アプリケ芸術50年 宮脇綾子遺作展 | 朝日新聞社
1997年から1998年にかけ、各地で開催された「アプリケ芸術50年 宮脇綾子遺作展」の図録。アップリケ作家の宮脇綾子による、型染めの精神を息づかせたアップリケ作品をカラーで多数収録。
アール・デコ展 きらめくモダンの夢 | 東京都美術館ほか
2005年に東京都美術館などで開催された同名展示の図録。19世紀末に流行した芸術運動「アール・ヌーヴォー」を引き継ぎ、1920年代から30年代にかけて世界を座巻した「アール・デコ」。そのなかから絵画、彫刻、建築、インテリア、服飾などを200点を紹介、さらにエジプト、中国など多様な影響源についても解説。
小松誠 デザイン+ユーモア展 | 東京国立近代美術館
2008年に東京国立近代美術館で開催された「小松誠 デザイン+ユーモア展」の図録。磁器の白さと可塑的な磁土の特徴を活かしたユニークな作品制作で知られる小松誠。シワのあるスーパー袋から型を起こしてつくられた代表作「クリンクルシリーズ」の紹介をはじめ、「プロダクトデザイン」「異素材の組み合わせ」そして「エクササイズ」など4つの章にわけて個性豊かな作品を紹介。
Wayne Thiebaud: Sketchbook | ウェイン・ティーボー
アメリカの画家、ウェイン・ティーボーのスケッチを集めた作品集。人物、都市景観、デザートなど代表的な作品群のモチーフを軽やかなタッチで描いたドローイングやスケッチを多数収録。ティーボーの創造の過程が垣間見える一冊。 英語表記。
野又穫作品集 Points of View 視線の変遷 | 東京書籍
実在しない建造物を絵画として独自の視点から描き続けている画家、野又穫の画集。1986年から2004年にかけて制作したペインティング作品をカラーで収録。太古に作られたような、はたまた未来に作られるような架空の建造物が描かれている。
Kitaj Prints: A Catalogue Raisonne | R・B・キタイ画集
生前はデイヴィッド・ホックニーとも親しく、ポップアートの画家としても知られるR・B・キタイのグラフィックワークや印刷作品をまとめたもの。学生時代のリトグラフ作品からスクリーン印刷を用いたものまで、膨大な数の作品を掲載。
Harvey Quaytman | ハーベイ・カイトマン
アメリカの抽象画家、ハーベイ・カイトマンの作品集。1960年代に制作された幾何学的なアーチを組んだ造形の作品群から、1980年代以降の十字形の交点に焦点を当てた代表的な作品まで、カイトマンの作品を時代ごとに幅広く網羅して収録。 英語表記。
Nadia Lee Cohen: Hello My Name Is | ナディア・リー・コーエン
イギリスのフォトグラファー、ナディア・リー・コーエンの作品集。蚤の市やカーブーツセールで集めた33個の誰かの名札から連想した架空の人物にコーエン自身が仮装してなりきり、撮影したもの。ポートレートとともに、財布や机の引き出し、小物入れの中身など、架空の人物の想像上の持ち物までもがコメントとともに掲載されている。 英語表記。
Nick Knight: Flora ハードカバー版 | ニック・ナイト
ヨージ・ヤマモト、ディオールなどの仕事で知られるファッション写真家、ニック・ナイトが、ロンドンの自然史博物館の植物園の所蔵する植物標本の中から厳選した46種を撮影した写真集。それぞれの標本の名前・種類や年代、その特徴などの解説付。自然の作り出す美しさを感じられる一冊。ハードカバー版。 英語表記、
花曲 | 荒木経惟
写真家、荒木経惟による「花」を被写体とした作品集。黒を背景に、華麗に咲き誇る美しい花々の姿が鮮やかなカラーで見開きに大胆な構図で掲載されている。
Karl Blossfeldt: Art Forms in the Plant World | カール・ブロスフェルト
ドイツの植物学者であり写真家、カール・ブロスフェルトによる写真集。植物にクローズアップして撮影されたモノクロ作品を多数収録。普段は見過ごされてしまう、植物が持つ形態の美に改めて気付かされる。
Swimming Pool | マーリア・シュヴァルボヴァー
