いにしえのほほえみ | MIHO MUSEUM
2007年にMIHO MUSEUMで開催された展示の図録。アジアを中心に、エジプト、地中海、そして日本ほか、世界中のほほえむ仏像・神像などを紹介。各エリアごとにカテゴライズし、図版と解説を収録。
和ガラスの心 勾玉からびいどろ・ぎやまんまで | MIHO MUSEUM
2006年にMIHO MUSEUMで開催された展示の図録。弥生時代から江戸時代にいたるまでの日本のガラス作品を通観し、さらに明治時代以降のガラス瓶も紹介。古代オリエントと中国のガラスも一部収録。
不知詠人 詠み人知らずのデザイン | 毛綱毅昿、藤塚光政
建築家・毛綱毅曠と写真家・藤塚光政の共著。インド、チベット、メキシコ、エジプトそして日本など世界中の摩訶不思議な建造物を巡った写真紀行。序文は荒俣宏。
宮脇綾子アプリケ | 西宮市大谷記念美術館
アップリケ作家、宮脇綾子の作品集。古布を使い、野菜・花・魚などを象った作品の他、藍型染を縫い合わせた着物などもカラーで掲載。
上野伊三郎+リチ コレクション展 ウィーンから京都へ、建築から工芸へ | 京都国立近代美術館
2009年に開催された「上野伊三郎+リチ コレクション展 ウィーンから京都へ、建築から工芸へ」の図録。建築家・上野伊三郎と、テキスタイルや陶器、ガラスなど幅広いジャンルで才能を開花させた上野リチ。リチの代表作品の数々を中心に、夫妻の歩んだ足跡に光を当てる。
ミセス全集 第3巻 美しい品 用具篇 | 文化服装学院
文化服装学院から出版された、「ミセス全集」第3巻、美しい品:用具篇。台所用品や宝石箱、櫛、文房具など、身の回りにおく、飽きのこない品々を紹介。ミセスとして歩む女性に捧げられた、優しさと気品あふれるシリーズ。
クゥィノルト 上田義彦写真集 | 青幻舎
写真家・上田義彦が、アメリカ先住民によって名づけられた「バージンの森」を大判カメラで撮影した写真集。葉や枝、朽ちた木々、鬱蒼と生い茂るシダや苔、そこで生きる生命の息づかいと静謐な空気感が収められている。装丁は葛西薫によるもの。
Pools | Kelly Klein ケリー・クライン
アメリカの写真家、ケリー・クラインが編纂したプールの写真集。プライベートなものやパブリックなものまで、世界中のプールの写真をカラーで多数掲載。設計した建築家も併せて掲載。
【新刊書籍】Biosophia | atelier plow
名古屋にアトリエを構えるジュエリーブランド、「atelier plow」の10周年の節目に刊行された、鉱物と植物をテーマとした標本写真集。1ページずつ対比するように鉱物と植物が並べられ、静謐な空気と繊細な美しさを纏った、内面からの輝きと自然の神秘を感じることのできる1冊。撮影は中島光行。新刊書籍。
Watertowers | Fons Brasser
オランダのビジュアルアーティスト、写真家であるFons Brasserの作品集。給水塔に焦点を当て、階段や窓、骨組みなど、その造形とともに内部のディテールを撮影する。各給水塔の形状と外観がサムネイルで掲載されている。英語、オランダ語、ドイツ語表記。
The Lithographs of Chagall 1962-1968 Volume 3 | マルク・シャガール
近代美術の巨匠、マルク・シャガールの作品集。色彩の魔術師と称されたシャガールによる1962~1968年の間に制作された幻想的なリトグラフの作品を多数収録。表紙と口絵がリトグラフ仕様となっている。フランス語表記。
一立斎廣重一世一代 江戸百景
江戸末期の浮世絵師、歌川広重の「名所江戸百景」初摺りの完全複製版。原画と同じ寸法、紙は手漉き奉書が用いられ、各画に改印、届出印の刷り、版木の木目やぼかしなど、あらゆる技術によって木版画を再現する。図版119画、目録、冊子にて解説を収録。
Bottom Ash Observatory | Christien Meindertsma クリスティン・メンデルツマ
