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A Book of Spoons | Jasper Morrison
2026年2月13日
英国のプロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソンが選んだスプーンの写真集。穴あきお玉からアイスクリーム用スプーンまで、時代や用途を横断する日用品を収録し、ありふれた道具を類型学的視点から捉え直す。イェール大学で教鞭を執るポール・エリマンとの協働により、書体や構成にも思索が行き届いたブックデザインを実現。ナイジェル・シャフランによる写真は、均質で控えめな佇まいを保ちながら、素材や形状の差異を丹念に映し出している。
The Eames Lounge Chair: An Icon of Modern Design
2026年2月13日
ミッドセンチュリーを象徴する家具、イームズ・ラウンジチェアの包括的研究書。チャールズ&レイ・イームズによる設計の背景や構造を詳細に検証し、とりわけレイ・イームズの役割にも光を当てる。伝統素材と近代的技術、機械生産と手作業の仕上げが交差する制作過程を辿りながら、戦後アメリカの文化的文脈のなかでこの椅子が占めた位置を読み解く。200点を超える図版に加え、未発表ドローイングやフィルムスチル、書簡も収録。
Richard Serra: Lemgo Vectors
2026年2月13日
ドイツのレムゴーに設立されたSTAFFランドスケープ・パークのために制作されたリチャード・セラの彫刻「Lemgo Vectors」を紹介する作品集。自然の保全と芸術の振興という理念のもと、風景と深く向き合いながら生み出された作品の構想と意義を、テキストと写真で伝えている。ドイツの製鉄所での制作風景写真も掲載。美術史家シルケ・フォン・ベルスヴォルトによる論考と、ディルク・ラインアンツの写真を通して、自然と彫刻が緊張関係のなかで結びつく瞬間を描き出す
ハートランド 365日カレンダー
2026年2月13日
キリンビールのブランド「Heartland(ハートランド)」によるクリエイティブキャンペーンにおいて、Heartlandビール販売店向けに制作された365日分のポスターコレクション。小規模の個人店でも自由に掲示できるよう、日付のないカレンダー形式で束ねられており、店舗ごとに自由な使い方が可能となっている。各ポスターにはHeartlandブランドの理念である「時間を忘れてビールを楽しむ」というメッセージが込められ、プロモーションとアート表現を融合させたユニークな取り組みとして、広告・デザインの視点からも高く評価された。
スタインバーグ 新しい世界
2026年2月13日
アメリカを代表するイラストレーター、ソウル・スタインバーグの日本語版作品集。雑誌『ニューヨーカー』の表紙や挿絵で知られるユーモラスで風刺的なドローイングを多数収録する。線と構成の軽やかな筆致によって、日常と想像のあいだを自在に往来するスタインバーグの世界を紹介。装丁は詩人で美術評論家の瀧口修造が手がけ、袖には彼によるスタインバーグ論を掲載。
Helvetica Forever ヘルベチカ フォーエバー | ヴィクトール・マルシー、ラース・ミューラー
2026年2月13日
世界中で広く使用され、日本でも高い人気を誇る書体「Helvetica(ヘルベチカ)」を多角的に掘り下げた一冊。タイプフェイスデザイナー、マックス・ミーディンガーとエドアード・ホフマンの往復書簡や日誌ファイルをはじめ、ポスター、プロダクトデザインなど多彩な図版を収録し、その誕生から世界的成功に至るまでの歩みを紹介する。デザイン史、タイポグラフィ史の両面からヘルベチカの魅力と影響力を検証する資料性の高い内容となっている。
Serpens | Guido Mocafico
2026年2月13日
写真家ギド・モカフィコによる蛇を主題とした作品集。ファッションフォトグラファーとして『Vogue』『Wallpaper』などで活動する一方、長年にわたり撮影を重ねてきた蛇のイメージをまとめる。約2,700種におよぶ多様な存在のなかから、コブラやマンバ、クサリヘビなどを厳選し、黒を基調とした背景のもとでその姿を克明に記録。神話や宗教、恐怖や崇拝の対象として語られてきた蛇を、美しい魅力的な造形として捉えている。
