吉田五十八とその流れ | 学芸出版社
建築家、吉田五十八とその門下生による建築を紹介する資料集。近代数寄屋の建築で知られる吉田五十八、そしてその影響と作風を受け継ぐ8人の門下生たちによる作品群をカラー、モノクロ図版で掲載。
季刊 JA Autumn 2005 Junzo Yoshimura 吉村順三 | 新建築社
日本の建築を海外に向け紹介する季刊誌「Japan Architect」2005年秋、59号。特集は建築家、吉村順三。自邸である南台の家、軽井沢の山荘、画家・猪熊弦一郎の田園調布の家ほか、建築作品28作品を解説とともに収録。
京の町家 | 藤本四八、中村昌生
京都の商人・職人の住まいである「町家」を集めた写真集。窓や格子といった表構えのほかに店の間、居間、庭などをカラーとモノクロで掲載。暮らしと商いが混ざりあう暮らしのための、建築構造やプロダクトデザインが見て取れる。写真は藤本四八、執筆は中村昌生。
イスラム空間と文様 | 石元泰博
日本の写真家、石元泰博によるイスラムの建築を撮影した写真集。コルバド、グラナダ、バグダッド、イスタンブールほか、各地のイスラム建築、装飾を紹介。礼拝空間を飾る青いタイルや、金色の装飾を施されたドームなど、壮麗な空間の美しさが収められている。装丁は田中一光によるもの。
Anni Albers ペーパーバック版 | アニ・アルバース
ミッドセンチュリー期に活躍したドイツのテキスタイルデザイナー、アニ・アルバースの作品集。ペーパーバック版。夫であるヨゼフ・アルバースとともに、20世紀モダニズムを牽引した彼女のテキスタイル作品を多数収録。織り手としてのアルバースの技術、素材に対する意識、そして芸術とデザインに対する深い理解が綴られたテキストにも注目の一冊。英語表記。
黄八丈 | 浦野理一
染織研究家・浦野理一が八丈島の伝統工芸品である絹織物「黄八丈」についてまとめたもの。天保から明治にかけての黄八丈の図版を解説とともに収録。現代黄八丈の実物裂3枚付属。
ルーシー・リー展 | 東京都国立近代美術館
2010年に東京都国立近代美術館などで開催された、20世紀を代表するウィーン出身の女性陶芸家、ルーシー・リーの没後初の回顧展図録。約250点の作品とノート、手紙、写真など貴重な資料を多数収録。
Marcel Breuer Design | マルセル・ブロイヤー
モダニズムを代表する建築家であり、家具デザイナーのマルセル・ブロイヤーの作品集。ブロイヤーが手がけた中でも象徴的なワシリーチェアをはじめ、様々な家具を時代ごとにカラー、モノクロ図版で多数掲載。英語、フランス語、ドイツ語表記。
Mid-Century Modern: Furniture of the 1950s | Cara Greenberg
1950年代に花開いたミッドセンチュリー期の家具を集めたデザイン集。イームズ夫妻やジョージ・ネルソンらによる、曲線美を見事に昇華したテーブルやチェア、ランプや時計をカラーとモノクロで掲載。
物物 | 猪熊弦一郎
画家・猪熊弦一郎の収集品のなかから、スタイリスト・岡尾美代子が100点余りを厳選し、写真家・ホンマタカシが撮影した一冊。博物館に陳列されていてもおかしくない貴重な品から、道端で拾った小さな欠片まで。猪熊弦一郎が愛したそのひとつひとつを、岡尾美代子とホンマタカシの会話付きで紹介する。堀江敏幸によるエッセイもあわせて掲載。編集・ブックデザインは菊地敦己によるもの。
東北へのまなざし 1930-1945 Eyes on Tohoku | 東京ステーションギャラリー ほか
2022年に東京ステーションギャラリーほか各地で開催された展覧会の図録。ブルーノ・タウトや柳宗悦らも来訪し記録を残した東北地方の工芸や玩具、民具などを解説とともに幅広く網羅して掲載。後進的な周縁とみなされてきた東北地方の豊かな文化的側面を辿る一冊。
スパイラルブック
東京、青山にある複合文化施設「スパイラル」について網羅したモノグラフ。情報の発信地であり、アートや舞台、音楽など様々なイベントを行ってきたスパイラルの創設から、槇文彦や山口小夜子、吉本作次らによるテキストまで幅広く収録。タイプフェイスデザインは仲條正義。
