シャルロット・ペリアンと日本 | 鹿島出版会
2011年から2012年にかけて開催された巡回展のカタログ。フランスの建築家でありデザイナー、シャルロット・ペリアンの作品とともに日本との関係に焦点を当て紹介する。日本との出会いから、戦後の日本への来日、柳宗悦や河井寛次郎との交流など、作品図版400点と解説を収録。
再燃焼 ザ・サイネンショー | 松井利夫
陶芸家の松井利夫が主宰するプロジェクト、「サイネンショー(再燃焼)」の10周年を記念して刊行された一冊。サイネンショーは不要となった陶磁器を再焼成させ、新たな存在として価値を見出すプロジェクトであり、本書ではこれまでの作品から松井氏のインタビュー、美術家や学者らによる論考のテキストを収録し、サイネンショーの10年の軌跡を辿っている。
歩 芹沢銈介の創作と蒐集 | 乾由明
型絵染作家、芹沢銈介の作品集。前半には掛軸、屏風、着物、ペインティング作品などを収録。後半では氏が世界各国から収集した民芸品のコレクションを紹介。
Ludwig Mies Van Der Rohe | ミース・ファン・デル・ローエ
20世紀のモダニズム建築を代表する建築家、ミース・ファン・デル・ローエの建築資料集。 初期の建築作品から別荘のプロジェクト、バウハウスや戦後のアメリカでの活動など、ファン・デル・ローエの仕事の展開を、写真資料や設計図、解説でたどる一冊。 英語表記。
餘香 挿花芸術 | 王伝峰、隈研吾、篠山紀信
中国出身の画家、王伝峰の挿花作品集。隈研吾が手掛ける建築を舞台に、写真家の篠山紀信が撮影を担当。世界の各地であつめた竹籠と、可憐な佇まいの花々を映し出す。王伝峰、隈研吾、篠山紀信による鼎談を収録。 日本語、英語表記。
和紙生活誌 全2巻揃 | 久米康夫
手漉き和紙についてまとめた「和紙生活誌1」と標本紙をまとめた「和紙生活誌2」の2冊セット。第一巻では、記録としての素材、障子や照明器具としての生活用品、遊び道具、産業用など、和紙がこれまでどのように活用されてきたか解説する。第二巻では、麻紙、型染紙や抜き模様紙、千代紙など標本紙を150点収録。
工芸青花 1号 | 青花の会
青花の会が発行する骨董・工芸・建築誌「工芸青花」1号。川瀬敏郎『竹花入りの花』、『フランスのロマネスク』、『骨董と本棚』、『光悦の茶碗と書』などを収録。限定1000部発行。
工芸青花 2号 | 青花の会
青花の会が発行する骨董・工芸・建築誌「工芸青花」2号。フランスのモントワール・シュル・ル・ロワールのサン・ジル聖堂を紹介する巻頭特集のほか、川瀬敏郎『仏教美術と花』、昔の糸『母の糸/千葉望』、意中の美術館『フリック・コレクションの巻/中村好文』、うつわのはじまり『縄文土器/赤木明登』などを収録。限定1200部。
工芸青花 3号 | 青花の会
青花の会が発行する骨董・工芸・建築誌「工芸青花」3号。川瀬敏郎『ローマングラスと花』、『茶道具商とはなにか』、『骨董屋 青井義夫と坂田和實』、『ペルシャとインドの細密画』などを収録。限定1200部。
工芸青花 4号 | 青花の会
青花の会が発行する骨董・工芸・建築誌「工芸青花」4号。『礎石のある庭』、望月通陽『のれんと文字』、『源氏物語画帖』、川瀬敏郎『古陶と花』などを収録。限定1200部。
工芸青花 5号 | 青花の会
青花の会が発行する骨董・工芸・建築誌「工芸青花」第5号。『板と私』、小川待子『やきものと言葉以前』、『鑑賞陶器のはじまりと本』などを収録。本文にはインドの古布・カンタが実際に貼り付けられている。限定1200部発行。
工芸青花 6号 | 青花の会
青花の会が発行する骨董・工芸・建築誌「工芸青花」6号。『李朝と私』、『スペインのロマネスク レオンのサン・イシドロ聖堂』、『数寄屋とはなにか 八勝館御幸の間』などを収録。アメリカのインディゴ染の古布を貼付。限定1000部。
工芸青花 7号 | 青花の会
