a+u 建築と都市 1983年5月臨時増刊号 アルヴァ・アアルト
世界の建築情報を日本、世界に提供する建築雑誌『a+u 建築と都市』の臨時増刊号。特集は20世紀を代表するフィンランド出身の建築家アルヴァ・アアルト。1924年から1982年の作品まで、戦前戦後にカテゴライズしアアルトの建築作品の進化の過程を紹介する。カラー・モノクロ含む図版とともに解説を収録。
倉俣史朗とエットレ・ソットサス | 21_21 DESIGN SIGHT
2010年に21_21 DESIGN SIGHTで開催された同名展示の図録。20世紀を代表する日本のデザイナー倉俣史朗と、イタリアデザイン界の巨匠エットレ・ソットサスの交流と軌跡を、多くの図版とともに紹介。
1971→1991 倉俣史朗を読む | 鈴木紀慶
編集者、建築・デザインジャーナリスト、物件評論家としても活動する鈴木紀慶による評1971→1991 倉俣史朗を読む/論集。インテリアデザイナーである倉俣史朗について書かれたテキストや、氏の作品についての解説などをまとめたもの。倉俣史朗と山口勝弘・多木浩二・沖健次らとの対談や、エットレ・ソットサスによる倉俣史朗論、石岡瑛子「地球を救うデザイン」などを収録。
倉俣史朗のデザイン 記憶のなかの小宇宙 | 世田谷美術館 ほか
2023年から各地を巡回している展示の図録。日本を代表するプロダクトデザイナー、倉俣史朗の初期から晩年までの家具、インテリア・デザインを紹介。椅子、テーブル、建築をはじめ、倉俣史朗の言葉、初公開による資料ほか、豊富な図版と解説を収録。
日本民藝館所蔵 柚木沙弥郎作品集
日本民藝館が所蔵する柚木沙弥郎の染色作品を集めた作品集。型染や注染をはじめとする、初期の作品から近年に至るまでの作品群と、インタビュー記事や講演会の記録も併せて収録。
素と形 | 中村好文、坂田和實、山口信博
2004年に松本市美術館で開催された展覧会の図録。建築家の中村好文、古道具店主の坂田和實、グラフィックデザイナーの山口信博の3人が収集した素朴で美しい日用品の数々を、写真家の小泉佳春が撮影した一冊。巻末には対談記事も収録。
サントリー芸術財団50周年 左脳と右脳でたのしむ日本の美
2019年にサントリー美術館で開催された展覧会の図録。デザイナー、佐藤オオキ率いるデザインオフィスnendoが提案する、左脳と右脳の両方で日本の美術を鑑賞するというもの。2冊の本で構成された装丁も特徴的で、1冊の本は整理された情報を、もう片方の本は作品のディティールにフォーカスした内容となっており、本展のコンセプトを体現したかのようなデザインとなっている。
ル・コルビュジエ展 建築とアート、その創造の軌跡 展覧会記録 | 森美術館
2007年に森美術館で開催された「ル・コルビュジエ:建築とアート、その創造の軌跡」展の際に刊行されたDVD付属の展示カタログ。10のセクションにカテゴライズされた展示風景を掲載した冊子に、CGによる解説映像を記録したDVD「4つの白い住宅」が収録された一冊。
Aires Mateus: Casa Em Melides | アイレス・マテウス
ポルトガルの建築家、アイレス・マテウスが設計したHouse in Fontinhaを撮影した一冊。外装から階段、キッチン、扉、アーチ型の壁など、特徴的なフォルムを建築写真家のホアン・ロドリゲスがモノクロの写真で捉える。 ポルトガル語、英語表記。
建築家 ブルーノ・タウトのすべて | 国立国際美術館 ほか
1984年に国立国際美術館ほか各地を巡回した展覧会のカタログ。ドイツ人の建築家、ブルーノ・タウトの生誕100年を記念して開催されたもので、建築資料や論考、ドローイング、スケッチ、工芸作品など幅広い資料を通してタウトの全体像を再発見する一冊。
手漉和紙 | 毎日新聞社
毎日新聞社が日本の伝統手漉き和紙について詳細に纏めた一冊。和綴じ装の解説書、標本紙編上下巻の3巻セット。美しい実物の標本紙を貼り付けた貴重な資料となっている。国が指定選択した紙の無形文化財6点の付録付。限定3000部。
近代建築 ものづくりの挑戦 | 竹中大工道具館
