パウル・クレー おわらないアトリエ | 東京国立近代美術館、京都国立近代美術館
2011年に東京国立近代美術館と京都国立近代美術館で開催された「パウル・クレー おわらないアトリエ」展の図録。画家であり、バウハウスでも教鞭をとった美術評論家、パウル・クレーのペインティング作品を、豊富な解説とともに収録。1919年の自画像シリーズ、油彩転写、切断分離、再構成、両面など氏の絵画に対する試みごとにセクションを分けている。
ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし | 求龍堂
2015年に開催された初の回顧展「ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし」の展示会カタログ。静物、肖像画、自画像など84点の作品、解説を5つのセクションに分け収録。フィンランド独立前後の激動の時代、あらゆる人々を描いたヘレン・シャルフベックの軌跡を辿る。
Ukiyo | 奈良美智
日本の現代美術家、奈良美智の作品集。浮世絵の世界と融合したシリーズ「in the floating world」の作品と、写真家のホンマタカシによって撮影された立体作品「The Little Pilgrims」を収録。
型染 | 紫紅社
型染古布の実物標本集。江戸時代から明治・大正時代にかけて制作された小紋、中型、型友禅の実物84点を収録。縞文様、菊文様、立涌文様など、細やかな文様と美しい色染の貴重な実物の古布が収められている。冊子にて解説を付属。
アイヌの文様 | 四辻一郎
アイヌの伝統的な文様に焦点を当てた写真資料集。ルウンペと呼ばれる着物やマンタリと呼ばれる前掛け、他にもござやお盆など、衣服から暮らしに至るまでのアイヌの文様を紹介。カラー・モノクロ含む豊富な写真、テキストを収録。
Shoowa Design: African Textiles from the Kingdom of Kuba | Georges Meurant
中央アフリカ・現コンゴ共和国に存在したクバ王国、ショワ族のデザインに焦点を当て紹介する。数百年に渡って継承、制作されてきたテキスタイルデザインを紹介する。複雑な幾何学模様の刺繍作品、資料写真、イラストレーションとともに解説を収録。 英語表記。
Mbuti Design: Paintings by Pygmy Women of the Ituri Forest | Georges Meurant、Robert Farris Thompson
中央アフリカ・コンゴ民主共和国のイトゥリの熱帯雨林に住むムブティ族のデザインに焦点を当て紹介する。タパクロスやフェイスペイント、ボディペイントほか、自然とともに生きるムブティ族の幾何学的模様の芸術表現を探る。資料写真、詳細なドローイングとともに解説を収録。 英語表記。
Thomas Florschuetz: Assembly | トーマス・フロルシュッツ
ドイツの写真家、トーマス・フロルシュッツによる作品集。インドのチャンディーガルにあるル・コルビュジエが手掛けた「高等裁判所」と、コルビュジエの教え子である建築家、オスカー・ニーマイヤーによる「首都ブラジリア」を被写体にしたもの。建築物の曲線や直線の連なり、鮮やかな壁面や窓などにクローズアップした写真とともに解説を収録。 ドイツ語、英語表記。
紙のフォルム | 尾川宏
日本の彫刻家、尾川宏の作品集。多彩な紙の立体造形をモノクロで掲載しているほか、「作る」の章では制作プロセスを図とテキストで分かりやすく解説。序文は原弘、造本は田中一光によるもの。
Lucie Rie | Tony Birks トニー・バークス
20世紀を代表する陶芸家、ルーシー・リーの伝記・作品集。その生涯と作品の数々を、美しい写真と豊富なエッセイで紹介。英語表記。
別冊江戸っ子 江戸明治 おもちゃ絵 | 上野晴朗、前川久太郎
