ハンス・アルプ展 | 神奈川県立近代美術館、川村美術館 他
2005年に開催された「ハンス・アルプ展」の展示会カタログ。彫刻家、画家そして詩人でもあるドイツの芸術家、ハンス・アルプ。彫刻、油彩、レリーフなど展示された全190作品のうち176点を掲載。巻末に年譜をあわせて収録。
David Hockney: 20 Flowers and Some Bigger Pictures | デイヴィッド・ホックニー
イギリスの芸術家、デイヴィッド・ホックニーの作品集。2022年から2023年にかけてロンドン、パリ、アメリカ各地のギャラリーで開催された展覧会に伴い刊行されたもの。Covid-19が猛威を振るった2020年初頭、ノルマンディーのアトリエでの隔離生活の中、iPadで描かれた鮮やかな花瓶の花の作品群を収録。 英語表記。
Birds | 山本昌男
絵画を学んだ後、写真家として活動し欧米を中心に高い評価を受けている山本昌男のポートフォリオ。フクロウや鶴など、さまざまな鳥を被写体に絵画のような静謐な美しさの作品がおさめられている。19世紀中頃に多彩に存在した古典印画の技法の一つ、コロタイプにて印刷されたミニポートフォリオ6シートを収録。写真のようにより本物に近い緻密なディテールで表現される。
Walter Niedermayr: Recollection | ウォルター・ニーダーマイヤー写真集
イタリアの写真家、ウォルター・ニーダーマイヤーがイランを撮影した写真集。露出オーバーのような白い光、2枚組の写真をパノラマのように見立てる作風など、イランの風景をニーダーマイヤーの特徴的な視点で捉えた写真作品集。
Obsession | 与田弘志
ファッションからコマーシャルまで幅広く活躍する写真家・与田弘志の作品集。海岸に流れ着いた漂流物や、朽ちたフルーツなどを物体としてとらえ、変容しつつある姿を切り取っている一冊。
Mirrors | Eric Oglander
アメリカ出身のニューヨークを拠点に活動するアーティスト、エリック・オグランダーの作品集。出品サイトである「Craigslist」で売られている“鏡”の写真を約3,000枚ほど集めてSNSで投稿し話題となった作品を収録。意図して写されたものではない、“鏡”に映り込んだ、どこか不思議な風景の数々が収められている。
Iran: A Picture Book | Oliver Hartung
オリバー・ハルトゥングの写真集。2011年から2014年にかけて、イランのモニュメントや、建築、戦争墓地などを撮影した作品を収録。街角を彩る壁画やポスターなど、1979年の革命以来独自の文化を発展させたイランの様々な一面が映し出された一冊。英語表記。
Existence of | 大橋英児
日本の写真家、大橋英児が撮影し続けている「自販機のある風景」を集めた作品集。北海道を中心に、昼夜問わず、そして厳しい気候の中でもそこにただ佇み続ける自販機を、どこか人間のような孤独と強さを持ち合わせた姿で捉えている。
The Blue Note Years: The Jazz Photography of Francis Wolff | Michael Cuscuna
写真家でレコード・プロデューサーでもあったフランシス・ウルフの作品集。1941年から1965年にかけて、リハーサルやレコーディング、セッションの際に撮影された何千枚もの写真の中から厳選された200枚以上の写真を収録。ブルーノート・レコードの歴史と伝説的なレコーディングの軌跡を辿る一冊。英語表記。
The Americans ペーパーバック版 | Robert Frank ロバート・フランク
アメリカの写真家、ロバート・フランクの代表的な作品集。写真史に残る名作『The Americans』をScalo社が40年の歳月を経て再出版したペーパーバック版。1955年から56年にかけてアメリカ合衆国各地で撮影された、当時の世相をリアルに映し出した写真を収録。英語表記。
マティス展 The Path to Color 2023 | 東京都美術館
2023年に東京都美術館で開催された展示の図録。20世紀のフランスを代表する画家、アンリ・マティスの作品とともに生涯を辿る。絵画、彫刻、ドローイング、版画、ロザリオ礼拝堂に関する資料など、油彩35点、デッサン30点、彫刻17点など、合計100点以上のカラー・モノクロ含む図版、解説を収録。
LIM | 松江泰治
