Kartell: 150 Items, 150 Artworks
イタリアのデザインブランド・Kartell(カルテル)の創立50年を、150点の代表的プロダクトと150のビジュアルで振り返る一冊。ロン・アラッド、アントニオ・チッテリオ、エンツォ・マーリ、ピエロ・リッソーニ、フィリップ・スタルクらとの協働によって生まれた名作を、ブルース・ウェーバーやヘルムート・ニュートンらが撮影。形態や素材、色彩を大胆に変奏し、日用品を視覚的ドラマとして再構築している。
David Bailey’s Rock’n’Roll Heroes
英国を代表する写真家、デイビッド・ベイリーが、ロック史に名を刻むミュージシャンたちを撮影したポートレイト写真集。ミック・ジャガー、ボブ・ディラン、ビートルズ、クイーン、デヴィッド・ボウイ、パティ・スミスなど、1960年代から90年代にかけての“英雄”たちを、演出を排した鋭い視線で捉えている。ファッション写真で培われた洗練と、被写体との近い距離感が生む生々しさが共存し、音楽と時代の空気を濃密に伝える一冊。
David Salle 1979-1994
アメリカ現代美術を代表する画家、デイヴィッド・サーレの1979年から1994年までの主要作品を網羅したモノグラフ。写真やイラスト、抽象的イメージを重層的に配置する独自の手法を軸に、1980年代の「ニュー・ペインティング」を牽引した表現の展開を追っている。豊富な図版と批評的テキストを通じて、イメージの引用や断片化を特徴とする絵画がどのように成立し、変化してきたのかを検証。
Jeanloup Sieff 1950-1990: Time Will Pass Like Rain
フランスの写真家・ジャンルー・シーフの活動を1950年代から1990年代まで俯瞰する作品集。ファッション写真、ポートレート、街の情景、自然を捉えたイメージを、迫力あるモノクロの大型図版で多数収録している。構成は10年ごとに区切られ、各章の冒頭には当時を振り返るシーフ自身のテキストを掲載。時代とともに変化する表現の緊張感や、被写体への鋭い眼差しが連なり、半世紀にわたる写真表現の軌跡をたどる。
Your Lighthouse | Olafur Eliasson
デンマーク出身の芸術家、オラファー・エリアソンによる作品集。1990年から2004年に制作された138点の光と鏡を用いたインスタレーションを網羅し、索引形式で収録している。それぞれの作品に関する解説を通じて、 perception(知覚)や空間、自然現象をテーマにしたエリアソンの探究を浮かび上がらせる内容となっている。圧倒的なビジュアルと詳細なテキストで構成された、初期から中期にかけての活動を示す重要な記録。
Peter Fischli David Weiss
1992年から93年にかけてポンピドゥー・センターで開催されたスイスのアートデュオ、ペーター・フィッシュリとダヴィッド・ヴァイスによる展覧会のカタログ。1970年代末から続く共同制作の歩みを、彫刻、インスタレーション、写真、映像作品によって回顧している。日用品やありふれた素材を用い、偶然性やユーモア、崩壊と均衡の瞬間を浮かび上がらせる表現は、代表作「The Way Things Go」に象徴される独自の世界観を形成してきた。初期の写真シリーズや代表的なインスタレーションも収録。
DENALI | 石川直樹
写真家・石川直樹によるアラスカのデナリを撮影した作品集。 1998年、20歳で遠征隊の一員として初めて挑んだ高所登山で、北米最高峰デナリの過酷さを体感する。 18年後の2016年、石川は再びこの山へ、今度は単独行で挑む。 […]
Wonderwall: Masamichi Katayama Projects | Shigekazu Ohno
インテリア/リテールデザインスタジオWonderwallを率いる片山正通の作品集。ブティックやショップ空間を中心に、独創的な発想で構築されたインテリアデザインを豊富な写真資料とともに収録。冷蔵庫やコンベアベルトといった日常的な要素を大胆に取り込み、商品展示の方法そのものをデザインへと転化する手法は、買い物体験を更新する試みとして注目を集めてきた。リテールデザインにおける片山の造形感覚と実践の広がりを紹介している。
Wonderwall: Masamichi Katayama Projects no.2
インテリア/リテールデザインスタジオWonderwallを率いる片山正通の近年の仕事をまとめた作品集。高級ブティックから大型店舗まで、日本、欧米、香港の40件以上のプロジェクトを収録。光、家具、素材、プロポーションを独自の手法で融合し、デザイン性、快適性、機能性を兼ね備えた革新的な空間を提示する。ジョン・C・ジェイ、タイラー・ブルレ、川久保玲らのコメントも収録され、片山作品の評価を裏付けている。