青花の会が発行する骨董・工芸・建築誌「工芸青花」7号。『ロベール・クートラスをめぐる断章群』、川瀬敏郎『シンをいける』、『生活工芸と作用』、『うつわのはじまり』、『秦秀雄と私』などを収録。ウクライナの手織リネンの古布を貼付。限定1000部。
工芸青花 8号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」8号。スペインのサント・ドミンゴ・デ・シロス修道院を紹介する巻頭特集をはじめ、『沖縄の織物』『民芸以外の柳宗悦』『ロベール・クートラスをめぐる断章群2』『近代と数寄屋 帝国ホテル東光庵』などを収録。限定1100部。望月通陽の型染絵付。
工芸青花 9号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」9号。巻頭特集「川瀬敏郎の花」のほか、「村上隆と坂田和實」「少女の刺繡布」「物と私 坂田敏子さんのスタジオ」などを特集。古布(日本の蚊帳地)を貼付したページあり。麻布張り上製本。限定1200部。
工芸青花 10号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」10号。花人の川瀬敏郎が唐物籠に花をいける巻頭特集のほか、坂田和實の眼『酒袋』、スイスのロマネスク『シオンのノートルダム・ド・ヴァレール聖堂』、黒田泰蔵『白磁と轆轤』などを収録。限定1200部。望月通陽の型染絵付。
工芸青花 11号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」11号。山茶碗を愛する6名による巻頭特集のほか、欧州タイル紀行、大谷哲也『「生活工芸」以後の器』、川瀬敏郎『籠にいける』、連載『ロベール・クートラスをめぐる断章群』などを収録。 限定1200部。
工芸青花 12号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」12号。北海道の工芸を中心に紹介する巻頭特集『三人とアイヌ』、『生活工芸派と二〇一八年』、『村上隆と古道具坂田』、『川瀬敏郎と甍堂』、『骨董のさびしさ』などを収録。限定1200部。望月通陽の型染絵付。
工芸青花 13号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」13号。本号ではスイスのロマネスク「ミュスタイアのザンクト・ヨハン修道院」、川瀬敏郎の花「杉本家住宅」、民藝と美、などを特集。望月通陽の型染絵を貼付したページあり。麻布張り上製本。限定1100部。
工芸青花 14号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」14号。本号では陶芸家でギャルリ百草の代表・安藤雅信が北京を取材。中国の芸術文化をグラフィカルに紹介する雑誌「漢聲」編集者の黄永松のインタビューなど、「生活工芸」文化がひろく受容されつつある背景を辿る。さらにメキシコのブリキ絵を日本国内でもっとも蒐集した芹沢銈介のコレクションも掲載。望月通陽の型染絵を貼付したページあり。限定1000部発行。
工芸青花 15号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」15号。本号では坂田和實と日置路花「書と古道具」、橋本雅也「鹿と彫刻」、「ロシアのロマネスク」などを特集。望月通陽の型染絵を貼付したページあり。麻布張り上製本。限定1000部。
工芸青花 16号 | 青花の会
青花の会が発行する「工芸青花」16号。麻布十番の骨董と現代工芸の店「さる山」の閉店直前を撮影した特集『「さる山」の店と仕事』、『川瀬敏郎の花 侘び』、『ロシアとスキタイ』、『望月通陽と as it is』などを収録。限定1000部。望月通陽の型染絵付。
納札と千社札 | 関岡扇令
文字と絵画が融合して醸し出される独自な雰囲気と、独創的な造形を伝承してきた納札と千社札を多数収録。江戸のグラフィックデザインと呼ばれるこれらは、好事家のみならず、資料としても活用できる一冊。限定700部。