Jugendstil Mobel | Hans Ottomeyer
ドイツの中でも重要なコレクションの一つである、ミュンヘン市博物館に収蔵されている家具のコレクションをまとめたもの。イスやテーブル、チェスト、鏡台ほか、木製のあらゆる家具のカラー・モノクロ含む219点の図版とともに解説を収録。ドイツ語表記。
陶藝 中川一政 1986 | 万葉洞
洋画家、中川一政による陶芸の作品集。陶印制作の依頼から陶土との出会いがはじまり、茶碗、皿、絵や文字が描かれた陶板など、陶芸作品、陶印の作品図版を収録。
変幻する神々 アジアの仮面 | 杉浦康平、田淵暁
1981年に西武美術館で開催された展示会「変幻する神々 熱きアジアの仮面」の図録。アジア各地に存在する神、鬼、魔、獅子などを象った仮面を多数紹介しながら、アジア各国の繋がりや、神話、芸能などのルーツを探る。構成・造本は杉浦康平、写真は田淵暁によるもの。
Design als Gegenstand. Der neue Glanz der Dinge
1980年代当時のヨーロッパにおける新しいデザインをまとめた1冊。エットレ・ソットサス、アレッサンドロ・メンディーニら、様々な建築家やデザイナーたちによって制作されたテーブル、椅子、テレビ、照明、バイク、コーヒーカップなど、実験的かつ前衛的なデザインの作品図版、解説を収録。 ドイツ語表記。
Shiroiya Hotel Giving Anew 白井屋ホテル | 藤本壮介 ほか
群馬県前橋市で江戸時代に創業され、廃業した「白井屋旅館」が『白井屋ホテル』として再生したプロジェクトの記録。建築家、藤本壮介による建築設計、現代アート、デザイン、⾷へのこだわりほか、豊富な図版、解説を収録。塩田千春、小野田健三、KIGIら、アート作品が飾られた客室など、建築とアートとが融合した、『白井屋ホテル』の全容を知ることのできる一冊。英語表記、日本語の解説冊子付き。
コラーニ バック イン ジャパン | 京都工芸繊維大学美術工芸資料館
2005年に京都工芸繊維大学美術工芸資料館にて開催された展覧会の図録。ドイツのインダストリアルデザイナー、ルイジ・コラーニによる1960年代から1970年代のデザイン画から、飛行機、リニアモーターカー、カメラ、家具、日用 […]
ルーシー・リー展 静寂の美へ | 西マーヤ、三浦弘子 他
陶芸家、ルーシー・リーの生誕100周年を記念して開催された展覧会「ルーシー・リー展 静寂の美へ」の図録。氏が手掛けた美しい作品の数々をカラーで多数収録し、その陶芸家としての歩みを辿る。
土佐和紙 全2冊揃 | 高知県手すき和紙協同組合
伝統工芸品にも指定されている、高知県で生産される土佐和紙の見本帖2冊セット。本文編には土佐和紙の原料や製法についての解説、標本紙編には実物の和紙が見本として150種収録されている。500部限定。
重要文化財 永富家 | 鹿島研究所出版会
江戸時代後期を代表する民家であり、国の重要文化財にも指定されている「永富家」を写真に収めた写真集。鎌倉時代から続いた歴史ある旧家である永富家の外観や内観、間取り、貴重な資料の数々をカラー、モノクロ図版で収録。写真は石元泰博ほか。
岡本太郎 ✕ 建築 衝突と協同のダイナミズム | 川崎市岡本太郎美術館
2017年に開催された「岡本太郎×建築 衝突と協同のダイナミズム」展の図録。1957年の旧東京都庁舎の壁画や、東京オリンピック、そして1970年の日本万国博覧会など、都市と時代をともにみつめてきた岡本太郎と建築家たちの交流に焦点を当て、建築と美術の関係性について再考する。
アール・ヌーヴォーの館 旧松本健次郎邸 | 増田彰久
アール・ヌーヴォーの館 旧松本健次郎邸/九州の実業家、松本健次郎がかつて暮らしていた洋館・旧松本家住宅を詳細に記録した写真集。日本におけるアール・ヌーヴォーの歴史的な展開、その資料も併せて多数収録。装丁は杉浦康平。
蔵 暮らしを守る | 東京海上火災保険
