SEVEN 7人のグラフィックデザイナーが、ここで出会った | 五十嵐威暢ほか
1980年代の新世代デザイナー7人が、本書に掲載される作品を自ら選び、解説。これまでどのデザイン誌にも掲載されてこなかったような初期の作品も掲載されており、各々のデザインに対するフィロソフィーや仕事に対する想いを伝えることで、次世代デザイナーの指標となることを目指した一冊。参加デザイナーは、マイケル・マナリング、ウッディ・バートル、五十嵐威暢、エイプリル・グレイマン、ジェラルド・リース、佐藤晃一、マイケル・ヴァンダビル。
each other | 中島大輔
写真家・中島大輔が、2006〜2008年に撮影したシリーズをまとめた作品集。ビジュアルアーツフォトアワード2008大賞の受賞を機に刊行されたもので、人物を中心に、人と人との間に生まれる距離や視線の揺れを丁寧にとらえている。触れ合うようで触れない関係、親密さのすぐ隣にある緊張、沈黙の中に潜む感情の気配など、他者と向き合うときに生まれる複雑な瞬間が静かなトーンで映し出されている。
TWEED | レイク タホ
スタイリストとしても知られる写真家、レイク・タホによる作品集。野原や廃墟、山や空、草木の気配といった風景に、ランウェイやポートレートを織り交ぜ、建築・自然・人物が緩やかに交差する構成がとられている。柴咲コウ、浅野忠信、麻生久美子、YUKIらが被写体として参加。タイトルの「TWEED」は、異なる色糸が複雑に混ざり合う織物になぞらえている。
GRAND CANYON GLAND SCAPE | レイク タホ
スタイリストとしても知られる写真家、レイク・タホによる作品集。20代に目にした風景や友人たちの姿を軸に、これまで撮影してきた植物や自然風景、日常の断片を織り交ぜて構成されている。海外で撮影された写真や、親しいアーティストを新たに撮り下ろしたポートレートなど、多彩なイメージがランダムに連なり、記憶の層をなぞるように展開する。
清澄界隈 | クサナギ シンペイ
画家・クサナギシンペイが東京・清澄白河周辺の風景を描き、文章とともに編んだ画文集。月刊誌『エクラ』で2007年から約5年間連載された宮本輝による小説『水のかたち』の挿絵として描かれた作品を中心に、運河や街角、植物など、日常の中にある静かな情景が丁寧にすくい取られている。淡く抑制の効いた色彩と余白を生かした構図が、時間の流れや記憶の気配を呼び起こし、土地に宿る空気感を伝える。都市の片隅に漂う詩情を、絵と言葉の両面から味わえる内容となっている。
白鳥真太郎 広告写真館
日本を代表する広告写真家・白鳥真太郎の代表作を集めた作品集。メジャーデビュー作のANA「トースト娘」から、としまえん、ラフォーレ原宿、JR東日本「大人の休日倶楽部」、宝島社、GEORGIAまで、時代を彩った270点以上の広告作品を収録。巻末には白鳥本人による解説に加え、アートディレクター・大貫卓也との対談も収録し、撮影の舞台裏や時代背景をひもといている。
Vom Buch auf die Strasse: Grosse Schrift im Offenlichen Raum
ライプツィヒ造形芸術大学のタイプデザイン専攻学生による展覧会成果をまとめた資料集。1600年から1920年までの文字が持つ視覚的力と多様性に注目し、ポスター、絵葉書、印刷物、写真、立体物など多彩な資料を収録。文字が書物の枠を越えて都市景観に影響を与えた歴史を探るとともに、ステンシルなどの文字表現手法も紹介。
push me pull you | 澄敬一
東京を拠点に活動するデザイナー、澄敬一のオブジェ作品集。タイトルはかつて自身が運営していたインテリアショップの名前に由来し、木箱や金属、玩具、医療器具など日常の素材を再構成した作品を収録。素材の質感や記憶を生かしつつ、ユーモアや詩情を感じさせる独自の造形世界を展開する。澄の創造的アプローチと美意識を多角的に楽しめる一冊。アートディレクションは山口信博。限定1000部発行。
Burdock | Janet Malcolm
作家・写真家のジャネット・マルコムによる作品集。ニューイングランドでの夏のあいだに採集したゴボウ(バードック)の葉を被写体に、成長や朽ちていく過程を大判カラー写真で捉えている。道端や空き地に生えるありふれた植物の葉に刻まれた、時間や風雨、虫の痕跡。マルコムはそうした「見過ごされがちなもの」に目を向け、生命の痕跡や美しさを静かに写し出す。