Ricardo Legorreta Architects | リカルド・レゴレッタ
メキシコの巨匠ルイス・バラガンのもとで学んだことでも知られる建築家、リカルド・レゴレッタの写真資料集。メキシコ、テキサス、カリフォルニアにおける25のプロジェクトをカラー写真で紹介したもの。鮮やかな色彩、漆喰の厚い質感の壁、神秘的で光に満ちた空間など、レゴレッタの個性的な美学を紐解く1冊。英語表記。
TOO MUCH Magazine of Romantic Geography SUMMER 2018 issue 8
建築や都市を主題とした東京発のインディペンデント・マガジン「TOO MUCH Magazine」の第8号。本書の特集は「シェルター」であり、アーティスト、アン・ハーディの作品群やノースフェイス開発チームによるジオデシックドームの再現への実践、坂茂の紙の家など、独自の視点から組み込まれた特集記事を洗練されたヴィジュアルとともに多数収録。英語表記。日本語訳冊子付属。
李朝陶磁餅型図譜
著者である吉田金寿が、健康・素朴で静雅の趣き深い李朝工芸に惹かれ、収集してきた李朝時代の陶器の餅型図譜。餅型とはお菓子や餅に模様をつける道具のこと。多種多様な図紋を愛情深く整理集成した資料性の高い一冊。装幀は芹沢銈介によるもの
Living in Chinese Style | イデー
中国の木製のアンティーク家具を中心に集めた写真資料集。椅子やキャビネット、テーブル…直線美が美しい伝統色の残った家具の数々をモノクロ図版で多数掲載。
獅子と狛犬 神獣が来たはるかな道 | MIHO MUSEUM
2014年にMIHO MUSEUMで開催された展覧会の図録。日本各地の神社の入口で目にする狛犬・獅子がどのように日本に伝来してきたのか、国宝から重要文化財、円空、木喰の作品に至るまで、142点の獅子・狛犬の作品とともに紐解く一冊。
Handvaerk Magazine issue 10
デンマークを拠点とし、年2回発行されるHåndværkブックマガジンの第10号。建築、アート、ファッション、インテリアデザインなど様々な分野のクラフツマンシップとマテリアリティに焦点を当てた雑誌であり、デザイナーや工芸作家、シェフなど様々な作り手たちの元を訪れ、インタビューとともに制作風景やアトリエの様子などを掲載。英語表記。
シンプルという贈りもの アーミシュの暮らしから | ビル・コールマン
自給自足の生活を営むキリスト教者共同体・アーミッシュの人々を25年もの間撮影し続けた写真集。世間とは距離を置き、ペンシルベニア州南部で暮らすアーミッシュの村。そこへの立ち入りを許された著者、ビル・コールマンが写真に収めた、昔ながらのシンプルでのどかな日常を、季節の移ろいとともに鮮やかに写し出している。
遠野キュイジーヌ | 佐々木要太郎
岩手県遠野にある『古民家オーベルジュ とおのや 要』のオーナシェフ、佐々木要太郎による仕事とその哲学をまとめたもの。原点である田んぼ、土作りから行い米を自然栽培で育て、化学肥料や農薬に問題提起する。その健全な土壌でつくるどぶろく、土地に根ざした発酵料理、食の可能性と自然環境について考えさせられる1冊。
開校100年 きたれ、バウハウス展
「開校100年 きたれ、バウハウス展」の図録。バウハウス100周年を記念して開催された本展では、バウハウスの基礎教育で各教師たちが行った授業内容を紹介。さらに学生たちが進んだ家具工房、織物工房、舞台工房といったそれぞれの専門課程で繰り広げられた教育の豊かな成果を、多数の作品で紹介。
游行 福森雅武の花 | 亥辰舎
伊賀焼を代表する窯元「土楽窯」の7代目当主、福森雅武によって生けられた花々をまとめた1冊。 正月飾り、邸宅の玄関、龍光院への献花、四季をとおして日本の伝統や文化、自然との暮らしが綴られた文章とともに美しく生けられた花が収 […]
川瀬敏郎 今様花伝書 | 新潮社
花人、川瀬敏郎による生花の写真資料集。芸術新潮にて連載していた「今様花伝書」に加筆、描き下ろしを加えて単行本化したもの。300点以上の写真とともに、菜の花や椿、朝顔など四季折々の花のいけかた、花鋏の使い方、器選びから紹介。
