Anzai: Homage to Isamu Noguchi | 安斎重男
写真家・安斎重男による作品集。彫刻家イサム・ノグチの立体作品を撮影するとともに、ポートレートや制作風景、プライベートショットを多数収録している。彫刻そのものだけでなく、作家の人物像や創作の背景をあわせてとらえることで、ノグチの芸術世界の広がりを示している。写真を媒介に、彫刻と人、制作と生活を結び、20世紀彫刻の重要な作家像を描き出している。
John Pawson | Bruce Chatwin
イギリス出身の建築家ジョン・ポーソンのモノグラフ。建築とデザインにおけるミニマルな美学を軸に、1996年までに手がけられた建築、インテリア、ギャラリー、空間デザインの仕事を、カラーおよびモノクロ図版で体系的に紹介している。光、素材、比率への徹底した配慮によって成立する空間のあり方を通して、削ぎ落とすことで立ち上がるポーソンの建築思想と造形感覚を伝えている。
Saul Leiter Selected Works
アメリカの写真家ソール・ライターの代表的なカラー作品を、京都の老舗印刷所・便利堂による希少なコロタイプ印刷で収めたポートフォリオ。街角や日常の断片を捉えた象徴的な6点で構成。19世紀に確立されたコロタイプ技法により、原画の微細な階調や質感まで豊かに再現され、写真表現と印刷技術の関係を味わうことができる。
Birds | 山本昌男
絵画を学んだのち写真家として活動し、欧米を中心に高い評価を受けてきた山本昌男によるポートフォリオ。フクロウや鶴など多様な鳥を被写体に、余白や濃淡を生かした画面構成によって、絵画的な感覚を湛えた作品が収められている。19世紀中頃に発展した古典印画技法のひとつであるコロタイプによるミニポートフォリオ6シートを収録。
Likeness and Unlikeness: Selected Paintings of Qi Baishi
中国近代美術を代表する画家・斉白石の作品を集めた作品集。風景や人物、花鳥、昆虫、魚など幅広い題材が取り上げられ、初公開となる作品も多く含まれている。伝統的な写意画に民間美術の感覚を取り入れた画風は、対象を写し取るだけでなく、その本質に迫ろうとする姿勢が感じられる。中国美術の視点から作風を解説する序文に加え、弟子による制作過程や技法の紹介、年譜も収録され、斉白石の歩みと作品世界を親しみやすく伝えている。
Paul Strand: The Garden at Orgeval
近代写真の先駆者ポール・ストランドの作品を、写真家ジョエル・マイヤーウィッツが選びまとめた写真集。ストランドが晩年27年間を過ごしたパリ郊外オルジュヴァルの自宅の庭で撮影された写真で構成されている。小さな花や冬の枝、絡み合う小枝など、自然に見られる形や反復を丁寧に観察し、簡潔で的確な視線によって捉えたイメージが並ぶ。率直な構図と確かな視覚が貫かれる一方で、存在のはかなさや死への思索がにじむ。
7000 Eichen
1985年にドイツのチュービンゲン美術館で開催された展覧会の公式図録。ヨーゼフ・ボイスの大規模プロジェクト「7000本の樫の木」の関連企画として開催され、多数の現代アーティストの作品を紹介しており、ジャン=ミシェル・バスキアやアンディ・ウォーホル、ロバート・ラウシェンバーグ、キース・ヘリングなど世界的に著名な作家が参加している。展示作品の図版や解説、展覧会の背景を詳細に収録。
On the Beach | 杉本博司
日本を代表する現代美術家、杉本博司の作品集。20年の時を経て『海景』を巡る、杉本博司の未発表作品を収録。ニュージーランドの海を巡っていた際、海岸で見つけた錆び果てた自動車部品の数々、腐食の姿とともに時の経過を見せてくれる刀剣、そして海景。形あるものが腐食し、海や自然へと還っていく輪廻転生を考えさせられる1冊。
Uncommon Places | Stephen Shore
アメリカの写真家、スティーブン・ショアによる代表的な写真集。1970年代から80年代初頭にかけて撮影されたカラー写真を収録。郊外の風景や道路沿いの建物、ホテルの内部など、日常に溢れる「普通の場所」を大判カメラで丁寧に捉え、平凡な光景に独自の存在感と詩性を与えている。ロバート・フランクやウォーカー・エヴァンズの系譜を受け継ぎながら、カラー写真を表現の中心に据え、写真表現の可能性を広げた一冊。
