シュルレアリスム展 謎をめぐる不思議な旅 | 埼玉県立近代美術館 他
2007年に開催された「シュルレアリスム展 謎をめぐる不思議な旅」の図録。ルネ・マグリット、アンドレ・ブルドン、マン・レイ、サルバドール・ダリ、フランシス・ピカビアなど代表的なシュルレアリストによる作品を多数収録。また、「ようこそシュルレアリスムへ」「意識を超えて」など章ごとの詳しい解説や、「形而上絵画」「シュルレアリスムと日本」などのコラムを併せて掲載することで全体像を読み解くことができる内容となっている。シュルレアリスムの入門書としても。
田中恭吉展 | 和歌山県立近代美術館
2000年に開催された「田中恭吉展」の図録。雑誌「月映」の作家として、また荻原朔太郎の詩集「月に吠える」の挿画などでも知られる田中恭吉。中学時代のスケッチをはじめ、最晩年のペン画にいたるまで約400点を収録。デザインは桑畑吉伸によるもの。
ルソー、フジタ、写真家アジェのパリ 境界線への視線 | ポーラ美術館
2016年にポーラ美術館で開催された展示の図録。ルソーとピカソ、藤田嗣治が描いた風景画、ウジェーヌ・アジェのパリの写真、解説を収録。ほかにも、モーリス・ユリトロ、佐伯祐三ら、アーティストたちの描く様々なパリの姿を紹介。
Jim Dine: Walldrawing | ジム・ダイン
1994年にドイツで開催された、ジム・ダインの展示の図録。フクロウ、猫と猿、骸骨、セルフポートレートなど壮大に描かれた壁画作品をカラー・モノクロ含む約30点の図版、解説とともに収録。 英語、フランス語、ドイツ語表記。
美術と演劇 ロシア・アヴァンギャルドと舞台芸術 1900-1930 | 横浜美術館
1998年に開催された「美術と演劇 ロシア・アヴァンギャルドと舞台芸術 1900-1930」展の図録。19世紀末から20世紀前半にかけて深い結び付きがあった西欧の美術と演劇。舞台のイメージや衣装をデザインした水彩画やデッサン、ポスターなどを多数収録し、革命前後のロシア芸術と舞台芸術を幅広い視野で捉える。
Eames: Beautiful Details | イームズ
20世紀の建築と家具の発展に大きな貢献をしたデザイナー、チャールズ・イームズ&レイ・イームズ夫妻の作品と生涯を集成した作品集。家具、グラフィック、テキスタイル、玩具、写真、映像、展示など、彼らの膨大な仕事を網羅し、多数の図版とともに紹介。パッケージデザインは、独創的な子供用玩具「The Toy」の三角形と色からヒントを得たパターンを使用。
Alexander Girard | アレキサンダー・ジラード
ミッドセンチュリーを代表するデザイナー、アレキサンダー・ジラードの作品集。テキスタイルデザイン、グラフィックデザイン、タイポグラフィ、イラストレーション、家具デザイン、インテリアデザイン、プロダクトデザイン、展示デザイン、建築など、多岐にわたるジラードの仕事を600ページを超えるボリュームで紹介。 英語表記。
The Japanese Garden | Sophie Walker
日本庭園の芸術とその影響について解説した資料集。古代の神社から、皇室の庭園、現代の禅のデザインまで、ガーデンデザイナーのソフィー・ウォーカーが日本庭園の歴史とその美しさを、豊富な写真と丁寧なテキストで紹介。
Objects: Rock On | Trademark Publishing
ドイツの出版社、TRADEMARK PUBLISHINGより発行されている「Objects」シリーズの第3巻。テーマは「石」。石を素材とした、あるいは石にインスパイアされて造られた椅子や机、オブジェなどのプロダクトデザインを多数掲載。石という素材の自由さ、幅広さが垣間見られる一冊。 英語、ドイツ語表記。
Objects 4: Handle with Care | Trademark Publishing
ドイツの出版社、TRADEMARK PUBLISHINGより発行されている「Objects」シリーズの第4巻。テーマは「取り扱い注意」。主にガラスや陶器などの素材でできたユニークなフォルムのプロダクトデザインを多数掲載。現代の加工技術や素材によって新たな可能性が広がりつつある、繊細な素材によるクリエイティブの数々を豊富に収録。 英語、ドイツ語表記。
