Kawamata Expand BankART | 川俣正
2012年にBankART 1929にて開催された展示を機に刊行されたカタログ、全3冊セット。「Representative Works・Documents」「Plan for Expand BankART」「Documentation for Expand BankART」の3部構成で紹介。芸術家、造形作家、川俣正の過去の活動の記録、世界各国での展覧会での作品、BankART1929での展示の制作過程など、豊富な図版、解説を収録。
宇宙と芸術 かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ | 森美術館
2016年から2017年に森美術館で開催された「宇宙と芸術」展の公式カタログ。人類が長年続けてきた宇宙への探求を、芸術史・文化史の視点で振り返る。仏教の曼荼羅から「竹取物語」絵巻、ダ・ヴィンチやガリレオの天文学の手稿などを収録。装丁は松田行正、杉本聖士。
福沢一郎展 このどうしようもない世界を笑いとばせ | 東京国立近代美術館
2019年に東京国立近代美術館で開催された展示の図録。日本にシュルレアリスムを紹介した画家として知られる洋画家、福沢一郎が生涯を通した中で画家として社会と向き合った部分に焦点を当て紹介。パリの留学時代、帰国後の活動、戦時下での前衛など、時代とともに福沢一郎の変遷を辿る。
どうせなにもみえない 諏訪敦絵画作品集 | 求龍堂
写実絵画で知られる日本の画家、諏訪敦(すわあつし)の作品集。「どうせなにもみえない」や、死の前後の父親を描いた「father」シリーズ、舞踏家の大野一雄や画家、松井冬子の肖像画などの作品を収録。諏訪の創造や思考の道筋を垣間見られるテキストや資料などもあわせて掲載。
Question the Wall Itself | Walker Art Center
2017年にアメリカ合衆国ミネアポリスのギャラリー、ウォーカーアートセンターで開催された展示を書籍化したもの。ジョナサス・デ・アンドラーデ、ユリ・アラン、ニーナ・バイヤーら23人の国際的なアーティストが参加し、インテリア空間や装飾品が文化的アイデンティティを理解する上で重要な役割を果たすことを検証している。 英語表記。
岡本真菜子写真集 Aisatsu | Musashino coop
日本の写真家、岡本真菜子の作品集。作家自身の姉家族との他愛もない日常を写真に収めたもので、ページをめくるたびに子どもたちの元気な挨拶の声が聞こえてくるような一冊。
Barbara Nessim: An Artful Life | バーバラ・ネシム
アメリカのアーティストであり、イラストレーターのバーバラ・ネシムの作品集。1960年代からファッション、テキスタイル、グラフィックなど多彩な分野で活動し、ローリング・ストーン誌やニューヨーク・タイムズなどの表紙も手がけてきたネシム。本書は印象的な女性像のポートレート作品からドローイング、コラージュに至るまで、豊富な作品資料とともに、時代ごとにネシムの仕事や作品を紹介する一冊。 英語表記。
Don’t Take These Drawings Seriously: 1981-1987 | Nathalie Du Pasquier ナタリー・デュ・パスキエ
イタリアのポストモダンを代表するデザイン集団、メンフィスの一員であるナタリー・デュ・パスキエの作品集。アトリエに保管されていた未発表のドローイングを編纂したもの。バッグなどのファッション小物から、衣服、家具、建築まで、多様なモチーフを収録。英語表記。
大橋正の博物誌 | 大橋正
キッコーマンのキャラクター「キッコちゃん」を生み出したグラフィックデザイナー・大橋正の作品集。食材のイラストレーション作品を大判で多数掲載。亀倉雄策らの寄せる解説に、和田誠、糸井重里らのエッセイも収録。
江戸文字三千字 | 佐山英雄
祭で着る半纏・法被や提灯に書かれるなど、昔から庶民の生活にかかせないものとして愛されてきた江戸文字。力強く、かつ独特の持ち味があり、江戸っ子の心意気が感じられる江戸文字三千字を収録。
粟津潔デザイン図絵 復刻版 | 青幻舎
数多くのグラフィックデザイン、イラスト、ブックデザイン等を世に生み出した粟津潔の1950年代~1970年までの仕事を纏めた作品集。デザインの再構築を目指す粟津潔の若き日の曼荼羅の世界。復刻版。
The Vintage Showroom | Douglas Gunn, Roy Luckett
ロンドンのヴィンテージショップ・The Vintage Showroomの創設者、ダグラス・ガンとロイ・ラケットによる、20世紀のメンズウェアの決定版コレクションである。ベアスキンのボンバージャケットや、毛皮の裏地が付いたパンツ、アメリカ海軍のピーコート、イギリスの南極観測隊で着用された防水服まで、デザイナーやスタイリストのためのアイデアの宝庫ともいえる貴重なアイテムが満載。
