交差する表現 工芸/デザイン/総合芸術 | 京都国立近代美術館
2013年に京都国立近代美術館の開館50周年を記念して開催された「交差する表現 工芸/デザイン/総合芸術」の展示図録。工芸を基軸とし、京都を中心とした伝統との対峙、生活への浸透、表現の多様性、さらには新たな表現の模索などを豊富な作品図版とテキストで分析していく。
資生堂宣伝史 歴史/現代/花椿抄 全三冊揃
資生堂の宣伝の歴史を編纂。歴史、現代、花椿抄に分類された三冊セットで、CI、パッケージデザイン、CM、広告デザインなどとともに1979年当時までの膨大な資生堂宣伝史を掲載。
脈動する本 デザインの手法と哲学 | 杉浦康平
武蔵野美術大学美術館で開催された企画展「杉浦康平・脈動する本:デザインの手法と哲学」の展覧作品を編纂した図録。グラフィック・デザイナー/杉浦康平による膨大なブックデザインの作品図録とともに、鈴木一誌による杉浦康平デザインの分析のほか、松岡正剛らによるテキスト等も収録。
恩地孝四郎 装本の業 | 恩地邦郎
日本を代表する版画家であり、装丁家でもある恩地孝四郎の装丁仕事を網羅した1冊。編集は息子、恩地邦郎。これまでに手がけた作品、カタログ、装本の構成についてカラーとモノクロで掲載しているほか、畦地梅太郎、瀬木慎一、外山滋比古らが寄稿。
杉浦非水の眼と手 〈写生〉のイマジネーション | 宇都宮美術館
2009年に宇都宮美術館で開催された展示会「〈写生〉のイマジネーション 杉浦非水の眼と手」の図録。図案家としての、氏のデザイン意識の醸成を促した写生精神に注目。代表作だけでなく、インスピレーション源となった工芸品や海外ポスターなどもあわせて掲載。
60s 日本の雑誌広告 | ピエ・ブックス
1960年代の日本の雑誌広告作品集。高度経済成長全盛期、日本人の生活が急激に変化した時代における娯楽性、スピード感にあふれる雑誌広告をデザイン性・時代性という観点でセレクトし、約500点を収録。当時の流行や文化も垣間みることができる一冊。
70s 日本の雑誌広告 | ピエ・ブックス
70年代の日本の雑誌広告作品集。化粧品、ファッション、食品、インテリアといったカテゴリーに分け、花王、サントリー、全日空など企業の優れたアートワークの広告作品を紹介。また巻末には日本雑誌広告賞受賞作品とともに70年代を振り返る「70sクロニクル」を掲載。70年代当時の流行や文化も垣間みることができる一冊。
CMにチャンネルをあわせた日 杉山登志の時代 | 馬場啓二、石岡瑛子
「コマーシャル・フィルム界の黒澤明」とも呼ばれた伝説のCMディレクター、杉山登志。37歳の若さで自ら命を絶った鬼才の姿を、様々な著名人が寄せたエッセイやインタビューから描き出す。編集は馬場啓二と石岡瑛子によるもの。
Paul Rand ペーパーバック版 | ポール・ランド
ABC、IBMといった様々な企業のロゴデザインを手掛け、スイス・スタイルの創始者のひとりとしても知られるグラフィックデザイナー/ポール・ランド。以後のグラフィックデザインに多大な影響を与えたポール・ランドがいかにして誕生し、何をもたらしたのか、その生涯と仕事をたどり追求する。
平凡パンチ 大橋歩表紙集 1964-1971
日本のイラストレーター、大橋歩の作品集。創刊号から手がけてきた雑誌『平凡パンチ』の、422にもおよぶ表紙画をカラーで収録。時代とともに変化する絵のタッチにも注目。
雑誌づくりの決定的瞬間 堀内誠一の仕事 | マガジンハウス
an・an、BRUTUS、POPEYEなど人気雑誌の黄金時代を築いたアートディレクター、堀内誠一の仕事集。女性誌をテキスト中心からヴィジュアル中心へと変えた革新的なアートディレクション、写真に代わってイメージを的確に表現するイラストレーションなどをカラーで多数掲載。立木義浩や植田正治など、名だたる写真家たちの作品を活かしながら見事に雑誌に落としこまれた紙面が満載。
