日本の民家 | 二川幸夫、伊藤ていじ
建築写真家、二川幸夫が撮影した日本の住宅建築の写真集。京都、四国、信州、北陸など日本各地の民家の内外観をモノクロで多数収録。冒頭には建築史家・伊藤ていじが「日本の民家」と題して文章を寄せている。
茶美会・然 新しい茶のかたち | 茶美会文化研究所
1992年に開催された茶道裏千家の伊住政和主宰の茶美会(さびえ)・然についてまとめた写真資料集。グラフィックデザイナーの田中一光をはじめとし、三宅一生、コシノジュンコ、横尾忠則など多くのアーティストや建築家が参画・出品した。参加したアーティストたちによるテキストや対談も収録。
燈籠 | 川勝政太郎
日本国内における灯籠の名品約500基のうち、約170基を収録した写真資料集。神社や庭園に設置された灯籠をカラーとモノクロ図版で紹介するほか、その形状、見方、時代の鑑別方法、文様や意匠まで、あらゆる解説を収録。写真は岩宮武二によるもの。 限定1100部。
The Modernist House | Phaidon
1910年から2007年に建築家が手がけた100のモダニズム建築を紹介。フランク・ロイド・ライトの「Fallingwater」、アルヴァ・アアルトの「Summer House」、安藤忠雄の「Koshino House」など、名建築の数々を年代順で紹介。英語表記。
In the Shaker Tradition | Lesley Duvall、Sharon Duane Koomler
19世紀から20世紀の米国で共同体を運営していたシェーカー教徒のインテリアに焦点を当てた写真集。シェーカー様式の特徴であるすっきりとしたライン、実用性、シンプルな美しさを兼ね揃えた家具と、それらが溶け込んだ温かみのある部 […]
Shaker Style | John S. Bowman
19世紀から20世紀のアメリカで共同体を運営していたシェーカー教徒の生活様式についてまとめられたもの。シェーカーコミュニティに関する資料、建築、机や椅子、シェーカーボックス、絵画など、さまざまな工芸品やその暮らしの姿をカラーによる図版とともに解説を収録。 英語表記。
ルイス・バラガンの建築 改訂版 | 齋藤裕
メキシコを代表する建築家、ルイス・バラガンの写真資料集。1992年に発行された初版本から半数にあたる写真を入れ替えた改訂版。鮮やかな色彩、彫刻的な壁、水を駆使した建築で知られるバラガンによる修道院や住宅の建築デザインをカラーで多数掲載。齋藤裕による解説、ルイス・バラガンの言葉、関係者へのインタビューなどのテキストから図面などの資料もあわせて収録。
Ark Journal Volume VI Autumn/Winter 2021
スカンジナビア発、年二回刊行のインテリア雑誌「ARK JOURNAL」の第6号。「私たちの周りの空間、そこに置くオブジェクト、そのオブジェクトの作り手」をテーマにし、世界中の美しい住居とそこに住む人々を紹介。本書ではアクネ・ストゥディオズのクリエイティブ・ディレクター、ジョニー・ヨハンソンやアーティストのマーク・マンダースなどを特集。英語表記。
Ark Journal Volume V Spring/Summer 2021
スカンジナビア発、年二回刊行のインテリア雑誌『Ark Journal』の第5号。「私たちの周りの空間、そこに置くオブジェクト、そのオブジェクトの作り手」をテーマにし、世界中の美しい住居とそこに住む人々を紹介。建築、デザイン、アートの相互作用にスカンジナビアの価値観や美学を通してフォーカスする。英語表記。
Studio Pottery ペーパーバック版 | Oliver Watson
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館が所蔵する陶芸作品のコレクション集。バーナード・リーチ、ハンス・コパー、ルーシー・リーなどの代表的な作家はもちろん、19世紀末のアーツ・アンド・クラフツ運動から20世紀の作家が手掛けたものまで、700点以上の作品を収録。
Mono.Kultur 32: Martino Gamper | マルティノ・ガンパー
ベルリン発カルチャー・マガジン『mono.kultur』32号。本号は、「100Chairsin 100 Days」で注目を集めたイタリア人デザイナー、マルティノ・ガンパーにフォーカスを当てる。柔軟な発想とユーモアで世界的に高い評価をうけるガンバー同様、書籍デザインも3冊のサイズの違う冊子を背表紙でとじた凝った設計。
