Croquis de Voyage | しゅんしゅん
素描家・しゅんしゅんによる作品集。セーヌ川やノートルダム大聖堂、街のキッシュ屋、ディオール庭園で出会った鳥たち。パリ、レンヌ、ノルマンディーなど、フランス各地を巡る旅の中で出会った風景を、繊細な線と点で詩情豊かに描き出す。限定700部発行。
テクノ・ボーイ | 双葉社
羽良多平吉がアートディレクションを手がけた、テクノ・ポップ・ミュージックを特集したカルチャー誌。約30ページに及ぶYMO特集をはじめ、プラスチックス、ヒカシュー、P-MODELなど、1970年代末から1980年代にかけて活躍したアーティストのインタビューや特集記事を多数掲載。当時のムーブメントを多角的に記録した一冊。
A LONG VACATION VOX | 大滝詠一
大滝詠一が1981年に発表した名盤『A LONG VACATION』の発売40周年を記念してリリースされた豪華ボックスセット。CD4枚、Blu-rayディスク、2枚組レコード、カセットテープに加え、永井博が手がけたイラストブック『A LONG VACATION』や缶バッジ、ステッカーと絵葉書3枚セット、業界向け3つ折りプレスシート、A2サイズ告知ポスターなど、ファン必携のアイテムが多数封入されている。大滝詠一の音楽と世界観を堪能できる充実のコレクション。
アーヴィング・ペン 三宅一生の仕事への視点
写真家アーヴィング・ペンが、デザイナー三宅一生の作品を撮影した写真集。20年以上にわたる両者の協働をまとめた一冊であり、三宅が創り出した革新的なテクスチャーと、ペンが見出した原初的な美が交錯する。最先端のファッションと写真芸術が共鳴し、時代を超えた表現が展開されている。
亀倉雄策のデザイン 新装版 | 六耀社
日本を代表するグラフィックデザイナー・亀倉雄策の作品をまとめた一冊。東京オリンピックのポスターやNikonの広告、パッケージデザインなどの代表作に加え、ロゴタイプや装丁など多岐にわたる仕事を掲載。本人による解説テキストとともに、そのデザイン哲学に触れることができる。新装版として再刊行。
意匠文字 全2巻揃 | 呂勝中
現代中国を代表する作家、呂勝中による意匠文字集。龍の巻、鳳の巻の2巻セットで構成されている。民間美術に伝わる様々な象形文字や花鳥字、鬼画符、竹板書など、装飾を施された文字をカラー・モノクロの図版で豊富に掲載。中国語表記。
Die Flache: Design and Lettering of the Vienna Secession, 1902-1911
アルフレート・ローラー、ヨーゼフ・ホフマン、ベルトルト・レフラーらウィーン分離派およびウィーン工房を代表するグラフィック・アーティストによって構想された雑誌『Die Fläche(ディ・フレーシェ)』全14号を原寸大で忠実に復刻した完全版。ポスターや広告、装丁、木版画など多様なジャンルの作品を収録し、造形や教育に対する革新的な姿勢が随所に見て取れる。その精神と実験性は、当時のウィーンを超えて国際的なデザイン運動にも多大な影響を与えた。英語表記。
アイデア No.324 ダイアグラム・地図作成法 | 誠文堂新光社
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.324(2007年9月号)は、「ダイアグラム・地図作成法」を特集。1960年代後半から70年代にかけて台頭した、統計・運動・記憶といったテーマに基づく視覚化の実践を、「統計・人口・領土」「身体・運動・健康」「知識・記憶・歴史」の3セクションで紹介する。杉浦康平、中垣信夫、勝井三雄、戸田ツトム、松田行正ら、第一線で活躍するデザイナーたちへのインタビューを通して、具体的な技法や制作プロセス、背景にある思想を掘り下げた1冊。
アイデア No.349 松田行正デザイン図鑑 | 誠文堂新光社
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.349(2011年11月号)は、デザイナー・松田行正の特集号。エディトリアルデザインやダイアグラムをはじめとした多彩な仕事を豊富な図版とともに紹介する。そのほか、「ヨースト・グローテンス:情報の入口」や「今田欣一の書体設計―和字と漢字」など、多様な視点からデザインを探る記事も収録。
