菱田春草展 | 東京国立近代美術館
日本画家、菱田春草生誕140年を記念した展覧会図録。「落葉」「黒き猫」などの重要文化財4点を含む代表的作品140点をカラーで掲載。
さとうゆかり 縄文土偶カレンダー 2025
アート制作を中心に広告や出版でのイラストレーションやデザインを手掛ける、さとうゆかりの2025年版縄文土偶カレンダー。月毎に個性豊かな縄文土偶を楽しむことができる。
倉俣史朗 SHIRO KURAMATA 1967-1987 | PARCO出版局
日本を代表するインテリアデザイナー、倉俣史朗の作品集。1967年から1987年の間に手がけた数々の家具・インテリアを写真や図面などの豊富な資料で紹介する一冊。磯崎新とエットレ・ソットサスによるテキストも併せて収録。
STAR PIECE 倉俣史朗のイメージスケッチ | TOTO出版
インテリアデザイナー、倉俣史朗のラフスケッチ集。これまでに手がけた建造物やプロダクトデザインのスケッチをモノクロ、カラーで多数収録。序文はエットレ・ソットサス。装丁は田中一光。
American Silence: The Photographs of Robert Adams | ロバート・アダムズ
米国の写真家、ロバート・アダムズの作品集。アメリカ西部の大草原や森、海辺などの不朽の美しさを写し取るだけでなく、ハイウェイや住宅などの人工物をも見つめ、消費主義や工業化にともなう環境破壊にも言及している。周囲の世界を敬虔に見つめ、土地に対する人々の責任と進歩の道徳的ジレンマという深遠な問題を探求する1冊。英語表記。
内藤礼 地上にひとつの場所を One Place on the Earth
日本の美術家、内藤礼による初の作品集。初期作品である1989年の「遠さの下、光の根はたいら」から2001年の直島での「このことを」にいたるまでの各地での展示風景や作品群をカラー図版で多数掲載。
日本のやしろ 出雲・伊勢・住吉・春日・日光・厳島 | 美術出版社
出雲、伊勢、住吉、春日、日光、厳島の6箇所の社を写真とテキストで紹介。1962年から64年に6冊で発行された「日本のやしろ」を再編集してまとめたもの。美しい写真と詳しい解説で、それぞれの社の特質や歴史的意義などを明らかにしていく。写真は二川幸夫、渡辺義雄、土門拳、岩宮武二が手掛け、テキストは神代雄一郎、川添登、菊竹清訓、水尾比呂志、針尾一郎、上横手雅敬によるもの。
日本の凧 | 俵有作
日本で手掛けられた様々な凧を集めた資料集。カラーとモノクロの図版を多数収録するほか、凧の構造、道具、そして日本各地の凧の特徴などをまとめた解説付き。人々の飛躍を夢見る願いとともに誕生した凧の姿からは、民衆のエネルギーや、伝統的な日本の形、色が浮かび上がる。
柳宗理 デザイン | セゾン美術館
インダストリアルデザイナー、柳宗理の図録。セゾン美術館にて1998年4月に行われた同名展示の作品をカラーとモノクロで多数掲載。チェア、キッチン用品、食器、蛇口から高速道路やトンネルまで、幅広いプロダクトを紹介。
Eames: Beautiful Details | イームズ
20世紀の建築と家具の発展に大きな貢献をしたデザイナー、チャールズ・イームズ&レイ・イームズ夫妻の作品と生涯を集成した作品集。家具、グラフィック、テキスタイル、玩具、写真、映像、展示など、彼らの膨大な仕事を網羅し、多数の図版とともに紹介。パッケージデザインは、独創的な子供用玩具「The Toy」の三角形と色からヒントを得たパターンを使用。
Smoke Line | 津田直
フォトグラファー・津田直の写真集。自然と共に生き、空気や風で万事を知る遊牧民たちの住む中国、モンゴル、モロッコの僻地を訪れた津田直。それぞれ遠く離れた世界を、目には見えない透明な帯=「風の河」で繋がれた存在として捉え直す。日本語・英語表記。
William Eggleston: Paris | ウィリアム・エグルストン
