骨から見る生物の進化 | J・ド・パナフィユー
パリ国立自然史博物館に所蔵されている脊椎動物の骨格標本を記録した写真集。数十億年の進化の痕跡が刻まれた骨の造形美を、シンプルかつエレガント、そして神秘的にアーカイブしている。 日本語普及版。
賢治と鉱物 文系のための鉱物学入門 | 加藤碵一、青木正博
宮沢賢治が愛した鉱物たちを解説した資料集。宮澤賢治作品数多く登場する鉱物を、多数のカラー図版と丁寧なテキストで魅力的に紹介する。
Kimiyo Mishima 三島喜美代 | ART FACTORY 城南島
2015年にART FACTORY 城南島で開催された展覧会のカタログ。現代美術家、三島喜美代が手がけた1960年代の作品を中心に紹介。世の中に溢れ返る「情報」をテーマとしていたコラージュ作品、2010年代のセラミックで制作された立体作品などを収録。
辰野登恵子アトリエ | せりか書房
画家、版画家の辰野登恵子の下井草のアトリエを撮影した写真資料集。パレットや絵の具、筆、使い込まれたパステルやチョーク、テディベア、デスクや洗面台、書棚ほか、作品とともに辰野登恵子が遺した言葉が綴られている。
Art Center Ongoing 2008-2018 現在進行形の10年間
東京・吉祥寺にある『Art Center Ongoing』の10年間の記録をまとめた一冊。オープンから10周年を記念して、クラウドファンディングによって制作。2008年から2018年までのギャラリーの活動の記録、エッセイ、描き下ろしの漫画などを収録。
佐賀町エキジビット・スペ-ス 1983-2000 | 群馬県立近代美術館
2020年に群馬県立近代美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。1980年代から2000年代にかけて、佐賀町エキジビット・スペースにて開催された展覧会の様子、出展作品を紹介。杉本博司、安藤忠雄、川久保玲、シェラ・キーリー、野又穫、剣持和夫ら、25名の作家による作品図版、展示風景、解説を収録。
三沢厚彦 Animals/Multi-dimensions | 千葉市美術館
2023年に千葉市美術館で開催された展覧会の図録。彫刻家、三沢厚彦の1990年代の初期の未発表作品から開催当時最新の作品までを収録。動物をモチーフにした等身大サイズの彫刻や絵画作品などの図版、解説を収録。
イサム・ノグチ 世界とつながる彫刻展 | 横浜美術館
2006年に横浜美術館で開催された「イサム・ノグチ 世界とつながる彫刻展」の展覧会図録。彫刻家、イサム・ノグチの彫刻作品や舞台装置などをカラーとモノクロで収録。
Eyes as Big as Plates 2 | Karoline Hjorth、Riitta Ikonen
フィンランドとノルウェーのアーティストデュオ、カロライン・ヒョルトとリィッタ・イコネンの作品集。人間と自然の関係について探求するアートプロジェクト「Eyes as Big as Plates」の書籍化第2段。世界中を旅し、周囲の環境から収集した多様な自然素材(植物、動物、菌類)に包まれた人々のポートレートを収録している。また、制作過程の写真や被写体となった人々の人生なども掲載。 英語表記。
断層図鑑 錯誤のグラフィックデザイン・断章 | 戸田ツトム
断層図鑑 錯誤のグラフィックデザイン・断章/グラフィックデザイナー・戸田ツトムによるイメージブック。ひまわりの衛星写真や都内各所の写真などの様々な「観測データ」をまとめ、エディトリアル・デザインに落とし込んだ実験的書物。序文は浅田彰。
カリグラフィーとレタリング | 矢島周一
大正から昭和にかけて活躍した書体デザイナー・矢島周一が、カリグラフィーとレタリングについてまとめた指南書。アルファベットの変換過程、レタリングとスペーシング、幾何学的書法、カタカナ、ひらがな、漢字編ほか、作例、集字、骨格図など豊富な図版、解説を収録。
粟津潔 デザインになにができるか | 谷川俊太郎、針生一郎、粟津ケン 他
