アイデア No.137 スプリンゲット・ビュック社
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.137(1976年7月号)。巻頭では、ロンドンで設立されたデザイングループ、スプリンゲット・ビュック社の仕事を体系的に紹介する。そのほか、桑山弥三郎による「タイプフェイス・ガイド1:サンセリフ」、日向あき子による「20世紀アメリカのフォーク・アート」などを収録し、国際的なデザインの潮流を俯瞰できる内容となっている。
テラダヒデジ「てらだひで字」
2026年1月17日(土)〜2月2日(月)の期間、民俗を意識して絵と文字を描くテラダヒデジ(@hideji_t)による「てらだひで字」を開催します。 今年で3回目となる恒例の描き文字のおみくじ「文字見籤(もじみくじ)」を […]
異端の資生堂広告 太田和彦の作品
1970〜80年代に資生堂で異色の広告表現を手がけたグラフィックデザイナー、太田和彦の作品集。写真家とのコラボレーションにより生み出され、「資生堂シフォネット」で広告界に鮮烈な印象を与えた雑誌広告を、原寸に近いサイズで完全復刻する。大胆な構図や独自の色彩感覚が際立つビジュアルに加え、著者自身が振り返る資生堂時代の回想録も収録。広告デザイン史の一頁を飾る、資料性と読み物性を兼ね備えた一冊となっている。
日本文様類集 全8冊揃
日本の風土や文化を題材にした文様集全8巻を揃えたセット。『雲霞集編』『むすび雛形・しきし編』『幾何学文様編』『蒔絵大全編(一)』『蒔絵大全編(二)』『美術海編』『花の丸文様編』『光琳道しるべ編』を収録している。各巻に収められた図版と解説を通じて、多彩な意匠表現や装飾の広がりを映し出している。
Cy Twombly
1988年から1989年にかけてテキサス州ヒューストンのメニル・コレクションで開催された展覧会に際して刊行された図録。アメリカ現代美術を代表する画家サイ・トゥオンブリーの絵画、ドローイング、彫刻を網羅し、観音開きページを含む構成によって、線や筆致、詩的な画面構成をダイナミックに伝える。カタリーナ・シュミットによる論考や出品リスト、文献も収録され、トゥオンブリーの表現世界を包括的に理解できる貴重な内容となっている。
ヴォルス 路上から宇宙へ
2017年にDIC川村記念美術館で開催された展覧会の図録。水彩、油彩、銅版画、彫刻、写真など多岐にわたる分野で活動したドイツの芸術家、ヴォルス(本名はアルフレート=オットー=ヴォルフガング・シュルツ)。38年という短い生涯でありながら、芸術運動「アンフォルメル」動向の先駆者として評価されるヴォルスによる写真作品と水彩、油彩、銅版画などを多数収録。
Rick Owens
ファッションデザイナー、リック・オウエンスの世界観を包括的に紹介する作品集。1994年のブランド設立以降、カッティングとシルエットだけで識別される独自の美学を確立し、ダークで彫刻的な表現によって国際的な評価を築いてきた。本書では、ファッション誌『i-D』のアーカイブを通して、写真家コリーヌ・デイやソルヴェ・サンドボーらによるイメージ、関係者へのインタビューを収録。衣服にとどまらず、家具やジュエリーへと広がる創作の射程をたどり、 オウエンスの一貫した美意識と表現の広がりを伝えている。
Alexey Brodovitch
1867年創刊の女性ファッション誌 ハーパーズ・バザー で20年以上にわたりアートディレクターを務め、誌面デザインの革新を牽引した存在として知られるアートディレクター、アレクセイ・ブロドヴィッチの仕事を紹介する作品集。完成された誌面だけでなく、レイアウトカンプや制作過程の資料も収録。リチャード・アヴェドンやアンリ・カルティエ=ブレッソン、マン・レイら写真家を起用し、誌面に新しい視覚表現をもたらしたブロドヴィッチの編集眼とデザイン思想を伝えている。
Tom Hunter
ロンドンを拠点に活動する写真家、トム・ハンターの代表作をまとめた作品集。名画の構図や光の使い方を参照しながら、現代を生きる人々の日常を写し出している。立ち退き通知を読む若い女性を描いた作品をはじめ、空き家に暮らす人々や、移動しながら生活する家族など、社会のなかで見過ごされがちな存在にカメラを向けてきた。「Persons Unknown」「Travellers」「Life and Death in Hackney」の3シリーズを通して、美術史へのまなざしと身近な生活の物語が重なり合う、トム・ハンターならではの写真表現が伝えられている。
