ヨーガンレールの夏 | 高木由利子
天然素材の持ち味を活かした衣服をつくるブランド・ヨーガンレールの2003年夏カタログ。撮影は写真家・高木由利子が担当している。
NOPI: The Cookbook | Yotam Ottolenghi ほか
ロンドンのソーホーにある地中海・中東・アジア系本格レストラン「NOPI」の料理が収録されたレシピ写真集。ヘッドシェフであるラマエル・スカリーのレシピが家庭でも再現できるようアレンジされている。前菜から、魚、肉、野菜のメイン、調味料など様々な章に分かれ、場面や目的に応じた120以上のメニューが揃っている。英語表記。
村野藤吾の建築 模型が語る豊饒な世界 | 青幻舎
2015年に開催された展示の際に刊行されたもの。日本を代表する建築家、村野藤吾についてまとめた作品資料集。現存する作品をはじめ、改修や失われてしまった名建築を図面から解読し精巧な模型を制作。模型と併せて貴重な資料や解説を収録。
The Hand of the Designer | Francesca Serrazanetti ほか
「MOLESKINE(モレスキン)」とFAI(イタリア環境基金)とのコラボによって刊行された、プロダクトデザイナーのアイデアブック。イタリアのデザイン界の巨匠、アレッサンドロ・メンディーニをはじめ、世界各国で活躍する150人のデザイナーによる462点のスケッチやデッサンを収録。各デザイナーたちの創作の過程や頭の中を覗き見ることができる一冊。無地のノートブック(A4、120頁)も付属。 イタリア語、英語表記。
Future Systems | Marcus Field
ヤン・カプリッキー&アマンダ・レヴェット夫妻が運営する英国の建築デザインオフィス、フューチュア・システムズの建築を紹介する1冊。コム・デ・ギャルソンの東京、パリ、ニューヨークの店舗デザインほか、近未来系の建築ドローイングなど多数掲載。英語表記。
New York ニューヨーク | 北島敬三
日本の写真家、北島敬三がニューヨークの光景を記録した写真作品集。80年代初頭、混沌としながらも活気に満ちたニューヨークの生々しい姿を映し出すモノクロ写真集。
Flash Up: Street Photo Random Tokyo 1975-1979 倉田精二写真集
日本の写真家、倉田精二の木村伊兵衛写真賞受賞作品。暴走族の活動風景や、東京の夜の繁華街の華やかな一面と、その裏に隠れる人間模様などを収めたスナップ写真をモノクロで多数掲載。
Ohne die Rose tun Wir's Nicht fur Joseph Beuys | ヨーゼフ・ボイス
ドイツの現代芸術家、ヨーゼフ・ボイスの追悼のために捧げられた作品集。当初ボイスの芸術家の仲間たちが彼の65歳の誕生日に贈るために企画されたものだったが、彼の突然の死によって、このプロジェクトに別の意味を与えることとなった。ボイスの芸術家の仲間や弟子、友人たちによる追悼のテキストや作品が多数収録された本書は、単なる哀悼の書にとどまらない一冊になっている。ドイツ語表記。
ハンス・アルプ展 | 神奈川県立近代美術館、川村美術館 他
2005年に開催された「ハンス・アルプ展」の展示会カタログ。彫刻家、画家そして詩人でもあるドイツの芸術家、ハンス・アルプ。彫刻、油彩、レリーフなど展示された全190作品のうち176点を掲載。巻末に年譜をあわせて収録。
Kriegs-Kinder | Frederike Helwig、Anne Waak
ドイツ出身の写真家、アーティストのFrederike Helwigの作品集。1930年代から1940年代の第2次世界大戦下に生まれた『Kriegs-Kinder(戦争の子どもたち)』を撮影する。アナログカメラで撮影されたポートレート45点をを収録。当時を生きた人々の、子ども時代の記憶と記録を収めた1冊。英語表記。
柄澤齊 木口木版画集 | 阿部出版
木口版画家の第一人者である柄澤齊(からさわひとし)の作品集。1971年から1991年にかけて制作された木口木版画作品356点と、1975年から1979年にかけての木口木版画による全コラージュ作品65点を収録。精緻な木口木版画によって表現される柄澤齊の普遍的な世界観を集めた一冊。装丁は中島かほる。日本語、英語表記。