Plant Tribe: Living Happily Ever After with Plants | Igor Josifovic、Judith De Graaff
植物との暮らしについて紹介した資料集。それぞれの植物の取り扱い方法や、インテリアとのスタイリングなどを豊富な写真とテキストで紹介。英語表記。
KATACHI: The Shape of Cooking Utensils | 内田鋼一、KATACHI museum
陶芸家・造形作家、内田鋼一が収集した食にまつわる古道具をコレクションした博物館「KATACHI museum」 初の公式図録。古今東西から集められた、国籍も年代もバラバラで、一見用途すら分からない調理器具は、ものづくりの本質を考える想像力を与えてくれる。
イメージの力 国立民族学博物館コレクションにさぐる ソフトカバー版 | 国立民族学博物館 ほか
2014年に国立新美術館・国立民族学博物館を巡回した「イメージの力 国立民族学博物館コレクションにさぐる」の展覧会図録、ソフトカバー版。世界各国の伝統的な民芸品を通し、人・神・時間などに対するイメージの普遍性を博物館・美術館それぞれのアプローチで問う。 出品目録冊子付き。
Mies van der Rohe: Vila Tugendhat Brno | ミース・ファン・デル・ローエ
20世紀の建築界を代表する巨匠、ミース・ファン・デル・ローエの傑作を紹介する写真集。チェコのブルノに建てられたトゥーゲントハット邸の外観・内観・インテリアなどを、3人の写真家が美しく撮影。撮影はティロ・メカウ、ベルント・ゼーラント、クリストフ・エンゲルによるもの。 ドイツ語表記。
Tadao Ando: Naoshima | 安藤忠雄
2014年にフランスのル・ボン・マルシェ・ リヴ・ゴーシュで開催された展示の際に刊行されたもの。建築家、安藤忠雄により手がけられた直島の建築の数々を紹介する。地中美術館、ベネッセハウス ミュージアム・オーバル、李禹煥美術館ほか、カラー・一部モノクロによる図版、解説を収録。英語表記。
モノフィジットの僧院世界 異界の小都市1 | 三宅理一、平剛
エジプト、シリア、アルメニアなどの中東地域に建てられた原始キリスト教の僧院をテーマにした建築資料集。美しい写真とともに、僧院の成り立ち、建造方法、装飾の解説などを収録。装丁は杉浦康平らによるもの。
郷土玩具 紙、木、土 3冊揃 | 牧野玩太郎、稲田年行
紙・木・土を素材に用いた様々な郷土玩具を紹介した写真資料集。ねぶた、赤べこ、こけし、大津絵絵馬など、日本各地で受け継がれた郷土玩具の数々を写真とテキストで丁寧に紹介。
1000 Patterns 古代から現代まで世界の模様 1000選
世界各地の陶器、テキスタイル、装飾部分から1,000ものパターンを収録し掲載した資料集。産業革命以前の手作業の時代と産業革命以降の2章に分け、世界中の色彩豊かなモチーフや様式のパターンをカラー図版で紹介。
インゲヤード・ローマン展 | 東京国立近代美術館
2018年に東京国立近代美術館で開催された「インゲヤード・ローマン展」の図録。スウェーデンを代表するデザイナーで陶芸家の、インゲヤード・ローマン。使うことを一番に考えられたシンプルな色と形が美しい氏の代表作品を多数紹介。
新・用の美展 | 京都芸術大学
2021年にワコールスタディホールで開催された展示の際に刊行されたもの。『空間』『機能』『時間』『見方』4つの指向性をカテゴライズし、新たな用の美、様式を生み出す。コップや皿など日用品の融合や変容、土偶を模した一輪挿し、現代的な床の間の再現など、現代の美を探るさまざまなプロジェクトをカラーによる図版、解説ともに収録。
The Starving Artist Cookbook: Illustrated Recipes for First-Time Cooks | Sara Zin
デザイナーでイラストレーターのサラ・ツィンによるレシピブック。1年間にわたり、自身の手料理を描いたもの。フレンチトーストとカリカリベーコン、トマトスープ、シンプルなカルボナーラなど、様々なレシピを、イラストとともに紹介。 英語表記。
森と水 Woods and Water テキスタイルの記憶 | NUNO
