Matisse | アンリ・マティス
20世紀を代表するフランスの画家、アンリ・マティスの大判作品集。1890年代の初期作品、フォーヴィスム時代、ドローイング、彫刻、晩年の切り絵作品まで、マティスの画業を包括して紹介。マティス研究の第一人者である著者による解説も充実している。 英語表記。
Henri Matisse: A Retrospective | アンリ・マティス
20世紀を代表するフランスの画家、アンリ・マティスの大判作品集。1992年にニューヨーク近代美術館で開催された回顧展に際して出版されたもの。油彩、グワッシュ、デッサン、切り絵など、多数の作品図版を解説とともに収録、
どこからともなく どこへともなく | 野原かおり
アートディレクター、グラフィックデザイナー、アーティストとして多彩な活動を展開する野原かおりの作品集。東京から長野へ移住し、2年間描き続けた線をまとめた一冊。詩はの石田瑞穂、写真は砺波周平によるもの。シルクスクリーンで印刷された和紙カバーは広げるとポスターになる仕様。
温故知新 On Kawara & Donald Judd | 現代芸術振興財団
2014年に開催された展示の図録。日本の美術家、河原温とアメリカの美術家、ドナルド・ジャッドによる作品を紹介。コンセプチュアル及びミニマル・アートと和の空間の融合をテーマに、日付絵画(Date Painting)シリーズ、アルミニウム製の直方体の立体作品などを収録。
Unsold | 杉本博司, ソフィ・カル, 青柳龍太
2014年から2015年にかけてギャラリー小柳で開催された展示のカタログ。2013年に現代美術家の杉本博司、ソフィ・カル、青柳龍太の3人が、極秘で参加した蚤の市で売れ残った商品を出店時の写真と共に展示。「UNSOLD」の商品から、美とは、真とは、そして、ものの価値とは何かを問う。蚤の市での出店の写真、蚤の市当日のドキュメンタリーショット、杉本、ソフィ、青柳によるテキストを収録。 限定500部。
植木 | 高木康行
写真家、高木康行の作品集。洗濯機の上に置かれた植木、店先に並んだ植木、玄関に無造作に置かれた植木など、東京のさまざまな住宅街にある『植木』を撮影したもの。高木康行の25年に渡るテーマである人間と自然界の関係性、都会の中で自由に存在する植木鉢と人々との結びつきを遺す一冊。
寺山修司劇場美術館 | PARCO出版
2008年に青森県立美術館と郡山市立美術館で開催されたの図録。昭和期の歌人・劇作家、寺山修司の写真資料集。文学、演劇、映画、美術、音楽、スポーツといった多岐にわたる活動を、当時のポスターや写真とともに紹介している。
百年の編み手たち 流動する日本の近現代美術 | 東京都現代美術館
2019年に開催された展示の図録。東京都現代美術館が所蔵する、大正期から現代までの日本の美術コレクションを紹介したもの。日本の近現代の創造を、新旧の多様な表現や技術を編集し、そして社会と創造的な関係を切り結んできた「編み手たち」による試みという側面から再考する。
未知の表現を求めて 吉原治良の挑戦 | 芦屋市立美術博物館
2016年に芦屋市立美術博物館で開催された展覧会の図録。戦後関西を代表する前衛的な美術集団「具体美術協会」の創始者であり、リーダーの吉原治良による代表的な作品から貴重な資料、記録写真を通して吉原治良の全貌に迫る一冊。
希望の美術・協働の夢 北川フラムの40年 1965-2004
アートディレクター、北川フラムによるアート・コミュニケーション論についてまとめた資料集。「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」などを手がけた北川氏による40年のキャリアにおける美術や音楽、演劇、まちづくり、多岐に渡る仕事を豊富な図版とテキストで紹介。
Josef Koudelka: Exiles | ジョセフ・クーデルカ
チェコスロバキア出身の写真家、ジョセフ・クーデルカの代表作「Exiles」の新版。装丁を変え、未収録作品も10点追加。チェコスロヴァキアから亡命した後、ヨーロッパ各地で市井の人々を捉えた一冊。
Maske | Phyllis Galembo フィリス・ガレンボ 写真集
