シャルジャ、砂漠と海の文明交流 アラビアの歴史遺産と文化
アラブ首長国連邦建国40周年を記念して開催された展示の図録。アラビア半島の歴史を考古学資料を用いて紹介する第一部と、古地図や伝統文化、美術などを紹介する第二部で構成されている。
アイヌの工芸 | 東京国立博物館
1993年に東京国立博物館で開催された展示の図録。海外に所蔵されているアイヌの工芸品をまとめて展示した初の展覧会であり、アイヌの人々の生活や祭祀に密着した工芸品を写真や解説文とともに幅広く紹介している。
ヨーガンレールの夏 | 高木由利子
天然素材の持ち味を活かした衣服をつくるブランド・ヨーガンレールの2003年夏カタログ。撮影は写真家・高木由利子が担当している。
分離派建築会100年 建築は芸術か?
日本で最初の建築運動とされる分離派建築会の活動とその運動を纏めた展示図録。大正時代に東京帝国大学建築科の卒業を控えた学生を中心に結成された分離派建築会が当時の近代建築のあり方を問い直したものは何だったのか?「我々は起つ」で始まる宣言文、実際の建築物や設計図、資料など、図版多数掲載。
NOPI: The Cookbook | Yotam Ottolenghi ほか
ロンドンのソーホーにある地中海・中東・アジア系本格レストラン「NOPI」の料理が収録されたレシピ写真集。ヘッドシェフであるラマエル・スカリーのレシピが家庭でも再現できるようアレンジされている。前菜から、魚、肉、野菜のメイン、調味料など様々な章に分かれ、場面や目的に応じた120以上のメニューが揃っている。英語表記。
なにを作ろうかな&どうやって作るの | ジェイン・ホーンビー
料理研究家、ジェイン・ホーンビーによるレシピブック。朝食のパンケーキからローストチキン、手軽なタイ料理、昔ながらのレモンタルトまで、レシピ100点を掲載。必要な材料や手順も写真を見ればすぐにわかるように紹介した、料理初心者や親子も楽しめる1冊。
村野藤吾の建築 模型が語る豊饒な世界 | 青幻舎
2015年に開催された展示の際に刊行されたもの。日本を代表する建築家、村野藤吾についてまとめた作品資料集。現存する作品をはじめ、改修や失われてしまった名建築を図面から解読し精巧な模型を制作。模型と併せて貴重な資料や解説を収録。
朱塗「根来」中世に咲いた華 | MIHO MUSEUM
2013年にMIHO MUSEUMで開催された展示の図録。約900年以上の歴史を持つ漆器「根来塗」に焦点を当て紹介。中世の時代を中心に400点以上の作品、解説を収録。瓶子、丸盆、湯桶、茶器、琵琶など多数の器種を章に分けて掲載。
The Hand of the Designer | Francesca Serrazanetti ほか
「MOLESKINE(モレスキン)」とFAI(イタリア環境基金)とのコラボによって刊行された、プロダクトデザイナーのアイデアブック。イタリアのデザイン界の巨匠、アレッサンドロ・メンディーニをはじめ、世界各国で活躍する150人のデザイナーによる462点のスケッチやデッサンを収録。各デザイナーたちの創作の過程や頭の中を覗き見ることができる一冊。無地のノートブック(A4、120頁)も付属。 イタリア語、英語表記。
Future Systems | Marcus Field
ヤン・カプリッキー&アマンダ・レヴェット夫妻が運営する英国の建築デザインオフィス、フューチュア・システムズの建築を紹介する1冊。コム・デ・ギャルソンの東京、パリ、ニューヨークの店舗デザインほか、近未来系の建築ドローイングなど多数掲載。英語表記。
生活と芸術 アーツ&クラフツ ウィリアム・モリスから民芸まで | 朝日新聞社、京都国立近代美術館 他
2008年から2009年にかけて開催された展示会「生活と芸術 アーツ&クラフツ ウィリアム・モリスから民芸まで」の図録。ウィリアム・モリスを中心としたデザイナーらが生み出した家具や壁紙、グラフィックデザイン、民芸作品を紹介しながら、今日まで世界中に多大な影響を与えてきたアーツ・アンド・クラフツ運動の足跡を辿る。
New York ニューヨーク | 北島敬三
日本の写真家、北島敬三がニューヨークの光景を記録した写真作品集。80年代初頭、混沌としながらも活気に満ちたニューヨークの生々しい姿を映し出すモノクロ写真集。
Flash Up: Street Photo Random Tokyo 1975-1979 倉田精二写真集
