サイモン・フジワラ The Problem of the Rock | 太宰府天満宮
アーティスト、サイモン・フジワラによる作品集。2013年に開催された展覧会「The Problem of the Rock」の様子などを写真資料で紹介する一冊。神社でのリサーチからフジワラが取り組んだ「岩」にまつわる作品群を通して、時間、信仰、歴史、岩について考えるという4つの筋から現代社会に疑問を投じるというもの。
Distanz und Nahe | ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻 ほか
ドイツ現代写真展の際に刊行されたもの。ドイツの写真家、ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻と彼らから学んだ10名の写真家たちによる作品集。アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、トーマス・ルフらによる作品図版とともに解説を収録。ドイツ語表記。
錯視芸術の巨匠たち 世界のだまし絵作家20人の傑作集 | アル・セッケル
世界各国の錯視芸術の巨匠と呼ばれるアーティスト20人を紹介する。ジュゼッペ・アルチンボルド、サルバドール・ダリ、エッシャー、福田繁雄、北岡明佳らによる、視覚を欺く多彩な表現技法の作品を、豊富な図版と併せて解説を収録。
フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線 | SOMPO美術館
2024年にSOMPO美術館で開催された展示のカタログ。19世紀後半のパリを表現した後期印象派画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの作品を紹介。素描、水彩、ポスター、版画など、ダンスホールやキャバレーを描いた代表的な作品や、挿絵や雑誌の出版に関する作品などとともに、私生活から晩年までその生涯を辿る。豊富な図版と併せて解説を収録。
草木染 型染の色 | 山崎青樹
日本の染色工芸家・染色研究家・草木染め研究家、山崎青樹による草木染の資料集。日本の豊かな四季を連想させる多様な草木染めの色彩を、その名称から歴史、またそれらの色彩を用いて染められた布地を本書に貼り付けて収録。さらに巻末には型染めの手法も図版とともに掲載。限定1600部。
Dieter Rams: As Little Design as Possible | ディーター・ラムス
インダストリアルデザイナー、ディーター・ラムスの作品集。世界中に影響を与え、現在もなお多くのファンを持つディーター・ラムスの、ブラウン社での仕事を網羅。図版を多数収録するほか、巻末には年譜を併せて収録。
Alvar Aalto: Through the Eyes of Shigeru Ban | アルヴァ・アアルト
2007年にイギリスのBarbican Art Galleryで開催された展示の際に刊行されたもの。20世紀を代表するフィンランドの建築家アルヴァ・アアルトが手掛けた作品の中から、世界的な建築家・坂茂が選び出した重要な15のプロジェクトを紹介する。パイミオのサナトリウム、アアルトスタジオ、アアルト自邸、ベイカー・ハウスほか、インタビューやフォトエッセイを収録。 英語表記。
Knoll Furniture 1938-1960 | Steven Rouland、Linda Rouland
ニューヨークのKnoll Furniture Companyが1938年から1960年の間に製作した家具をカタログ化したもの。椅子やテーブルなどといった代表的な家具の数々をカラーとモノクロで足多数収録。
倉俣史朗の世界 Shiro Kuramata 1934-1991 | 原美術館
2000年に原美術館で開催された展覧会「倉俣史朗の世界」に際して刊行された図録。空間デザイン、プロダクトデザインの分野で世界的に活躍した倉俣史朗による家具デザインを、田中一光監修のもと時系列にカラーで掲載。
岸和郎 TIME WILL TELL | nemofactory
2021年に京都工芸繊維大学美術工芸資料館で開催された展示の際に刊行されたもの。建築家、岸和郎の40年間にわたる歩みをまとめた作品集。「KIT HOUSE」、「紫野和久傳」、「日本化学産業総合研究所」ほか、多様なプロジェクトをモノクロの作品図版、解説を収録。日本語、英語表記。
