Alexander Calder and His Magical Mobiles
アーティスト、アレクサンダー・カルダーの作品集。モビールとスタビールを発明し、ドローイング、ジュエリー、玩具、家庭用品まで手がけた20世紀を代表する彫刻家の生涯とキャリアを、95点の図版とともに収録している。若い読者を意識して制作されており、カルダー自身の言葉で制作方法や芸術観が語られるほか、スタジオでの写真やモビールの動きを連続写真で追うページも収められている。
レイモンド・ローウィ 消費者文化のためのデザイン
20世紀アメリカを代表するインダストリアル・デザイナー、レイモンド・ローウィによる作品と業績をまとめた作品資料集。 ローウィの仕事を鉄道車両、家電製品、広告、パッケージデザインなどの領域から整理している。コカ・コーラやラッキーストライクのビジュアル刷新、ペンシルバニア鉄道の流線型機関車など、産業と視覚文化の接点にある事例を収録。
I Built this Garden for Us | Stefan Banz
写真家・映像作家、ステファン・バンツの作品集。スイス・ルツェルンでの家族生活を撮影したもので、穏やかな家庭の日常に見えながら、その底に不可解な何かを予感させるイメージが積み重なっている。真鍮のドアハンドルに吊るされた布人形、白いタイルの上に置かれたベビー服、庭のホースに囲まれて地面に横たわる隣家の男の子など、平静と不穏が紙一重で共存する場面が続く。「偶然と鋭い眼が一致し、現実の神秘をその奇妙な多義性において発見する瞬間」とバンツ自身が語る写真の姿勢が、全編を貫いている。
Venetian Glasses: The Carla Nasci and Ferruccio Franzoia Collection
Carlo Rizzarda Modern Art Galleryの18世紀から現代に至るまでのヴェネチアングラスのコレクションまとめたもの。1920年代のアール・デコのガラスからカルロ・スカルパによる革新的なデザインのガラス作品、カッペリーニ社やヴェニーニ社のプロダクトなど、大判の図版とともに解説。800点以上の作品が収められた大ボリュームの1冊。英語表記。
In The Wilds Drawings | Nigel Peake
アーティスト、ナイジェル・ピークの作品集。農村の風景を手描きで記録したドローイングと水彩画をまとめたもの。樹木、野原、湖、なだらかな丘など田園の地形から、農家、トラクター、フェンス、電柱といった人の営みの痕跡まで、鉛筆とインクによる細密なドローイングと落ち着いた色調の水彩で丹念に描き取られている。日常の速い流れとは対照的な、ゆったりとした田舎の時間が画面に満ちている。
Fase Catarse | Pedro David
ブラジルのフォトグラファーでビジュアルアーティストのペドロ・ダヴィッドによる作品集。2008年から2011年にかけて制作されたもので、作家自身が新居を探している際に賃貸アパートを撮影したシリーズ『Aluga-se』、そのアパートで撮影した写真を集めた『Coisas Caem do Céu』、母親の死後に彼女が住んでいたアパートの部屋を写真に収めた『Última Morada』の三部作で構成されている。写真には、短い詩のようなテキストが添えられており、内省的な深い空気に包まれた一冊。 英語、ポルトガル語表記。
Paul Klee: Life and Work
20世紀を代表するスイスの画家、パウル・クレーの創作と生涯を包括的にまとめた作品集。幼少期からアヴァンギャルド期、バウハウス・ヴァイマール校での活動、そして晩年に至るまでの歩みを、約500点におよぶドローイング、絵画、水彩、彫刻、写真資料などとともに時系列で紹介している。クレー家の未公開資料やアーカイブも多数収録。
Hockney’s Pictures ハードカバー版 | デイヴィッド・ホックニー
画家デイヴィッド・ホックニーの半世紀にわたる画業を俯瞰する作品集。1960年代から2000年代にかけて制作された作品をカラーで多数収録している。風景や人物を主題としたペインティングやドローイングに加え、写真コラージュなど多様な技法を取り入れた作品を網羅。代表作から近年の試みまでを一望できる構成となっている。
MELODY | 今井麗
画家・今井麗の作品集。2020年前後に制作された油彩作品を中心に、食卓に並ぶ果物、室内に置かれたぬいぐるみ、人物の気配を感じさせる空間など、身近な情景を収録。筆致の重なりや色の揺らぎが画面に残され、日常的な場面に時間の流れが入り込むような印象を生んでいる。巻末には作家自身の作品解説とエッセイも収められ、制作時の視点や絵画との向き合い方が伝わってくる。