遊 9・10号 存在と精神の系譜 全2巻揃 | 工作舎
松岡正剛が編集長を務め、工作舎より刊行された雑誌「遊」1977年第9・10号/存在と精神の系譜全2巻揃。ピタゴラスからマンディアルグまで、「私」と「世界」を超えんとした142名の系譜を収録。「遊」第1期最終巻を記念する特別思想カタログ。
Type Cosmique 2冊揃 | 朗文堂
組版工学研究会の編集による、欧文書体の見本帳第1巻、第2巻セット。1巻は文字の始点・終点部分に飾り(セリフ:Serif)を持つフォントを、2巻では飾り(セリフ:Serif)を持たない(サンセリフ:Sans-Serif)フォントを多数掲載。デジタルフォントの変遷についても収録。
英国の私家版 | 精興社
自らデザインし彫り上げた活字や挿絵の木版を使って自分が書いた文章を自分で組版し手引き印刷機で印刷する。こうして作られた書物を英国では「私家版」(プライベート・プレス)と呼ぶ。本書は「私家版」の伝統が今日まで脈々と生き続けている英国において、ウィリアム・モリス、コブデン・サンダスン、セント・ジョン・ホーンビーなど、私家版工房(プライベート・プレス)の創設者達が持っていた社会と芸術に対する理想像を克明に分析し、その歴史的・社会的背景を明らかにした異色の書。240頁におよぶ「書誌」は私家版研究の恰好の手引き。
プロパガンダ1904-45 新聞紙・新聞誌・新聞史 | 西野嘉章
2004年に開催された企画展「プロパガンダ1904-45 新聞紙・新聞誌・新聞史」の図録。総合研究博物館に保管された、押し葉標本の保存乾燥用に使われた大量の新聞紙。これら20世紀前半期の新聞を中心に収録し、印刷された記事としての側面のみならず、紙としての側面にも焦点を当て、近代日本における新聞のもつ意味を明らかにする。
江口寿史 Record 1992-2020 | 河出書房新社
漫画家・イラストレーター、江口寿史のジャケットアートワーク集。LPサイズのイラスト全29点、自身による全作品解説、銀杏BOYZ・峯田和伸との対談を収録。未綴じシートとなっているため、1枚ずつ飾ることができるようになっている。寄稿は吉田拓郎。
Enghelab Street: A Revolution through Books: Iran 1979-1983 | Hannah Darabi
パリ在住のアーティスト、ハンナ・ダラビのビジュアルブック。イラン出身のダラビが収集した貴重な写真集やプロパガンダ本の数々を紹介。タイトルの「Enghelab Street」とはイランの首都テヘランの中心部に位置し、本屋が軒を連ねる文化的な通りのこと。 英語表記。
Japanese Design 日本の四季とデザイン | 田中一光、小池一子
モスクワで開催された展覧会「日本のデザイン 伝統と現代」のカタログを下敷きに再構成したもの。しだれ桜、能衣装、和菓子、のれん、からくり人形からエレクトーン、プラモデル、スノーモービル、コンピュータまで、日本の伝統と四季、そして現代のデザインを総合的に俯瞰する写真図版資料集。構成は田中一光、小池一子によるもの。
原弘と「僕達の新活版術」 活字・写真・印刷の一九三〇年代 | 川畑直道
1940年代末から70年代半ばまで、第一線で活躍したデザイナー・原弘。戦前・戦後のデザイン界をリードした原弘の20代、若き日の挑戦と葛藤を綴ったドキュメントエッセイ。
Evolution 1 | 朗文堂
デザイナーやクリエイターの思索や問題解決の模索、提案を表現し発信することを目的に創刊された実験的なデザイン誌。和洋食器、建築、書体デザインなど幅広い分野について、各構成をデザイナーやクリエイターが担当。塚本昌都、坂東孝明、ダグ・トンプキンス、新島実らが参加。