アメリカの写真家、ウィリアム・エグルストンの作品集。パリのカルティエ現代美術財団で開催された展示に併せて刊行されたもの。ショーウィンドウに飾られたクマのぬいぐるみ、壁や車にペイントされたストリートアート、パリの街角。インスピレーションとなった写真とともにペインティング作品を収録。フランス語表記。
Terri Weifenbach: Cloud Physics | テリ・ワイフェンバック
米国の写真家、テリ・ワイフェンバックの作品集。生物、自然、水、空気、光、火についてなどの自然現象について調査し、繊細な現象の儚さをとらえたもの。雲の形成など気象現象を正確に測定する科学機器のデータに基づき、光、湿度、熱の密接な変化を通して知覚される自然を、彼女の作品の特徴である詩的で繊細な写真作品を通して表現している。英語表記。
Jorg Sasse | イェルク・ザッセ
ベッヒャー派を代表するひとりドイツの写真家、イェルク・ザッセの作品集。クンストラーコロニー美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。キッチンの静物、ラジオと時計、室内の配線など、身近な風景の中で芸術的に切り取られた断片が収められている。ドイツ語表記。
Dada: Zurich Paris 1916-1922 | Triatan Tzara
1916年にトリスタン・ツァラによって命名され、世界中に伝播した芸術運動・ダダイスム運動を紹介。クルト・シュヴィッタース、ハンス・アルプ、フランシス・ピカビアらの作品、ツァラによって発行された印刷物を多数掲載。
Bernd & Hilla Becher: Basic Forms of Industrial Buildings | ベッヒャー夫妻
ドイツの写真家、ベルント・ベッヒャー、ヒラ・ベッヒャー夫妻の作品集。工業用建造物を独自のスタイルで撮影し、タイポロジーフォトを生み出した夫妻の40年のキャリアの集大成を纏めたもの。新装版。英語表記。
柳宗悦没後60年記念展 民芸の100年 | 東京国立近代美術館
2021年に東京国立近代美術館で開催された展示の図録。民藝運動を牽引した柳宗悦の没後60年に際し、柳らが蒐集した陶磁器、染織、木工、民具や歴史資料などを紹介したもの。民藝運動の軌跡と、社会や歴史、経済を見つめ直す1冊。
倉俣史朗の世界 Shiro Kuramata 1934-1991 | 原美術館
2000年に原美術館で開催された展覧会「倉俣史朗の世界」に際して刊行された図録。空間デザイン、プロダクトデザインの分野で世界的に活躍した倉俣史朗による家具デザインを、田中一光監修のもと時系列にカラーで掲載。
オキーフ画集 花 | リブロポート
20世紀アメリカを代表する女性画家、ジョージア・オキーフの画集。オキーフの作品のなかから、花を描いた作品を大判サイズで収録。ダイナミックさ、度肝を抜く色、スキャンダラスなどから賛否両論を生んだ作品の数々を、その存在感をそのままに体感できる一冊。
Skin | 高木由利子、ひびのこづえ
写真家、高木由利子がコスチューム・アーティストである、ひびのこづえの作品を世界各国で現地の人々に着せ撮影した写真集。ケニア、トルコ、インド、タイで撮影されたモノクロの写真、解説を収録。CMや舞台などの1度限りのために作られたコスチュームと、伝統とともに生きる人々が融合する。
ジョセフ・アルバースの授業 | DIC川村記念美術館
2023年にDIC川村記念美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。ドイツ出身のアーティスト、ジョセフ・アルバースの制作と教育の両側面からその姿を探る。アルバース自身の作品、デザインの仕事や習作ほか、バウハウスの基礎教育や授業風景など、写真資料やカラー・モノクロ含む図版とともに解説を収録。
倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2
20世紀を代表する日本のデザイナー、倉俣史朗の遺したスケッチ・素描をシルクスクリーンに起こした作品集。全6集を予定している本書はその1集、2集にあたる版画集であり、シンプルな装丁が倉俣による筆触、色彩と美しく調和した一冊。巻末には倉俣による手書きのメモやスケッチに散りばめられた言葉を収録。365部限定刊行。