サセボプロジェクト04 17 | 松尾修
2026年2月13日
長崎・佐世保を舞台に、写真家・松尾修が2017年に出会った17歳前後の少年少女たちの姿を捉えた写真集。米海軍基地や造船業が存在する街の中で育つ若者たちの等身大の表情や日常を、モノクロームの静謐な画面で描き出す。地元出身ならではの視点で、都市や地域に根ざす青春のリアルな姿を記録し、個人の存在と環境の関わりを浮かび上がらせる作品群は、観る者に街と人の関係性を考えさせる。シリーズ「サセボプロジェクト」の第4弾として、松尾修の地道なドキュメント精神と写真表現の確かさを示す一冊。
Betty Catroux, Yves Saint Laurent: Feminine Singular
2026年2月13日
イヴ・サンローランのファッションアイコンであり、サンローランの「片割れ」とも称されたベティ・カトルーのモノグラフ。2020年にパリのイヴ・サンローラン美術館で開催され、2022年に日本にも巡回した展覧会に際して刊行されたもの。イヴ・サンローランの象徴とも言える魅惑的なミステリアスさと、時代を超えて称賛される長く洗練されたシルエットを誰よりも兼ね揃えていたカトルー。本書は美術館の所蔵品およびカトルーのプライベートコレクションから、アーティスティック・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロが選定した写真を多数掲載した一冊。英語、フランス語表記。
Weight and Measure 1992 | Richard Serra
2026年2月13日
1992年にテート・ギャラリーで開催されたリチャード・セラの展覧会の図録。重量と寸法という根源的な主題を軸に、鋼板を用いた大型彫刻を収録。空間に配置された鉄の質量は、視覚だけでなく身体感覚に直接作用し、鑑賞者の動線や重力への意識を変化させる。図版とテキストを通して、支持構造やバランス、スケールといった問題系を掘り下げ、彫刻と場所の関係を再考する。
Deliciously Decadent: Dinner Services of the 20th & 21st Centuries
2026年2月13日
世紀の変わり目に生まれた過剰で豪華、官能的かつ攻撃的な現代食器を紹介するビジュアルブック。オランダ・プリンセスホフ国立陶磁器美術館での展覧会にあわせて刊行されたもの。国内外の著名デザイナーによる、多彩な釉薬や光沢、宝石や真珠を用いた作品を豊富な写真で収録。心理学的・社会学的・文化史的視点から「退廃」のテーマを論じつつ、新しい陶磁器技法の情報源としても価値が高い。ユーモアを交えつつ、贅沢すぎる食器の魅力と意義を探る一冊。
信楽大壺 | 土門拳、小山富士夫
2026年2月13日
写真家・土門拳と陶磁器研究家・小山冨士夫による、信楽焼の大壺をテーマにした写真集。土門拳が捉えた重厚で精緻な写真をカラー、モノクロ図版で多数収録し、信楽焼特有の土味や自然釉の美を鮮やかに伝える。解説は陶磁器研究の第一人者・小山冨士夫が担当し、技法や歴史的背景も詳述。前書きには文芸評論家・小林秀雄による寄稿もあり、単なる写真集を超えた美術書としての価値を併せ持つ。
独楽 熊谷守一の世界 | 藤森武
2026年2月13日
写真家・藤森武が画家・熊谷守一の生活を撮影した写真集。土門拳に師事した藤森が約3年間にわたり熊谷邸に通い、庭で虫を観察する姿や家族との食事、昼間に油絵を描く貴重な場面を記録している。写真には熊谷自身の言葉が添えられ、藤森によるエッセイも収録。日常と制作の両面を伝える構成で、熊谷の人物像を浮かび上がらせている。
没後40年 熊谷守一 生きるよろこび
2026年2月13日
2017年から2018年にかけて開催された展覧会の公式図録。初期の重厚な画風から、猫など身近な題材を鮮やかな色彩と明快な輪郭で描いた代表作に至るまで、熊谷守一の画業を豊富なカラー図版で紹介している。闇から光へと移ろうように変化した作風は、その生涯の歩みとも深く結びつき、孤高の画家が追い求めた表現の核心を映し出す。人生と芸術の関わりを改めて浮き彫りにする内容となっている。
和田誠展
2026年2月13日
