク・シャガール、アルジー・ルソーらの作品とともに解説を収録。
平成美術 うたかたと瓦礫(デブリ) | 京都市京セラ美術館
2021年に京都市京セラ美術館で開催された展覧会の際に刊行されたもの。平成の日本の現代美術を紹介。同時代の社会で起きた出来事とともにまとめられた平成美術史年表、平成を代表するアーティストたちの作品と解説を収録。
Die Gesamten Plakate 1977-1997 | Martin Kippenberger マーティン・キッペンバーガー
ドイツのアーティスト、マーティン・キッペンバーガーのポスター展開催時に出版されたカタログレゾネ。カラー図版が多数掲載されており、タイポグラフィーの参考書としても成り立つ内容。ドイツ語表記。
アイデア vs ザ・デザイナーズ・リパブリック コンプリート | 誠文堂新光社
数多のフォロワーを生み出し、シーンの最先端にいつつもその存在が「歴史」と化しているデザイン集団、ザ・デザイナーズ・リパブリック。数百点に及ぶ厳選された作品群を圧倒的な品質で完全収録した本書はまさにザ・デザイナーズ・リパブリックファン待望の一冊。限定3000部。
3D-2D The Designers Republic’s Adventures in and out of Architecture with Sadar Vuga Arhitekti and Spela Mlakar | ザ・デザイナーズ・リパブリック
英国のデザイン集団、ザ・デザイナーズ・リパブリックの作品集。建築スタジオSadar+Vugaが設計したスロベニア商工会議所(CCIS Office Building)を題材に、印刷物という形で三次元の建物を再現した実験的な1冊。リング綴じや版型など、こだわりの造本も魅力的。英語表記。
The Vintage Showroom | Douglas Gunn, Roy Luckett
ロンドンのヴィンテージショップ・The Vintage Showroomの創設者、ダグラス・ガンとロイ・ラケットによる、20世紀のメンズウェアの決定版コレクションである。ベアスキンのボンバージャケットや、毛皮の裏地が付いたパンツ、アメリカ海軍のピーコート、イギリスの南極観測隊で着用された防水服まで、デザイナーやスタイリストのためのアイデアの宝庫ともいえる貴重なアイテムが満載。
Gruau: Memorie de la Mode | ルネ・グリュオー
ファッションデザインの最前線に立ち続けたイラストレーター、ファッションデザイナー、ルネ・グリュオーの作品集。L'OFFICIEL、VOGUEのファッション誌などの表紙や広告作品、デッサン、写真を収録。クリスチャン・ディオールやGIVENCHYのドレスを描いた華やかなイラストレーションが収められている。
Type&Typographers | Manfred Klein、Yvonne Schwemer-Scheddin、Erik Spiekermann
タイポグラフィを代表する26の書体についてまとめたもの。デザイナーの伝記、歴史、考案スケッチ、使用例など、図版とともに解説を収録。印刷業界、デザイナー、文字に関わる人々の資料に。英語表記。
粟津潔 造型思考ノート | 粟津潔
グラフィックデザイナー・粟津潔のデザイン解説書。白い紙、指紋、活字、書、亀、阿部定、映像論、分割……これら書物への観相を通して、作品誕生の瞬間を書き綴った造型思考ノート。
A Life in Typography | Jan Tschichold ヤン・チヒョルト
20世紀を代表するタイポグラファー、ヤン・チヒョルトの作品集。ヤン・チヒョルトのバイオグラフィーに、ペンギン・ブックスのために作成されたスタイルガイドなど多数の代表的な作品を収録。英語表記。
DSOS1: The User’s Manual | Designershock
ベルリンを拠点に活動したグラフィックチーム、DesignerShockの作品集。グラフィックデザインが紙上からウェブへと拡張された過程に誕生した近未来的な作品を多数紹介。80種のオリジナルフォント、スクリーンセーバー、壁紙、アイコンなどを収録したCD-ROM付属。 英語表記。
The Cultivated Life Delhomme | Jean-Philippe Delhomme
フランスのイラストレーター、作家のジャン=フィリップ・デロームによる作品集。ダミアン・ハーストのホルマリン漬けを置いたダイニング、ドレスやスーツで絨毯に寝転ぶ紳士淑女、現代アートのような工事現場。アートやデザイン業界、都会に住む人々の様々な「問題」をユーモアでアイロニカルに描く。英語表記。
ルウ・ドーフスマン デザインワーク | ディック・ヘス、マリオン・マラー
米国最大のテレビ・ラジオ放送局CBS社のもとで副社長、そしてクリエイティブディレクターを務めたルウ・ドーフスマン。過去40年間におけるドーフスマンとCBSの番組新聞広告、宣伝ポスター、CM映像、番組セット、グッズなど膨大な作品を日本語の解説と共に収録。
アイデア No.325 花形装飾の博物誌 | 誠文堂新光社
アイデアNo.325、2007年11月号。「花形装飾の博物誌」特集。西洋の活版印刷において使用されてきた伝統的な活字である花形装飾活字の数々を収録し、その美しさと歴史的な意義に焦点を当てる。
Poster Collection 25: Josef Muller-Brockmann | ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン
Lars Muller Publishersが発行するポスターコレクションシリーズの第25巻。スイスのタイポグラファー、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンの1950年代から1970年代にかけての作品を紹介。チューリッヒのコンサートホール・トーンハレのポスター広告をはじめとする様々なポスター作品をカラーによる図版、解説を併せて収録。英語、ドイツ語表記。
ポスターのユートピア ロシア構成主義のグラフィックデザイン
2003年から2004年にかけて開催された「ポスターのユートピア ロシア構成主義のグラフィックデザイン展」の図録。アレクサンドル・ロトチェンコ、バーバラ・ステパーノヴァ、ステンベルク兄弟、エル・リシツキーといった代表的な構成主義者による作品をもとに、革命に直面した芸術家と社会が夢見たユートピアを探る。
TROPICAL MODERN | 永井博
大滝詠一をはじめとする音楽家のレコードやCDジャケット、広告、ポスターなどさまざまなシーンを彩ってきたイラストレーター・永井博の作品集。近年に描かれた作品を中心に建物や風景をモチーフとした作品に焦点を当てる。美しく切り取られた風景が鮮やかな色彩で描かれる。
NITEFLYTE | 永井博
大滝詠一をはじめとする音楽家のレコードやCDジャケット、広告、ポスターなどさまざまなシーンを彩ってきたイラストレーター・永井博の作品集。夜景シリーズをアナログレコード7インチサイズにて収録。夜のビル群、東京タワー、スカイツリー、ヤシの木と海、夜空を飛ぶ飛行機。静かな夜の景色が鮮やかに描かれる。
Jumping Typography 躍る文字・弾む活字 現代における文字世界 | O美術館
1994年に開催された展示の際に刊行されたもの。デジタルタイポグラフィ、木版、墨書など、現代における文字表現に焦点を当てる。浅葉克己、石川九楊、グラハム・ウッド、徐冰、立花ハジメほか作家による作品図版とともに解説を収録。序文は松岡正剛。