Achille Castiglioni | Sergio Polano
20世紀イタリアを代表するデザイナー、アキッレ・カスティリオーニの活動を包括的に紹介するモノグラフ。1938年から2000年までの建築、展示空間、インテリア、プロダクトデザインに至る全仕事を収録している。兄リヴィオ、ピエル・ジャコモとの協働を含む初期の空間設計から、照明や家具の代表作までを豊富な図版で掲載。技術的革新と簡潔な造形、そして機知をあわせ持つデザインは、既製品の要素を転用する試みにも表れる。800点を超える写真とドローイングを通して、カスティリオーニの思考と実践を体系的に辿る。
The Long Now | Uta Barth
ベルリン出身の写真家、ウタ・バースの作品を網羅したモノグラフ。初期から近年作まで300点以上をフルカラーで収録。壁や窓、床に差し込む光、焦点の合わない風景など、面の周縁にかすかに結ばれるピントや意図的なぼかしを通して、見るという行為の条件を問い直す。批評テキストを併録し、バースの写真実践の展開とその思考を検証する一冊。
61 Books With Black Type on White Cover: Small Format
グラフィックデザイナー/キュレーター、ベルント・クーヘンバイザーが選んだ、白地に黒いタイポグラフィのみを配した装丁の書籍61冊を紹介する一冊。ウェブサイト「A good book」で取り上げてきた数多くの出版物のなかから、造本の視点で抽出したセレクションをまとめている。各書籍の表紙写真と書誌情報、短いテキストやエピソードを掲載。装丁における最小限の要素が生む効果を考える資料集。コンパクトサイズ版。
Quadrat Prints: Gerard Wernars
オランダの印刷会社De Jongが創立50周年を機に刊行した広報シリーズ『Quadrat Print』の一冊。デザイナーやアーティストを起用し、印刷技術の可能性を実験的に示したグラフィックブックレットで、本書ではジェラルド・ウェルナースの仕事を取り上げる。鮮やかな色面や大胆なイラストレーション、ページから立ち上がる仕掛けなど、遊び心に満ちた構成が展開される。
Peter Fischli & David Weiss: Sonne, Mond und Sterne
スイスのアーティストデュオ、ペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイスによるアーティストブック。雑誌広告から採取したイメージを800点集め、ゆるやかなカテゴリーに編み直した800ページ構成の大冊。商業的文脈から切り離された写真やスローガンは、洪水のように連なりながら思いがけない物語を帯び始める。チューリヒのデザインスタジオNORMとの協働により設計され、2007年のRingier AG年次報告書への参加プロジェクトを再構成したもの。
ルイ・ヴィトンと日本 ビジョナリー・ジャーニー
2025年に大阪中之島美術館で開催されたルイ・ヴィトン展の際に刊行されたビジュアルブック。キュレーターのフロランス・ミュラー監修のもと、革新的なトランクや日本の意匠に着想を得たモノグラム・パターンの進化、世界的拡大と日本におけるストリートカルチャーへの影響までメゾンの歩みを辿る。村上隆や草間彌生との協働、歴代アーティスティック・ディレクターによる先進的コレクションも網羅。豊富な図版と専門家の寄稿で、メゾンと日本の深い関係を読み解く。
Stan Smith: Some People Think I’m A Shoe
世界的人気を誇るベストセラーのアディダススニーカー「スタンスミス」を本格的に特集したモノグラフ。フォトグラファー、ユルゲン・テラーによるポートレートシリーズ、ラフ・シモンズやファレル・ウィリアムスによる寄稿のテキスト、スニーカー名の由来でもある元世界No.1テニスプレイヤー、スタン・スミス本人へのインタビューや貴重なエピソードも収録。世界各地で愛用されるスタンスミスのストリートスナップから、ポップカルチャーとの関わりまで、豊富なビジュアルとともにあらゆる角度からスタンスミスの存在感を描き出す一冊。英語表記。
自選芹沢銈介作品集 上下揃
型絵染の人間国宝・芹沢銈介の作品集、上下揃。上巻には布染め、下巻には装丁、挿画、挿絵、紙染めを主とした作品をモノクロとカラーで多数収録。一点一点の作品の美しさと世界観を味わうことができる。上巻には芹沢銈介の師である柳宗悦や、陶芸家の濱田庄司、実業家の大原総一郎によるエッセイを、下巻には美術史家の水尾比呂志によるエッセイをそれぞれ掲載。
Gestalter | Josef Muller-Brockmann
