Luce Lebart: Inventions 1915-1938 | ルース・レバート
写真史家であり、展覧会キュレーターでもあるルース・レバートの作品集。1916年から1939年のフランスにおいて急速に発展した科学と工業技術。国防から一般家庭への普及まで、イノベーションの歴史を当時の写真で記録する試みをまとめた1冊。 英語表記。
Across the Sea | 草野庸子
ファッションやカルチャーなど様々な分野で活動する写真家、草野庸子の作品集。初めてロンドンを訪れた際に撮影した写真56枚を収録。写し出しているのは日常のありふれた景色でありながら、大切な愛おしい記憶を淡い光とともに閉じ込めたかのような一冊。700部限定。
Robert Adams: The Plains, from Memory | ロバート・アダムズ
アメリカの写真家、ロバート・アダムズのペインティング作品集。新型コロナウイルス感染症が蔓延しはじめた2020年の春から描き始めた、23枚の美しい絵画を収録。古い本棚の廃材などに版画のインクを用いて描かれた素朴でエレガントな作品は、パンデミックがもたらす困難の向こうにある希望を見出そうとしている。 英語表記。
Simryn Gill: Power Station シムリン・ギル 発電所と家
2004年に資生堂ギャラリーで開催されたシムリン・ギル展の図録。ギルの生まれ故郷であるマレーシアの小さな沿岸の町、ポート・ディクソンにある古い発電所の内部と、生まれ育った家の中を撮影した写真を対比させるように掲載。対称的でありながらもどこかで類似する空間と、その空気感がページをめくるごとに差し迫るような作品群。
地球がまわる音を聴く パンデミック以降のウェルビーイング | 森美術館
2022年に森美術館で開催された展覧会「地球がまわる音を聴く パンデミック以降のウェルビーイング」展の図録。パンデミック以降の新しい時代を現代アートの視点を通して考える、インスタレーションや映像、絵画など国内外のアーティスト16名による約140点の作品を紹介。
宇宙中的長城 万里の長城を1万メートル延長するプロジェクト | 蔡國強
中国出身の現代美術家、蔡國強による作品資料集。「万里の長城に1万メートル加えるプロジェクト」として、万里の長城の終点・嘉峪関から1993年2月27日夕刻、1万メートルの炎と硝煙の長城を出現させたプロジェクトの記録をまとめたもの。プロジェクトの写真、制作過程など図版とともに解説を収録。
entropix | 小山泰介
日本の写真家、小山泰介の作品集。都市部で撮影され、一見抽象画のようにも見える人工物や現象の表面、細部を鮮明なカラー写真で53枚掲載。装丁はアートディレクターの中島英樹。
没後25年 有元利夫展 天空の音楽 | 千足伸行、有元容子
2018年に開催された「没後25年 有元利夫展 天空の音楽」の図録。バロック音楽を愛し、「素晴らしい音楽を画面いっぱいに鳴り響かせるー、いつかそんな作品を作ってみたい」と記したとされる有元利夫。収録された絵画、版画、立体など約110作品は、観るものを美しい音楽が鳴り響く創造の世界へと誘う。
Seiichi Furuya: Aus den Fugen 古屋誠一 | ヴァンジ彫刻庭園美術館
日本の写真家、古屋誠一の写真集。2007年に静岡のヴァンジ彫刻庭園美術館で開催された展覧会に合わせて刊行されたもの。自ら命を絶った妻、クリスティーネのポートレートが、過去と未来が交差する本書のところどころに写し出されている。死と生とは一体何なのか、写真を通して問いかけてくる一冊。装丁は中島英樹。
瑛九 1935-1937 闇の中でレアルをさがす | 東京国立近代美術館
2016年に東京国立近代美術館で開催された展示の図録。昭和初期から活動し、版画や油彩など様々な技法を駆使した芸術家、瑛九。その多彩な活動から、デビュー前後の1935〜1937年に焦点を当て、フォトデッサン、コラージュ、油彩、デッサンなどを収録。