日本の写真家、倉田精二の木村伊兵衛写真賞受賞作品。暴走族の活動風景や、東京の夜の繁華街の華やかな一面と、その裏に隠れる人間模様などを収めたスナップ写真をモノクロで多数掲載。
The Tiffany Archives | Henry Leutwyler ヘンリー・ルートワイラー
ティファニーによる数百点におよぶジュエリー、宝石、オブジェ、そしてエフェメラを、写真家ヘンリー・ルートワイラーが撮影した作品集。アール・デコ様式のダイヤモンド・ブレスレット、自由の女神像の除幕式への招待状、そしてダイヤモンドネックレスにセッティングされた128.54カラットのティファニー・ダイヤモンド…etc。これまで非公開や撮影される機会のなかった秘蔵の品々やティファニーのコレクションの数々を収録した貴重な一冊となっている。英語表記。
Storytelling | Achim Lippoth
ドイツの写真家、アヒム・リポットの作品集。子ども時代の純粋さや感情の機微を捉える作品で知られるリポットの写真は、子どもたちが物語の中心となり、大人たちは脇役の存在として描かれている。本書はそんなリポットのキャリアを包括的に紹介する一冊。ドイツ語、英語表記。
Confabulations | Torbjorn Rodland トールビョルン・ロドランド
ノルウェーの写真家、トールビョルン・ロドランドの作品集。タイトルの「コンファビュレーション(作話)」は、記憶障害の一種であり、意図的に嘘をつくつもりもないのに、自分自身や世界について歪められた記憶を生み出すことを指す。ロドランドは写真を通して、壊れた記憶や子供時代の幻想を少しだけ事実と歪めながら表現している。英語表記。
Ohne die Rose tun Wir's Nicht fur Joseph Beuys | ヨーゼフ・ボイス
ドイツの現代芸術家、ヨーゼフ・ボイスの追悼のために捧げられた作品集。当初ボイスの芸術家の仲間たちが彼の65歳の誕生日に贈るために企画されたものだったが、彼の突然の死によって、このプロジェクトに別の意味を与えることとなった。ボイスの芸術家の仲間や弟子、友人たちによる追悼のテキストや作品が多数収録された本書は、単なる哀悼の書にとどまらない一冊になっている。ドイツ語表記。
Zeitlos Kunst von heute im Hamburger Bahnhof, Berlin
ベルリンのハンブルガー・バーンホフ現代美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。オブジェ、インスタレーション、彫刻、環境芸術など、さまざまな分野で活躍する32人のアーティストの作品を紹介する。ヨーゼフ・ボイス、クリスチャン・ボルタンスキー、サイ・トゥオンブリー、ヴォルフガング・ティルマンスほか、60点以上の図版とともに解説を収録。ドイツ語表記。
Tension | Robin Rhode ロビン・ロード
ベルリンを拠点に活動するアーティスト、ロビン・ロードの作品集。壁や地面、テーブルなどに描いたドローイングにロビン・ロード自身が演者となり、身体を使いパフォーマンスを展開する。その一連の過程をモノクロの写真で収録のほか、インタビューを掲載。英語、イタリア語表記。
ハンス・アルプ展 | 神奈川県立近代美術館、川村美術館 他
2005年に開催された「ハンス・アルプ展」の展示会カタログ。彫刻家、画家そして詩人でもあるドイツの芸術家、ハンス・アルプ。彫刻、油彩、レリーフなど展示された全190作品のうち176点を掲載。巻末に年譜をあわせて収録。
Johanna Diehl: Borgo Romanita Alleanza & Ufficio
ドイツの写真家、Johanna Diehlによる作品集。『Borgo』『Romanità』『Alleanza』3つのシリーズを収録。イタリア各地に無人のまま残る建築群、大理石やフレスコ画、教会など、歴史の記憶と建築との関係性を探る。ドイツ語、英語表記。
Kriegs-Kinder | Frederike Helwig、Anne Waak
ドイツ出身の写真家、アーティストのFrederike Helwigの作品集。1930年代から1940年代の第2次世界大戦下に生まれた『Kriegs-Kinder(戦争の子どもたち)』を撮影する。アナログカメラで撮影されたポートレート45点をを収録。当時を生きた人々の、子ども時代の記憶と記録を収めた1冊。英語表記。