AKT-TOKYO 1971-1991 | 荒木経惟
写真家・荒木経惟が1971年から1991年までに制作した作品をまとめた回顧的写真集。1992年にオーストリア・グラーツのフォルム・シュタッドパルクで開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。約20年にわたる都市風景、日常の断片、ヌード作品を軸に、荒木特有の視線と詩情が通底する写真を多数収録。評論家によるテキストや年譜、主要作品リストも併載。
Isamu Noguchi | Bruce Altshuler
戦後美術を代表する彫刻家・デザイナー、イサム・ノグチの創作世界を包括的に紹介する作品集。100点以上のカラー・モノクロ図版を通して、彫刻、プロダクト、ランドスケープに至るまで、その多彩な活動を概観。本人による言葉や技法解説、年譜、主要な展覧会・公共コレクション一覧、注釈付き文献も収録。
American Diner
20世紀アメリカ文化の象徴であるダイナーの歴史と社会的背景を豊富な写真と図版で紹介するビジュアル・ヒストリーブック。馬車型の初期ダイナーから、ステンレスやネオンが輝く近代的なダイナーまで、その建築やデザインの変遷を詳しくたどる。およそ300点の写真などの図版資料を通して、アメリカの大衆文化や生活様式の一端を垣間見ることができ、建築・デザイン・社会史の視点から楽しめる内容となっている。
Michael Graves: Buildings and Projects 1982-1989
アメリカ建築を代表する建築家、マイケル・グレイヴスの創作活動を包括的に紹介するモノグラフ。クロ・ペガス・ワイナリーやヒューマナ・ビルディング、ホイットニー美術館、ディズニー・リゾートのホテル建築をはじめ、100点を超える建築作品に加え、家具やテキスタイルなどのデザインも収録。
装釘考 | 西野嘉章
美術史学者・西野嘉章による、近代日本の装丁を多角的に検証した評論集。欧州で比較的一様に発展してきた装丁と対比し、活字、和装、包紙、背文字、見返し、外函、遊び紙といった要素が、異なる形式・技術・素材の併存のなかでどのように組み合わされ、変化してきたかをたどっている。120点以上のカラー図版を参照しつつ、世界的にも稀な多様性をもつ日本の造本文化を、書物の装いという視点から読み解いている。
A&F MAGAZINE: Summer Love Issue #4 2005
アメリカのファッションブランド、アバクロンビー&フィッチが制作した写真集型マガジンの第4号。若手俳優やモデルを起用したポートレートやファッション写真を軸に、夏の高揚感や親密な空気感を通してブランドのライフスタイルを表現している。写真はブルース・ウェーバーらが撮影。
Art Forms in the Plant World | Karl Blossfeldt
彫刻家・教育者としての研究資料として始まった、カール・ブロスフェルトの植物写真を収録した代表作。葉や芽、茎、種子、蔓といった植物の部分を、強い照明と高い解像度、最大27倍の拡大によって捉え、肉眼では見落とされがちな構造や形態を映し出している。近代ドイツ写真の形成に影響を与えた仕事の核心を、未修整の図版で伝えている。
Epiphany | 山上新平
写真家・山上新平による作品集。2023年に東京都写真美術館で開催された展覧会「見るまえに跳べ 日本の新進作家 vol.20」に合わせて制作され、モノクロとカラーを織り交ぜた31点の写真を収録。静謐で詩的な画面を通して、山上の感受性と世界の微細な瞬間への眼差しを体感できる一冊。造本設計は町口覚、デザインは清水紗良。限定900部刊行。
アルフレッド・スティーグリッツと野島康三
1997年に東京国立近代美術館フィルムセンター展示室で開催された展覧会の公式図録。アメリカ近代写真の先駆者アルフレッド・スティーグリッツと、日本におけるピクトリアリズムの代表的写真家・野島康三の作品を対比的に紹介し、両者の芸術的軌跡をたどる。両写真家の代表作を中心に多数の図版を収録し、作品解説や展示背景も併せて掲載。
はじめての絵画の歴史 「見る」「描く」「撮る」のひみつ