写真家、松江泰治の写真集。墓地をテーマにしたランドスケープをカラーで多数収録。全体にピントを合わせ、奥行きをなくした世界各国の墓地の風景は、「死」につきまとう情や思想といった「雰囲気」を断ち切り、フラットな視点を与える。寄稿は倉石信乃。装丁は秋山伸。
マティスとルオー 友情の手紙 | みすず書房
アンリ・マティス、ジョルジュ・ルオー、フランスを代表する2人の画家が50年に渡り思いを交わした往復書簡。占領地区と自由地区に二分された停戦協定時代のやリ取り、家族ぐるみでの交流、そして芸術への熱い思いが綴られる。カラーによる図版75点収録。
美しい街 | 尾形亀之助
戦前の詩人、尾形亀之助の詩集。全詩作の中から選ばれた55編の詩とともに、同じ時代に生きた画家、松本竣介のデッサンを収録。さみしさや愛しさ、ユーモアや優しさ、どこか読むものに寄り添うような言葉の数々が綴られる。巻末には能町みね子によるエッセイを掲載。
Jeff Koons: Versailles | ジェフ・クーンズ
アメリカの現代美術家、ジェフ・クーンズの作品集。2008年にヴェルサイユ宮殿で開催された展示の様子を記録したもの。バロック様式の豪奢な宮殿の装飾と、シンプルでポップなクーンズの作品が不思議な調和をもたらしている。バルーンの犬をはじめとする、巨大な立体造形を多数収録。
野田哲也全作品 1964-1978
日本の版画界を代表するひとり、野田哲也の作品集。作家自身が撮影した身近な生活、家族や知人、旅の写真や木版、シルクスクリーンを用いて制作された「日記」シリーズなどを収録。限定3000部発行のもの。
マイケル・ケンナ写真集 レトロスペクティヴ2 | エディシオン・トレヴィル
世界的な評価を受ける風景写真の第一人者、マイケル・ケンナの写真集。北海道を含む、ケンナがこれまで世界各地で撮影してきた神秘的なランドスケープの作品群を130点収録した、レトロスペクティヴの第2弾。
ベン・ニコルソン展 | 東京新聞
2004年に開催されたベン・ニコルソン展のカタログ。初期から晩年まで、各国から集められた作品の図版、テキストを収録。静物画、風景画、抽象画、コラージュなど、解説とともにニコルソンの変遷を辿る。
猫 Tokyo Wild Cat | 武田花
写真家、エッセイストである武田花の作品集。猫をテーマに、道端や墓地、家のベランダ、スナックの店先などにいる野良猫や飼い猫を撮影。モノクロの図版、猫や犬の話、自身の記憶を綴ったエッセイを収録。
Autophoto: Cars & Photography, 1900 to Now | Xavier Barral
写真と自動車の創造的な関係性をたどる写真資料集。ロバート・フランク、石元泰博、森山大道、エド・ルシェ、スティーブン・ショア、ウィリアム・エグルストン、ウォーカー・エヴァンスなど名だたる写真家たちによって独自の視点で切り取られた自動車の写真を多数掲載。フランス人アーティスト、アラン・ブブレックスがカルティエ財団による展覧会のために制作した、自動車デザインに新たな視点を投げかけるカーモデルのシリーズや自動車と写真の比較史、エッセイ、参加アーティストによる引用など、様々なプロジェクトを収録。 英語表記。
レンバッハハウス美術館所蔵 カンディンスキーと青騎士展 | 東京新聞
2010年に全国を巡回した「レンバッハハウス美術館所蔵 カンディンスキーと青騎士展」のカタログ。デザイン学校・バウハウスでも教鞭をとった画家、ワシリー・カンディスキーによるペインティング作品と、氏がフランツ・マルクと共同で創刊した芸術年刊誌「青騎士」に関する資料を多数掲載。
Space Odyssey 宇宙の旅 | 水戸芸術館現代美術センター
2001年に水戸芸術館現代美術センターで開催された展示のカタログ。『宇宙の神秘と美』『人間と宇宙のつながり』に焦点を当てる。すばる望遠鏡の天体写真とのコラボレーションなど、絵画や写真、インスタレーション、映像作品を紹介する。マックラーケン、トーマス・ルフ、チャールズ&レイ・イームズ、金山 明、マイケル・ライトほか、作家による作品と併せて解説を収録。日本語、英語表記。
XXIst Century Man 21世紀人 | 21_21 DESIGN SIGHT
2008年に21_21 DESIGN SIGHTで開催された展示の図録。企画は三宅一生。21世紀に生きるアーティストを通して「人の身体とものづくりとの関係」をテーマに作品を紹介。特別出展作家としてイサム・ノグチ、ロン・アラッド、ティム・ホーキンソンが参加。
Collection agnes b. | 著者名
