和箪笥集成 | 木内武男ほか
日本の伝統家具を象徴する和箪笥を網羅的に収録した写真資料集。船箪笥、衣装箪笥、薬箪笥、階段箪笥など、現存する多様な箪笥をカラー・モノクロの図版で紹介している。各箪笥には品名、産地、サイズ、推定製作年代を明記し、巻末には解説も収録。職人の技と地域性が凝縮された日本の家具文化に迫る一冊。
TIME & STYLE Philosophy of Japanese Life Culture
日本の伝統工芸の技術を生かしながら、上質でシンプルかつ素材が持つ手触りを大切にしたものづくりを追求するライフスタイルショップ「タイムアンドスタイル(TIME&STYLE)」のカタログ。キャビネットやテーブル、ソファ、椅子、ライトなど、洗練された美しいデザインのインテリアの数々を多数掲載。
カルティエと日本 半世紀のあゆみ 結 MUSUBI | 東京国立博物館
2024年、カルティエが日本に最初のブティックをオープンさせてから50年を記念し、東京国立博物館で開催された展覧会の図録。日本に関連するカルティエコレクションのほか、横尾忠則、三宅一生、森村泰昌、北野武、森山大道、川内倫子、村上隆といったカルティエとゆかりのあるアーティストたちの作品を収録し、過去から未来へと続く日本とカルティエの交流の物語を紹介する。
SILK ME BACK | Isabelle Moulin
2011年の東日本大震災を発端に立ち上げられた文化連携プロジェクト「SILK ME BACK」。このプロジェクトはフランスの代表的な絹織物の産地であるリヨンに視点を置き、日仏のシルクを介して様々な表現を絹のように結びつけるアートの試みであるとともに、被災者の支援につながるのかを追求するもの。本書ではシルクによって制作された、クリエイターや織物ネットワークの関係者による連携で生み出されたさまざまなデザインの着物のコレクションを収録。フランス語、一部日本語表記。
驚異と怪異 想像界の生きものたち | 国立民族学博物館
2019年に国立民族学博物館で開催された展覧会の図録。人魚、龍、怪獣、天馬…世界各地の人々の創造の中に息づく、奇妙で不気味だけど不思議でキュートな生き物たちを一挙に集めて紹介。
イメージの力 国立民族学博物館コレクションにさぐる | 国立新美術館、国立民族学博物館
2014年に国立新美術館・国立民族学博物館を巡回した「イメージの力 国立民族学博物館コレクションにさぐる」の展覧会図録。世界各国の伝統的な民芸品を通し、人・神・時間などに対するイメージの普遍性を博物館・美術館それぞれのアプローチで問う。
箱中天 箱の中の小宇宙 | 高橋善丸
弁当箱や化粧道具箱、携帯型の蓄音機、紙製フィルム映写機など、江戸時代から昭和にかけて生み出されたアンティークの箱を紹介する一冊。弁当、化粧、墨硯、文具、娯楽、光学、科学、医薬の全8章を通して、日用品として使用されていたアンティーク箱100点を収録。様々な仕掛けが施され、収納の工夫や無限のアイデアが詰まった「箱の中の小宇宙」が楽しめる一冊。
Marc Held: 50 Years of Design | Michele Champenois
フランス出身の建築家であり、プロダクトデザイナーのマーク・エルドによる作品集。1960年代から2013年の約50年にわたる多才な創作活動を紹介する。代表的な作品であるKnollから製品化された椅子、Culbutoをはじめ、テーブルウェア、家具、インテリアほか、カラー・モノクロ含む図版とともに解説を収録。フランス語、英語表記。
バウハウス 1919-1933 | マグダレーナ・ドロステ
バウハウスの組織と発展、そして創立の過程から終焉までを辿る資料集。バウハウス資料館が収蔵する写真や図版などの豊富な資料とともに、バウハウスの歴史と組織、発展について幅広く網羅した入門書のような一冊。
魯山人の宇宙 | 笠間日動美術館
2013年に開催された展覧会の図録。日本を代表する芸術家、北大路魯山人のサンディエゴから里帰りしたカワシマ・コレクションと笠間日動美術館の所蔵品を併せて紹介。陶芸品を中心に書、北大路魯山人の鎌倉の旧宅を移築した春風萬里荘、魯山人語録などを収録。
人間国宝 石黒宗麿 陶芸のエスプリ | サントリー美術館 ほか
1996年にサントリー美術館をはじめ全国で開催された展覧会の公式図録。人間国宝の陶芸家・石黒宗麿の初期から晩年に至るまでの代表作をはじめ、書や画なども含む170点以上の作品を収録し、その芸術の全貌を多角的に紹介している。
