イリヤ・カバコフ 世界図鑑 絵本と原画 | 神奈川県立近代美術館ほか
2007年から2008年に開催された展示会「イリヤ・カバコフ 世界図鑑 絵本と原画」の図録。大規模なインスタレーション作家として知られ、鋭敏な時代感覚と不屈の精神が込められた作品が高く評価されているイリヤ・カバコフ。氏の創作の原点ともいえる 挿絵画家としての絵本仕事を、厳選した原画とともに紹介。
Lost and Found 喪失と発見 | ジェイソン・エヴァンス、仲條正義
イギリスの写真家、ジェイソン・エヴァンスにとグラフィックデザイナー、仲條正義による絵本作品。ジェイソン・エヴァンスが言葉を紡ぎ、仲條正義が鮮やかな彩色で描く。様々な場所で失くしたものを探していく、そこで見つかったものとは。多くの仕事を共にしてきた2人の友情が形となった、どこか不思議な物語。日本語、英語表記。
向秀男のアートディレクション | 誠文堂新光社
アートディレクター・向秀男が、自身の手掛けた広告デザインを編纂。豊富な作品図録とともに、著者が広告をどのように考え、どのようにビジュアルとして定着させてきたかという方法論が様々なトピックのもとで解説されている。
歴史の文字 記載・活字・活版 | 西野嘉章
活字や活版、そしてデジタルなどあらゆる文字についての歴史について、日本の美術史学者である西野嘉章が編集。「第1部:記載の世界」「第2部:活字の世界」「第3部:活版の世界」「第4部:デジタルの世界」とし、これまで文字という存在が刻んできた歴史と発展について考察する。
チェコ・アヴァンギャルド ブックデザインにみる文芸運動小史 | 西野嘉章
20世紀初頭、前衛芸術の本流となり要となったチェコ共和国の首都プラハ。チェコのアヴァンギャルド運動をブックデザインの視点から編纂。200点に及ぶカラー図版を収録し、その源流と展開を探った評論集。
ブックデザインの源流を探して チェコにみる装丁デザイン | トッパンアイデアセンター、印刷博物館
2003年に開催された「ブックデザインの源流を探して チェコにみる装丁デザイン」展の図録。チェコの画家で、装丁デザインの立役者でもあるヨゼフ・チャペックの作品を収録するほか、ヨゼフの影響を受けながら自らの表現を開拓したチェコ・アヴァンギャルドの芸術家らの作品を多数収録。
早川良雄 ’’顔’’と’’形状’’ | 東京国立近代美術館
2010年に東京国立近代美術館で開催された、グラフィックデザイナー・早川良雄の展示図録。「顔」に焦点を当てた作品と、対比して「形状」のシリーズを紹介。ポスターや原画、ドローイング作品をカラーの図版、テキストにて収録。
パサージュ | 矢萩喜従郎 作品集
デザインからアート、建築と様々な分野で活躍するデザイナー、矢萩喜従郎の作品集。グラフィックデザイン、エディトリアルデザイン、写真、サインシステムや展示場のディレクションなど、幅広い活躍を豊富な図版資料で紹介。伊藤俊治、吉田直哉による寄稿も併せて収録。
背文字が呼んでいる 編集装丁家田村義也の仕事 | 武蔵野美術大学美術資料図書館
編集者、装幀家として多数の仕事をてがけた田村義也の展示図録。2008年に武蔵野美術大学美術資料図書館で開催された展示に際して出版されたもの。半世紀におよぶ装丁仕事の全貌を一挙に紹介。
のの字ものがたり | 田村義也
熟達の編集者にして、現代屈指の装丁家でもある田村義也が語る、装丁にまつわるエピソード。著者がかかわった装丁の思い出を、実際の装丁も多数紹介しながら綴る。
松永真デザインの世界 グラフィック・コスモス
日本を代表するグラフィックデザイナーの一人、松永真の同名展示図録。正攻法でありながら、シンプルで鋭い衝撃力を持つ造形、持論の“半径3メートル”の身辺から掬いあげた明快・単純・多彩のデザインの全貌を集大成した一冊。
レタリングデザイン | 桑山弥三郎
書体デザイナー、桑山弥三郎によるレタリング入門書。基礎的な知識からひらがな、漢字、英語のタイプフェイス、レタリングの使用例など、レタリングデザインについて幅広く網羅した一冊。序文は原弘によるもの。
