Kan Yasuda: Percorso della Scultura 1991 安田侃 彫刻の道展
イタリアを拠点に活動する彫刻家、安田侃の作品集。伝統的な大理石の町であり、創作の場でもあるイタリアの都市、ピエトラサンタで開催された展覧会に際して刊行されたもので、町中に溶け込む氏の作品の数々をモノクロ図版で収録。詩人で評論家の大岡信によるテキストも収録。イタリア語表記、日本語訳の別紙付属。
Breathing the Same Air | Nelli Palomaki
フィンランドの写真家、ネッリ・パロマーキの作品集。2013年にデンマークとヘルシンキで開催された展覧会に際して刊行されたもの。若者や子どもたちを捉えたモノクロのポートレートは、時代を超えた風格を漂わせており、生と死、成長や記憶の儚さを写し出している。英語表記。
アレクサンダー・カルダー展 Alexander Calder: Motion and Color
カラフルなモビール作品で知られる現代美術家、アレクサンダー・カルダーの展示図録。ドローイングやペインティング、金属を用いた立体造形などの作品をカラーで多数収録。アートディレクションは中島英樹。
Taiyo Onorato, Nico Krebs: Light of Other Days | タイヨ・オノラト、ニコ・クレブス
スイス人のアーティストデュオ、タイヨ・オノラトとニコ・クレブスによる作品集。作家自身が制作した作品や拾い物など、様々なオブジェを被写体にダイレクト・ポジティブ・ペーパーという特殊な印画紙を使用して撮影されたモノクロームの作品群を掲載。英語表記。
ジャム・セッション 鴻池朋子 ちゅうがえり | アーティゾン美術館
2020年にアーティゾン美術館で開催された展示のカタログ。「創造の体感」をコンセプトとする「ジャム・セッション展」のシリーズ第1回目は現代アーティスト、鴻池朋子による作品を紹介。影の仕組みを利用した「影絵灯籠」、襖絵「隠れマウンテン」ほか、絵画、彫刻、インスタレーションなどカラー図版と併せて解説を収録。日本語、英語表記。
California | Ansel Adams アンセル・アダムス
米国屈指の風景写真家、アンセル・アダムスの作品集。サンフランシスコ、ゴールデンゲート、ポイントレイズ、レッドウッドの森、ラッセン山、サリナス・バレーのレタス畑、ゴールドラッシュ時代の地域など、カリフォルニアを象徴する風景を鮮やかにとらえた写真の数々を収録。また、それぞれの写真にはロバート・ルイス・スティーヴンソン、ジョン・スタインベック、ジョン・マクフィーといった著名な作家たちによるカリフォルニアにまつわる詩や随筆、文章の数々が添えられている。英語表記。
アセント 全3巻揃 | フィオナ・タン
2016年にIZU PHOTO MUSEUMで開催された展示の際に刊行されたもの。インドネシア出身の映像作家、フィオナ・タンによる『富士山』を主題とした作品〈アセント〉を収録。様々な時代、あらゆる場所から撮影された富士山、富士登山の風景、人々と富士山との関係など、映像・写真・インスタレーション作品が掲載された冊子、日本語、英語解説冊子の全3巻揃。日本語、英語表記。
猪熊弦一郎の仕事展 時代を生かし彩ったもう一つの世界 | 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
2001年に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の開館10周年記念展の図録。画家・猪熊弦一郎による絵画にとどまらない多彩な活動に焦点を当てるもので、緞帳や壁画、包装紙、テキスタイルのデザインのほか、挿絵、本の装丁画など、これまで知られる機会の少なかった作品群を多数収録。
NAOSHIMA STANDARD 2 | 直島福武美術館財団
2006年から2007年にかけて香川県の直島および直島諸島を舞台に開催された展覧会のカタログ。草間彌生、大竹伸朗、宮本隆司、杉本博司、妹島和世+西沢立衛/SANAAなど、名だたる現代アーティストたちによる作品や展示風景などを収録。日本語、英語表記。
然 CRUDE | 工藤規雄