〈折り〉の設計 | ポール・ジャクソン
ペーパーアート&クラフトに関する書籍を30冊以上執筆し、学生からナイキなどの企業まで「折りのコンサルタント」を行うポール・ジャクソンの、「折り」についての資料集。様々なプリーツの折り方を、図版・テキストとともに収録。ファッション、建築、インテイリアデザインなどバリエーション豊かに紹介。
ひとりよがりのものさし | 坂田和實
古道具坂田店主・坂田和實による「芸術新潮」の連載エッセイを書籍化。白洲正子が最後に惚れた骨董界のカリスマが選びぬいた美しき骨董品たちをオールカラーで収録。「ボロ布」「ドゴン族の柱と扉」「ポルトガル人形と陶板像」などを掲載。別冊付録として、建築家・中村好文との特別対談「ものが美しく見える場所 美術館 as it isができるまで」も付属。
道教の美術 Taoism Art | 大阪市立美術館
2009年に大阪市立美術館で開催された展示の図録。道(タオ)を説き、不老長寿を究極の理想とする中国でうまれた宗教「道教」にまつわる、中国や日本の絵画・書・彫刻・工芸作品を掲載。神仙思想や風水や星宿、易学をはじめとする古代の思想や信仰・神話、そして仏教をも取り込み、東アジアの思想や文化、芸術のベースともなった道教をわかりやすく紹介している。
ジャパニーズ・モダン 剣持勇とその世界 | 松戸市立博物館
2005年に松戸市立博物館で開催された「ジャパニーズ・モダン 剣持勇とその世界」の展示図録。日本を代表するプロダクトデザイナー、剣持勇が手がけた家具、カトラリー、パッケージなどのデザインを掲載した作品選と、雑誌・単行本に執筆した論文選で構成。
日本の古地図 | 南波松太郎、室賀信夫、海野一隆
彩色豊かな世界図、日本全図、道中図、地方図、国図、町図などの古地図を集めた一冊。本書に掲載された古地図にはインドを中心にした仏教式世界地図や、豊臣秀吉所持の扇面図など、重要文化財になっているものも多く、当時の世界および日本がどのように世界を見ていたかといった意味でも興味深い。
美術商林忠正の軌跡 1853-1906 | 木々康子、高頭麻子
19世紀末西洋で初めて日本美術品を商い、日本の美術商として活躍した林忠正の軌跡をまとめた1冊。約30年間パリで日本美術、文化を紹介したその活動やエドゥアール・マネ、エドガー・ドガ、黒田清輝ら様々な芸術家との交流など、資料とともにその生涯を辿る。
クリスチャン・ボルタンスキーの可能な人生 | 水声社
フランスの現代美術家、クリスチャン・ボルタンスキーの自伝書。「死と生」や「記憶」「忘却」などをテーマにインスタレーション・映画・彫刻・絵画・写真ほか、様々な作品を制作してきたその軌跡を辿る。子供時代からアーティストとしての人生、作品についてなどボルタンスキーがインタビュー形式で語っていく。
クリスチャン・ボルタンスキー Lifetime | 国立新美術館 ほか
2019年に国立新美術館ほか全国で開催された展覧会「クリスチャン・ボルタンスキー ―Lifetime」展の図録。フランスの現代アーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーによる初期作品から最新作にいたるまで、およそ50年にわたる活動を包括的に紹介するとともに、展覧会担当者らによるテキスト、ボルタンスキーと杉本博司の対談などもあわせて収録。
香月泰男 版画全集
戦後を代表する洋画家の一人、香月泰男の作品集。植物や動物、国内外の風景画、そしてシベリア抑留体験をもとにした「シベリア・シリーズ」ほか版画作品全168点をカラーによる図版と併せて解説を収録。
エリック・サティとその時代展 | Bunkamura ザ・ミュージアム
2015年にBunkamura ザ・ミュージアムで開催された「エリック・サティとその時代展」の図録。フランスの作曲家、エリック・サティが制作した楽曲の楽譜や肖像画、そして関連する演劇ポスターやプログラムのデザイン、イラストレーションを多数収録。また、フランシス・ピカビアやマン・レイなどサティを取り囲むダダイストたちの作品も掲載。