世界に類例のないユニークな構造と役割をもつ日本の「蔵」に焦点を当てた写真集。建築学、民俗学のふたつの視点から、地域ごとの特色やその歴史を紐解く重厚な1冊。写真は石元泰博、装丁は白井晟一によるもの。英文解説冊子付属。
バウハウス展 ガラスのユートピア | 宇都宮美術館 ほか
2000年に開催された、デザインの教育機関・バウハウス関連作品展の図録。モホリ=ナジら教育者や出身者によるペインティングやフォトグラム、グラフィックデザインなどの作品のほか、学生生活の様子もカラーおよびモノクロで収録。
Artists’ Textiles 1940-1976 | Geoffrey Rayner ほか
芸術家が手がけたテキスタイルデザインをまとめた作品集。1940年代から1970年代に著しく発展を見せた芸術と織物製造業者とのコラボレーションを、パブロ・ピカソ、サルバドール・ダリ、アンリ・マティス、ヘンリー・ムーア、アンディー・ウォーホルなど著名芸術家らの作品をもとに紹介。200点以上のカラー図版を掲載。
European Textile Design of the 1920s | Stsdtische Kunstsammlungen Chemnitz
1920年代ヨーロッパのテキスタイルデザイン集。ドイツ、オーストリア、フランス、イタリア、イギリスのテキスタイルアートを紹介する。家具、寝具、装飾などに用いられた機械織りの作品や、バウハウスで制作された手織りの作品ほか、カラー、一部モノクロによる作品図版、解説を収録。 英語表記。
Kilim: The Complete Guide ペーパーバック版 | Alastair Hull、Jose Luczyc-Wyhowska
中東から中央アジアに暮らす遊牧民の伝統的な織物、キリムを紹介した資料集。ペーパーバック版。キリムの歴史や、素材、染色、織り方、産地の紹介にいたるまで、多数の写真図版とともに解説する。 英語表記。
Higashiya | 緒方慎一郎
「HIGASHI-YAMA Tokyo」「八雲茶寮」「HIGASHIYA GINZA」などの食空間を通し、現代らしい日本文化のあり様を提案してきたデザイナー/緒方慎一郎の著作。菓子、器、空間などさまざまな角度から日本を表現する著者の哲学に基づき、2003年の創業以来HIGASHIYAが今ここにあるすべての意味を紐解いていく。ADは緒方慎一郎、構成・寄稿は松岡正剛、写真は泊昭雄によるもの。
素手時然 SO SHU JI NEN | 良品計画
創業35周年を機に刊行された無印良品のコンセプトブック。願望と観察を込めた「素手時然(そしゅじねん)」という四文字熟語の言葉から構成される。杉本博司、岩宮武二、向田邦子、濱田庄司、北大路魯山人、深澤直人ら、あらゆる作家やデザイナーたちによる作品や言葉とともに、無印良品の志しを伝える。
I Maestri Le Corbusier | ル・コルビュジエ
イタリアのインテリアブランド、カッシーナ社が発行している家具カタログ。特集はモダニズム建築の巨匠、ル・コルビュジエ。近代建築の巨匠たちの家具を現代に蘇らせ、生産販売を手がけている「イ・マエストリ・コレクション」のひとつで、本カタログではコルビュジエが手がけた椅子やテーブルなどの家具を掲載。 イタリア語、英語、ドイツ語、フランス語表記。
古代ガラス 色彩の饗宴 | MIHO MUSEUM
2013年にMIHO MUSEUMほか各地で開催された展覧会の図録。紀元前2千年以降、およそ3千年に渡る古代ガラス作品に焦点を当てたもので、大英博物館から古代ガラスの世界的名宝10点と、国内のガラスコレクションから200点もの作品を紹介。
柳孝 骨董一代 | 青柳恵介
2006年から2007年にかけて芸術新潮にて連載されていた「柳孝 骨董一代記」をまとめたもの。京都の古美術店「古美術 柳孝」の創業者である柳孝のその軌跡と古美術への想いが約40点の名品とともに語られる。
グェッリーノ・トラモンティ展 イタリア・ファエンツアが育んだ色の魔術師 | 東京国立近代美術館
