アイデア No.363 大類信のデザイン/阿木譲のエディトリアル・デザイン | 誠文堂新光社
アイデアNo.363、2014年3月号。大類信のデザイン その傾向と対策/阿木譲のエディトリアル・デザイン特集。前半は「ロッキング・オン」や「Purple」のエディトリアルを手がけたのち、陶芸作家としても活動する大類信の仕事や、渋谷陽一や宇川直宏ら関係者へのインタビューを掲載。後半は「Rock Magazine」のエディトリアルに代表される阿木譲の仕事を紹介しながら、インディペンデント・メディアの過去・現在・未来を考察する。
アイデア No.345 平野甲賀の文字と運動 | 誠文堂新光社
アイデアNo.345、2011年3月号。平野甲賀の文字と運動特集。ブックデザイナーの平野甲賀による題字を一挙紹介する他、氏のインタビュー、津野海太郎・鳥海修らによる寄稿を掲載。「秀英体 平成の大改刻」「立花文穂の『デザイン』」なども収録。
Linotype Typeface Catalog A-Z | Vorwort des Herausgebers
ドイツのフォントベンダー、ライノタイプ社の書体見本。サンセリフ、セリフ、スクリプト、ピクトラム・シンボル、そしてノン・ラテン言語においてはキリル文字・アラビア語・タイ語など様々な書体を多数掲載したボリューミーな一冊。
花森安治の仕事 デザインする手、編集長の眼 | 世田谷美術館
2017年に世田谷美術館で開催された「花森安治の仕事 デザインする手、編集長の眼」展の図録。天才編集者・花森安治の学生時代から、戦時下での活動、「暮らしの手帖」での仕事など、その多岐に渡る活動を辿りながら、氏が世の中に訴えたメッセージを読み解く。
パルコの広告 | PARCO出版
1980年から1986年までの様々なアドワークをフルカラーで収録。鈴木清順、椎名誠、高橋源一郎、巻上公一らによる寄稿も併せて掲載。
SEVEN 7人のグラフィックデザイナーが、ここで出会った | 五十嵐威暢ほか
1980年代の新世代デザイナー7人が、本書に掲載される作品を自ら選び、解説。これまでどのデザイン誌にも掲載されてこなかったような初期の作品も掲載されており、各々のデザインに対するフィロソフィーや仕事に対する想いを伝えることで、次世代デザイナーの指標となることを目指した一冊。参加デザイナーは、マイケル・マナリング、ウッディ・バートル、五十嵐威暢、エイプリル・グレイマン、ジェラルド・リース、佐藤晃一、マイケル・ヴァンダビル。
ソール・スタインバーグ シニカルな現実世界の変換の試み | ギンザ・グラフィック・ギャラリー
2021年にギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された同名展示の図録。ルーマニア出身のイラストレーター、ソール・スタインバーグのドローイングを中心とした作品154点を収録。1940年代から晩年までのユーモアと風刺が織り交ぜられたスタインバーグの世界が広がる。
副田デザイン制作所仕事集 | 副田高行
シャープ「AQUOS」シリーズや、トヨタ「ReBORN」シリーズなどの広告を手がけているアートディレクター・副田高行の作品集。副田デザイン制作所設立以後から今日までのポスター、新聞広告など約200点を制作時のエピソードとともに紹介。
松永真デザインの世界 グラフィック・コスモス
日本を代表するグラフィックデザイナーの一人、松永真の同名展示図録。正攻法でありながら、シンプルで鋭い衝撃力を持つ造形、持論の“半径3メートル”の身辺から掬いあげた明快・単純・多彩のデザインの全貌を集大成した一冊。
松永真のデザインワーク展 | 株式会社第一紙行
1989年に開催された展示の図録。グラフィックデザイナー・松永真の仕事から、代表的なポスター、パッケージデザイン、ロゴデザインなどを厳選して収録。亀倉雄策、田中一光、ルウ・ドーフスマン、ソール・バスらがテキストを寄せている。
ユートピアを求めて ポスターに見るロシア・アヴァンギャルドとソヴィエト・モダニズム
2013年に開催された、「松本瑠樹コレクション ユートピアを求めて ポスターに見るロシア・アヴァンギャルドとソヴィエト・モダニズム展」の図録。ファッションブランド「BA-TSU」のデザイナーであり、世界的なポスター収集家だった松本瑠樹コレクションの中から、ワシーリー・カンディンスキー、カジミール・マレーヴィチ、アレクサンドル・ロトチェンコ、ステンベルク兄弟らによる作品を多数収録。