NYを拠点に活動する写真家、フィリス・ガレンボの作品集。西アフリカや中央アフリカ、ハイチなどをめぐり撮影してきた、伝統的な儀式や現代のカーニバルなどの仮装イベントの写真を収録。国別のチャプターで構成され、それぞれに彼女自身の解説が添えられている。楽しくユーモラスに、時に暗く恐ろしいポートレートは、仮面が持つ変幻自在の力を記録し、表現してもいる。 英語表記。
いつだって猫展 | 名古屋市博物館
2015年から2019年にかけて各地で開催された「いつだって猫展」の図録。浮世絵を中心に、江戸時代から明治にかけて巻き起こった「猫ブーム」を丁寧に紹介。さまざまな猫のふてぶてしくも愛らしい姿を堪能できる猫好き必見の一冊。
Franco Fontana: Photoedition 3 | フランコ・フォンタナ
イタリア出身の写真家、フランコ・フォンタナの写真集。ドイツの写真専門出版社が発行していた「Photoedition」、フランコ・フォンタナを特集した第3号。色鮮やかに切り取られた建築物、浜辺と海、絵画のような山の連なりなど、カラーの図版を収録。 ドイツ語表記。
花椿合本2003年1月号-12月号 | 資生堂
創刊70年以上の歴史を持ち、現在も連綿と発行され続けている資生堂の企業文化誌「花椿」2003年度版12冊を一冊に合本。ファッション、アートに関するトピックが豊富で、当時のトレンドや文化の流れも振り返って読める、資生堂ならではの一冊。
拡張するファッション ドキュメント | 林央子
林央子の著書『拡張するファッション』を元にして開催された展覧会の図録。国内外の11組のアーティストが「ファッション」を軸に様々な表現方法を展開する。写真家、ホンマタカシが撮り下ろした展示風景、林央子との対話Q&A含むテキストを収録。
Gateway 2015 01 | 米山菜津子
グラフィックデザイナーの米山菜津子が主宰となるオムニバス書籍、『GATEWAY』。写真・文・イラストが織りなす7つの章で構成。下西風澄、野田祐一郎、保倉友子、今日マチ子、中里周子らが参加。
Gateway 2020 12 | 米山菜津子
グラフィックデザイナーの米山菜津子が主宰となるオムニバス書籍、『GATEWAY』。今回のテーマは「人の話を聴く」。インタビューアーに話し、その後自分がインタビューイーとなり話を聴き、記録していく、リレーインタビュー。デザイナー、ライター、アーティストなど、あらゆる分野のインタビューほか、小説、エッセイを写真とともに収録。
The Works of Paul Rand | ポール・ランド
東京のインテリアショップ・プレイマウンテンで開催されたポール・ランド展にあわせて刊行されたカタログ。ポール・ランドによるIBMのグッズや、ブックデザインやなどの作品をカラーで収録。
新装版 日本字フリースタイル・コンプリート | 稲田茂
日本語の様々なスタイルの描き文字を集めたレタリング集。描き文字の見本帳であり名著でもある1976年刊行の『日本字フリースタイル700I』と『同II』、1981年刊行の『同III』の内容を一冊に再編集し、合計2,111作品を網羅した復刻版(2013年刊行)の新装版。各例に一言ずつ描き方の極意が書かれており、ノウハウとしても見本帳としても役立つ一冊。レタリングの基礎を解説する付録ページも新たに収録。
町まちの文字 完全版 | 蓜島庸二
のれん、看板、旗、のぼりなど、かつて町でよく目にした人々の手仕事による文字たちを収集・考察したビジュアル・エッセイ。人々の手で描かれ、刻まれた文字たちを採取し、まとめた名著『町まちの文字』『祈りの文字』を新しい要素とともに再編集したもの。エッセイと膨大な数のモノクロ写真資料による、著者の文字への愛情と情熱が込められた一冊。
日本の木組 | 清家清
建築家、清家清による建築資料集。日本の伝統的な木造建築工法である木組を「木組の起源」「木組の機能」「継手」「仕口」といった章に分け、図版とともに丁寧に解説したもの。巻頭のモノクロ写真は入江泰吉、植田正治らが撮影している。
Geoffrey Bawa: The Complete Works | ジェフリー・バワ
スリランカを代表する建築家、ジェフリー・バワの作品集。熱帯建築の第一人者で、その土地の自然や風土、カルチャーを空間に取り入れた開放的な建築物などを手がけた氏の、初期から晩年までの作品を収めたコンプリートワークス。英語表記。
