ロベール・クートラス 僕は小さな黄金の手を探す
画家、ロベール・クートラスの作品集。油絵やグアッシュ、彫刻、デッサン、そして小さな紙片を抽象的な模様で彩ったカルトといった作品を約160点収録。小説家の堀江敏幸や美術家の杉戸洋らによる寄稿文も併せて掲載。
Paul Klee: Life and Work | パウル・クレー
20世紀を代表するスイスの画家、パウル・クレーの作品集。幼少期、アヴァンギャルドの時代、バウハウスのヴァイマール校在籍時そして晩年に至るまで、クレーが残した数々のドローイングや絵画作品を時系列順に収録。 英語表記。
The River Embraced Me 川が私を受け入れてくれた | 川内倫子
2016年に熊本市現代美術館で開催された写真家・川内倫子の展示図録。熊本市民から思い出のエピソードを集めて、川内自身がおよそ40ヶ所を訪れ、取材、撮影した写真を収録。装丁は田中義久によるもの。英語、日本語表記。
Maintenance | マーク・パワー、東京都交通局
マグナム・フォトの写真家マーク・パワーが、都営交通の現場を撮り下ろした写真集。整然と並んだ工具、ネジやボルト、干されている軍手、工具を設計する際に使ったノート、過不足なく記された注意書きなど、"美しさ"という視点からは見落とされてきた現場の姿を、新たな視点で写し取る。
Bravo 20: The Bombing of the American West | Richard Misrach リチャード・ミズラック
アメリカの写真家、リチャード・ミズラックの写真集。1952年以来アメリカ海軍航空隊の爆弾投下訓練場とされているネバダ州北西部の土地「Bravo20」を撮影したもの。まるで月面クレーターのように穴が空き、バスや砲弾の残骸がそのままになった地が捉えられている。英語表記。
Bay / Sky | Joel Meyerowitz ジョエル・マイヤーウィッツ
ニュー・カラー派を代表する写真家の1人、ジョエル・マイヤーウィッツの作品集。1980年代から1990年代にかけて湾岸の水平線を撮影した、美しいカラー写真を多数収録。英語表記。
Jim Dine: Walking Memories 1959-69 | ジム・ダイン
アメリカの芸術家、ジム・ダインによる作品集。1999年から2000年にかけてソロモン・R・グッゲンハイム美術館ほか各地で開催された展覧会に際して刊行されたもの。1960年代の作品に焦点を当てたもので、工具やバスローブ、ハート、パレット、インテリアなど、ダインの象徴的なモチーフがすでに色濃く表れた初期のミクストメディア作品、絵画、彫刻などを幅広く収録。英語表記。
アンドレ・ケルテス展 その生涯の鏡像 | 東京都写真美術館
ハンガリーの写真家、アンドレ・ケルテスの作品集。生誕100年を記念してパリで開催された回顧展の巡回展として、1995年に東京都写真美術館で行われた展示にあわせて刊行されたもの。「アンドレ・ケルテスについて」、「ハンガリー時代」、「フランス時代」、「ディストーション」、「アメリカ時代」、「国際的な時代」の6章で構成して作品を紹介。モノクロ、一部カラーの作品図版とともに解説を収録。
Arnold Newman: The Early Work | アーノルド・ニューマン
アメリカ出身の写真家、アーノルド・ニューマンによる作品集。1938年から1942年の初期の作品をまとめた1冊。フィラデルフィア、ボルチモア、ウェストパームビーチなどで撮影された街の風景、芸術的な視点で切り取られた断片の数々が収められている。モノクロの作品と併せて解説を収録。英語表記。
London: After the Dream | ハービー山口
写真家、ハービー・山口の作品集。1970年代から80年代にかけて主にイギリス、ロンドンで撮影された作品群を収録。老若男女様々な人々のポートレートのほか、ボーイ・ジョージ、デビット・シルビアン、ジョニー・ライドン、バナナラマらミュージシャンたちの飾らない姿をとらえた写真の数々を収録。
ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ | アーティゾン美術館
2025年にアーティゾン美術館で開催された展示のカタログ。スイスの芸術家、画家、彫刻家、テキスタイルデザイナー、ゾフィー・トイバー=アルプ、その夫であるダダイスム運動を牽引し、戦後も彫刻家、画家、詩人として数多くの作品を手がけたハンス・アルプ。20世紀を代表する2人のアーティストの創作活動を紹介する。豊富な作品図版と併せて解説を収録。日本語、英語表記。
Rodin / Arp | Raphael Bouvier
