ランプ | 榎恵
近代日本における照明・ランプのプロダクトデザイン集。「無尽灯」「明治の石油ランプ」「ランプ時計と時計ランプ」などを収録し、時代ごとのランプの種類・構造や用法詳細に解説。灯明皿から石油ランプまで、技術と風俗にみる東西のともしびの移りかわり(函より)。
ルーシー・リーの陶磁器たち
ウィーン出身の陶芸家、ルーシー・リーの作品集。作品とともに自筆のレシピを掲載。釉薬の原材料の比率なども詳しく解説されている。
あるカタチの内側にある、もうひとつのカタチ 柴田文江のプロダクトデザイン | ADP
プロダクトデザイナー・柴田文江の作品集。子供用携帯電話、体にフィットするソファ、カプセルホテル、マルチペンなど、これまでの作品とテキストを収録。あらゆる「カタチ」を作り続けてきた柴田文江のデザインやモノ、カタチに込める思いを綴った一冊。
日本人の原像 | 土門拳
旧石器時代から縄文時代、弥生時代、古墳時代まで、古代の日本人の歩みを追った資料集。石器や土偶、青銅器、埴輪などの図版を多く用いながら、社会や人々の暮らしが時代ごとにどのように変化したのかを丁寧に解説。写真は土門拳、挿画は福沢一郎、解説は芹沢長介、坪井清足、題字は勅使河原蒼風、装丁は多川精一によるもの。
Young Brides, Old Treasures: Macedonian Embroidered Dress
東ヨーロッパのバルカン半島中央部に位置するマケドニアの民族衣装の資料集。1880年から1950年までに収集された、美しい刺繍の施された衣裳を多数紹介。また服の素材、生産技術などにまつわるエッセイも収録し、歴史的・地理的に文明の交差点にあたるマケドニアの複雑な状況を照らし出している。 英語表記。
三代道入・ノンコウ | 樂美術館
桃山時代より樂焼の茶碗づくりを継承してきた樂家・三代道入生誕400年とともに樂美術館開館20周年を記念して開催された展示の図録。「樂の名手」と称えられ歴代随一の名工とされた道入(別名ノンコウ)の名品・ノンコウ七種茶碗ほか、図版と解説を収録。
デザイナー 芹沢銈介の世界展 | 朝日新聞社
2014年に生誕120年を記念して開催された「デザイナー 芹沢銈介の世界展」の図録。「デザイナー芹沢銈介」と「芹沢銈介の目」の二部構成で、染色作家という枠には収まりきらない氏の美意識と感性に迫る。
安藤忠雄展 挑戦 | 国立新美術館
2017年に国立新美術館で開催された「安藤忠雄展 挑戦」の図録。独学で建築を学び、常に既成概念を打ち破る斬新な作品を発表しつづける安藤忠雄。「原点/住まい」「光」「余白の空間」など6つのセッション毎に、実際の建築作品や模型、ドローイングなどを多数収録。
日本民藝館 Exhibition of Folk-craft from the Collection of THE NIPPON MINGEIKAN
1970年の日本万国博覧会を機に建設された、日本民藝館の分館にて開催された展示会図録。古民芸品から新製作品まで、陶磁器や染物木工作品まで幅広く収録。棟方志功「板画手彩色 倭桜」、芹沢銈介「型染いろは屏風」なども掲載。
Basket 指先から拡がる4つの世界 | 平塚市美術館
2004年に平塚市美術館で開催された展示のカタログ。時代や国を超え、あらゆる視点から『かご』をテーマに国際的な交流へと繋げる。日本の民具のかご、4カ国4名の女性作家によるかご、かごの方法を用いて制作された芸術作品の3部構成で紹介。
フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活 | キュレイターズ
2012年から2013年にかけて日本各地を巡回した展示「フィンランドのくらしとデザイン ムーミンが住む森の生活」の図録。フィンランドの風景画や、ムーミンの世界、サーリネン建築、マリメッコ、カイ・フランクの陶器など、フィンランドの芸術とデザインを様々な視点から包括的に紹介。
祈りのかたち 仏教美術入門 | 出光美術館
2017年に出光美術館で開催された展示の図録。広大な密教世界を図示した曼荼羅、憧れの極楽浄土図や恐ろしい裁きの世界を描いた地獄図、厳しい修行を通して悟りを求めた禅宗の祖師図や近世の禅画など、時代によって変遷してきた各時代を代表する仏教美術作品100件を紹介する一冊。