細谷正之版画集 | ささめやゆき
イラストレーター、絵本作家のささめやゆきによる銅版画集。『細谷正之』名義で作品を発表していた時代の銅版画作品を集めたもので、「ひとびと」「サーカス・踊り子たち」の2つの章で構成。1980年代に制作された作品を中心に71点の銅版画を掲載。
Wanderlust | 尾身沙紀
写真家、尾身沙紀の作品集。10年以上にわたりフランクフルト、ニューヨーク、韓国、日本、パリ、シドニーなど世界各国を巡り撮影した写真を収録したもので、見るものを旅に誘ってくれるかのような一冊。英語表記。
Intermission II | Sascha Weidner
ドイツの写真家、Sascha Weidnerが生前に自らが構成し完成させた作品集。日常にある風景を独自の視点で捉え、幻想的な世界へと変容させる。大判のカラー図版約100点を収録。英語表記。
Wolfgang Tillmans | ヴォルフガング・ティルマンス
ドイツ出身の写真家、ヴォルフガング・ティルマンスの作品や活動の広がりなどを紹介した一冊。氏の代表的な作品を掲載するほか、ピーター・ハリーによるインタビューや、評論家の松井みどりによる作品分析など、多彩なコンテンツを収録。英語表記。
カムイワッカへ、そして私たちの始まりへ | 長坂有希
2021年に北海道総合博物館で開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。アーティスト、長坂有希が知床半島にあるカムイワッカの滝を訪れた際のリサーチやプロジェクトの記録、テキスト、展覧会風景などを収録した一冊。
Out of Season: Koichi Inakoshi Pictures | 稲越功一
写真家、稲越功一の作品集。インド、モロッコ、東京、ニューヨーク、ハワイ、ベルリンなど、1969年から1992年までの間に世界各地で撮影された写真を集めたもので、淡さと力強さを両方兼ね揃えた独自の審美眼が光る氏による作品群を多数収録。装丁は細谷巌。日本語訳の別冊付属。
ディアギレフのバレエ・リュス展 1909-1929 舞台美術の革命とパリの前衛芸術家たち | セゾン美術館
1998年に開催された「ディアギレフのバレエ・リュス展 1909-1929 舞台美術の革命とパリの前衛芸術家たち」の図録。ロシア出身の芸術プロデューサー、セルゲイ・ディアギレフが主宰したバレエ団「バレエ・リュス」。モダニズム・ムーヴメントの真っ只中にあったパリで、新鋭の芸術家たちをまきこみながらアヴァンギャルドの巨大な実験場となったバレエ・リュスから生まれたデザインや、衣装、舞台芸術などを、他数の図版と詳細なテキストで紹介。
舟越桂作品集 立ちつくす山 | 求龍堂グラフィックス
彫刻家、舟越桂の作品集。1992年から刊行当時最新作にいたるまで、全作品56点を網羅して掲載。ドローイングやアトリエでの制作風景の様子も併せて収録。作品の撮影には写真家の今井智己や大橋仁らが参加。
ベン・シャーン展 | 丸沼芸術の森
2015年に丸沼芸術の森で開催されたベン・シャーン展の図録。水彩画、ドローイング、リトグラフなど、幅広い作品を解説とともに収録。
Mr. Salesman | Diane Keaton ダイアン・キートン
オスカー俳優でもあり、映画監督や脚本など多岐にわたる分野で活躍する、ダイアン・キートンが編集した写真集。アメリカにおける『セールスマン』をテーマにしたユニークな1冊。20世紀中頃のセールスマンの教育や啓発に用いられた産業用フィルムの資料から、『セールスマン』を象徴的に切り取る。英語表記。
Worlds and Windows | Gilbert & George ギルバート&ジョージ
イギリスの現代アートを代表するユニット、ギルバート&ジョージ(Gilbert and George)による作品集。1989年に制作されたグリッド形式のコラージュ作品シリーズを収録。景観や花、男性などの同一の小さな写真を複数組み合わせることで構成される。視覚的、思想的にもインパクトを与える1冊。英語表記。
Ellsworth Kelly | エルズワース・ケリー