生誕110年 芹沢銈介展 | 芹沢長介
2005年に生誕110周年を記念して開催された「芹沢銈介展」の図録。暖簾や着物、掛け軸、額、装丁本など様々な作品をカラーで多数収録し、伝統を踏まえながらも時代に合った新しい作品を生み出し続けた氏の芸術と生涯を振り返る。
人類先史、曙 | 東京大学総合研究博物館
東京大学総合研究博物館に所蔵されている人類先史標本から、エドワード・モースと坪井正五郎関連の標本を紹介する写真資料集。人頭骨や土器、石鏃など、モースによる大森と陸平貝塚を中心にした黎明期の標本、坪井関連の標本を鮮明なカラー写真で掲載。
KABA 大友克洋アートワーク | 講談社
漫画家・映画監督の大友克洋、初のイラストレーション集。1971年から1989年にかけて制作された作品を豊富に掲載。『AKIRA』をはじめ、『童夢』、『気分はもう戦争』などのアートワークやカット集、TV-CFの設定集、グッズなどを紹介したファン必携の1冊。
Saul Steinberg | ソール・スタインバーグ
ルーマニア出身のイラストレーター、ソウル・スタインバーグの作品集。1950〜70年代にかけて発表されたイラストレーションや一コマ漫画作品を多数収録。
4550ゴシックEB エクストラボールド ディスプレイタイプ | 美術出版社
駅の案内表示や公共サインなどで多く利用されてきたゴシック体「4550ゴシックEB(エクストラボールド)」の書体集。4550は縦と横の比率が45:50であることに由来する。各文字にトリムマークが記載されており、版下製作に活用できる一冊。
風と光のデイ・トリッパー 鈴木英人全版画作品集 1997-1984
イラストレーター、鈴木英人の版画作品をまとめた作品集。1997年から1984にかけて描かれた、174作品と自身による解説を収録。アメリカのビーチとサーフボード、南フランスの港、雪のマンハッタンなど、世界各国の光が溢れる情景を鮮やかな色彩で描く。
The Story of The Face: The Magazine that Changed Culture | Paul Gorman
1980年代から90年代のイギリスを代表するカルチャー誌であり、伝説の雑誌とも称される『The Face』の盛衰を辿る一冊。第1部では、1980年代のニック・ローガンによる創刊から、ネヴィル・ブロディのグラフィックデザイン、ニック・ナイトのファッション・フォトグラフィー、レイ・ペトリの「バッファロー」スタイルのスタイリングなどに焦点を当てる。デヴィッド・ボウイ、アニー・レノックス、プリンス、ジョージ・マイケル、アダム・アントといった象徴的なカバー・スターも登場。第2部では、ジェイソン・ドノバン名誉毀損訴訟を乗り越えたあと、ブリットポップとブリットアートのポストアシッドハウス時代の到来を告げるとともに、ロンドンから地方へと誌面の焦点を移していく様子が描かれている。 英語表記。
About U.S. Experimental Typography by American Designers | Percy Seitlin
1960年にコンポージング・ルームより出版されたタイポグラフィ集4冊揃え。アメリカを代表するグラフィックデザイナー、ジーン・フェデリコ、ハーブ・ルバーリン、レスター・ビール、ロバート・ブラウンジョンの4人による、洗練された今もなお時代を感じさせないグラフィックデザインやタイポグラフィの数々を各冊子ごとに特集して掲載。英語表記。
ABC: Beitrage Zum Bauen | Lars Muller
ハンス・シュミット、マルト・スタム、エル・リシツキーらによって発行されていた雑誌『ABC』の複製版。1924年から1928年にバーゼルで刊行されたもの。建築に関する問題やそのための解決、技術、科学的な論考など、建築における前衛の歴史の貴重な資料としても。 ドイツ語表記。