青磁のいま 受け継がれた技と美 南宋から現代まで | 東京国立近代美術館 ほか
2014年から2016年にかけて国内を巡回した展示の図録。中国に起源を持つ、青緑色を基調とする美しい釉色のやきもの「青磁」に焦点を当てたもの。中国・南宋時代から近現代までの青磁の歴史、現代の作家による作品などを紹介。
建築家・内藤廣 BuiltとUnbuilt 赤鬼と青鬼の果てしなき戦い | グラフィック社
2023年に島根県立石見美術館で開催された建築家・内藤廣の展示図録。「海の博物館」「富山県美術館」「とらや 赤坂店」「紀尾井清堂」ほか全80作品を紹介。学生時代の卒業設計、コンペ案など、ドローイング、写真、模型ほか、作品図版と併せて解説を収録。
漢聲雑誌 44期 陝西東路華縣皮影
毎号テーマを変え、中国の文化を深く、かつグラフィカルに紹介する雑誌「漢聲(ハンシェン)」第44期。1992年の初版を2018年に再版したもの。本号のテーマは中国で長い歴史を持つ「影絵」であり、伝統的な技術で職人達によって作られてきた数々の影絵を豊富な図版資料とともに紹介。 中国語表記。
いにしえのほほえみ | MIHO MUSEUM
2007年にMIHO MUSEUMで開催された展示の図録。アジアを中心に、エジプト、地中海、そして日本ほか、世界中のほほえむ仏像・神像などを紹介。各エリアごとにカテゴライズし、図版と解説を収録。
トルコ至宝展 チューリップの宮殿 トプカプの美 | 国立新美術館、京都国立近代美術館
2019年に国立新美術館と京都国立近代美術館で開催された展示の図録。栄華を極めたオスマン帝国の象徴とされた「ラーレ」(チューリップ)を文様として用いた品々を通し、オスマンの優美な宮廷文化を紹介する。
江戸吉原図聚 | 三谷一馬
最盛期には3,000人の遊女を抱えていた江戸の遊郭、吉原のすべてをまとめた一冊。幕末までの95年間の吉原を題材とし、吉原の概説から楼内、妓楼など絵とテキストによる解説を収録。250枚以上の絵は当時の版画や洒落本などの挿絵から復元されている。
KATAGAMI Style | 京都国立近代美術館
2012年に京都国立近代美術館で開催された展示の図録。「型紙」が世界でどのように評価・展開されてきたのか、さらに過去における「型紙」の影響を時代に即して改案したり、「型紙」を再発見し、それを今のデザイン活動に活用するといった現在の動きを豊富なカラー図版と詳細な解説とともに紹介。
The Navajo Weaving Tradition
アメリカ南西部の先住民、ナホバ族の織物の歴史をまとめた1冊。1650年代からこれまでに制作されてきた織物とその歴史を紹介する。縞模様や幾何学的模様、儀式の様子などが描かれたブランケットやラグの図版とともに解説を収録。 英語表記。
Richter en France | ゲルハルト・リヒター
ドイツを代表する現代アーティスト、ゲルハルト・リヒターの作品集。2009年にフランスのグルノーブル美術館で開催された展覧会に際して刊行された図録。フランス国内の美術館やコレクションに所蔵されているリヒターの作品に焦点を当てており、抽象絵画を中心に、幅広いキャリアにおける絵画やドローイングの作品の数々を収録。フランス語、英語表記。
Written in the West | Wim Wenders ヴィム・ヴェンダース
ドイツの映画監督、ヴィム・ヴェンダースによる写真集。映画『パリ、テキサス』の撮影前に旅したアメリカ西部を撮影したもの。広大な自然、ネオンサイン、寂れた商店、都市風景。ヴェンダースが捉えた、色彩豊かな西部の風景が収められている。英語表記。
The Window of My Studio | Josef Sudek ヨゼフ・スデック
チェコを代表する写真家、ヨゼフ・スデックの作品集。1940年から1954年にかけて制作された、自身のアトリエの窓から撮影した『The Window of My Studio』シリーズを収録。雪の積もった庭の木、ぼんやりと映る夜の街灯、結露した窓と果物。時間とともに移り変わる情景を詩的に映し出す。英語表記。
Jean Luc Mylayne | ジャン=リュック・ミレーヌ
