Robert Frank: The Lines of My Hand | ロバート・フランク
米国の写真家、ロバート・フランクの作品集。1940年代の初期写真から1950年代に撮影されたペルー、パリ、バレンシア、ロンドン、ウェールズへの旅行写真、代表作『The Americans』を制作した際のコンタクトシートまで、1972年まで作品を年代順に紹介。さらにフォト・コラージュ、『プル・マイ・デイジー』や『アバウト・ミー』などの映画のスチール写真も収録。 英語表記。
David Campany: A Handful of Dust | デヴィッド・カンパニー
2015年から2021年にかけて世界各国で開催された展示の際に刊行されたもの。マルセル・デュシャンの作品「大ガラス」に降り積もった埃をマン・レイが撮影した「埃の培養」にイメージを受け制作されたもの。粉塵、瓦礫、マスクを付ける人々、ゴミ山、埃をかぶった車など、マン・レイ、アンドレ・ケルテス、マルセル・デュシャン、ウォーカー・エバンスら、多数の作家による作品、解説を収録。キュレーションはデヴィッド・カンパニーによるもの。解説部分が取り外し可能な装丁となっている。
Nigel Shafran: Dark Rooms | ナイジェル・シャフラン
イギリスの写真家、アーティストのナイジェル・シャフランによる作品集。レジのベルトコンベアの上に置かれた商品、エスカレーターを使う人々、プラスチックやボトルの空容器など、日常の風景が関連する5つのシリーズが収められている。淡々と捉えられた消費や変化、経過していく時間とともに取り残されたものに隠された意識を表現する。 英語表記。
Alberto Sinigaglia: Big Sky Hunting | アルベルト・シニガグリア
イタリアの写真家、アルベルト・シニガグリアの作品集。インターネットを通じて誰もが詳細な宇宙空間の画像を入手できる現在。本書は宇宙にまつわる写真、資料などが散りばめられており、宇宙の本質を作家自身が創造、イメージ化させたような一冊。 英語表記。
Wim Wauman: Paraphernalia | ヴィム・ワウマン
ベルギーを拠点に活動する写真家ヴィム・ワウマンの作品集。周囲のアーティストたちに募り集めたオブジェを組み合わせた静物写真を収録。巻末にはオブジェの寄贈者の名前やコメントが掲載されており、個々の解釈やつながりを鑑賞者に対し投げかける。 英語表記。
Bruno Augsburger: Gone Fishing | ブルーノ・アウグスブルガー
スイス出身の写真家、ブルーノ・アウグスブルガーの作品集。釣りの旅で撮影してきた過去20年間の記録。激しい渓流、釣り上げられた魚、新鮮なサーモン、魚を求め川に飛び込む熊。ほとばしる飛沫やみずみずしい魚たち、ありのままで美しい自然を写し出す。 英語表記。
Chloe Sevigny | クロエ・セヴィニー
女優やファッションモデルとして活躍するクロエ・セヴィニーの写真集。ソニック・ユースの音楽ビデオへの出演や世界的人気ブランドのモデルをつとめるなど、ダウンタウンのクリエイティブ・シーンにおいて30年以上にわたりミューズとして活躍するクロエ・セヴィニー。ファッション写真に加え、キャスティング用のチラシ、ポラロイド、友人によって撮影されたプライベートフォトが満載のファン必見の一冊。
piece | 大橋愛
写真家、大橋愛の作品集。身近な人の死をきっかけに、「生」から「死」を、「死」から「生」を覗く作業を続け表現する。廃墟となった軍艦島、荘厳な美しさの自然、日常であり、また息を呑むような瞬間の風景を写し出す。喪失をそっと埋めるようなやさしく静かな世界。
高松次郎 思考の宇宙 | 府中市美術館 ほか