坂本一成 住宅 日常の詩学 | TOTO出版
建築家、坂本一成の30年にわたる作品を紹介する。1969年から2001年までの全16作品とプロジェクト13作品、主要論文11本を掲載。「散田の家」「代田の町家」「House F」ほか、カラー・モノクロ含む図版と併せて解説を収録。日本語、英語表記。
玩具図譜 全5巻揃 | 尾崎清次
大正・昭和期の小児科医であり、郷土玩具研究でもあった尾崎清次の著作。郷土玩具のなかでもとりわけ小児の無事成長を願うものをあつめ、スケッチとともにひとつひとつにまつわる民俗を記録したもの。『小児疾病の呪禁に関する玩具』、『結婚・妊娠・出産及食の呪禁に関する玩具』、『小児の幸福を祈りて贈る玩具』、『朝鮮玩具図譜』、『琉球玩具図譜』の全5巻セット。復刻版。
BORO つぎ、はぎ、いかす。青森のぼろ布文化 | 小出由紀子、都築響一
小出由紀子と都築響一が、民俗学者・田中忠三郎のコレクションから青森の衣服・寝具「ぼろ」を紹介。寒さと貧しさの中から生まれたサバイバルのかたち、奇跡のテキスタイル・アートである“ぼろ”を、都築響一の撮り下ろしの写真で多数掲載している。
イヌイットの壁かけ | 岩崎昌子
北極圏に暮らす先住民族イヌイットの壁掛けを紹介したビジュアルブック。厳しい自然のなか、イヌイットの女性たちが防寒着用の生地の端切れを活かして作った壁掛け。自然や動物など暮らしの風景を取り入れながら、一針一針心を込めて縫われた美しい壁掛けの数々を多数収録。
李朝の美 民芸 | 岡本太郎、浜口良光、趙子庸
18世紀から19世紀の李朝期の朝鮮における民芸を集成した資料集。図版は民具編、民画編に分類され、各解説は後半に掲載。中国や日本と似て異なる、彩り鮮やかで軽やかな民族芸術を大判のビジュアルで紹介。文章・解説は岡本太郎、浜口良光、趙子庸、撮影は田枝幹宏によるもの。
韓国の古美術 | 淡交社
韓国の古美術に関する資料集。絵画、彫刻、工芸、陶磁器、石造・木造建築など、古代朝鮮時代から三国時代、新羅、高麗、李王朝…と時代を越え脈々と受け継がれ育まれてきた固有の文化と芸術の数々をカラー図版で273点掲載。巻末にはそれぞれの作品ごとの詳細な解説のテキストや地図、略年表を収録。
ROOMS STUDIO 2023
ジョージアのトビリシを拠点とするインテリアデザインスタジオ「Rooms Studio」の作品集。2007年の設立以来、Rooms Studioが創作によって紡いできた物語を視覚的に描き出す一冊であり、スタジオのこれまでの作品群を美しいビジュアルとともに紹介。英語表記。
〈折り〉の設計 | ポール・ジャクソン
ペーパーアート&クラフトに関する書籍を30冊以上執筆し、学生からナイキなどの企業まで「折りのコンサルタント」を行うポール・ジャクソンの、「折り」についての資料集。様々なプリーツの折り方を、図版・テキストとともに収録。ファッション、建築、インテリアデザインなどバリエーション豊かに紹介。
小笠原流 結ぶ 折る・包む | 小笠原清忠
武家の礼法、弓術、弓馬術を伝承する小笠原流の31世宗家である、小笠原清忠による伝統的な『結ぶ・折る・包む』についてまとめたもの。「武具飾りの結び」「婚礼式の結び」や「熨斗三方」「折る・包むということ・基本の折り方・包み方」など、小笠原流の歴史や図版とともに解説を収録。
彩色江戸物売百姿 | 三谷一馬
日本画家、江戸風俗研究家の三谷一馬による、江戸のさまざまな物売たちの姿をまとめた風俗資料集。風鈴そば屋、七味唐辛子売り、狐の飴売り、古傘買いなど。江戸を賑わせた物売りたちの姿をカラー図版で収めるとともに、現れる時期や時間帯、当時の金額、売り声などの解説を併せて収録。当時の江戸の様子をうかがい知ることができる1冊。
Thomas Heatherwick Making | トーマス・ヘザウィック
イギリスの建築家/デザイナーのトーマス・ヘザウィックのモノグラフ。140以上のプロジェクトを数百点に及ぶ写真、イラスト、スケッチとともに、600ページ以上のボリュームで収録。世界で最も卓越したデザイナーの一人による決定版のような一冊であり、多くの人々にとってインスピレーションの源となり続けるであろう一冊。英語表記。