2021年より全国を巡回した「和田誠展」の公式図録。没後初の本格的作品集として、4歳から83歳まで約80年にわたる創作の軌跡を収録。幼少期のスケッチや日記をはじめ、装丁、ポスター、絵本、映画、音楽まで、ジャンルを横断した多彩な仕事を豊富な図版と資料でたどる。500ページを超えるボリュームのなかに、作品年譜や主要トピック、本人の言葉も織り込み、和田誠の創作の背景と思想を丁寧に掘り下げている。
Helvetica: Homage to a Typeface ペーパーバック版
2026年2月13日
世界的に広く使用されてきた書体、ヘルベチカに焦点を当て、その実践例を集成した作品集。ポスター、ロゴ、パッケージ、サイン、新聞、切手など多様な領域から選ばれた約400点をカラー図版で収録。端正なサンセリフと均衡の取れた造形が、文脈によってどのように表情を変えるのかを浮かび上がらせ、ヘルベチカという書体の設計思想と社会的浸透力を読み解いている。
Die Bluse | Hermann H. Schmitz
2026年2月13日
ドイツの作家ヘルマン・ハリー・シュミッツによる、ユーモアと不条理が入り混じる物語。デュッセルドルフでダンディとして知られた著者は、皮肉とグロテスクな筆致を交錯させながら、社会や人間の滑稽さを描いた。本作は遺稿集『Das Buch der Katastrophen(災厄の本)』に収録された一編で、突飛な状況設定と乾いた語り口が独特の緊張を生む。凝縮された短編形式のなかに、可笑しみと哀感が同居する世界が広がり、シュミッツの批評精神と文学的感覚を端的に伝えている。
Petit Theatre Alphabrtique | Paul Cox
2026年2月13日
アーティスト、ポール・コックスによる創造的なしかけ絵本。フランス・マルセイユのアート・ギャラリーStudio Fotokinoより出版されたもの。アルファベットごとにデザインされたキャラクターや小物を切り抜き、組み立てることで小さな「劇場」を作ることができる。文字と物語、絵の遊びを結びつけ、子どもから大人まで自由に楽しめる構成。紙を素材にした仕掛けや舞台装置は、遊びながら文字や造形への想像力を刺激し、視覚的・触覚的な体験を提供する。
AMP Architects
2026年2月13日
スペインの建築スタジオ、AMP Arquitectosによるモノグラフ。創設メンバーであるフェリペ・アルテンゴ、フェルナンド・メニス、ホセ・マリア・ロドリゲス=パストラーナが手がけた建築プロジェクトを紹介。カナリア諸島政府本部庁舎など代表作を中心に、精緻な写真と論考を通して設計の背景やランドスケープとの関係性を解説。4つの論考も収録され、視覚的・文章的に建築の思想と実践を伝えている。
A World without Words | Jasper Morrison
2026年2月13日
プロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソンによるビジュアルブック。タイトル通り言葉やテキストなどの表記がない一冊。デザインの歴史的なアイコンや日常的なプロダクトが1ページにつき1枚掲載された本書は、シンプルでありながら複雑、そして詩的でユーモアを交えた魅力的なデザインを生み出すモリソンのインスピレーションの源や視覚的な学びを与えてくれるような一冊。英語表記。
GA No.10 アルヴァ・アアルト:ルイ・カレ邸
2026年2月13日
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第10号。20世紀を代表するフィンランドの建築家、アルヴァ・アアルトが手がけたルイ・カレ邸を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が、テキストは武藤章が担当している。
GA No.9 ジェームス・スターリング:レスター大学工学部/ケンブリッジ大学歴史学科
2026年2月13日
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第9号。20世紀後半のイギリスを代表する建築家、ジェームス・スターリングが手がけたレスター大学工学部とケンブリッジ大学歴史学科の建築を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が、テキストは菊竹清訓が担当している。