スイスを代表するグラフィックデザイナー、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマンの作品集。初期の仕事から代表作までを年代順に収録し、その活動の全体像をたどる。1930年代のスタジオ開設期の作品、トーンハレのコンサートポスター、『Neue Grafik』、IBMのデザインコンサルティングなど、多岐にわたる実践を紹介。幾何学的構成とタイポグラフィの緊張関係を軸に、ポスター、ロゴ、ブックデザイン、レターヘッド、スケッチをカラー・モノクロ図版で掲載。
松永真のデザイン
昭和後期を代表するグラフィックデザイナー、松永真の仕事を総覧する作品集。1970年代から1992年までに手がけたポスター、パッケージ、ロゴタイプなどを収録する。大胆な造形と緊張感あるレイアウト、鮮やかな色彩設計。商業と文化の領域を横断しながら展開されたデザインを図版でたどる。序文には亀倉雄策、田中一光が寄稿。
タイポグラフィの基礎 知っておきたい文字とデザインの新教養 | 小宮山博史
書体デザイナーであり書体史研究家でもある小宮山博史が編纂した、タイポグラフィ入門書。漢字の誕生から現代の和文タイポグラフィまでを視野に入れ、その歴史と理論を整理する。府川充男、白井敬尚、山本太郎、臼田捷治、鳥海修ら各分野の実践者が執筆を担当。フォントの選択や文字組の考え方、和文と欧文の差異など、効果的に文字を配列するための基礎を解説する。
Brasil Design Visual | Alex Wollner
ウルム造形大学で学び、帰国後ブラジル・デザインの礎を築いたグラフィックデザイナー、アレックス・ウォルナーの作品集。ポスター、ロゴタイプ、企業の制服、パッケージなど多岐にわたる仕事を収録し、ウルムで培った機能主義的思考が南米の文化と融合する様を示している。ブラジル初のデザインコンサルタント会社〈Form-Inform〉を創設するなど、戦後ブラジルの視覚文化の発展に大きな影響を与えたウォルナーの軌跡を通して、モダンデザインの国際的展開を照らし出している。
Tatorte: Bilder gegen das Vergessen | Joel Sternfeld
アメリカの写真家ジョエル・スターンフェルドによる作品集。『On This Site』のドイツ語版。1993年から1996年にかけて全米各地の犯罪現場を撮影したカラー図版51点を収録する。写されているのは、公園や住宅街など一見穏やかな風景。しかし、その場所には忘れがたい出来事が刻まれている。各写真に添えられたテキストが、見える光景と過去の事実を静かに重ね合わせている。
Yukimasa Ida Crystallization 井田幸昌作品集
現代アーティスト・井田幸昌の国内初作品集。20代から現在に至るまでの代表作約150点を収録し、人物・風景を厚塗りの絵具で描く力強い筆致と鮮烈な色彩による独自の絵画世界を包括的に紹介している。10メートルを超える大作《箱庭―創造的な寓意―》を折り込みで掲載し、画面全体から立ち上がるエネルギーと構築的な造形感覚を体感できる構成。国内外で注目を集める若き才能の軌跡と、その結晶としての現在を捉えた一冊。
Louis I Kahn: The Construction of the Kimbell Art Museum
建築家ルイス・I・カーンによるキンベル美術館の設計と建設過程を紹介するカタログ。アカデミア・ディ・アルキテットゥーラの展覧会シリーズ「I Cataloghi」の第2巻として刊行されたもの。図面や写真、資料を通して、構想から完成に至るまでのプロセスを丁寧に辿る。敷地や用途と向き合いながらかたちを導き出していく思考の流れを整理し、キンベル美術館の空間構成の特徴を読み解く。
This is Home: The Art of Simple Living | Natalie Walton
インテリアスタイリストのナタリー・ウォルトンによる、シンプルで心地よい暮らしを提案する住まいのケーススタディ集。オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパの16軒を訪ね、200点近い写真とともに、それぞれの住まいがもつ個性と調和のあり方を紹介する。大きな予算をかけずとも、自然素材や光、家具の配置、色使いの工夫によって、自分らしい空間をつくるためのヒントを収録。時を経ても変わらない美しさと、住む人の価値観が息づく“本当の家”の姿を探る一冊。
三島由紀夫の家 | 篠田達美、篠山紀信
三島由紀夫が自決した当時の姿をとどめる邸宅を、写真家・篠山紀信が撮影した写真集。室内に置かれた大理石のテーブルやアポロ像、壁面を埋める書棚などを丹念に写し取る。家具や調度、蔵書の並びに至るまで、空間に残された痕跡を通して三島の思考と美意識をたどる。建築とインテリアの細部から、その精神の輪郭を読み取ろうとする一冊。