2011年に東京国立近代美術館などで開催された、イタリア出身の芸術家グェッリーノ・トラモンティの展示図録。絵画・彫刻から、陶芸家の道へ歩んだトラモンティ。マヨリカ焼の技法を駆使してつくり出された色鮮やかな皿や、彫刻的なフォルムのうつわなどを中心に、その活動を包括して紹介。
山のABC 全3冊揃 復刻版 | 畦地梅太郎、内田耕作、串田孫一 他
畦地梅太郎、内田耕作、尾崎喜八、串田孫一、深田久彌らが編集を手がけた、山にまつわる画文集3冊セット。毎号各々の作家が持つ山にまつわる思いを、写真、版画、ペインティング、そしてテキストなどで表現した、山愛溢れる作品集となっている。
畦地梅太郎全版画集
版画家、畦地梅太郎の作品集。1920年から1970年代までに手がけた版画作品を編纂。街角の風景、山岳、人びとなどを題材にした300点以上の作品をカラーとモノクロで掲載。額装用シート付。
Flora | Imogen Cunningham
アメリカの写真家、イモージン・カニンガムの作品集。カニンガムが生涯かけて探求し続けた様々な植物の姿を、1920年代と1930年代の作品を中心に、コントラストが美しいモノクロ、カラー図版で多数掲載。英語表記。
Revealing Lights | Lilo Raymond
アメリカのフォトグラファー、リロ・レイモンドの作品集。誰もいない部屋、そしてその部屋の片隅に佇む静物を写真に収めた静寂な白黒の世界は、人が不在でありながらその気配をかすかに感じさせる不思議な一冊。英語表記。
旅情 | 上田義彦
写真家、上田義彦による旅の記録。1980年代後半から2011年まで撮影旅行で訪れた中国でスナップ撮影されたもの。北京や広州、南京、上海などその土地の風景、旅で出会った人々、田舎の景色、今では見られない暮らしの情景が収められている。
デザート・カントス | リチャード・ミズラック
アメリカの写真家、リチャード・ミズラックの作品集。文明化とともに激変するアリゾナを静的な構成と美しい色彩で写し出す。砂漠の美しさとともに、人為的な火災や洪水などを収めた「デザート・カントス」シリーズを収録。
Oksun Kim: Jeju Island
韓国の写真家、キム・オクスンの写真集。韓国の火山島である済州島の木にフォーカスし、形や色を記録し共通点と相違点を比較することで、それぞれの木の個性を浮き彫りにする。
Old Tjikko | Nicolai Howalt ニコライ・ホワルト
デンマークのヴィジュアルアーティスト、ニコライ・ホワルトの作品集。スウェーデンのダラナ地方フルフジェーレット山脈で発見された樹齢約9600年を重ねるヨーロッパトウヒの木「Old Tjikko」。世界最古の木と謳われるこの特別な木を写した1枚のネガフィルムを用い、97種類ものフィルム写真用の古い印画紙に同じイメージをプリントした作品を収録。印画紙の一部は1940年代に製造されたものも含まれている。銀塩の化学反応が突然流星群のように現れたり、濃い霧や、真白な雪に包まれたかのような幻想的な風景を作り出す。英語表記。
Public Loudspeakers, Information & Disinformation | Henrik Rylander
ミュージシャン、写真家のヘンリック・ライランダーによる作品集。スウェーデンの3大都市であるストックホルム、ヨーテボリ、マルメにある街路や広場、スタジアム、デパート、公共交通機関に設置された拡声器を撮影し、まとめたもの。短い歴史の中でプロパガンダの放送として利用された過去を持つ拡声器の文脈に触れながら、過去の遺物となるのか、それとも監視システムの強化に使われるのか、問いを投げかける一冊。CD付属。
Cathelin Tapisseries Atelier 3 | ベルナール・カトラン
フランスの画家、ベルナール・カトランとアトリエ3(トロワ)による作品集。カトランの絵を元に制作されたタピスリーを制作過程や下書きなどの写真も含め多数収録。巻頭にカトランによるリトグラフ作品を1枚収録。フランス語、英語、一部日本語表記。