Iittala | イッタラ
フィンランドの伝説的なプロダクトデザインブランド、イッタラのおよそ140年にわたる歴史と記録をまとめた写真資料集。北欧の美学やフィンランドの文化、政治、歴史と深く結びつくイッタラ初のモノグラフで、様々なプロダクトを種類ごとに紹介。アイノとアルヴァ・アアルト、カイ・フランク、ジャスパー・モリソン、三宅一生スタジオなど著名デザイナーの作品にも焦点を当てている。 英語表記。
Peter Markli: Drawings | ペーター・メルクリ
スイスの建築家、ペーター・メルクリによるドローイング・スケッチ集。イメージや思考、そして時に設計と関連されながらも、内なるイメージに基づいた自由なメモでもあるメルクリによるドローイングを多数収録。保坂健二朗やエルウィン・ビライらによるテキストも合わせて掲載。 英語、ドイツ語表記。
漢聲雑誌 110-111期 虎文化
毎号テーマを変え、中国の文化を深く、かつグラフィカルに紹介する雑誌「漢聲(ハンシェン)」第110-111期。先史時代の部族の図案から現代の民芸品まで、中国全土で畏れられ崇拝される「虎」について掘り下げた1冊。虎がどのようにして民間伝承の中で神格化されたのかを探り、2000枚の虎にまつわる民芸や絵画などの図版を使用し文化と民俗生活の全容を紹介。 中国語表記。
漢聲雑誌 116-117期 曹雪芹紮燕風箏圖譜考工志
毎号テーマを変え、中国の文化を深く、かつグラフィカルに紹介する雑誌「漢聲(ハンシェン)」第116-117期。中国を代表する文豪であると同時に、凧の研究家でもあった曹雪芹。彼の研究に焦点を当て、図録篇と論考篇の2冊で構成。図録篇では芸術的な6種73点の凧を収録。論考篇ではツバメをモチーフにした伝統的な凧の画法や技法、凧揚げにまつわる詩などの文化的側面も含め解説。 中国語表記。
古布 無名の妙 坂田和實・蒐集の審美 | 多摩美術大学美術館
2019年に多摩美術大学美術館で開催された展示の図録。「古道具坂田」店主の坂田和寛が蒐集した、幅広い年代の東西の古布に焦点を当てたもの。様々な生活道具として、または祈りの対象としての「布」を、それらと関わりのある古道具とともに紹介している。
沖縄の陶器 復刻版 | NTT沖縄支店
1972年に刊行された濱田庄司監修による沖縄の陶器を多数紹介した資料集「沖縄の陶器」の復刻版。17世紀の古我知焼、18世紀の知花焼、19世紀の壺屋焼など、美しい皿や花器などといった陶器をカラー写真で多数収録。装丁は芹沢銈介によるもの。限定500部刊行。
The Kinfolk Home: Interiors for Slow Living | Nathan Williams
ポートランド発のライフスタイル誌「Kinfolk」のインテリアブック。美しい写真と洞察に満ちたインタビューを通じ、世界各地の40軒の家を案内する。森の中の古い小屋から、モダンなアパートメント、広大な多世代住宅など、さまざまな家を紹介。 英語表記。
Scandinavian Design | Charlotte&Peter Fiell
スカンジナビアの様々なデザインを紹介した資料集。ソファや椅子などの家具やインテリアをはじめ、ガラス、陶磁器、織物、宝石、金物、インダストリアルデザインにいたるまで幅広く掲載。英語表記。
Neon Lovers Glow in the Dark | Lili Lakich
リリー・ラキッチの作品集。1986年に開催された展示会に際し発行されたもの。ネオンを素材に用いながら、絵画やドローイングを思わせるラフで自由なタッチで手掛けられた作品の数々を収録。ハードカバー版。
The Hand of the Designer | Francesca Serrazanetti ほか
「MOLESKINE(モレスキン)」とFAI(イタリア環境基金)とのコラボによって刊行された、プロダクトデザイナーのアイデアブック。イタリアのデザイン界の巨匠、アレッサンドロ・メンディーニをはじめ、世界各国で活躍する150人のデザイナーによる462点のスケッチやデッサンを収録。各デザイナーたちの創作の過程や頭の中を覗き見ることができる一冊。無地のノートブック(A4、120頁)も付属。 イタリア語、英語表記。