Japanese Design 日本の四季とデザイン
モスクワで開催された展覧会「日本のデザイン 伝統と現代」をもとに再構成された写真資料集。田中一光と小池一子の構成により、伝統と現代を横断する日本のデザインを包括的に紹介している。しだれ桜、能衣装、和菓子、のれん、からくり人形といった伝統文化から、エレクトーン、プラモデル、スノーモービル、コンピュータなどの現代産業製品までを網羅。
Reach Out, I'm Right Here | ライアン・マッギンレー
アメリカ出身の写真家・ライアン・マッギンレーによる写真集。2012年に小山登美夫ギャラリーで開催された展覧会にあわせて企画され、写真専門誌『IMA』Vol.1の付録として配布された冊子。若者文化やポートレート、風景、身体表現といった主題を、鮮やかな色彩と開放的な構図で捉えた作品群を収録。瞬間の感情や身体の動きを自然体のまま写し出し、マッギンレー特有の自由さと親密さが画面全体に行き渡っている。
The Flock | Marianne Mueller
スイスの女性写真家マリアンヌ・ミュラーの作品集。ブルックリンの屋上でハトを育てる老人の姿を、数か月にわたり観察し撮影したシリーズを収録。平凡で日常的な光景の中に潜む詩的な美と、都市と自然、人と群れの関係を見つめている。ドキュメンタリー的な視点と抽象的な構図が交錯し、飛び立つ鳥たちの軌跡がまるで空に描かれた筆致のように映し出される。自由と束縛、個と集団、天と地のはざまを象徴的に描き出し、現代社会における「自然」のあり方を静かに問いかける。巻末には「バードマン」と呼ばれる老人へのインタビューも収録し、写真とは異なるもうひとつのまなざしを添えている。
As the Call, So the Echo | 奥山由之
写真家・映像監督、奥山由之による作品集。友人家族とその周囲の人々と過ごした2年以上の時間をもとに構成され、当初は作品化を目的とせず、ただ目の前の光に反応するように撮影された写真が並ぶ。色彩と構成の美しさを際立たせる4章構成で、家族や友人との関係、命のつながり、そして日常に潜むかけがえのない気配が、具象と抽象を行き来しながら静かに浮かび上がる。
Flowers | 奥山由之
写真家、奥山由之による作品集。亡き祖母の家を自身のアトリエとし、長年にわたり撮影した「花」のシリーズを収録する。花そのものではなく、それを取り巻く光や空間、記憶の層を主題とし、祖母との対話を起点に内面に潜む時間や場所の感覚を浮かび上がらせる。祖父の使用していた110フィルムを含む多様なカメラやフォーマットを用い、異なる視点と質感のレイヤーを重ねることで作品に奥行きを与えている。「窓」や「室内と庭」などのモチーフを通して、記憶と現実、自己と他者の境界を見つめている。
Portraits | Helmut Newton
ドイツの写真家・ヘルムート・ニュートンによるポートレート集。映画、ファッション、政治、文化といった領域で時代を象徴した人物を、約35年にわたる仕事から精選して収録している。アンディ・ウォーホル、サルバドール・ダリ、デヴィッド・ボウイ、デヴィッド・ホックニーらの肖像は、被写体の自己演出と距離感を鋭く捉え、舞台装置としての空間を活かした構図が際立つ。
Emporio Armani Magazine WESTUFF
ジョルジオ・アルマーニが手がけるカジュアルライン、エンポリオ・アルマーニによって刊行されたファッション誌『Emporio Armani Magazine』の初期号。フィレンツェ発のカルチャー誌『Westuff』を基盤に、ブランドのコレクション写真を軸としながら、アートや都市文化、ライフスタイルの要素を融合した大判ヴィジュアル誌として再構築されている。写真・テキスト・アートワークを通じて世界観と価値観を体系的に示し、カタログの枠を超えた文化誌的性格を備えている。
Emporio Armani Magazine n.4
ジョルジオ・アルマーニのカジュアルラインとして1981年に誕生したエンポリオ・アルマーニが刊行するファッション誌『Emporio Armani Magazine』第4号。テーマは「ヨーロッパ」。ミラノ、ベルリン、コペンハーゲン、ロンドン、パリ、マドリードなど各都市を舞台に撮影されたファッションフォトを通して、それぞれの街がもつ空気感や文化的背景を映し出している。都市とスタイルの関係性を軸に、写真やアートワークを多角的に配置し、アルマーニが捉えるヨーロッパ的美意識を視覚的に展開している。
