球体 vol.1 文字のはなし | 立花文穂
グラフィックデザイナー、立花文穂が責任編集とアートディレクションを務める季刊誌「球体」創刊号。毎号異なるテーマを、デザイン、アート、写真、言葉などあらゆる手段を用いて表現する異色の雑誌。本号では立花文穂「文字のはなし」、伊勢克也「macaroniのための覚書」などを収録。
球体 vol.2 東北 | 立花文穂
グラフィックデザイナー、立花文穂が責任編集とアートディレクションを務める季刊誌「球体」2号。毎号異なるテーマを、デザイン、アート、写真、言葉などあらゆる手段を用いて表現する異色の雑誌。本号は「東北圏」と「平田五郎」特集。舞踏、美術、建築ほか、専門家がそれぞれの視点の「東北圏」を紹介する。「平田五郎」の作品や活動の記録などを掲載。
Katsu Kimura’s Works B・O・O・O・X | 木村勝
パッケージデザイナー・木村勝によるペーパークラフト・ブック。本書から型紙を切り取り、バナナ、チーズ、イチゴ、サイコロなどの箱を自分で製作できる工作本。
レタリング 300 AからZまで | 高橋定
AからZまでのアルファベットを様々な書体で収録したレタリングの資料集。ローマン、ゴシック、エジプシァン、サンセリフ、オーナメント、スクリプトの6つの章に分けて紹介。当時の海外での広告事例なども併せて収録。
VISUALIZE 60 | 日本デザインセンター
『イラスト・ダイヤグラム』を中心に、「VISUALIZE(ヴィジュアライズ)」という言葉に集約させた、日本デザインセンターの新たなメディア戦略メソッドを発信。ブランドイメージや製品の魅力を表現するだけでなく、目に見えない価値や可能性を視覚化する試みを紹介する。カラーの図版、原研哉・色部義昭・大黒大吾・三澤遥による対話を収録。監修は原研哉。
ジャーニー | 長田弘、渡邉良重、薗部悦子
詩人の長田弘、デザイナーの渡邉良重、ジュエリー作家の薗部悦子がコラボレーションして生まれた絵本。言葉と絵とジュエリー、紙の上でそれぞれが持つ繊細な美しさが調和しており、誰かに贈りたくなるような一冊となっている。
TOKYO RAIL LINE ALPHABET / SMALL LETTER | 橋詰冬樹
様々な路線が張り巡らせるように複雑に交差する東京の鉄道網。本書は東京の路線図から形を抽出したアルファベットA-Zの小文字を一冊にまとめたもので、それぞれ駅名と路線が記されている。英語表記。
ミッフィー誕生55周年記念 ゴーゴーミッフィー展 | ディック・ブルーナ
ミッフィー誕生55周年を記念して開催された「ゴーゴー・ミッフィー展」の図録。生みの親であるディック・ブルーナへのインタビューをはじめ、「うさこちゃんとうみ」「うさこちゃんとどうぶつえん」など、世界中から愛されるミッフィー絵本の魅力を多数の図版とともに紹介。さらに、さくらももこ作詞によるバースデーソング「ハッピーバースデーミッフィー!!」のCD付属。ADは祖父江慎。
ディック・ブルーナのすべて
ミッフィーの生みの親として知られ、今もなお世界中で愛され続けている絵本作家、ディック・ブルーナの作品づくりの裏側を探求する一冊。ミッフィーやボリス、スナッフィーなど、ブルーナ絵本の人気キャラクターたちが勢揃いするほか、ブルーナの生い立ちから現在に至るまでを秘蔵写真とともに紹介。本人と家族への貴重なインタビューに加え、装幀、ポスター、ロゴなどブルーナの幅広い仕事の数々を収録。
おてんばルル | イヴ・サンローラン
1956年、イヴ・サンローランがクリスチャン・ディオールで働いていた20歳の頃に手がけがた絵本の邦訳版。若き日のサンローランのエスプリが詰まったパロディ満載の一冊。カバーに
グラフィックデザインにおける秩序と構築 | ユリシーズ・フェルカー
