ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし | 求龍堂
2015年に開催された初の回顧展「ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし」の展示会カタログ。静物、肖像画、自画像など84点の作品、解説を5つのセクションに分け収録。フィンランド独立前後の激動の時代、あらゆる人々を描いたヘレン・シャルフベックの軌跡を辿る。
フランク・ロイド・ライトと広重 | 京都書院
近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトと浮世絵師、歌川広重とその関係性を探る。風景画、花鳥画、名産品、行事の様子が描かれた歌川広重の「東海道張交図会」シリーズ、フランク・ロイド・ライトの写真作品と広重の作品を並べて紹介するほか、建築図面など、作品図版とともに解説を収録。
暖簾 普及版 | 増田正
グラフィックデザイナー、増田正による写真集・普及版。日本全国津々浦々の暖簾を集めたもの。10年間に渡り、著者自らの足で撮り続けてきた豊かで多彩な暖簾の数々を紹介。山本太郎、早川良雄による寄稿も併せて収録。見開きに著者本人のサインあり。
ジュエリーの今 変貌のオブジェ | 国立近代美術館
2006年に国立近代美術館で開催された展示のカタログ。戦後の日本における「ジュエリー」の流れ、近年の動向を紹介。ブローチ、指輪、ネックレスをはじめ、アート作品など36名の作家の作品図版、解説を収録。
倉俣史朗を再読する | 鈴木紀慶
日本を代表するインテリアデザイナー、倉俣史朗の論考集。雑誌「商店建築」での連載をまとめたもので、倉俣の仕事や思想を、同時代に活躍したデザイナーや倉俣自身が遺した言葉を元に紹介。
黒い直方体と交錯するパッサージュ | 遠藤克彦
2022年に大阪・中之島に開館した「大阪中之島美術館」。設計者の選定をプロポーザルではなくコンペで開催し、選ばれたのが当時スタッフ5名という遠藤克彦建築研究所だった。本書は学芸員、行政担当、コンペ審査員、構造家、建築家ら異なる立場である9名の証言をまとめたドキュメントであり、公共建築、そして建築家の新しいあり方を問い直す一冊となっている。
ワンロード 現代アボリジニ・アートの世界
2016年に開催された巡回展の図録。西オーストラリアの沙漠を南北に貫く「キャニング牛追いルート」をアボリジニ・アーティストたちが自らのルーツを辿り、その過程で自らの故郷について絵画、写真、映像など制作するプロジェクト。旅の中で制作された作品約40点の図版と併せて解説、エッセイを収録。
SD選書 モデュロール 1・2 | ル・コルビュジエ
モダニズム建築の巨匠、ル・コルビュジエが「人間の建物」の尺度を基準として生み出したモデュロール(黄金尺)について記した著書2冊揃え。実際の建築にも使用されたモデュロールの実証や有用性、合理性を資料とともにまとめた一冊。
岡田謙三展 生誕100年記念・没後20年 | 横浜美術館
2003年から2004年にかけて開催された展示のカタログ。ニューヨークを拠点に活躍した日本人画家、岡田謙三の最初期から晩年にいたるまでの作品を紹介。具象絵画の展開、戦時中の疎開先、満州での風物、抽象の世界ほか、油彩画を収録。
菅木志雄 〈もの〉の存在と〈場〉の永遠 | 岩手県立美術館
2021年から2022年にかけて、岩手県立美術館で開催された菅木志雄による大規模な個展の展示図録。1960年代後半から1970年代にかけて起きた美術運動「もの派」の代表的な作家として知られている菅木氏による50年にわたる制作期間から生まれた110点を超える作品群を掲載。
丹下健三 1938〜1970 戦前からオリンピック・万博まで | 文化庁国立近現代建築資料館
2021年に文化庁国立近現代建築資料館で開催された展覧会の図録。日本の建築家、丹下健三の仕事を網羅して紹介するもので、広島平和記念公園及び記念館や国立代々木競技場、1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博に至るまで、写真や貴重な建築資料の数々を多数掲載。
