獏は夢で泳ぐ | 原隆志
日本の写真家、原隆志による作品集。子どもたちの姿や広い海、動物園など、見慣れた穏やかな景色でありながらもどこか不穏な空気を醸し出す、原による独特の世界観の作品67点をモノクロで収録。
三島喜美代 未来への記憶 | 練馬区立美術館
2024年に練馬区立美術館で開催された展覧会の図録。情報の氾濫や大量消費社会に対して厳しい眼差しとユニークな手法で向き合い続けた現代美術家、三島喜美代の初期の作品から代表作にいたるまで、70年以上にわたる創作の軌跡をたどる。
熊野、雪、桜 | 鈴木理策
風景写真の新時代を担うアーティストとして海外からも注目されている写真家、鈴木理策の個展「熊野、雪、桜」の図録。熊野と桜をテーマにした代表的な連作と、雪をモチーフにした新作「White」から約80点を収録し、氏の継続的なまなざしを紡ぐ。
デペロの未来派芸術展 | フォルトゥナート・デペーロ
東京・大阪で開催された「デペロの未来派芸術展」図録。絵画・デザイン・彫刻・舞台作品など、多岐に渡る作品を残したイタリア未来派の芸術家/フォルトゥナート・デペーロの作品とバイオグラフィを編纂したもの。
カッサンドル | アンリ・ムーロン
グラフィックデザイナー、舞台装飾家、リトグラフ作家、画家、そしてフォントデザイナーとして世界中に知られているA・M・カッサンドルの作品集。その代表的な仕事を、多数の図版と解説とともに振り返る、伝記的作品集。
Revue Faire 15冊セット | syndicat studio
2012年から活動するデザインデュオ「syndicat studio」が創設した出版社「Empire」より刊行されているグラフィックデザイン誌『Revue Faire』Season 1、15冊セット。あらゆるトピックに着目しタイポグラフィ、ロゴ、写真、テキストなどともにデザイナー自らが発信する。「インスタグラムの投稿」、「タイプフェイス」「書籍」「雑誌」ほか、1号につき1つのテーマを取り上げる。英語、フランス語表記。
ベビーブームファイナル | 横山裕一
漫画家で美術作家の横山裕一による作品集。2009年刊行の漫画「ベビーブーム」の没カットを集めたもので、高濃度蛍光色を使用していることから原画のような鮮やかな色彩で構成された一冊。1500部限定刊行。
Richard Paul Lohse: Modular and Serial Orders 1943-84 | リヒャルト・パウル・ローゼ
スイスのグラフィックデザイナー、リヒャルト・パウル・ローゼの作品集。幾何学を用いた絵画における色彩の構成について、作品とともに解説。作品図版はカラーとモノクロ。 ドイツ語表記。
イメージコレクター・杉浦非水展 | 中尾優衣、野見山桜
2019年に東京国立近代美術館で開催された「イメージコレクター・杉浦非水展」の図録。三越のためのポスターをはじめ、表紙図案や装丁仕事、写生帖などを収録するほか、雑誌やスクラップブック、16mmフィルムなど氏の旧蔵資料をあわせて紹介し、「イメージの収集家」としての杉浦非水にも光を当てる。
レタリング | 柳亮、中田功
美術評論家の柳亮と、文藝春秋やNECのロゴを手がけたデザイナー・中田功によるレタリングの実用書。Sans serif、Old roman modern roman、Egyptian script different letters、明朝角ゴシック、ひらがなカタカナ、別冊作例集の計6冊セット。
広告批評別冊 秋山晶全仕事 | マドラ出版
コピーライター、秋山晶の出版当時における全仕事を掲載した作品集。キューピーマヨネーズ、キャノン、サッポロビールををはじめ様々な企業やブランドの広告を作り続けてきたコピーライター、秋山晶の1962年から1985年までの仕事集。
Soeda Design Factory Thereafter | 副田デザイン制作所
副田デザイン制作所と第一製版がともに手掛けた仕事をまとめた作品集。ナイキ、ミナペルホネン、大塚製薬、JR東海、トンボ鉛筆などの広告を解説とともに多数収録。
ワディタイプフェイス 欧文書体清刷集 2冊セット
ニューヨークの書体デザイン会社、ワディスタジオインターナショナル社の欧文書体見本集。バインダーから1書体ごとに取り外して使うことが可能。Vol.1には51書体、Vol.2には53書体を収録。
佐野繁次郎装幀集成 増補版 | 西村義孝