2008年にベルリンの写真美術館C/Oベルリンで開催された展示に併せて刊行されたもの。フランスのファッションデザイナー、アニエス・ベーが所蔵する美術コレクションを紹介。ブラッサイ、ウィリアム・エグルストン、ジャン=ミシェル・バスキア、アレクサンダー・カルダー、ロバート・フランクら、様々な現代アーティスト達の作品を収録。 英語表記。
パウル・クレー 東洋への夢 | 横須賀美術館 ほか
2009年に行われたパウル・クレーの展示図録。クレーと日本、中国文化との接点に焦点を当て、線描画家として頭角を現しつつあった初期作品に浮世絵からの直接的な影響を確かめるとともに、色彩画家として成熟した中期以降の作品に見られるアジア的なかたち(カリグラフィー、省略、シンボルといった要素)にも注目し、パウル・クレーと東アジア文化を結ぶ糸をたぐり寄せる。デッサンや水彩画などクレー自身の作品約90点に加えて、関連する浮世絵版画も収録。
大竹伸朗展 憶速 | 高松市美術館
2013年に高松市美術館で開催された大竹伸朗展の際に刊行されたもの。「遠景の記憶」、「残像─内的露光」、「アフリカ─反響する記憶」、「日本景─内と外に見る景」、「貼─既にそこにあるものと記憶の層」、「手製本─身体と本」、「スケッチブック」、7つの冊子を収録。
Paul Caponigro: Meditations in Silver | ポール・カポニグロ
アメリカの自然風景写真の第一人者、ポール・カポニグロの作品集。2008年に開催された展示に際して刊行されたもの。自然界の産物である石、果実、花、落葉などを組み合わせた静物写真をゼラチンシルバープリントで収録。 英語表記。
Nico Krijno: New Gestures | ニコ・クリジノ
南アフリカを拠点に活動するアーティスト、ニコ・クリジノの作品集。コラージュ、プリント、オブジェ…伝統的な静物という概念を大きく揺さぶるクリジノによる作品群を、カラー、モノクロ図版で収録。 英語表記。
Nathalie du Pasquier: How Many | ナタリー・デュ・パスキエ
イタリアのポストモダンを代表するデザイン集団、メンフィスの一員であるナタリー・デュ・パスキエの作品集。1から10までの数字をパスキエによる様々なモチーフのイラストやデザインで表しており、子どもから大人まで、年齢問わず楽しめる絵本のような一冊。300部限定刊行。 英語表記。
Nathalie Du Pasquier: Autobiography | ナタリー・デュ・パスキエ
イタリアの出版社、Tonini Editoreが毎月発行するアートブックシリーズ「Autobiography」。毎号1人のアーティストが手がけるこのシリーズは、サイズ(17x12cm)とページ数(64ページ)の決まりを除いては、自伝的なテーマをテキストやビジュアルで自由に表現することができる。第2弾となる本書を手がけたのは、イタリアのポストモダンを代表するデザイン集団、メンフィスの一員であるナタリー・デュ・パスキエ。パスキエによる静物画やポートレート、抽象画などのドローイング作品が自由に散りばめられている。 英語表記。
Michelle Keim: Iron Beauties | ミシェル・ケーム
シカゴ出身の写真家、ミシェル・ケームの作品集。製鉄所や発電所などの工業建築を撮影したもの。夜間に撮影され、照明によって浮かび上がる重厚なフォルムは工業建築の内包する力強さを写し出している。 英語表記。
In-between 10 今井智己 リトアニア、ベルギー
日本の写真家がEU全25カ国を撮影する写真集シリーズ「In-between」第10巻。写真家の今井智己がリトアニアとベルギーを撮影。リトアニアでは自然の景色と雪で覆われた静寂の街の様子を、ベルギーではラーケン王宮温室やゲント大学植物園など、前半のリトアニアと対比させるかのように人工的に作られた植物の姿を自然に写し出している。
In-between 6 野村恵子 イタリア、スウェーデン
日本の写真家がEU全25カ国を撮影する写真集シリーズ「In-between」。全14巻のうちの第6巻となる本書では、写真家の野村恵子がイタリアとスウェーデンを撮影。ナポリの下町、シチリア島、ストックホルム…街の景色やそこで暮らす人々の姿を、野村の穏やかな眼差しで切り取っている。
In-between 4 小野博 オーストリア、スロベニア