オランダを拠点に活動するアーティスト、クリスティン・メンデルツマの作品集。タイトルの「ボトムアッシュ」とは焼却炉での不燃性燃焼残留物のこと。25kgのバケツに入っていたボトムアッシュをふるいにかけ、乾燥させ、レーザーで分析し、手作業で分離するというプロセスを160ページにわたって紹介する百科事典的なアートブック。 英語表記。
The Blindest Man | Emily Graham
ロンドン出身のアーティスト、Emily Grahamによる作品集。1993年に匿名の作家が黄金でできた彫刻『Chouette d'Or(黄金のフクロウ)』をフランスのどこかに埋め、その手がかりを記した本を出版した。その作家が亡くなり、30年以上経った今も宝物を探す人々や写真、調査資料、手紙など、その謎に包まれた宝探しの記録を収めた1冊。英語表記。
Shoot for the Moon | ティム・ウォーカー
世界的に活躍するファッションフォトグラファー、ティム・ウォーカーの作品集。幻想的で麗しいダークな世界観の写真を多数収録するとともに、ウォーカー自身のテキストにより、謎に満ちたその創造の根源を垣間見る一冊。ケイト・ブランシェット、ビョーク、ケイト・モスら名だたる顔ぶれがウォーカーの描く世界を体現している。英語表記。巻末に日本語訳掲載。
Distanz und Nahe | ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻 ほか
ドイツ現代写真展の際に刊行されたもの。ドイツの写真家、ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻と彼らから学んだ10名の写真家たちによる作品集。アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、トーマス・ルフらによる作品図版とともに解説を収録。ドイツ語表記。
Breathing the Same Air | Nelli Palomaki
フィンランドの写真家、ネッリ・パロマーキの作品集。2013年にデンマークとヘルシンキで開催された展覧会に際して刊行されたもの。若者や子どもたちを捉えたモノクロのポートレートは、時代を超えた風格を漂わせており、生と死、成長や記憶の儚さを写し出している。英語表記。
Le Premier Homme | Tomasz Fall
文学・哲学・映画・政治・日常生活の物語をなどを題材に創作活動を行う写真家、Tomasz Fallの作品集。自然の中で生きる『Mr. B』と呼ばれる謎めいた男の物語を描いた半架空のドキュメンタリー作品。生きるためにがむしゃらに働き、定年まであと数年というところで人生を終えた『Mr. B』の本物の人生とは。フランス語、英語表記。
鈴木成一写真集 パイン
装丁家、鈴木成一による作品集。真っ白い背景に松の木が被写体として写し出される。1ページずつ綴じられた薄紙越しにうっすらとその松の姿が浮かび上がる印象的な装丁となっている。
Border Theories | Elian Somers
オランダ出身のビジュアルアーティスト、エリアン・ソマーズによる作品集。ロシアの極端な「境界」にある3つの都市におけるイデオロギー、歴史、都市計画の相互作用を芸術の側面から調査しまとめたもの。ビロビジャン、カリーニングラード、ユジノサハリンスクの自然、都市環境など写真とともに解説を収録。
真鶴町 石の彫刻祭 | NOHARA
2019年、2021年に神奈川県南西部にある真鶴町で開催された展覧会「真鶴町 石の彫刻祭」に際して刊行されたカタログ。「小松石」という希少な石の産地として知られる真鶴町。本書では11組の作家たちによる屋外での石の作品の展示風景を、作家たちのコメントとともに掲載。
Time As River | アンヌ・アアルト
フォトグラファー、アンヌ・アアルトの作品集。2009年から2018年にかけて訪れたヘルシンキの街並みを一冊にまとめたもので、北欧の四季をあたたかい眼差しで切り取っている。英語、日本語表記。
Anselm Kiefer: Sculpture and Painting | アンゼルム・キーファー