柄澤齊 木口木版画集 | 阿部出版
木口版画家の第一人者である柄澤齊(からさわひとし)の作品集。1971年から1991年にかけて制作された木口木版画作品356点と、1975年から1979年にかけての木口木版画による全コラージュ作品65点を収録。精緻な木口木版画によって表現される柄澤齊の普遍的な世界観を集めた一冊。装丁は中島かほる。日本語、英語表記。
細谷正之版画集 | ささめやゆき
イラストレーター、絵本作家のささめやゆきによる銅版画集。『細谷正之』名義で作品を発表していた時代の銅版画作品を集めたもので、「ひとびと」「サーカス・踊り子たち」の2つの章で構成。1980年代に制作された作品を中心に71点の銅版画を掲載。
Wanderlust | 尾身沙紀
写真家、尾身沙紀の作品集。10年以上にわたりフランクフルト、ニューヨーク、韓国、日本、パリ、シドニーなど世界各国を巡り撮影した写真を収録したもので、見るものを旅に誘ってくれるかのような一冊。英語表記。
Intermission II | Sascha Weidner
ドイツの写真家、Sascha Weidnerが生前に自らが構成し完成させた作品集。日常にある風景を独自の視点で捉え、幻想的な世界へと変容させる。大判のカラー図版約100点を収録。英語表記。
Wolfgang Tillmans | ヴォルフガング・ティルマンス
ドイツ出身の写真家、ヴォルフガング・ティルマンスの作品や活動の広がりなどを紹介した一冊。氏の代表的な作品を掲載するほか、ピーター・ハリーによるインタビューや、評論家の松井みどりによる作品分析など、多彩なコンテンツを収録。英語表記。
Gerhard Ruhm | ゲルハルト・リューム
オーストリアのアーティスト、ゲルハルト・リュームの作品集。オーストリアのKunstforum Wienで開催された展示の際に刊行されたもの。タイポグラフィ、ドローイング、コラージュなど豊富な図版とともにエッセイ、インタビューを収録。視覚、音、言語のジャンルを超える表現世界が広がる。英語、ドイツ語表記。
Luciano Fabro | ルチアーノ・ファブロ
1991年にスイスのルツェルン美術館で開催された展覧会「Luciano Fabro・Die Zeit・Werke 1963-1991」展に際して刊行されたカタログ。イタリアで1960年代後半から70年代初頭にかけて展開された芸術運動「アルテ・ポーヴェラ(貧しい芸術)」の代表的な作家の一人である彫刻家、ルチアーノ・ファブロの作品群をモノクロ図版中心に掲載。ドイツ語表記。
Via del Mare | Jannis Kounellis ヤニス・クネリス
1990年にアムステルダム市立美術館で開催された展覧会展に際して刊行された図録。イタリアで1960年代後半から70年代初頭にかけて展開された芸術運動「アルテ・ポーヴェラ(貧しい芸術)」の代表的な作家の一人であるギリシャ出身の芸術家、ヤニス・クネリスの作品群をモノクロ図版を中心に収録。オランダ語、英語表記。
カムイワッカへ、そして私たちの始まりへ | 長坂有希
2021年に北海道総合博物館で開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。アーティスト、長坂有希が知床半島にあるカムイワッカの滝を訪れた際のリサーチやプロジェクトの記録、テキスト、展覧会風景などを収録した一冊。
Out of Season: Koichi Inakoshi Pictures | 稲越功一
写真家、稲越功一の作品集。インド、モロッコ、東京、ニューヨーク、ハワイ、ベルリンなど、1969年から1992年までの間に世界各地で撮影された写真を集めたもので、淡さと力強さを両方兼ね揃えた独自の審美眼が光る氏による作品群を多数収録。装丁は細谷巌。日本語訳の別冊付属。
ディアギレフのバレエ・リュス展 1909-1929 舞台美術の革命とパリの前衛芸術家たち | セゾン美術館
1998年に開催された「ディアギレフのバレエ・リュス展 1909-1929 舞台美術の革命とパリの前衛芸術家たち」の図録。ロシア出身の芸術プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフが主宰したバレエ団「バレエ・リュス」。モダニズム・ムーヴメントの真っ只中にあったパリで、新鋭の芸術家たちをまきこみながらアヴァンギャルドの巨大な実験場となったバレエ・リュスから生まれたデザインや、衣装、舞台芸術などを、他数の図版と詳細なテキストで紹介。