2004年に府中市美術館、北九州市立美術館で開催された展示のカタログ。現代美術家、高松次郎の1960年から1995年にかけての作品を紹介。水彩、油彩、ドローイング、オブジェ、印刷物など図版、テキストを収録。多彩な芸術性から、理解され難かった高松次郎の思考を紐解く。
Hockney Posters | David Hockney デイヴィッド・ホックニー
ポップ・アートシーンに影響を与え、現代芸術を代表するひとりとしても知られるアーティスト、デイヴィッド・ホックニーのポスター作品集。ペインティングで制作された多彩なポスター作品128点を大判で収録。
中西夏之展 白く、強い、目前、へ | 東京都現代美術館
1997年に東京都現代美術館で開催された「中西夏之展 白く、強い、目前、へ」展の図録。絵画に対して様々な様式やメディアを通して展開し続けた芸術家、中西夏之の活動を振り返る。 日本語、英語表記。
猫と女とモンパルナス | 藤田嗣治 画集
エコール・ド・パリで活躍し、猫と女を描くことを得意とした画家、藤田嗣治の作品とその人生を記録した資料集。ペインティング作品を多数収録するほか、土門拳によって撮影された藤田氏の写真や、洋画家の長谷川昇や岡鹿之助らによって寄せられたエッセイなどを掲載し、波乱に満ちたその人生を追った一冊。
長谷川りん二郎画文集 静かな奇譚 | 土方明司
2010年に開催された「長谷川りん二郎展」の公式図録。日本画家、長谷川りん二郎のペインティング作品をカラーで多数収録。代表作である猫の絵のほか、花や果物の静物画、風景画、エッセイなどを収録。
Matthew Craven: Primer | マシュー・クレイヴン
カリフォルニアを拠点に活動するアーティスト、マシュー・クレイヴンの作品集。異なる文化や時代のイメージと、独自の幾何学模様のイラストレーションを並置したコラージュ作品を収録。考古学的な遺跡や自然界の写真がカラフルなタイル状の背景に重ねられ、伝統的な歴史的物語を再構成している。 英語表記。
Joe Roberts: LSD Worldpeace | ジョー・ロバーツ
アメリカのアーティスト、ジョー・ロバーツの作品集。2015年に刊行された「LSD Worldpeace」の再販版。幼少期の記憶、カウンターカルチャー、日記などの個人的な記録がマッシュアップされたペインティング、ドローイング、コラージュ、アクションフィギュア、ジオラマなどが満載の一冊。 英語表記。
レンバッハハウス美術館所蔵 カンディンスキーと青騎士展 | 東京新聞
2010年に全国を巡回した「レンバッハハウス美術館所蔵 カンディンスキーと青騎士展」のカタログ。デザイン学校・バウハウスでも教鞭をとった画家、ワシリー・カンディスキーによるペインティング作品と、氏がフランツ・マルクと共同で創刊した芸術年刊誌「青騎士」に関する資料を多数掲載。
Le Tresor Cruel de Hans Bellmer | ハンス・ベルメール
球体関節人形の作品で知られるドイツの芸術家、ハンス・ベルメールのデッサン作品集。1930年代から1960年代にかけて描かれた約200点の作品を紹介。マン・レイ、マルセル・デュシャン、ジャン・アルプの肖像画、人体を変形させた女性像などの鉛筆画を中心とした作品を収録。 フランス語表記。
金子國義 アリスの画廊 | 金子國義
デカダンスとエロスの漂う作風で知られる画家、金子國義の作品集。絵画作品、ドローイングなどをカラーとモノクロで掲載。そのほか澁澤龍彦・中田耕治・種村季弘・滝口修造・高橋睦郎など豪華な文人らによるエッセイ、インタビューなども併せて掲載。
日本の写真家 27 芳賀日出男 | 岩波書店
写真家、民俗研究家である芳賀日出男の作品集。全国各地の民族儀礼や芸能を生涯のテーマとしていた芳賀が撮影した、伝統行事やその暮らしの様子が収められている。送り火、嫁入り、巫女舞い、禊など、日本の古くから伝わる行事のモノクロの写真、解説を収録。