グラフィックデザインを制作する上で重要な「デザインの秩序」について、理論と実践例を紹介するデザイン資料集。「いつものデザインのなかにあるグリッド」「デザインプロセスーーその第一歩」「背景知識」「付録」の全4章で構成。読み物、アートブック、Webデザインなど、媒体ごとのグリッドを図版とともに解説。構成の本質を探り、新たな表現を生み出すための視点を示す一冊。
ユリイカ2021年1月臨時増刊号 総特集 戸田ツトム
グラフィックデザイナー・戸田ツトムのデザインの軌跡をたどる。池澤夏樹『世界に静かに向き合う者』、山口信博『才能を目撃してしまった。』、松田行正『「朽ちていく」ためのマンネリズム』など、エッセイ、論考ほかカラー口絵、インタビュー再録を収録。
D&D SCAN 中島英樹の仕事と周辺
アートディレクター・グラフィックデザイナーの中島英樹の仕事をまとめた一冊。1995年から2001年にかけて、雑誌『CUT』のエディトリアルデザインやファッション・プロモーション、フォント、ロゴタイプにいたるまで、中島が手がけてきた数々の仕事を豊富な図版資料やテキストとともに収録。後藤繁雄や高橋恭司との対談も収録。装丁は中島英樹自身によるもの。
sacai A to Z | 阿部千登勢 ほか
ファッションブランド『sacai』の作品集。『sacai』のコレクションアーカイブ、ファッションジャーナリストらによるエッセイ、『sacai』誕生までの漫画など、カラーによる200点以上の図版、解説を収録。創立者であり、デザイナーでもある阿部千登勢のデサインのプロセスを紐解く。英語、日本語表記。
アイヌ絵集成 | 高倉新一郎
農業経済学者、歴史学者の高倉新一郎編纂によるアイヌ絵集。特徴的な文様の衣装や民具、生活様式を記録した絵画を多数収録。図録巻、解説巻の2冊構成。装丁は杉浦康平。限定1000部発行。
George Nelson | ジョージ・ネルソン
アメリカを代表するモダンデザインの先駆者、ジョージ・ネルソンのモノグラフ。プロダクトからインテリアデザイン、パッケージ、グラフィック、フェアチャイルド邸や1959年のモスクワでのアメリカ国立展示会などの大規模なプロジェクトにいたるまで、ネルソンによる多彩で幅広い業績の数々を紹介。彼の全作品、インタビュー、そしてネルソンの個人アーカイブからの未公開写真や未発表の原稿からの引用なども豊富に収録した貴重な一冊。序文はエットレ・ソットサス。英語表記。
Bau1haus: More Modernism Around the Globe | Jean Molitor
ドイツ出身の写真家、ジャン・モリトールの作品集。2009年から世界各地のバウハウススタイルを受け継ぐ建築を訪ね、撮影・記録したもの。バウハウスがもたらした建築の美学に焦点を当て、モノクロ写真で静かに映し出す。英語表記。
Witness Number Four | Eduardo del Valle & Mirta Gomez
アメリカの写真家エドゥアルド・デル・ヴァーレとミルタ・ゴメスによる写真集。メキシコ・ユカタン半島の建築などをテーマに、時間の経過を克明に写し出したシリーズをカラーで収録。英語表記。
The Journey of Things | Magdalene Odundo マグダレン・オドゥンド
ケニヤ生まれのイギリス人陶芸家、マグダレン・オドゥンドの作品集。44点に及ぶ作品に加え、博物館学的に重要な品々や現代作家の作品を幅広く収録。歴史的なものと現代のものとを対で並列的にレイアウトし、有機的な繋がりや流れで内容をより分かりやすく見せるためにセクションを交互に綴じ込んでいる。作者の制作物と共に、バーバラ・ヘップワース、ヘンリー・ムーアらの作品、古代ギリシャや古代エジプトの歴史的な陶器、そしてアフリカ全土から集められた様々な儀式用品も収録。英語表記。
辨當箱 宴と旅の器