倉俣史朗入門
1991年に56歳で急逝したインテリアデザイナー、倉俣史朗の仕事や人物像について記した『倉俣史朗入門』。事務所のスタッフから見た倉俣史朗の仕事への姿勢や現代のクリエイターに与える影響、倉俣の仕事とその思いを一冊にまとめたもの。
モダンデザインが結ぶ暮らしの夢 | パナソニック汐留美術館
2020年にパナソニック汐留美術館で開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。機能的かつ合理的、シンプルな造形美を目指すモダンデザインの軌跡を辿るもので、ブルーノ・タウトや剣持勇、ジョージ・ナカシマ、イサム・ノグチによる工芸品や家具、建築などを貴重な資料とともに紹介。
椅子の時代 | 内田繁
世界の名作椅子を紹介する一冊。アルヴァ・アアルト、ハンス・ウェグナー、マルセル・ブロイヤー、ル・コルビュジエ、スカルパ、チャールズ・イームズ、アルネ・ヤコブセンなど、27人の巨匠が手がけた数々の椅子を写真とともに紹介。
ラウル・デュフィ展 海と音楽 そしてパリの情景
1994年から95年にかけて開催された巡回展「ラウル・デュフィ展 海と音楽 そしてパリの情景」の展示会図録。20世紀フランスを代表する近代画家、ラウル・デュフィに影響を与えた『海』『音楽』そして『パリの情景』をテーマに油彩、水彩、素描、テキストによる解説を収録。
牧野邦夫画集 写実の精髄 | 練馬区立美術館
2013年に練馬区立美術館で開催された展示の図録。画家、牧野邦夫の1955年から晩年の1985年までの作品を紹介。自画像を中心に肖像画、静物、裸婦などレンブラントへの強い憧憬を抱いていた牧野が描くことへ傾注した表現とは。油彩画のカラー・モノクロ含む図版とともに解説を収録。
棚田康司作品集 たちのぼる。 | 青幻舎
2012年に開催された巡回展のカタログ。彫刻家、棚田康司の1990年代の初期作品から2012年までの作品を紹介。約20年にわたり重要なモチーフとして制作してきた少年少女の彫刻作品を中心に、作品図版と併せて解説を収録。
ロシア・アヴァンギャルドと20世紀の美的革命 | ヴィーリ・ミリマノフ
ロシア革命のさなかに生まれた芸術運動、ロシア・アヴァンギャルドについてまとめた1冊。ロシア特有の背景から西欧の影響、社会主義リアリズムとの関係、ロシア・ソ連の美術史とともにロシア・アヴァンギャルドを紐解く。カラーによる図版100点を収録。
Eiko by Eiko: Japan’s Ultimate Designer | 石岡瑛子
パルコの広告、マイルス・デイビス「TUTU」のジャケットデザイン、北京オリンピック衣装、そして様々な映画作品の衣装デザインなど世界的に活躍したデザイナー・石岡瑛子の作品集。衣装デザイン、グラフィックデザインの代表作品の豊富な図録に、黒澤明、イサムノグチ、三宅一生、松岡正剛、坂本龍一、田中一光、糸井重里、角川春樹などによる寄稿も併せて掲載。ハードカバー、英語版。
湯村輝彦ヒットパレード | 美術出版社
イラストレーター・湯村輝彦の作品集。「ガロ」の表紙、糸井重里「情熱のペンギンごはん」など、広告や雑誌・書籍に提供したイラスト作品を多数掲載。愛妻・湯村タラやデザイナー・マーチン萩沢らとのテンポの良いインタビューも収録。
Graphis Diagrams | ダイアグラム 資料集
スイスのデザイン雑誌「Graphis」から別冊で刊行されたダイアグラム特集。路線図や地図、医学書から天体マップまで、多種多様なダイアグラムを約400点収録。ミルトン・グレイサー、ソール・バス、勝井三雄、ヘルベルト・バイヤー、オトル・アイヒャー、長新太、ウィム・クロウエル、中垣信夫、アラン・フレッチャー、田中一光、カール・ゲルストナー、ほか多数のグラフィックデザイナーの作品を掲載。英語表記。
アイデア No.352 | ビデオ・ゲーム・グラフィック
アイデアNo.352/ビデオ・ゲーム・グラフィック特集号。バンダイナムコゲームス、カプコン、セガといったゲーム会社周辺のフライヤーやロゴのデザイン、更にはゲームマシンのデザインも収録。その他、アメリカ西海岸発のアヴァンギャルド・カルチャー雑誌/WETの編集者、レナード・コーレンのインタビューなども掲載。