フランス人フォトグラファー、ジャン=リュック・ミレーヌの作品集。30年以上にわたり故郷フランスやアメリカ西部で鳥の写真を撮り続けているミレーヌ。同じ場所に何ヶ月も通い続けてようやく1枚の写真を完成させるという手間と労力のかかるプロセスを経て、本書では様々な種類の鳥たちの姿を鮮明なカラー図版で多数収録。英語表記。
Cape Light 旧装版 | Joel Meyerowitz ジョエル・マイヤーウィッツ
米国を代表する写真家のひとり、ジョエル・マイヤーウィッツの写真集。カラー写真の普及に多大な影響を与えたといわれる繊細なカラー表現が入念に発揮された、マイヤーウィッツの代表作。アメリカ・マサチューセッツ州ケープコッドの穏やかな空気を映した写真作品集。
Olafur Eliason: Open House | オラファー・エリアソン
デンマーク出身の現代アーティスト、オラファー・エリアソンのスタジオによるTYT[Take Your Time]シリーズの第7巻。スタジオ内部の制作過程、実験的なリサーチ、プロジェクトがかたちになるまでの道のりを、豊富な写真資料とともに紹介する。豊富な図版と併せて解説を収録。英語表記。
Cerith Wyn Evans: The Illuminating Gas | ケリス・ウィン・エヴァンス
ウェールズ出身のコンセプチュアルアートの先駆者、ケリス・ウィン・エヴァンスの作品集。2019年から2020年にかけてミラノにあるアートセンター、ピレリ・ハンガービコッカで開催された展覧会に伴い刊行されたもの。本書は初期の彫刻作品から、複雑で壮大なインスタレーション作品にいたるまで、エヴァンスによる幅広い創作活動について取り上げている。英語表記。
The Civil Dawns | Darren Almond
イギリスの現代美術家、ダレン・アーモンドの作品集。アーモンドは、彫刻、映像、写真など多様なメディアを用いた作品で知られており、本書はクロード・モネが暮らしたジヴェルニーの庭を冬と夏に撮影したシリーズ「Giverny」と、霧に包まれた日本の比叡山を撮影したシリーズ「Mt. Hiei」の2つの写真シリーズを収録。ページをめくるごとに優しい光とともにどこか懐かしい感情を呼び起こされるかのような、儚さと静けさを感じさせる一冊。
Man Ray: Sculptures et Objets | マン・レイ
パリを拠点に活動したアーティスト、マン・レイが生涯にわたり制作したオブジェに焦点を当てたカタログ・レゾネ。マン・レイ自身が撮影し、長い創作活動の中において作られたユーモアと不思議な魅力に溢れたオブジェの数々をモノクロで収録。フランス語表記。
Giorgio Morandi 1890-1964 ハードカバー版 | ジョルジョ・モランディ
イタリアの画家、ジョルジョ・モランディの作品集。1890年から1964年にかけて発表された、静物画を中心に、ランドスケープ、ポートレートなどのペインティング作品をカラーで多数収録。
Marcel Broodthaers: Album – Un coup de des | マルセル・ブロータス
ベルギーの詩人で芸術家のマルセル・ブロータスの作品集。フランスの代表的な詩人、ステファヌ・マラルメによる1968年の詩「Un Coup de Dés (賽の一振り)」に言及した内容で、トレーシングペーパーに書き殴られた手書きのメモがそのまま本になったかのような構成の一冊。限定500部刊行。
Furthermore | Jeffrey Fraenkel
サンフランシスコにあるフレンケルギャラリーの創立30周年を記念して出版された作品集。アンディ・ウォーホル、ロバート・アダムス、ベッヒャー夫妻、杉本博司、アーヴィング・ペンなど、作家不詳の作品も含め、多岐にわたるアーティストたちによる99点の写真作品を収録。写真という表現の不可思議な魅力に静かに迫る一冊。英語表記。
Thomas Schutte | トーマス・シュッテ
ドイツのアーティスト、トーマス・シュッテの作品集。スイスのベルン美術館ほか各地を巡回した展覧会に際して刊行されたもので、1980年代に制作された彫刻、絵画作品を中心にカラー、モノクロ図版で収録。ドイツ語、英語表記。
The Horse in the Gourd | Charlotte Dumas シャルロット・デュマ
オランダの日本博物館シーボルトハウスで開催されたシャルロット・デュマの展示図録。日本の与那国島などで撮影された馬の写真作品を、さまざまなコレクションの歴史的な写真、民芸、版画とともに収録。タイトルは日本語の「瓢箪から駒」の意。