雑誌「江戸っ子」の別冊版であり、創刊2周年記念に上野晴朗と前川久太郎により出版されたもの。江戸時代後期から明治時代にかけて子どもたちの間で人気を博した木版手摺り版画によるおもちゃ絵を紹介。現代で言うきせかえ人形やすごろく、図鑑のような役割を果たした様々な種類のおもちゃ絵をカラーで収録するとともに、その歴史や変遷などの丁寧な解説も合わせて掲載。
ひとりよがりのものさし | 坂田和實
古道具坂田店主・坂田和實による「芸術新潮」の連載エッセイを書籍化。白洲正子が最後に惚れた骨董界のカリスマが選びぬいた美しき骨董品たちをオールカラーで収録。「ボロ布」「ドゴン族の柱と扉」「ポルトガル人形と陶板像」などを掲載。別冊付録として、建築家・中村好文との特別対談「ものが美しく見える場所 美術館 as it isができるまで」も付属。
用のかたち・用の美 芳武茂介クラフトデザイン作品集 | 講談社
クラフトデザイナー、芳武茂介の作品集。ガラス器、鉄皿、すきやき鍋、灰落しスタンド、瓶カバーなど工芸作品をカラー&モノクロで掲載。後半には「雑感」として様々なエッセイも併せて収録。見返しに著者の署名入り。
Japan: The Cookbook | Nancy Singleton Hachisu
日本の農家へ嫁ぎ、日本食研究家として活動するナンシー・シングルトン・八須による、海外向け日本食レシピ集。出汁のとり方、揚げ物、焼き物、麺類、御飯、漬物、甘味など、400点以上のレシピを美しい写真とともに紹介している。うつわ選びと盛り付けの参考にも最適な1冊。 英語表記。
Pasta: The Spirit and Craft of Italy’s Greatest Food, with Recipes | Missy Robbins、Talia Baiocchi
40種類の手打ちパスタと100種類のイタリアン・アメリカン・イタリア郷土料理、モダン料理をまとめたレシピ集。ニューヨークを代表するシェフによる、様々な種類のパスタで作られる美しく洗練されたパスタ料理を紹介する。生地や形の作り方、ショートパスタ、スパゲッティ、魅力的なレシピが写真とともに詰まった1冊。 英語表記。
ノーマ 北欧料理の時間と場所 | レネ・レゼピ
北欧料理に革命をもたらしたとして世界で高く評価されているシェフ、レネ・レゼピによる料理写真集。美しい撮り下ろし写真とともに、90種類以上のレシピを紹介。
餅の博物誌 | 古川瑞昌
日本風俗史研究家、古川瑞昌による「餅」を通したカルチャー評論。「信長と団子」「餅の絵アラベスク」「餅の形態論」などを収録。著者が二十余年にわたって集めた餅の研究資料から、種々雑多な材料をつきまるめた博物誌。
名品 茶懐石 | 著者名
明治時代、裏千家家元に手ほどきを受け京都・東山に店を構えた辻留の二代目店主、辻嘉一による茶懐石と名品の指南書。四季の移り変わりを彷彿させるかのような、月ごとの懐石の献立とその作り方、取り合わせを解説するとともに、名器に盛り付けられた懐石をカラー写真で収録。装画は日本画家、奥村土牛によるもの。歌人で随筆家、入江相政による序歌を掲載。
Handcrafted Modern: At Home with Mid-century Designers | Leslie Williamson
イームズ夫妻、ジョージ・ナカシマ、ラッセル・ライト、ウォルター・グロピウスら、14名のミッド・センチュリー期に活躍したデザイナーたちの自宅のインテリアを紹介した写真集。ハンドメイドの家具、自作の彫刻や絵画の飾り方、本棚に並ぶ本や調度品の数々、 細部にいたるまで作家の個性があらわれた住まいにはインテリアのヒントが満載。英語版。
The Foraged Home | Oliver Maclennan
廃材やリサイクル品を用いたインテリアを紹介する写真集。海や森林で集めた流木や石、捨てられたテーブル、ハンガーラックなど、あらゆる持続可能なものとともにデザインを考える一冊。 英語表記。
東京の家 | ジェレミ・ステラ
フランス人写真家、ジェレミ・ステラの写真集。東京の街の風景に当たり前のように溶け込む現代建築の数々を捉えたもので、隈研吾、妹島和世、西沢立衛、坂茂ら名だたる建築家たちによって設計された個人住宅53点を収録。巻末に大竹昭子、隈研吾によるテキストも収録。