スロヴァキア出身の写真家、マーリア・シュヴァルボヴァーの写真集、日本語版。各国で賞賛を浴びたデビュー作。凍りついたような人物たちが、どこか夢の中のようなプール施設のなかで佇む様子を写し取ったシリーズを収録。空間や色彩、雰囲気に重点を置き、未来的でありながら同時に懐かしさも感じさせる氏のスタイルが表れている。
Jeff Koons: Versailles | ジェフ・クーンズ
アメリカの現代美術家、ジェフ・クーンズの作品集。2008年にヴェルサイユ宮殿で開催された展示の様子を記録したもの。バロック様式の豪奢な宮殿の装飾と、シンプルでポップなクーンズの作品が不思議な調和をもたらしている。バルーンの犬をはじめとする、巨大な立体造形を多数収録。
Jeff Koons: Popeye Series | ジェフ・クーンズ
2009年にロンドンのSerpentine Galleryで開催された展示の際に刊行されたもの。アメリカ出身のアーティスト、ジェフ・クーンズによる「Popeye」シリーズの作品集。既製品のおもちゃ、子供用の浮き輪や日用品を用いたオブジェ、コラージュなど作品とともに解説を収録。
Joe Roberts: We Ate the Acid | ジョー・ロバーツ
アメリカのアーティスト、ジョー・ロバーツの作品集。有名キャラクターを模したアイロニックな表現や幾何学的な模様など、鮮やかでサイケデリックな世界を描く。ペインティング、ドローイングを中心とした作品を収録。 英語表記。
サンバ・サンバ・ブラジル 三木淳写真集 | 研光社
日本の報道写真家、三木淳の作品集。1960年代のブラジルの都市部や小さな町、海岸で撮影された人々のポートレートをモノクロの大型図版で多数収録。建設現場で働く労働者からアマゾンで暮らす部族、カーニバルで踊る若者、激動の時代を生きる人々の躍進的な姿を力強く捉えている。
Jeanloup Sieff: 40 Years of Photography | ジャンルー・シーフ
フランスの写真家、ジャンルー・シーフの作品集。1950年代から1980年代後半まで、およそ40年にわたるキャリアにおける代表的な作品群を大型図版で収録。ファッション、風景写真、広告、ポートレート、いつの時代も色褪せない写真を撮り続けたシーフによる創造の軌跡を、4つの章で辿る一冊。 英語表記。
Alfred Stieglitz | アルフレッド・スティーグリッツ
近代写真の父と呼ばれたアメリカの写真家、アルフレッド・スティーグリッツの写真集。ニューヨークの街並みや冬の景色、妻であるジョージア・オキーフなど、19世紀後半から1930年代にかけての写真をモノクロで収録した、スティーグリッツのキャリアを網羅する一冊。 英語表記。
Tete a Tete: Portraits by Henri Cartier-Bresson | アンリ・カルティエ=ブレッソン
1998年にロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーで開催された展示の際に刊行されたもの。20世紀を代表する写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソンのポートレートに焦点を当てた作品集。様々な民族、ピカソ、マティス、サルトルら著名人、歴史的な瞬間に生きる人々など、最も印象的なポートレートをまとめた1冊。 英語表記。
杉本博司 本歌取り | 姫路市立美術館
2022年に姫路市立美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。和歌の作成技法である「本歌取り」を元に自身の作品制作に援用し、本歌取りについての拡大解釈とともにその歴史を遡り考察を深めていく一冊。アンディ・ウォーホルのキャンベル缶、マルセル・デュシャンの泉、利休の竹花入などあらゆる作品の解釈と発展させた「本歌取り」とともに解説を収録。
Stonework and Lime Kilns | Bernd Becher、Hilla Becher ベッヒャー夫妻写真集
ベルント・ベッヒャー、ヒラ・ベッヒャーによる写真集。1980年代から1990年代にかけてドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、スイス、オーストリア、イギリスで撮影した岩石加工工場と石灰窯の作品を掲載。