特種製紙株式会社収蔵の辨當(べんとう)箱と附属品、飲食器類をまとめた写真資料集。鼓や瓢箪、鯛などさまざまな形や、漆、籐、竹の素材を用いたものなど、豊富な種類の辨當箱を紹介する。カラー図版と解説を収録。
Achille Castiglioni | アキッレ・カスティリオーニ
イタリアを代表する建築家・デザイナーである、アキッレ・カスティリオーニの作品集。カメラや照明、カトラリー、ガラス製品など、代表的な作品の数々を可愛らしいイラストともに紹介する。1950年代から1990年代後半にかけての、約50年におよぶデザインの軌跡を辿る。
Terence Conran: My Life in Design | テレンス・コンラン
イギリスを代表するデザイナーの一人、テレンス・コンランの自伝書。60年にわたるそのデザインの活動を、作品とともに自身の言葉で辿った1冊。レストラン事業、家具・インテリア、プロダクトなど、多くの未公開を含む400点以上の写真、資料を解説とともに収録。英語表記。
Frank Lloyd Wright: Natural Design, Organic Architecture | フランク・ロイド・ライト
近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトの作品資料集。有機的建築(Organic Architecture)と名付けた建築思想に基づく作品群を紹介する。太陽光や風、地形、地域に根ざした材料など自然環境との関係から、現代にも通じる課題と今後の展望を探る。大判カラーの作品図版と併せて解説を収録。英語表記。
Gaudi: The Man and His Work | アントニ・ガウディ
スペインの建築家、アントニ・ガウディの写真資料集。1950年代にカタルーニャ語で出版された後、初めて英語訳されたアントニ・ガウディの仕事と生涯の軌跡を辿る1冊。技術や制作の裏側、人柄など、大判カラーの図版と併せて収録。
Knoll Home & Office Furniture | Schiffer
アメリカのインテリアデザインカンパニー「Knoll(ノル)」社の製品アーカイブ集。1938年から2005年までに製造・販売した製品の記録をまとめたもの。マルセル・ブロイヤー、ミース・ファン・デル・ローエ、イェンス・リソムらがデザインした、テーブル、ベッド、デスク、キャビネットなどのモダンデザインファニチャーの数々を紹介する。 英語表記。
更紗の時代 Ages of Sarasa | 福岡市美術館
2014年に福岡市美術館で開催された展示の際に刊行された図録。鮮やかな色彩と緻密な模様で飾られた木綿布「更紗」の約500年前から現在にいたるまでの、その歩みを探る。インド更紗やヨーロッパのプリント更紗、和更紗など、豊富なカラー図版とともに解説を収録。
お山のおいぬさま | 鶴巻育子
日本の写真家、鶴巻育子の作品集。狼信仰が受け継がれる武蔵野御嶽山に10年間通い続け、地域の社殿に祀られる「おいぬさま」を撮影したもの。銅製、木製、石造り、痩せ型や丸み帯びた形など、多種多様な姿がどこか愛らしくおさめられている。
ル・コルビュジエ展 建築とアートその創造の軌跡 | 森美術館
2007年に森美術館で開催された展示の図録。20世紀を代表する建築家、ル・コルビュジエの残した絵画、素描、版画、タペストリー、建築、都市計画、家具などの作品を網羅し、その創造の軌跡を総合的に紹介。
柳宗理 生活のなかのデザイン | 東京国立近代美術館
2007年に開催された「柳宗理 生活のなかのデザイン」展の図録。1950年から60年にかけての柳宗理デザインが確立していく過程を紹介するとともに、代表的な家具や生活道具などを多数収録。
初期伊万里100選 | 麻布美術工芸館
1996年に麻布美術工芸館で開催された展示の図録。初期の伊万里焼の中から七寸皿、五寸皿を中心に徳利、壺など、厳選された100点を紹介する。カラーの作品図版を収録。