新編 太陽の鉛筆 | 東松照明
戦後日本を代表する写真家・東松照明の代表作『太陽の鉛筆』を復刻・刷新した2冊組写真集。1975年刊行の初版を踏襲した『太陽の鉛筆 1975』と未発表作品を含む103点を収めた『太陽の鉛筆 2015』で構成される。沖縄を中心に撮影された作品群は、国家の枠組みを越え、東南アジアへの視線へと広がり、生活文化や人々の営みを鮮烈に捉える。原ネガをデジタル・プリントで再調整し、陰影や質感を東松の晩年の意図に沿う形で再現。
Bjork: Archives | Klaus Biesenbach
アイスランド出身のアーティスト・ビョークが、1993年に発表したアルバム「debut」からのソロ活動をまとめた作品集。ミシェル・ゴンドリー、スパイク・ジョーンズ、クリス・カニンガムらによるミュージックビデオの写真や、アイスランドの詩人・ショーンのテキストさらに、アレキサンダー・マックイーンやフセインチャラヤンによるビョークの写真などを収録したブックレットに、ポスターが付いたアーカイブ集。カメラマンにはナン・ゴールディン、ユルゲン・テラー、荒木経惟らが参加。デザインはM/M Parisによるもの。英語表記。
Measure of Emptiness: Grain Elevators in the American Landscape | Frank Gohlke
アメリカの写真家、フランク・ゴールケによるモノクロ作品集。20年以上にわたり撮影されたアメリカ中西部の穀物エレベーターを中心に、農地や市街地、自然環境とともに記録。巨大な産業建築物の存在感と、それを取り巻く空間の静けさを静謐な眼差しで捉え、人の営みと風景との関わりを浮かび上がらせている。構造物と大地が織りなす時間の厚みを示し、アメリカのランドスケープを深く考察する視点となっている。
ファーストブック 全30冊揃
アメリカの出版社グロリアから刊行された、児童向け科学絵本の日本語翻訳シリーズ『ファーストブック』全30冊揃。自然科学や工学、スポーツなど幅広いテーマを、シンプルなイラストと平易な文章でわかりやすく紹介している。英訳冊子2冊も付属。
金属活字活版印刷ものがたり
東京都板橋区の活版印刷所、内外文字印刷株式会社による活字書体見本帳。イワタ明朝体を中心に、最大42ポイントから3.5ポイントまでの各サイズを網羅し、常用・外・大外・旧字などを含む母型五千余字種を新たに鋳造して収録している。さらに呉竹書体では42ポイントや21ポイントの常用、人名漢字体も掲載。限定1023部刊行。
活版工芸活字一覧
東京都板橋区の活版印刷所、内外文字印刷株式会社による活字見本帳。42ptから3.5ptまでのサイズを網羅し、本文にはイワタ明朝体、角サイズを示す数字にはガラモント体を用いて構成されている。実用に即した組み方で活字の表情やサイズ差を確認でき、活版工芸における書体運用と活字文化の一端を具体的に伝えている。
tokyo boy alone | 森栄喜
写真家・森栄喜による写真集。東京を舞台に、青年たちの日常的な姿を捉えた「tokyo boy alone」シリーズの初期作品を収録。雑多な室内やベッドで過ごす時間、煙草を吸う瞬間、ヌードなど、演出を抑えた場面を通して、被写体との距離感や関係性が丁寧に記録されている。第39回木村伊兵衛写真賞受賞作『intimacy』以前に撮影された写真群で、後の代表作へと連なる視点や方法論をうかがうことができる。
Certain People: A Book of Portraits | Robert Mapplethorpe
アメリカの写真家、ロバート・メイプルソープによる作品集。975年から1984年にかけて撮影された写真を中心に、パティ・スミス、イギー・ポップ、アンディ・ウォーホル、リサ・ライオン、アーノルド・シュワルツネッガーら、当時を象徴する人物たちの姿をモノクロで収録している。端正な構図と強いコントラストによって、被写体の個性や存在感を静かに引き出した写真が並び、スタジオでの肖像からセルフポートレイトまで幅広く紹介。序文は評論家のスーザン・ソンタグが寄せている。
M/M(Paris): Inventory 2