アメリカを代表する画家、エルズワース・ケリーのモノグラフ。1940年代から2015年に亡くなるまでの最後のプロジェクトにいたるまで、ケリーの多作で多様な作品の数々を掲載。英語表記。
パリ・左岸 深夜の客 | 初沢克利
写真家、初沢克利の作品集。パリのモンパルナスにある創業1923年のカフェ・セレクト。あのヘミングウェイも常連だったというこの店に集う様々な客たちの姿を1972年から撮りためたもので、65点の厳選された作品をモノクロで収録。
Henri Cartier-Bresson: Landscape アンリ・カルティエ=ブレッソン 二度とない風景
1999年から2000年にかけて日本橋三越や美術館「えき」KYOTOで開催された、フランスを代表する写真家、アンリ・カルティエ=ブレッソンの展覧会の図録。1930年代に撮影されたものから刊行当時最新の作品、未発表の作品にいたるまで、ブレッソンが自選した「ランドスケープ」をテーマとする作品100点を収録。
アウグスト・ザンダー写真集 肖像の彼方 | ワタリウム美術館
1994年にワタリウム美術館で開催された、ドイツの写真家、アウグスト・ザンダーによる展覧会の図録。「20世紀の人々」シリーズのポートレートから、ライン川の風景、ケルンの街並みを写真に収めた作品群を収録。構成はアウグスト・ザンダーの孫、ゲルト・ザンダーが手がけている。
Sebastiao Salgado: Workers | セバスチャン・サルガド
報道、ドキュメンタリー写真の分野を代表する写真家、セバスチャン・サルガドによる作品集。農夫、漁師、工場、鉱夫など、世界中のあらゆる労働者たちを撮影する。別冊子に解説を収録。 英語表記。
David Hockney | デイヴィッド・ホックニー画
1960年代から活躍するアーティスト、デイヴィッド・ホックニーの作品集。初期作品から南カリフォルニアでの生活のイメージ、個人的なポートレートとその遠近法の研究、モダニズム絵画の再解釈、そしてフォト・コラージュの探求など、ホックニーの主要な作品を年代順に収録。英語表記。
Masters of Art: Klee | パウル・クレー
20世紀を代表するスイスの画家、パウル・クレーの作品集。代表的な作品群をカラー図版で40点収録するとともに、それぞれの作品に詳細な解説のテキストを添えて紹介。クレーの長年の友人でもあった美術評論家のウィル・グローマンによる序文も収録。英語表記。
画集 古田恵美子
画家、古田恵美子の作品集。24歳の自画像から刊行当時最新作にいたるまで、作品153点をカラー図版で掲載。巻末にはこれまでの画業を辿る年譜も掲載。
ミロの仕事場 ある宇宙の肖像 | ジョアキン・ゴミス
スペインの画家、ジョアン・ミロの仕事場をミロの親友であり同志であった写真家、ジョアキン・ゴミスが撮影した写真集。ミロが仕事にふさわしい場として選んだ3つのアトリエ、バルセロナ、モンロッチ、パルマ・デ・マジョルカの仕事場を記録したもので、アトリエの内部や制作風景、町の景色などをモノクロ図版を中心に掲載。
A Forest of Signs: Art in the Crisis of Representation | Ann Goldstein、Mary Jane Jacob
1989年にロサンゼルス現代美術館で開催された展覧会に際して刊行されたもので、過去10年における重要な意味を持つ現代アート展を記録した一冊。寓話的な表現、引用・再解釈、商業化、アーティストの役割、そして、アートを「見る」「語る」「展示する」「買う」といった私たちの常識に挑発的に疑問を投げかける30人のアーティストたちによる作品群を収録。キュレーターはアン・ゴールドシュタインとメアリー・ジェーン・ジェイコブによるもの。英語表記。
見果てぬ海 | 田川基成
写真家、 田川基成の作品集。故郷である長崎の海や、あらゆる島々を巡り、その土地の風景や人々を撮影する。仏教墓地の風習、近所のおじさんが手作りした日本一小さな公園、聖母行列の様子。土地の伝統や風習、信仰など、どこか異国のような日本の情景を捉える。撮影ノートを付属。
レンピッカ展 美しき挑発 | Bunkamura ザ・ミュージアム