LightSeed: Cy Twombly, Wolfgang Laib, Michel Verjux
1990年から1991年にかけてワタリウム美術館で開催された展覧会の公式図録。光や自然の内なる力を通じて、物質や経済に偏りがちな現代社会に新たな対話の場を提示することを目的としたもので、米国の抽象画家サイ・トゥオンブリー、自然素材を用いた静謐な作品で知られるドイツの芸術家ヴォルフガング・ライプ、フランスの繊細な造形を探求するミシェル・ヴェルジュの3人のアーティストが参加。各作家の代表作やインスタレーションを図版とともに掲載し、作品解説や略年譜も収録。
John Stezaker
イギリスのコンセプチュアルアーティスト、ジョン・スティザカーの作品集。2011〜2012年にホワイトチャペル・ギャラリーほかで開催された展覧会にあわせて刊行された。大量複製やマスメディアによって流通してきた既存イメージを、コラージュや反転、切除といった操作によって組み替え、見る行為そのものを揺さぶる表現を紹介している。1970年代以降の紙作品を中心に120点以上を収録。
Mark Dion: Concerning Hunting
アメリカのコンセプチュアル・アーティスト、マーク・ディオンの作品集。剥製や自然素材、廃棄物、道具などを集めて構成したインスタレーションを通して、近年のプロジェクト「Concerning Hunting」を紹介している。博物館や学術展示を思わせる見せ方を用いながら、人と自然がどのような関係を結んできたのかに目を向けている点が特徴。本書ではとくに「狩猟」をテーマに、自然を大切にする意識と命を奪う行為が併存する矛盾を問いかけている。
Karl Blossfeldt: Die Arbeitscollagen
ドイツの植物学者で写真家、カール・ブロスフェルトによるコラージュ作品集。植物を至近距離で撮影した写真を、形や種類ごとにまとめて台紙に貼り合わせた「作業用コラージュ」61点を収録している。植物が持つ形の共通点や違いがひと目で伝わり、自然が生み出す造形の面白さに気づかされる構成。研究資料として作られたものながら、写真作品としての魅力も強く、ブロスフェルトの独自の視点を気軽に味わえる一冊。
Genazzi: Oggetti in Argento, 1930-1960 | Luigi Genazzi、Eros Genazzi
イタリアの銀細工師、ルイジ・ジェナッツィとその息子エロス・ジェナッツィによる作品集。1930年代から1960年代にかけて制作された銀工芸品を中心に、厳格なラインと繊細な装飾を持つルイジの職人技と、デザイナーとして参画したエロスの感性が交わることで生み出された前衛的な造形を紹介している。イタリア装飾芸術とインダストリアル・デザインの交差点に位置づけられる作品群が、時代の美意識と技術を浮かび上がらせている。300部限定発行。
谷口吉生のミュージアム
世界的建築家・谷口吉生が手がけたミュージアム建築を体系的に紹介する作品集。2004年から2005年にかけてニューヨーク近代美術館で開催された展覧会に際して刊行されたもの。土門拳記念館や豊田市美術館、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、東京都葛西臨海水族園、そしてニューヨーク近代美術館(MoMA)の増改築まで、国内外の代表作を豊富な写真・図面とともに収録。静謐で透明感のある空間構成、作品と建築の関係性への徹底した配慮など、谷口建築の本質が浮かび上がる。
Self Portrait | Lee Friedlander
アメリカの写真家リー・フリードランダーによるセルフポートレート作品集。1970年に刊行された写真集の復刻版であり、芝生に落ちる影や室内の鏡、街角のショーウィンドウなど、日常の中に映り込む自身の姿をとらえている。モノクロームによる800点以上の図版と論考を収録し、写真というメディアの自己言及性や視覚の複層性を浮かび上がらせている。
The Lines of My Hand | Robert Frank
アメリカの写真家、ロバート・フランクの歩みをたどる回顧的作品集。1940年代の初期作品から、1950年代に各地を旅して撮影した写真、代表作『The Americans』制作時のコンタクトシートまで、1972年頃までの仕事を年代順に収録している。写真に加え、フォト・コラージュや映画『Pull My Daisy』『About Me』のスチル写真も掲載。
Karl Gerstner’s Avant Garde Kuche