福田繁雄のヴィジュアル・ジャンピング | ギンザ・グラフィック・ギャラリー
2010年にギンザ・グラフィック・ギャラリー等で開催された同名展示の図録。世界的なグラフィックデザイナー、福田繁雄のポスター108点を厳選し紹介。
世界ポスタートリエンナーレトヤマ 2009 | 富山県立近代美術館
2009年に富山県立近代美術館にて開催された展示の際に刊行されたもの。世界49ヶ国・地域から集まった4,516点のポスター作品の中から選抜された入選・入賞作品、審査員作品、総数432点を収録。勝井三雄、佐藤晃一らによるテキストをを掲載。アートディレクションは永井一正。 日本語、英語表記。
デザインのぐう・ちょき・ぱぁー | 五十嵐威暢
グラフィックデザインや環境デザイン、彫刻などの分野で活躍する五十嵐威暢の作品集。グー=コンセプト、それを包むパーは経験や伝統からくる影響、チョキはイメージの開拓といったように、氏のデザイン観をジャンケンになぞらえ、分野をまたぐ仕事の数々を収録。
マップ紀行 おくのほそ道 | 吉田佳広
グラフィックデザイナーの吉田佳広がタイポグラフィを駆使し、松尾芭蕉「奥の細道」を綴る。高速道路、国道、新幹線、神社などの地図、路線図に芭蕉句碑、芭蕉が訪ねた名勝などを加え、俳句や紀行文を収録。アコーディオン折りの裏面には日本地図と、大垣から深川までの路線図、距離、時間を掲載。
Pentagram: Puzzlegrams | ペンタグラム
イギリスを代表するデザイン会社、ペンタグラムによるデザイン資料集。「パズル」をテーマとした178点のデザインを紹介。マッチを並び替える問題、ケーキを均等に分割する方法など、古典的なパズルとそのデザイン、テキストを収録。 英語表記。
属性 | 佐藤雅彦
NHK教育「ピタゴラスイッチ」の監修でもしられるクリエイティブディレクター・佐藤雅彦が、「属性」を様々な作品をもとに表現した一冊。自らの知らないうちに社会から認識されている属性、それを否定されると存在そのものを否定されてしまうような属性など、インタラクティブな映像や最先端のテクノロジーを駆使して「自分」を形作っている属性を探っていく。アートディレクションは中島英樹によるもの。
The Mad Broom of Life | 高橋恭司
写真家、高橋恭司の作品集。1991年から1993年にかけてDEARDORFF8x10でニューヨーク、東京、アルメニア、ジョージアなど世界各国を撮影。治安の整っていない街、手向けられた花、拳銃を持つ男。高橋恭司が捉えた現実の世界をありのままに写し出す。
Jungjin Lee: Voice | ジョンジン・リー
ニューヨークを拠点に活動する韓国人写真家、ジョンジン・リーの作品集。砂漠、山、海、平原で撮影された幻想的な写真の数々をモノクロで収録。リーは自身のイメージをメタファー、瞑想の一種として捉えられるべきと語っており、写真のプロセスの境界を拡げ、独自の方法でテクスチャーとミニマリズムを同時に表現するイメージを生み出し続けている。 英語表記。
Sean Scully | ショーン・スカリー | Thames & Hudson
アメリカを拠点に活動する画家・版画家、ショーン・スカリーの作品集。ロンドンで過ごした幼少期の1950年代から、ニューヨーク、バルセロナ、ミュンヘンに至るまでのキャリアとその生涯を辿る。縞模様やチェック模様、長方形を組み合わせた抽象画ほか、カラー・モノクロ含む図版200点、解説を収録。 英語表記。
Julie Cockburn: Stickybeak | ジュリー・コックバーン
2019年にロンドンのFlowers Galleryで開催された展示の際に刊行されたもの。ロンドン出身のアーティスト、ジュリー・コックバーンの作品集。撮影者不明とされるファウンド・フォトに丸や線、幾何学的模様による刺繍やコラージュなどを施し作品を作り出す。カラーによる作品とともに、別紙に解説を収録。
東松照明と沖縄 太陽へのラブレター | 沖縄県立博物館・美術館
2011年に沖縄県立博物館・美術館で開催されたで展覧会の図録。40年以上にわたって沖縄に眼差しを向け続け、沖縄の写真家にも多大な影響を与えてきた戦後日本を代表する写真家、東松照明。本書は沖縄に関する重要な写真シリーズから、2011年に撮影された最新作にいたるまで240点の写真をカラー、モノクロ図版で収録。
