Graphic | 北川一成、葛西薫、佐藤可士和、服部一成ほか
グラフィックという二次元の領域で活躍する8人のアートディレクターによる作品集。北川一成、葛西薫、佐藤可士和、服部一成、佐野研二郎、仲條正義、野田凪、植原亮輔らの代表的なグラフィック作品をカラーで収録し、それぞれのクリエイションに迫るインタビューも併載されている。
アフィッシュ・フランセーズ 現代フランスポスター 50年の歩み
2000年にヒルサイドフォーラムで開催された展示の図録。戦後から現代までのフランスのポスター作品を100点以上収録する。レイモン・サヴィニャック、アンドレ・フランソワ、ロマン・シスレヴィッチなど著名作家のポスターや作家略歴、作品解説が並び、イラストレーション、タイポグラフィ、抽象表現、印刷など多様な技法で時代の息吹を写し取り、日本のデザイン界にも影響を与えた作品群を確認できる。
Hackney Flowers | Stephen Gill
写真家、スティーブン・ギルの作品集。ロンドン東部ハックニーで収集した植物や種、果実、日用品を押し花にし、自身の写真や拾得物と重ね合わせて再撮影した多層的なイメージを収録する。一部の写真はハックニー・ウィックの土中に埋められ、経年劣化による痕跡が画面に刻み込まれることで、場所との協働が形として残る。並行してハックニーの市民を植物の装飾とともに写したシリーズも収録。色彩・感情・リズムが凝縮した、場所に根ざした記録。
Grand Tour: The Worldly Projects of Studio Peregalli
インテリアデザインスタジオ、スタジオ・ペレガッリの作品集。過去の装飾様式を現代の空間に蘇らせる手法を軸に、主要な10プロジェクトを収録。ミラノ、パリ、ロンドンからタンジェ、サンモリッツ、テルアビブ、ニューヨークまで世界各地の邸宅が並び、壮麗な部屋の全景と精巧な装飾のディテールが写真で捉えられる。歴史的資料の精緻な調査と高度な職人技が、各空間に独自の歴史性と雰囲気を与えている。
Candida Hofer: The Major Monograph
写真家、カンディダ・へーファーの初の大規模モノグラフ。ベルント&ヒラ・ベッヒャーに師事し、新客観主義の系譜を継ぐへーファーは、1970年代初頭から一貫して公共空間の記録に取り組んできた。図書館、講堂、ロビー、美術館、クラブハウスなどの屋内空間を、人物を排した状態で大判カラーで撮影。人の不在を通じて、その場に蓄積された人間的な痕跡と空間の緊張を捉える。
境界 boundary 特別限定版 | クロヌマタカトシ
木彫を中心に制作する彫刻家、クロヌマタカトシの作品集。限定100部の特別仕様。流木、陶土、樟といった自然素材を用い、木にとまるカラス、寄り添う雀、人の姿や花々など多様なモチーフを彫刻で表現する。素材の質感と陰影を生かしながら、丹念に刻まれた線が生命のかたちを浮かび上がらせる。近年作に加えて初期作も収録。見開きにサインあり、ドローイングシート1枚付属。
Wolfgang Tillmans: Lighter
写真家、ヴォルフガング・ティルマンスの作品集。ターナー賞受賞者として知られるティルマンスの近年の抽象作品、なかでも2005年から展開する「Lighter」シリーズを中心に収録。折り曲げたり、しわを寄せたりした写真そのものを被写体とした「paper drop」作品は、写真を複写媒体としてではなく物質的なオブジェクトとして扱う試み。「Freischwimmer」「Silver」などの先行シリーズも参照しながら、インスタレーション・ビューを多数収録し、展示空間での作品体験を誌面に再現する。
Wolfgang Tillmans: View from Above
ドイツ出身の写真家ヴォルフガング・ティルマンスが、2001〜03年に各国で開催した展覧会にあわせて刊行した作品集。自然や都市の風景、静物、日食の記録といった写真に加え、暗室作業やインクジェットによる実験的な抽象作品など、主に未発表のイメージを収録している。光の揺らぎや色のにじみが画面に独特の緊張をもたらし、具象と抽象のあいだを往還するティルマンスの表現の広がりを感じさせる内容となっている。
Wolfgang Tillmans: Wako Book 2
ヴォルフガング・ティルマンスが自ら編集・デザインを手がける写真集シリーズの第2巻。WAKO WORKS OF ARTでの展示に合わせて発行。1990年代から2000年代の作品群から、「Blushes」「mental picture」「windowbox」などのシリーズを含むカラー・モノクロ75点を収録。人物のポートレート、彫刻や静物、街並みの風景が並ぶ。限定1500部発行。