アイデア No.325 花形装飾の博物誌 | 誠文堂新光社
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.325(2007年11月号)は、「花形装飾の博物誌」を特集。西洋の活版印刷で長く用いられてきた花形装飾活字を豊富に掲載し、その造形美と歴史的背景をひもとく。装飾の細部に宿るタイポグラフィの魅力に迫る一冊。
The Book of Books: 500 Years of Graphic Innovation | Mathieu Lommen
15世紀以降、急速に発展を遂げた出版文化の中で、優れたグラフィックデザインを施された書籍を紹介する資料集。ユニークな色彩設計、レイアウト、タイポグラフィ、造本技術により、デザイナーたちに多大な影響を与えてきた歴史的書籍を通して、書物におけるグラフィックの革新の軌跡を辿る。英語表記。
Swissted: Vintage Rock Posters Remixed and Reimagined | Mike Joyce
ニューヨークのグラフィックデザイナー、マイク・ジョイスが手がけた、70〜90年代のロックコンサートポスターをスイス・モダン・スタイルで再構築した作品集。ザ・クラッシュ、セックス・ピストルズ、ソニック・ユース、レッド・ホット・チリ・ペッパーズなど、伝説的バンドのポスターをリメイク。それぞれの作品は切り離して実際に額装できるよう、破線付きで収録。序文はスティーブン・ヘラー。
Animal Books for Jaap Zeno Anna Julian Luca | Lous Martens ルース・マルテンス
グラフィックデザイナー、カレル・マルテンスの妻であるルース・マルテンスが、5人の孫たちのために制作してきた動物スクラップブックを1冊にまとめた作品集。雑誌や広告、パッケージから切り抜いた動物の写真やイラストを、種類ごとに分類して構成した、図鑑のようにユニークな一冊。2017年に刊行され絶版となっていた同名書の新装版。英語・オランダ語表記。
Archeology of Consequent Forms | Orlando Brunner
スイスの独立系タイプファウンドリー Maxitype による書体プロジェクト。本書は、人工知能がパターンや傾向を学習する能力に着目し、それをフォントの創作過程にどのように応用できるかを探った試みをまとめたもの。プロセスの中で生じたノイズや未完成の断片、完成に至った書体までを網羅的に収録し、書体デザインの新たな可能性を提示する。英語表記。
Posters Can Help | Julia Kahl、Lars Harmsen
世界中のクリエイティブコミュニティをつなぎ、社会が直面する深刻な課題に対して小さくとも確かな一歩を踏み出すことを目的としたプロジェクト「Posters Can Help」。2022年のウクライナ侵攻をきっかけにその意義はさらに強まり、デザインを通じた支援と連帯の呼びかけに、世界各国のデザイナー434名が応えた。集まった約700点のポスターは、希望や団結を力強く訴えかける。巻末には、現在ウクライナで直面している状況について、同国のデザイナー3名が語るインタビューも収録。
本の美術 | 恩地孝四郎
装幀家・版画家・詩人として知られる恩地孝四郎による装本美術論。ブックデザインに関する論説や、恩地が手がけた装幀の書影を多数掲載。別冊には、植村鷹千代による解説のほか、「恩地孝四郎装本拾遺」や年譜などを収録し、作家としての全体像を立体的に伝える構成となっている。
ARCHITECTURE | 田渕正敏
書籍、音楽、ファッション、パッケージなど多分野で活躍するイラストレーター・田渕正敏の作品集。雑誌『建築知識』の表紙アートワークのために描き下ろした建築イラストを収録。金銀の箔や蛍光色、縞模様のテープなど、異素材を巧みに用いた独自の表現が特徴。限定50部発行。
組版造形 タイポグラフィ名作精選 | 白井敬尚