倉俣史朗とエットレ・ソットサス
2010年に21_21 DESIGN SIGHTで開催された展覧会「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」の公式図録。日本のデザイナー・倉俣史朗とイタリアの巨匠エットレ・ソットサス、20世紀デザインを象徴する二人の交流と創作の軌跡を豊富な図版とテキストでたどる。安藤忠雄、伊東豊雄らによる論考をはじめ、倉俣の素材への探究や空間設計、ソットサスの思想を対比的に紹介。デザインとは何かを根源から問い直す、二人の精神を伝える一冊。
マトリョーシカ大図鑑 | 沼田元氣
詩人・写真家、沼田元氣によるマトリョーシカのビジュアルブック。ロシア各地で制作された伝統的な木製人形から、現代的な装飾を施したバリエーションまでを幅広く収録。人物像や動物、物語性を持たせたデザインが並び、色彩や絵付けの違いを比較しながら眺めて楽しむことができる一冊。工房での制作風景にも触れており、人形が生まれる背景や職人の技にも目が向く。
まほちゃん | 島尾伸三
写真家、島尾伸三の作品集。娘であるしまおまほの幼少期を中心に、家族との食事、遊び、外出など日常の場面を収録。室内での何気ない動作や家族とのやりとりがモノクロで捉えられ、成長の時間が連続した記録として積み重なっていく。母で写真家の潮田登久子や、祖父で作家の島尾敏雄、祖母のミホの姿も登場。
黒川紀章回顧展 共生の思想
2000年に広島市現代美術館で開催された黒川紀章の展示図録。日本の戦後建築を代表する思想家・実践者として国際的に活動した軌跡をたどり、「メタボリズム」「アブストラクト・シンボリズム」「フラクタル」「共生」といった主要なコンセプトを軸に、その思考の展開を紹介。近代建築の合理主義や西欧中心の価値観を問い直し、「生命の時代」という理念に基づく建築観にも焦点を当てる。
スティルライフ | アレックス・リッチ
デザインレーベル/クリエイティブスタジオ、トリコのプロダクト作品集。家具や照明、鞄、文房具、衣類などの日常的なプロダクトを収録。イギリスのグラフィックデザイナー、アレックス・リッチがデザインを、イラストはジョン・ヘアーズが手がけている。
Bask in the Sun | 川元陽子
90年代後半より独学で絵を描き始め、国内外で活躍するイラストレーター、川元陽子による作品集。1998年にイラストレーション誌の公募展「ザ・チョイス」で入賞して以来、国内外の展覧会で作品を発表するとともに、CDジャケットやポストカードなどのビジュアルワークも手がけてきた。動物園で暮らす動物たちをモチーフに、見過ごされがちな存在をオイルペインティングで捉えた作品をカラーで収録。500冊限定発行。
Laura Owens
アメリカのアーティスト、ローラ・オーウェンスによる作品集。2001年にボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館(ISGM)で開催された展覧会にあわせて刊行された。水彩、色鉛筆、切り絵、刺繍など多様な手法を用い、イラスト的な作風から抽象表現まで幅広い作品を収録。素材とスタイルの自由な行き来が印象的な一冊。英語表記。
Office | Lars Tunbjork
スウェーデンの写真家、ラース・トゥンビョルク(1956-2015)の作品集。自身が育った中産階級の労働環境を出発点に、オフィスという日常的でありながら写真に撮られることの少ない空間に着目したもの。スウェーデン国内の企業や官公庁から始まり、グローバル化の進展とともに東京やニューヨークのウォール街へと撮影範囲を広げ、国際的な経済活動の現場で繰り広げられる仕事の風景を記録している。前作『Landet Utom Sig』でスウェーデンの公共空間と余暇を撮った続編にあたる。
House Hunting | Todd Hido
アメリカの写真家、トッド・ハイドの作品集。差し押さえられた郊外の分譲住宅の内部と、テレビや室内灯の明かりが窓から漏れる夜の住宅外観を大判カラーで撮影している。人の気配はあっても人物は登場せず、場所そのものが帯びる孤独感と奇妙な安堵感が同居する。郊外住宅という平凡な被写体を通じて、現代のアメリカ的な生の断片を美しくも物悲しい色彩でとらえた一冊。
クリーム・ソーダ物語 | 山崎眞行