ペンク展 | 世田谷美術館 ほか
1997年に開催された巡回展の図録。具象的な作家の中でも異彩を放ってきたドイツを代表するアーティスト、A.R.ペンクの作品集。絵画、彫刻、写真、スケッチブックなどの作品図版とともに解説を収録。
Big Hair | Joe Lai、Heitai Cheung
写真家のジョー・ライとスタイリストのハイタイ・チャンの作品集。1960年代東京のアップスタイルと編み込み技術と、ヘアスタイリスト信竜淳二の技術に触発され、現代のアジア女性に応用したもの。 英語表記。
Floating | 坂本政十賜
写真家、坂本政十賜の作品集。パリ北部郊外、坂本が見知らぬ土地で共鳴した目には見えないその土地の姿、その土地の空気、「なにものか」を捉える。公共住宅地、電話ボックス、公園などの街の風景を収録。 日本語、英語表記。
Martin D’orgeval: Paques | Martin D’orgeval マーティン・ドルジュバル
フランス人写真家、マーティン・ドルジュバルの写真集。イースター島での旅で出会った、観光客のイメージからは遠く離れた風景を、モノクロ写真におさめた作品を掲載。 表紙、天地にキズ有。本文状態良好。
足穂拾遺物語 | 稲垣足穂
モダニズム文学界の新感覚派作家、稲垣足穂の拾遺集。稲垣足穂研究のニューウェイヴらによって、新発見文章101篇、存疑作2篇、解題・校異約700枚というボリュームで編集された、足穂ファン必見の一冊。装丁は羽良多平吉。
世界幻想作家事典 | 荒俣宏
荒俣宏が世界の幻想作家を事典に編纂。ゲーテ、ラブクラフト、マンディアルグ、ポオなどヨーロッパ/アメリカ圏の幻想作家・美術家・思想家700名余りを網羅。四方田剛己、沼野充義、武邑光裕らも草稿に協力している。幻想作家辞典の決定版。造本は羽良多平吉。
ソムニウム叢書4 白羊宮の火星 | アレクサンダー・レルネット=ホレーニア
劇作家や詩人作家としても活躍した、アレクサンダー・レルネット=ホレーニアの代表作。ポーランドに侵攻したナチス・ドイツを、占星学でいう白羊宮の守護星(火星)になぞらえて象徴的に描いた小説。装丁は羽良多平吉。
Jim DIne ジム・ダイン展 1990-1991 | 著者名
1990年に開催された巡回展のカタログ。アメリカのアーティスト、ジム・ダインの1950年代から1980年代の作品を紹介。ハートやバスローブをモチーフとした絵画、立体作品、版画、などカラーによる図版63点、テキストを収録。
メモランダム 古橋悌二 | ダムタイプ
世界で活躍するマルチメディア・パフォーマンス・アーティスト集団、ダムタイプの中心メンバーであった古橋悌二の晩年までの記録をまとめたもの。遺稿、書簡、インタビュー、ダムタイプの作品などを収録。35歳の若さで亡くなった古橋悌二の遺した言葉の数々が綴られた一冊。
冒険王 横尾忠則 | 世田谷美術館 ほか
世田谷美術館、兵庫県立美術館で開催された「冒険王・横尾忠則」展図録。2008年の時点で最新の絵画作品から、1960〜70年代のグラフィックデザイン原画まで、様々な作品約600点をフルカラーで収録。そのほか、ロングインタビューや多彩な執筆陣によるコラムも掲載。
ワード・イン・アート 字は絵のごとく 絵は字のごとく | 横尾忠則
横尾忠則現代美術館の開館記念として企画された横尾忠則展「ワード・イン・アート―字は絵のごとく 絵は字のごとく」の公式図録。60年に及ぶ横尾忠則の画業の中から、文字が含まれた作品を約75点を厳選して収録。
卓上のバルコネグロ | 森村泰昌
現代芸術家、森村泰昌の写真作品集。1980年代に撮影した活動初期のモノクロ写真を描き下ろしエッセイとともに収録。身の回りの物をコラージュ感覚で組み合わせた静物写真をシリーズごとに掲載。
舟越桂展 1980-2003 | 東京都現代美術館、栃木県立美術館