末法 Apocalypse 失われた夢石庵コレクションを求めて | 細見美術館
2017年に細見美術館で開催された展覧会の図録。仏教で釈迦の入滅後、仏の教えが衰え、教法だけが残る暗黙の一万年を指す「末法」。本書では極楽浄土への往生を願った平安の貴族たちによって生み出された仏像や絵画、経典など数々の仏教美術を多数掲載。序文は杉本博司。
NA建築家シリーズ 03 内藤廣 | 日経アーキテクチュア
建築専門誌「日経アーキテクチュア」(NA)に掲載してきた建築家、内藤廣の特集をまとめたNA建築家シリーズ第3弾。「海の博物館」から最新の「旭川駅」にいたるまでの主要作品を掲載するほか、インタビューや対談記事も収録。
House Vision 2013 Tokyo Exhibition | 原研哉+日本デザインセンター原デザイン研究所
日本デザインセンター 原デザイン研究所が企画・運営するプロジェクト「House Vision」の第一回展覧会に際し出版された写真資料集。エネルギー、モビリティ、コミュニティ、美意識などの視点から、日本を代表するメーカーと建築家がタッグを組んで、未来の「家」を提案する。
House Vision 2 2016 Tokyo Exhibition | 原研哉+日本デザインセンター原デザイン研究所
日本デザインセンター 原デザイン研究所が企画・運営するプロジェクト「House Vision」の第二回展覧会に際し出版された写真資料集。「家」を起点に、家族、社会、エネルギー、通信、都市と地域、高齢化社会など、そこに滞在している可能性に迫りアイデアを発信する「HOUSE VISION」プロジェクトの最新形を収めた1冊。
鈴木勉の本 | 字游工房
初代字游工房社長で書体デザイナーの、鈴木勉の仕事をまとめたもの。氏の手がけた書体の制作過程を紹介するほか、府川充男や鳥海修ら彼を知る人物たちによる文章などから、その仕事と人生を辿る。装丁は平野甲賀。
On the Road to Variable: The Flexible Future of Typography | Victionary
2016年、Adobe、Google、Apple、Microsoftの4社が発表したアップデートにより、フォントが“バリアブル(可変)フォント”として扱えるようになった。本書は、既存の書体に大胆な変化を加えた作品や、バリアブルフォントの可能性を活かして新たに生み出された書体など、世界中から集められた多彩で刺激的な122の事例を集めたもの。1つのフォントファイルの中で極端な表現から繊細なニュアンスまで自由自在に調整ができ、かつてない柔軟性がもたらされたバリアブルタイポグラフィの未来を探る一冊。英語表記。
アイデア No.323 ウィム・クロウエルの実験 | 誠文堂新光社
アイデアNo.323、2007年7月号。ウィム・クロウエルの実験特集。アムステルダム市立美術館関連のグラフィックを手がけたことで知られ、オランダのデザインのみならず、文化的にも多大な影響を及ぼす氏の仕事を徹底解剖。ポスターやブックデザイン、タイポグラフィ、そしてテキストを掲載しデザインを通して試みてきた実験の全容を明らかにする。
アイデア別冊 タイポグラフィ・トゥデイ | 誠文堂新光社
12カ国に及ぶ65人のデザイナーのタイポグラフィを集大成。ヤン・チヒョルト、エル・リシツキーからハーブ・ルバリン、杉浦康平、ウォルフガング・ワインガルト、ウィム・クロウェルらまでを網羅する。デザインはヘルムート・シュミットによるもの。
Jungle Fever | Jean-Paul Goude ジャン=ポール・グード
フォトグラファー、イラストレーター、映像作家等、多岐にわたる分野で才能を発揮しているジャン=ポール・グードの初期作品集。元妻であり、アーティストとしてのミューズでもあったグレース・ジョーンズのポートレートをはじめ、アイデアソース的な手描きのスケッチやフィルムコラージュなどを多数掲載。