画家・佐野繁次郎が手掛けた装幀本、表紙を描いた雑誌を編纂した作品集、増補版。単行本や刊行本の装丁、表紙画、題字、挿絵、「銀座百点」の原画、デザインの仕事など、旧版より32頁増の図版800点以上をカラーで収録。絵やデザインのほか、味わい深い独特の書き文字にも注目。冊子「裸のデッサン」付属。
葛西薫の仕事と周辺 | Director and Designer SCAN
日本を代表するアートディレクター、葛西薫の仕事をまとめた一冊。サントリー烏龍茶、西武などのCMや広告、ブックデザインなどさまざまな仕事を7つの章に分けて紹介。広告作品、絵コンテほか豊富な写真、テキストによる解説を収録。
福田繁雄大回顧展 ユーモアのすすめ | 岩手県立美術館
2011年から2012年に開催された、「ユーモアのすすめ 福田繁雄大回顧展」の図録。ポスターやトリックアートの立体作品などを多数収録し、錯覚や錯視など視覚トリックを応用した作品で日本のグラフィックデザイン界を牽引した福田繁雄の全貌に迫る。
紙上のモダニズム 1920-30年代日本のグラフィックデザイン | 川畑直道
2003年から2004年にかけて開催された特種製紙コレクション展、「紙上のモダニズム 1920-30年代日本のグラフィック・デザイン」の図録。著名作家による装丁やポスター、広告などから、1920年から30年代に大きく変化した日本のグラフィックデザインを紹介。昭和期の日本を代表するグラフィックデザイナーである原弘、明治末から大正期にかけて装幀作家、浮世絵研究者として活躍した橋口五葉、日本における草分けのひとりと言われる河野鷹思らの作品を収録。
Baseline International Typographics Magazine no.30
イギリスのタイポグラフィマガジン「Baseline International Typographics Magazine」第30号。グスタフ・クリムト、ヘルムート・シュミット、ニクラウス・トロクスラー、ルーノ・モングッツィら様々なアーティストやデザイナーたちによるタイポグラフィを独自の視点で紹介。ポスターやブックデザイン、イラストレーションなどの図版資料を多数掲載。 英語表記。
復刻版 欧文活字 | 高岡重蔵
嘉瑞工房・高岡重蔵による欧文活字についての資料集。様々な活字の名称や書体見本、使用方法、戦後の日本欧文活字界に至るまで、多数の図版資料とともに解説。巻末にはタイポグラフィ作品を併せて掲載。復刻版。
永井一正 Poster Life タマグラ・ポスター展 | 多摩美術大学
2019年に多摩美術大学で開催された展示のカタログ。日本を代表するグラフィックデザイナー、永井一正の初期からこれまでの代表作品を紹介。「LIFE」シリーズ、札幌冬季オリンピック、企業ポスターなど、カラーによる豊富な作品図版とともに解説を収録。
Psychobuch | Beni Bischof ベニ・ビショフ
スイス出身のアーティスト、ベニ・ビショフの作品集。コラージュ、ペインティング、ドローイング、日用品を用いたオブジェ、インスタレーションほか、イメージの組み合わせ、再構築、再加工を施した独特な表現方法による作品を紹介。カラーによる豊富な図版を収録。ドイツ語表記。
Rachel Whiteread: Sculpture | レイチェル・ホワイトリード
2005年にロンドンのGagosian Galleryで開催された展示の際に刊行されたもの。イギリスを代表する現代彫刻家のひとり、レイチェル・ホワイトリードの作品、展示の様子が収められている。石膏を段ボールの中へ流し込み、可視化できない『空間』を具現化する。英語表記。
Rachel Whiteread: Sculptures And Drawings | レイチェル・ホワイトリード
2005年から2006年にかけてドイツのStaatliches Museum Schwerinで開催された展示のカタログ。イギリスを代表する現代彫刻家のひとり、レイチェル・ホワイトリードの作品を紹介する。1992年から2004年にかけて制作されたドローイング、彫刻作品をカラー、一部モノクロ含む図版とともに解説を収録。ドイツ語、英語表記。
風景の科学 芸術と科学の融合 Illuminating Landscapes | 上田義彦、佐藤卓
2019年に国立科学博物館で開催された展覧会「風景の科学展 芸術と科学の融合」展の図録。写真家、上田義彦が撮影した写真に、国立科学博物館の研究者による解説が添えられており、芸術と科学の融合を目指した実験的な取り組みがまとめられた一冊。企画はグラフィックデザイナーの佐藤卓。