アートディレクター、工藤規雄の写真集。本書は海外へ訪れた際に35mmのリバーサルフィルムを使用して撮影したスナップ写真を集めたもので、デジタル処理をしていない自然のままの色味が、アルバムのような懐かしさを帯びた一冊になっている。
パウル・クレー 創造の物語 | 川村記念美術館 ほか
2006年に川村記念美術館、北海道立近代美術館、宮城県美術館を巡回した「パウル・クレー 創造の物語」展の図録。画家であり、バウハウスでも教鞭をとった美術評論家、パウル・クレーのペインティング作品を、豊富な解説とともに収録。氏の感性が育まれた背景や、絵画との向き合い方を探る。
イサム・ノグチと長谷川三郎 変わるものと変わらざるもの 横浜美術館出品目録 | 横浜美術館 ほか
2019年に横浜美術館、ノグチ美術館などを巡回した日米巡回展「イサム・ノグチと長谷川三郎-変わるものと変わらざるもの」の別冊の展覧会図録。本書は横浜美術館のみに出品された作品33点を掲載するもので、彫刻家のイサム・ノグチと、親交があった画家、長谷川三郎による作品群と年譜、出品リストを収録。
ミロ展 1918-1945 | 世田谷美術館 ほか
2002年に開催された「ミロ展 1918-1945」の図録。版画や彫刻、陶芸、舞台芸術など、幅広い分野で活躍したミロの絵画活動に焦点を当て、バルセロナで最初の個展を開いた1918年から、氏の絵画世界がひとつの頂点に達した1940年までの作品を辿る。
エドワード・ホッパー作品集 | 江崎聡子
20世紀アメリカを代表する画家、エドワード・ホッパーの作品集。ホッパーによるおよそ100点もの作品を収録するとともに、近代/現代アメリカの視覚文化を研究する著者、江崎聡子による解説を通して、ホッパーの芸術の新たな視点への導きとなる一冊。
シュテファン・バルケンホール 木の彫刻とレリーフ | 東京オペラシティアートギャラリー ほか
彫刻家、シュテファン・バルケンホールの展示図録。2005年に国立国際美術館や東京オペラシティアートギャラリーを巡回した同名展の作品をカラーで多数掲載。おもに人物や動物をモチーフにした立体作品を収録。
Kozo Miyoshi | 三好耕三
大判カメラで撮影されたモノクロ写真で知られている日本の写真家、三好耕三の作品集。1972年から1983年にかけてアメリカで撮影したシリーズ「See Saw」「Conservatory 温室」から現在に至る写真まで、写真家の上田義彦が選びぬいた写真を集めた一冊。装丁は中島英樹。
高松次郎 1970年代の立体を中心に | 千葉市美術館
2000年に千葉市美術館で開催された展示の図録。戦後を代表する前衛美術家、高松次郎の1970年代の立体作品「複合体」シリーズを中心に紹介。「複合体」「柱と空間」の立体作品、ドローイング、高松次郎演習ゼミの再録文献ほか、図版とともに解説を収録。
不在 ソフィ・カル | 三菱一号館美術館
2024年から2025年にかけて三菱一号館美術館で開催された展覧会の図録。フランスの現代芸術家、ソフィ・カルによる『グラン・ブーケ』ほか、テキストと写真の作品群『なぜなら』『あなたには何が見えますか』『監禁されたピカソ』など、ソフィ・カルの名作、代表的な作品群を多数収録。
菅木志雄 有でもなく無でもなく | スパイラルガーデン ほか
2022年に小山登美夫ギャラリー六本木とスパイラルガーデンで同時開催された展覧会の図録。1960年代後半から1970年代にかけて起きた美術運動「もの派」の代表的な作家として知られている菅木志雄。本書は毎年小山登美夫ギャラリーで個展を開催している菅氏による2021年から2022年の間に制作された最新のインスタレーションや立体作品を収録。
Charlotte Perriand: Livre de Bord, 1928-1933 | シャルロット・ペリアン
フランスの建築家 シャルロット・ペリアンのスケッチやメモなどをまとめた資料集。写真が貼付けされたノートや、色付けされた椅子のデッサン、流れるようなメモ書きなど、氏の思考を垣間見ることができる一冊。
Stig Lindberg: Swedish Artist and Designer | スティグ・リンドベリ