戦後ドイツを代表する芸術家、アンゼルム・キーファーの作品集。2007年から2009年にかけてアメリカにあるマサチューセッツ現代美術館(MASS MoCA)で開催された展覧会のカタログ。キーファーによる彫刻作品やキャンバスの平面作品などを展示風景とともに掲載。英語表記。
Herbert List: Hellas | ハーバート・リスト
ドイツの写真家、ハーバート・リストの作品集。1937年から1939年にかけてギリシャを訪れ、アルカディア、オリンピア、アテネにある古代の遺跡や彫刻などを撮影した、白黒の陰影が美しい荘厳な写真の数々を掲載。 英語表記。
畠山直哉 まっぷたつの風景 | 赤々舎
写真家、畠山直哉の作品集。2016年から2017年にかけて、せんだいメディアテークで開催された展覧会に際して刊行されたもの。「写真」と「言葉」の2つのパートに分かれている本書は、写真パートでは初期から現在までの作品群や展示風景、自作解説などを収録。言葉パートでは詩人の佐々木幹郎、写真家の志賀理江子らとの対談を収録。
Lee Ufan: Open Dimension | 李禹煥 リ・ウーファン
60年代後半から「もの派」の中心的存在として活動し、現在も国際的に活躍するアーティスト、李禹煥(リ・ウーファン)の作品集。米国・ワシントンD.C.のハーシュホーン博物館に展示されているサイトスペシフィックな屋外彫刻を紹介したもの。それぞれの彫刻は美術館の建築に呼応して制作され、ステンレスや巨石といった対照的な素材を呼応させるがごとく設置されている。 英語表記。
Rothko Chapel: An Oasis for Reflection
無宗派の礼拝堂であり、現代美術のランドマークとしても知られているロスコ・チャペルの写真資料集。抽象絵画の先駆者、マーク・ロスコの14枚の絵画や建物の外観・内観、さらには空間に宿る精神性など、多角的に紹介している。 英語表記。
給水塔 比留間幹写真集 | リトルモア
写真家、比留間幹による作品集。2000日をかけて日本各地をめぐり撮影された、時代とともに消えつつある哀愁漂う給水塔の姿をカラー写真で多数収録。
On the Beach | 杉本博司
日本を代表する現代美術家、杉本博司の作品集。20年の時を経て『海景』を巡る、杉本博司の未発表作品を収録。ニュージーランドの海を巡っていた際、海岸で見つけた錆び果てた自動車部品の数々、腐食の姿とともに時の経過を見せてくれる刀剣、そして海景。形あるものが腐食し、海や自然へと還っていく輪廻転生を考えさせられる1冊。
杉本博司 瑠璃の浄土 | 京都市京セラ美術館
京都市京セラ美術館に新たにオープンした新館「東山キューブ」で開催された展示会「杉本博司 瑠璃の浄土」の図録。新たに制作された京都蓮華王院本堂(通称、三十三間堂)中尊の大判写真を含む「仏の海」や、新作「OPTICKS」シリーズ、また「京都」「浄土」「瑠璃ー硝子」にまつわる様々な作品や考古遺物など多数の図版を解説とともに収録。
川内倫子写真集 うたたね | リトルモア
写真家、川内倫子の作品集。寄り添って飛ぶ2匹の蝶、降り出した雨、水面の煌めき、蜜蜂の死骸など、やわらかく何気ない日常の風景から表裏一体の怖れ、生と死を感じさせる。フルカラーの図版を収録。
花火 | 川内倫子
写真家、川内倫子が第27回木村伊兵衛写真賞を獲得した作品集。花火が空に打ち上がると、混沌とした会場周辺の時が止まる。夏の風物詩が紡ぎ出す、一瞬のストーリーを幻想的かつ鮮明に描く作品。アートディレクションは松本弦人。
The Mountain Nomad | yuichi tanizawa
ロンドン出身、名古屋市在住の写真家、yuichi tanizawaの作品集。山の大自然の中での営みや季節とともに移ろいでいく美しい景色を鮮明な写真とともに掲載。300部限定刊行。
造形と科学の新しい風景 | 大沢武雄、ジョージ・ケペッシュ
シカゴに開設された教育機関「ニュー・バウハウス」で教鞭をとった造形理論家、ジョージ・ケペッシュ著「The New Landscape」の日本語版。絵画、写真、建築、そして自然の造形物に対する科学的な考察と、芸術的な考察を交差させ、新しい知覚の可能性を模索する実験的なヴィジュアルブック。