Beuys: Die Revolution Sind Wir | ヨーゼフ・ボイス
2008年から2009年にかけてベルリンのハンブルガー・バーンホフ現代美術館で開催された展覧会に際して刊行された図録。ドイツの現代美術家、ヨーゼフ・ボイスの作品を網羅し、資料、スケッチ、写真などの豊富な図版資料とテキストを通して、ボイスが提唱する「拡張された芸術概念」の概要を明らかにする一冊。ドイツ語表記。
Shapes of Blooming | 鈴木親
フランスの雑誌『Purple』など、ファッション、アートの分野で活躍する写真家、鈴木親の作品集。1998年から2005年にかけて、日本とパリで撮影されたもの。ファッションスナップのようなポートレート写真と花や自然を被写体とした断片のイメージから構成される。
Viviane Sassen: Die Son Sien Alles | ヴィヴィアン・サッセン
オランダのフォトグラファー、ヴィヴィアン・サッセンの作品集。2002年から2004年にかけて南アフリカのケープタウンを訪れ、そこで暮らす人々の住居や店、バーの室内装飾に焦点を当てて撮影した、色彩のコントラストが美しいシリーズを収録。英語表記。
出会いを求めて 新しい芸術のはじまりに | 李禹煥
「もの派」を主導し、国際的に活動する美術家、李禹煥(リ・ウファン)の評論集、新装改訂版。李禹煥が60年代後半から70年代初めにかけて発表した論文など、数々の文章から70年代とは何だったのか、もの派の発想とは、表現とは、それらの問を紐解いていく。
Time Passes | Robert Adams ロバート・アダムス
2007年にカルティエ財団現代美術館で開催された、アメリカの写真家ロバート・アダムスの展示の際に刊行されたもの。アメリカ西部の海景と周囲の風景を撮影する。かつて森林地帯であった場所の失われた風景、過ぎてゆくものへの想い、儚さを映し出す。フランス語表記。
MOSE: A Preliminary Report | Stephen Shore スティーブン・ショア
ニューカラー派を代表する写真家、スティーブン・ショアの作品集。水の都ベネチアの浸水対策のために計画された『モーゼシステム』に焦点を当てる。建設の計画から想定図や上空からの写真など、あらゆる視点から壮大なプロジェクトの姿を捉える。イタリア語、英語表記。
The Lonely Ones | Gus Powell ガス・パウエル
アメリカの写真家、ガス・パウエルの作品集。漫画家でイラストレーター、ウィリアム・スタイグの名著『The Lonely Ones』にインスパイアされて制作されたもの。40枚のカラー写真は折りたたまれるように構成され、ひとつつずつにシンプルなフレーズが添えられている。英語、イタリア語、日本語表記。
Boy Stories | Johan Willner
スウェーデンの写真家、ヨハン・ヴィルナーの作品集。ヴィルナーの個人的な記憶に基づいているという本書は、やや色褪せた色彩とともに、夢と現実、幻想の間にいるような世界観を写し出している。英語、スゥエーデン語表記。
DIY/Underground Skateparks | Richard Gilligan
アイルランドとニューヨークを拠点に活動する写真家でありスケートボーダーのRichard Gilliganの写真集。4年間にわたりヨーロッパとアメリカを旅をしながらスケートパークを制作する。木材とコンクリートから型を作り制作する過程や、談笑するスケーター、グラフィックアートだらけのパークが収められている。自己表現のひとつとしてスケーターたちが集うその場所を写し出す。英語表記。
Game | Peter Sutherland ピーター・サザーランド
ニューヨークを拠点に活動するアーティスト、ピーター・サザーランドの作品集。サザーランド自身も所属するニューヨークを拠点とするチャイナタウンのサッカークラブの人々やゲームの様子など、クラブの日常のシーンを切り取る。
Portraits of Artists | Manfredi Gioacchini