スウェーデンの陶芸家・デザイナー、スティグ・リンドベリのビジュアルブック。作品や制作風景、工房の様子など、貴重な写真の数々をカラー、モノクロ図版で収録。英語表記。
Jose Zanine Caldas | ジョゼ・ザニーネ・カルダス
ブラジルデザイン界の巨匠、ジョゼ・ザニーネ・カルダスの作品集。生誕100年を記念し、作品を紹介するとともにデザインの合理性や世界観に主眼を置いてカルダスのの軌跡を辿る。建築、インテリア、家具、彫刻などをカラー図版とともに掲載。英語表記。
日本の庭 An Approach to Nature | 伊藤ていじ、岩宮武二、亀倉雄策
京都を中心とした日本庭園の写真資料集。名著『桂・日本建築における伝統と創造』『伊勢・日本建築の原型』につづき、日本人の自然へのアプローチの仕方を、庭園および庭園史を通じて考察している。テキストは伊藤ていじ、写真は岩宮武二、装丁は亀倉雄策によるもの。
埃及コプト染織図録 | 明石染人
エジプトの古代染織「コプト織」をまとめた資料集。上・中・下巻の3分冊。収録された図版は1000点に及ぶ世界的なコプトコレクションから選出している。カラー・モノクロ含む大判の図版で収録。別冊で図録解説を付属。
デンマークの椅子 | 織田憲嗣
ハンス・J・ウェグナー、フィン・ユール、アルネ・ヤコブセンなどデンマークの代表的な椅子デザイナー64名170作品をカラー写真で紹介。主要作品には面図、デザイナーの紹介、作品解説付。
Francois Halard: A Visual Diary | フランソワ・アラール
インテリア写真や建築写真で知られるフランスの写真家、フランソワ・アラールの作品集。ドリス・ヴァン・ノッテン、マノロ・ブラニク、ジョルジョ・モランディ、ミケル・バルセロ、ソール・ライター、ドナルド・ジャッドら、デザイナーや芸術家の邸宅を撮影した作品を多数収録。英語表記。
染の型紙 | 京都国立博物館
京都国立博物館が所蔵する染色型紙から、459図を選び収録した図案集。「正本」「小紋・風通」「縞」「中形」に分類し、図版と解説を掲載。日本の多彩な染色技法のなかでももっとも古い歴史をもつ型染の貴重な資料といえる。
アイヌ文様の美 線のいのち、息づくかたち | 北海道立近代美術館
2006年に北海道立近代美術館と北九州市立いのちのたび博物館共催で開催された展示の図録。遺跡の出土品をはじめ、戦前期までに制作あるいは使用されていた工芸品等にほどこされた文様に焦点を当て、アイヌ文化を紹介する。
Carlo Scarpa: Museo di Castelvecchio Verona | カルロ・スカルパ
イタリアの建築家、カルロ・スカルパにより設計された「カステルヴェッキオ美術館」の写真資料集。スケッチや設計図、美術館の外観やカングランデ騎馬像ほか、図版とともに解説を収録。中世の城、古代美術、現代美術が融合された建築美の姿が収められている。イタリア語、英語表記。
日本の玩具 | 堀内令鶴
親しみやすいイラストで描かれた日本全国の郷土玩具の図版50枚を収録した資料集。単純化された形の面白さ、ユーモラスな表情、鮮やかな色彩…地域の風土環境とかかわり合い、個性的な手作りの味を持つ郷土玩具の図版50枚をそれぞれシートに貼り込んでいる。限定500部刊行。
おもちゃ画譜 | 川崎巨泉
郷土玩具画家、川崎巨泉の作品集。「おもちゃ画譜」と題して刊行した版画作品集10巻分を編纂したもの。600種に及ぶ精刻な版画や玩具に関するエッセイを収録。
Caliphs and Kings: The Art of Islamic Spain | Heather Ecker
7世紀から15世紀にかけてのムスリム統治時代のスペイン〈アル=アンダルス〉芸術と、その後のキリスト教世界やユダヤ文化への影響を探る作品集。イスラム美術コレクションを中心に陶器やテキスタイルなどを紹介する。カラー・モノクロ含む図版とともに解説を収録。英語表記。
GABBEH 草木染め手織り絨毯・ギャッベ 遊牧民からの贈り物 | 大熊直子
イランの遊牧民「カシュガイ族」による草木染め手織り絨毯・ギャッベについてまとめられた1冊。遊牧という生活形態をはじめ、食事、羊の世話などの日々の暮らし、ギャッベの文様に込められた意味や手仕事による制作過程を、豊富な図版とともに解説を収録。世界中で多くの人に愛されるギャッベの魅力と背景を紐解く。