グラフィックデザイナー・白井敬尚による、「組版造形」という独自の視点から古今東西のタイポグラフィの名作に迫る資料集。柳宗悦、恩地孝四郎、北園克衛、田中一光、横尾忠則、オトル・アイヒャー、ポール・ランド、ヤン・チヒョルト、モホリ=ナジ・ラースローなど、国内外の多彩なデザイナーによる作品を精選し、「組版による造形」を起点に、書体やグリッド、構成の構造を読み解く。タイポグラフィを視覚表現として深く捉え直す一冊。
エル・リシツキー 構成者のヴィジョン | 寺山祐策
ロシア・アヴァンギャルドを代表するデザイナー、エル・リシツキーに関する評論をまとめた一冊。寺山祐策「構成者の空間(ヴィジョン)」、新島実「リシツキーとチヒョルト」、多木浩二「リシツキーと20世紀」など、多角的な視点からその思想と作品を読み解く。
象形文字遊行 文字始源 | 粟津潔
グラフィックデザイナー・粟津潔が、現代美術やデザインにも通じる古代象形文字の魅力に迫った書体研究書。文字の始源とされる甲骨文字や金文を中心に、「象形」や「会意」によって造られた文字を約900字にわたり紹介。文字が生まれた背景や造形の美を独自の視点から論じている。
Japanese Typography Yearbook 2019-2020 | 日刊タイポ
デザイナー7人による作字ユニット「日刊タイポ」が、SNSに毎日投稿したタイポグラフィ作品を収録したビジュアルブック。2019年1月1日から2020年12月31日まで、全728点の作字を掲載し、ユニークな表現の積み重ねを日めくりカレンダーのように楽しめる内容となっている。
横尾忠則のコラージュ・デザイン
横尾忠則が自身の手によるコラージュ・デザインの技法を解説した実践書。豊富な図版や作例とともに、若い世代のクリエイターに向けたアドバイスやメッセージも収録。コラージュ表現の魅力と可能性を多角的に伝える一冊。
HUM人N ZINE | 佐々木俊
グラフィックデザイナー・佐々木俊によるZINE。異なるサイズと形状の紙を組み合わせ、それぞれに自由なフォルムで描かれた人間と犬の図像を配置。黒、青、ピンク、金の4色を用いた美しいコントラストが印象的な構成となっている。
刻字 | 美山有
グラフィックデザイナー・美山有によるZINE。展覧会「彫刻刀が刻む戦後の日本ー2つの民衆版画運動」をきっかけに版画制作を始め、およそ3ヶ月をかけて完成させた作品集。木版で刷られた文字作品20点を収録。留め具を外すと1枚ずつのシートとして取り外せる造本で、壁に飾ることも可能。
書影の森 筑摩書房の装幀 1940-2014 | 臼田捷治
筑摩書房が1940年から2017年までに出版した書籍のなかから、特にすぐれた書籍のデザインを紹介。社内・社外を問わず装幀に携わったデザイナー、編集者らの仕事の紹介を通し、筑摩書房の歩みを展望する。
筑紫書体と藤田重信
書体デザイナー・藤田重信が手がけた「筑紫書体」について紹介する書籍。各書体のデザインコンセプトや特徴を取材し、その魅力と創作の核心に迫る。シリーズに含まれる書体の見本や使用事例も収録し、「筑紫書体」の世界を多角的に読み解いている。
永井一正デザインライフ
日本を代表するグラフィックデザイナー、永井一正の大判作品集。1980年代から手がけている「生命」をテーマにしたポスター作品を中心に、50点の代表作を収録。デザインに対する永井の考えを掘り下げるインタビューも掲載されている。
柳本浩市 ARCHIVIST | six factory
2017年、東京・自由が丘のsix factoryで開催された、デザインディレクター・柳本浩市の追悼展示にあわせて刊行された書籍。〈アーキヴィスト〉=“モノ”を収集・整理・評価し、未来へとつなげる存在として柳本の活動を捉え、遺品や資料を通してその軌跡を紹介する。1964年東京オリンピックのパンフレットや入場券、アメリカのスーパーの紙袋やガムの包装紙、スプーンなど、膨大な蒐集品から見えてくる視点と思想をまとめた一冊。
闇の夜に | ブルーノ・ムナーリ
アートやデザイン、絵本の分野で多彩な活動を展開したブルーノ・ムナーリの生誕110周年を記念して復刊された代表作。夜から朝へ、草原や洞窟での冒険を経て、再び闇の世界へと戻っていくという詩的なストーリーを、質感の異なる紙や多様な仕掛けを用いて表現した絵本。ムナーリの創造力あふれる造本が光る一冊。