現代美術の巨匠、デイヴィッド・ホックニーと美術評論家、マーティン・ゲイフォードが、「絵」をめぐる視覚表現の歴史を語り合いながら紹介するアート入門書。洞窟壁画からルネサンス絵画、写真、デジタル表現に至るまで、人類がどのように世界を観察し、描き、記録してきたのかを、対話形式でわかりやすく紹介。豊富な図版と親しみやすいイラストにより、子どもから大人まで楽しみながら視覚表現の本質に触れることができる内容となっている。
内藤礼 地上にひとつの場所を One Place on the Earth
日本の美術家・内藤礼による初の作品集。1989年の初期作「遠さの下、光の根はたいら」から、2001年に直島で発表された「このことを」まで、展覧会風景と代表作を多数のカラー図版で収録している。インスタレーションを中心に、空間や光、気配と向き合いながら一貫して探求されてきた「生の在りか」をたどる。国内外での活動を横断し、内藤礼の思考と表現の歩みを丁寧に伝えている。
Thank You | Robert Frank
写真家、ロバート・フランクが長年にわたって受け取ったはがきや手紙、メッセージカードをまとめたユニークな作品集。ジャック・ケルアックやアレン・ギンズバーグ、ウォーカー・エヴァンズなど著名な詩人・写真家・作家との交流が図版とともに収められており、文字と画像が入り混じったコラージュ形式で構成されている。フランク自身の視点や感謝の気持ちが反映され、写真集でありながらも人間関係や文化的ネットワークを読み取ることができる。
Gerhard Richter: Paintings 1996-2001
ドイツを代表する現代アーティスト、ゲルハルト・リヒターによる作品集。2001年にニューヨークのマリアン・グッドマン・ギャラリーで開催された展覧会にあわせて刊行されたもので、1996年から2001年に制作された抽象画および具象画の新作約57点をカラーで収録している。絵画の表層を削り取るようにして生まれる色の層や偶然の痕跡が、リヒターの探求する「見ること」と「描くこと」の関係を鮮やかに示す。美術史家ベンジャミン・ブクローによる論考も収録。
Ettore Sottsass: Architect And Designer
建築家・デザイナー、エットレ・ソットサスの仕事を総合的に捉え直した研究書。メンフィスを離れて以降の約20年に焦点を当て、建築を軸に広がっていく活動の多様性と変化をたどっている。モダニズムやポストモダニズムとの関係、素材に対する受容と拒否、個人とデザインの結びつきなど、ソットサス自身の思想を丁寧に読み解いている。書き下ろしインタビューを通じて、長いキャリアを支えてきた思考の流れと創作の姿勢が語られている。
Aria d’Italia: Contemporary Italian Lifestyle
イタリアのファッションブランド、Tod’sによるオリジナルプロジェクトをまとめた写真集。「喜び」「大胆さ」「情熱」「伝統」など8つのキーワードを軸に、現代イタリアの価値観を体現するアーティストや職人、起業家たちの姿を紹介。写真は グイド・タローニ によるもので、自宅や原点となる場所で撮影された親密な場面が収録されている。
A Constructed View: The Architectural Photography of Julius Shulman
建築写真家ジュリアス・シュルマンの活動を紹介する作品集。1930年代から1980年代にかけて撮影された写真を年代順に収録し、初期カリフォルニア・モダニズムを代表する眼差しを伝えている。R.M.シンドラー、フランク・ロイド・ライト、ミース・ファン・デル・ローエ、オスカー・ニーマイヤーら著名建築家の作品をとらえた図版を多数掲載。
Alvar Aalto: COSMIT ’98
1998年にCOSMIT(イタリア・ミラノで開催される世界的家具見本市「サローネ・デル・モービレ」を運営する公式組織)主催の展覧会にあわせて刊行されたカタログ。フィンランドが生んだ巨匠、アルヴァ・アアルトによるプロダクトや建築作品を、モノクロ図版で豊富に収録。スケッチや図面などの貴重な資料も掲載され、アアルトの創作の軌跡を丁寧に辿ることができる一冊。
Dominique Perrault
フランスの建築家、ドミニク・ペローによる作品集。代表作であるフランス国立図書館をはじめ、オリンピック自転車競技場やオリンピックプールなど、主要プロジェクトを豊富な図版とともに収録している。建築を都市や自然との関係の中でとらえ、素材や光を用いて環境と呼応する空間を生み出すペローの理念を体系的に紹介。