伝統と現在を紡ぎ、独自の布づくりをおこない、世界から注目されるテキスタイルデザインスタジオ「NUNO」が「マンダリンオリエンタル東京」のために制作したテキスタイルデザインをまとめたもの。デザインコンセプト『森と水』をイメージしたドローイングや資料写真など、図版と併せて解説を収録。空間の壁、天井、間仕切り、ベッドカバー、シェード、カーテン、ホテルロビーのアートワークなど隅々まで散りばめられたデザインの心遣いを知る。
ENKU 円空 | G・E・コマロフスキー
江戸時代初期に活動し、生涯に12万体もの仏像を彫ったと言われる修験僧・円空とその木彫仏像を世界へ発信する考えのもとまとめられた1冊。円空の生涯、大日如来、弁財天女、薬師如来、十一観音ほか作品をモノクロ・一部カラーによる図版とともに解説を収録。英語、日本語表記。
家族と一年誌「家族」創刊号 | HYOTA
1年以上に渡って1つの家族を取材し、特集する雑誌、家族と一年誌「家族」。創刊号となる本書は鳥取県大山の麓の森の中で暮らす谷本一家の暮らしや自宅を紹介。写真は奥山由之、吉楽洋平らが手がけている。
The Tower Series | Donovan Wylie ドノヴァン・ワイリー
マグナム・フォトに所属し、軍事紛争をテーマに作品を発表してきた写真家、ドノヴァン・ワイリーの写真集。『タワー・シリーズ』全巻セット。北アイルランドの国境沿いの監視塔からの視点や周囲の環境を撮影した『British Watchtowers』、アフガニスタンのNATOの監視所を撮影した『Outposts』、カナダの北極警告システムの無人レーダー局を、遠方から撮影した『North Warning System』を収録。あらゆる環境下に置かれた施設や観測所など、見えない脅威を検証する。
Pop Heart School | Ray Johnson
ネオダダと初期のポップアートシーンで活動した米国のアーティスト、レイ・ジョンソンの作品集。ジョンソンの遺品から集められたコラージュやドローイング作品を紹介。ミッキーマウス、アメリカやイギリスの国旗、新聞の切り抜き、ヌード写真などが作品に落とし込まれた作品図版296点を収録。英語表記。
Paris | Michael Wolf マイケル・ウルフ
ドイツの写真家、マイケル・ウルフの作品集。大都市とそこで暮らす人々の姿をモチーフに数多くの作品を残してきたウルフがパリの風景をとらえたもの。屋上から眺めるパリの建物の屋根、煙突、照明は写真にリズムを与えているとともに、自然と建築が互いに溶け合うよう調和する数々の美しい写真を掲載。フランス語、英語表記。
Henri Matisse: Matisse and Engraving | アンリ・マティス
フランスの画家、アンリ・マティスの作品集。1900年から晩年まで使用した版画の技法に焦点を当てたもの。版画、リトグラフ、ドライポイント、エッチング、リノカットなどの原画が作品に添えられ、作品制作の過程を見ることができる。英語表記。
A Summer’s Day | Joel Meyerowitz ジョエル・マイヤーウィッツ
ニューヨーク生まれの写真家ジョエル・マイヤーウィッツの写真集。1976年から1981年にかけて避暑地・ケープコッドで撮影された、淡く夢のような風景と観光客のポートレート写真を掲載。英語表記。
出会いを求めて 現代美術の始源 新版 | 李禹煥
「もの派」を主導し、国際的に活動する美術家、李禹煥(リ・ウファン)の評論集、新版。李禹煥が60年代後半から70年代初めにかけて発表した論文など、数々の文章から70年代とは何だったのか、もの派の発想とは、表現とは、それらの問を紐解いていく。
Giorgio Morandi 1890-1964 ペーパーバック版 | ジョルジョ・モランディ
イタリアの画家、ジョルジョ・モランディの展示会図録。初期の作品から、様々なタッチで瓶や壺などを描いたペインティング、そして風景画などをカラーで多数収録。
William Wegman: Dogs on Rocks | ウィリアム・ウェグマン
アメリカ出身の写真家、アーティストのウィリアム・ウェグマンによる作品集。1997年から2005年にかけて撮影された自身の愛犬を被写体とした作品を収録。彫像のように橋の上でポーズをとる姿、まるでファッションのように海藻を身に纏う姿、石や砂に埋れた姿など、ユニークかつ芸術的な視点で愛犬たちを捉える。英語表記。