モミの木 | サンナ・アンヌッカ
マリメッコのデザイナーとしても知られるサンナ・アンヌッカがイラストを手がけた、アンデルセン童話『モミの木』の絵本。ナチュラルな色彩と幻想的な描写が物語の世界を鮮やかに表現している。布貼りに金箔押しが施された装丁も魅力。
アイデア No.351 北川一成/ブルーノ・モングッツィ | 誠文堂新光社
グラフィックデザイン誌『アイデア』No.351(2012年2月号)。北川一成とブルーノ・モングッツィ、2名のデザイナーを特集。前半では、デザイン事務所GRAPHを率いる北川一成のインタビューと代表作を紹介。後半では、スイスの重鎮グラフィックデザイナー、ブルーノ・モングッツィのインタビューとデザインワークを収録。加えて、タイポグラフィの巨匠エミール・ルーダーによる論考「本質的なもの 平面」も掲載。尾原史和による連載も収録。
アイデア No.403 世界の「声」をつくる 書体デザイナー大曲都市の仕事 | 誠文堂新光社
デザイン誌『アイデア』の第403号(2023年10月号)は、書体デザイナー・大曲都市の仕事を特集。これまでに手がけた書体や、世界の言葉・文字に向き合いながら進められたカスタムフォントの制作事例、異業種とのコラボレーションなど、多岐にわたる活動を紹介する。書体デザインの職域を超えたその実践を、多数の図版とともに収録。別冊付録付き。
鈴木八朗のart
アートディレクター・鈴木八朗の展覧会図録。森英恵、市川團十郎、吉永小百合、森光子、宮沢りえ、黒柳徹子、山崎努、鈴木一郎ら、日本の著名人を描いた「美貌繪」シリーズを中心に収録。時代を彩った人物たちの魅力を、独自のタッチで鮮やかに描き出している。
鈴木八朗のad | 新日本印刷
アートディレクター・鈴木八朗の仕事を紹介する展覧会図録。サントリー、JR(旧国鉄)、富士ゼロックスなどを手がけた広告作品を中心に、代表的な仕事の数々をカラー図版で掲載。グラフィックデザインの洗練された表現を通して、広告の時代背景や思想も垣間見ることができる内容となっている。
サントリーPR誌 can・can vol.2
1980年代初頭にサントリーが発行したPR誌『can・can』の第2号。ファッションフォトやサントリー商品のグラフィック広告をはじめ、文化人によるエッセイや対談など、多彩なコンテンツを収録。パロディや遊び心に満ちた誌面から、当時の熱気とカルチャーの空気が伝わってくる。
Graphic | 北川一成、葛西薫、佐藤可士和、服部一成ほか
グラフィックという二次元の領域で活躍する8人のアートディレクターによる作品集。北川一成、葛西薫、佐藤可士和、服部一成、佐野研二郎、仲條正義、野田凪、植原亮輔らの代表的なグラフィック作品をカラーで収録し、それぞれのクリエイションに迫るインタビューも併載されている。
Structural Packaging | Josep M. Garrofe
革新的なパッケージの設計から組み立てまでのプロセスを紹介するビジュアルブック。食品、ジュエリー、ギフトなどのジャンルごとに、難易度別に3段階に分類された135のパッケージプロジェクトを収録。デザインの実例や展開図も掲載されており、実用性と創造性を兼ね備えた内容。CD付き。
OSAMU’S A to Z 原田治の仕事 | 亜紀書房
2019年に世田谷文学館で開催された展覧会「原田治展『かわいい』の発見」にあわせて刊行された図録。ミスタードーナツのイラストなど、今なお親しまれているキャラクターを多数手がけたイラストレーター・原田治の仕事を、AからZまでの26のキーワードで紹介。装丁は服部一成が担当。
Cosmic Type 2冊揃
デジタル書体見本の2冊セット。1冊はセリフ体(文字の端に装飾的な線が付いた書体)、もう1冊はサンセリフ体(装飾のないシンプルな書体)を収録している。さまざまなサイズとウェイトのフルタイプサンプルが豊富に掲載されており、書体の特徴やバリエーションを幅広く理解できるボリューム感ある内容。英語、ドイツ語、フランス語表記。