2019年5月から9月に金沢21世紀美術館で開催された「粟津潔 デザインになにができるか」展のカタログ。戦後日本の復興期に活躍し、社会をたくましく生きる人たちへまなざしを向けてデザインを発信し続けた粟津潔の作品とともに、粟津潔のテキストや対談、批評なども掲載。
加藤久仁生展 | 伊丹市立美術館 ほか
2011年から2012年に開催された巡回展の図録。アニメーション作家、加藤久仁生のアカデミー賞受賞作品「つみきのいえ」をはじめとした作品を紹介。アイデア、スケッチ、絵コンテ、制作過程などの図版、解説を収録。
ディズニーアート展 | 東京都現代美術館
2006年に東京都現代美術館で開催された展示の図録。初期のディズニーアニメーションアートを紹介。映画の制作過程で使用された背景、コンセプトアート、スケッチ、原画などの豊富な図版と解説を収録。『眠れる森の美女』『白雪姫』『ピノキオ』『不思議の国のアリス』『わんわん物語』などのオリジナル画が集結した展示の貴重な資料がおさめられた一冊。
ユーリー・ノルシュテインの仕事
ロシアのアニメーション作家、ユーリー・ノルシュテインの作品集。「霧の中のハリネズミ」「キツネとウサギ」「おやすみなさいこどもたち」をはじめとする作品のデッサン、絵コンテ、エスキース、実際の撮影に使われた素材など制作工程をカラーで紹介。
中川一政 装釘 限定500部 | 中央公論美術出版
大正から平成まで活躍した画家、中川一政の作品集。油彩、水墨画、版画、陶芸、書など多彩な創作活動のなかから、装丁仕事に焦点を当てたもの。多くの文人に愛された、素朴で人間味のあるデザインをカラーとモノクロの図版で紹介。
PATER 1994 | ペーター佐藤
ミスタードーナツのパッケージイラストやファッション誌のイラストなどで活躍したイラストレーター、ペーター佐藤の遺作となった作品集。亡くなる直前まで病床で制作し続けたペーター佐藤による、あたたかみのある色彩のちぎり絵やコラージュ作品を収録。装丁は新谷雅弘。巻末に原田治のテキストを収録。
にっぽんのえ 8 安西水丸 vs. 奥村靫正
日本のアーティストやイラストレーター2名をピックアップしたシリーズ「にっぽんのえ」8巻。安西水丸と奥村靫正の代表的な作品をカラーとモノクロで紹介するほか、インタビューやアンケートなども収録。文章は中沢新一。
Damien Hirst: Cherry Blossoms | ダミアン・ハースト
2021年から2022年にかけてパリのカルティエ財団現代美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。イギリスの現代アーティスト、ダミアン・ハーストが2年間をかけて制作した美と生と死をテーマとした『桜』シリーズを収録。印象派、点描画、アクションペインティングを参照し制作された作品250点、折り込み18点、テキストを掲載。
Jan Groover: Photographs | ヤン・グルーバー
アメリカの写真家、ヤン・グルーバーの作品集。1970年代から1990年代にかけて撮影された作品を紹介。建築物の装飾、クローズアップされたカトラリーなど、絵画的コンポジションの静物写真や人物写真を収録。
Trees | Bruce Albert、Emanuele Coccia、Stefano Mancuso
2019年から2020年にかけてカルティエ財団が開催した展示に際して出版されたアートブック。思いがけない能力を持ちながらも、今日広く脅威にさらされている樹木に焦点を当てた意欲的なもの。約500点の画像と豊富な科学的・批評的テキストを用いて、展示作品のすべてを紹介。画家、写真家、建築家、彫刻家、哲学者、植物学者、気候学の専門家らの作品を組み合わせ、樹木の美しさ、独創性、生物学的な豊かさを表現している。 英語表記。
ハルとミナ | 濱田英明
写真家、濱田英明の作品集。濱田英明の2人の子どもたちの、「何でもない日々を生きる、ありのままの彼らの姿」を写した一冊。電車から見える外の風景に夢中な姿、夏のビニールプール、ランドセルから取り出した宿題、草原を走る姿、寄り添う兄弟の背中。誰もがもつ子どもの頃の記憶や思い出、経験を呼び起こされる、そんな一瞬一瞬が収められている。