内藤礼 生まれておいで 生きておいで | 東京国立博物館
2024年に東京国立博物館で開催された展覧会の図録。東京国立博物館の収蔵品、建築空間と美術家、内藤礼との作品が調和するような空間作品の数々をカラーで収録。
The Photographer in the Garden | Jamie M. Allen、Sarah Anne McNear
あらゆる「庭の写真」を収めた一冊。有名な庭園からごく一般的な家庭菜園、有名写真家の作品から家族のスナップショットまで、そして時代や国も超えた写真は、読者に未知の体験を促す。アンナ・アトキンス、カール・ブロスフェルト、ウジェーヌ・アジェ、エドワード・スタイケン、イモージン・カニンガム、エドワード・ウェストン、リー・フリードランダー、スティーブン・ショア、ロバート・メイプルソープ、荒木経惟、コリエ・ショアなどの作品がごく自然な形で差し込まれている編集、構成力にも注目。
Aurora | Ron van Dongen ロン・ヴァン・ドンゲン
花や植物の写真で知られるフォトグラファー、ロン・ヴァン・ドンゲンの作品集。自宅の庭で育てたという儚くも力強く咲き誇る花々の姿を、大判のカラー図版で33枚収録。シンプルな装丁も美しい一冊。英語表記。
Alba Nero | Ron Van Dongen ロン・ヴァン・ドンゲン
花や植物の写真で知られる写真家、ロン・ヴァン・ドンゲンの作品集。モノクロの幻想的な雰囲気に包まれた花々を大判で32点収録。シンプルな装丁も美しい一冊。英語表記。
Dark Rooms | Nigel Shafran ナイジェル・シャフラン
イギリスの写真家、アーティストのナイジェル・シャフランによる作品集。レジのベルトコンベアの上に置かれた商品、エスカレーターを使う人々、プラスチックやボトルの空容器など、日常の風景が関連する5つのシリーズが収められている。淡々と捉えられた消費や変化、経過していく時間とともに取り残されたものに隠された意識を表現する。 英語表記。
Intenso | Katinka Bock カティンカ・ボック
2018年に1年の間で関連する展示としてヴィンタートゥール美術館、ジャン大公近代美術館、ヴィルールバンヌ現代美術研究所で開催された展覧会の序章として刊行されたもの。ドイツ出身のアーティスト、カティンカ・ボックの作品集。ポスターが剥がれた跡の壁、人の足や跡のついた肌、波のうねり。「周辺」をテーマとし、作品を形成する上のあらゆるイメージの連なり、フォルムなど素材の断片が収められている。英語表記。
恐竜図鑑 失われた世界の想像/創造 | 上野の森美術館 ほか
2023年に開催された巡回展の図録。恐竜などの古代生物を描いた「パレオアート(古生物美術)」に焦点を当て紹介。恐竜画の2大巨匠であるチャールズ・R・ナイト、ズデニェク・ブリアンらによる作品、日本を代表するパレオアーティスト、小田隆の作品ほか、恐竜のフィギュアや漫画作品をカラーの図版、解説とともに収録。
本草図説1 植物 | 高木春山、荒俣宏
江戸期の博物図譜、植物篇。ヤマユリ、リンゴ、トリカブトなど、色鮮やかな筆致で描かれた植物図譜を3章にわたり多数掲載するほか、巻末にはそれぞれの植物についての詳細な解説を掲載。監修、巻頭論文は荒俣宏。アートディレクションは平野甲賀。
サスキア | 鈴木理策 写真集
ロードムービーのような作風で知られる日本の写真家、鈴木理策の写真集。友人サスキアの結婚式を主題とし、新郎新婦をはじめ人々の柔らかな表情や、アメリカ西海岸の情景などを写したカラー写真を多数収録。式前・式中・式後と、ひとつながりのできごとが再生されるような、時間の流れを体感できる一冊。
The Landscape | Chen Zhuo
中国出身のアーティスト、チェン・ズオによる作品集。2011年から2017年の間に都会から離れた旅の中で撮影されたもの。岩肌やエメラルドグリーンの道路、巨大なオブジェ。旅の途中で見つけた自然と人工物がみせる、どこか非現実的な世界が収められている。 中国語、英語表記。
Matthias Hoch: Fotografien/Photographs | マティアス・ホッホ
ドイツの写真家でヴィジュアルアーティストのマティアス・ホッホによる写真集。急速な変化を遂げるドイツの都市景観やヨーロッパの近代都市開発を、無機質な落ち着いた色調で切り取っている。 英語、ドイツ語表記。