2003年から2004年にかけて東京都現代美術館や栃木県立美術館などを巡回した「舟越桂展」の図録。上半身・異型の人物像の彫刻、またその習作としてのドローイングを多数収録。遠くを見つめる人形たちは、まるで鑑賞者の心の奥を見透かしているかのよう。
魅惑のニッポン木版画 | 横浜美術館
横浜美術館開館25周年を記念して刊行された、幕末から現代までの木版画作品集。古くは歌川広重や竹久夢二から、現在活躍する版画家のものまで、オールカラーで掲載。
琳派 京を彩る | 京都国立博物館
2015年に京都国立博物館で開催された展示の図録。俵屋宗達、本阿弥光悦、尾形光琳、酒井抱一ら琳派を代表する芸術家による、屏風や工芸品など様々な分野の琳派の名作を紹介。カラー、一部モノクロによる図版、解説を収録。
新・北斎展 Hokusai Update | 森アーツセンターギャラリー
2019年に森アーツセンターギャラリーで開催された展覧会の図録。浮世絵師・葛飾北斎のおよそ70年に及ぶ画業における作風の変遷を6期に分けて紹介。国内外の代表的な名品から初公開作品を含む約480点をカラー図版で掲載。
Advertising is: Takuya Onuki Advertising Works 1980-2010 | 大貫卓也
アートディレクター、大貫卓也の作品集。旧装版。日清カップヌードル「hungry?」、ペプシマン、Jリーグロゴ、ラフォーレ原宿などの膨大な仕事を、5000点を超えるビジュアルと本人による書き下ろしテキストで紹介。『新しい表現を追い続けていた時代』『結果を出すことに徹していたビジネス時代』『表現に目的意識を強く求めた志の時代』と題された3つの章で構成され、大貫デザインの変遷と葛藤を追うことができる。
Altered Soil 土の記憶 | 勝井三雄
グラフィックデザイナー、勝井三雄が企画構成を行い、「土」についてまとめた一冊。「土は生命が刻んだ生の記憶を持つ」をコンセプトに、宇宙・地球史を写真や図とともに解説。宇宙創世、地球誕生、生命、人の歩みが土と同化する様を絵本のように表現している。竹尾のファインペーパーを用いており、巻末には用紙名を記載。
Herb Lubalin: American Graphic Designer, 1918–81 | ハーブ・ルバリン
ソール・バス、ポール・ランドと並びアメリカを代表するデザイナー/ハーブ・ルバリンの作品集。ニューヨークの広告業界から始まり、世界で最も影響力のあるタイポグラファー・グラフィックデザイナーとなるまでの軌跡を大量の作品資料とともに俯瞰する一冊。
書影の森 筑摩書房の装幀 1940-2014 | 臼田捷治
筑摩書房が1940年から2017年までに出版した書籍のなかから、特にすぐれた書籍のデザインを紹介。社内・社外を問わず装幀に携わったデザイナー、編集者らの仕事の紹介を通し、筑摩書房の歩みを展望する。
平野甲賀 装幀の本 | リブロポート
デザイナー・平野甲賀が手掛けた装丁作品の数々をフルカラーで年代別に収録。図録のほかに、高橋悠治や片岡義男らによるエッセイ、杉浦康平と平野甲賀の対談「ブック・デザインという仕事」などを併せて掲載。
The Wes Anderson Collection | ウェス・アンダーソン
映画監督、ウェス・アンダーソンの作品アーカイヴ。「バトル・ロケット」や「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」など代表作のカット、絵コンテ、作品に関するインタビューなどを掲載。
4人の箱 | 秋月繁、鹿目尚志、木村勝、広橋桂子
秋月繁、鹿目尚志、木村勝、広橋桂子ら4人のデザイナーが手掛けたパッケージデザインを編纂した図録集。ワインボトル、包装紙、香水瓶からマッチボックスのパッケージまで、カラー&モノクロの図版に本人たちの解説を掲載。