JP-01 SPK | 松江泰治
JP-01 SPK/写真家・松江泰治による写真集。森林や墓地、テント場といった日本の風景を、パノラミックに撮影した作品をカラーで多数収録。アートディレクションは中島英樹。
Roe Ethridge: American Polychronic | ロー・エスリッジ
アメリカの写真家、ロー・エスリッジによる1999年から2022年までの作品を網羅した作品集。個人的な作品は時系列に並べられる一方、商業写真は反時系列に織り込まれており、ファインアート、ファッション、広告の領域と、日常的、個人的な写真が混ざりあった、新しい視覚体験が楽しめる1冊。 英語表記。
境界 boundary | クロヌマタカトシ
木彫作家のクロヌマタカトシの作品集。木に止まったカラス、並んだ雀たち、人物像、花など、あらゆるモチーフの作品を収録。流木や陶土の材質を生かした質感、線の美しさを感じることのできる一冊。フルカラーの図版、テキストを収録。
Dirt Ollies: A Skate Board Trip to Mongolia | Henrik Edelbo
2004年にCarharttの17人のスケートボーダーたちがモンゴルへ旅した1ヶ月をまとめたもの。目標は、人里離れた場所に巨大なスケートボードパークを作ること。木の壁面や階段の手摺、アスファルトのブロック、手作りのセクションなどでライディングする様子と併せてモンゴルの伝統の中で暮らす人々が収められている。モンゴルのスケートボード・カルチャーを探る旅の記録。DVD付属。 英語表記。
Ryuichi Sakamoto & Dai Fujikura Selections: Music of the 20th century II | 坂本龍一
坂本龍一が総合監修を務める音楽全集『コモンズ・スコラ』シリーズの第15巻。テーマは「20世紀の音楽Ⅱ(1945年から現在まで)」。坂本、浅田彰、小沼純一、岡田暁生、藤倉大らが選曲と解説を担当。20世紀後半以降における現代音楽の精髄を厳選して紹介する一冊。ジェルジ・リゲティやルチアーノ・ベリオ、藤倉大まで、時代の名曲を収録したCDも付属。
Yellow Magic Orchestra Photography by Masayoshi Sukita | 鋤田正義
2011年に31年ぶりに開催されたYELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)のアメリカでのライブ公演を記念して刊行された写真集。デヴィット・ボウイら名だたるミュージシャンを撮影した写真家、鋤田正義が捉えたライブ写真やスチールカット、オフショットなどをカラー、モノクロで多数掲載。巻末にはデヴィッド・ボウイ、オノ・ヨーコ、ジム・ジャームッシュ、中西俊夫、横尾忠則らがコメントを寄せている。 英語表記。
String and Coke ヒモとコーラ 太宰府の高松次郎 | 鷹野隆大
写真家・鷹野隆大による作品集。太宰府天満宮アートプログラムの一環として、また前衛芸術家・高松次郎へのオマージュを込めて、鷹野隆大が高松次郎の作品を太宰府天満宮に設置して撮影。「石と数学」「瓶と紐」「脚立の紐」などの作品が収められている。鷹野自身によるエッセイや、美術評論家・光田ゆりによるテキストも併せて掲載。
Kozo Miyoshi | 三好耕三
大判カメラで撮影されたモノクロ写真で知られている日本の写真家、三好耕三の作品集。1972年から1983年にかけてアメリカで撮影したシリーズ「See Saw」「Conservatory 温室」から現在に至る写真まで、写真家の上田義彦が選びぬいた写真を集めた一冊。装丁は中島英樹。
gengetsu | 矢吹健巳
コマーシャルフォトグラファーとして活躍する写真家、矢吹健巳の作品集。不特定に街で声をかけたモデル50名のポートレートを撮影。ありのままを写し出す写真の「見えすぎること」を問い、顔や体の一部を意図的に塗りつぶすことで、「見えないもの、隠れているもの」や「無視されているもの」を浮かび上がらせる。限定500部。
Paul Caponigro: Meditations in Silver | ポール・カポニグロ