Emporio Armani Magazine n.5
ジョルジオ・アルマーニのカジュアルラインとして1981年に誕生したエンポリオ・アルマーニが刊行するファッション誌『Emporio Armani Magazine』第5号。テーマは「Cinema(映画)」。映画的な構図や物語性を手がかりに展開されるファッションフォトやアートワークを通して、スタイルと映像文化の関係性を掘り下げている。編集性の高いヴィジュアル構成により、アルマーニが描く美学と感情の連なりを視覚的に示している。
Emporio Armani Magazine n.11
ジョルジオ・アルマーニのカジュアルラインとして1981年に誕生したエンポリオ・アルマーニが刊行するファッション誌『Emporio Armani Magazine』第11号。テーマは「Effetti speciali(特殊効果)」。自然や芸術、映画、建築など多様な領域から着想を得たイメージを横断的に組み合わせ、視覚的な効果そのものを編集の軸として展開。撮影には、アルマーニとの長年の協働で知られるアルド・ファライやエンリケ・バドゥレスクが参加し、幻想性と洗練が共存する誌面を構成している。
Emporio Armani Magazine n.12
ジョルジオ・アルマーニのカジュアルラインとして1981年に誕生したエンポリオ・アルマーニが刊行するファッション誌『Emporio Armani Magazine』第12号。テーマは「Relations(関係性)」。巻頭特集では人と人、都市と自然といった多様なつながりを掘り下げ、以降もテーマに沿ったファッションフォトやアートワークを豊富に収録している。
Emporio Armani Magazine n.13
ジョルジオ・アルマーニのカジュアルラインとして1981年に誕生したエンポリオ・アルマーニが刊行するファッション誌『Emporio Armani Magazine』第13号。テーマは「CITYSCAPE(都市景観)」。ニューヨーク、東京、バルセロナ、ナポリなど世界8都市を舞台に撮影されたファッションフォトを通して、それぞれの街がもつ表情や空気感を映し出している。
Emporio Armani Magazine n.14
ジョルジオ・アルマーニのカジュアルラインとして1981年に誕生したエンポリオ・アルマーニが刊行するファッション誌『Emporio Armani Magazine』第14号。テーマは「Style Atlas」。巻頭ではマルコ・グラヴィアーノがニューヨークを舞台に撮影したファッションフォトを掲載し、都市とスタイルの関係性を印象的に表現している。
Emporio Armani Magazine n.15
ジョルジオ・アルマーニのカジュアルラインとして1981年に誕生したエンポリオ・アルマーニが刊行するファッション誌『Emporio Armani Magazine』第15号。テーマは「Cuba mi amor(愛するキューバ)」。キューバをモチーフに展開されるファッションフォトやアートワークを通じて、土地の空気感や文化的イメージをブランドの美学へと接続している。
Emporio Armani Magazine n.16
ジョルジオ・アルマーニのカジュアルラインとして1981年に誕生したエンポリオ・アルマーニが刊行するファッション誌『Emporio Armani Magazine』第16号。テーマは「ARIA(空気、ムード)」。撮影にはアルバート・ワトソンをはじめ、アルマーニとの長年の協働で知られるアルド・ファライ、エンリケ・バドゥレスクが参加している。光や余白、質感を生かした幻想的で洗練されたビジュアルが誌面を構成し、ブランドの美学を感覚的に伝えている。
Emporio Armani Magazine n.18
ジョルジオ・アルマーニのカジュアルラインとして1981年に誕生したエンポリオ・アルマーニが刊行するファッション誌『Emporio Armani Magazine』第18号。テーマは「multiplicity(多様性)」で、本号がシリーズ最終号にあたる。グラフィックデザインはデヴィッド・カーソンが担当し、実験的で緊張感のある誌面構成が際立つ。撮影には、アルマーニとの長年の協働で知られるアルド・ファライらが参加。
Poetics of the Pragmatic | Emilio Ambasz