工藝を我らに 資生堂が提案する美しい生活のための展覧会 2017 | 福島昌子
2017年に開催された「工藝を我らに 資生堂が提案する美しい生活のための展覧会」の図録。十四代今泉今右衛門、内田鋼一、松島巌、漆藝の小椋範彦、小西寧子らの新作を中心に、アートハウスの所蔵品による組み合わせを試みる。
ミセス全集 第3巻 美しい品 用具篇 | 文化服装学院
文化服装学院から出版された、「ミセス全集」第3巻、美しい品:用具篇。台所用品や宝石箱、櫛、文房具など、身の回りにおく、飽きのこない品々を紹介。ミセスとして歩む女性に捧げられた、優しさと気品あふれるシリーズ。
Migration: The Journey of Objects | J. Deurell Ed.
スウェーデン・ヨーテボリのロースカ・デザイン・クラフト博物館とクラフトデザイン雑誌『MacGuffin』とのコラボレーション展の図録。コプト正教会の墓用品、スウェーデンのタペストリー、サーミ族のスプーン、古代ギリシャの壷など、200点以上の博物館のコレクションを世界史的な視点で分類し、文化や技術が移動する様子を表現している。 スウェーデン語、英語表記。
Wendell Castle: Scrapbook 1958-1980
アメリカ工芸運動の父と称されるインテリアデザイナー、ウェンデル・キャッスルの妻ナンシー・ジャースがまとめていたスクラップブックを書籍化したもの。キャッスルに関する記事の切り抜き、写真、招待状などが掲載されている。 英語表記。
国宝 土偶展 | 東京国立博物館
2009年から2010年にかけて東京国立博物館で開催された同名展示の図録。「土偶のかたち」「土偶芸術のきわみ」「土偶の仲間たち」というユニークな切り口で構成され、国宝3点と重要文化財23点、重要美術品2点を含む全67点の土偶を掲載。
青磁のいま 受け継がれた技と美 南宋から現代まで | 東京国立近代美術館 ほか
2014年から2016年にかけて国内を巡回した展示の図録。中国に起源を持つ、青緑色を基調とする美しい釉色のやきもの「青磁」に焦点を当てたもの。中国・南宋時代から近現代までの青磁の歴史、現代の作家による作品などを紹介。
ホフマンとウィーン工房展 | 豊田市美術館 他
1996年に豊田市美術館、徳島県立近代美術館などを巡回した「ホフマンとウィーン工房展」の図録。ウィーン分離派の創立メンバー/ヨーゼフ・ホフマンと、氏が開設したウィーン工房によるプロダクトデザインの数々をカラー図版で紹介。また、同じくウィーン分離派のグスタフ・クリムトやエゴン・シーレといったホフマンを取り巻く芸術家たちの作品も収録し、同工房との関係性を考察する。
遊 1002号 呼吸 | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1978年7月号。ミトコンドリア・細胞や民俗音楽の呼吸に関するエッセイ、ロシアの神秘思想家P・D・ウスペンスキーの「時間の曲率と空間の六次元性」、美空ひばりのインタビューなどを収録。
遊 1003号 店の問題 | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1978年10月号。サンリオ、文明堂、ヒグチ薬局からローカルの喫茶店、ライブハウスまでレビューした特集や、漢文学者・白川静のインタビュー「漢字の記憶」などを収録。
遊 1007号 量子流+夢仮説 | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1979年6月号。「量子流」では、場の理論の限界と可能性について、物理学者・江沢洋と詩人・高内壮介の対談が実現。「夢仮説」では年代別の夢の見方、語り方から日本人の精神を紐解く。
遊 1014号 舞う | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1980年11月号。舞踊、旅や観光、さらには地球の自公転すらも「舞う」に含まれる。永田陽一の撮影による田中泯の舞や、佐々木マキのコミックも掲載。