GA No.8 リチャード・ノイトラ:砂漠の家/トレメイン邸
2026年2月13日
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第8号。20世紀モダニズム建築における代表的な近代建築家、リチャード・ノイトラが手がけた砂漠の家とトレメイン邸を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が、テキストはディオン・ノイトラが担当している。
Points of View 視線の変遷 | 野又穫
2026年2月13日
画家・野又穫による、1986年から2004年までのペインティング作品をまとめた作品。現実には存在しない建造物を主題に、時間や場所の概念を超越した空想的な建築風景を描き出している。古代遺跡のようでありながら未来建築をも想起させる構造物は、静謐な色彩と緻密な構成によって、記憶と想像のあいだに広がる風景を形成する。現実と非現実の境界を問う野又の独自の視覚世界を鮮明に描き出している。
増補 磯江毅 写実考 1974-2007
2026年2月13日
日本の画家・磯江毅による作品集。写実絵画の可能性を徹底して追求し、現代リアリズムの旗手として国内外で高い評価を得た磯江の1974年から2007年までのペインティングやドローイングを収録している。対象を凝視し、絵具と光によって生命の質感を写し取る独自の手法が特徴で、静謐さと緊張感を併せもつ画面が展開される。装丁は中垣信夫と井川祥子が担当し、作品の世界観に呼応する端正な造本が印象的。増補版。
イサム・ノグチ展
2026年2月13日
1992年に東京国立近代美術館、京都国立近代美術館で開催された「イサム・ノグチ展」の図録。彫刻のみならず、インテリアデザイン、環境デザインなど多彩な活躍を見せた氏の作品をカラーとモノクロで多数収録。造形によって空間・余白の美を見出した名作の数々を振り返る。図版の他、「形態への旅立ち」「有機的形態と抽象思考」「空間へ/空間から」などの文献を収録。装丁は浅井潔、馬面俊之。
Insular Insight: Where Art and Architecture Conspire with Nature
2026年2月13日
瀬戸内海に浮かぶ直島、豊島、犬島を舞台に、現代美術と建築、そして自然との共生を記録した写真集。安藤忠雄、妹島和世、西沢立衛、三分一博志らが手がけた建築をはじめ、パブリックアートやサイトスペシフィックな作品を多数収録する。オランダの建築写真家イワン・バーンが、細部から全景までをとらえた写真によって、アートと建築が島の風景に溶け込む瞬間を描き出す。
藤本壮介 武蔵野美術大学 美術館・図書館
2026年2月13日
建築家・藤本壮介が設計した武蔵野美術大学美術館・図書館を記録した写真集。森のように連なる書架が内部を横断し、展示と閲覧が連続する独自の空間構成を形づくる本建築を、阿野太一、笹岡啓子、石川直樹の3名の写真家がそれぞれの視点から捉えている。異なるまなざしが交差することで、藤本壮介の空間思想と構築的アプローチを具体的に掘り下げている。
サヴィニャック パリにかけたポスターの魔法
2026年2月13日
フランスを代表するポスター作家、レイモン・サヴィニャックの仕事を紹介する展覧会図録。2018年から2019年にかけて国内を巡回した同名展にあわせて刊行されたもの。大型ポスターから原画、当時の街並みに掲げられた風景写真まで約200点を収録。ユーモアとエスプリに満ちた造形が、戦後フランスの大衆文化とともに生きたサヴィニャックの精神を軽やかに伝えている。
都市は人なり「Sukurappu ando Birudo プロジェクト」全記録 | Chim↑Pom
2026年2月13日
Chim↑Pomによる「スクラップ・アンド・ビルド」をテーマとしたプロジェクトの全貌を記録した作品集。解体される新宿・歌舞伎町のビルでの展示から、瓦礫を再利用し新たな公共空間を生み出す試みまで、都市の破壊と再生のプロセスを克明に追う。写真、証言、インタビューを通して、変貌し続ける東京の姿と、都市に介入するアートの可能性を浮かび上がらせる。都市とは誰のものかを問いかける、実践と思索のドキュメント。
Emmett | Ron Jude