写真家マンフレディ・ジョアッキーニの作品集。アーティストたちのスタジオを訪れ、ポートレートや制作風景をモノクロの写真に収めたもの。ビリー・アル・ベングストン、チャールズ・アーノルディ、ジョン・バルデッサリ、クリス・ヨハンソンら巨匠のアーティストから新進気鋭の若手アーティストにいたるまで、アーティストたちの顔と創造の場を記録した一冊。英語表記。
MISSHAPES | MTV Press
ニューヨークを拠点に活動するDJデュオ『The Misshapes』のメンバー、Geordon Nicolにより刊行された写真集。2002年から2007年にかけてダウンタウンのナイトクラブで撮影されたファッションスナップをまとめたもの。ミュージシャン、DJ、セレブまで様々な人々が大音量の中、ポーズを取る。英語表記。
Figuring Space: Sculpture | Penelope Curtis
2007年にリーズのHenry Moore Instituteで開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。20世紀のモダニズム建築を代表する建築家、ミース・ファン・デル・ローエとイギリスを代表する彫刻家、ヘンリー・ムーアによる作品群をカラー、モノクロ図編で掲載。空間と家具、彫刻のそれぞれの影響や役割、関係性を問う一冊。英語表記。
NYC Makers: The 2014 MAD Biennial | Museum of Arts and Design
2014年にニューヨークのミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザインで開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。「ニューヨーク・メイカーズ MADビエンナーレ」は舞台装置デザイナーや楽器の職人、メディアアートにいたるまで、様々な分野のクリエイティブに焦点を当てた展示であり、卓越した職人技を持ちながらも普段美術館で作品を展示しないような舞台裏で活躍するおよそ100人のアーティスト、職人、デザイナーの作品群を紹介している。
Champ: Muhammad Ali Photographed | Thomas Hoepker
ドイツの写真家でマグナム・フォトのメンバーであったトーマス・ヘプカーの作品集。アメリカの伝説的な元プロボクサー、モハメド・アリを撮影した写真の中から未発表の作品を集めたもので、リング上はもちろん、リングの外でのアリの自然体な姿をとらえた貴重な一冊。英語表記。
Harry Callahan: Color, 1941-1980 | ハリー・キャラハン
アメリカの写真家、ハリー・キャラハンの大判作品集。1941年から1980年までのおよそ40年間に撮影された写真をまとめたもので、シカゴやニューヨーク、パリ、デトロイトなど各地の町並みやそこで暮らす人々、建築、自然などがキャラハンの視点で切り取られている。 英語表記。
Nackig Auf Dem Fuflallplatz. | Juergen Teller ユルゲン・テラー
ドイツの写真家、ユルゲン・テラーの作品集。2002年ワールドカップ決勝戦のドイツ対ブラジルの試合をテレビで観戦している自身の姿をモノクロで撮影したセルフポートレートであり、真剣な眼差し、もしくは叫んだり落胆しているテラーの姿が映し出されている。ペレや家族との写真もあわせて収録。英語表記。
Sean Scully | ショーン・スカリー | Thames & Hudson
アメリカを拠点に活動する画家・版画家、ショーン・スカリーの作品集。ロンドンで過ごした幼少期の1950年代から、ニューヨーク、バルセロナ、ミュンヘンに至るまでのキャリアとその生涯を辿る。縞模様やチェック模様、長方形を組み合わせた抽象画ほか、カラー・モノクロ含む図版200点、解説を収録。 英語表記。
Baselitz | ゲオルグ・バゼリッツ
2018年にバーゼルのバイエラー財団とワシントンのハーシュホーン美術館で開催された展覧会の図録。現代において最も影響力のあるーティストのひとり、ゲオルグ・バゼリッツによる過去60年間における絵画や彫刻をカラーの大型図版で多数収録。英語表記。
Botero New Works on Canvas | フェルナンド・ボテロ
南米コロンビア出身の芸術家、フェルナンド・ボテロの作品集。あらゆるモチーフをふくよかに描く独自の作風で知られるボテロによる、1987年から1997年までのドローイングやペインティングをカラー図版で多数収録。英語表記。