チェコ・アヴァンギャルド ブックデザインにみる文芸運動小史 | 西野嘉章
20世紀初頭、前衛芸術の本流となり要となったチェコ共和国の首都プラハ。チェコのアヴァンギャルド運動をブックデザインの視点から編纂。200点に及ぶカラー図版を収録し、その源流と展開を探った評論集。
iichiko design 2015 | 三和酒類
三和酒類株式会社が販売する麦焼酎「いいちこ」の広告作品集、2015年版。他の酒類とは一線を画した、美しく印象的なブランドイメージを世の中に打ち出したいいちこ。アートディレクター・河北秀也が手がけた作品を多数掲載。さらにTVCMコレクションを収めたCD付き。
開封・戦後日本の印刷広告: 『プレスアルト』同梱広告傑作選 1949-1977 | 創元社
1937年に、京都の古書店・ワキヤ書房店主、脇清吉によって創設されたプレスアルト研究会から頒布されていた幻の会員制広告研究誌『プレスアルト』に掲載されていた広告作品をまとめた1冊。広告印刷物やパッケージ、包装紙などの実物を、その批評を掲載した冊子とともに綴じた『プレスアルト』と戦後の広告、社会背景を辿る。医薬品、食品、百貨店、家電ほか、様々な広告作品と併せて解説を収録。
書物の夢、印刷の旅 | ラウラ・レプリ
出版文化と印刷技術における創成期の文化史を紐解く1冊。書物に関する歴史、公用語の統一、海賊版拡散の阻止、活版印刷技術ほか、中世から近代の印刷業界の変遷を辿る。
花森安治のデザイン | 暮しの手帖社
生活雑誌「暮しの手帖」の創刊者であり、編集者、そしてグラフィックデザイナーとして活躍した花森安治のデザイン集。花森安治生誕100年を記念して刊行されたもの。「暮しの手帖」表紙原画全点、書籍装釘原画、手書き文字、新聞広告版下ほか、約300点の豊富な図版とともに解説を収録。
木の箱 | 広橋桂子 ほか
パッケージデザインやグラフィック、テキスタイルなど様々な分野で活躍するデザイナーたちが制作した「木の箱」をまとめたもの。民芸品や銭箱や茶箱、木彫りなど世界各国に古くから存在する「木の箱」と7人の作家による作品を紹介。ギフトボックスやステーショナリーケース、桐の封筒ほか、作品図版、解説を収録。広橋桂子、杉村敏男、UGサトー、岡田宏三、新井亮、新井明子、秋月繁らが参加。装丁は羽良多平吉と郷坪浩子によるもの。
SUN-AD at Work サン・アド 38年の軌跡
1975年の創立以来、多数の大手国内企業の広告を手がけてきたサン・アドのアーカイヴ。サントリーやソニー、西武などの広告ポスターを、コマーシャルカット等を多数掲載。
中島英樹の仕事と周辺 | 六耀社
アートディレクター・グラフィックデザイナーの中島英樹の仕事をまとめた一冊。1995年から2001年にかけて、雑誌『CUT』のエディトリアルデザインやファッション・プロモーション、フォント、ロゴタイプにいたるまで、中島が手がけてきた数々の仕事を豊富な図版資料やテキストとともに収録。後藤繁雄や高橋恭司との対談も収録。装丁は中島英樹自身によるもの。
創刊号のパノラマ | 近代日本の雑誌・岩波書店コレクションより
2004年にうらわ美術館で開催された「創刊号のパノラマ 近代日本の雑誌・岩波書店コレクションより」の展覧会図録。岩波書店所蔵の雑誌創刊号コレクションをカラーで多数収録。近代日本の政治や大衆文化の変遷、グラフィックデザインの進化を辿る。紀田順一郎、森仁史、飯沢耕太郎らによる解説付。
Story | 中山信一
広告や書籍、絵本など、幅広い分野で活躍するイラストレーター、中山信一の作品&エッセイ集。2013年から2018年の間に描かれたほのぼのとしたイラストともに、自身のエッセイが添えられている。