2015年に竹中大工道具館で開催された展覧会図録。「建築の文明開化」「歴史主義との格闘」「鉄とコンクリート」の3章を通して、明治から戦前戦後の昭和にいたるまで、激動の時代における日本の近代建築の歴史を貴重な資料とともに紐解く一冊。
角屋 | 藤岡通夫、恒成一訓
国の重要文化財に指定されている、京都・島原花街で営業していた揚屋「角屋」の写真資料集。外観から玄関、各部屋の細部、中庭や台所まで、カラー写真で余すことなく掲載。資料や図版、構造に関する詳しい解説も合わせて収録。
サーリネンとフィンランドの美しい建築展 | パナソニック汐留美術館
2021年にパナソニック汐留美術館で開催された展示の図録。フィンランドのモダニズムの原点を築いた建築家、ゴットリーブ・エリエル・サーリネンの仕事を、図面や写真、家具や生活のデザインといった作品資料を通して紹介している。
藤本均コレクション 絣の道 | 柳悦考
藤本均の絣コレクションの中から、日本と世界の文様織の一種である絣(かすり)を集めた資料集。インドを起点に世界各地、そして日本に伝播した絣文様とその絣裂をカラー図版で多数収録。監修は染織家の柳悦孝。解説に同じく染織家の岡村吉左衛門。装丁は粟津潔、川村易。
倉俣史朗のデザイン 夢の形見に | 川崎和男
インダストリアルデザイナー、川崎和男によるデザイン論。日本を代表するデザイナーであり、1991年に夭逝した倉俣史朗による仕事の数々、デザインの先見性や普遍性を独自の視点で論じる一冊。
デザイン 3号 柳宗理 工業デザイン30年のシュプール
月刊誌『デザイン』第10号、「柳宗理」特集。自動車、食器、さらにはオリンピックの聖火台まで、あらゆる工業デザインを手がけてきた柳。彼が挑戦する「消費もしくは浪費のためのデザイン」とは何かを紐解く。
うつわ U-Tsu-Wa | ルーシー・リー、ジェニファー・リー、エルンスト・ガンペール
日常の道具である器から、さらにその役割を超えて光を放つ「うつわ」を制作する3作家、ルーシー・リー、ジェニファー・リー、エルンスト・ガンペールの作品集。2009年に21_21 DESIGN SIGHTで開催された展示に際して出版されたもの。
Katakuchi 中世古窯の片口のうつわ | BANKO archive design museum
2022年にBANKO archive design museumで開催された展示の図録。平安時代、鎌倉時代、南北朝時代、室町時代を中心に、日本各地でつくられていた『片口』の器に焦点を当て紹介する。猿投片口皿、常滑片口鉢、瀬戸入子片口揃、珠洲片口鉢ほか、作品図版とともに内田鋼一による書き下ろしの解説を収録。杉本博司らによる寄稿を掲載。
ウィリアム・モリス ステンドグラス・テキスタイル・壁紙 デザイン
2006年に開催された展示の図録。ステンドグラス・テキスタイル・壁紙・デザイン4つの章に分け、モリスの作品を全編カラーで収録。同時代のデザイナー達の作品をともに紹介し、モリスとの関係やその仕事について解説。荘厳な美しさのステンドグラスや、細やかな作業から生み出されるテキスタイルなどモリスの作品を一覧できる。
更紗装飾木版集成 | 京都書院
インドを中心に発展した木綿布・更紗の染色に用いられた木版の文様集。インドやペルシャの草花、ペイズリー、幾何学文様、動物など、約300種類の文様を平版印刷にて再現している。モノクロ大判の図版を収録。
安藤忠雄 住宅
建築家、安藤忠雄が自身の仕事と思考の軌跡を顧みる一冊。図面や写真などの資料が添えられた、3章で構成された論考「いかに育ち、いかに学んだか」「住まいという小宇宙から考える」「住宅の豊かさを追い続ける」のほか、写真家で建築批評家の二川幸夫との対談や完全住宅作品リストも併せて収録。
Philippe Starck | フィリップ・スタルク
フランス出身のデザイナー、フィリップ・スタルクのインテリアデザイン集。椅子、照明などの家具のデザイン、建築とインテリアデザイン、インダストリアルデザインを3つの章に分け紹介。デザインの細部の写真や図版を通してその仕事を探る。ドイツ語、英語、フランス語表記。
洸庭 | 名和晃平、SANDWICH
