日本の民具 第4巻 周囲民族 | 薗部澄、遠藤武ほか
日本の生活道具を集成した『日本の民具』シリーズ第4巻、『周囲民族』篇。蕃刀や籠、釜など、樺太・台湾の民具をモノクロ図版で紹介。写真は薗部澄、解説は宮本馨太郎、八幡一郎。装丁は多川精一。民俗学者で、大蔵大臣なども務めた渋沢敬三の追悼記念として出版されたもの。
Weaving: Contemporary Makers | Katie Treggiden
世界中から21人のテキスタイル作家をインタビューし、制作物やその生活を調査、編纂した資料性の高い一冊。昔ながらの手織機を使い続ける人、機械で大型アートインスタレーションを表現する人、個人や国や織り方にも様々な違いがあるテキスタイルの世界を美しい写真とレイアウトで紹介する。
バックミンスター・フラー展 ユア・プライベート・スカイ | 神奈川県立近代美術館 ほか
2001年に神奈川県立近代美術館、愛知県美術館、ワタリウム美術館で開催された同名展示の図録。エンジニア、詩人、デザイナー、哲学者、建築家、芸術家、発明家...etc。多様な角度からフラーの世界に踏み込み、代表的な作品はもちろん、スケッチや図面などをまじえながら紹介・解説。
スティグ・リンドベリ作品集 | ギセラ エロン
スウェーデンを代表するデザイナーの一人、スティグ・リンドベリの作品集。スウェーデンで刊行された『Stig Lindberg: Tusenkonstnaren』の日本語版。ドローイングや絵画、陶磁器への絵付け、オブジェ、食器、絵本、テキスタイルなど幅広い作品を写真とテキストで収録。心を華やかにするデザインの数々とともにリンドベリの軌跡を辿る一冊。
Kengo Kuma: Complete Works | 隈研吾
建築家、隈研吾の作品集。1995年から2011年にいたるまでの25のプロジェクトを紹介する。ガラスの家、根津美術館ほか、Water-GlassやWood-Glass-Bambooなど素材ごとのテーマに沿って構成。390点の図版とともに解説を収録。英語表記。
SIRAI、いま 白井晟一の造形 | 東京造形大学
2010年に東京造形大学附属横山記念マンズー美術館で開催された展覧会の際に刊行された図録。原爆堂を中心に、未公開作品を含む建築計画案、スケッチ、模型、平面図、書、装丁など105点をカラー図版で掲載。
Oscar Niemeyer | オスカー・ニーマイヤー
現代建築の巨匠の一人、オスカー・ニーマイヤーの作品集。ブラジリア、サンパウロ、ベロオリゾンテに点在する建築作品から、リオ・デ・ジャネイロにある自宅にいたるまで撮影。その数々作品のカラー図版と併せてインタビューを収録。コンクリートの造形美、創造の舞台裏を探る。英語表記。
Modern Architecture | William Saunders
建築写真家エズラ・ストーラーが撮影した、アメリカにおけるモダニズム建築をまとめた建築資料集。フランク・ロイド・ライト、マルセル・ブロイヤー、フィリップ・ジョンソン、ル・コルビュジエら、著名な建築家による建築作品を紹介。「建物の本質」を捉えようとする明快な構図、美的感覚で撮影されたカラー・モノクロ含む図版387点、解説を収録。英語表記。
Whole Food Cooking Every Day | Amy Chaplin
料理家エイミー・チャップリンによるベジタリアン向けレシピ集。ナッツ、果物と野菜、穀物などの植物性食品を使用した独創的なレシピを、美しい写真とともに紹介。
ノーマ 北欧料理の時間と場所 | レネ・レゼピ
北欧料理に革命をもたらしたとして世界で高く評価されているシェフ、レネ・レゼピによる料理写真集。美しい撮り下ろし写真とともに、90種類以上のレシピを紹介。
How to Boil an Egg: Poach One, Scramble One, Fry One, Bake One, Steam One | Rose Carrarini
パリに本店を構えるローズベーカリーが、卵を使用した料理を紹介したレシピ集。炒めたり、揚げたり、茹でたりなど様々な調理方法で楽しめる卵料理を、植物画アーティストのフィオナ・ストリックランドによるイラストとともに紹介。英語表記。