豊嶋康子作品集 1989-2022 | 東京都現代美術館
2023年から2024年にかけて東京都現代美術館で開催された展示会の際に発行されたもの。現代アーテイスト、豊嶋康子の1989年から2022年までの作品を紹介。文房具やオセロ、そろばんなど日用品を用いた作品、インスタレーションなど450点の作品図版、解説を収録。
He Xiangyu 何翔宇 | Distanz
中国出身のコンセプチュアル・アーティスト、何翔宇(ヘ・シャンユ)の作品集。抜歯した2本の親知らずを仏塔と組み合わせた作品『Wisdom Tower』ほか、あらゆる作品を紹介する。絵画、立体作品、映像作品、インスタレーション、対談、エッセイなどを収録。 中国語、英語表記。
川島小鳥写真集 明星 | ナナロク社
写真家、川島小鳥の作品集。30回以上にわたって訪れた台湾を舞台に、南国の果物、街を行き交う人々、風景など、あらゆる被写体がキラキラ輝くように写し出される。縦写真は縦に、横写真は横にそのまま綴られた、ユニークな造本となっている。
Wijnanda Deroo: Behind The Walls
300万点を超える所蔵作品を有するロシアのサンクトペテルブルクにあるエルミタール美術館を写真家のワイナンダ・デローが撮影。普段では見られない展示室の壁の向こう側にある収蔵庫や研究室など、膨大な数の品々を美しい建築の写真とともに収録。 英語表記。
彫刻の森美術館コレクション ピカソ
彫刻の森美術館がコレクションしているパブロ・ピカソの作品のカタログ。作風の変遷をうかがうことのできる絵画作品から、セラミックなどの立体作品まで320点を収録。ピカソの多彩な作品群が網羅された一冊。
麻生三郎アトリエ | 著者名
近代洋画を代表する画家、麻生三郎のアトリエを記録した一冊。画材、教え子や知人たちが持ち寄った品々、壁や床についた絵の具、アトリエに遺されたエメフェラ、本棚などを撮影した写真とともに解説を収録。画家にとっての「アトリエ」を考察する。
孤愁の詩人画家 蕗谷虹児 | 町田市民文学館
2011年に町田市民文学館 ことばらんどで開催された展覧会の図録。昭和期に挿絵画家、詩人として活動した蕗谷虹児の作品とともにその歩みを紹介。詩画集、雑誌、絵本などの図版、テキストを収録。詩情あふれる作品世界、愁いを湛えた詩句が綴られる。
北斎の肉筆 スミソニアン協会フリーア美術館コレクション
スミソニアン協会フリーア美術館が所蔵する門外不出の葛飾北斎の肉筆画コレクションを書籍化したもの。肉筆、素描などの作品約100点、版下絵の図版、「Gallery Talk」と題した部分図説、解説を収録。葛飾北斎の表現、そして試みを探る一冊。
Reality Sandwiches: Fotografien | Allen Ginsberg アレン・ギンズバーグ
アメリカの詩人、アレン・ギンズバーグの友人や作家仲間、その土地の風景などを収めた写真集。リチャード・アヴェドン、ウィリアム・バロウズ、フランチェスコ・クレメンテなどらの写真とともに手書きのテキストも収録。 ドイツ語表記。
ジョージア・オキーフ 人生と作品 | 河出書房新社
アメリカン・モダニズムを代表する画家、ジョージア・オキーフの人生と作品をまとめたもの。オキーフの代表的な作品のモチーフである花や動物の骨、都市など、カテゴライズし図版とともに詳細な解説を収録。
アンドリュー・ワイエス作品集 | 東京美術
20世紀アメリカを代表する画家、アンドリュー・ワイエスの作品集。1932年から晩年までの作品、豊富な図版、解説を収録。幼少期、結婚、父の死、ペンシルベニア、その時代の作品とともにワイエスの生涯を辿る。
フェルナン・レジェ展 | ギャルリー・ところ
1986年に銀座のギャルリー・ところで開廊10周年を記念して開催された展示のカタログ。フランスの画家、フェルナン・レジェの油彩、グワッシュ、デッサンなどの図版、解説を収録。