近現代を代表する彫刻家、オーギュスト・ロダンとハンス・アルプ。自然主義的なアプローチで芸術界に革命をもたらしたロダン、抽象的な彫刻で新境地を開拓したアルプ。2人の芸術的な親和性と対照性に焦点を当てたビジュアルブック。英語表記。
Dunkelkammern der Fotografie | Hans Danuser
スイスの写真家、ハンス・ダヌーザーの作品集。1970年代末に写真を芸術的なメディアとして新しく捉え直し、その後のアナログ写真の発展に大きな影響を与え、1980年には当時のヨーロッパやアメリカの産業社会における研究機関や権力の中枢といった“タブー”の領域をテーマにした写真シリーズ「IN VIVO(イン・ヴィーヴォ)」に取り組み始めた。本書は過去35年間におけるダヌーザーの活動をまとめたもので、彼のこれまで作品を広い視点から紹介している。ドイツ語表記。
Tsuda Michiko 津田道子 | 東京現代美術館
アーティスト、津田道子の作品集。Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024受賞の際に刊行されたもの。映像、インスタレーション作品、パフォーマンスなどのこれまでの作品、展示の様子を図版とともに収録。日本語、英語表記。
日本 Japan マイケル・ケンナ写真集 | エディシオン・トレヴィル
風景写真の巨匠、マイケル・ケンナが日本の自然美を撮影した作品集。浜辺や寺院、壮大な雪山など、氏の手によって切り取られたまるで山水画のようなランドスケープには、悠久の日本が映し出されている。
Lee Ufan: Open Dimension | 李禹煥 リ・ウーファン
60年代後半から「もの派」の中心的存在として活動し、現在も国際的に活躍するアーティスト、李禹煥(リ・ウーファン)の作品集。米国・ワシントンD.C.のハーシュホーン博物館に展示されているサイトスペシフィックな屋外彫刻を紹介したもの。それぞれの彫刻は美術館の建築に呼応して制作され、ステンレスや巨石といった対照的な素材を呼応させるがごとく設置されている。 英語表記。
Wilshire Blvd | Adrian Gaut
写真家のエイドリアン・ガウトが、ロサンゼルスのダウンタウンからサンタモニカを繋ぐウィルシャー・ブルバードを撮影した写真集。独特のフレーミングにより撮影された作品は、半抽象的な構図で捉えられており、L.A.の成長の記録と歴史も映し出している。
岡崎和郎 見立ての手法 Who’s Who | 千葉市美術館 ほか
2016年に千葉市美術館などで開催された同名展示の図録。彫刻家、岡崎和郎のライフワークともいえる「Who's Who(人名録)」シリーズが主題。ヨーゼフ・ボイス、ブランクーシ、コーネル、北斎、瀧口修造など、岡崎和郎自身に影響を与えた実在の人物に対する、敬意やメッセージ、そして遊び心を込めた作品群をカラー図版とともに開設。
竹岡雄二 台座から空間へ | 国立国際美術館 ほか
2016年に国立国際美術館ほか全国各地で開催された、ドイツのデュッセルドルフを拠点に活動する現代美術家、竹岡雄二による展覧会の図録。彫刻作品を置くための台座の存在に注目し、「台座彫刻」と呼ばれる作品群を中心に「空間呈示」という独自のコンセプトを展開させてた竹岡雄二。本書はおよそ30年間のキャリアの中から厳選した約30点の作品を収録するとともに、これまでの創作活動を振り返る一冊。
ジャン・アンリ・ファーブルのきのこ
『昆虫記』でも知られるフランスの作家・博物学者、ジャン・アンリ・ファーブルのきのこ図鑑。221点に及ぶ美しい水彩画と解説を収録。
ビュフォンの博物誌 | 荒俣宏、ジョルジュ=ルイ・ルクレール・ビュフォン
歴史的博物学者であるジョルジュ=ルイ・ルクレール・ビュフォンの博物誌を、荒俣宏の監修のもと翻訳・解説。工作舎創立20周年を記念して出版されたもの。哺乳類から、魚類、軟体動物、植物にいたるまで、1123点3000余種のカラー図版を収録した大著。
The Book of Plants: The Complete Plates | Basilius Besler
ドイツの薬剤師、植物学者、植物画家のバシリウス・ベスラーの植物図鑑全集。1613年、ドイツの庭園で栽培されていた様々な植物をカラーによる豊富な図版と併せて解説を収録。庭園で育った花々が球根まで美しく繊細に描かれている。
Andy Warhol: Giant Size | アンディ・ウォーホル
20世紀において最も革新的で影響力のあるアーティストのひとり、アンディ・ウォーホルのキャリアを包括的に紹介する大型作品集。貴重なアーカイブ資料、ドキュメンタリー写真、アートワークから厳選された2,000点を超える図版を収録したファン必読のボリューム満載の一冊。それぞれの章の冒頭にウォーホルの友人や関係者たちによるテキストが組み合わされ、謎に包まれたウォーホルというアーティストがどのように生き、どのようにアートを創り上げたのかについて論じている。英語表記。
