Rethinking the Modular: Adaptable Systems in Architecture and Design
過去50年にわたるモジュラー・デザインの役割、影響力についてまとめた一冊。スイスの建築家、フリッツ・ハラーが提唱したデザインシステムを土台に、デザイナー、建築家、思想家のインタビュー、写真、図版、テキストを収録。 英語表記。
Remote: Places to Stay | Debbie Pappyn
世界各地の人里離れた場所に点在するホテルやロッジを集めた写真資料集。北極圏からアフリカの砂漠の風景、イタリアの中心部にある廃村…息を呑むような景色に溶け込む22の事例を紹介。 英語表記。
北海道の民具 | 大久保一良
北海道開拓記念館監修による民具の資料集。長年道民の生活や生産を支えながら、現代はその姿を消しつつある伝統的な民具約500点を紹介。イラストレーションは大久保一良。
ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく | 青幻舎
2019年から2022年にかけて国内外で開催された巡回展のカタログ。ファッションデザイナーの皆川明が立ち上げたファッションブランド『ミナ ペルホネン』の歩みを綴じた一冊。展覧会の様子、テキスタイルや原画、スケッチ、アトリエの制作風景などともに解説を収録。アートディレクションは葛西薫。
MUJI BOOK 無印良品 | 良品計画
無印良品やMUJIブランドの店舗経営、商品開発などを展開する小売企業・良品計画の設立30周年を記念して刊行されたアーカイブ。30年間の歴史、過去の広告や製品のアーカイブ、商品開発にまつわる話やデザイナーやディレクターのエッセイなどを収録。寄稿はジャスパー・モリソン、ジョン・C・ジェイ、ブルース・マウ。
Daiwa Press Viewing Room Vol.12 | 大和プレス
大和プレスのコレクションシリーズの第12弾。今号では2020年に閉店した西荻窪の陶磁器専門店「魯山」店主、大嶌文彦による展示の様子を収録。古布、陶器、ガラス、鉄製品など、月日が経過したあらゆる古道具を解説と併せて掲載。撮影は古賀絵里子によるもの。
Rasterizer | 緒方範人
写真家、緒方範人の作品集。東日本大震災の被災地で破壊された建物を「竣工写真」と同じ手法で撮り続けた「On the Shoreline」と、400枚以上の写真を245pixelに分解し、自動演算でランダム描画した「Datascape_On_the_shoreline」2つのシリーズをまとめたもの。建築の破壊と再生の記録とともに、その現実を問う。
ナショナリズムの由来 | 大澤真幸
日本の社会学者、大澤真幸がナショナリズムについて解説したエッセイ集。「原型:ナショナリズムの由来」「変型:ナショナリズムの最後・後の波」「補論 ファシズムの生成」で構成され、資本主義やファシズム、民族や国家など、さまざまな視点からナショナリズムを紐解く。装丁は中島英樹。
魯山人の宇宙 | 笠間日動美術館
2013年に開催された展覧会の図録。日本を代表する芸術家、北大路魯山人のサンディエゴから里帰りしたカワシマ・コレクションと笠間日動美術館の所蔵品を併せて紹介。陶芸品を中心に書、北大路魯山人の鎌倉の旧宅を移築した春風萬里荘、魯山人語録などを収録。
ルーシー・リー展 静寂の美へ | 西マーヤ、三浦弘子 他
陶芸家、ルーシー・リーの生誕100周年を記念して開催された展覧会「ルーシー・リー展 静寂の美へ」の図録。氏が手掛けた美しい作品の数々をカラーで多数収録し、その陶芸家としての歩みを辿る。
没後40年 濱田庄司展 | 世田谷美術館
2018年に世田谷美術館で開催された「没後40年 濱田庄司展」の図録。民藝運動の中心的な活動家の一人であり、陶芸家の濱田庄司の作品に加え、創作の源泉として自ら蒐集した器などを多数収録。