3D-2D The Designers Republic’s Adventures in and out of Architecture with Sadar Vuga Arhitekti and Spela Mlakar | ザ・デザイナーズ・リパブリック
英国のデザイン集団、ザ・デザイナーズ・リパブリックの作品集。建築スタジオSadar+Vugaが設計したスロベニア商工会議所(CCIS Office Building)を題材に、印刷物という形で三次元の建物を再現した実験的な1冊。リング綴じや版型など、こだわりの造本も魅力的。英語表記。
松永真のデザイン | 講談社
昭和後期を代表するグラフィックデザイナーの一人、松永真の作品集。ポスター、パッケージデザイン、ロゴタイプなど、1970年代から1992年までの代表的な仕事をまとめたもの。序文は亀倉雄策と田中一光。
田中一光のデザイン | 駸々堂
日本のグラフィックデザインの第一人者、田中一光の作品集。装幀、ポスター、ロゴなど、代表的な仕事231点を一挙に掲載。序文はルウ・ドーフスマン。
永井一正ポスター美術館 | 六耀社
日本を代表するグラフィックデザイナー、永井一正のポスター作品集。1957〜2013年にかけての、500にも及ぶポスター作品をカラーで多数収録。テキストでは、「僕のデザイン哲学」、「亀倉先生について」、「アートとデザイン」などを収録。構成・インタビュー・アートディレクションは永井一史。
流行通信 Extra Issue ’’GRAPHIC’’ | 服部一成
ファッション誌『流行通信』EXtra号。リニューアル時よりアートディレクションを担当していた服部一成が、2004年に亀倉雄策賞を受賞したことを記念し開催された展示に併せて刊行されたもの。大判サイズでグラフィック作品を収録。
Osamu Goods Go to HAWAII | 原田治、新谷雅弘
イラストレーター、原田治の写真集。ハワイで撮影されたオサムグッズの写真をまとめたもので、写真は原田治自身と、「ポパイ」「ブルータス」「オリーブ」などのアートディレクターで知られる新谷雅弘が担当。ハワイの観光地やビーチの景色に溶け込む愛らしいオサムグッズの数々を収録。
サニーサイドアップ 和田誠漫画集 | CBS・ソニー出版
日本を代表するイラストレーターでありデザイナー、和田誠によるイラスト作品集。猿の着ぐるみを被った猿や、金庫を開けようとするサンタクロース、毒を飲んで倒れてしまう死神などユーモア溢れる一コマ漫画をカラーで多数掲載。
A History of Visual Communication | Josef Muller-Blockmann ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン
スイスを代表するグラフィックデザイナー、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン著。写真・図版などを利用して視覚的に情報を伝達する手法であるビジュアルコミュニケーションの歴史をまとめた書籍。広告デザインなど多数掲載。英語表記。
Space In-Between 吉川静子とヨゼフ・ミューラー=ブロックマン | 大阪中之島美術館
2024年から2025年にかけて大阪中之島美術館で開催された展覧会の図録。スイスを代表するグラフィックデザイナーでタイポグラファーのヨゼフ・ミューラー=ブロックマンと、そのパートナーで芸術家の吉川静子による2人のキャリアと作品に焦点を当てたもの。吉川のアートとブロックマンのデザイン、それぞれの作品を通して、2人の個々の芸術家としての軌跡をたどる。
A2Z and More Signs | Julian Rothenstein
欧文のレタリング、レイアウト、グラフィックデザインの作品集。ポスターデザインやエディトリアルデザインを編纂して収録。アルファベットの書体見本も併載。英語表記。
The Visual History of Type | Paul McNeil
15世紀半ばの活字印刷の登場から今日に至るまでに制作された様々な書体を調査した資料集。320以上の書体を年代順、かつオリジナルの活字見本や初期の印刷の形式で紹介。それぞれの書体の特徴や歴史なども解説した資料性の高い一冊。英語表記。