Superstar
1960年代末に登場したアディダスのスニーカー「スーパースター」の歴史と進化をたどる写真資料集。半世紀以上にわたり、季節ごとに流行が移ろい、技術革新で製品が短期間で入れ替わるスニーカー業界にあって、スーパースターは常に存在感を保ち続けてきた。各年代のモデルやコラボレーションが写真で紹介され、スーパースターの普遍的な魅力と文化的影響を伝えている。
Gazelle
1960年代後半に登場したアディダスのスニーカー「ガゼル」の歴史と進化をたどる写真資料集。スポーツとストリートスタイルが融合した代表作として、コレクションのレギュラーメンバーに位置づけられるガゼルは、世界中で愛されるアイコンとなった。コラボレーションモデルや各国での幅広いデザインが写真で収められ、ガゼルのデザインと文化的影響を伝えている。
Superstar 50th Anniversary
アディダスを象徴するスニーカー「スーパースター」の誕生50周年を記念したスペシャルエディションブック。ヴィンテージモデル、コンソーシアムモデル、アニバーサリーモデル、コラボレーションモデル、さらにはレアモデルや未発表のプロトタイプなど、約100種類を紹介。また、スーパースターの歴史、開発と販売に携わったクリス・セヴァンへのインタビュー、ヒップホップ界で永遠に語り継がれることとなったRun DMCのシグネチャーモデルの写真も掲載。 英語表記。
Sole Provider: 30 Years of Nike Basketball
ナイキによるフットウェア30年の歩みをまとめた作品集。1972年の誕生からシェア拡大に至るまでの流れを背景に、歴代モデルのデザインと機能の変遷をたどる。誌面には広告ポスターや販促ビジュアル、試作段階のスケッチ、プロトタイプ、試合写真などを収録し、「エア フォース I」「エア ジョーダン」など象徴的なモデルと選手の関係を具体的に紹介。デザイナーや選手へのインタビューも交え、開発過程やブランド戦略にも触れている。
Woman in the Mirror ハードカバー版 | Richard Avedon
写真家、リチャード・アヴェドンの作品集。晩年に手がけたプロジェクトのひとつで、女性を被写体とした写真をまとめる。マリリン・モンロー、スージー・パーカー、ドヴィマらモデルや著名人のほか、マルグリット・デュラス、ジュン・リーフなど芸術家、そして名もない人物まで、多様な女性の姿を収録。ファッション写真と肖像写真を往来したアヴェドンが、表情・仕草・佇まいの微細な差異を通じて被写体の内側に迫る。
Alexey Brodovitch ペーパーバック版 | アレクセイ・ブロドヴィッチ
『ハーパース・バザー』誌のアートディレクターを務め、以後のファッション写真やエディトリアルデザインに多大な影響を残したアレクセイ・ブロドヴィッチの包括的な作品集、ペーパーバック版。代表作『Ballet』『Day of Paris』『Saloon Society』などに加え、初期の希少なブックカバーやポスターワーク、ハーパース・バザーのカバーなど300以上の図版を収録。詳細なバイオグラフィーや作品解説も網羅した重厚な一冊。
Experiment Bauhaus
1988年にドイツで開催された「Experiment Bauhaus」展の図録。グラフィックデザイン、プロダクトデザイン、建築、写真、彫刻など、バウハウスの多岐にわたる活動領域の作品を収録し、各作品に詳細な解説テキストが付される。工芸・美術・建築の統合を目指したバウハウスの教育理念と実践を包括的にたどることができる。
Design = Ekonomi | Olle Eksell
グラフィックデザイナー、オーレ・エクセルによる作品資料集。現代企業におけるデザインの役割と、物質的福祉社会での経済活動との関係を考察した内容となっている。エクセルはスウェーデン国内外の企業や産業との関わりを通じ、製造から販売までのプロセスにおけるデザインの機能を具体的な事例を交えて紹介している。また、政治的・経済的刷新の視点から、初期段階の自動化がもたらす未来像にも言及している。書籍全体のタイポグラフィ、装丁、図版に至るまで著者自身が手掛けており、オーレ・エクセルの造形感覚と経済観を描き出している。
火と水と木の詩 私はなぜ建築家になったか | 吉村順三