The Push Pin Graphic | シーモア・クワスト、ミルトン・グレイサー、スティーヴン・ヘラー
アメリカのデザイン会社プッシュピン・スタジオのメンバー、シーモア・クワスト、ミルトン・グレイサー、スティーヴン・ヘラーの作品集。広告に使用されたイラストやグラフィックデザイン、ブックデザインなどをカラーで多数掲載。英語表記。
日本の文様 花鳥 3冊セット | 北村四郎、吉田光邦、田中一光
吉田光邦、木村重信、八木一夫、田中一光ら編纂による、日本の風土をモチーフにした文様のデザイン集。「日本系列」「中国系列」「異国系列」3冊セット。家紋としてのロゴデザインやプロダクトに刻み込まれたパターンを、モチーフごとに収録。それぞれの由来・意味についても詳細に解説。
疾風迅雷 杉浦康平雑誌デザインの半世紀
ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された「疾風迅雷―杉浦康平雑誌デザインの半世紀」展の作品を編纂した図録。レコードジャケット、ポスター、ダイアグラムなど多彩なデザインを手掛けてきた杉浦康平の「雑誌デザイン」を一望。音楽雑誌、建築雑誌、教育雑誌など様々な雑誌シリーズの顔を担った約480点の図版を掲載。杉浦康平と松岡正剛による対談も収録。
Alexey Brodovitch ペーパーバック版 | アレクセイ・ブロドヴィッチ
ハーパース・バザー誌のアートディレクターを務め、以後のファッション写真やエディトリアルデザインに多大な影響を残したアレクセイ・ブロドヴィッチの包括的な作品集、ペーパーバック版。代表作「Ballet」「Day of Paris」「Saloon Society」などに加え、初期の希少なブックカバーやポスターワーク、ハーパース・バザーのカバーなど300以上の図版を収録。詳細なバイオグラフィーや作品解説も網羅した重厚な一冊。英語表記。
The Music Library | Jonny Trunk
1960年代から1980年代前半に制作されたライブラリー・レコード(=ソースミュージックやムードミュージックとも呼ばれ、アニメやコマーシャル、映画やテレビ番組で使用するためだけに作られた音楽)のジャケット・アートワークを網羅した資料集。市販されることはなく、限られた枚数しか製造されなかったコレクターズアイテムのアートワーク625点を収録。英語表記。
江戸文字 | 日向数夫
江戸時代の様々な文字を編集した資料集。「寺子教訓書」「歌舞伎文字」「将軍印」など、当時の趣味・嗜好、感性の傾向が著しくあらわれた様々な文字を解説とともに収録。文字から江戸の情緒と民衆の姿が見えてくる。
70s 日本の雑誌広告 | ピエ・ブックス
70年代の日本の雑誌広告作品集。化粧品、ファッション、食品、インテリアといったカテゴリーに分け、花王、サントリー、全日空など企業の優れたアートワークの広告作品を紹介。また巻末には日本雑誌広告賞受賞作品とともに70年代を振り返る「70sクロニクル」を掲載。70年代当時の流行や文化も垣間みることができる一冊。
Terry Jones: Catching the Moment | テリー・ジョーンズ
ロンドン発のファッション誌『i-D Magazine』の創始者テリー・ジョーンズが、90年代後半までにアートディレクションを手がけた代表作品を紹介。パンク、ニュー・ウェーヴ・テイスト溢れるエディトリアルデザインの数々を多数掲載したユニークな作品集。英語表記。
アール・デコのパッケージ | 木村勝
パッケージデザイナーの木村勝が、19世紀初頭に流行したアール・デコの斬新かつ華やかでキッチュなパッケージの数々を紹介。装丁は仲條正義。
生誕100周年 トーベ・ヤンソン展 | 朝日新聞社
2014年から2015年にかけて開催された「生誕100周年 トーベ・ヤンソン展 ムーミンと生きる」の図録。「ムーミン」シリーズをはじめ、自画像、風景画などの油彩画、児童文学の挿絵、政治風刺画、舞台衣装のスケッチなど、様々なジャンルで活躍したトーベ・ヤンソンの全貌を堪能できる一冊。ADは祖父江慎。
デザインのデザイン Special Edition | 原研哉