英字デザイン | 佐藤敬之輔
書体デザイナー・佐藤敬之輔著。英字の書き方から基本知識、歴史、英字の構成、書体の選び方、現代の代表的な書体など英字デザインの包括的な情報を提供する。
Visual Thinking | Henry Wolf ヘンリー・ウルフ
『Esquire』『Harpers BAZAAR』などのファッション誌でアートディレクターを務めたデザイナー、ヘンリー・ウルフが編纂する優れたグラフィックデザインの資料集。記憶に残るビジュアルデザインの秘訣を解説する。英語表記。
IDEAS ON DESIGN | Pentagram ペンタグラム
イギリスを代表するデザインスタジオ「ペンタグラム」が発行した作品集。様々なクライアントのポスター、パッケージ、インテリア、環境デザイン、コーポレート・イメージ等の作品群をデザインプロセスの解説と供に編纂。
ぼくのつくった書体の話 活字と写植、そして小塚書体のデザイン
日本のタイプデザインディレクター・書体設計家、小塚昌彦の書体デザインの指南書。金属活字の鋳造から写植書体やデジタルフォント、そのデザインコンセプトなど図版とともに解説。書体デザインの知識や歴史を知る資料としても。
恩地孝四郎 装本の業 | 恩地邦郎
日本を代表する版画家であり、装丁家でもある恩地孝四郎の装丁仕事を網羅した1冊。編集は息子、恩地邦郎。これまでに手がけた作品、カタログ、装本の構成についてカラーとモノクロで掲載しているほか、畦地梅太郎、瀬木慎一、外山滋比古らが寄稿。
パロディ、二重の声 日本の1970年代前後左右 | 東京ステーションギャラリー
2017年に東京ステーションギャラリーで開催された「パロディ、二重の声 日本の一九七〇年代前後左右」展の図録。かつて芸術の要件であった個性やオリジナルを権威とみなし、それを敢えて取り込むことで翻弄し、介入し、崩壊をも企みながらパロディを試みた1970年代の日本の現代アートを振り返る。横尾忠則、赤瀬川原平、タイガー立石、木村恒久、つげ義春らの作品を収録。
Dick Bruna: Boekomslagen | ディック・ブルーナ
オランダのグラフィックデザイナーであり、ミッフィーの生みの親としても知られるディック・ブルーナのブックデザイン集。オランダのペーパーバックシリーズ「ブラック・ベア」のために手掛けたブックデザインをカラーで多数収録。絵本作家としてのイメージが強い氏の表現の幅を実感できる一冊。
タイポグラフィ・ハンドブック | 小泉均、akira1975
タイポグラフィの基本情報をまとめたハンドブック資料集第1版。欧文書体に加え、和文フォント、Webフォントを追加。8章に分けフォントのデザイン、特徴や知識、英語の用語など、豊富な図版とともに解説。
Takeo Paper Show 2018 precision 精度を経て立ち上がる紙 | 株式会社竹尾
2018年開催の竹尾ペーパーショウのカタログ。「precision/精度」をテーマに、紙そのものの価値を捉え直すことで新たなファインペーパーのあり方を提案する。「安東陽子 紙と布の協働、あいまいな関係[紙布]」「葛西薫 闇に溶ける紫[色紙]」「田中義久 土紙[和紙]」「原研哉 『チョコレートの帽子-2』 穴あきの紙 [半透明の紙]」などを収録。
球体 vol.1 文字のはなし | 立花文穂
グラフィックデザイナー、立花文穂が責任編集とアートディレクションを務める季刊誌「球体」創刊号。毎号異なるテーマを、デザイン、アート、写真、言葉などあらゆる手段を用いて表現する異色の雑誌。本号では立花文穂「文字のはなし」、伊勢克也「macaroniのための覚書」などを収録。
球体 vol.2 東北 | 立花文穂
グラフィックデザイナー、立花文穂が責任編集とアートディレクションを務める季刊誌「球体」2号。毎号異なるテーマを、デザイン、アート、写真、言葉などあらゆる手段を用いて表現する異色の雑誌。本号は「東北圏」と「平田五郎」特集。舞踏、美術、建築ほか、専門家がそれぞれの視点の「東北圏」を紹介する。「平田五郎」の作品や活動の記録などを掲載。