花 | 楠目ちづ、大倉舜二
華道家・楠目ちづと写真家・大倉舜二による作品集。楠目の生け花は、季節ごとの花の美しさや姿、生命の力を繊細に表現し、大倉の写真がその魅力を視覚的に豊かに捉えている。大型判型の紙面には精緻な写真が並び、花の造形美や色彩の豊かさを余すところなく伝えている。巻末には草森紳一による寄稿も収録。
茶室 | 林忠彦
写真家・林忠彦が日本の茶室を撮影した写真集。国宝に指定された「待庵」「如庵」をはじめ、重要文化財の茶室や三千家の名席、美術館に設けられた茶室までを5章に分けて紹介している。侘び寂びの美意識が調和した静謐な空間を大判カラー図版で収録し、併せて解説も掲載。さらに写真付録や撮影データをまとめた小冊子が付属し、茶室建築と日本文化の精髄を視覚的に伝えている。
Textiles of India | Helmut Neumann、Heidi Neumann
世界有数のインド・テキスタイルコレクションをもとに、インド各地で何世紀にもわたり受け継がれてきた芸術的な布の生産を紹介するビジュアル資料集。地域ごとの織物の伝統、パターン、技法を解説し、グジャラート州のパトラ・シルク、チベット寺院に伝わる錦織のランパ、インドネシアの媒染レジスト染めコットン、ベンガル地方の刺繍、ムルシダーバードのシルクサリーなど、多彩な作品を細部まで掲載している。英語表記。
茶裂 | 山野政雄
茶道具に用いられる裂地を体系的にまとめた資料集。袱紗、茶入仕覆、表具裂を軸に構成し、各裂地の名称や由来、文様、技法についての解説を添えている。茶の湯の実践の中で培われてきた織物の役割に着目し、歴史的背景と美意識の関係を丁寧に紐解いている。
50 TABLES: Innovations in Design and Materials
テーブルデザインの多様な試みを集成したビジュアルブック。高度に設計された複雑なモデルから、実用的で簡素なものまで幅広く収録し、伸長・折りたたみ・分解など独自の機能を備えた例も紹介している。数百点のカラー写真を中心に、文章は最小限に抑えた構成で、北米、南米、ヨーロッパ、オーストラリア、日本の作品をグラフィックコードで整理。
50 LIGHTS: Innovations in Design and Materials
電気照明デザインの発想と素材の可能性に焦点を当てたビジュアルブック。紙、プラスチック、金属、木材、フォーム、海藻など多様な素材を用いた50点の照明器具を取り上げ、構想から製品化までの過程を追っている。裸電球や配線といった最小限の要素から生まれる斬新な造形を、豊富な写真と分解図で解説し、文章は必要最小限に抑えられている。
101 Things to Learn in Art School | Kit White
アーティストで教育者のキット・ホワイトが、アートスクールで身につけるべき基礎的な考え方を101の短文で示したガイドブック。「アートは何でもありうる」「まず描くことを学ぶ」といった端的な言葉から、制作や批評との向き合い方までを簡潔に整理。各テキストには対応するドローイングが添えられ、歴史的・現代的な作品への参照を通じて内容を視覚的に補完している。
オラファー・エリアソン展 相互に繋がりあう瞬間が協和する周期
2023年から2024年にかけて麻布台ヒルズギャラリーで開催された展覧会のカタログ。現代アーティスト、オラファー・エリアソンが麻布台ヒルズの開業にあわせて制作したパブリックアートを中心に、水彩、ドローイング、立体、インスタレーションなど多様な作品を紹介している。自然現象の観察や環境への関心を基盤に、光や水、空気の変化を通して知覚と感情の関係を探るエリアソンの創作を包括的に収録。
シュテファン・バルケンホール 木の彫刻とレリーフ
ドイツの彫刻家シュテファン・バルケンホールの展示図録。2005年に国立国際美術館と東京オペラシティアートギャラリーを巡回した展覧会にあわせて刊行され、人物や動物を主題とする木彫とレリーフ約50点を収録している。一本の木から台座ごと彫り出され、素材の存在感と現代的な造形感覚が拮抗する作品群を通して、具象彫刻の新たなあり方と、木という素材との関係を問い直している。
無声時代ソビエト映画ポスター
