ノストス奮闘記第28回目。
油断してたらもう半月すぎてしまった…
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【ノストス奮闘記一覧】
今回は「展示イベント」について書いてみようと思います。
ノストスブックス実店舗では、月一ペースで展示イベントを企画しています。少しづつではありますが、内容も変化してきているので今回はそんなお話を。
・リーチできる層を広げたい
・面白い企画をする店だという認知を広げたい
の2つが基本の考え方。
トークショーをやったり読書会をやったりしているお店も多いかと思いますが、ノストスブックスでは、主に作家さんの作品を展示販売する形をとってます。
過去数々のトライアンドエラーを繰り広げてきた結果、良い結果が出ない要素はこの4つだなということがわかってきました。
1.もともとの本の品揃えと親和性のないことをやる。
2.作家さん人気に安易に頼る。
3.箱として貸すだけ。展示は作家さんに任せる。
4.予測+計画を立てずにやる。
これを
1.本の品揃えと繋げることが出来るテーマか?
2.作家さんが好きかどうか?
3.作家さんと共に展示イベントを考えたか?
4.売上計画は立てたか?
という形にし、チェック項目として置く。
1.は、例えば作家名+◯◯展だけでは、本と繋ぐためのテーマが抽出されていないので、「この店でやる意味」をしっかり考えなければいけない。
2.は言わずもがなですが、作家さんのことを熱烈に好きかどうか?応援したいか?知り合いとかのフィルターがかかると意外とゆるっとスルーされがちな点なので大事。
3.は、作家さんとのコミュニケーションや展示の見せ方、販売する作品や関連グッズの価格帯の幅などを意識し始めてから大きく変化しました。これも作家さんの用意してくれた展示物をそのまま展示するのではなく、逆にこちらからの提案も含めて一緒に作るイメージ。告知も展示期間から逆算してスケジュールを立て、最大限PRすること。これも確実に効果があります。
4.はまだまだ精度が甘いのが課題ですが、下振れ◯◯円〜上振れ◯◯円の範囲という金額を出せるようにしたい。これは現在お勉強中です。
2017年と2018年の展示を比較すると売上がどんどん伸びてきているので、間違いない。
普通に考えると、展示イベント以外の通常商品の売上を丸ごと捨てることになる。超リスキーです。
ですが、これはもはやリスクではないと捉えました。先述した4項目をしっかり押さえれば確実に売上が上がるのはわかってる。
店全体が展示スペースになるからには、展示作品と書籍の関連性を意識し、レイアウトする必要があります。 見せるべきものと引くもののバランスをよりしっかり考えなければいけなくなり、その結果、スタッフのデザイン力が強化される。
前回のモビール展の様子。
そしてギャラリーではなくお店なので、期間中に商品がどんどん売れていくことで、常に店の構成が動いていきます。これもまた良い。スタッフとしてはかなり追い込まれますが追い込んだ方がよりジャンプできて面白いレイアウトが生まれるはず。
というわけで「展示イベントは必要か?」というタイトルの答えは、「ノストスブックスには超必要!」ということになりました。ウチはこれでやるのだ。
※日本のイベントといえばお祭り。
ノストスブックス実店舗では、月一ペースで展示イベントを企画しています。少しづつではありますが、内容も変化してきているので今回はそんなお話を。
なぜ展示イベントをやるのか?
これは他のお店も同じだと思いますが、・リーチできる層を広げたい
・面白い企画をする店だという認知を広げたい
の2つが基本の考え方。
トークショーをやったり読書会をやったりしているお店も多いかと思いますが、ノストスブックスでは、主に作家さんの作品を展示販売する形をとってます。
過去数々のトライアンドエラーを繰り広げてきた結果、良い結果が出ない要素はこの4つだなということがわかってきました。
1.もともとの本の品揃えと親和性のないことをやる。
2.作家さん人気に安易に頼る。
3.箱として貸すだけ。展示は作家さんに任せる。
4.予測+計画を立てずにやる。
これを
1.本の品揃えと繋げることが出来るテーマか?
2.作家さんが好きかどうか?
3.作家さんと共に展示イベントを考えたか?
4.売上計画は立てたか?
という形にし、チェック項目として置く。
1.は、例えば作家名+◯◯展だけでは、本と繋ぐためのテーマが抽出されていないので、「この店でやる意味」をしっかり考えなければいけない。
2.は言わずもがなですが、作家さんのことを熱烈に好きかどうか?応援したいか?知り合いとかのフィルターがかかると意外とゆるっとスルーされがちな点なので大事。
3.は、作家さんとのコミュニケーションや展示の見せ方、販売する作品や関連グッズの価格帯の幅などを意識し始めてから大きく変化しました。これも作家さんの用意してくれた展示物をそのまま展示するのではなく、逆にこちらからの提案も含めて一緒に作るイメージ。告知も展示期間から逆算してスケジュールを立て、最大限PRすること。これも確実に効果があります。
4.はまだまだ精度が甘いのが課題ですが、下振れ◯◯円〜上振れ◯◯円の範囲という金額を出せるようにしたい。これは現在お勉強中です。
2017年と2018年の展示を比較すると売上がどんどん伸びてきているので、間違いない。
店全体を使う
さらに、実は前回の展示から試し始めたことが1つ。 それは展示イベントを店の一部でやるのではなく、店全体を使ってやること。以前までは壁面の1ブロックのみでしたが、本棚を全部下げて展示メインの形にしてみました。普通に考えると、展示イベント以外の通常商品の売上を丸ごと捨てることになる。超リスキーです。
ですが、これはもはやリスクではないと捉えました。先述した4項目をしっかり押さえれば確実に売上が上がるのはわかってる。
店全体が展示スペースになるからには、展示作品と書籍の関連性を意識し、レイアウトする必要があります。 見せるべきものと引くもののバランスをよりしっかり考えなければいけなくなり、その結果、スタッフのデザイン力が強化される。
前回のモビール展の様子。
そしてギャラリーではなくお店なので、期間中に商品がどんどん売れていくことで、常に店の構成が動いていきます。これもまた良い。スタッフとしてはかなり追い込まれますが追い込んだ方がよりジャンプできて面白いレイアウトが生まれるはず。
というわけで「展示イベントは必要か?」というタイトルの答えは、「ノストスブックスには超必要!」ということになりました。ウチはこれでやるのだ。
※日本のイベントといえばお祭り。