建築家、吉村順三の講演録・対談集。自身の歩みと住宅設計への姿勢を語った言葉を中心にまとめる。幼少期の体験から建築家を志した経緯、修行時代の出来事、日本各地で手がけた住宅設計の具体例まで収録し、素材や環境との向き合い方、生活と建築の関係が吉村自身の言葉で語られる。自邸「南台の家」をはじめとする住宅作品の写真も掲載し、自然や風土をどう建築に取り込んだかをあわせてたどることができる。
In Passing | Annegien Van Doorn
写真家、アネヒーン・ファン・ドールンの作品集。日常にあるありふれた物体を主題に、わずかな介入や配置の変化によってその見え方を変える写真と映像を収録。机上の小物、食品、家庭用品といった見過ごされがちな対象が、色彩や構図の工夫によって別の用途や意味を帯びた姿で現れる。使われ、忘れられてきた物に第二の意味を与えることにより、物の実際の存在に改めて目を向けている。
Preppy: Cultivating Ivy Style
プレッピーファッションの起源から発展をたどる写真資料集。アメリカ東部のエリート大学で生まれた実用的な装いが、国際的なランウェイや現代の若手デザイナーを経てどのように進化したかを、未発表を含む写真や広告資料で紹介する。オックスフォードシャツ、カシミアセーター、マドラスパンツ、リリー・プルイッツァーの柄物など男女の象徴的アイテムを網羅し、J.プレス、ブルックス・ブラザーズ、ラルフ・ローレンなどブランドの役割にも触れる。
Taiyo Onorato, Nico Krebs: Light of Other Days
スイス人アーティストデュオ、タイヨ・オノラトとニコ・クレブスによる作品集。作家自身が制作したオブジェや拾得物を被写体に、ダイレクト・ポジティブ・ペーパーを用いた長時間露光で撮影されたモノクローム作品を収録している。被写体をそのままポジ像として定着させる手法はアナログ写真の物質性と物語性を際立たせ、ユーモアと実験精神に満ちた視点から写真表現の可能性を拡張している。
If, Then, Because, Since and So | Bjarne Bare
写真家、ビャーン・ベアの作品集。同名のシリーズから生まれた16点の大判カラー写真を収録。路上で見つけた廃材や奇異な物を被写体に、屋外とスタジオの撮影を行き来しながら制作。日光の変化がテクスチャーの細部を変容させ、写真の表面へと帰還するような視覚的構造を持つ。タイトルは小学校の教科書に由来する構文の反復を指し、シリーズの形式的な配列にもその反復の手法が貫かれている。
Kyungwoo Chun: Photographs
ドイツを拠点に活動する韓国出身の写真家、チョン・キョンウの作品集。長時間露光によって被写体の輪郭をぼかした写真で知られ、瞬間を切り取るのではなく、撮影者と被写体、あるいは被写体同士のあいだに生まれる相互作用のプロセスを写し取る。代表作「Versus」をはじめ、「BreaThings」、「Believing is Seeing」、「Simultan」の4シリーズを収録。批評家・キュレーターのシン・ヘヨンによるエッセイと作家略歴を掲載。
Ark Journal Volume VIII
スカンジナビア発、年2回刊行のインテリア雑誌『ARK JOURNAL』第8号。空間・オブジェクト・作り手に焦点を当て、建築・デザイン・アートの関係を北欧的な美学で捉える。ロサンゼルスの住宅から北イタリアの小都市の住まい、コペンハーゲン、ブリュッセルまで、多様な環境に根ざした建築と暮らしを紹介。ジョン・ポーソン設計のマイケル・マハラム邸、ファルスター島の夏の家、ヘルシンキのサウナなど、自然や周囲との関係を意識した空間も取り上げる。調香師バルナベ・フィリオン、アーティストのランドン・メッツ、写真家マルティエン・マルダーの特集も収録。
Ark Journal Volume IX
スカンジナビア発、年2回刊行のインテリア雑誌『ARK JOURNAL』第9号。私たちの周囲にある空間やオブジェクト、その作り手に目を向け、建築・デザイン・アートの関係を北欧的な価値観と美学から捉えている。本号では、コペンハーゲンの歴史的アパートやトルヴァルセン美術館、メキシコの廃墟再生住宅、ミラノの住宅兼スタジオなど、旧と新が共鳴する建築事例を紹介。さらに、フィンランドのデザインを軸に、オアハカ、アントワープ、ロサンゼルスの住空間も取り上げ、空間が身体感覚や感情に与える影響を丁寧に考察している。
Ark Journal Volume XI