夜の木 5刷 | シャーム、バーイー、ウルヴェーティ
2008年「ボローニャ・ブックフェア」でラガッツィ賞を受賞し、世界的に注目を集めた『The Night Life of Trees』の日本語版第5刷。中央インドのゴンド民族を代表するアーティスト、シャーム、バーイー、ウルヴェーティの3人が、木をめぐる神話的世界を鮮やかに描き出す。インド・チェンナイ郊外の工房で、手漉き紙にシルクスクリーン印刷を施し、製本も職人が一冊ずつ手作業で仕上げた、絵本でありながら工芸品の趣を持つ作品。限定2000部。
工夫の連続 ストレンジDIYマニュアル
建築家・デザイナーの元木大輔による、日常の素材や既存の環境を発想の源として再解釈するDIYの実践書。ホームセンターの道具から街中のガードレールまで、あらゆるものを自由に素材として活用する「デザイン=工夫」の考え方を提案している。フルーツ・ボウルのような小規模作品から、駅の階段を劇場に変えるような大規模なアイデアまで、多彩なプロジェクト例を収録。読者自身が手を動かしながら試せる構成で、既存デザインのハックやリフレーミングの手法も豊富に紹介。
About Men and Sculpture | Stephan Balkenhol
ドイツの彫刻家、シュテファン・バルケンホールの作品資料集。1992年から1993年にかけてオランダ・ロッテルダムで開催された展覧会にあわせて刊行されたもの。ブロンズやさまざまな木材を素材に、人間や動物など身近なモチーフを等身大に刻み出すバルケンホールの新旧作品を収録している。日常性と彫刻の古典的形式を往還する独自の造形感覚を、写真図版とともに紹介。ジェフ・ウォールによるテキストや作家との対話も収録。
Esker | Gerry Johansson
スウェーデンの写真家、ゲリー・ヨハンソンによる作品集。ヴェネツィアの建築ミュージアムIUAVとロンネビー・コンストホールの共同プロジェクトを起点に、2016年から2021年にかけて撮影されたシリーズを収録。被写体は、氷河期末期に形成されたエスカー(砂礫丘)とその周辺の風景。牧草地や古い樫の木、点在する遺跡や発掘現場など、長い時間が堆積した土地が淡々と写し取られる。
盲いた黄金の庭 | 吉増剛造
詩人・吉増剛造が20年以上にわたり取り組んできた多重露光写真をまとめた作品集。世界各地で撮影された風景や路上の光、人の姿が重なり合い、一枚の画面に複数の時間が刻まれる。各作品には吉増自身の書き下ろしの詩が添えられ、イメージと言葉が並走する。写真と詩のあわいに立ち続けてきた吉増剛造の実践を凝縮した写真集。
日本のグラフィック100年 | 山形季央
日本のデザインの黎明期といえる明治・大正時代から、日本人に希望を与えた戦後のグラフィック、高度経済成長期に企業と共に作り上げた日本独自の広告表現。そしてグラフィックの枠を越えて、空間やプロダクトまで総合的にデザインする現代まで、100年の間に起こったグラフィックデザインにおける様々なエポックとその作品を紹介。
みづいろ | 小林健二
造形、詩、音楽、映像など多領域にわたり活動するアーティスト・小林健二による詩集。幼少期からノートに書き留めてきた言葉をもとに編まれた一冊。実話にもとづく体験を背景に、記憶や感覚の断片を静かに編み直していく。小林健二の創作の原点に触れることのできる詩集となっている。
デュシャン 人と作品 | マシュー・アフロン
2018年から2019年にかけて開催された巡回展の公式カタログ。フィラデルフィア美術館所蔵のコレクションを軸に、マルセル・デュシャンの創作を四つの重要な時期に分けて紹介する。油彩、水彩、銅版画に加え、「レディメイド」をはじめとするオブジェ作品も収録。絵画から概念的実践へと展開していく思考の変遷を、図版と解説でたどる。
Eames Design イームズ・デザイン展(表紙水色)
2001〜2002年に東京都美術館などで開催された展覧会の図録。ミッドセンチュリーを象徴するデザイナー、チャールズ&レイ・イームズ夫妻の仕事を総覧する一冊。成形合板の技術で革新をもたらした椅子をはじめ、家具、建築、映像、玩具、テキスタイルなど、夫妻が生涯にわたり手がけた多様なデザインワークを豊富な写真と資料で紹介する。優れた機能性と美しい造形を兼ね備えたイームズ作品の広がりと、20世紀アメリカのモダンデザインへの大きな影響を伝えている。
GA No.37 ル・コルビュジエ:アーメダバットの綿織物協会/カーペンター視聴芸術センター