世界の絣 その技術の起源と伝播 | グラフィック社
インドネシアをはじめとする東南アジアや南アジアで伝統的に作られている「イカット」として知られる絣についてまとめた1冊。7つの地域に分類した世界中の絣を紹介する。歴史や文化、現代アートにいたるまで、460点以上の図版とともに解説を収録。
野の佛 | 若杉慧
日本の小説家であり石仏研究者でもある若杉慧が日本各地の石仏を撮影し集めた写真集。武蔵野台地から高野山、九州、信濃など各地を巡り撮影したモノクロの写真と、テキストによる解説、巻末には諸家の詩文を収録。
古寺巡礼 土門拳展 | 池田真魚、藤森武
1995年に全国で開催された写真展「古寺巡礼 土門拳展」の図録。昭和を代表する報道写真家でもあった土門拳が生涯に渡って撮影し続けた全国の寺院や仏像の写真を多数収録。リアリズムを追求し独自の審美眼を通して撮影された写真の数々は、静寂でありながらも見る者を圧倒させる力を併せ持つ。
手仕事の道具百科 | ダイアグラム・グループ
ロンドンを拠点とする芸術家グループ、ダイアグラム・グループが手掛けた道具百科。製本、書道、版画、コラージュ、陶芸、家具づくりなど、様々な手仕事にまつわる道具2,000種類以上をイラストとテキストで紹介。
Design of Doujunkai 蘇る都市の生活と記憶 同潤会アパートメント写真集
関東大震災の復興支援を目的に設立された財団法人・同潤会によるアパートメント写真集。大正末期から昭和初期にかけて、東京と横浜の各地に建設された鉄筋コンクリートの集合住宅/同潤会アパートの内外観や什器などを、カラーで多数掲載。当時としては先進的な設計と、そこに息づく暮らしが記録されている。
家具のデザイン | ゼンバッハ、ロイトホイザー、ゲッセル
19世紀から20世紀の家具デザインを集めた写真資料集。ヨーゼフ・ホフマン、アルヴァ・アールト、ル・コルビュジエ、チャールズ・イームズら、デザイナーや建築家の作品写真、図版、テキストによる解説を収録。ドレッサーや椅子、建築と家具など、時代の移り変わりとともに変化してきたデザインを探る。
益子の父 人間国宝 濱田庄司
日本の陶芸家であり、人間国宝の濱田庄司の作品集。初期、中期、後期と時代に沿って作品を紹介。皿や土瓶、片口などの作品、益子の工房での製作過程や柳宗理、芹沢銈介、土門拳らによる寄稿を収録。
イッタラ展 フィンランドガラスのきらめき | フィンランド・デザイン・ミュージアム ほか
2022年から2024年にかけて開催される巡回展の図録。2021年にフィンランド・デザイン・ミュージアムが開催した展覧会を再構成し、イッタラと日本について焦点を当てた章を新たに追加している。イッタラ140年の歴史、デザイナー、自然の模倣、陶磁器とガラスなどを紹介。
村田森展 | 鎌倉芸術館
2012年に鎌倉芸術館で開催された展示の際に刊行されたもの。京都を拠点に活動する陶芸家、村田森の作品、展示の様子、創作過程がおさめられている。会場に展示された9つの巨大な大壺、白磁、刷毛目などによる作品とともに解説を収録。
Kengo Kuma a LAB for Materials くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質 | 東京ステーションギャラリー
2018年に東京ステーションギャラリーで開催された展示の図録。建築家、隈研吾の30年に及ぶ活動を紹介。物質との対話をテーマに置き、竹・木・紙・土・石・火・金属・膜/繊維といった章にわけ、その仕事が有機的に広がっていく様を記録している。
銀座目利き百貨街 3 | 原研哉
2014年に松屋銀座で開催された展示会「銀座目利き百貨街3」のカタログ。浅葉克己、藤森照信、永井一正、ナガオカケンメイ、ヨーガンレールなど、個性豊かな49の店主と店舗が、逸品や稀少品、珍品の数々を紹介。編集やアートディレクションは原研哉。
とくり | 野村泰三
「ちょく」に続き、酒のためのうつわ「とくり」を集めたプロダクトデザイン集。縄文時代の土器から昭和時代まで各地の窯で盛んに作られたそれらを、時代・地域・用途などさまざまな視点から野村泰三が編纂。300点の図版をカラーとモノクロで収録。