An American Vision: Three Generations of Wyeth Art | N.C. ワイエス、アンドリュー・ワイエス、ジェイムズ・ワイエス
1987年から1988年にかけてアメリカ、イタリア、日本など各地で開催された展示会「An American Vision:Three Generations of Wyeth Art」の図録。挿絵画家のN.C. ワイエス、アメリカン・リアリズムを代表する画家であるアンドリュー・ワイエス、そして著名人の肖像画などでも知られるジェイムズ・ワイエス。これら3世代にわたるワイエス一族の画業を一望する。
エルスケン ニッポンだった 1959-1960 | リブロポート
オランダ出身の写真家、映画監督のエド・ヴァン・デル・エルスケンによる写真集。1959年から1960年にかけて初来日した際に大阪、京都、下津井、東京などの日本を撮影。ストリップ小屋、路上の下駄の修理屋、立ち並ぶ平屋の商店、新宿のラッシュアワー、戦後の移りゆく日本の姿を写し出す。 日本語、英語表記。
三宅一生の発想と展開 Issey Miyake East Meets West
デザイナー、三宅一生の作品集。「人間と衣服」「布の造形」「時代の証人」の3部で構成され、氏の作品を大判の写真で紹介。高橋睦郎、磯崎新、石岡瑛子など豪華面々によるエッセイに加え、三宅一生と白洲正子による対談も併せて掲載。装丁は田中一光、佐村憲一によるもの。
一生たち Issey Miyake & Miyake Design Studio 1970-1985 | 三宅一生
ミヤケ・イッセイと三宅デザイン事務所の15年にわたるファッション・デザインの変遷をまとめた資料集。これまでの仕事をジル・タピエ撮影による大判写真で振り返るほか、三宅デザイン事務所スタッフによるテキスト、そして1970年から1985年までの年譜などを収録。アートディレクションは戸田正寿。
花椿ト仲條 | 仲條正義
アートディレクター・仲條正義が40年間に渡り手掛けてきた、日本を代表する企業文化誌「花椿」。資生堂の文化誌として、めざすべきセンスやテイストの浸透と構築を常に支えてきた花椿の40年12カ月480冊を編纂。現在も変わらぬ高い評価を受け続ける花椿の全容を記録した資料集。
My Way to Typography ハードカバー版 | Wolfgang Weingart ウォルフガング・ヴァインガルト
スイスタイポグラフィデザインの巨匠、ウォルフガング・ヴァインガルトの作品集。1950年代から1999年にかけて製作された作品の数々を、500ページ以上のボリュームで収録した大著。 ドイツ語、英語表記。
Motifs: Monoprints Expression | 株式会社カイガイ
株式会社カイガイから発行された、様々なモチーフによる版画作品をまとめたもの。草花や網目文様、幾何学的文様など大判サイズの図版138点を収録。
The Afternoon of A Phonem | Pierre Di Sciullo
フランスのタイポグラファー、グラフィックデザイナーであり、デジタル書体の先駆者の一人でもあるピエール・ディ・シウロのモノグラフ。絵画、書体設計、コラージュ、デジタル書体ほか、作品図版とともに解説を収録。フランス語、英語表記。
Great British Editorial | Javier Fernandez
イギリスのエディトリアルデザインを集めた作品資料集。ロンドンの出版社・スタジオ46社の作品を紹介。Alexander Boxill、Marcus Piper、 Matt Willeyらによる、ブックデザイン、新聞、雑誌などの作品図版をオールカラーの600ページを超える大ボリュームで収録。 英語表記。
About Time: Fashion and Duration | Andrew Boltonほか