文字の母たち Le Voyage Typographique | 港千尋
世界で最も古い印刷所のひとつ、パリ・フランス国立印刷所、秀英体活字を伝える大日本印刷。いまや絶えようとしている活版金属活字の最後の姿をとらえ、文字の伝播の歴史を紐解く写真集。
Inui Architects 乾久美子建築設計事務所の仕事 | LIXIL出版
建築家・乾久美子の作品集。東日本大震災で被災した岩手県・唐丹の小中学校と児童館の再建、みずのき美術館、個人の邸宅など場所も役割も異なる多種多様な設計を紹介。写真や模型、設計図、スケッチなど図版も豊富に掲載。装丁は菊地敦己。日本語、英語表記。
The Touch: Spaces Designed for the Senses | Kinfolk & Norm Architects
Kinfolkのネイサン・ウィリアムスとNorm Architectsのジョナス・ビャーレ=プールセンによるコラボレーションブック。イルゼ・クロフォードやビジョイ・ジャインから、アルネ・ヤコブセンのデザインまで、美しい住宅、ホテル、美術館、店舗などを美しい写真で紹介。英語表記。
Albert Frey and Lina Bo Bardi: A Search for Living Architecture | アルバート・フレイ、リナ・ボ・バルディ
20世紀を代表する2人の建築家、リナ・ボ・バルディとアルバート・フレイの仕事と人生を記録した作品資料集。直接出会うことはなかった2人には思想や実践において多くの共通点が存在する。本書はそんな2人の作品群をともに紹介することで、異なる大陸、文化背景を持ちながらもどこか響き合う両者の建築的な対話を描き出している。英語表記。
寿々 Jou Jou | 山内神斧
大正期の画家、山内神斧(やまうち しんぷ)の玩具絵集。大正7年に出版されたものの復刻版。インド、ロシア、ベルギー、中国など、20ヶ国の100余点の玩具を描いた多色木版画を収録。画集2冊と解説冊子のセット。冊子には山内神斧の紹介と各玩具の解説を収録している。
IITTALA | イッタラ
フィンランドの伝説的なプロダクトデザインブランド、イッタラのおよそ140年にわたる歴史と記録をまとめた写真資料集。北欧の美学やフィンランドの文化、政治、歴史と深く結びつくイッタラ初のモノグラフで、様々なプロダクトを種類ごとに紹介。アイノとアルヴァ・アアルト、カイ・フランク、ジャスパー・モリソン、三宅一生スタジオなど著名デザイナーの作品にも焦点を当てている。英語表記。
Kenneth Grange: Making Britain Modern | ケネス・グランジ
イギリスのモダンデザインを代表するデザイナー、ケネス・グランジの作品集。グランジのクライアントにはブリティッシュ・レールやウィルキンソン・ソード、マンガニーズ・ブロンズといった大手企業が名を連ね、彼が手がけた製品は私たちの日常生活に深く根ざしてる。本書は未公開のインタビューやグランジによるこれまでの作品群に加え、評論家たちによるエッセイも収録した充実の一冊。英語表記。
歩 芹沢銈介の創作と蒐集 | 乾由明
型絵染作家、芹沢銈介の作品集。前半には掛軸、屏風、着物、ペインティング作品などを収録。後半では氏が世界各国から収集した民芸品のコレクションを紹介。
堀部安嗣作品集Ⅱ 2012-2019 全建築と設計図集 | 平凡社
建築家、堀部安嗣の作品集。2015年刊行の『堀部安嗣作品集 1994-2014 全建築と設計図集』に続く第2弾となる本書は、2010年代に氏が手がけた作品群を写真やドローイング、平面図などの豊富な図版資料とともに4章にわたって掲載。
Hitoshi Abe | 阿部仁史
建築家、阿部仁史の作品集。宮城スタジアム、 I‑House、菅野美術館、しらさぎ橋ほか、26のプロジェクトを紹介する。写真、構想図などカラーによる豊富な図版とともに解説を収録。英語表記。