美のなごり・立原正秋の骨董 | 立原潮
小説家・随筆家・詩人の立原正秋と美術品にまつわる話を語った随筆集。愛用した美術品の数々、原稿、自筆の色紙ほか、立原正秋の暮らしの細部にまで行き渡っていた美やこだわりをその思い出とともに綴る。
川喜田半泥子展 | 大阪市立東洋陶磁美術館 ほか
1991年から1992年にかけて大阪市立東洋陶磁美術館ほか全国各地で開催された展覧会の図録。陶芸家、川喜田半泥子による茶碗を中心とした陶芸作品をカラー図版で多数掲載。墨で描かれた絵画や書もあわせて収録。
ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく | 青幻舎
2019年から2022年にかけて国内外で開催された巡回展のカタログ。ファッションデザイナーの皆川明が立ち上げたファッションブランド『ミナ ペルホネン』の歩みを綴じた一冊。展覧会の様子、テキスタイルや原画、スケッチ、アトリエの制作風景などともに解説を収録。アートディレクションは葛西薫。
オットー・クンツリ展 I made it - You name it | 東京都庭園美術館
2015年に東京都庭園美術館で開催された展覧会の図録。スイスのジュエリーデザイナーで、コンテンポラリー・ジュエリー界における第一人者、オットー・クンツリによる1967年から2012年までの主要な作品に加え、展覧会のために制作された新作200点余りを収録。
20世紀の夢 モダン・デザイン再訪 大阪コレクションズ | サントリーミュージアム
2007年にサントリーミュージアムで開催された展覧会の図録。大阪市立近代美術館建設準備室が所蔵する世界的なデザイン・コレクションをはじめとした、アーツ・アンド・クラフツ、アール・ヌーヴォー、ウィーン分離派、バウハウス、ロシア構成主義などの名品およそ160点を掲載。
TOO MUCH Magazine of Romantic Geography SUMMER 2018 issue 8
建築や都市を主題とした東京発のインディペンデント・マガジン「TOO MUCH Magazine」の第8号。本書の特集は「シェルター」であり、アーティスト、アン・ハーディの作品群やノースフェイス開発チームによるジオデシックドームの再現への実践、坂茂の紙の家など、独自の視点から組み込まれた特集記事を洗練されたヴィジュアルとともに多数収録。英語表記。日本語訳冊子付属。
Handvaerk Magazine issue 10
デンマークを拠点とし、年2回発行されるHåndværkブックマガジンの第10号。建築、アート、ファッション、インテリアデザインなど様々な分野のクラフツマンシップとマテリアリティに焦点を当てた雑誌であり、デザイナーや工芸作家、シェフなど様々な作り手たちの元を訪れ、インタビューとともに制作風景やアトリエの様子などを掲載。英語表記。
Virgil Abloh. Nike. ICONS | ヴァージル・アブロー
2016年、ナイキとファッションデザイナーのヴァージル・アブローがコラボレーションし、スニーカーカルチャーに革新をもたらしたスニーカーコレクション「The Ten」。本書はこの創作プロセスを詳細に記録したもので、プロトタイプの記録、ナイキのデザイナーたちと交わされたオリジナルのテキストメッセージ、ナイキの貴重なアーカイブ資料を多数収録。序文は藤原ヒロシ。ヴァージル・アブロー自身によるテキストも収録。英語表記。
Nike: Better is Temporary | Sam Grawe
スポーツ用品を開発・製造を行う世界的企業・ナイキのビジュアル資料集。パフォーマンス、ブランド表現、コラボレーション、インクルーシブデザイン、サステナビリティを重視するナイキの姿勢を5つのテーマ章で解説。業界を定義するイノベーションと世界的に認められた製品を、未発表のデザイン、プロトタイプ、インサイダーストーリーなどとともに紹介し、ナイキの理念主導のデザイン方式の舞台裏を探る。 英語表記。
AXIS 髙田唯 | ori.studio