Kengo Kuma: Portland Japanese Garden | 隈研吾
建築家、隈研吾がリニューアルを手がけた「ポートランド日本庭園」についてまとめた建築資料集。アメリカで初めて手がけた公共建築プロジェクトを紹介する。美しい庭園、伝統的な家屋をイメージした建築物の外観・内観、枯山水ほか、カラーによる図版とともに解説を収録。英語表記。
Live Beautiful | Athena Calderone
インテリアデザイナー、アテナ・カルデローネによるビジュアルブックでありガイドブックのような一冊。洗練されたインテリアがどのように形づくられていくのか、デザイナーやクリエイターたちによる住まいのインスピレーションの源や、空間づくりに込められた思い出の品、個人的なストーリー、文化的な背景などを掘り下げるとともに、テクスチャーや収集したアイテムの使い方、空間ごとの演出といったディテールまでも丁寧に解説。自宅にも取り入れられる実用的なアイディアを提供してくれる一冊。英語表記。
甲木恵都子の仕事
草木染作家、甲木恵都子の作品集。30年に及ぶ創作活動を一冊にまとめたもので、自然を材料にした美しい伝統染色による着物染のほか、行灯、衝立などの作品の数々をカラー図版で多数収録。
忘草 東京 | 杉謙太郎
花人、杉謙太郎の作品集。2015年から2017年の間に撮影された東京の風景写真と生けられた花の写真が見開きに並べられて構成された一冊。付属のCDには、花の撮影場所であり、今はもう存在しない病院の開設時に据えられたというピアノと街の音が融合された音楽を収録。音楽は内田輝、写真は奥山晴日が手がけている。
TOKINOHA | 清水大介、清水友恵
清水焼ブランド「TOKINOHA」の写真集。「暮らしの中で使われて完成する清水焼」をテーマにはじまった「TOKINOHA」の軌跡、その理念や未来への想いを写真と言葉で表現する。写真は中川正子。 限定1000部。日本語、英語表記。
鳥取民藝美術館 | 柳宗理
鳥取民藝美術館に収蔵されている作品をまとめた作品集。日本陶芸や朝鮮陶芸をはじめ、木工、染織、編組品にいたるまで幅広い作品をカラーとモノクロで多数収録。柳宗理による序文や、水尾比呂志によるテキストをあわせて掲載。
Chairman | Tibor Kalman
スイスの家具ブランド・vitra(ヴィトラ)のビジュアルブック。古今東西の人々と椅子の関わりを想起させるイメージと、ヴィトラ社が世に送り出した椅子の写真を収録。編集・アートディレクションはティボール・カルマンによるもの。 英語表記。
結び方手帖 | 藤原覚一
日本に古くから伝わる結び方を荷造り、船、釣り道具、家具、贈り物、服装、スポーツと7つに分類し、結び方をイラストレーションと詳細なテキストで解説。
日本の凧 | 俵有作
日本で手掛けられた様々な凧を集めた資料集。カラーとモノクロの図版を多数収録するほか、凧の構造、道具、そして日本各地の凧の特徴などをまとめた解説付き。人々の飛躍を夢見る願いとともに誕生した凧の姿からは、民衆のエネルギーや、伝統的な日本の形、色が浮かび上がる。
Jean Prouve 1901-84: The Dynamics of Creation | ジャン・プルーヴェ
フランスの建築家でデザイナー、ジャン・プルーヴェの作品集。機能性と合理性、そしてシンプルで洗練されたスタイルで20世紀のデザイン史において最も影響力のある一人と称されるプルーヴェ。本書は、プルーヴェの多彩な作品群と先進的なヴィジョンを知るための入門書のような一冊であり、写真やスケッチ、図面、設計案などの豊富なビジュアル資料とともに主要作品の数々を掲載。英語表記。
Venetian Glasses: The Carla Nasci and Ferruccio Franzoia Collection
Carlo Rizzarda Modern Art Galleryの18世紀から現代に至るまでのヴェネチアングラスのコレクションまとめたもの。1920年代のアール・デコのガラスからカルロ・スカルパによる革新的なデザインのガラス作品、カッペリーニ社やヴェニーニ社のプロダクトなど、大判の図版とともに解説。800点以上の作品が収められた大ボリュームの1冊。英語表記。
光の色 | 安藤忠雄、リチャード・ペア