Yoshiro Higa: Cold Frame | 樋貝吉郎
写真家、樋貝吉郎の作品集。北海道、新潟、福島、アラスカなどの各地で撮影。冬の海、雪が降り積もった道路、氷が飛び散るアクション、時が止まったような瞬間。スノーボーダー、スケーターの躍動感ある姿と自然との調和がもたらす美しい1冊。
野口里佳展 予感 Mimoca’s Eye Vol.1 | 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館
2001年に丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催された展覧会の図録。国内外問わず優れた若手アーティストに焦点を当て、その活動を紹介していく展覧会シリーズ「MIMOCA'S EYE」の第1回展に選ばれた写真家、野口里佳。本書では野口による「ドリーミング・オブ・バビロン」「ロケットの丘」「創造の記録」「果たして月へ行けたか?」の4シリーズの作品を収録。装丁は中島英樹。
ビュフォンの博物誌 | 荒俣宏、ジョルジュ=ルイ・ルクレール・ビュフォン
歴史的博物学者であるジョルジュ=ルイ・ルクレール・ビュフォンの博物誌を、荒俣宏の監修のもと翻訳・解説。工作舎創立20周年を記念して出版されたもの。哺乳類から、魚類、軟体動物、植物にいたるまで、1123点3000余種のカラー図版を収録した大著。
生薬図譜 | 株式会社ツムラ
ツムラ医療用漢方製剤に配合されている生薬のうち96種類を50音順にイラスト集として収録した一冊。正確、精密かつ美しい薬草のイラスト、その主要成分、薬理作用、関連処方まで詳細に解説する。
Parkie Une Histoire D’Elephant | Stephane Audeguy
フランス人作家、ステファヌ・オードギーのビジュアルブック。1786年にスリランカからパリに渡った象のパーキーの物語。紆余曲折を経てパリ植物園付属動物園に到着したパーキーが、科学者、博物学者、画家たちのミューズとなるまでを、水彩画、版画、絵画、ドローイングなどの豊富な歴史的イメージとともに描く。 フランス語表記。
Art Random 5 Vincent Gallo | ヴィンセント・ギャロ
ミュージシャン、俳優、画家、映画監督としても活躍する、ヴィンセント・ギャロの作品集。1982年から1988年に制作された、絵画作品27点を収録。葡萄をはじめとした、果物などのモチーフを真横から捉えた同じ視点、そして独特な色彩表現によって描きだす。 英語表記。
Grapefruit: A Book of Instructions and Drawings by Yoko Ono | オノ・ヨーコ
アーティスト、オノ・ヨーコによるコンセプチュアル・アートブック。1964年に初版が発行され、本書は約30年ぶりに復刊した新板。テキストと少しのドローイングのみで構成されており、何百ものシンプルで詩的な言葉の数々が綴られている。序文はジョン・レノン。 英語表記。
文学と美術の多面体展 赤瀬川原平×尾辻克彦 | 町田市民文学館ことばらんど
2014年に町田市民文学館ことばらんどで開催された展示の図録。芥川賞作家・尾辻克彦こと、美術家・赤瀬川原平の「ものの見方・考え方」を小説やエッセイ、美術作品を通じて追体験することにより、そのユニークな発想を解き明かす。
ウニカ・チュルン遺稿集「メゾン・ブランシュでの休暇」/ 澁澤龍彦ベルメール論集成「ファンム・アンファンの楽園」全2冊
ドイツ出身の芸術家、ウニカ・チュルンの遺稿集と、仏文学者の澁澤龍彦がウニカ・チュルンのパートナー、ハンス・ベルメールについてまとめた論集2冊セット。ウニカ・チュルンの没年に書かれた「ハンス・ベルメールとの出会い」「メゾン・ブランシュでの休暇」「小児読本」などを収録。澁澤龍彦によるベルメール論12編とハンス・ベルメールに影響を受けた人形作家、四谷シモンを綴った「変身する四谷シモン」を掲載。
ベン・シャーン展 | 福島県立美術館 ほか
1991年に開催された「ベン・ジャーン展」の図録。絵画や版画だけでなく、写真、ポスター、装丁、壁画、ステンドグラス制作など、多岐にわたり活躍した氏の代表的なペインティング作品を多数収録。