2026年2月13日
アメリカの写真家、ロン・ジュードによる作品集。1980年代初頭、故郷アイダホ州中央部で撮影された初期作品を約30年の時を経て再編集したもので、ジュードの写真表現の原点をたどる。夏のドラッグレース、移ろう森の風景、深夜映画のような断片的イメージなど、現実と夢のはざまを漂う幻想的な光景が展開される。ノスタルジーとユーモア、静けさと不穏さが共存するその世界は、個人の記憶や成長の曖昧な輪郭を映し出し、時間の層を感じさせる。『Alpine Star』『Other Nature』と連なるテーマの中で、ロン・ジュードのまなざしがとらえた世界の断片を描き出している。
花と俺 | 東信
2026年2月13日
フラワーアーティスト・東信による約10年間にわたる制作の軌跡をまとめた作品集。日常の花や植物を素材に、爆破や宙吊りといった斬新な手法で表現される作品群を通じ、花そのものの美しさや存在感、そして人との関わりを問いかける。国内外での展示や活動の記録も収録され、作品写真とともにアーティストの思想や挑戦の過程が伝わる。型にはまらない発想と独自の視点で、花の可能性を再発見させる、東信の創造の軌跡を俯瞰できる一冊。
熊野、雪、桜 | 鈴木理策
2026年2月13日
風景写真の新たな地平を切り拓いてきた写真家・鈴木理策の個展図録。故郷・熊野を主題とする連作「熊野」、光の移ろいを追い続けた代表作「桜」、そして雪をモチーフとした新作「White」から約80点を収録する。反復される土地と季節のなかで、光と色彩の微細な変化に向けられた継続的なまなざしが、時間の層を重ねていく。東京都写真美術館によるシリーズ第一弾として刊行され、写真表現の現在を問い直す契機ともなった一冊。
Allgemeine Entwurfsanstalt with Trix and Robert Haussmann
2026年2月13日
スイス・チューリッヒを拠点に活動したデザインデュオ、トリックス・アンド・ロバート・ハウスマンと、家具メーカーのロートリスベルガーによる共同プロジェクトを記録した写真資料集。1979年に始まった協働から生まれた限定手作り家具を、構想段階から完成までの造形とともに収録している。各作品は少数限定で制作され、細部の設計や高度な技術、素材への深い理解が結実したもの。デザイナーと製造者の密接な関係性が生んだ、実験性と完成度をあわせ持つ家具を紹介している。
ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家
2026年2月13日
スウェーデンを拠点に活動するガラス作家・山野アンダーソン陽子の発案によるプロジェクト「Glass Tableware in Still Life」をまとめたアートブック。18人の画家が言葉でリクエストした器を山野が制作し、そのガラス器を画家たちが静物画として描いた作品を収録している。ガラス、絵画、写真が呼応し合う構成を通して、素材の記憶と手仕事のあいだに生まれる対話を可視化。制作の過程をたどるテキストや論考も収録。
アイデア No.329 ハーブ・ルバリンのタイポグラフィックス
2026年2月13日
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.329(2008年7月号)は、ハーブ・ルバリンのタイポグラフィを特集。独創的な書体表現やデザインワークを豊富な図版で振り返り、その革新性と影響力を検証している。あわせてルバリンのインタビューを収録し、制作の背景や思想に迫る内容。さらにヘルムート・シュミットによるカール・ゲルストナー論や、立花文穂のインタビューなども掲載。
アイデア No.292 Cyan/German graphic design
2026年2月13日
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.2920(2002年5月)特大号。巻頭特集はベルリンを拠点とするグラフィックデザイン事務所Cyan。1992年から2002年にかけてのデザインワークを48ページにわたり収録し、覚え書きやマニフェストも併載することで、その思考と実践の輪郭に迫る。後半ではOtt + Stein、Baumann & Baumann、ギュンター・カール・ボーゼらベテランの仕事を大きく取り上げ、さらにボーゼによるテキスト「ドイツにおけるタイポグラフィとデザインの諸相」「ライプツィヒにおけるデザイン教育について」を収録。