マティス展 The Path to Color 2023 | 東京都美術館
2023年に東京都美術館で開催された展示の図録。20世紀のフランスを代表する画家、アンリ・マティスの作品とともに生涯を辿る。絵画、彫刻、ドローイング、版画、ロザリオ礼拝堂に関する資料など、油彩35点、デッサン30点、彫刻17点など、合計100点以上のカラー・モノクロ含む図版、解説を収録。
Shots of Style: Great Fashion Photographs Chosen | David Bailey
1985年から1986年にかけてロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館で開催された展示の際に刊行されたもの。イギリスを代表する写真家、デヴィッド・ベイリーが選出したファッションフォト150点以上を紹介。1910年代から1980年代までの時代ごとのスタイルの変遷を辿る。モノクロの図版とともに解説を収録。
Robert Mapplethorpe: Ten by Ten | ロバート・メイプルソープ
アメリカの写真家、ロバート・メイプルソープの作品集。メイプルソープが亡くなる前年の1988年に開催された展示の際に刊行されたもの。花や性、ヌード、デイヴィッド・ホックニー、フィリップ・ジョンソン、パティ・スミスらを撮影したポートレート作品ほか、あらゆるシリーズから選び抜かれた作品全70点収録。ドイツ語表記。
大西伸明作品集 Nobuaki Onishi | MA2 Gallery
樹脂による型取りや版画の技法など立体作品を制作するアーティスト、大西伸明の作品集。コップやスツール、ドラム缶や木の枝を型取り樹脂に着色を施し、リアルに再現するシリーズ『Infinity Gray』などの作品図版を収録。
Arbeiten / Works 2013-2016 | Kai Schiemenz
Kai Schiemenz(カイ・シーメンツ)の展覧会「Große und Kleine - Pistazie/Malve/Koralle(Large and Small: Pistachio/Mallow/Coral)」に合わせて出版されたもの。ベルリンの地下鉄ネットワークのタイルを生産するメーカーと合同で制作したガラスやセラミックによる作品などを収録し、建築が人々に与える影響を考察する。英語表記。
ArT RANDOM 97 KAWAMATA temporary structures | 川俣正
芸術家、造形作家の川俣正の作品集。都築響一が編集を務め、京都書院が発行していたアートブック「ArT RANDOM」シリーズの第97巻。世界を舞台に、公共空間にプロジェクトを落とし込む作品群で知られる川俣による手書きのスケッチやメモ、写真を収録した一冊。英語、日本語表記。
L’illusion du Tranquille | Francois Deladerriere
フランス拠点に活動するアーティスト、Francois Deladerriereによる作品集。放置された古びた赤い車、ネオンの光る階段、山の中の廃墟、崩落した岩石、誰もいないダンスホール。荒涼とした自然や人が残した気配を含んだその場所の情景を映し出す。フランス語表記。
Rasclose | Geoffroy Mathieu
現代写真の普及と創作を支援するLumière d’Encreによるプロジェクトシリーズ。マルセイユを拠点に活動する写真家、Geoffroy Mathieuによる作品集。2012年の2月から9月にかけてピレネー・オリエンタルの沿岸河川にて撮影。緑の中の水路、ウォータースライダー、羊の群れ、巨大な岩石など、広大な自然の中と人工物の現状の姿が収められている。フランス語表記。
真鶴町 石の彫刻祭 | NOHARA
2019年、2021年に神奈川県南西部にある真鶴町で開催された展覧会「真鶴町 石の彫刻祭」に際して刊行されたカタログ。「小松石」という希少な石の産地として知られる真鶴町。本書では11組の作家たちによる屋外での石の作品の展示風景を、作家たちのコメントとともに掲載。
Beyond Inn Out | 大竹央祐
建築写真家、大竹央祐による写真集。大阪市此花区にあるホテル「The blend inn」の内観とそのホテルを取り巻く街並みや風景を撮影し、空気や温度感はそのままに、見開きで対比させるかのように掲載。巻末には建築家、島田陽へのインタビュー記事や、撮影地にまつわるメモやマップを収録。