カリスマ的なロカビリー・ブランド「クリーム・ソーダ」の創業者、山崎眞行による自伝的エッセイ集。70年代から80年代にかけて不良たちから熱狂的な支持を集めたブランドの歩みを、50年代アメリカのテイストを盛り込んだコラージュアートワークとともに編んでいる。ブラック・キャッツの写真や、ヴィヴィアン・ウェストウッドとのエピソードも収録されており、日本のロカビリー・カルチャーの熱気と背景が伝わってくる。
Pretty Lies | Jack Pierson
写真家・アーティスト、ジャック・ピアソンの大判作品集。1997年にタカ・イシイギャラリーで開催された展覧会に合わせて限定300部で刊行されたもので、綴じられていない11枚の独立した写真プレートで構成。カラーで収録された各プレートは、展示物としての性格を持ちながら、手に取って一枚ずつめくることのできる形にまとめられている。限定300部発行。
Hong Kong Yesterday | Fan Ho
写真家、ファン・ホーの作品集。幼少期に香港へ移住し、独自の眼差しでこの都市を記録し続けたファン・ホーによる三部作の第1作。モノクロ写真で1950年代中頃の香港を記録し、ビジネスマン、家族連れ、港湾労働者の姿から路地、市場、街角の風景まで幅広く収める。人知れぬ日常の一場面から混沌とした群衆まで、抽象的でありながら人間的な視点で捉えた作品が並ぶ。
For Every Minute You Are Angry You Lose Sixty Seconds Of Happiness | Julian Germain
写真家、ジュリアン・ジャーメインの作品集。イギリス南海岸の街で独り暮らしを送るチャールズ・アルバート・スネリング(チャーリー)を、8年間にわたって撮り続けた記録。花の名前を愛し、色彩に囲まれた家に暮らすチャーリーは、亡き妻や子どもたちへの記憶を胸に、クロスワードや音楽、自身が撮り続けた写真アルバムとともに晩年を過ごしていた。現代の喧騒から切り離されたその暮らしぶりは、人生で本当に大切なものが何かを問いかけてくる。タイトルは、アメリカの哲学者ラルフ・ワルド・エマーソンの言葉に由来する。
A Storybook Life | Philip-Lorca Dicorcia
アメリカの写真家、フィリップ・ロルカ・ディコルシアの作品集。20年にわたって撮影された作品を収録しており、もともとこの本のために撮られたものではなかった写真群を作家自身が編集・再構成している。一見無関係に見える画像を並べることで生まれる物語の可能性を探ったもので、写真の順序と関係性そのものが作品の核心をなしている。見る者の内的・外的状況によって意味が変容し続けることを意図した、編集という行為を前景化した作品となっている。
Kaj Franck: Muotoilija Formgivare Designer
戦後フィンランドデザインを代表するプロダクトデザイナー、カイ・フランクの仕事を包括的にまとめた作品集。ARABIA(アラビア)社での陶器や、Nuutajärvi(ヌータヤルヴィ)社におけるガラス作品、テキスタイルやセラミックまでを幅広く収録。完成品に加え、スケッチや構想段階のメモ、制作風景も紹介され、名作が生まれる過程と当時の空気感を伝えている。
Arabia: Porcelain and Faience
フィンランドの陶磁器ブランド、アラビア社の製品カタログ復刻版。1940年代から60年代にかけて制作されたティーカップ、ソーサー、プレート、ティーポット、キャセロール、調味料入れなど多彩なプロダクトを、写真・商品名・サイズとともに収録している。フィンランドのデザイン黄金期を支えたアラビアの仕事を一覧できる資料。
Brands A-Z: Muji
ブランドの歴史と思想を掘り下げる「Brands A-Z」シリーズの無印良品編。「無印良品」(MUJI)の名の由来から始まり、ブランドのシンプルで飾らない哲学がいかに広告クリエイティブとして形になってきたかを追っている。歴代の広告キャンペーンのアートワークを中心に、デザイナーへのインタビューとブランドの歴史を交えながら、無印良品の美学を支えるクリエイティブの思考過程が丁寧にたどられている。
Imperfect Beauty: The Making of Contemporary Fashion Photographs
1990年代のイギリスのファッション写真をまとめた作品集。ナイジェル・シャフラン、コリン・デイ、ユルゲン・テラー、デイヴィッド・シムズ、クレイグ・マクディーンら各写真家が自ら選んだ作品を収録。日常的な住宅や古着、型にはまらないモデルの起用によって従来のファッション写真のスタイルを刷新した動向を記録したもので、「グランジ写真」と呼ばれた1990年代初頭のイギリス発の潮流を俯瞰できる。インタビューとともに、編集と広告、写真とファインアートの境界が溶け合っていく過程がたどられている。