パリを拠点に活動するデザインユニット、M/M(Paris)の作品集。アート、音楽、ファッションを横断するポスターシリーズをはじめ、照明や壁紙、スツールといったオブジェクト作品、さらに書籍、映画、インスタレーションに至るまで幅広く網羅し、その多様な表現の軌跡をたどっている。2006年に発行され、現在は絶版となった初版に新たな作品を加えた増補改訂版。
Aalto and Baruel: Nordjyllands Kunstmuseum
20世紀を代表するフィンランドの建築家アルヴァ・アアルトと、デンマークの建築家ジャン=ジャック・バルエルらが設計したオールボー近代美術館(Nordjyllands Kunstmuseum)のモノグラフ。建築図面、スケッチ、写真などモノクロおよび一部カラー図版を収録し、自然光を巧みに取り入れた展示空間や、人と建築、風景の調和を追求した構成を詳細に記録している。
Bauhaus-Architecture 1919-1933 | Hans Engels、Ulf Meyer
1919年から1933年にかけてのバウハウス建築を、現存作例に即してたどる建築写真集。建築写真家のハンス・エンゲルスが撮り下ろした写真を軸に、ドイツ、ウィーン、バルセロナ、プラハ、ブダペストに残る約65件の建築を年代順に紹介している。ヴァルター・グロピウス、マルセル・ブロイヤー、ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエらの設計による代表作から知られざる建築までを網羅。復元後の姿を含む写真に加え、解説や敷地図も収録し、20世紀建築に大きな影響を与えたバウハウス建築の多様な実像を伝えている。
Mies in London
ドイツ出身の建築家・ミース・ファン・デル・ローエによる未完のプロジェクトを紹介する資料集。ロンドン中心部にブロンズタワーと大広場を建設する計画を委託されたが、長年にわたる議論や政治的判断により実現には至らなかった。本書には、その構想を示す貴重な資料や平面図、デザイン画など未公開の図版が多数収録されている。
Gerhard Richter: Abstraction
2018年にドイツ・ポツダムのバルベリーニ美術館で開催された展覧会にあわせて刊行された、ゲルハルト・リヒターの抽象表現に焦点を当てた作品集。世界各地のコレクションから選ばれた80点以上の作品を通して、1960年代以降に展開された多様な抽象技法の変遷をたどる。グレーの単色作品や「インペインティング」「カラーチャート」シリーズ、スクレーパーによる絵具の重なりなど、意図と偶然のあいだに生まれる絵画の可能性を探る試みが貫かれている。
Keith Haring
1980年代のアートシーンを牽引したストリートアートを代表するアーティスト、キース・ヘリングの包括的モノグラフ。ニューヨーク地下鉄のチョーク・ドローイングから、壁画、絵画、彫刻、パフォーマンス、ビデオ作品までを網羅し、200点以上の作品を収録。美術史家やキュレーターによる論考に加え、ヘリング自身の言葉や詳細な年譜も収め、その創作活動の全貌を紹介する。
ヴィンケルハーケン叢書 タイポグラフィの美しき時代
フランスの活字鋳造・印刷文化を支えたシャルル・ペイニョへのインタビュー記事をまとめた一冊。1975年に刊行されたフランス誌「CARACTERE」の記事『タイポグラフィの美しき時代』を完全日本語訳で収録し、ペイニョ家の歴史や活字文化の中心としての活動、ベル・エポック期の印刷世界の光と影を語る。活字やタイポグラフィの美学と歴史を知るための貴重な資料。
黒の芸術 グーテンベルクとドイツ出版印刷文化
2025年に印刷博物館で開催された企画展の公式図録。ヨハネス・グーテンベルクが確立した活版印刷術と、発祥地ドイツにおける出版印刷文化の歩みをたどっている。印刷術の仕組みや歴史的背景、活字書体の発展を、関連資料と豊富な図版を交えて解説。技術と出版が結びつくことで社会や文化に及ぼした影響を、多角的な視点から読み解いていた1冊。
明治のメディア王 小川一眞と写真製版
2023年に印刷博物館で開催された企画展の公式図録。明治期の視覚メディア史を牽引した写真師・小川一眞の活動と、彼が発展させた写真製版技術に焦点を当てている。写真撮影と印刷を結びつけ、コロタイプや網目版(ハーフトーン)といった技法を用いて多数の出版物を手がけた小川の実践を、約100点の資料とともに紹介。写真製版が新聞や雑誌、書籍といった印刷物の表現をどのように変え、近代日本の視覚文化の形成に寄与したのかを、技術解説と歴史的文脈の両面から読み解いている。