現代アートを通して「禅」を体験するアートパビリオン「洸庭」のプロジェクトを記録した写真集。現代アーティスト、名和晃平が手掛けたこの建築物は、伝統的なこけら葺きを応用し、木材で包まれた舟型の建物とその内部の空間で、波に反射する光を体験する。
Nendo | daab
デザイナー、建築家の佐藤オオキによって2002年に設立されたデザインオフィス、nendo(ネンド)のモノグラフ。ケンゾー、カペリーニ、スウェデッセなど、ネンドがこれまで手がけてきた建築プロジェクトや家具デザイン、インテリアなどを写真資料を中心に紹介。
Unexpected: 30 Years of Patagonia Catalog Photography | パタゴニア
アウトドアスポーツブランド・パタゴニアが展開してきた過去30年分の広告から、最も感動的な写真100点以上を収録した写真集。トレイルやクライミング、スキーなど、アウトドアを楽しむ人々の「Unexpected(予期せぬ)」瞬間を多数掲載。
国宝 土偶展 | 東京国立博物館
2009年から2010年にかけて東京国立博物館で開催された同名展示の図録。「土偶のかたち」「土偶芸術のきわみ」「土偶の仲間たち」というユニークな切り口で構成され、国宝3点と重要文化財23点、重要美術品2点を含む全67点の土偶を掲載。
Piksa Niugini: Portraits / Diaries | スティーブン・デュポン
オーストラリアを拠点に活動する写真家、スティーブン・デュポンの作品集。パプアニューギニアのハイランド、セピック、ブーゲンビル、首都ポートモレスビーを巡った旅を記録したもの。「Portraits」と「Diaries」の2冊セット。前者はモノクロのポートレート、後者はデュポンが作品制作の過程で書いていた日記、ドローイング、コンタクトシート、ドキュメンタリー写真などを収録。 英語表記。
猿楽と面-大和・近江および白山の周辺から | MIHO MUSEUM
2018年にMIHO MUSEUMで開催された展示の図録。能・狂言で構成される能楽のかつての呼び名「猿楽」と「面」について紹介する。平安後期から鎌倉時代の古面、南北朝から室町、安土桃山時代の大成期にわたる350点、面の表・裏を約500点、解説とともに収録。
アシュール石器文化の草創 | 諏訪元 ほか
約175万年前に登場したとされる、アシュール型の石器についてまとめたもの。アフリカ、エチオピア南部にあるコンソ地域で行われた古人類学のフィールド調査で収集されたアシュール石器を紹介する。主にハンドアックス、ピック、クリーバーの細部まで捉えられた実物大の写真とともに解説を収録。
東大醫學 蘭方医学からドイツ近代医学へ | 著者名
2014年にインターメディアテクで開催された展示の図録。東京大学に所蔵されている医学標本のコレクションを紹介。銅人形、頭蓋骨、蝋細工標本など、人造模型や医療器具、実験用具、資料写真を図版とともに解説。幕末から明治時代前半にかけての医学遺産とともに、医学の歩みを辿る。
Jeff Wall: The Complete Edition | ジェフ・ウォール
カナダ出身のアーティスト、ジェフ・ウォールの作品集。1960年代後半以降、写真を現代美術の最前線に押し上げた先駆者であり、ハリウッド映画から19世紀の歴史絵画まで、さまざまな題材をも想起させる作品で知られるウォールのこれまでの作品を論考などのテキストとともに収録した完全版。英語表記。
Still Life | Irving Penn アーヴィング・ペン
ファッションフォト、アートフォトなど幅広い分野で活躍したアメリカの写真家、アーヴィング・ペンの作品集。1930年代から2000年代にかけて撮影された作品を紹介。VOGUEのために撮影された「Flower」シリーズやリップスティック、ハイヒール、食べ物など、あらゆる静物を被写体として捉える。英語表記。
Mario Giacomelli | マリオ・ジャコメッリ
イタリアの写真家、マリオ・ジャコメッリの作品集。黒と白の強烈なコントラストで世界の人々を魅了したジャコメッリの写真作品684点を収録。ジャコメッリの祖国とその人々に対する深い理解、そして形と効果を操る卓越した技術が表現されている。
出雲 | 植田正治、上田正昭