スカンジナビア発の年2回刊行誌『ARK JOURNAL』第11号。私たちを取り巻く空間やオブジェクト、その作り手に焦点を当て、建築・デザイン・アートの相互作用を北欧的な価値観と美学から捉えている。メキシコシティやシンシナティのミッドセンチュリーモダニズム住宅、ベルリンの現代住宅、バルト海の島の住居など、歴史への敬意を軸にした建築プロジェクトを特集。南アフリカ出身の建築家スマイヤ・ヴァリーへのインタビューや、ラテンアメリカのデザイン史をめぐる対話も収録。
MOD EAST | コモエスタ八重樫、伊藤慎一
DJ・音楽プロデューサーのコモエスタ八重樫と写真家の伊藤慎一のヴィジュアルブック。1960〜70年代の日本のモダン建築を中心に、喫茶店、オフィスビル、学校、住宅、文化施設など多彩な都市空間を写真で収録。「喫茶店」「オフィスビル」「住宅」「和」「未来な街」など章ごとにテーマを設け、建築の素材や質感、都市環境との関係を具体的に読み取ることができる。昭和期の建築文化と時代の雰囲気を、文章と写真でたどる。
You Can Leave Your Hat on: Starring Jake Davies | Karl Lagerfeld
ファッションデザイナー、カール・ラガーフェルドの作品集。モデルのジェイク・デイヴィスを主演に据え、さまざまな場所や状況で異なる人物像を演じさせた写真を収録する。セピア調のイメージが大きな白縁で囲まれ、アルバムに貼られた断片のように並ぶ。ギャングスタ風の衣装でカフェに座る場面、夜のプールサイドでのタキシード姿、窓辺のヌードやスタジオでのカジュアルショットなど、デイヴィスの多様な表情が続く。帽子が各場面を貫くモチーフとなり、断片的なエピソードをひとつの物語へとつなぐ。
ジョン・ルーリー展 ドローイング You Are Here
2010年にワタリウム美術館で開催されたジョン・ルーリーの展覧会図録。1980年代にミュージシャン・俳優として活動するも、難病により活動を休止、その後画家へと転向。文字や人物、動物、抽象的なモチーフを大らかな筆致で組み合わせたドローイング作品を、カラー図版で多数収録する。
SOL | ARIKO
写真家・ARIKOが5年にわたってアイスランドで撮影した写真集。湯気に包まれた大地、水の飛沫、草原を走る馬、光の反射や虹、空を羽ばたく鳥など、自然と人間、動物が互いに支え合い共生する瞬間を静かに捉える。地表の奥深さと空の遠さを同時に感じさせる、果てしない視野の広がりを体感できる一冊。
Sarah Moon: Improbable Memories
ロンドンやパリでモデルとして活動した後、1970年より写真家へ転向したサラ・ムーンによる作品集。女性や静物を被写体に、絵画的な構図と繊細な色彩でとらえた写真94点を収録する。柔らかな光と独特のぼかしが画面に独自の質感を与え、現実と夢のあいだのような時間が漂う。作家の創作背景や作品解釈に触れる解説も掲載。
Short Cuts: Fiuza Faustino
建築家、フィウザ・ファウスティーノの作品集。10年間にわたる建築事務所の活動を、漫画に着想を得た携帯性の高い造本でまとめる。線画中心の図面やモノトーンの写真を組み合わせ、220ページ以上にわたって作品をストーリーボードのように展開する。学校や住宅、ナイトクラブ、オフィス、タワーなど多様な建築プログラムにおける壁、椅子、階段といった基本要素への実験的なアプローチが随所に織り込まれている。
American Modern | Thomas O'Brien
インテリアデザイナーである、トーマス・オブライエンによるインテリアデザイン書。アメリカンモダンを中心にアーバンモダン、カジュアルモダン、ヴィンテージモダンほか、様々なモダンスタイルをカテゴライズして紹介する。ニューヨークにある住宅のロフト、ロングアイランド東部の校舎を改造した家など、インテリアの詳細な図版とともに解説を収録。 英語表記。
陶磁のこま犬 特装限定版 | 本多静雄
陶芸研究家・本多静雄が各地に残る陶磁製こま犬の魅力を記録した資料集。愛知、岐阜、岡山をはじめとする地域に伝わるこま犬を丹念に調査し、威厳を湛えた姿からどこか愛嬌を感じさせる造形まで、多様な表情をカラー写真で紹介している。産地ごとの特徴や制作年代、技法に触れながら、由来や背景を整理した「こま犬の戸籍簿」も掲載され、地域文化と造形美の関係を読み解く手がかりが示される。表紙に愛らしいこま犬の陶板が埋め込まれた限定版の装丁。限定80部発行。
小さな森の家 軽井沢山荘物語 | 吉村順三