建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション | 東京国立近代美術館
2010年に東京国立近代美術館で開催された展示のカタログ。アトリエ・ワン、中村竜治、中山英之、鈴木了二、内藤廣、菊地宏、伊東豊雄ら7組の建築家を紹介。建築家たちに展覧会にあわせて新作インスタレーション制作を依頼し、新たな形で「空間」を創り出す。各展示作品と併せてコンセプトなどQ&A方式で解説を収録。
Wood | Matali Crasset
パリを拠点に活動するデザイナー、マタリ・クラッセの作品集。フランス・ムース地方の中心部に位置する5000ヘクタールの森の中にある4つの小さな家と、スプーン、毛布、椅子などを紹介。 フランス語表記。
現代デザインの水脈 ウルム造形大学展
バウハウスの精神を受け継いだドイツのデザイン学校、ウルム造形大学の歴史と変遷を辿る展覧会の図録。ウルム造形大学の理念、詳細な教育内容や学生の作品、開校から閉校までの歩みなどを豊富な図録とともに収録。杉浦康平と向井周太郎の対談「デザインの展望」なども併せて掲載。
日本の民具 第1巻 町 | 薗部澄、遠藤武ほか
日本の生活道具を集成した『日本の民具』シリーズ第1巻、『町』篇。看板やそろばんなどの商売道具、装身具などをモノクロ図版で紹介。写真は薗部澄、解説は遠藤武、宮本常一、磯貝勇、桜田勝徳。装丁は多川精一。民俗学者で、大蔵大臣なども務めた渋沢敬三の追悼記念として出版されたもの。
日本の民具 第2巻 農村 | 薗部澄、遠藤武ほか
日本の生活道具を集成した『日本の民具』シリーズ第2巻、『農村』篇。農具や、各地の気候に適応した生活用品などをモノクロ図版で紹介。写真は薗部澄、解説は遠藤武、宮本常一、磯貝勇、桜田勝徳。装丁は多川精一。民俗学者で、大蔵大臣なども務めた渋沢敬三の追悼記念として出版されたもの。
漢聲雑誌 44期 陝西東路華縣皮影
毎号テーマを変え、中国の文化を深く、かつグラフィカルに紹介する雑誌「漢聲(ハンシェン)」第44期。1992年の初版を2018年に再版したもの。本号のテーマは中国で長い歴史を持つ「影絵」であり、伝統的な技術で職人達によって作られてきた数々の影絵を豊富な図版資料とともに紹介。 中国語表記。
Unexpected: 30 Years of Patagonia Catalog Photography | パタゴニア
アウトドアスポーツブランド・パタゴニアが展開してきた過去30年分の広告から、最も感動的な写真100点以上を収録した写真集。トレイルやクライミング、スキーなど、アウトドアを楽しむ人々の「Unexpected(予期せぬ)」瞬間を多数掲載。
バックパッキング入門 | 芦沢一洋
国内におけるアウトドア・ライターの草分け的存在・芦沢一洋が、バック・パッキングの思想から必要装備、フライフィッシングなどに至るまで入念に解説した、バック・パッキングの入門書。1976年に発行されているものの、現代にも通用するアウトドア・ライフの精神が広く支持されている幻の名著。
未来都市の考古学 | 東京都現代美術館
1996年に東京都現代美術館で開催された「未来都市の考古学」展の図録。14世紀頃のルネッサンス期から20世紀にかけて、人類が思い描いた理想の都市を、建築デザインの分野のみならずアートの視点からも読み解く。フランク・ロイド・ライト、アルベルト・シュペーア、アーキグラム、ロシア構成主義などについて解説。
&Fork | Tom Dixon ほか
国際的に活躍する10人のキューレーターが選ぶ、出版当時最新のプロダクトデザイン100点を紹介。写真、スケッチ、ドローイング、個性豊かな椅子やインテリア、照明など大判の写真で収録。D-BROS、MUJI、nendoほか、幅広いプロダクトを掲載。 英語表記。
現代イギリスの工芸 | 京都国立近代美術館 ほか