2009年に東京国立近代美術館などで開催された「無声時代ソビエト映画ポスター」展の図録。映画とデザインという2つの前衛がタッグを組み、20世紀の新芸術の原動力となったソビエト映画ポスターで、ステンベルク兄弟、アレクサンドル・ロトチェンコらが手掛けた作品をカラーで多数収録。ロシア・ソビエト文化研究家で翻訳家の、袋一平らがもたらしたコレクションの数々を見ることができる。
宮脇愛子版画集 Aiko Miyawaki Prints 1975-1990
日本の美術家・宮脇愛子が1975年から1990年までに制作した版画作品を集めた作品集。16点の版画作品を収録し、作品ごとにタイトル、制作年、サイズなどの解説が付され、彼女の版画表現の多様性と創造の軌跡を視覚的にたどることができる。巻末には対談記事と全86点の作品リストを収録。
Joseph Beuys: The Multiples
20世紀を代表するドイツのアーティスト、ヨーゼフ・ボイスの「マルチプル」作品を網羅した決定版カタログ。1965年から1986年にかけて制作された版画や立体、ドローイングなどの作品群を、詳細な図版とテキストで紹介。作品番号1から557までを収録し、制作背景や思想、関連資料も併せて解説。ボイス自身が理念や社会的メッセージの伝達手段として重視したマルチプルの全貌を把握できる一冊。
Vergleichende Konzeptionen | August Sander, Karl Blossfeldt, Albert Renger-Patzsch, Bernd, Hilla Becher
20世紀ドイツ写真を代表するアウグスト・ザンダー、カール・ブロスフェルト、アルベルト・レンガー=パッチュ、ベルント/ヒラ・ベッヒャー夫妻の作品を並べて検証した展覧会図録。1997年にケルンで開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。人物、植物、工業構造物など異なる被写体を通して、写真における客観性や形の捉え方がどのように受け継がれてきたのかを紹介。新即物主義からコンセプト写真へと続く流れを理解する手がかりとなる、ドイツ写真史をたどるための貴重な資料となっている。
プロジェクト・ジャパン メタボリズムは語る... | レム・コールハース、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト
日本で生まれた建築運動「メタボリズム」を、建築家のレム・コールハースとキュレーターのハンス=ウルリッヒ・オブリストが膨大なインタビューをもとに再検証したドキュメンタリー。2005年から2011年にかけて、現存するメタボリズム建築家をはじめ、その師や同時代の関係者、批評家、家族に至るまで幅広い証言を収集し、運動の内側から実像に迫っている。磯崎新、菊竹清訓、槇文彦、黒川紀章、丹下憲孝らの言葉を通じて、世界的にも稀有な前衛運動としてのメタボリズムを、多声的に描き出した記録。
Braun+Design Collection: 40 Years of Braun Design 1955-1995
ドイツの電気機器メーカー・Braunのプロダクトデザインを体系的にまとめた資料集。1955年から1995年までのドイツ国内向け製品を対象に、ディーター・ラムスを中心とするデザインチームの仕事を網羅している。家電、オーディオ機器、日用品など1000点を超える製品を収録し、造形、機能、グラフィックがどのように統合されてきたかを時系列でたどる。
Ronan and Erwan Bouroullec ハードカバー版
パリを拠点に活躍する兄弟デザインユニット、ロナン&エルワン・ブルレックの初期の活動をまとめた作品集。家具、照明、ジュエリー、インテリアなど幅広い分野で展開してきた仕事を、兄弟自身の構成とデザインによって紹介している。制作風景やプロダクトの図版に加え、ロルフ・フェールバウム、ジュリオ・カッペリーニ、三宅一生らによるテキストも収録。
Sakhalin | 新田樹
写真家・新田樹が長年にわたり、ロシア・サハリン州で暮らす人々を撮影してきた初の写真集。日本統治時代に樺太と呼ばれたこの地で、祖国へ戻ることが叶わず島に生きてきた残留朝鮮・日本人の日常と風景を見つめている。2015年の個展「サハリン」、2022年の「続サハリン」を併録し、写真110点を収録。歴史の痕跡と現在の生活が折り重なる光景を通して、島に刻まれた時間と人々の記憶に向き合う視線を伝えている。