【ノストス奮闘記】2016年10月を振り返って
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【ノストス奮闘記】2016年10月を振り返って

代表の中野です。

振り返りを記録する記事、第10回目です。
10月は休んだ記憶があまり無いような…

さて、10月の振り返りは以下のような感じ。

過去の記事はこちら:
【ノストス奮闘記】2016年1月を振り返って
【ノストス奮闘記】2016年2月を振り返って
【ノストス奮闘記】2016年3月を振り返って
【ノストス奮闘記】2016年4月を振り返って
【ノストス奮闘記】2016年5月を振り返って
【ノストス奮闘記】2016年6月を振り返って
【ノストス奮闘記】2016年7月を振り返って
【ノストス奮闘記】2016年8月を振り返って
【ノストス奮闘記】2016年9月を振り返って


1.サイト運営の面白さとじれったさ

今月も引き続きウェブサイトの改修を進めています。
手をかければかけるほど数字は上がっていきます 。これはもうホント。実感度100。

サイト運営の面白さはこれに尽きます。
最終的には売上が大事ではありますが、お問合わせや、サイトを見てご来店されるお客様の増加など、ノストスブックスを構成する要素の一つとして、オンラインストアの立ち位置は重要かつ活用すべきものだ、という認識を強めています。

一方で「言うは易し行うは難し」ということわざがありますが、継続するのがホントに大変。 継続でいえば、10月はブログがほとんど書けませんでした。反省。今月は仕切り直して続けていきます。

何を改修しても、急に売上10倍20倍なんてことはありえません。時にじれったくもありますが、ウサギとカメの話を胸に、粛々と進めています。



2.計画と検証の重要性

10月は幕末維新祭り、古本市出店と2週連続で週末のイベントがありました。 特に出店は、計画→実行→検証 をスタッフ全員で共有できる良い機会でもあったので、前準備をして臨みました。

結果は売上目標にほぼ誤差なし、といった感じで、「やはり!」と膝を打った次第。全く見当はずれの結果(上でも下でも)であれば計画した意味がなくなるのでホッとしました。

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当日は松尾スズキに見守られながら。誰も本だと気づかないという遺影感。

今回古本市に出店するにあたり、検討したものは以下の4つ。
・古本市の来客数予想(当店で足を止めた人を来客数とする)
・平均単価予想
・どんな嗜好を持つ人が多いか?
・他のお店の商品傾向

店舗の今までの週末来店数データなどを利用し、何パターンかシミュレーション。 この段階で過去のデータをひたすら見ていたのですが、総在庫売値金額に対する購買率が落ち着く数字(%)の範囲というものをようやく発見できました。なぜ今まで気がつかなかったのか…

もろもろ考慮して売上計画を3パターンほど作りました。良い、悪い、普通。この辺は会社の売上計画と同じですね。

商品構成はキングダムを参考に。
・どんなものを?(ジャンル、価格帯)=ジャンル=将軍の特徴、価格帯=強さ
・どれぐらい用意する?(冊数、売値合計)=冊数=兵士の数

さらに戦術も。
・動きがあるかないかはスタートから2時間で判定。
・動きのなかった商品群=隊を下げ、別の商品群=隊を上げる。
・追加の商品を用意=兵糧の用意。

計画しながら、「ここまで用意しなければお話にならないんだな」と反省しつつ、ピンとくるものがありました。今までモヤモヤしていた霧が晴れたような気持ち。 計画するの面白い!

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活版印刷も体験。楽しそうな山田と後ろで悩む私。

さらに、結果に対する検証も重要。これをやらずに未来はない、ということで次の日にさっそくMTG。 前段階で検討していないことは、思いついた適当な理由でも簡単に原因にできてしまう。これでは意味がない。

準備した計画に対しての結果であれば、「ここの見込みが甘かったから次回はもう少し精度を上げた調査をしよう」といった、次に繋がる検証ができます。次は前回よりも良く 、を続けていけば必然的に売上は上がるはず。

スタッフ全員で叶えた小さな結果。 本当に米粒のような小さな結果ではありますが、これを積み重ねていくしかないのです。



3.前言撤回を繰り返す

ここに描かれている記事を読んで「そうねそうね」と頷いてしまいました。

勝手に“バージョンアップ”する楽しさ
http://42-54.jp/20160901001/

過去9回分の振り返り記事を読み返してみると、毎度「新しい発見だ!」と書いているぐらい、何も知らないのが私です。 知らないことの方が楽しいし、その中で発見し続けるために(あえて)知らないことをやってるわけです。

知りたがりという性格もありますが、実は

この楽しさの正体を解きほぐしていくと「自分の裁量権で(事業を)勝手にバージョンアップできる」ということに突き当たる。新しいことをやってみたいときに、誰かに遠慮する必要はないということでもある。

まさに自分にとっての楽しさの源はこれで、

その小さなプロジェクトの一つひとつが「大した理由はないけど俺がやってみたいと思ったモノ」だから楽しいし、失敗しても後悔しない(反省はするけどね)。

こういうことなのかもしれないな、と。失敗はしないけど。

反省は未来を変えようとすることで、後悔は過去を変えようとすること、だと言います。 前言撤回を何度繰り返しても、未来を変えるためなのであれば進んで前言撤回した方が良いのではないか、と最近思っています。 スタッフに怒られない程度に、ですが。
※写真はニーズを読むおじさん。品揃えは大事。

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ノストスブックス店主。歴史と古いモノ大好き。パンク大好き。羽良多平吉と上村一夫と赤瀬川原平と小村雪岱に憧れている。バンドやりたい。