For When I’m Weak I’m Strong | Wolfgang Tillmans
写真家、ヴォルフガング・ティルマンスの作品集。1996年にドイツで開催された展示に合わせて刊行されたもの。当時、ファッション写真や雑誌の仕事を通じてジェネレーションXの記録者として知られていたティルマンスが、風景、静物、ポートレート、ヌードなど、それまで公開されなかった作品群を初めてまとめて収録している。インスタレーション形式の展示写真も収め、写真行為の拡張としてのティルマンスの初期アプローチが見渡せる。
Robin & Lucienne Day: Pioneers of Contemporary Design
イギリスのデザイナー、ロビン・デイとルシエンヌ・デイ夫妻の作品集。アーカイブ資料とインタビューに基づき、二人のキャリアを網羅的にたどっている。ロビンはポリプロピレンチェアで知られる家具デザイナーとして、ルシエンヌは1951年英国フェスティバル向けファブリック「Calyx」で名声を確立した。家具、テキスタイル、陶磁器、壁紙、展示デザインなど幅広い分野にわたる二人の仕事は、1950〜60年代のコンテンポラリーデザインを牽引したものとして国際的に知られている。
A House is not a Home | Bruce Weber
米国の写真家ブルース・ウェーバーによる作品集。世界各地のアーティストやデザイナーを訪ね、住まいやアトリエのインテリアとエクステリアを撮影し、それらがいかに持ち主の個性を映し出しているかを探る。サイ・トゥオンブリー、ジョージア・オキーフ、ルイス・バラガンらが登場し、それぞれの空間に息づく美意識と生活の気配を豊富な写真で伝えている。
Gilles Aillaud
フランスの画家、ジル・アイヨーの作品集。1955年から2000年にかけて制作された絵画を収録している。水面にわずかに現れるカバの背中、檻の内側でたたずむライオン、鮮やかな青い羽を持つオウム、木立の奥に立つキリンなど、動物園や囲われた環境に置かれた動物たちの姿が繰り返し描かれる。簡潔に整理された画面と落ち着いた色の配置によって、動物と囲い込む空間との緊張関係がくっきりと浮かび上がり、アイヨーの思考の核心に触れることができる。
Inside Houses | Martin Rosswog
写真家、マルティン・ロスヴォクの作品集。デュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント・ベッヒャーに師事し、20年近くにわたってヨーロッパの農村を撮り続けてきた。本書は「Inside Houses」シリーズとして約400点の写真でまとめられており、農村部の住居内部をはじめて本格的に収録したもの。家具の配置、壁の装飾、生活の痕跡など、個々の住まいに残る暮らしの様子を丹念に撮影しており、民族学的な記録と芸術写真が両立している。
Fotofix | Jan Wenzel
ドイツの写真家、ヤン・ウェンツェルの作品集。パスポート用写真機で撮影したイメージをグリッド状に並べた構成で、老若男女のポートレートをはじめ、自転車やチェスト、動物など多様なモチーフを収録。料理をする手元やアイロンがけの場面といった日常の断片が一コマずつ切り取られ、パズルのように画面上で連なっていく。均一なフォーマットの反復が視線のリズムを生み、断片化されたイメージの集積が日常の新たな見え方を引き出す。
Crossing The Parallel ル・コルビュジエ 森コレクション
1999年に森美術館で開催された展示の図録。建築家として知られるル・コルビュジエが手がけた絵画・彫刻作品を中心に収録したもので、森ビル社長・森稔のコレクションをもとに制作されている。主に油彩による絵画作品を通じて、建築家でありアーティストでもあったコルビュジエの思想の幅が浮かび上がる。アートディレクションを原研哉、写真を藤井保が担当し、丹下健三、テレンス・コンラン、ウィリアム・R・カーチスによる寄稿文も収録。
空撮 Aero-Photo | ホンマタカシ
写真家・ホンマタカシによるポストカード型作品集。ベルリンやオランダ、東京、千葉、横浜の上空から撮影された都市の風景を収録。高層マンションや自然と住宅街、整然と並ぶニュータウンの街区が俯瞰で捉えられ、地上では見えにくい都市の構造や配置が浮かび上がる。全28枚の図版は切り離してポストカードとして使用可能。
Album: The Portraits of Duane Michals, 1958-1988