アルゼンチン出身の建築家エミリオ・アンバースの活動を総覧する作品集。建築や都市プロジェクトから、インダストリアルデザイン、グラフィックデザインに至るまで多岐にわたる仕事を収録している。自然との共生を意識した建築的アプローチや、造形に宿る詩的感覚を示す事例が豊富に紹介され、実験精神と実用性を兼ね備えた姿勢が浮かび上がる。巻頭にはマリオ・ベリーニ、エットレ・ソットサス、アレッサンドロ・メンディーニら著名デザイナーによるテキストを収録。
コラーニ バック イン ジャパン
2005年に京都工芸繊維大学美術工芸資料館で開催された展覧会の図録。ドイツのインダストリアルデザイナー、ルイジ・コラーニによる1960〜70年代のデザイン画を起点に、飛行機やトラック、リニアモーターカー、カメラ、家具、日用品まで多岐にわたるプロダクトを豊富な図版で収録している。エアロダイナミクスの知見と自然形態への着想から生まれた有機的造形、コンピュータ以前から三次元思考を実践してきた設計手法、日本企業との協働や国内制作プロダクトにも光を当て、未来志向のデザイン言語がどのように形成され、受け継がれてきたのかを紹介。
Frank O. Gehry: Guggenheim Museum Bilbao
建築家フランク・O・ゲーリーによる代表作、ビルバオ・グッゲンハイム美術館の設計と建設過程を記録した書籍。産業都市ビルバオの再生を象徴する本建築は、フィリップ・ジョンソンから「我々の時代で最も偉大な建築」と評されるなど、世界的に高い評価を受けている。ゲーリーの自由な造形を実現したチタンパネルの外装や革新的な空間構成に加え、設計プロセスを支えた自動的なドローイングや模型制作の手法を紹介。
永井一正デザインによる竹尾広告集
グラフィックデザイナー・永井一正が長年にわたり手がけた紙商社・竹尾の広告作品をまとめた一冊。各号で取り上げた紙を実際に用い、その質感や風合いを生かして印刷するという独自の手法で制作された広告群を、オリジナルのコンセプトを保ちながら貼込形式で収録している。紙という素材の魅力をグラフィックデザインの視点から再発見させる、創意と実験精神に満ちた作品集。
SEVEN 7人のグラフィックデザイナーが、ここで出会った | 五十嵐威暢ほか
1980年代の新世代デザイナー7人が、本書に掲載される作品を自ら選び、解説。これまでどのデザイン誌にも掲載されてこなかったような初期の作品も掲載されており、各々のデザインに対するフィロソフィーや仕事に対する想いを伝えることで、次世代デザイナーの指標となることを目指した一冊。参加デザイナーは、マイケル・マナリング、ウッディ・バートル、五十嵐威暢、エイプリル・グレイマン、ジェラルド・リース、佐藤晃一、マイケル・ヴァンダビル。
each other | 中島大輔
写真家・中島大輔が、2006〜2008年に撮影したシリーズをまとめた作品集。ビジュアルアーツフォトアワード2008大賞の受賞を機に刊行されたもので、人物を中心に、人と人との間に生まれる距離や視線の揺れを丁寧にとらえている。触れ合うようで触れない関係、親密さのすぐ隣にある緊張、沈黙の中に潜む感情の気配など、他者と向き合うときに生まれる複雑な瞬間が静かなトーンで映し出されている。
TWEED | レイク タホ
スタイリストとしても知られる写真家、レイク・タホによる作品集。野原や廃墟、山や空、草木の気配といった風景に、ランウェイやポートレートを織り交ぜ、建築・自然・人物が緩やかに交差する構成がとられている。柴咲コウ、浅野忠信、麻生久美子、YUKIらが被写体として参加。タイトルの「TWEED」は、異なる色糸が複雑に混ざり合う織物になぞらえている。
GRAND CANYON GLAND SCAPE | レイク タホ
スタイリストとしても知られる写真家、レイク・タホによる作品集。20代に目にした風景や友人たちの姿を軸に、これまで撮影してきた植物や自然風景、日常の断片を織り交ぜて構成されている。海外で撮影された写真や、親しいアーティストを新たに撮り下ろしたポートレートなど、多彩なイメージがランダムに連なり、記憶の層をなぞるように展開する。
清澄界隈 | クサナギ シンペイ
画家・クサナギシンペイが東京・清澄白河周辺の風景を描き、文章とともに編んだ画文集。月刊誌『エクラ』で2007年から約5年間連載された宮本輝による小説『水のかたち』の挿絵として描かれた作品を中心に、運河や街角、植物など、日常の中にある静かな情景が丁寧にすくい取られている。淡く抑制の効いた色彩と余白を生かした構図が、時間の流れや記憶の気配を呼び起こし、土地に宿る空気感を伝える。都市の片隅に漂う詩情を、絵と言葉の両面から味わえる内容となっている。
白鳥真太郎 広告写真館