日本の写真家がEU全25カ国を撮影する写真集シリーズ「In-between」。全14巻のうちの第4巻となる本書では、写真家の小野博がオーストリアとスロベニアを撮影。オーストリアでは歴史と芸術の街、ウィーンやグラーツの街並みや風景を撮影。スロベニアでは、LIPICAと呼ばれる世界的に有名な白馬たちの凛とした姿と、占領されながらも独立の意志を貫き通したスロベニアの人々の精神を重ね合わせて写真に収めている。
Wyatt Conlon: Answers have Questions | ワイアット・ナオキ・コンロン
アメリカの写真家、ワイアット・ナオキ・コンロンの作品集。頻繁に日本を訪れ、3年間かけて撮影した写真をまとめたもの。日系アメリカ人の祖父を持つコンロンが捉えた、どこか哀愁と懐かしさを帯びた日本の日常的な風景の写真を多数収録。300部限定刊行。 英語表記。
Picasso Paints a Portrait | デイヴィッド・ダグラス・ダンカン
写真家、デイヴィッド・ダグラス・ダンカンがパブロ・ピカソを撮影した写真集。ピカソと17年に渡り親友の関係であったダンカンはピカソの仕事場兼住居、絵画、そしてピカソ自身を何千枚も撮影してきた。本書はピカソが後の妻となるジャクリーヌの肖像画を描いているところを捉えたもので、一枚、そして一筆に緊張が走る一冊。 英語表記、日本語解説冊子付き。
Tete a Tete: Portraits by Henri Cartier-Bresson | アンリ・カルティエ=ブレッソン
1998年にロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーで開催された展示の際に刊行されたもの。20世紀を代表する写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソンのポートレートに焦点を当てた作品集。様々な民族、ピカソ、マティス、サルトルら著名人、歴史的な瞬間に生きる人々など、最も印象的なポートレートをまとめた1冊。 英語表記。
作品集 亀倉雄策 | 美術出版社
グラフィックデザイナー、亀倉雄策の作品集。Nikon、東京オリンピックのポスターや、シェル石油のロゴタイプなど代表作を含め、雑誌アイデアや雑誌デザインの表紙作品も収録。ヘルベルト・バイヤーによる序文、著者本人による制作ノートなども併せて掲載。
Saul Bass: A Life in Film and Design | ソール・バス
IBMやユナイテッド航空などの企業デザインを多数手がけたことで知られるアメリカのデザイナー、ソール・バスの作品集。コーポレート・アイデンティティや、映画タイトルなど代表作を含む1400点以上をカラーで収録。英語表記。
Shape Grammars | Jannis Maroscheck
グラフィックデザイナー、ジャニス・マロチェックの作品集。ソル・ルウィットの作品に基づき無数の個々の図形を描く、独自開発のプログラムを使用してジェネレートされたグラフィック作品を多数収録。フォント、ロゴ、ピクトグラムのデザインハンドブックであると同時に、ジェネレーティブ・デザインの可能性と限界を探る1冊。英語、ドイツ語表記。
イメージの翼 細谷巌アートディレクション
アートディレクター、グラフィックデザイナー、ADC会長、ライトパブリシテイ社長として最前線の活躍を続ける細谷巖の作品集第1弾。自身が手掛けた広告作品を振り返りつつ、当時の状況や製作のプロセスを解説。コピーライター秋山晶によるエッセイ「イメージの翼」も併せて掲載。
Typoesie | Jerome Peignot
フランスの作家であり詩人、タイポグラファーでもあるジェローム・ペニョーの作品集。ポール・ランド、エル・リシツキー、マティス、マグリット、デュシャンなど名だたるデザイナーやアーティストたちによるタイポグラフィやコンクリート・ポエトリーの数々を一冊にまとめて収録。フランス語表記。
30 Years of Swiss Typographic Discourse in the Typografische Monatsblatter: TM RSI SGM 1960-90
スイスのタイポグラフィ誌『Typografische Monatsblatter』の30年の軌跡をまとめた一冊。エミール・ルーダーや、ハンス・ルドルフなどが手がけた作品をはじめ、各号の表紙や誌面なども紹介。英語表記。
田中一光のデザイン | 駸々堂
日本のグラフィックデザインの第一人者、田中一光の作品集。装幀、ポスター、ロゴなど、代表的な仕事231点を一挙に掲載。序文はルウ・ドーフスマン。