アメリカの写真家、デュアン・マイケルズのポートレート集。1958年から1988年にかけての30年間に出会った人々の顔を収めたもので、マルセル・デュシャン、アンディ・ウォーホル、デニス・ホッパー、ルネ・マグリットらが被写体に名を連ねている。「これは私が彼らと共有した瞬間の記録であり、今はやさしく色褪せ、すでに失われつつある」とマイケルズ自身が述べるように、捕捉や暴露を意図せず、二つの人生が交差した一点の記録として編まれている。
ア・サマーズ・デイ | ジョール・マイヤーウィッツ
ニューヨーク出身の写真家ジョエル・マイヤーウィッツによる作品集。1976年から1981年にかけて避暑地ケープコッドで撮影された写真を収録している。夏の日差しに照らされた海辺や草原、そこに集う観光客の姿が、淡く夢のような色彩の中に浮かび上がる構成。ストリートフォトの視点を持ち込みながら、日常と非日常が交錯する時間を切り取っている。アメリカ写真の一断面として、光と季節が織りなす情景を映し出している。
Self Service No.46
パリを拠点に年2回発行されるファッション&カルチャーマガジン『Self Service』vol.46(2017年 Spring/Summer号)。クリエイティブ・ディレクターのエズラ・ペトロニオとファッション・ディレクタ […]
Norwegian Icons: Important Norwegian Design From the era 1940-1975
ノルウェーのデザインブランド「NORWEGIAN ICONS」による展示会図録。1940年から1975年にかけてのミッドセンチュリー期を中心に、その時代を代表するノルウェーのプロダクト・インテリアデザインの作品を収録している。若手デザイナーらとの協働のもと編まれており、国際的に評価される北欧デザインの黄金期における重要な仕事を振り返ることができる。
Ludwig Mies Van Der Rohe
20世紀モダニズムを代表する建築家、ミース・ファン・デル・ローエの仕事を写真・図面・論考を交えて通覧できる作品集。ベルリンでの初期建築から住宅プロジェクト、バウハウスでの活動、戦後アメリカでの高層建築や大学キャンパス計画まで、代表作とともにその思想の展開をたどっている。構造と素材を極限までそぎ落とし、鉄とガラスの構築美、自由平面、精緻なディテールへと結晶していったミースの建築理念が、年代ごとに整理された豊富な資料を通じて浮かび上がる。
木の民家 ヨーロッパ | 二川幸夫
建築写真家、二川幸夫の作品集。スイス・アルプスの山岳地帯、ドイツや北欧の農家など、ヨーロッパ各地に残る木造民家を15年にわたって訪ね歩き、構造、装飾、生活の痕跡を大判の白黒・カラー写真で記録したもの。地域ごとに章立てされ、細部の意匠や実測図面を交えながら、素材への姿勢や暮らしと建物の関係が読み解かれている。250点以上の図版を収め、民家研究としての資料性と視覚的な魅力を兼ね備えており、厳しい風土に育まれた木造建築に刻まれた土地の文化や家族の営みを各地の事例からたどることができる。
The Kitchen Diaries | Nigel Slater
フード・ライター、ナイジェル・スレーターによる料理書。日々の食事を日記形式でつづったもので、自分自身のための食事から友人や家族を招く週末のランチ、特別な場での料理まで、日常のさまざまな場面における実際の献立が記録されている。レシピ本というよりも、食を通じた生活の記録として読める一冊。
世界の美しい民藝 暮らしと祈りの手仕事
民藝品の収集・販売を手がける巧藝舎による作品集。アジア、アフリカ、中南米から集められた民藝品約370点を収録し、織物、木工、陶器、紙工芸に加え、祭器や呪具まで幅広く網羅。ペルー・アヤクーチョの教会ミニチュアや人形、メキシコ・オアハカの木彫玩具、アンデス高地のアルパカ織物、インドのガンジファなど、地域ごとの生活や信仰に根ざした造形が並ぶ。いずれも無名の作り手による日用品や祭具であり、土地の素材や技法が色濃く反映されている。濱田庄司や芹沢銈介の収蔵品も含まれ、民藝の価値を具体的に伝える資料となっている。
Penti, Erika und Bebo Sher
旧東ドイツで流通していた日用品や工業製品をまとめたデザイン資料集。1949年から1990年にかけて家庭で使われた家電、玩具、食品容器、パッケージ、広告グラフィックなどをモノクロ写真で紹介。各製品の誕生背景や製造事情、デザイナーの歩みが歴史的文脈の中で解説され、旧東ドイツにおけるデザイン文化の形成とその変遷を伝えている。