Macguffin No.6: The Ball
毎号1つのテーマを深く掘り下げるデザイン&クラフトマガジン「MacGuffin magazine」第6号。本号のテーマは「ボール」。スポーツに使用するボールだけでなく、植物、ミートボール、惑星など、様々な球体のオブジェクトを調査し紹介。 英語表記。
李王朝時代の刺繍と布展 | 北海道立近代美術館ほか
1995年に各地を巡回した展示会「李王朝時代の刺繍と布 希いをぬう 喜びをつなぐ」展の図録。韓国刺繍博物館のコレクションのなかから、李王朝時代の刺繍作品と、伝統的な「包む」文化のなかで生まれた布「ポジャギ」を紹介。洗練された色彩感覚と、韓国の伝統衣装のデザインに通底する造形感覚を感じることができる一冊。
カルティエ、時の結晶展 | 国立新美術館
2019年に国立新美術館で開催された展示の図録。ジュエリー・ブランド「カルティエ」の1970年代以降の作品に焦点を当て、過去の歴史的作品を収蔵した「カルティエ・コレクション」とともに紹介。ジュエリーの他、関連図版として尾形光琳の屏風絵、杉本博司の写真作品、オキーフのペインティングなどのアート作品も掲載。
田中恭吉展 | 和歌山県立近代美術館
2000年に開催された「田中恭吉展」の図録。雑誌「月映」の作家として、また荻原朔太郎の詩集「月に吠える」の挿画などでも知られる田中恭吉。中学時代のスケッチをはじめ、最晩年のペン画にいたるまで約400点を収録。デザインは桑畑吉伸によるもの。
微花 | 石躍凌摩、西田有輝
庭師である石躍凌摩と西田有輝によって、スペインのカタルーニャ地方伝統の日であるサンジョルディの日に創刊された季刊誌『微花』新装丁版の植物図鑑。水辺や店先、道路などにひっそりと咲く春の草花たちが収められている。ホトケノグサ、ツバキ、シクラメンなど20種の植物と散文を収録。
Anu Tuominen: Thinkables | アヌ・トゥオミネン
フィンランドのアーティスト、アヌ・トゥオミネンの作品集。目次でAtoZの順番で並べられたキーワードと、創作についてのテキスト、そしてその作品の図版を収録。ユニークでありながら皮肉とユーモアに溢れたアヌの頭の中を覗き見るような一冊。英語表記。
イヴ叢書Ⅶ フェアリー・テイル | 合田ノブヨ 吉本ばなな
2002年にギャラリー・イヴで開催された展示に併せて刊行されたもの。花々や自然と少年少女たちが美しく交わる世界が表現されている。コラージュは合田ノブヨ、テキストは吉本ばななが担当。限定500部刊行。
チャールズ&レイ・イームズ展 | 和歌山県立近代美術館
建築家・デザイナーとして活躍したチャールズ・イームズ、レイ・イームズ夫妻の展示図録。イームズチェアをはじめ、イスやテーブルなどデザインを手がけた家具の写真、2人が過ごしたイームズ邸などもカラーとモノクロで掲載。日本語版。
フィンランド独立100周年記念 フィンランド・デザイン展
フィンランド独立100周年を記念して2017年に開催された展示の図録。独立以前の装飾芸術から現在までの100年に及ぶフィンランド・デザインを6つのセクションに分け、デザイナーを支え育ててきた企業や各時代の主要なデザイナーに焦点を当てて紹介。
藤井厚二の和風モダン 後山山荘・聴竹居・日本趣味をめぐって | 谷藤史彦
日本の近代建築家、藤井厚二のモノグラフ。重要文化財に指定された京都・大山崎にある自邸「聴竹居」や福山・鞆の浦の「後山山荘」など、数々の名建築を世に遺した氏の仕事とその生涯を紹介する一冊。
ベン・シャーン展 | 福島県立美術館 ほか
1991年に開催された「ベン・ジャーン展」の図録。絵画や版画だけでなく、写真、ポスター、装丁、壁画、ステンドグラス制作など、多岐にわたり活躍した氏の代表的なペインティング作品を多数収録。
僕のいるところ | 三谷龍二
工芸家、三谷龍二によるビジュアルブック。自身の制作したオブジェやおもちゃの写真に、心温まる詩的なテキストが添えられている。装丁は山口信博によるもの。