地図と印刷
2022年に印刷博物館で開催された企画展の図録。私たちの暮らしに欠かせない地図が、印刷技術と結びつきながらどのように発展してきたかを、日本の近世を軸にたどっている。民間出版の広がりとともに多様な地図や地誌が生まれ、蘭学の受容によって西洋の地図知識が取り入れられた過程を、豊富な図版と解説とともに紹介。
和書ルネサンス 江戸・明治初期の本にみる伝統と革新
2021年に印刷博物館で開催された展覧会の図録。江戸時代に急増した写本や木版による整版本に着目し、印刷出版が古典文学の継承と普及に果たした役割を検証している。源氏物語をはじめ、挿絵を伴い庶民の間で広く読まれた文学書や実用書までを網羅的に紹介。ヨーロッパのルネサンスになぞらえた視点から、古典と印刷の関係を三部構成で読み解き、日本の書物文化における伝統と革新の交差を探る。
活字文明開化 本木昌造が築いた近代
2013年に開催された展覧会図録。日本の近代活版印刷の礎を築いた本木昌造の業績を多角的に紹介する。人物像をはじめ、印刷技術の革新や情報流通の変化といった観点から、日本が近代化を遂げる過程における活字文化の役割を解説。資料図版や関連史料を通じ、近代社会と活版印刷の密接な関わりを示す内容となっている。
CORONA | 石川直樹
写真家、石川直樹による作品集。ハワイ、ニュージーランド、イースター島を結ぶ「ポリネシア・トライアングル」を舞台に、10年以上にわたる旅の記録を収めている。広大な海に点在しながら、言語や文化を共有する島々で出会った人々の姿、村の風景、豊かな自然を丹念に撮影。陸の境界ではなく、海によってつながる世界として太平洋を捉え直し、「見えない大陸」とも呼ばれるこの地域の時間と営みを伝えている。
Robert Gober
1993年にニューヨークのDia Center for the Artsで開催された展覧会の公式図録。アメリカの現代彫刻家、ロバート・ゴバーのサイトスペシフィックなインスタレーションを18点のカラー図版とともに紹介。批評家デイヴ・ヒッキーによる解説では、作品に込められた社会、身体、記憶への問いかけや、展示の意図を深く読み解く。
Stern Portfolio No.17 Patrick Demarchelier
ドイツの写真誌『Stern Fotografie』第17号として刊行された、写真家パトリック・ドマルシェリエのポートフォリオ集。「GLAMOUR」をテーマに、女性のヌードやポートレート、野生動物、ファッションフォトなど多彩な被写体を撮影。ケイト・モスやナオミ・キャンベル、故ダイアナ妃の肖像も含まれ、計算された構図と創造性、商業性の均衡が際立つ内容となっている。
Stern Portfolio No. 22 Bruce Weber: Roadside America
ドイツの写真誌『Stern Fotografie』の第22号として刊行された一冊で、アメリカの写真家ブルース・ウェーバーを特集している。モノクロームを中心に一部カラー作品を交え、世界各地で撮影されたポートレートを収録。レイ・チャールズ、パティ・スミス、ジョージア・オキーフといった著名人をとらえた写真群は、音楽や芸術と密接に結びついたウェーバーの視覚的世界を示している。
Stern Portfolio No.29 Peter Lindbergh: Invasion
ドイツの写真誌『Stern Fotografie』第29号として刊行された、写真家ピーター・リンドバーグのポートフォリオ集。UFOや爆発、霧に包まれた人物像など、映画やポップ・アートを想起させる幻想的なイメージを通して、ドラマ性と不穏さを併せ持つ表現を展開している。
Stern Portfolio No. 33 Robert Mapplethorpe
ドイツの写真誌『Stern Fotografie』第33号として刊行された一冊で、アメリカの写真家ロバート・メイプルソープを特集している。モノクロームを基調に一部カラー作品を交え、緊張感のある構図と精緻な質感描写が際立つポートレートを収録し、アートと文化の交差点を示す内容。写真芸術におけるポートレート表現の可能性を照らし出している。