スイスのデザイナー、カール・ゲルストナーによる食の評論集。科学的知見を踏まえながら、「健康であること」と「おいしさ」の両立をテーマに、料理や食文化について独自の視点で語っている。美食でも健康食でもない、その中間にある“現代的な食”を提案する内容で、図版を交えつつ知的でユーモアのある語り口が特徴。食を通してライフスタイルを考えたい人に向けた一冊。
成田亨作品集
デザイナー・彫刻家の成田亨による決定版作品集。特撮美術の革新者として知られ、ウルトラマンをはじめとする数々の番組で独創的な造形を生み出した成田の仕事を網羅的に収録している。「マイティジャック」「ヒューマン」「バンキッド」といった特撮関連作品から、モンスター大図鑑、特撮美術の資料、さらには後年に制作された絵画・彫刻までを幅広く掲載。未発表作品や実現に至らなかった幻の企画案も含め、全515点を収めた内容は、成田亨の造形思想と表現の全貌を伝えている。
The Pearl Necklace
古代から現代に至るまで象徴的な存在として身に着けられてきたパールネックレスの歴史と美をたどる作品集。ルネサンス期の王妃やマハラジャ、アメリカのファーストレディ、ハリウッド黄金期のスターから現代のセレブリティに至るまで、時代や文化を超えて装われてきた真珠の魅力を紹介。美術やファッションの文脈を通じてその遺産を紐解き、パールネックレスが長く憧れと幻想の対象であり続ける理由を照らし出している。
Chanel: Cafe Society Collection
シャネルのファインジュエリー・ルックブック。1930年代のカフェ・ソサエティに着想を得たコレクションで、「チャールストン」「タキシード」「バブルス」「スモーキング」と名付けられたジュエリーを紹介している。クラシックなデザイン画に加え、写真家サラ・ムーンによる幻想的な写真を多数収録。時代の空気とシャネルらしいエレガンスが重なり合う一冊。
遊 6号 現代のなぞなぞ 箱の中の筐
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌『遊』第6号(1973年6月号)。特集は「現代のなぞなぞ 箱の中の筐」。長新太「パンツに頭部を入れたまえ」、杉浦康平「乱視的世界像の中で」、別役実「われわれは謎を待っている」などを収録し、言語やイメージ、思考のズレや重なりを手がかりに、謎そのものを楽しむ姿勢を提示している。
デイヴィッド・ホックニー展
2023年に東京都現代美術館で開催された展覧会の公式図録。20世紀を代表する芸術家デイヴィッド・ホックニーの代表作から当時の新作までを網羅し、絵画、ドローイング、版画、舞台芸術、写真、そして近年のiPad作品まで、多彩な実践を127点のカラー図版で紹介。ロサンゼルス時代の初期作、故郷ヨークシャーの自然を描いた大画面のシリーズに加え、パンデミック下にノルマンディーで制作された全長約90メートルの大作「ノルマンディーの12か月」を収録。制作の背景や思考に触れる論考、ホックニーへのインタビューも掲載し、視覚の再発見を掲げるその創造原理を掘り下げている。
プロジェクト宮殿 | イリヤ・カバコフ、エミリア・カバコフ
現代美術家、イリヤ・カバコフとエミリア・カバコフによる、架空のプロジェクトやインスタレーションを通して、世界や日常を再考する試みをまとめた作品集。旧ソ連時代の生活や思考を想像しながら、幸せや社会の在り方を問いかける134点のイラストや28点のカラー図版を収録。光や空間、日常的な物を題材に、ユーモアと哀しみを帯びた構想を展開し、観る者に新たな想像の場を提供する。現実と架空を交錯させた独自の世界観を体感できる、コンセプチュアルアートの集大成的資料。
Dans la Chambre des Merveilles
2014年から2015年にかけてフランス・リヨンのミュゼ・デ・コンフルアンスで開催された展覧会に合わせて刊行された図録。17世紀、珍奇な動植物や人工物を集めた「好奇心のキャビネット」が人々を魅了した。リヨンのコレクター、バルタザール・ド・モンコニスの膨大なコレクションを中心に、その世界を紹介。ギター型のエイやナマケモノ、マンモスの歯、カニ、ドミノ、チョウなど、多種多様な収集品を通して、知識と美への探求の歴史をたどる。豊富なカラー写真と解説で、かつての「驚異の部屋」の魅力を現代に伝える一冊。
村上隆 もののけ 京都