漆絵盆 | 河原正彦、吉村元雄
繊細な細工が施された装飾工芸のひとつ、漆絵の盆を集めた写真資料集。梅や牡丹、孔雀、中秋の名月や水辺農家の情景など、風情豊かな漆絵盆を紹介する。カラー・モノクロの図版99点と併せて解説を収録。
Less Is More(Difficult): 20 Years of Design at Blu Dot | ブルードット
アメリカの家具ブランド、ブルードットの設立20周年を記念して出版された写真資料集。初期の作業用ベンチのデザインから、ユビキタスで象徴的なベリーグッドチェアまで、20年分のアイデア、インスピレーション、デザイン、製品を収録し、現代アメリカ家具を代表するブランドの進化を記録している。英語表記。
日本の民具 第2巻 農村 | 薗部澄、遠藤武ほか
日本の生活道具を集成した『日本の民具』シリーズ第2巻、『農村』篇。農具や、各地の気候に適応した生活用品などをモノクロ図版で紹介。写真は薗部澄、解説は遠藤武、宮本常一、磯貝勇、桜田勝徳。装丁は多川精一。民俗学者で、大蔵大臣なども務めた渋沢敬三の追悼記念として出版されたもの。
日本の民具 第3巻 山・漁村 | 薗部澄、遠藤武ほか
日本の生活道具を集成した『日本の民具』シリーズ第3巻、『山・漁村』篇。山仕事、漁、そして信仰にまつわる民具をモノクロ図版で紹介。写真は薗部澄、解説は遠藤武、宮本常一、磯貝勇、桜田勝徳。装丁は多川精一。民俗学者で、大蔵大臣なども務めた渋沢敬三の追悼記念として出版されたもの。
万祝 黒潮が育てた漁民芸術の華 | 仁科又亮
房総を中心とする漁民の晴着、万祝(まいわい)の写真を多数収めた資料集。藍色の地に鮮やかな図柄を染め上げた万祝の優れたデザイン、風俗、歴史を網羅し、日本の誇るべき漁業芸術に光を当てる。限定1480部発行。
Shaker: Life, Work, and Art ペーパーバック版 | June Sprigg、David Larkin
19世紀から20世紀の米国で自給自足の共同体を運営していたシェーカー教徒の暮らしとものづくりを集めた写真集。建築や家具、道具など、シンプルでありながら実用的なくらしを230点以上のカラー写真で紹介。シェーカー・デザインのシンメトリー、シンプルさ、エレガンスは100年前と同様に今も実用的で美しく、現代においても多くのスタイルのインスピレーションの源となっている。英語表記。
宋磁の美 The Beauty of Song Ceramics | 大阪市立東洋陶磁美術館
2016年に大阪市立東洋陶磁美術館で開催された展示の図録。中国の陶磁器の歴史の中で黄金時代でもある北宋から、南宋・金時代の陶磁器を紹介する。青磁、白磁を中心に、黒釉、緑釉ほか、さまざまな陶磁器作品をカラーによる図版とともに解説を収録。
Concrete in Contemporary Art | Marcel Joray
コンクリート建築と美術の関係を紐解く研究所。主に彫刻や、建築に組み込まれたレリーフ作品をはじめ、計画的にデザインされた広場や公共空間に造形的な美しさをもたらしている環境芸術までを幅広く紹介している。
マールテン・ヴァン・セーヴェレン
インテリアデザイナー、マールテン・ヴァン・セーヴェレンの作品集。豊富な作品図版や図面のほか、ヴァン・セーヴェレンに関する解説・評論エッセイ等も併せて収録。
Architektur 1988–1991 von Gerkan Marg und Partner
ドイツの建築設計スタジオ、ゲルカン・マルク・アンド・パートナーのモノグラフ。1988年から1991年に手がけた代表的な仕事を、写真・図面・解説とともに収録。
京の坪庭 | 藤本四八、中村昌生
京都の伝統のひとつともいえる「坪庭」を紹介する写真集。旅館や茶室の前、町家の一隅…京都の町中の至る所に存在し、様々な創意工夫が施された坪庭をカラー、モノクロ図版で多数掲載。
Elif Uras | エリフ・ウラス