建築家、吉村順三の作品集。名作「軽井沢の山荘」の設計図、室内写真、四季の変化と建物の関係を豊富な図版で収録している。木造とコンクリートを組み合わせた構造や、森の中での光の取り入れ方、空間の細部にまでこだわった室内配置など、吉村の設計手法を解説。自然環境との対話や素材の選び方、生活空間の工夫を通じて、吉村の住宅設計の理念と美学を描き出している。
工芸批評 | 井出幸亮、鞍田崇、沢山遼、菅野康晴、高木崇雄、広瀬一郎、三谷龍二
2019年に松屋銀座デザインギャラリーで開催された「工芸批評」展にあわせて刊行された書籍。監修者、出展作家、美術批評家による現代工芸論を収録し、それぞれの思想や視点を通して「工芸とは何か」を多角的に探っている。あわせて、各人の工芸観を反映した25の作品を解説つきで紹介。後半には、工芸に関する25冊の書評と100冊のブックリストを掲載。
My Way to Typography ハードカバー版 | Wolfgang Weingart
1970年代以降のタイポグラフィの展開に決定的な影響を与えてきた、スイスのデザイナー・教育者であるヴォルフガング・ワインガルトの仕事と思想を集大成した作品集。自身の造形的探究の変遷と、教育の基盤となった思考を約500ページにわたって詳細にたどっている。雑誌『Typografische Monatsblätter』での実践や、ヨーロッパや北米に広がった教育的影響も射程に収めながら、モダニズム以後のタイポグラフィの可能性を再定義している。
Designing Programmes | Karl Gerstner
グラフィックデザイナー、カール・ゲルストナーの著作。1964年刊行の原著を新版として復刻。4つのエッセイを通じて、ゲルストナー独自のデザイン方法論を解説する。既成の答えを与えるのではなく、コンピュータ黎明期における設計の原理を体系的に展開。グラフィック・プロダクトデザイン、音楽、建築、アートから豊富な例を引きながら、今日のコンピュテーショナルデザインの文脈でも参照され続ける基礎的思考を伝える。
アート・テクニック・ナウ 17 永井一正のポスター
日本を代表するグラフィックデザイナー、永井一正によるポスターデザインの技法書。自身の代表作を中心に、発想から構成、造形のプロセスまでを豊富なカラー図版とともに解説している。視覚的インパクトと思想性を兼ね備えたポスター表現の核心に迫りながら、次世代のデザイナーに向けた実践的なアドバイスも収録。永井のデザイン哲学と造形の原点を照らし出している。装丁は粟津潔によるもの。
ALL GONE 2008
ストリートカルチャーマガジン『All Gone』の2008年号。ストリートカルチャー、ファッション、アート、プロダクトなど、2008年に注目されたアイテムやプロジェクトを世界中から収録。スニーカーや限定コラボレーション、プロダクトデザインのヴィジュアルを中心にまとめ、年鑑的な視点で多彩なオブジェクトを並べる。当時の都市カルチャーシーンの動向を具体的にたどることができる。
Libertas | Lake Tajo
スタイリストの熊谷隆志としても知られる写真家、レイク・タホの作品集。アメリカ、ニュージーランド、日本など、各地で撮影された作品を収録。「日常から解放されたい人たちへ…」の一文から始まる、自然と人々、動物たちのありのままの瞬間を切り取る。
TWEED | レイク タホ
スタイリストとしても知られる写真家、レイク・タホによる作品集。野原や廃墟、山や空、草木の気配といった風景に、ランウェイやポートレートを織り交ぜ、建築・自然・人物が緩やかに交差する構成がとられている。柴咲コウ、浅野忠信、麻生久美子、YUKIらが被写体として参加。タイトルの「TWEED」は、異なる色糸が複雑に混ざり合う織物になぞらえている。
ゲルハルト・リヒター 写真論/絵画論
現代アーティスト、ゲルハルト・リヒターの著作集。1972年から2005年にかけて行われたロバート・ストア、ベンジャミン・ブクローらとのインタビュー、ヤン・トルン=プリッカーとの対談、1962年から1992年にわたるノートを収録。連作「1977年10月18日」や「WAR CUT」を巡る考察も含まれ、リヒターの制作思想と写真・絵画への姿勢が言葉を通してたどることができる。
Jaroslav Rossler
チェコ前衛写真の先駆者として知られる写真家、ヤロスラフ・ロスラーの作品集。1920年代前半の抽象・構成主義的な写真作品を中心に、実物のミニマルなディテール、幾何学的な切り紙、光と影を用いた抽象構成、実験的なフォトモンタージュ、近代建築や工学を題材とした構成主義的写真などを収録している。