Robert Mapplethorpe: Ten by Ten | ロバート・メイプルソープ
アメリカの写真家、ロバート・メイプルソープの作品集。メイプルソープが亡くなる前年の1988年に開催された展示の際に刊行されたもの。花や性、ヌード、デイヴィッド・ホックニー、フィリップ・ジョンソン、パティ・スミスらを撮影したポートレート作品ほか、あらゆるシリーズから選び抜かれた作品全70点収録。 ドイツ語表記。
ロバート・メイプルソープ写真集 | PARCO出版
アメリカの写真家、ロバート・メイプルソープの作品集。代表的なモチーフであるポートレートや花の作品群の中でも、これまで知られてこなかった作品を中心に収録。
Mario Testino: Kids | マリオ・テスティーノ
写真家、マリオ・テスティーノの小さな写真集。小児がん医療基金を支援するために発行されたもの。くまの着ぐるみやドレス姿、プールや海でのシーン、あどけない表情、無邪気な笑顔など、子どもたちのありのままの純粋な表情や姿を写し出す。カラー・モノクロによる作品を収録。 英語表記。
横尾龍彦 瞑想の彼方 | 著者名
2022年から2023年に北九市立美術館などを巡回した展示の図録。日本とドイツを拠点に活動した画家、横尾龍彦の1960年代から2014年までの作品を紹介。シュルレアリスム、幻想絵画、書に通じる抽象画などの作品図版と解説を収録。
バウハウス叢書 5 新しい造形 新造形主義 | ピート・モンドリアン
バウハウスの創設者であるヴァルター・グロピウスと、理論的支柱を担ったL・モホリ=ナギの共同で編集されたバウハウス叢書の第5巻。絵画、文学、音楽、演劇、建築へと展開されたモンドリアンの芸術論を収録。
ジョージ・ルーカスの大博物館 | 文藝春秋
1993年に開催された巡回展の際に刊行されたビジュアルブック。『スター・ウォーズ』『インディ・ジョーンズ』のプロトタイプ、キャラクター、プロップ、イラストレーション、スケッチ、手書き絵コンテなど、スカイウォーカー・ランチに所蔵されたアーカイヴの約90%を公開。作品図版とともにジョージ・ルーカスによるインタビューや解説を収録。
Christo and Jeanne-Claude: Works and Projects 1958-2006 | クリスト&ジャンヌ=クロード
2006年から2007年にかけて札幌宮の森美術館で開催された展示の図録。建造物を梱包するという大規模な野外プロジェクトで知られる現代美術作家、クリストとジャンヌ=クロードの活動を紹介。1950年代から2000年代にかけて制作された作品、プロジェクトのスケッチ、資料写真など作品図版とともに解説を収録。
ルネ・マグリット展 | 朝日新聞社
1994年から1995年にかけて開催された「ルネ・マグリット展」の図録。ペインティングやデッサン、立体造形など様々な作品と解説が収録され、マグリットの不可思議な世界を包括できる一冊。
芸術と芸術家 ある抽象画家の思索と記録 | ワシリー・カンディンスキー
抽象絵画の先駆者であり、バウハウスでも教鞭をとったワシリー・カンディンスキーの評論・随想をまとめたもの。自身の心を綴った、新しい創造を目指す人々へ勇気を与える一冊。
The Photographs of Ron Galella | ロン・ガレラ
パパラッチとして世界的に知られているアメリカの写真家、ロン・ガレラの作品集。時に物議を醸しながらも、スターが最も生き生きとスタイリッシュに見える瞬間をカメラに収めてきたガレラによる数々の写真をカラー、モノクロの大型図版で多数収録。マイケル・ジャクソンやシェール、エリザベス・テイラー、マーロン・ブランド、ミック・ジャガー、その他多くの富豪や有名人、追いかけ回された人々の写真を掲載。 英語表記。
現代美術史における前衛書のリポジショニング | 宮津大輔
20世紀を代表する書家、井上有一、江口草玄、森田子龍ら墨人会メンバーによって美術としての「前衛書」についてまとめた学術書。「書」の定義から、「前衛書」の誕生と発展、墨人会による「前衛書」の技法と思想的背景、「前衛書」から「書」の未来へ、などあらゆる視点から「前衛書」について図版とともに解説する。