Stern Portfolio No.38 Bruce Weber: Home Is Where the Heart Is
ドイツの写真誌『Stern Fotografie』第38号として刊行された、写真家ブルース・ウェーバーのポートフォリオ集。「Home Is Where the Heart Is」の題名のもと、アメリカ的ライフスタイルへの憧憬を象徴するイメージや、独自の感性で構築されたファッション写真、鍛え抜かれた身体を通して人間の肉体美を捉えたヌード作品を収録している。
Stern Portfolio No.39 Elliott Erwitt
ドイツの写真誌『Stern Fotografie』第39号として刊行された、写真家・エリオット・アーウィットのポートフォリオ集。1940〜50年代に『Life』や『Collier’s』で評価を高め、1953年にマグナム・フォトへ参加した時期以降の代表作を中心に構成されている。戦後の日常や街角の情景、恋人たち、人物と犬の関係など、ユーモアと人間味に富んだモノクロ写真を多数収録。
パウル・クレー展 旅のシンフォニー
2002年に開催された展示の図録。画家・パウル・クレーの創作を「旅」という視点からたどり、絵画を中心に、旅の途中で描かれたスケッチや水彩、絵葉書、携行品などの資料もあわせて収録。スイスの故郷ベルンからイタリア、フランス、チュニジア、エジプトへと広がる実際の旅に加え、空想や記憶の中の旅にも目を向け、移動や経験が作品の中でどのように形を変えていったのかを丁寧に読み解いている。
Pop Art: Royal Academy Exhibition Catalogue
1991年にロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツで開催された大規模ポップ・アート展の図録。新聞、広告、コミック、映画といったマスメディアのイメージを取り込み、消費社会を鋭く映し出したポップ・アートの本質を、9本の論考によって検証している。アンディ・ウォーホル、ロイ・リキテンスタイン、リチャード・ハミルトン、デイヴィッド・ホックニーら62名の作家略歴と194点のカラー図版を収録。
Sometimes I Think, Sometimes I am | Sara Fanelli
写真や包装紙を用いたコラージュ絵本で知られるイタリア出身の絵本作家・イラストレーター、サラ・ファネリによる作品集。ダンテやゲーテ、カルヴィーノ、ベケットなど世界文学の言葉を手がかりに、ドローイング、コラージュ、絵画、未発表スケッチを自在に編み上げている。章ごとに「愛」「色」「神話」「不条理」といったテーマが設けられ、本の中に小さな本が挿入されるなど、造本そのものも実験的。
遊子 | 森山遊子
写真家・森山遊子による作品集。セルフポートレートをはじめ、動物園のシロクマ、カメラを構える少女、カレーの食品サンプル、学生やカップル、噴水で遊ぶ子どもたちなど、日常の断片を軽やかにすくい取っている。自然体のまま気取らず切り取った軽やかでポップなスナップ集。
GROUND | 山谷佑介
写真家山谷佑介による作品集。2012年に東京のライブハウスやクラブで撮影したフロアの写真を、その場のイベント中に壁に貼り付け、音楽と観客の動きの中で変化していく様子を記録している。床にこぼれたアルコールやダンスで削れた靴底の痕跡など、場に刻まれる身体の残像が写真と交差し、時間と空間の重なりを可視化する試みとなっている。さらに同時期に撮影された個人的なスナップも収録。
赤い糸 | 米澤純子
写真家・米澤純子による作品集。アパートの玄関先に掛けられた赤と白の傘、朽ちた花、女性のポートレートなど、日常の断片を静謐な視点でとらえている。懐かしさや哀しみを湛えた風景は、個人的記憶と普遍的な感情が交錯する場を示しており、見る者の心に静かに語りかけてくる。
Dark Decor
1992年にDePree Art Centerほか全米で開催された展覧会の図録。装飾的・オーナメンタルなパターンに関心を寄せる14名のアーティストによる、絵画、写真、版画、インスタレーション、ミクストメディア作品26点を収録している。エレン・キャリー、ギルバート&ジョージ、スーザン・ヒラー、デヴィッド・ウォジナロウィッツらが参加。