与えられた形象 辰野登恵子 柴田敏雄 Given Forms | 国立新美術館
2012年に国立新美術館で開催された展示の図録。国内外で活躍する2人のアーティスト、画家・辰野登恵子と写真家・柴田敏雄の作品を紹介。学生時代の絵画から、それぞれの主な代表作、開催当時の最新作に至るまでを精選し掲載。学生時代より交流のある両名による対談も収録。
レアンドロ・エルリッヒ展 見ることのリアル | 森美術館
2017年から2018年にかけて森美術館で開催された展覧会の図録。金沢21世紀美術館に常設されている「スイミング・プール」の作品でも知られる、アルゼンチン出身の現代アーティスト、レアンドロ・エルリッヒによる活動の全貌を紹介するもので、新作、代表的な作品群をカラーで多数紹介。
Sameland | 津田直
フィールドワークを通し、自然と人の関わりを拾い集める写真家、津田直の写真集。フィンランドからノルウェーに跨るサーメランド(サーメ人の土地)を訪れ、ランドスケープやシャーマニズムを受け継ぐ半遊牧民族の生活を記録している。
片山正通的百科全書 Life is Hard... Let's Go Shopping. | 東京オペラシティギャラリー
2017年に東京オペラシティギャラリーで開催された展示の際に刊行されたもの。インテリアデザイナー、片山正通が集めてきた500点を超える蒐集品を紹介する。アート、書籍、CD、多肉植物、ミッドセンチュリー家具、剥製、骨董、など豊富な図版とともに解説を収録。
Autopsies | Pierre Filliquet
写真家、ピエール・フィリケの作品集。タイトルは「検死」や「解剖」を意味する。フランスのストラスブール大学医学部の旧解剖室の改装前、改装中に取り壊されている様子、そして改装後の姿が写真で収められている。巻末にはフィリケへのインタビューなどのテキストも収録。フランス語、英語。
Archives Naturelles | Christine Berge
フランスにあるリヨン自然史博物館にあるコレクションを紹介した作品集。研究センターや博物館の新設といった大規模な改修工事に伴い、貴重な資料が移される前の博物館の姿やコレクションの数々をモノクロ図版で記録した一冊。フランス語表記。
ルイーズ・ブルジョワ展 地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ | 森美術館
2024年から2025年にかけて森美術館で開催された展覧会の図録。20世紀を代表する最も重要なアーティストのひとり、ルイーズ・ブルジョワによる70年のキャリアの中で発表したインスタレーションや彫刻、ドローイング、絵画など、およそ100点の作品を収録。ブルジョワの人間性とその活動の全貌に迫る一冊。
ヴィム&ドナータヴェンダース写真展 尾道への旅
2006年に表参道ヒルズで開催された展覧会に際して刊行された作品集。映画監督、ヴィム・ヴェンダースとそのパートナーである写真家のドナータ・ヴェンダースが2005年の秋、2人で京都、直島、尾道など日本の各地を旅した記録を一冊にまとめたもの。日本語、英語表記。
Kippenberger | マーティン・キッペンバーガー
ドイツの画家、マーティン・キッペンバーガーのモノグラフ。1976年から1991年までのペインティングや立体造形を中心にをまとめたもの。図版索引、年表形式の略歴、参考文献、展覧会歴も掲載。
THE MAZE | Donovan Wylie
写真家ドナヴァン・ワイリーによる作品集。北アイルランド紛争のさなか、テロリストとされた囚人を収容する目的で建設されたメイズ刑務所(ベルファストから約10マイルの郊外)を、特別な許可のもと内部から撮影している。厳重な警備と迷路のような構造を持つこの施設を通して、単に刑務所の物理的構造を記録するだけでなく、北アイルランドが自身の近現代史とどう向き合うのかという葛藤と緊張も浮かび上がらせている。英語表記。
ロニ・ホーン 水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる? | ポーラ美術館
2021年から2022年にかけてポーラ美術館で開催された展覧会「ロニ・ホーン 水の中にあなたを見るとき、あなたの中に水を感じる?」展の図録。近年の代表作であるガラスの彫刻作品をはじめ、およそ40年にわたる創作を、豊富な図版とともに紹介。