2024年に京都市京セラ美術館で開催された村上隆の大規模個展の公式図録。歴史ある京都の文化や日本美術に着想を得た新作を中心に、約170点の作品を豊富な図版とともに収録。村上隆自身による解説も添えられ、作品の背景や制作意図を理解できる構成になっている。展覧会の臨場感を手元に再現し、現代美術と京都の文化が融合した世界を楽しめる一冊。
リトルボーイ 爆発する日本のサブカルチャー・アート | 村上隆
日本の現代アーティスト、村上隆のキュレーションによる展示『リトルボーイ 爆発する日本のサブカルチャー・アート』展に際して刊行されたもの。サブカルチャーに焦点を当て、1990年代から今日にかけて日本美術にいかに影響を与えたか、芸術やアニメ、漫画などを通して戦後の日本文化を探る。岡本太郎、広島の原爆投下、ゴジラ、新世紀エヴァンゲリオンほか、文化や社会的な視点を交え多角的に考察する。豊富な図版とともに解説を収録。CD付属。
Trees Like Stones | Klaus Merkel
ドイツの写真家クラウス・メルケルによる、自然と造形の関係を探る作品集。30年以上にわたり撮影してきた石や岩の多い風景、そして木々の姿を題材に、自然と人工物の写真を対として構成している。互いに呼応するかのように並置されたイメージは、自然がもつ構造的な美と、人間のつくる形の共鳴を静かに示す。風景と芸術のあいだに潜む秩序と偶然の調和を見つめ、自然の中に宿る創造の原理を浮かび上がらせている。
Breathing the Same Air | Nelli Palomaki
フィンランドの写真家ネッリ・パロマーキの作品集。2013年にデンマークのオードルップゴー美術館とフィンランド写真美術館で開催された展覧会にあわせて刊行された。かつて写真撮影が特別な出来事であった時代の魔法を追い求めるように、彼女は若者や子どもを被写体にモノクロームのポートレートを制作している。そこには成長、記憶、死といった普遍的なテーマが込められ、被写体との一瞬の出会いが持つ儚さを照らし出している。
Casa Verdi | Eric Bachmann
スイスの写真家、エリック・バッハマンによる作品集。1896年にミラノで設立された、引退した音楽家やオペラ歌手のための老人ホーム「カーサ・ヴェルディ」を記録している。ネオ・ゴシック様式の外観をもつ建築や装飾を詳細に撮影するとともに、入居者たちの生活や表情を写し取り、施設の文化的背景を伝えている。音楽家たちの人生の晩年を支える空間と、そこに宿る芸術の記憶を照らし出している。
青木敏郎画集
画家、青木敏郎の作品集。静謐な光と影の表現を特徴とする写実的な静物画を中心に、人物画や風景画まで幅広く収録。物の存在感や空間の緊張を丹念に描き出す画面は、見る者に深い余韻を残す。あわせて、美術評論家の黒江光彦との対談を収め、制作姿勢や絵画観に触れる内容となっている。
ル・コルビュジエ 諸芸術の綜合 1930-1965
2025年に東京・パナソニック汐留美術館で開催された展覧会の公式図録。近代建築の巨匠、ル・コルビュジエが1930年代以降に取り組んだ絵画、彫刻、素描、タペストリー、模型、建築作品など約90点を収録し、彼が追求した「諸芸術の綜合」の理念を多角的に紹介する。美術史家、ロバート・M. ヴォイチュツケや建築史家ウィリアム・J.R. カーティスらによる論考により、建築のみならず絵画や立体表現にまで及ぶコルビュジエの創造活動を体系的に理解できる一冊。
内田鋼一展 うつわからの風景
陶芸を軸に、器から家具、立体作品まで幅広く手がける陶芸家、内田鋼一の展覧会図録。2013年にパラミタミュージアムで開催された展示にあわせて刊行されたもの。陶土のうつわや瓶をはじめ、漆喰による立体作品、ウレタン樹脂や鉄を用いたスツールなど、国内外で制作された多様な作品を収録。器という出発点から生活道具、家具へと広がる制作の流れを通して、素材や技法にとらわれない内田鋼一の造形の広がりを伝えている。
Advertising for People Who Don’t Like Advertising
アムステルダムを拠点に活動する広告代理店 ケッセルスクラマーの作品集兼ハンドブック。ナイキ、アウディ、リーバイスといった国際企業の仕事を通して、「広告が苦手な人のための広告」を実践してきた姿勢を紹介している。派手な演出よりも、人間味や正直さを重視したコミュニケーションの考え方を、実例とともに解説。ステファン・サグマイスターらによる寄稿も収録。
アタゴオル絵本 青猫島コスモス紀 | ますむらひろし