Victoria Hagan: Interior Portraits | ヴィクトリア・ヘイガン
ニューヨークを拠点に活動するインテリアデザイナー、ヴィクトリア・ヘイガンの作品集。特徴的なフォルムの椅子やヴィンテージの鏡など、建築とインテリアデザインの融合された「ニュー・アメリカン・クラシック」として知られるルックを紹介。リビングルーム、ベッドルーム、キッチン、バスルームほか、作品図版とともに解説を収録。 英語表記。
American Modern | Thomas O'Brien
インテリアデザイナーである、トーマス・オブライエンによるインテリアデザイン書。アメリカンモダンを中心にアーバンモダン、カジュアルモダン、ヴィンテージモダンほか、様々なモダンスタイルをカテゴライズして紹介する。ニューヨークにある住宅のロフト、ロングアイランド東部の校舎を改造した家など、インテリアの詳細な図版とともに解説を収録。 英語表記。
海からの贈りもの「貝」と人間 | ジェイン・F・セイファー
アメリカ自然史博物館で開催された展示「軟体動物と人類」のために行われた調査研究資料。食料としてだけでなく道具、貨幣、装飾品など、さまざまな民族が生活文化の中で貝をどのように使用してきたかを文化人類学的に考察。
バウハウス展 ガラスのユートピア | 宇都宮美術館 ほか
2000年に開催された、デザインの教育機関・バウハウス関連作品展の図録。モホリ=ナジら教育者や出身者によるペインティングやフォトグラム、グラフィックデザインなどの作品のほか、学生生活の様子もカラーおよびモノクロで収録。
三國荘 初期民藝運動と山本爲三郎 | アサヒビール大山崎山荘美術館
2015年から2016年にかけてアサヒビール大山崎山荘美術館で開催された展示の際に刊行された図録。陶器や調度品、資料写真とともに、民藝運動、「三國荘」の前身である「民藝館」や「三國荘」の軌跡を辿る。作品図版と併せて解説を収録。
Uchida Kouichi | 内田鋼一
陶芸家、造形作家である内田鋼一の作品集。アート作品、ボトル、器、ポット、壺、チェス盤など、さまざまな「ヤキモノ」の造形作品を紹介。43点の作品、内田鋼一によるロングインタビューを収録。土と向き合い形成されていく作品、その内なる力を知る一冊。
戦後デザイン運動の原点 デザインコミッティーの人びととその軌跡 | 川崎市岡本太郎美術館ほか
2021年から2022年にかけて川崎市岡本太郎美術館ほかで開催された展覧会「戦後デザイン運動の原点 デザインコミッティーの人々とその軌跡」展の図録。戦後日本のデザイン運動の先駆けとして柳宗理や亀倉雄策、瀧口修造、石元泰博、岡本太郎らが参加した国際デザインコミッティーの活動や交流、プロダクトデザイン、写真、絵画作品などを収録。
工藝を我らに 資生堂が提案する美しい生活のための展覧会 2015 | 大木敏行、福島昌子
2015年に開催された「工藝を我らに 資生堂が提案する美しい生活のための展覧会」の図録。十四代今泉今右衛門、内田鋼一、松島巌、漆藝の小椋範彦、小西寧子らの作品とともに、資生堂アートハウスの所蔵品を織り交ぜながら、受け継がれるべき工藝品の数々を紹介する。
芹沢銈介 作品 | 東北福祉大学 芹沢銈介美術工芸館
型絵染の人間国宝、芹沢銈介の作品集。着物から暖簾、屏風、カレンダー、装丁を手掛けた書籍、ガラス絵まで、作品全体をおさめたものと寄りのものを同時に収録することによって、その美しい模様を細部まで楽しむことが出来る。また型絵染の技法・工程も併せて掲載。デザインは杉浦康平、佐藤篤司。
茶の美術 曜変天目と名物茶器 | 静嘉堂文庫美術館
1994年に開催された展示会「茶の美術」の図録。室町時代から桃山時代にかけて鑑賞された曜変天目や茶器などを紹介。
GA アーキテクト 妹島和世+西沢立衛 2006-2011 | 二川幸夫