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第37号。20世紀モダニズムを代表する建築家、ル・コルビュジエが手がけたアーメダバットの綿織物協会とカーペンター視聴芸術センターを紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が、テキストはケネス・フランプトンが担当している。
GA No.36 フランク・ロイド・ライト:グッゲンハイム美術館/マリン郡庁舎
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第36号。近代建築の三大巨匠の一人として知られているアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトが手がけたグッゲンハイム美術館とマリン郡庁舎を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が、テキストはブルース・B・ファイファーが担当している。
GA No.35 ルイス・カーン:インド経営研究所/エクセター図書館
20世紀を代表する世界中の建築作品を紹介する『GA グローバル・アーキテクチュア』第35号。エストニア出身のアメリカ人建築家、ルイス・カーンが手がけたインド経営研究所とエクセター図書館邸を紹介。カラー・モノクロによる大判の図版と併せて解説を収録。写真は二川幸夫、装丁は細谷巖が、テキストはロマルド・ジオゴラが担当している。
アイデア No.410 「こわい」をかたちにする 恐れと不穏を視覚化するブックデザイン
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.410(2025年7月号)。特集「『こわい』をかたちにする ―恐れと不穏を視覚化するブックデザイン」では、恐怖や不安、嫌悪、驚き、不条理など、私たちの心を揺さぶる「こわさ」の感覚が、本の装丁や表紙といったヴィジュアル表現にどう現れるのかを探る。小説、絵本、漫画、雑誌の4ジャンルを軸に、現代の「こわい本」のデザインを紹介するとともに、welle designの坂野公一や伊藤潤二、Chilla’s Art、fracocoらへのインタビューなどを通して、表現としての「こわさ」の多層的な魅力と奥行きを考察する。
アイデア No.393 世界とつながるマンガ 海外マンガのアクチュアリティ
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.393(2021年4月号)。特集「世界とつながるマンガ 海外マンガのアクチュアリティ」では、近年刊行された海外マンガの中から、新しい表現や作家、グラフィック的評価の高い作品を厳選して紹介。グローバルな視点からマンガ表現の現在地を探っている。そのほか「MIRRORS 鏡の国のグラフィックデザイン」「構成ポスターにおいて,私たちにおいて」「文化を築く装飾系フォントの世界 楽フォントの書体づくり vol.2」などを収録。
Design Heute 今日のデザイン
1989年に開催された展示にあわせて刊行された図録。1970年代以降のインダストリアルデザインを射程に、ハイテク、ミニマリズム、ポストモダンなどの潮流を6つのタイプに整理し紹介する。ディーター・ラムスをはじめとするデザイナーの仕事、家電やテーブルウェアなどのプロダクトを豊富な図版で収録。70年代以降の現代デザインの多様化と進化を読み解くことができる1冊。
13 nach Memphis Design Zwischen Askese und Sinnlichkeit
1995年にフランクフルト工芸博物館での展覧会にあわせて刊行された写真資料集。1981年に結成され、国際的なデザイン界に革新をもたらしたグループ「メンフィス」の影響を踏まえ、「メンフィス以後」の13人のデザイナーの仕事を収録。家具やインテリアを中心に、多数の図版を通じて彼らの造形的アプローチを紹介している。
nendo ghost stories | 佐藤オオキ
デザイナー・佐藤オオキ率いるnendoのプロジェクトを、写真家・樋口兼一が制作現場から記録した写真資料集。建築、インテリア、プロダクト、グラフィックと幅広い分野で発表されてきた210点以上の作品の中から22点を選び、その制作プロセスを丁寧に追っている。素材の試行や模型の検証、手を動かしながら形が立ち上がっていく瞬間が写され、日常の“気づき”をデザインへと翻訳するnendo特有の思考の流れが静かに伝わる。
Alexey Brodovitch ペーパーバック版
写真とタイポグラフィの関係を刷新したアートディレクター、アレクセイ・ブロドヴィッチの作品集。『ハーパーズ・バザー』誌で20年以上にわたり手がけたデザインワークを中心に、誌面レイアウトやカンプ、ヴィジュアル構成の実例を収録し、その編集感覚と視覚的実験を図版とともにたどる。コンパクトなペーパーバック版。