1988年から1989年にかけて京都国立近代美術館と東京国立近代美術館工芸館にて開催された展覧会の図録。工芸の本来の役割ではなく、純粋な造形としての制作を目指した第二次大戦後のイギリス工芸の動向を探るもので、陶芸、染織、ジュエリー、ガラスなどの分野から48名の作家による約200点以上の作品を収録。
世界の民族服をたずねて | 市田ひろみ
服飾評論家で女優の市田ひろみが、世界中の民族服について紹介した資料集。中東、アジア、ヨーロッパ、アメリカ大陸など世界各国の個性豊かで美しい民族服を、写真とテキストで解説。衣装の特徴をはじめ、その土地の特色や、歴史的背景などが、実際に現地へ訪れた際の気付きなどとともに綴られてる。
アール・デコ様式 朝香宮がみたパリ | 東京都庭園美術館
2003年に東京都庭園美術館で開催された同名展示の図録。アール・デコのエッセンスに日本的な感性を加味した旧皇族・朝香宮の邸宅(現・東京都庭園美術館)。この稀有な建築物がどのような経緯で作られたのか、また同時代を象徴する品々をなどを紹介。
地図 視点とデザイン | マイケル・サウスワース、スーザン・サウスワース
地図の概念を視覚的、そしてデザイン的な観点から解説するガイドブック。地図と使用者、現実世界の関わりや、意外な要素を明示する手法などを多数の美しいカラー図版とともに解説。地図のもつ汎用性と美しさ、そして可能性を紹介する。
Typographie | Otl Aicher オトル・アイヒャー
20世紀ドイツを代表するグラフィックデザイナー・タイポグラファーであり、ウルム造形大学の創設者、オトル・アイヒャーの著作。アイヒャーのタイポグラフィに対するアプローチや哲学、そして方法論をまとめたもの。ドイツ語版。
菊地信義の装幀 1997-2013 | 集英社
装丁家、菊地信義の作品集。「形体」「文字」「図像」で構成し、1998年から2013年に手がけた文学を中心とするブックデザインを多数収録。作品の世界観をシンプルかつストレートに伝える題字の書体や文字組み、そして少ない要素ひとつひとつを最大限に活かすレイアウトなど、巧みなアクセントとミニマリズムが息づく作品が並ぶ。
AXIS 髙田唯 | ori.studio
2022年に銀座グラフィックギャラリーで開催された展示の際に刊行されたもの。アートディレクター・グラフィックデザイナー、髙田唯による作品集。木の皮、新聞の切り抜き、成分表示の模写など、あらゆるプロジェクトが断片的にまとめらている。一枚一枚の図版が一本のボルトを軸にしてまとめられた独創的な装丁。
近現代のブックデザイン考 I 書物にとっての美 | 武蔵野美術大学
2012年に武蔵野美術大学で開催された「近現代のブックデザイン考 I 書物にとっての美」の図録。「造本の美」「装丁の美」「本文の美」という3つの視点から、明治期から昭和における日本の優れたブックデザインの世界を見つめ直す。
30 Years of Swiss Typographic Discourse in the Typografische Monatsblatter: TM RSI SGM 1960-90
スイスのタイポグラフィ誌「Typografische Monatsblatter』の30年の軌跡をまとめた一冊。エミール・ルーダーや、ハンス・ルドルフなどが手がけた作品をはじめ、各号の表紙や誌面なども紹介。英語表記。
文字の博物館 | 矢島文夫、田中一光
1839年から1841年にかけて、パリで出版されたシルヴェストルによる書体見本『文字の博物館』を復刻。日本語で解説を加えたもの。東方諸民族の文字からヨーロッパの文字までをカラーの大判図版で掲載。監修は矢島文夫、構成は田中一光。
Rafael Rozendaal: Everything, Always, Everywhere | ラファエル・ローゼンダール