伊庭靖子展 まなざしのあわい | 東京都美術館
2019年に東京都美術館で開催された展示の図録。美術家、伊庭靖子の2004年から2019年までの作品を紹介。クッションや寝具、皿、グラス、花器、壺など、思わず触れてみたくなるような質感や光、空間、その「あわい」の世界を描く。カラーによる図版とともに解説を収録。
Cell | 松江泰治
写真家、松江泰治の作品集。広範囲を撮影した写真をトリミングし、45cm角の画面に拡大し「人」が写っている部分に焦点を当てる。屋上や草原での日光浴、ウエディングフォトの撮影風景、道路で動かなくなった車を動かす人々、意識的に捉えたものではない、日常の風景の中にある、リアルなストーリーが写し出されている。
サイモン・フジワラ The Problem of the Rock | 太宰府天満宮
アーティスト、サイモン・フジワラによる作品集。2013年に開催された展覧会「The Problem of the Rock」の様子などを写真資料で紹介する一冊。神社でのリサーチからフジワラが取り組んだ「岩」にまつわる作品群を通して、時間、信仰、歴史、岩について考えるという4つの筋から現代社会に疑問を投じるというもの。
Distanz und Nahe | ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻 ほか
ドイツ現代写真展の際に刊行されたもの。ドイツの写真家、ベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻と彼らから学んだ10名の写真家たちによる作品集。アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、トーマス・ルフらによる作品図版とともに解説を収録。ドイツ語表記。
錯視芸術の巨匠たち 世界のだまし絵作家20人の傑作集 | アル・セッケル
世界各国の錯視芸術の巨匠と呼ばれるアーティスト20人を紹介する。ジュゼッペ・アルチンボルド、サルバドール・ダリ、エッシャー、福田繁雄、北岡明佳らによる、視覚を欺く多彩な表現技法の作品を、豊富な図版と併せて解説を収録。
フィロス・コレクション ロートレック展 時をつかむ線 | SOMPO美術館
2024年にSOMPO美術館で開催された展示のカタログ。19世紀後半のパリを表現した後期印象派画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの作品を紹介。素描、水彩、ポスター、版画など、ダンスホールやキャバレーを描いた代表的な作品や、挿絵や雑誌の出版に関する作品などとともに、私生活から晩年までその生涯を辿る。豊富な図版と併せて解説を収録。
草木染 型染の色 | 山崎青樹
日本の染色工芸家・染色研究家・草木染め研究家、山崎青樹による草木染の資料集。日本の豊かな四季を連想させる多様な草木染めの色彩を、その名称から歴史、またそれらの色彩を用いて染められた布地を本書に貼り付けて収録。さらに巻末には型染めの手法も図版とともに掲載。限定1600部。
Dieter Rams: As Little Design as Possible | ディーター・ラムス
インダストリアルデザイナー、ディーター・ラムスの作品集。世界中に影響を与え、現在もなお多くのファンを持つディーター・ラムスの、ブラウン社での仕事を網羅。図版を多数収録するほか、巻末には年譜を併せて収録。
Alvar Aalto: Through the Eyes of Shigeru Ban | アルヴァ・アアルト
2007年にイギリスのBarbican Art Galleryで開催された展示の際に刊行されたもの。20世紀を代表するフィンランドの建築家アルヴァ・アアルトが手掛けた作品の中から、世界的な建築家・坂茂が選び出した重要な15のプロジェクトを紹介する。パイミオのサナトリウム、アアルトスタジオ、アアルト自邸、ベイカー・ハウスほか、インタビューやフォトエッセイを収録。 英語表記。
Knoll Furniture 1938-1960 | Steven Rouland、Linda Rouland
ニューヨークのKnoll Furniture Companyが1938年から1960年の間に製作した家具をカタログ化したもの。椅子やテーブルなどといった代表的な家具の数々をカラーとモノクロで足多数収録。
倉俣史朗の世界 Shiro Kuramata 1934-1991 | 原美術館
2000年に原美術館で開催された展覧会「倉俣史朗の世界」に際して刊行された図録。空間デザイン、プロダクトデザインの分野で世界的に活躍した倉俣史朗による家具デザインを、田中一光監修のもと時系列にカラーで掲載。