絵画、陶芸、インスタレーションと幅広く活動するアーティスト、エリフ・ウラスの作品集。伝統を覆す複雑な幾何学的で自然主義的なパターンや官能的な形を生み出すウラスの作品は、東西紛争パラダイムの文脈における女性の地位や、グローバル化された新自由主義世界におけるジェンダーと階級構造の変化などのアイデアを探求している。
竹の造形 ロイド・コッツェン・コレクション展 | 日本経済新聞社
2003年から2004年にかけて全国を巡回した「竹の造形 ロイド・コッツェン・コレクション展」の図録。竹工芸の魅力に惹かれ、40年以上にわたり竹籠を収集してきたロイド・コッツェンの所蔵品を紹介。江戸後期の無銘の作品から現代の作家まで、日本の竹工芸の変遷を一望できる1冊。
現代の建築家 白井晟一 | SD編集部
建築家、白井晟一の作品集。雑誌『SD』7601号の白井晟一・特集部分を上製、保存本として再発行したもの。懐霄館、ノアビル、聖キアラ館、昨雪軒、尻別山寮、虚白庵など白井による代表的な建築の数々をカラー、モノクロ図版で掲載。 磯崎新や針生一郎らによるテキストも収録。
The Architecture of Philip Johnson | フィリップ・ジョンソン
アメリカのモダニズムを代表する建築家、フィリップ・ジョンソンの建築に関する写真資料集。ニューヨーク近代美術館(MoMA)の彫刻庭園、グラスハウスほか、1942年から2001年にかけて現存するすべての建築作品を紹介。カラー・モノクロ含む約400点の図版、フィリップ・ジョンソン自身による序文や解説を収録。英語表記。
ライト自伝 ある芸術の展開 | フランク・ロイド・ライト
近代建築の三大巨匠の一人として知られているフランク・ロイド・ライトによる自伝。ライト自らが自身の半生を綴っており、建築と創造の人生における原点が垣間見える一冊。本書は前編「ある芸術の形成」の後編にあたる。
Frank Lloyd Wright: Drawings 1887-1959 | フランク・ロイド・ライト
近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトのドローイング集。1887年から1959年までに描かれたスケッチや図面の数々を232点収録。フランス語表記。
Bauhaus | Magdalena Droste
芸術と技術、そして芸術と産業を統一するという野心のもと、世界中に影響を与え、モダン・デザインの規範となったバウハウスについてまとめたもの。絵画、彫刻、デザイン、建築、映画、写真、陶芸など、あらゆる分野で最先端のアイデアと表現、機能的でかつ美しい作品を生み出した、その革新の軌跡を辿る。英語表記。
カッパドキヤ トルコの洞窟修道院 | 柳宗玄
美術史家、柳宗玄によるトルコのカッパドキアの遺跡を調査した作品資料集。聖堂の壁画や天井など、遺跡の数々をカラー、モノクロ図版で多数収録。
Mobeldesign: des 20. Jahrhunderts
19世紀から20世紀の家具デザインを集めた写真資料集。ヨーゼフ・ホフマン、アルヴァ・アールト、ル・コルビュジエ、チャールズ・イームズら、デザイナーや建築家の作品写真、図版、テキストによる解説を収録。ドレッサーや椅子、建築 […]
アルケオメトリア 考古遺物と美術工芸品を科学の眼で透かし見る | 東京大学総合研究博物館
2012年に東京大学総合研究博物館で開催された同名展示の図録。考古遺物や美術工芸品を、放射性炭素年代測定法、X線CTなどの科学分析法を用いて調査することにより、何を読み取ることができるのか。飛躍的な進歩を遂げる各解析手法の解説、マンモスなどの化石・縄文土器・漆工芸等の調査例を紹介。
知られざる西アフリカの美術 | 京都国立近代美術館 ほか
2002年から2003年にかけて京都国立近代美術館ほか全国各地で開催された展覧会の図録。美術史的に最も多彩である西アフリカという地域に焦点をあて、古代から近代にいたるまで約2000年に渡る歴史の中で生み出された装身具や錘、仮面や人物像の木彫りなどの美術品216点を収録。