建築家の妹島和世と西沢立衛個人の仕事と、2人による共同設計事務所SAANAによるプロジェクトをまとめた写真資料集。国際的な賞を数多く受賞し、国内外で活躍の幅を広げる2人による2006年から2011年までの建築作品を、写真や詳細に描かれた図面などの豊富な資料で紹介。序文は西沢立衛。
La Arquitectura de Ricardo Legorreta | リカルド・レゴレッタ
メキシコの建築家、リカルド・レゴレッタの作品集。斬新で絵画的な建築を数多く生み出したレゴレッタによるビルや工場、ホテル、個人の邸宅などのライフワークをカラー、モノクロ図版で収録。メキシコの伝統建築を現代に蘇らせたと言われるレゴレッタの創作に対する考えを、自身の言葉を用いて章ごとに紹介。
Nomadic Living: Relocatable Residences | Sibylle Kramer
世界各地で多様化する「移動可能な住宅」を集めた建築資料集。コンセプト、外観、構造は異なるものの、それぞれ卓越したデザインを誇る移動式住宅の数々を、図面や写真とともに紹介。 英語表記。
Simon Conder: Small Works | サイモン・コンドル
イギリスの建築家、サイモン・コンドルの作品集。コンドルが過去20年の間に手がけた建築の数々を時系列順に掲載。あえてテキストや解説は記載せず、写真のみで構成されていることで、コンドルの建築が持つぬくもりや自然との調和が直に伝わってくるような1冊。 英語表記。
Soviet Design: From Constructivism to Modernism 1920-1980 | Kristina Krasnyanskaya、Alexander Semenov 他
1920年代から1980年代におけるソビエト連邦のインテリアデザインを収録した資料集。エル・リシツキー、アレクサンドル・ロトチェンコ、コンスタンチン・メーリニコフなど、構成主義、革命的前衛から後期モダニズムに至るまでのソ連のインテリアデザインを総合的に紹介。英語表記。
Russian Folk Costume: Sergey Glebushkin Private Collection | Aldis
ロシアの伝統的な民族衣装の資料集。セルゲイ・グレブシキンのコレクションから、ロシアのさまざまな地域の伝統的なロシア衣装を豊富なカラー写真とともに紹介。英語表記。
Khorjins: Tribal and Rural Weaves from Iran | Parviz Tanavoli
イランの部族や農村の人々の織り物をテーマにしたビジュアル資料集。イラン高原の部族の間で使用されている、多機能なバッグである「コルジン」(サドルバッグ)に焦点を当て、美しく細工されたカラフルな例を多数紹介。合わせてイランにおける織物の地理的な違いや用語、歴史なども解説。 ペルシア語、英語表記。
飛騨の円空 千光寺とその周辺の足跡 | 東京国立博物館
江戸時代前期の仏師、円空の仏像を一挙公開した東京国立博物館140周年特別展の図録。前衛的でありながら親しみを感じる円空仏と呼ばれる素朴な作風は、江戸時代から現代まで多くの人々に愛されている。
地獄絵ワンダーランド | 三井記念美術館
2017年に三井記念美術館で開催された展示図録。日本の美術を通じて、地獄と極楽の世界観と日本人が抱いてきた死生観・来生観を辿る一冊。近世以降、民間で描かれた「たのしい地獄絵」や、水木しげる「のんのんばあ地獄めぐり」などにも焦点をあて、「地獄絵ワンダーランド」を楽しめる。表紙に僅かなスレ、僅かな汚れあり。本文の状態は良好。
もうひとつの江戸絵画 大津絵 小絲源太郎コレクション | 笠間日動美術館
2018年に笠間日動美術館で開催された展示の図録。画家、小絲源太郎が所蔵する滋賀県大津市の民俗絵画・大津絵を紹介。初期から中期にかけての全盛時代、古筆大津絵、北大路魯山人所蔵の作品など、カラー・モノクロ含む図版、解説を収録。
宮脇綾子アプリケ | 西宮市大谷記念美術館
アップリケ作家、宮脇綾子の作品集。古布を使い、野菜・花・魚などを象った作品の他、藍型染を縫い合わせた着物などもカラーで掲載。