ルーシー・リーの陶磁器たち
ウィーン出身の陶芸家、ルーシー・リーの作品集。作品とともに自筆のレシピを掲載。釉薬の原材料の比率なども詳しく解説されている。
Alvaro Siza: In/Discipline | アルヴァロ・シザ
ポルトガル出身の近代建築家を代表する一人、アルヴァロ・シザの作品集。60年以上におよぶアルヴァロ・シザの建築作品や未建築のプロジェクトを紹介。レサのスイミングプール、マルコ・デ・カナヴェーデスの教会、韓国のミメシス・アートミュージアムなどの、図版、テキストを収録。 英語表記。
The Cook’s Atelier | Marjorie Taylor、Kendall Smith Franchini
フランスのブルゴーニュ地方にある料理学校、The Cook's Atelierによるレシピブック。伝統的なフランス料理のレシピ、フランスの村での暮らしの風景を美しい写真とともに紹介する。クロック・マダム、鴨胸肉のソテー、マドレーヌ、タルトタタン、など100以上のレシピを収録。 英語表記。
美しい木の椅子展 | 長野県信濃美術館
2008年に長野県信濃美術館で開催された展示の図録。木を素材に用いたあらゆるデザインの椅子を紹介する。世界の著名デザイナーによる椅子、長野県にまつわる名作の椅子の数々など、イラストや写真による図版、解説を収録。
Another Room もうひとつの部屋 | 海野弘
評論家・海野弘がヨーロッパのトイレの歴史を紹介。1988年にINAXより刊行された『ヨーロッパ・トイレ博物誌』から抜粋・再編集されたもの。古代から現代にいたるまでのヨーロッパのトイレについて、図版を交え詳細に解説している。装丁は松田行正によるもの。
ミネラリウム・インデックス | 米澤敬
月の石、雲の石、雪の石など「鉱物」をタイトルにした9編を収めたエッセイ集。鉱物をめぐる100余りのテーマをリストアップし、鉱物的断片性を生かしながら書きすすめられた、81のエピソードを収録。本文はすべて活版で組まれ、手触りまで楽しめる造本。
Richard Tuttle: What Is the Object? | リチャード・タトル
米国のアーティスト、リチャード・タトルが過去50年にわたり収集してきたオブジェと、それに対する彼の考えを記録したカードを紹介するビジュアルブック。タトルにとって、オブジェは作品と同様にコミュニケーションを目的としたものであり、モノが何を意味するのか、どのように意味するのかを私たちに問いかけてもいる。ユニークな装丁はベルギーのブックアーティスト、リュック・デリッケによるもの。 英語表記。
Fabric Pictures 糸の季節 森麗子作品集 | 木耳社
日本におけるファブリック・ピクチャーの第一人者、森麗子の作品集。旅先で目にした風景や植物など、さまざまなモチーフを布と糸を用い一枚の絵画として表現。あたたかみのある、うつくしい刺繍作品を多数収録するとともに、それぞれの作品には自身による詩が添えられている。
Xerophile: Cactus Photographs from Expeditions of the Obsessed Revised Edition | Cactus Store
愛好家たちが撮影した、サボテン数百種を記録した写真集。ナミビアの砂漠に何千年も生息するもの、ボリビアの雪山に生息するもの、ガラパゴス諸島の純溶岩地帯で成長するものなど、人里離れた生息地での驚くべきサボテンたちの写真と解説を収録。改訂版。 英語表記。
疾駆 chic 第2号 博多・福岡/太宰府 | YKG Publishing
人々や地域に着目し、取材を通して日々の暮らしに新たな視点を提案する生活文化誌「疾駆 / chic」。第2号は「福岡/太宰府」特集。古くから外国との交流で栄えた「博多・福岡」、かつて日本の政治・経済を担っていた「太宰府」、文化の拠点となっていた各地の現在をあらゆる視点から探る。 連載は蓮沼執太、花代、萩原俊矢他。装丁は田中義久。
疾駆 chic 第4号 熊野 | YKG publishing