バスキア展 メイド・イン・ジャパン
2026年2月13日
2019年に森アーツセンターギャラリーで開催された展覧会の公式図録。アメリカの画家、ジャン=ミシェル・バスキアと日本との関係に焦点を当て、文化的交流や日本美術・書の影響など、これまで語られることの少なかった側面を探る。世界各地から集められた約130点の絵画、ドローイング、資料を収録し、バスキアの創作の源泉を多角的に検証する。監修はバスキア研究の第一人者、ディーター・ブッフハート。
HAPTIC 五感の覚醒
2026年2月13日
2004年に開催された竹尾ペーパーショウ「HAPTIC 五感の覚醒」展をまとめた書籍。テーマである「ハプティック=触覚」を軸に、紙という素材の可能性を拡張しながら、感覚に訴えるプロダクトデザインを紹介している。グラフィックやインテリア、プロダクトなど多様な分野で活躍するデザイナーが参加し、視覚と触覚の関係を再考させる実験的な作品群を展開。図版とテキストを通じて、素材と感覚の新たな関わりを浮かび上がらせている。
De Nieuwe Fotografie in Nederland
2026年2月13日
1920〜1930年代にオランダで展開された「ニュー・フォトグラフィ(Nieuwe Fotografie)」の動向を紹介する写真集。フォトモンタージュや大胆な構図、斬新なアングルなどを用い、日常の中に新たな美を見出そうとした写真家たちの実験を辿る。写真が“新しい視覚言語”として模索され、芸術的探究から社会的・報道的な表現へと発展していく過程を、豊富な図版とテキストによって紹介。
芹沢銈介展 宗廣コレクション
2026年2月13日
2011年に開催された「宗廣コレクション 芹沢銈介展」にあわせて刊行された図録。郡上紬の制作者・宗廣陽助が収集した芹沢銈介の作品を収録している。屏風、暖簾、着物のほか、板絵やガラス絵といった肉筆画も含め、約150点に及ぶ多彩な作品を掲載。染色から絵画まで幅広い領域に及ぶ芹沢の仕事を紹介し、その表現の広がりと造形的探究心を明らかにしている。
Alleverythingthatisyou. | Katz, Vincent, Doug Starn and Mike Starn
2026年2月12日
アーティストデュオ、スターン兄弟(マイク&ダグ) による作品集。インクジェットプリントを用いたカバーは、兄弟自身がブルックリンのスタジオで一点ずつ出力し貼り付けている。表紙には鉛筆による手書きのエディションナンバー入り。特殊な顕微鏡カメラで撮影された雪の結晶は、ひとつとして同じ形をもたない存在であり、複製や均質性といった写真表現の前提を揺さぶる。限定1000部発行。
意識の流れ Stream of Consciousness | 鈴木理策
2026年2月12日
写真家・鈴木理策の公式展覧会カタログ。2015年に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。「「海と山のあいだ」「SAKURA」「White」「Étude」など近年のシリーズに加え、新作「水鏡」も掲載。8×10インチの大型カメラによる精緻な写真群を通して、「見る」という行為そのものに向き合う姿勢が貫かれている。タイトルに込められたのは、視線を委ねたときに立ち上がる記憶や感情の揺らぎ。継続する制作の流れを通して、鈴木理策が探究してきた「見る」という行為の深度が伝わる一冊。
落水荘・タリアセン | 上田義彦
2026年2月12日
写真家・上田義彦が、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトによる代表作「落水荘(カウフマン邸)」と「タリアセン」を撮影した写真集。2002年秋に行われた撮影により、森と渓流に抱かれた建築と、住居兼工房として構想された空間の細部をオールカラーで収録する。石や木といった素材の質感、インテリアの陰影、周囲の風景との呼応を丹念にとらえ、自然と建築が結びつく瞬間を映し出す。
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