舟越桂作品集 立ちつくす山 | 求龍堂グラフィックス
彫刻家、舟越桂の作品集。1992年から刊行当時最新作にいたるまで、全作品56点を網羅して掲載。ドローイングやアトリエでの制作風景の様子も併せて収録。作品の撮影には写真家の今井智己や大橋仁らが参加。
Tingaud: Interieurs | ジャン=マルク・タンゴー
フランス人写真家、ジャン=マルク・タンゴーの作品集。1985年から1990年にかけて、マラケシュ、ネパール、パリ、マレなどで撮影されたインテリアを収録。壁にかけられた鳥籠と電話機、飾られた宗教画、家族の写真、動物の骨、どこかノスタルジックな部屋の様子が収められている。英語、フランス語表記。
ベン・シャーン展 | 丸沼芸術の森
2015年に丸沼芸術の森で開催されたベン・シャーン展の図録。水彩画、ドローイング、リトグラフなど、幅広い作品を解説とともに収録。
Mr. Salesman | Diane Keaton ダイアン・キートン
オスカー俳優でもあり、映画監督や脚本など多岐にわたる分野で活躍する、ダイアン・キートンが編集した写真集。アメリカにおける『セールスマン』をテーマにしたユニークな1冊。20世紀中頃のセールスマンの教育や啓発に用いられた産業用フィルムの資料から、『セールスマン』を象徴的に切り取る。英語表記。
Worlds and Windows | Gilbert & George ギルバート&ジョージ
イギリスの現代アートを代表するユニット、ギルバート&ジョージ(Gilbert and George)による作品集。1989年に制作されたグリッド形式のコラージュ作品シリーズを収録。景観や花、男性などの同一の小さな写真を複数組み合わせることで構成される。視覚的、思想的にもインパクトを与える1冊。英語表記。
Ellsworth Kelly | エルズワース・ケリー
アメリカを代表する画家、エルズワース・ケリーのモノグラフ。1940年代から2015年に亡くなるまでの最後のプロジェクトにいたるまで、ケリーの多作で多様な作品の数々を掲載。英語表記。
パリ・左岸 深夜の客 | 初沢克利
写真家、初沢克利の作品集。パリのモンパルナスにある創業1923年のカフェ・セレクト。あのヘミングウェイも常連だったというこの店に集う様々な客たちの姿を1972年から撮りためたもので、65点の厳選された作品をモノクロで収録。
Gerhard Richter: Florence | ゲルハルト・リヒター
ドイツを代表する現代アーティスト、ゲルハルト・リヒターの作品集。1999年から2000年にかけて制作された、フィレンツェの街角で撮影されたスナップショットにパレットナイフで油彩で描く「オーバーペインテッド・フォト」シリーズを収録。力強い色彩とそこに隠れた風景の断片による絵画と写真の狭間を行き来する。
Henri Cartier-Bresson: Landscape アンリ・カルティエ=ブレッソン 二度とない風景
1999年から2000年にかけて日本橋三越や美術館「えき」KYOTOで開催された、フランスを代表する写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソンの展覧会の図録。1930年代に撮影されたものから刊行当時最新の作品、未発表の作品にいたるまで、ブレッソンが自選した「ランドスケープ」をテーマとする作品100点を収録。
アウグスト・ザンダー写真集 肖像の彼方 | ワタリウム美術館
1994年にワタリウム美術館で開催された、ドイツの写真家、アウグスト・ザンダーによる展覧会の図録。「20世紀の人々」シリーズのポートレートから、ライン川の風景、ケルンの街並みを写真に収めた作品群を収録。構成はアウグスト・ザンダーの孫、ゲルト・ザンダーが手がけている。
Sebastiao Salgado: Workers | セバスチャン・サルガド
報道、ドキュメンタリー写真の分野を代表する写真家、セバスチャン・サルガドによる作品集。農夫、漁師、工場、鉱夫など、世界中のあらゆる労働者たちを撮影する。別冊子に解説を収録。 英語表記。