漫画家ますむらひろしによる絵本で、人と猫が言葉を交わす幻想的な世界を舞台に、主人公の猫ヒデヨシの冒険を描いている。繊細な線描によるイラストレーションが物語に豊かな表情を与え、装丁を手がけた羽良多平吉の独創的なデザインが平面性を超えた空間を生み出している。絵と本の造形が一体となり、読者を異世界へと誘う構成となっている。
ケルムスコット・プレス ウィリアム・モリスの印刷工房 | ウィリアム・S・ピータースン
イギリスの詩人でデザイナーのウィリアム・モリスが立ち上げた印刷工房/ケルムスコット・プレスの変遷をウィリアム・S・ピータースンが辿る。「ヴィクトリア朝時代の印刷事情」「モリスと書物の芸術」「モリスとケルムスコット・プレスの遺産」などを収録。翻訳は港典子。
The Hawaiian Shirt: Its Art and History
アロハシャツの誕生から発展までを、美術的・文化的視点からたどる作品資料集。素材やプリント技法、デザイナー、メーカーの役割を紹介しつつ、多彩な柄やスタイルの変遷を豊富な図版とともに解説。さらに、どのような要素がヴィンテージとしての価値や収集性を高めるのかにも踏み込み、衣服を超えた文化的アイコンとしてのアロハシャツの魅力を浮き彫りにする。
本の宇宙 詩想をはこぶ容器
1992年に栃木県立美術館で開催された展覧会「本の宇宙」の公式図録。版画家・駒井哲郎や詩人・瀧口修造を中心に、彼らと交流のあった詩人や画家たちの作品を通して、「本」という存在の詩的・造形的魅力を多角的に探っている。ページ、文字、図版といった構成要素がもつ象徴性を読み解き、時空を超えて知識や感情を伝えるメディアとしての「本」を芸術の視点から照らし出している。
イラストレーター 安西水丸
書籍の装丁やポスター、絵本、漫画、文章など幅広い分野で活躍したイラストレーター、安西水丸の作品集。1970年代以降、軽やかで無駄のない線と、ユーモアをたたえた画面で多くの仕事を手がけた安西水丸。その歩みを、幼少期から晩年まで4章構成でたどる。あわせて、親交の深かった嵐山光三郎、村上春樹、和田誠との仕事も紹介し、創作と人との関わりを丁寧に伝えている。
Prince Eagle | Elizabeth Peyton
アメリカの現代アーティスト、エリザベス・ペイトンによる作品集。ナポレオンの人生に強く惹かれたペイトンは、彼に驚くほど似た男性との出会いを契機に、その人物への思いを込めた絵画と写真のシリーズを制作。男性の日常的で自然な姿をとらえたポートレートと、それをもとに描かれた絵画を交互に収録し、写真と絵画が呼応する構成となっている。歴史的人物への憧憬と現代の個人的体験が交差する表現世界を映し出している。
ソローニュの森 | 田村尚子
写真家・田村尚子がフランス・ソローニュの森にあるラ・ボルド精神病院での生活を写真とテキストで記録した作品集。精神医療の現場を柔らかい日常やゆったりと流れる時間を捉えている。患者とスタッフの生活や場の空気感を繊細に描き、写真と文章の往還を通して、生活とケアのあわいを浮かび上がらせる。シリーズ「ケアをひらく」の一冊として、精神医療の現場を新しい視点で提示する貴重な記録。
ダダと構成主義展 1988-89
1988年から1989年にかけて開催された、「ダダと構成主義展」の図録。マルセル・デュシャン、マックス・エルンスト、エル・リシツキー、カジミール・マレーヴィチ、モホリ=ナジ・ラースロー、アレクサンドル・ロトチェンコなど、著名作家による作品を多数収録し、20世紀文化の根本的特徴を浮き彫りにする。表紙デザインはグラフィックデザイナーの松永真によるもの。
Laura Owens
アメリカのアーティスト、ローラ・オーウェンスによる作品集。2001年にボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館(ISGM)で開催された展覧会にあわせて刊行された。水彩、色鉛筆、切り絵、刺繍など多様な手法を用い、イラスト的な作風から抽象表現まで幅広い作品を収録。素材とスタイルの自由な行き来が印象的な一冊。英語表記。
アイデア No.135 イラストの魔術師、チャス・B. スラックマン
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.135(1976年3月号)。巻頭では、米国のイラストレーター、チャス・B. スラックマンの作品世界を特集し、彼の印象的なイラストレーションや創作手法を掲載。そのほか、内田繁による「田中一光のディスプレイ・デザイン」、ジョー・ヤノー、虎新一郎による「“懐かしの広告”展,ニューヨークADCで開催」など、1970年代の国際的なデザイン動向を多角的に掲載。