2010年にBunkamura ザ・ミュージアムで開催された展示の図録。アール・デコを代表する画家、タマラ・ド・レンピッカの軌跡を辿る。油彩、女性誌の表紙絵、ドローイングほか、カラー・モノクロ含む図版、解説を収録。石岡瑛子のインタビューも掲載。
Sadness Because the Video Rental Store was Closed | Mark Kostabi
アメリカ出身の画家、彫刻家であるマーク・コスタビの作品集。1980年代前半から後半にかけて制作された絵画作品をシリーズごとにカテゴライズして紹介。カラーによる作品図版、コスタビ自身によるセルフインタビューを収録。英語表記。
Wilhelm von Ockham | Otl Aicher オトル・アイヒャー
20世紀ドイツを代表するグラフィックデザイナー、タイポグラファーであり、ウルム造形大学の創設者、オトル・アイヒャーの作品集。中世ヨーロッパにおいて最も重要な哲学者のひとりである「オッカムのウィリアム」の生涯を、30枚の色彩豊かな絵と解説のテキストで構成したもの。ドイツ語表記。
El Lissitzky 1890-1941 : Architect, Painter, Photographer, Typographer | エル・リシツキー
ロシア・アヴァンギャルドを牽引し、ソビエト連邦のための膨大なプロパガンダ作品を残したエル・リシツキーの作品集。バイオグラフィーと併せて、ブックイラストレーションや旅行スケッチ、グラフィックデザインからタイポグラフィ、建築、写真など多彩な作品を掲載。
日本民話グラフィック| 灘本唯人、永井一正、宇野亜喜良、田中一光、横尾忠則
当時を代表するデザイナー、イラストレーター、コピーライター、作家らが日本民話をアレンジした実験的な意欲作。収録内容は「一寸法師 絵:灘本唯人/文:滝来敏行」「桃太郎 絵:永井一正/文:梶祐輔」「浦島太郎 絵:宇野亜喜良/文:寺田澄史」「花咲爺 絵:田中一光/文:坂上弘」「かちかち山 絵:横尾忠則/高橋睦郎」。瀧口修造、亀倉雄策による後書きも併せて掲載。
Wrappers Delight | Jonny Trunk
1960年代から1980年代にかけてイギリスで流通していたお菓子や飲み物の包装紙のデザインを500点以上も収録したビジュアルブック。ジョン・タウンゼントという人物が生涯にわたり収集してきた膨大なコレクションを一冊にまとめたもので、キャンディたばこの箱、ガムのワックス包装紙、ポテトチップスの袋、炭酸飲料の缶、切手、クーポン、レシピカード、チケット、バッジ、カード、ステッカーなど、ありとあらゆる捨てられるはずのものたちをメーカー別のアルファベット順に収録。英語表記。
The Art of the Avant-Garde in Czechoslovakia 1918-1938 | Carmen Alboch
1993年にスペイン、バレンシアにあるIVAMフリオ・ゴンサレス・センターで開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。チェコスロバキアにおける前衛芸術に焦点を当てるもので、建築、デザイン、プロダクト、絵画など3つの章を通して多彩な作品の数々を掲載。スペイン語、英語表記。
ナンセンスの機械 | ブルーノ・ムナーリ
イタリアを代表するアーティストでありデザイナー、ブルーノ・ムナーリの作品集。「目覚時計をおとなしくさせる機械」「蝶の羽ばたきを利用した扇風機」「疲れた亀のためにトカゲを使ったモーター」など、遊び心に満ちた発明の数々をイラストレーションととも収録。翻訳は窪田富男によるもの。
感性時代 西友のクリエイティブワーク | リブロポート
西武百貨店とならび旧セゾングループの中核をなしていた西友の広告作品集。田中一光、糸井重里、福田繁雄らのクリエイティブワークを紹介。商業建築、ポスター、テレビCMなど豊富な図版、クリエーターたちの対談、インタビュー、解説を収録。
文字の博物館 復刻版 | 日本図書センター
1984年に 白水社より刊行された『文字の博物館』を復刻、刊行したもの。原本は1839年から1841年にかけてパリで出版されたシルヴェストルによる書体見本『文字の博物館』であり、東方諸民族の文字からヨーロッパの文字までをカラーの図版で豊富に掲載。監修は矢島文夫、構成は田中一光。