About Time: Fashion and Duration | Andrew Boltonほか
2020年から2021年にかけてメトロポリタン美術館にて開催された展覧会の図録。1870年から現在までのファッションの変遷を、時系列関係なく掲載することで、時間の概念を混同させるユニークなファッション年表が形成されている。時代を象徴するブランドによる、白と黒で構成されたシンプルでありながらエレガントな120のファッションを掲載。 英語表記。
南カリフォルニア物語 | 鈴木英人、片岡義男
片岡義男の思い出に、鈴木英人のイラストレーションを乗せて走る短編集。鈴木によるエッセイ「写真家に限りなく近いイラストレーター」や、2人による対談も収録。
成田亨作品集 | 羽鳥書店
デザイナーで彫刻家の、成田亨の作品集。「ウルトラマン」など特撮作品のデザインや美術を手がけた氏の作品を、マイティジャック、ヒューマン、バンキッド、モンスター大図鑑、特撮美術、後年の絵画・彫刻まで収録。さらに未発表作品や、実現しなかった幻の企画案も含む全515点を掲載。
向井周太郎 世界プロセスとしての身振り
2013年に開催された展覧会の図録。武蔵野美術大学の名誉教授である向井周太郎の作品「世界プロセスとしての身振り」を掲載。古今東西の「身振り」にまつわる図像で構成された作品によって、氏のデザイン哲学を視覚的に紹介する。
ロック・エンド | 阿木譲
ロック・エンド/「ロック・マガジン」編集長で音楽評論家の阿木譲によるショートエッセイや金坂健二、渋谷陽一、今野雄二、細野晴臣、松岡正剛との対談を収録。それぞれが、ロック、パンク、テクノなどの近代音楽について語る、80年代のプラスティックな質感をそのまま綴じ込めた1冊。巻末には音楽系譜、年表、レコード一覧を掲載。装丁は戸田ツトムと松田行正。
Rockers Style | 河出書房新社
レゲエ・ムービーの代表作『ロッカーズ』(1978年公開)のスチールを集めた写真集。70年代、レゲエ黄金期だった時代のミュージシャンたちの生き様はもちろん、ファッションのスタイルまで大型図版で楽しめる一冊。
永井一正ポスター展 Life | 東京国立現代美術館
グラフィックデザイナー、永井一正の展示図録。東京国立近代美術館で行われたポスター展「Life」に展示された作品を、カラーで多数掲載。
イメージコレクター・杉浦非水展 | 中尾優衣、野見山桜
2019年に東京国立近代美術館で開催された「イメージコレクター・杉浦非水展」の図録。三越のためのポスターをはじめ、表紙図案や装丁仕事、写生帖などを収録するほか、雑誌やスクラップブック、16mmフィルムなど氏の旧蔵資料をあわせて紹介し、「イメージの収集家」としての杉浦非水にも光を当てる。
1968年 激動の時代の芸術 | 千葉市美術館 ほか
2018年から2019年にかけて開催された「1968年―激動の時代の芸術」の公式図録。歴史の転換点とされてきた1968年、学生運動や社会運動が激化しアングラ、カウンターカルチャーなどが盛り上がりを見せた時代を、現代美術を中心に回顧する。磯崎新、赤瀬川原平、高松次郎、横尾忠則、粟津潔、宇野亜喜良らの作品、資料を約300ページで収録。
文字の起源 | カーロイ・フェルデシ=バップ
先史時代の絵文字から、楔形文字・ヒエログリフなどの古代文字、ラテン字アルファベットが発生・発展した歴史についての資料集。多数の図版とともに、文字の発展を振り返る。
The Best of Jackie | Prion Books Ltd
1964年創刊のイギリスのティーン向け雑誌「ジャッキー」の貴重な記事を集めた特別号。1970年代を中心とした、ファッション、アイドル情報、ゴシップ、ヘアスタイルなどの当時の様々な記事が、ポップなイラストとともに収録されており、ページを開くとタイムスリップしたかのような気分になれる一冊。 英語表記。
季刊サブ 5号 アンファンテリブル 恐るべき子供たち
名編集者・小島素治が発刊したカルチャー誌、季刊「サブ」アンファンテリブル<恐るべき子供たち>特集号。三島由紀夫がジャン・コクトーに寄せた「軽金属の天使」、深作欣二のインタビュー記事や、アンディ・ウォーホル、ノーマン・メイラー、フランソワァズ・サガンなどに関するエッセイを収録。
缶とラベルのデザイン | 斎藤日出男
様々な缶やラベルのデザインを掲載した資料集。菓子やジュース、ビール、食料品など、国内外のユニークな缶のパッケージデザイン約350点をオールカラーで収録。
文字の詩 スタジオ紙上展 日美生によるレタリングデザイン550 | 日本通信美術学園
日本通信美術学園・通称「日美」の学生たちが、機関誌「スタジオ」で発表したレタリングデザインのうち、優秀作を編纂した作品集。和文によるタイトルのレタリング、イメージによるレタリングの他、一部欧文、ロゴタイプも収録。全国各地の通信教育学生による傑作が目白押し。