Twentieth-Century Pattern Design | Lesley Jackson
20世紀に世界中で展開されたパターン・デザインの変遷をまとめたデザイン資料集。アーツ・アンド・クラフツ、アール・ヌーヴォー、モダニズム、コンテンポラリー、ポスト・モダンなど、テキスタイルがどのように発展してきたか、その技術革新による変化を10年ごとにカテゴライズして紹介。カラーの豊富な図版と解説を収録。英語表記。
Bathrooms from Inspiration to Lifestyle | Ludovica、Roberto Palomba
夫婦で活動するイタリアのデザインユニット、ルドヴィカ+ロベルト・パロンバのモノグラフ。数々の国際的な賞を受賞しているバスルームデザインを中心に、彼らのライフスタイルや企業との関わり、そしてプロジェクトが生まれるプロセスを紹介する。カラー・モノクロ含む豊富な図版とともに解説を収録。ドイツ語、英語表記。
この器 この菓子 | 鶴屋八幡
柳宗理・亀倉雄策・白洲正子など、錚々たる各界の著名人が創業150年の老舗和菓子屋・鶴屋八幡の菓子とともに、盛る器を紹介した一冊。
Finns at Venini | The Finnish Glass Museum
イタリアのヴェネチアングラスブランド「Venini(ヴェニーニ)」と深い関わりを持つフィンランドの作家を紹介。2007年にフィンランド国立ガラス美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。タピオ・ヴィルカラ、ティモ・サルパネヴァらによる作品とともに解説を収録。英語、フィンランド語表記。
Timo Sarpaneva Collection | ティモ・サルパネヴァ
フィンランドを代表するデザイナーの一人、ティモ・サルパネヴァの作品集。ヘルシンキのデザインミュージアムが所蔵するコレクションを紹介。代表作であるガラス製品をはじめ、鋳鉄製鍋〈キャセロール〉、テキスタイルデザインなどカラーの図版とともに解説を収録。英語、スペイン語表記。
Orrefors 1961 | Lunds Konsthall
スウェーデン王室御用達のクリスタルブランド「オレフォス」の作品集。1961年にLunds Konsthallで開催された展示のカタログ。グラスや照明、オブジェなど6名のガラス作家の作品を紹介する。モノクロの図版と解説を収録。スウェーデン語表記。
Gustavsberg 150 ar | National Museum
スウェーデンを代表する陶磁器ブランド「グスタフスベリ」の創立150周年を記念して、その歴史とともにデザインの変遷を辿る。スウェーデン国立美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。食器や壺、彫刻ほか、スティグ・リンドベリやリサ・ラーソンらデザイナーによる作品をモノクロ、一部カラーによる豊富な図版とともに解説を収録。
マルセル・ブロイヤーの家具 Improvement for Good | 東京国立近代美術館
2017年に開催された展示「マルセル・ブロイヤーの家具:Improvement for Good」の図録。バウハウスで学び、パリのユネスコ本部やニューヨークの旧ホイットニー美術館を手がけた建築家、マルセル・ブロイヤー。氏の家具デザインを多数収録し、家具を起点として建築へと創造の幅を広げたその歩みを辿る。
デジタル・ドリーム ソニーデザインセンターのすべて | ポール・クンケル
ソニーのインダストリアルデザインをまとめた資料集。大衆文化に多大な影響を与えたソニー製品の特徴、変遷、哲学などを紹介しながら、今後の当企業における技術的・美的ビジョンを考察する。
信州の民俗コレクション | 信濃毎日新聞社
信州(長野県)の民具・工芸品を集めた資料集。地域に伝わる七夕人形や農耕用具、神具、うつわ、機織り機などをカラーで収録。
江戸物売図聚 | 三谷一馬
日本画家、江戸風俗研究家の三谷一馬による江戸の風俗画集。米屋、石屋、筆屋、女歌舞伎楽屋など、江戸の商売の姿が衣食住をはじめとする様々なカテゴリー毎に描かれている。別冊解説付。