グラフィックデザイナー・原研哉がその柔軟なデザイン思想を軸に、無印良品や長野五輪、愛知万博など多くのプロジェクトへの取り組みを回想し、思いを巡らせるデザイン論集。発売と同時に三か国語に翻訳され、世界に向けて刊行された「DESIGNING DESIGN」の国内向け増補版。カラー図版多数。
Helvetica: Homage to a Typeface
世界中で使用される人気の書体「Helvetica(ヘルベチカ)」を用いた作品をまとめた1冊。ポスターやブランドロゴ、パッケージデザイン、切手、新聞ほか、あらゆる世界中のデザインから選出された400点の作品を紹介。カラーの作品図版と併せて解説を収録。英語表記。
イリヤ・カバコフ 世界図鑑 絵本と原画 | 神奈川県立近代美術館ほか
2007年から2008年に開催された展示会「イリヤ・カバコフ 世界図鑑 絵本と原画」の図録。大規模なインスタレーション作家として知られ、鋭敏な時代感覚と不屈の精神が込められた作品が高く評価されているイリヤ・カバコフ。氏の創作の原点ともいえる 挿絵画家としての絵本仕事を、厳選した原画とともに紹介。
恩地孝四郎 装本の業 普及版 | 恩地邦郎
恩地孝四郎 装本の業 普及版/日本の抽象絵画の創始者としても知られる恩地孝四郎の作品集。氏が装丁を手掛けた美しい書籍の数々を、多数のカラー図版で紹介。巻末に氏自身によるエッセイ「装本美術の構成」に加え、巻頭には畦地梅太郎によるエッセイ「恩地先生の思い出」なども掲載。
日を詠む暦 田中一光+高橋睦郎
美術評論家・伊東順二企画のもと、田中一光が文字をデザインし、高橋睦郎が詩を手がけた暦の作品集。新年、春、夏、秋、冬の5つの暦それぞれを表現したデザインと詩が和紙に落とし込まれている。序文は伊東順二、小池一子によるもの。巻末に田中一光、高橋睦郎、伊東順二による対談を収録。
Dutch Graphic Design | Kees Broos、Paul Hefting
オランダの100年間にわたるグラフィックデザインをまとめたデザイン資料集。商業印刷物、ポスター、切手、ロゴなど、ヤン・トーロップ、ヤン・ファン・クリンペン、テオ・ファン・ドースブルフら、デザイナーによる作品図版とともに解説を収録。オランダ語表記。
和田誠展 | ブルーシープ
2021年から全国を巡回した和田誠展の公式図録であり没後初の作品集。4歳から83歳までの膨大な活動の記録を500ページを超える大ボリュームで掲載。幼少期の日記やスケッチから、ポスター、絵本、映画監督や作曲まで豊富な図版、解説を収録。和田誠の作品とともにその生涯、軌跡を辿る。
アイデア No.384 髙田唯 形と態度 | 誠文堂新光社
アイデアNo.384、2019年1月号。デザイナー・髙田唯の活動を「形」と「態度」の2部構成で紹介。前半の「形」では、2006年の設立から10年以上の年月を重ね、印刷物以外のロゴの制作やそれにともなうブランディング、プロデュース的な領域の仕事にまで広がりをみせるAllright Graphicsでの仕事を掲載。後半の「態度」では,前半を通じて現れてきた髙田唯の輪郭を、これまで髙田にデザイン依頼した人々や、展覧会の企画者,彼の活動を周縁から支える人々からの言葉や対話を軸に深掘りしていく。
アイデア No.327 現代中国の書籍設計 | 誠文堂新光社
アイデア No.327、2008年3月号。現代中国の書籍設計特集。現代中国のブックデザイナー13名の作品や、杉浦康平と呂敬人の対談、中国におけるグラフィックデザインのタイポグラフィに歴史的発展に関する研究などを掲載。
アイデア No.315 宇野亜喜良/テリー・ダウリング/立花文穂
アイデアNo.315/2006年3月号。「宇野亜喜良画帖 雛罌粟草紙」、「世界の立花文穂、立花文穂の世界」、「書影の幻像 野中ユリの装釘」などを収録。連載は平野甲賀・川畑直道による「描き文字考 序章『描き文字とは何か?」他。
彼方の本 間村俊一の仕事 | 筑摩書房
装丁家、俳人である間村俊一の、その仕事をまとめた1冊。本や装丁にまつわる句を読んだ間奏句集や交遊録、そして手がけた装丁作品をカラーで約300点収録。