日本を代表する広告写真家・白鳥真太郎の代表作を集めた作品集。メジャーデビュー作のANA「トースト娘」から、としまえん、ラフォーレ原宿、JR東日本「大人の休日倶楽部」、宝島社、GEORGIAまで、時代を彩った270点以上の広告作品を収録。巻末には白鳥本人による解説に加え、アートディレクター・大貫卓也との対談も収録し、撮影の舞台裏や時代背景をひもといている。
Vom Buch auf die Strasse: Grosse Schrift im Offenlichen Raum
ライプツィヒ造形芸術大学のタイプデザイン専攻学生による展覧会成果をまとめた資料集。1600年から1920年までの文字が持つ視覚的力と多様性に注目し、ポスター、絵葉書、印刷物、写真、立体物など多彩な資料を収録。文字が書物の枠を越えて都市景観に影響を与えた歴史を探るとともに、ステンシルなどの文字表現手法も紹介。
push me pull you | 澄敬一
東京を拠点に活動するデザイナー、澄敬一のオブジェ作品集。タイトルはかつて自身が運営していたインテリアショップの名前に由来し、木箱や金属、玩具、医療器具など日常の素材を再構成した作品を収録。素材の質感や記憶を生かしつつ、ユーモアや詩情を感じさせる独自の造形世界を展開する。澄の創造的アプローチと美意識を多角的に楽しめる一冊。アートディレクションは山口信博。限定1000部発行。
Burdock | Janet Malcolm
作家・写真家のジャネット・マルコムによる作品集。ニューイングランドでの夏のあいだに採集したゴボウ(バードック)の葉を被写体に、成長や朽ちていく過程を大判カラー写真で捉えている。道端や空き地に生えるありふれた植物の葉に刻まれた、時間や風雨、虫の痕跡。マルコムはそうした「見過ごされがちなもの」に目を向け、生命の痕跡や美しさを静かに写し出す。
新編 太陽の鉛筆 | 東松照明
戦後日本を代表する写真家・東松照明の代表作『太陽の鉛筆』を復刻・刷新した2冊組写真集。1975年刊行の初版を踏襲した『太陽の鉛筆 1975』と未発表作品を含む103点を収めた『太陽の鉛筆 2015』で構成される。沖縄を中心に撮影された作品群は、国家の枠組みを越え、東南アジアへの視線へと広がり、生活文化や人々の営みを鮮烈に捉える。原ネガをデジタル・プリントで再調整し、陰影や質感を東松の晩年の意図に沿う形で再現。
Bjork: Archives | Klaus Biesenbach
アイスランド出身のアーティスト・ビョークが、1993年に発表したアルバム「debut」からのソロ活動をまとめた作品集。ミシェル・ゴンドリー、スパイク・ジョーンズ、クリス・カニンガムらによるミュージックビデオの写真や、アイスランドの詩人・ショーンのテキストさらに、アレキサンダー・マックイーンやフセインチャラヤンによるビョークの写真などを収録したブックレットに、ポスターが付いたアーカイブ集。カメラマンにはナン・ゴールディン、ユルゲン・テラー、荒木経惟らが参加。デザインはM/M Parisによるもの。英語表記。
Measure of Emptiness: Grain Elevators in the American Landscape | Frank Gohlke
アメリカの写真家、フランク・ゴールケによるモノクロ作品集。20年以上にわたり撮影されたアメリカ中西部の穀物エレベーターを中心に、農地や市街地、自然環境とともに記録。巨大な産業建築物の存在感と、それを取り巻く空間の静けさを静謐な眼差しで捉え、人の営みと風景との関わりを浮かび上がらせている。構造物と大地が織りなす時間の厚みを示し、アメリカのランドスケープを深く考察する視点となっている。
ファーストブック 全30冊揃
アメリカの出版社グロリアから刊行された、児童向け科学絵本の日本語翻訳シリーズ『ファーストブック』全30冊揃。自然科学や工学、スポーツなど幅広いテーマを、シンプルなイラストと平易な文章でわかりやすく紹介している。英訳冊子2冊も付属。
金属活字活版印刷ものがたり
東京都板橋区の活版印刷所、内外文字印刷株式会社による活字書体見本帳。イワタ明朝体を中心に、最大42ポイントから3.5ポイントまでの各サイズを網羅し、常用・外・大外・旧字などを含む母型五千余字種を新たに鋳造して収録している。さらに呉竹書体では42ポイントや21ポイントの常用、人名漢字体も掲載。限定1023部刊行。
活版工芸活字一覧
東京都板橋区の活版印刷所、内外文字印刷株式会社による活字見本帳。42ptから3.5ptまでのサイズを網羅し、本文にはイワタ明朝体、角サイズを示す数字にはガラモント体を用いて構成されている。実用に即した組み方で活字の表情やサイズ差を確認でき、活版工芸における書体運用と活字文化の一端を具体的に伝えている。