遊 1015号 語る | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1980年12月号。石原はるひこの劇画マンガ「再遊記・半熟卵」、ジャック・デリダのアントナン・アルトー論「等身大の言語」、レオ・レオーニの日本的イメージなどの他、荒俣宏「不連続線上の系譜学」、テオドール・シュヴェンク「混沌の全自然学」などのエッセイも収録。
遊 1017号 数える | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1981年2月号。ミクロからマクロの世界に至るまで、この世に存在する「数」や「計算」について考える。黄金分割やフィナボッチ数列など、デザインに関する数、歴史にまつわる数などの謎を紐解く。イラストレーターとして佐々木マキ、赤塚不二夫、矢吹申彦らが参加。
遊 1018号 闘う | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1981年3月号。和田誠のインタビューや荒俣宏のエッセイ、ジル・パースの日本に寄せたメッセージなどを収録。イラストレーターとして佐々木マキ、赤塚不二夫、矢吹申彦らが参加。
遊 1019号 逢う | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1981年4月号。神仏との出会い、カルチャーとの出会い、古書店との出会いなどについて、坂本龍一、石森章太郎らのインタビューなどで構成。
遊 1020号 聴く | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1981年5月号。ジル・パースによる論考「創造的緊張」、ロバート・フリップの音楽論「MYSTIC MIRROR'S」、デレク・ベイリーが様々なミュージシャンに行ったインプロヴィゼーションについてのインタビュー記事などのほか、細野晴臣のインタビューなども併せて掲載。
遊 1021号 歩く | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1981年6月号。松岡正剛による語りおろし「遊学入門」、特別企画ドキュメント「出雲:想像の国家を歩く」、恐山から南海の無人島までを網羅した「大菩薩峠インデックス」などのほか、小田晋・石田一良らによる論考も併せて掲載。イラストレーターとして佐々木マキ、赤塚不二夫、矢吹申彦らが参加。
遊 1025号 食べる | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1981年10月号。アイスクリームからコウモリの姿煮まで、小野耕世、今野雄二、矢野顕子らの間食と好物を露わにするアンケートを実施。そのほか、寺山修司の食談義も掲載。
遊 1029号 科学する | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1982年2月号。筑波宇宙センター、原子力研究所東海研究所、武蔵野電気通信研究所など、最先端の科学技術が生み出されている日本の現場を訪れる。「生命の潮流の行方」特集では、ライアル・ワトソン×松岡正剛の対談が実現。
遊 1030-1号 仏教する | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1982年3・4月合併号。7人の高僧の生活、「菩薩」という存在の解剖、日本の生活に溶け込んだ仏教などを取り上げる。松岡による新連載「全然日記」も掲載。
遊 1032号 感覚する | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1982年5月号。写真家・藤原新也のインドから東洋におよぶ13年の旅で感覚したことを32ページにわたり巻頭で特集。長谷川和彦、荒俣宏らのジャンルを超えた大雑談も掲載。
遊 1033号 古代する | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1982年6月号/「古代する」特集。江上波夫「天皇の起源」、米沢敬「神々は異様だった」、谷川俊太郎・赤塚不二夫「血、騒ぐ、いまも」などを収録。