2022年に銀座グラフィックギャラリーで開催された展示の際に刊行されたもの。アートディレクター・グラフィックデザイナー、髙田唯による作品集。木の皮、新聞の切り抜き、成分表示の模写など、あらゆるプロジェクトが断片的にまとめらている。一枚一枚の図版が一本のボルトを軸にしてまとめられた独創的な装丁。
ルウ・ドーフスマン デザインワーク | ディック・ヘス、マリオン・マラー
米国最大のテレビ・ラジオ放送局CBS社のもとで副社長、そしてクリエイティブディレクターを務めたルウ・ドーフスマン。過去40年間におけるドーフスマンとCBSの番組新聞広告、宣伝ポスター、CM映像、番組セット、グッズなど膨大な作品を日本語の解説と共に収録。
Die Gesamten Plakate 1977-1997 | Martin Kippenberger マーティン・キッペンバーガー
ドイツのアーティスト、マーティン・キッペンバーガーのポスター展開催時に出版されたカタログレゾネ。カラー図版が多数掲載されており、タイポグラフィーの参考書としても成り立つ内容。ドイツ語表記。
祖父江慎+コズフィッシュ | パイインターナショナル
ブックデザイナー・祖父江慎の作品集。氏の手掛けた作品を「コミックス」「読み物」「ビジュアル」「コズフィッシュ以前」の4つのカテゴリーに分け、解説とともに収録。さらにコズフィッシュ以前から2016年現在までの全仕事を網羅したブックリストも併せて掲載。著者自装。
トリス広告25年史 | 坂根進
サントリーが販売するウィスキー、トリスの広告集。昭和25年から49年の新聞広告約230点や、民間テレビ放送開始時の第1号作品「トリスバー篇」を含むコマーシャル作品を収録。また山崎隆夫、開高健、山口瞳、柳原良平などによるエッセイを併せて収録し、トリス広告の裏側を語る。
The Art of Kveta Pacovska | クヴィエタ・パツォウスカー
クヴィエタ・パツォウスカーの作品集。紙やワイヤーなど様々な素材を用いた立体作品から、ヴィジュアル・ポエトリー、ペインティングなどをカラーで多数収録。
中島英樹作品集 Hideki Nakajima Made in Japan | MiJ
グラフィックデザイナー、アートディレクター、中島英樹の作品集。30年間で手掛けた10,000点を超える作品の中から624点の作品を紹介。ポスター、雑誌、パッケージデザイン、CDジャケットのアートワークなどフルカラーの図版と解説を収録。
地にはピース | 和田誠
日本専売公社から販売されていたたばこ「ピース」の雑誌広告を、イラストレーターでデザイナーの和田誠が描いた広告作品集。1960年代当時のモノクロ作品に加え、2010年に「たばこと塩の博物館」での展示で披露したカラーヴァージョンを収録。毎回同じ字数で充てられたコピーは土屋耕一によるもの。
Sagmeister: Made You Look | Stefan Sagmeister ステファン・サグマイスター
オーストリア出身のデザイナー、ステファン・サグマイスター(Stefan Sagmeister)の作品集。表紙や小口にギミックが隠された、遊び心のあるブックデザイン。ルー・リードやローリングストーンズなどのアートワーク、広告デザインなどをフルカラーで多数掲載。
日宣美の時代 日本のグラフィックデザイン1950-70 | 佐野寛
戦後復興期、日本のデザイン史に大きな足跡を残した日本宣伝美術会=JAAC20年間の活動の記録と検証を収めた作品集。豊富なカラー図版に加え、細谷巖、永井一正、中村誠、福田繁雄ら日本を代表するグラフィックデザイナーのテキストを多数掲載。
Process: A Tomato Project
クリエイティブ集団・Tomato(トマト)のグラフィック作品集。写真、映像、音楽、印刷など、あらゆるメディアを横断して活動するトマトの最初の5年間の作品を網羅。
MOEBIUS: Les Yeux du Chat La Deviation | メビウス
フランスの漫画家、メビウスの短篇2作を収録したもの。映画監督、演出家であるアレハンドロ・ホドロフスキー原案による『Les Yeux du Chat』と、メビウスによる短編SFストーリー『La Déviation』を収録。