ニューヨークを拠点に活動するオランダ出身のビジュアルアーティスト、ラファエル・ローゼンダールの作品集。インターネットアートの先駆者として知られるローゼンダールのこれまでの作品を辿るとともに、デジタルアートに影響を与えたテクノロジーの進歩を考察する。作品図版と併せて解説を収録。
My Way to Typography ハードカバー版 | Wolfgang Weingart ウォルフガング・ヴァインガルト
スイスタイポグラフィデザインの巨匠、ウォルフガング・ヴァインガルトの作品集。1950年代から1999年にかけて製作された作品の数々を、500ページ以上のボリュームで収録した大著。 ドイツ語、英語表記。
中島英樹作品集 Works of Hideki Nakajima | &salon
グラフィックデザイナー・アートディレクター、中島英樹の作品集。2011年にマカオで開催された展示に際して出版されたもの。ポスター、ブックデザイン、坂本龍一のアートワークなど、1990年代から2011年にかけて制作された作品を紹介している。 英語、中国語表記。
原弘 グラフィックデザインの源流 | 平凡社
昭和時代に活躍した、日本を代表するグラフィックデザイナー・原弘の作品集。これまでに手がけてきたポスターデザイン、ブックデザインなどのビジュアルをカラーで多数掲載。インタビューや、亀倉雄策の寄稿も併せて収録。これまでに原が生み出してきた紙を、解説と併せて一冊にまとめた貴重なサンプルカタログ「紙の本」も別冊で付属。
現代演劇のアート・ワーク 60’s-80’s | 西武美術館
小劇場運動が盛んだった60年代から80年代における早稲田小劇場や転形劇場、演劇実験室天井桟敷などのポスター作品を収録した作品集。様々な小劇場のために制作された寺山修司・大駱駝艦・和田誠らなどによる舞台美術用作品を281点掲載。巻末に平野甲賀と及部克人による対談「アンダーグラウンド・グラフィックス」も併せて掲載。
大友克洋 GENGA展 | 3331 Arts Chiyoda
2012年に3331 Arts Chiyodaで開催された展覧会の図録。デビューから39年間にわたる、漫画家・大友克洋の軌跡を辿るもの。初期作品から、代表作『童夢』『AKIRA』、広告仕事などの多数の原画を紹介。カラー・モノクロ含む大判の図版、テキストを収録。
新島実と卒業生たち そのデザイン思考と実践 1981-2018 2冊セット | 武蔵野美術大学
2018年に武蔵野美術大学で開催された展示の図録。グラフィックデザイナー・新島実のポスター、造本、CIなどの代表的な作品を収録し、考察を重ねながら挑戦し続けてきたグラフィックデザインの足跡をたどる。新島実ゼミ卒業生の作品を収録した卒業生編の図録と2冊セット。
Suiza Constructiva | Museo Nacional Centro de Arte Reina Sofía
2003年にスペイン・マドリードのソフィア王妃芸術センターで開催された展示のカタログ。マックス・ビルをはじめ、スイスのアーティスト達がバウハウスの教えを学び、発展した「スイススタイル」を紹介。1920年代から1950年にかけての工業デザイン、グラフィックデザイン、建築、家具などの図版、テキストを収録。 スペイン語表記。
Masatoshi Toda アート・ディレクション | 戸田正寿
アートディレクター、戸田正寿の作品集。伊勢丹、パルコ、サントリーローヤルなど、様々な手法で制作された洗練された広告作品をカラーで多数収録。作品制作には、山口はるみ、ペーター佐藤、糸井重里らも参加。序文は永井一正。
Andreas Uebele Material | アンドレアス・ウエベレ
ドイツのグラフィックデザインを代表する一人、アンドレアス・ウエベレが手掛けた85のプロジェクトを紹介。それらのプロジェクトの素材と、マシュー・カーター、エイドリアン・フルティガー、マッシモ・ヴィネッリ、ヘルマン・ツァップらコラボレーターたちの資料にフォーカスした一冊。 英語表記。