出光コレクションによる ルオー展 | 東京都現代美術館
2005年に東京都現代美術館ほかで開催された「出光コレクションによる ルオー展」展の図録。20世紀を代表するフランスの画家、ジョルジュ・ルオーによる宗教主題の代表作から初期の実験的な油彩作品、版画の連作まで、200点あまりの作品と70年に渡るルオーの画業の全貌を明らかにする一冊。
タデウシュ・カントル 我が芸術・旅・我が人生 | セゾン美術館
1994年に開催された巡回展の図録。20世紀を代表するポーランドの芸術家、タデウシュ・カントルの絵画作品に焦点をあて紹介。絵画、ドローイング、オブジェ、舞台装置など、カラーの図版、テキストを収録。カントルの軌跡と時代背景、前衛芸術を辿る。
ニキ・ド・サンファル展 | 大丸ミュージアム、名古屋市美術館 他
2006年に大丸ミュージアムや名古屋市美術館などを巡回した「ニキ・ド・サンファル展」の図録。2次元のキャンバスにとどまることのない自由なドローイングや、ふくよかな女性をモチーフにした、カラフルでポップな立体造形などの作品をカラーで多数掲載。
Heavenly Bodies: Fashion and the Catholic Imagination | Andrew Bolton
2018年にメトロポリタン美術館で開催されたファッションの祭典「メットガラ」に際して発行された資料集。同年のテーマ「ファッションとカトリックのイマジネーション」にあわせてデザインされた絢爛豪華で大胆な衣装の数々を掲載。バレンシアガ、ガッバーナ、ガリアーノ、ラクロワらが手掛けた作品を美しい写真とともに収録。宗教的な信念が芸術作品に与えたインスピレーションを探っていく。別冊にはヴァチカンが所蔵する司祭服やアクセサリーを収録。 英語表記。
Love for Sale | Barbara Kruger バーバラ・クルーガー
アメリカのコンセプチュアル・アーティスト、バーバラ・クルーガーの作品集。初期の作品から、権力やアイデンティティ、ジェンダーなど様々なテーマでのアイロニー溢れる作品を多数収録。
井上嗣也作品集 写真、文字、平面。 | リトルモア
アートディレクター・グラフィックデザイナー、井上嗣也による作品集。2010年にギンザ・グラフィック・ギャラリーで展示した作品を中心に収録。架空の生き物「DRAGON」と「光」をキーワードとしたユニークでダイナミックな作品群や、コム・デ・ギャルソンなどの代表的な広告仕事などを紹介している。
Revival | 中島英樹
アートディレクターでグラフィックデザイナーの中島英樹による作品集。代表的な仕事のひとつである雑誌『Cut』でのグラフィックワークを大型図版で57点収録。
ちびっこ広告図案帳70’s | オークラ出版
1970年から1974年までの少年少女誌に掲載されたこども向けの広告を集めた広告図案集。お菓子、おもちゃ、プラモデル、自転車、学用品にいたるまで、当時の雑誌からスキャンした画像を高度なデジタル製版技術で復元した、410点にもおよぶ広告を収録。
Print Matters: 20th Anniversary Edition | Victionary
2015年に刊行された『PRINT MATTERS』にプロジェクトを追加し、再販された一冊。香港を拠点とするアート・グラフィックデザイン・イラストレーションを中心とした出版社、Victionaryの20周年を記念した特別カバーデザイン。ビジュアル・アイデンティティ、ポスター、パッケージ、ブックデザインなど、世界各国の作品を多数紹介。 英語表記。
The Typebank 現代日本のタイプフェイス | 朗文堂
モダン書体「タイポス」を生み出し、1960年代の日本のグラフィックデザイン界に対して大きな影響を与えたグループ・タイポ。設立メンバーであった林隆男らが1975年に立ち上げた株式会社「タイプバンク」による、およそ10年間に及ぶ活動をまとめた作品集であり、貴重な書体見本帖となっている。