出雲神話ゆかりの地を紹介する豪華写真集。20世紀の日本写真を代表し、世界からも高い評価を受ける写真家、植田正治の「八雲立つ」「国づくりの山河」「意宇の郡」などのテーマで撮影した写真と歴史学者である上田正昭の文章で構成された一冊。装幀は原弘。別冊「出雲路案内 付・出雲全図」付属。
Ancient And Modern | William Eggleston ウィリアム・エグルストン
カラーによるアート写真の新たな可能性を開拓したムーブメント「ニュー・カラー」の第一人者、ウィリアム・エグルストンの写真集。南アメリカで撮影された初期の作品から、イギリスでの最近の作品までを編纂して収録。主題にとらわれず、偏在する魅力をとらえた写真集。
William Eggleston: For Now | ウィリアム・エグルストン
アメリカの写真家、ウィリアム・エグルストンの作品集。映画監督のマイケル・アルメレイダがエグルストンのアーカイブから1年がかりで探し出した、これまで未公開だった素晴らしいコレクションを集めた一冊。家族や友人に焦点を当てた本書は、珍しくもエグルストンらしい、さりげない親密さを際立たせている。 英語表記。
Relative Moments | Deanna Dikeman
アメリカのフォトグラファー、ディアナ・ダイクマンの作品集。家族の何気ない日常を写し出した200枚もの作品から構成される本書は、写真家の家族の歴史でもあり、アメリカの文化、親密さ、そして物語をも浮かび上がらせる、普遍的な内容の一冊。英語、フランス語表記。
James Welling: Things Beyond Resemblance | ジェイムズ・ウェリング
2015年にペンシルベニア州にあるブランデーワイン・リバー美術館で開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。アメリカの芸術家、ジェイムズ・ウェリングが最も影響を受けたというアーティスト、アンドリュー・ワイエスが絵に描いた場所を訪れ撮影した写真をまとめたもの。無意識下の借用から直接的な引用まで、メディアを超えてアーティストが別のアーティストから受ける影響、ワイエスの美学、そして彼の作品における場所の重要性を喚起する一冊。英語表記。
Mapplethorpe: The Complete Flowers | ロバート・メイプルソープ
アメリカの写真家、ロバート・メイプルソープのライフワークのひとつでもある「花」の作品集。1980年代初頭から亡くなる直前の数カ月間の間に撮影されたものまで、細部にまで緊張感が走るかのような洗練された構図の美しい花々の写真を、カラー、モノクロ図版で多数収録。 英語表記。
Harry Callahan | ハリー・キャラハン
アメリカの写真家、ハリー・キャラハンの作品集。1996年から1997年にかけてワシントン・ナショナル・ギャラリーほか各地で開催された展覧会に際して刊行されたもの。風景写真や妻、エレノアのポートレートなど、キャラハンによる代表的な作品群を多数収録。英語表記。
The Mad Broom of Life | 高橋恭司
写真家、高橋恭司の作品集。1991年から1993年にかけてDEARDORFF8x10でニューヨーク、東京、アルメニア、ジョージアなど世界各国を撮影。治安の整っていない街、手向けられた花、拳銃を持つ男。高橋恭司が捉えた現実の世界をありのままに写し出す。
The Space Between Us | Alec Soth
2020年に上海写真センターで開催された展示の際に刊行された、マグナムフォトに所属する写真家アレック・ソスの作品集。5つにカテゴライズされたエッセイとともに46点の代表作品を収録。 中国語、英語表記。
To Find The Right Chair | Jun Iwasaki
写真家、岩﨑淳による作品集。2012年から世界各地で撮影された写真の中から集められた22枚の作品を収録。無意識のうちに回想や記憶が精神的な絵を描くことがあるという作者自身の実体験から始まった作品であり、目の前で実在するものと、思い起こされる淡い記憶の断片が混じり合うかのような、ずっと眺めていられるような一冊。