KesselsKramer 96-01 | ケッセルスクラマー
アムステルダムに拠点に活動する広告代理店、ケッセルスクラマーの作品集。膨大な仕事の中から、エディトリアルとブックデザインに焦点を当てた1冊。約50点のデザインをカラーで掲載。 英語表記。
ディック・ブルーナの世界展 | ディック・ブルーナの世界展実行委員会
1998年に開催された「ディック・ブルーナの世界展」の図録。オランダを代表する画家・ディック・ブルーナによる鉛筆画を多数紹介。ミッフィーやボリスなど、氏が生み出した人気キャラクターたちを通して、繊細で心のこめられた線の世界が間近に感じられる。
字本 Jiborn : A Book of Letters and Characters | 廣村正彰
グラフィックデザイナー・廣村正彰が「字」を科学的な角度から見直し、そのすごさ、面白さに迫る。字と、脳・手・耳との関係や、文字がどのようにして日本に入ってきたかなどを解説。無意識に認識している字の捉え方が変わる一冊。
日本タイポグラフィ年鑑 2006 | グラフィック社
日本タイポグラフィ協会が選出した2006年度の年鑑。タイプフェイス、ピクトグラム、エディトリアル、パッケージデザインなど、多岐にわたるジャンルのタイポグラフィ作品を収録。グランプリは奥村昭夫。装丁は藤本孝明。
木村伊兵衛のパリ | 朝日新聞社
数多くの傑作を残し、日本のリアリズム写真を代表する写真家として知られる木村伊兵衛の写真集。幻のカラー作品「パリ」170点をまとめたもの。マーティン・パー、今橋映子、田沼武能らによる寄稿も併せて収録。
Joel Meyerowitz: Retrospektive | ジョエル・マイヤーウィッツ
2014年にドイツの美術館NRW Forumで開催された展覧会の際に刊行されたもの。ニュー・カラー派の一人として知られる写真家、ジョエル・マイヤーウィッツの50年間にわたる活動をまとめた作品集。1960年代から2010年代にかけて撮影された世界各国の風景、人々、当時の情勢をモノクロやカラーの写真で写し出す。 ドイツ語、英語表記。
Richard Misrach: Golden Gate | リチャード・ミズラック
米国の写真家、リチャード・ミズラックの作品集。アメリカ西海岸に架かる、世界一美しい橋と称されるゴールデン・ゲート・ブリッジを3年間にわたり、定点撮影したもの。グラデーションになった夕日、淡い虹が架かる空、真っ黒な雲に覆われた日、雲海と橋の神秘的な光景。様々な時間帯、季節によって現れる自然が創り出した絵画のような瞬間が収められている。 英語表記。
Taiyo Onorato & Nico Krebs: The Great Unreal | タイヨ・オノラト、ニコ・クレブス
スイス出身のアーティスト、タイヨ・オノラトとニコ・クレブスの写真集。3年間にわたり数カ月間旅したアメリカの地を撮影したもの。点在する放置されたタイヤ、荒涼とした大地と廃車、動物の骨。旅の間の探究心と、どこか不可思議な世界が入り交じる。
Andreas Gursky | アンドレアス・グルスキー
ドイツの写真家、アンドレアス・グルスキーの大判作品集。ニューヨーク近代美術館での大規模回顧展に際して出版されたもの。証券取引所、ホテル、アパート、サッカー競技場、レイヴ会場などパノラミックに捉えた、80年代から90年代までの代表的な作品を多数収録。
M.Ganges ケース付 | 上田義彦
写真家・上田義彦の作品集。山や川や海に、太古からの生命の源を見出す「Mシリーズ」の集大成ともいえる1冊。大胆にボケを取り入れた、ガンジス川の風景やそのほとりに佇む人々の写真をカラーで多数収録。解説は後藤繁雄、装丁は中島英樹。