アイデア特別編集 good design company 1998-2018
グラフィックデザイン誌『アイデア』特別編集号。クリエイティブディレクター・水野学が主宰するgood design company設立20周年を機に刊行されたもの。熊本県公式キャラクター「くまモン」や中川政七商店、相鉄グループなど、代表的なプロジェクトを軸に、1998年から2018年までの仕事を時系列で収録している。企業ブランディングを中心に、広告、グラフィック、プロダクトへと広がる実践を豊富な図版とともに紹介。
建築、アートがつくりだす新しい環境
2011年に東京都現代美術館で開催された展覧会にあわせて刊行された図録。環境問題や都市化、人口増加といった社会の変化に応じ、建築とアートがどのように新たな空間を創造しているかを紹介する。ドローイング、彫刻、写真、インスタレーションなど、多様な建築家やアーティストの作品図版と解説を収録。監修は妹島和世+西沢立衛/SANAA。
ロジック/ヴィジュエル ルイ・ヴィトンの建築
2003年にルイ・ヴィトン表参道ビルと東京国際フォーラムで開催された展覧会「MATHEMATIQUE DES OBJETS SENSIBLESールイ・ヴィトンの建築」展に際して刊行された図録/「ロジック編」と「ヴィジュエル編」の2冊揃え。「ロジック編」ではルイ・ヴィトン建築についてモーセン・モスタファヴィ、青木淳、隈研吾、乾久美子らがテキストを寄せている。「ヴィジュエル編」ではルイ・ヴィトン建築の構造や表皮、ロゴサインなど、ビジュアルをメインに収録。
LIXIL Booklet 奇跡の住宅 旧渡辺甚吉邸と室内装飾
LIXILギャラリーでの展覧会にあわせて刊行されたブックレット。2019年に解体されながらも、民間企業による異例の移築復元が実現した「旧渡辺甚吉邸と室内装飾」に焦点を当てる。設計は住宅作家・山本拙郎、施主の同郷の友・遠藤健三、そして建築学者・民俗学研究者の今和次郎が手掛けた。竣工時と現代の写真を交えながら邸宅の魅力を紹介。今和次郎による照明器具や建築金物など独自のデザイン、論考や関係者のインタビューも収録し、建築保存の価値を伝える一冊。
INAX Booklet ふるさとの駄菓子 石橋幸作が愛した味とかたち
LIXILギャラリーでの展覧会にあわせて刊行されたブックレット。江戸時代より各地で育まれてきた「ふるさとの駄菓子」に焦点を当てる。仙台の老舗「石橋屋」二代目・石橋幸作は、菓子職人として働く傍ら約50年にわたり全国の駄菓子を調査し、絵や記録、さらに紙粘土による精巧な再現模型1000点以上を製作。吹き飴、かりんとう、ねじりおこし、豆糖などの駄菓子や飴売りの風俗を、スケッチ帳や製法メモ、民俗学的分類・解説とともに豊富な図版で紹介する。
INAX Booklet 水屋・水塚 水防の知恵と住まい
LIXILギャラリーでの展覧会にあわせて刊行されたブックレット。平野にそびえ立つ盛り土や石垣の「水塚」、その上に建つ蔵「水屋」に焦点を当てる。木曽三川、利根川、荒川、吉野川流域などに見られる10種の建築構造物を撮り下ろし写真と所有者の証言を交えて紹介。かつて頻繁に洪水に見舞われた地域で、人々が命や財産を守るために生み出した水防建築の姿を追う。
INAX Booklet 電話 コミュニケーション・ジャングル
INAXギャラリーで開催された展覧会にあわせて刊行されたブックレット。日常生活に欠かせないコミュニケーションツールである電話を取り上げ、1876年から1993年までの歴史的変遷をたどっている。信号機や電信ベル、国産1号機、交換機、電話帳など多様な資料を通じて、技術の発展と利用環境の変化を紹介。さらに歴史、テクノロジー、文化、コミュニケーションの観点から総合的に考察。
生活と芸術 アーツ&クラフツ ウィリアム・モリスから民芸まで
2008年から2009年にかけて開催された展示会「生活と芸術 アーツ&クラフツ ウィリアム・モリスから民芸まで」の図録。ウィリアム・モリスを中心としたデザイナーらが生み出した家具や壁紙、グラフィックデザイン、民芸作品を紹介しながら、今日まで世界中に多大な影響を与えてきたアーツ・アンド・クラフツ運動の足跡を辿る。
楊福東 ヤン・フードン展 将軍的微笑
中国出身の映像作家、楊福東(ヤン・フードン)の展覧会カタログ。2009年から2010年にかけて原美術館で開催された個展にあわせて刊行されたもの。急速に変貌する中国社会を背景に、人間の内面と時代の空気を映し出す独自の世界観を紹介。大型インスタレーション「将軍の微笑 General’s Smile」をはじめ、主要作品の解説やインタビューも収録し、その芸術の核心に迫る。