人々や地域に着目し、取材を通して日々の暮らしに新たな視点を提案する生活文化誌「疾駆/chic」。第4号は「熊野」特集。熊野古道やその地に点在する霊場が世界遺産に登録され、日本の「聖地」として注目を集めている熊野。歴史研究家、修験者、医師、酢の醸造職人、熊野を拠点に活動をするギタリストなどなどの語りを通して熊野の魅力を明らかにする。また連載「アーティストの皿 川内倫子」「横組み用書体をつくってみる 鳥海修」なども掲載。
Carsten Nicolai: Parallel Lines Cross at Infinity | カールステン・ニコライ
アルヴァ・ノト名義でミュージシャンとしても活躍するアーティスト、カールステン・ニコライの作品集。2015年から過去10年間の作品を紹介したもの。パターン、グリッド、数式、コンピューター、ネオン管などを用いて、人間に見えない現象を視覚化した作品の図版と解説を収録。 英語表記。
田中敦子 カタログ・レゾネ | Galleria Col
戦後の美術史において重要な位置を占める前衛的な美術集団「具体美術協会」の主要メンバーである田中敦子のカタログ・レゾネ。1957年の初期の絵画作品から晩年の作品に至るまで、見開きに作品とタイトルがひとつずつ掲載されており、シンプルな構成が美しい一冊。
石屋さん Stone Dealer | 桑原真理子
アーティスト・桑原真理子と、8人の石屋さんとの対話を収めた一冊。1960年代から80年代にかけて、庭石として使われる「三波石」という青石を売っていた鬼石町の8人の石屋さん。青石の文化的価値を見出す彼らと桑原さんとの対話を収録することで、鬼石町で暮らす人々の生き様に触れることができる一冊。デザインは若林亜希子によるもの。
辰野金吾と美術のはなし | 東京ステーションギャラリー
2019年に東京ステーションギャラリーで開催された展覧会の図録。日本銀行本店や東京駅の設計で知られる建築家、辰野金吾の没後100年を記念し、学生時代の資料や東京駅の図面、そして洋画家の松岡壽との関係など、豊富な図版資料と解説で辰野の仕事と人生を紐解いていく一冊。
Period | Fiona Banner フィオナ・バナー画集
ターナー賞にも選出された英国のアーティスト、フィオナ・バナーが2019年に開催した展示に際して出版されたもの。海景をモチーフにした絵画シリーズを中心に収録。海に浮かぶ巨大な船、戦艦や駆逐艦などを黒く塗りつぶし、その代わりにフルストップ(終止符記号)を配置し、物や言語のジェンダー化と、時間のサイクル、身体、歴史的事象から得たアイデアを結びつけている。 英語表記。
市村柚芽個展「窓辺の肖像」
2024年5月18日(土)~27日(月)の期間、画家・市村柚芽さんの個展「窓辺の肖像」を開催します。 市村さんの絵は、いつも小説を読むかのごとく、見るたびに新しい物語を見つけることができます。その絵はまるで時間を超越して […]
Poster Town: Contemporary Poster Design from Lucerne | Spector Books
ポスターの街と称されるスイスの都市、ルツェルンのポスターシーンに注目したアートワーク集。小さな都市でありながらも近年洗練されたポスターで多くの賞を受賞し、世界中で知られるようになったルツェルン。なぜこれほどまでにデザイン性の高いポスターを制作できるのか、豊富な資料とテキストで検証している。 英語、ドイツ語表記。
新装版 Advertising is: Takuya Onuki Advertising Works 1980-2010 | 大貫卓也
アートディレクター、大貫卓也の作品集。2017年刊行『Advertising is』に100頁以上を増補した新装版。日清カップヌードル「hungry?」、資生堂「TSUBAKI」、ラフォーレ原宿などの膨大な仕事を豊富な図版と本人による書き下ろしテキストで紹介。大貫デザインの全てを堪能することができる一冊。
100 Best Posters 21 | Verlag Kettler
ドイツ、オーストリア、スイスの革新的なポスターデザインをまとめたポスター作品集。グラフィック、タイポグラフィ、写真などあらゆる方法を用いて創造されたポスターを700ページを超える大ボリュームで紹介。 英語表記。