和田誠肖像画集 People 2 | 美術出版社
日本のイラストレーター・デザイナー/和田誠の肖像画作品集第2弾。植草甚一、研ナオコ、刑事コロンボ、王貞治、高見山など多彩な人々435人の似顔絵を収録。序文は土屋耕一によるもの。
和田誠 装幀の本 | リブロポート
イラストレーター、グラフィックデザイナー、エッセイストなど多彩な顔を持つ和田誠の手がけた仕事の中から、装丁作品をスポットを当て集成した1冊。
特別展 和田誠の仕事 | たばこと塩の博物館
2010年にたばこと塩の博物館で開催された和田誠展の図録。グラフィックデザイナー、イラストレーター、装幀家、絵本作家など多彩な活動を展開した和田誠。その代表的な仕事を紹介しつつ、国産たばこである「ピース」や「映画の中のたばこ」をテーマにした作品にもスポットを当てる。
iichiko design 1991 | 河北秀也
酒類の概念を覆すような洗練された広告を打ち出しつづけている麦焼酎「いいちこ」のデザインワーク集。アートディレクションは河北秀也。印象的なキャッチコピーに加え、季節感と情緒溢れる写真を用いた広告作品を多数収録。
版下教室 応用編・実用編 2冊セット | 上口睦人
印刷の前工程である製版用の原稿「版下」についての指南書2冊揃え。製版、割り入れ、入稿指定、貼り込み、転写の方法など、基礎的な知識から応用的な実用例に至るまで、豊富な図版資料とともに解説を収録。
エリック・カール展 The art of Eric Carle | 世田谷美術館
2017年から2018年にかけて、日本各地で開催された「エリック・カール展」の図録。代表作「はらぺこあおむし」をはじめ、子供から大人までを魅了する作品を多数手掛けてきたエリック・カール。本書では絵本の原画から、立体造形、舞台芸術、装画など、絵本にとどまらない多彩な活動を紹介。
Scripts and Calligraphy: A Timeless Journey | Kaph Books、Ministry of Culture Saudi Arabia
レバノンの出版社Kaph Booksと、サウジアラビア文化省の共編著。アラビア文字の起源とカリグラフィーアートの発展について紹介するビジュアルブック。サウジアラビアと世界のカリグラファー、現代アーティスト、デザイナーへのオマージュを込めつつ、カリグラフィーと人工知能の芸術的な関係を探る。 英語表記。
Car | 佐々木俊
グラフィックデザイナー、佐々木俊によるリソグラフで印刷されたZINE。 青、白、黒、赤の4色のみで刷られた車のイラストが散りばめられており、ポップな一冊となっている。
10人のイラストレーター | 講談社
昭和、平成にかけて活躍したイラストレーター10人の作品を紹介。K2(黒田征太郎、長友啓典)、河村要助、滝野晴夫、辰已四郎、灘本唯人、矢吹申彦、山口はるみ、湯村輝彦、横山明、和田誠の豊富なイラストレーションをカラー・モノクロで収録。序文は矢崎泰久、構成、装丁は田中一光。
Blue to Blue | 駒形克己
造本作家・グラフィックデザイナー、駒形克己が手がけたしかけ絵本。サケの子どもの旅と成長を描いた物語で、1ページずつ異なる色と質感の紙が使用されており、切り絵などの工夫が施された装丁が美しい一冊。
超・大河原邦男展 レジェンド・オブ・メカデザイン | 兵庫県立美術館
2013年に兵庫県立美術館で開催された展覧会の図録。アニメ作品に登場するロボットをデザインするメカニックデザイナーの代表的な存在、大河原邦男。科学忍者隊ガッチャマンやヤッターマン、機動戦士ガンダムなど数多くのアニメ作品を支えた大河原デザインの秘密を、豊富な図版資料を通して探る一冊。
Idea Archive 漫画・アニメ・ライトノベルのデザイン | 誠文堂新光社
誠文堂新光社発行のデザイン誌、アイデアNo.334から336の「漫画・アニメ・ライトノベル文化のデザイン」特集を書籍化。祖父江慎+コズフィッシュ、南伸坊、羽良多平吉、日下潤一、ミルキィ・イソベらブックデザイナーが手がけた書籍の図版とインタビューを掲載。
ディック・ブルーナ展 | ミッフィー、ブラック・ペア、そのシンプルな色と形
2003年から2004年にかけて開催された展示の図録。グラフィックデザイナーにして絵本作家のディック・ブルーナの作品から、初期のドローイング、ポスターデザイン、ブックデザイン、絵本の原画等を収録。また、マティスやカルダーなどのアーティストをオマージュしたシリーズも掲載。
年鑑広告美術 1982 | 東京アートディレクターズクラブ
東京アートディレクターズクラブ(略称 東京ADC)による広告美術年鑑、1982年版。1957年から刊行され東京ADC会員が審査員としてポスター、新聞、雑誌、テレビ、あらゆる媒体のその年の優れた広告、デザイン作品をADC賞として選出。ADC最高賞はジャックダニエル・メモリアルデー(新聞広告)、中塚大輔、漆畑銑治、宮田誠。装丁は小島良平デザイン事務所。