Martha’s Vineyard and Other Places: My Third Sketchbook from the Summer of 1982 | David Hockney デイヴィッド・ホックニー
20世紀を代表するイギリスの芸術家、デイヴィッド・ホックニーの作品集。1982年の夏、ホックニーが描いた3冊目のスケッチブックを完全に複製したもので、軽やかなタッチのドローイングの筆跡、インクの色移りや余白までもが忠実に再現されている。 英語表記。
Luigi Ghirri: The Idea of Building | ルイジ・ギッリ
イタリアの写真界を代表するアーティスト、ルイジ・ギッリの作品集。2020年にニューヨークにあるMatthew Marks Galleryで開催された展覧会に合わせて刊行されたもの。ほとんど実物大で印刷された大型の写真図版29点を収録。ギッリ独自の視点で切り取られた物質の本質に迫るような一冊。500部限定刊行。 英語表記。
異色の芸術家兄弟 橋本平八と北園克衛展 | 世田谷美術館、三重県立美術館
2011年に世田谷美術館、三重県立美術館を巡回した「異色の芸術家兄弟 橋本平八と北園克衛展」の展示図録。画家、彫刻家の橋本平八、その実弟で詩人の北園克衛の作品をカラーで多数収録。橋本の彫刻、絵画、そして北園の詩、写真、ブックデザインと、それぞれに築き上げた芸術世界を紹介するとともに、その形成の経緯を探る。
Edward Weston: The Flame of Recognition | エドワード・ウェストン
20世紀を代表するアメリカの写真家であり、グループf/64の創設メンバーでもあるエドワード・ウェストンの写真集。1920年代から1950年代にかけて撮影された作品をまとめたもの。「NUDE」、「SHELL」などのシリーズや風景、ポートレート作品を収録。 英語表記。
パウル・クレー だれにも ないしょ。 | 宇都宮美術館 ほか
2015年に開催された巡回展の図録。20世紀を代表する画家、パウル・クレーが何を描き、どうスタイルを展開させ、どのような手順で作品を作ったのかを紹介をするとともに、ミステリアスな気配をまとうクレーの思考と感性に分け入る。
Paul Klee: Kunststuecke der Tiere | パウル・クレー
20世紀を代表するスイスの画家、パウル・クレーの作品集。クレーによる「動物」をモチーフとした代表的な作品を通して、色彩や形、その創造の世界を紐解く一冊。 ドイツ語表記。
木霊の娘 | 角田正治
写真家、角田正治の作品集。自然の暮らしに溶け込む幻想的な少女のポートレートに詩人で童話作家の岸田衿子の詩が添えられた一冊。
デ・キリコ展 終わりなき記憶の旅
2000年から2001年にかけてBunkamuraザ・ミュージアムほか全国各地で開催された展覧会の図録。20世紀のイタリアを代表する画家、ジョルジョ・デ・キリコのその生涯における作品を、各時代ごとに作品図版や写真などの資料とともに紹介する。
Peter Sutherland: Colorado | ピーター・サザーランド
ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、ピーター・サザーランドの作品集。2021年に開催された展示を機に刊行されたもの。新型コロナのパンデミックを機にコロラド州に戻り撮影した作品群を中心に収録。川や山、動物たち、自然と人々の暮らしが交わるその場所の姿を写し出す。 英語表記。
Hyungsik Kim: Studio Practice | キム・ヒョンシク
韓国のフォトグラファー、キム・ヒョンシクの作品集。2013年、2014年に撮影された作品シリーズ「Studio Practice」をまとめたもので、大型の図版を見開き右ページに1点ずつ掲載した、白を基調としたシンプルな構成の一冊。 韓国語、英語表記。