アメリカの自然風景写真の第一人者、ポール・カポニグロの作品集。2008年に開催された展示に際して刊行されたもの。自然界の産物である石、果実、花、落葉などを組み合わせた静物写真をゼラチンシルバープリントで収録。 英語表記。
山沢栄子 私の現代 Eiko Yamazawa What I am Doing | 東京都写真美術館 ほか
2019年に東京都写真美術館などを巡回した展示の図録。アメリカで写真を学び、日本における女性写真家の先駆者、山沢栄子の作品とその歩みを紹介。抽象写真シリーズ「What I Am Doing」を中心に、抽象表現の原点を示す1960年代の写真集、関連資料、また同時代のアーティストたちの作品など、158点の図版、解説を収録。
市川信也 2014 ni-oi-ichi-yon | コミュニケーションギャラリーふげん社
2024年にコミュニケーションギャラリーふげん社で開催された展示の際に刊行されたもの。精神科医を生業としながら、写真家として活動する市川信也の作品集。村上春樹のベストセラー小説『1Q84』にインスパイアされた作品「2O14 [ni-ou-ichi-yon]」シリーズの作品と併せて解説を収録。すべり台やブランコなどの公園の遊具を夜間に撮影。村上春樹の小説世界と、どこか非現実を感じる現実世界との不思議な融合。
Seiichi Furuya: Aus den Fugen 古屋誠一 | ヴァンジ彫刻庭園美術館
日本の写真家、古屋誠一の写真集。2007年に静岡のヴァンジ彫刻庭園美術館で開催された展覧会に合わせて刊行されたもの。自ら命を絶った妻、クリスティーネのポートレートが、過去と未来が交差する本書のところどころに写し出されている。死と生とは一体何なのか、写真を通して問いかけてくる一冊。装丁は中島英樹。
Obsession | 与田弘志
ファッションからコマーシャルまで幅広く活躍する写真家・与田弘志の作品集。海岸に流れ着いた漂流物や、朽ちたフルーツなどを物体としてとらえ、変容しつつある姿を切り取っている一冊。
Matt Paweski: MP.19 | マット・ポウスキー
アメリカ人アーティスト、マット・ポウスキーの作品集。2016年から2019年にかけて制作されたアルミニウムによる立体作品を紹介。「HOW DO YOU USE A PURPOSELESS OBJECT?(意味のない物体をどのように扱うか?)」という問いに対してのアンサーとなるモノグラフ。 英語表記。
大辻清司の写真 出会いとコラボレーション | 渋谷区松濤美術館
2007年に渋谷区松濤美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。「グラフィック集団」の結成にも関わり、シュルレアリスムや前衛的な作品を特徴とする写真家、大辻清司の作品を紹介。斎藤義重や瀧口修造、実験工房との出会い、写真の新たな表現、人や芸術など、大辻清司のさまざまな出会いを辿る。作品図版とともに解説を収録。
Candida Hofer: Belgisches Haus | カンディダ・へーファー
ドイツの写真家/カンディダ・へーファーの写真集。1950年にオープンし、2020年に70周年を迎えたケルンのベルギーハウスを記録したもの。独特の建築的特徴を持ち、ケルンを代表する文化交流の施設として知られるベルギーハウスの姿が美しい写真で収められている。
花子 | 川内倫子
京都にある今村家の日々を追ったドキュメント映画「花子」をもとにした写真集。写真家の川内倫子が、福祉作業所に規則正しく通う花子を追いかけながら、映画とは違う視点で今村家を切り取る。アートディレクションとデザインは中島英樹。
今日の彫刻 | 冨井大裕
2023年に栃木県立美術館で開催された展示のカタログ。現代アーティスト、冨井大裕の既製品を用いて表現された作品を紹介。ちりとり、ゴミ箱、ブックスタンド、空き缶、スーツケース、本来の役割から開放されたモノたちが新たな作品へと生まれ変わる。カラー図版、解説を収録。
明なる神秘 野田弘志展 1988-89 | 著者名
1988年から1989年にかけて開催された巡回展の図録。画家・野田弘志の油彩画を中心に、鉛筆、淡彩、挿画など作品とともに解説を収録。繊細で緻密な写実によって超現実世界を描き出す。装丁は田中一光。