安藤忠雄と写真家・リチャード・ペアがコラボレーションした写真集。1996年に発行されたもののミニチュア日本語版。光の教会、兵庫県立こどもの館、直島コンテンポラリーアートミュージアムなどを撮影した美しい写真作品とともに、安藤忠雄のスケッチ、トム・へネガンの論文なども掲載。
坪庭 The Indoor Garden 大橋治三写真集
京都の町家などでよく見られる、周囲を壁や塀などで囲まれた小規模な庭『坪庭』についてまとめた写真資料集。江戸時代から現代にいたるまで、京都のほか全国各地にある坪庭をカラー図版で71点収録。巻末には資料と写真解説を収録。
もうひとつの創造 芹沢銈介の収集品 | 静岡市立芹沢銈介美術館
静岡市立芹沢銈介美術館が収蔵する、芹沢銈介の収集品を紹介する図録。生前から世界の工芸品の収集家として知られ、自らの収集を「もうひとつの創造」と称していた芹沢銈介。本書は芹沢の4500点のコレクションの中から、世界もジャンルも多岐にわたる339点の収集品を掲載。
唐桟 | 浦野理一
インドのサントメ地方から渡来した綿織物の一種、「唐桟(とうざん)」をあつめた資料集。天保、慶応期につくられた唐桟に基づき、特殊染色糸により織り上げた現代唐桟の実物見本3点、図版105点と解説を収録。限定1500部発行。
円空 | 谷口順三、後藤英夫
仏師・歌人の円空による木彫りの仏像作品集。全国各地に12万体が見つかったという円空仏のなかから114体を厳選して掲載。大胆な彫塑のなかに安らかな表情が浮かぶ、独特の仏像がずらりと並ぶ。著者エッセイでは円空仏との出会いから円空の生い立ちなどについて紹介。写真は後藤英夫、装丁は原弘。
縄文 1万年の美の鼓動 | 東京国立博物館
2018年に東京国立博物館で開催された「縄文 1万年の美の鼓動」展の図録。日本のものづくりの源流ともいえる「縄文の造形」や「縄文の美」に焦点をあて、縄文時代草創期から晩期まで、日本列島各地から出土した品々を紹介。また、火焔型土器、土偶「縄文のビーナス」などの縄文時代の国宝全6点が揃って展示されたのは史上初でもあり、非常に資料性の高い1冊。
国宝 土偶展 | 東京国立博物館
2009年から2010年にかけて東京国立博物館で開催された同名展示の図録。「土偶のかたち」「土偶芸術のきわみ」「土偶の仲間たち」というユニークな切り口で構成され、国宝3点と重要文化財23点、重要美術品2点を含む全67点の土偶を掲載。
北欧モダン デザイン&クラフト(カバー茶色) | 東京オペラシティアートギャラリー ほか
2007年に東京オペラシティアートギャラリーをはじめ、国内を巡回した展示の図録。デンマーク、ノルウェー、スウェーデン、フィンランドの北欧4カ国で生まれたデザインと工芸を広く紹介。「北欧モダン」黄金期にあたる1950〜60年代のプロダクトデザインを中心に、図版と解説を収録。
デンマーク・デザイン | 長崎県美術館 ほか
2016年から2017年にかけて長崎県美術館をはじめ国内を巡回した展示の図録。デンマーク近代デザインの黄金期といえるミッドセンチュリーを中心に、現代に至るまでの歴史を巡る。アルネ・ヤコブセンやハンス・ウェグナーらによる名作デザインの数々を図版とともに丁寧に解説。
江戸の千代紙 いせ辰三代 | 広瀬辰五郎
いせ辰三代目・広瀬辰五郎が、同社の手掛けた千代紙とその歩みを辿りながら解説した一冊。江戸末期の1864年に千代紙・おもちゃ絵の版元として神田元岩井町(現岩本町)で創業したいせ辰。多数の江戸千代紙のカラー図版とともに、「仁兵衛と辰五郎」「お長屋談義」などを掲載。
インドネシアの染織 木綿の島々 エイコ・クスマ・コレクション | 福岡市美術館
2003年に福岡市美術館と渋谷区立松濤美術館で開催された展覧会「エイコ・クスマ・コレクション 木綿の島々 インドネシアの染織」展の図録。インドネシアの染織コレクターのエイコ・アドナン・クスマ氏が数十年の歳月をかけて収集した膨大なインドネシアの染織品から選び抜かれた染織品を地域や島ごとに分けて紹介。別冊の「ジャワ島・スマトラ島の染織」もセットで付随。 英語、日本語表記。
銀座目利き百貨街2 | 原研哉
2012年に松屋銀座で開催された展示会「銀座目利き百貨街2」のカタログ。第一回と同じく個性豊かな49の店主と店舗で展開。それぞれの審美眼をもってして選ばれた逸品や稀少品、珍品の数々を収録。編集やアートディレクションは原研哉。