2020年から2021年にかけてメトロポリタン美術館にて開催された展覧会の図録。1870年から現在までのファッションの変遷を、時系列関係なく掲載することで、時間の概念を混同させるユニークなファッション年表が形成されている。時代を象徴するブランドによる、白と黒で構成されたシンプルでありながらエレガントな120のファッションを掲載。 英語表記。
Yuul Yie: Sculpture Shoe Fantasy | ユル・イエ
韓国発のシューズブランド「Yuul Yie(ユル・イエ)」のビジュアルブック。ブランド創設10周年を記念して出版されたもの。イタリアンレザーを巧みに使った、ユニークでエレガントなデザインの靴を主役にした広告写真を多数収録。 英語表記。
恩地孝四郎 装本の業 | 恩地邦郎
日本を代表する版画家であり、装丁家でもある恩地孝四郎の装丁仕事を網羅した1冊。編集は息子、恩地邦郎。これまでに手がけた作品、カタログ、装本の構成についてカラーとモノクロで掲載しているほか、畦地梅太郎、瀬木慎一、外山滋比古らが寄稿。
大橋歩 わたしの時代 1962-2009 | 三重県立美術館
三重県立美術館で開催された展示会「大橋歩展 平凡パンチからアルネまで アート・ファッション・ライフスタイル 1964年〜2009年」のカタログ。1964年創刊の「平凡パンチ」表紙イラストをはじめ、西武百貨店ポスター、長田弘著作の表紙画、立体作品など、時代の流れにあわせて展開されてきた氏の多彩な仕事を辿る。
ポール・ランド デザイナーの芸術 | ピー・エヌ・エヌ新社
アメリカのグラフィックデザイナー、ポール・ランドによる名著「Paul Rand: A Designer’s Art」の復刻日本語版。氏の代表的な著作や、1930年から1980年代の優れたグラフィックデザインを幅広く収録した一冊。
Stereo | Hans Knuchel
リマ出身の写真家、デザイナーであるHans Knuchelの作品集。並べられた2枚の作品を付属の眼鏡を用いて覗き込み、奥行きのある知覚体験ができる1冊。
年鑑日本のグラフィックデザイン 1988 | 講談社
日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が発行する年鑑の1988年度版。広告ポスター、ブックデザイン、ロゴデザイン、パッケージデザインなど、優れたグラフィック作品を多数収録。序文は亀倉雄策、装丁は中村誠。
日本のタイポグラフィックデザイン 1925-95 文字は黙っていない | 松岡正剛、田中一光、浅葉克己 監修
松岡正剛、田中一光、浅葉克己監修のもと、日本のタイポグラフィの変遷を辿る資料集。1925年から55年までのモダンタイポグラフィの変遷と、以降10年ごとの文字のデザイン史を早川良雄、横尾忠則、浅葉克己、仲條正義らが解説。アートディレクションは田中一光。
Typographie: A Manual of Design 旧版 | エミール・ルーダー Emil Ruder
スイスのタイポグラファーでバーゼル造形学校の教育者として知られるエミール・ルーダーのタイポグラフィに関するマニュアル。サイズやフォントのデザインを生かした文字組みや、レイアウトの例を2色刷りで掲載。古代の壁画や、書物に記された文字なども併せて掲載。
文字の国のアーティスト 五十嵐威暢 彫刻・版画展
1987年に有楽町朝日ギャラリーで開催された展示の際に刊行されたもの。デザイナーであり彫刻家の五十嵐威暢による作品を紹介。アルファベットをテーマとした彫刻作品を中心にステンレス、アルミ、スチールを素材とした作品図版を収録。
世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新にむけて(表紙赤) | 京都国立近代美術館
2019年に京都国立近代美術館、目黒美術館で開催された「世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新にむけて」の図録。1897年のウィーン分離派設立から1914年の第一次世界大戦勃発までの間、ウィーンで生まれた版画、挿絵本、その原画などといったグラフィック作品を、豊富な図版とテキストで多数紹介。
Subjects ペーター佐藤ドローイング集 | PARCO出版局
イラストレーター、 ペーター佐藤のドローイング作品集。国内外の著名人やモデルなどを独特のタッチと色彩で描いたドローイングを大判で収録するほか、高橋睦郎、小夜子、グレース・ジョーンズらが寄せたコメントをあわせて掲載。
日本タイポグラフィ年鑑 1989 | 朗文堂
日本タイポグラフィ協会が選出した1989年度の年鑑。タイプフェイス、ピクトグラム、エディトリアル、パッケージデザインなど、多岐にわたるジャンルのタイポグラフィ作品を収録。グランプリは稲吉紘実、貴木美羽。装丁は坂東孝明。
鈴木八朗のAD | 新日本印刷
アートディレクター・鈴木八朗の展示会図録。サントリーやJR(旧国鉄)、富士ゼロックスの広告など、代表的な広告仕事をカラーで多数掲載。
プロパガンダ1904-45 新聞紙・新聞誌・新聞史 | 西野嘉章
2004年に開催された企画展「プロパガンダ1904-45 新聞紙・新聞誌・新聞史」の図録。総合研究博物館に保管された、押し葉標本の保存乾燥用に使われた大量の新聞紙。これら20世紀前半期の新聞を中心に収録し、印刷された記事としての側面のみならず、紙としての側面にも焦点を当て、近代日本における新聞のもつ意味を明らかにする。
アイデア No.326 | 河野鷹思 本の仕事、雑誌の仕事
アイデアNo.326/2008年1月号。昭和日本のグラフィックデザインに大きな影響を与えたデザイナー、河野鷹思のブックデザインを豊富な図版と証言を交え特集。特別企画として、服部一成の「視覚伝達」や「フィーア・フュンフの仕事」などを併せて収録。
アイデア No.305 タイプデザイン・トゥデイ | 誠文堂新光社
アイデアNo.305/2004年7月号。タイプデザイン・トゥデイ特集。ロビン・キンロス、ジャン=フランソワ・ポルシェ、小林章らとともに欧文書体設計の現在を考える。テーマにちなんで、テキストはバイリンガル仕様。表紙デザインはジャン=フランソワ・ポルシェ、フォーマットデザインはヘルムート・シュミットによるもの。
年鑑日本のタイポディレクション’92
東京タイポディレクターズクラブ(現・東京TDC)の年鑑。タイポグラフィを中心とした国際的なデザインコンペティション、東京TDC賞入選作品を掲載。92年の金賞は仲條正義。銀賞はタナカノリユキ。
片岡脩 ラブピース ポスター作品集
戦後、商業広告の分野で活躍したグラフィックデザイナー、片岡脩の作品集。爆心地から800mの中学校で被爆、父親と兄を原爆で亡くし自身も原爆症に苦しむも、『二度とヒロシマ、ナガサキの惨事を繰くり返かえさないためにも、自分にできることがあれば』と考え制作された「平和と愛」が表現されたポスター作品15点を収録。
平野甲賀「装丁」術 好きな本のかたち | 平野甲賀
ブックデザイナー・平野甲賀の仕事スタイルを徹底追跡。最初の打ち合わせから1冊の本が仕上がるまで、ブックデザイナーのリアルな日常が語られている。
Design Grafico de Ikko Tanaka | 田中一光
1999年にサンパウロとリオデジャネイロで開催された展示の図録。日本の昭和期を代表するグラフィックデザイナー、田中一光の代表的なポスター作品をカラーで収録。
佐野繁次郎装幀集成 西村コレクションを中心として | 西村義孝
画家・佐野繁次郎が手掛けた装幀本、表紙を描いた雑誌を編纂した作品集。単行本330点、雑誌120点のほか、「銀座百点」の表紙原画などをカラーで掲載。絵やデザインのほか、味わい深い独特の書き文字にも注目。
蓋の本 | アン &ヘンリー エンブレム
スポーツ用ボトル飲料、スプレーボトル、チューブ型歯磨き粉容器など、製品に用いられる蓋に焦点を当てたパッケージデザイン集。蓋、キャップ、栓などのクロージャーの構造を写真やキャプションを加えた詳細な図面、解説を収録。CD-ROM付属。