やきもののふるさと 丹波 | 兵庫陶芸美術館
2005年に兵庫陶芸美術館で開催された展示の図録。兵庫県篠山市今田周辺で作られる丹波焼の、平安時代から現代に至るまで約800年の軌跡を辿る。歴史的な背景とともに時代別にカテゴライズして、さまざまな種類の作品を紹介する。豊富なカラー図版とともに解説を収録。
樂茶碗の400年 伝統と創造 | サントリー美術館
ヨーロッパ3カ国を巡る巡回展の帰国を記念して、1998年にサントリー美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。桃山時代より樂焼の茶碗づくりを継承してきた樂家の初代から十五代にいたる歴代の作品を解説とともに収録。
特別展 茶の湯 | 東京国立博物館
2017年に東京国立博物館で開催された展示の図録。室町時代から近代にいたるまでの「茶の湯」の美術の変遷を辿る。唐絵、唐物、高麗物、和物、利休にまつわる道具など、豊富な図版とともに解説を収録。
中国藍印花布 | 日中友好会館
1998年に日中友好会館で開催された展示の図録。19世紀末から20世紀中頃までの藍印花布を紹介する。蒲団側、風呂敷、門簾ほか、藍印花布の作業工程など作品図版とともに解説を収録。
古唐津と太郎右衛門窯展
2004年に開催された巡回展の図録。桃山時代後期から江戸時代初期にかけて飛躍な発展を遂げた古唐津の名品、そして現十四代までの歴代太郎右衛門窯の作品を紹介する。カラーの作品図版とともに解説を収録。
樂吉左衛門作品集 | 佐川美術館
2007年に佐川美術館・樂吉左衛門館の開館を記念して出版されたもの。楽焼の茶碗を作る茶碗師の樂家十五代当主・樂吉左衛門の手がけた作品を紹介する。2000年以降に制作された作品の写真、底部や質感を感じることができる拡大された写真など、カラー図版と解説を収録。
Giorgio Morandi’s Studio | Gianni Berengo Gardin
画家のジョルジョ・モランディのアトリエをイタリアの写真家、ジャンニ・ベレンゴ・ガルディンが撮影した写真集。モランディの生前、没後において写真をとり続け、ボトルやポット、フラワーベース、画材やなにもない一室など、絵画を思わせるようなワンシーンをモノクロの世界で切り取る。英語、イタリア語表記。
Chamber of Curiosities 東京大学コレクション | 上田義彦、西野嘉章
東京大学総合研究博物館教授・西野嘉章監修、写真家・上田義彦の撮影による写真集。学術標本をオブジェとして捉え、科学と芸術の融合を試みた稀有な1冊。所蔵品目録小冊子付。装丁は原研哉によるもの。
NASA Apollo 11: Man on the Moon | Steffen Knoll
アポロ11号の宇宙飛行士が撮影した月面旅行の写真をまとめたビジュアルブック。ニール・アームストロング、バズ・オルドリン、マイケル・コリンズの3人の乗組員がミッション前とミッション中の光景を記録したもの。英語表記。
Riverbed: Olafur Eliasson at Louisiana | オラファー・エリアソン
現代アーティスト、オラファー・エリアソンの作品集。2014年から2015年にかけてデンマークのルイジアナ近代美術館で開催された、大規模なインスタレーション作品「Riverbed」を記録したもの。美術館内に敷き詰められた岩や小石、川の流れがつくられ、空間を体験する展示の様子をカラーの図版で収録する。英語表記。
Richard Long | リチャード・ロング
イギリスの彫刻家、美術家のリチャード・ロングの作品集。1960年代から1980年代にかけて制作された作品、その活動を包括的に紹介する1冊。岩や樹、自然そのものの素材を用いたランド・アート作品を解説とともに収録。構想とレイアウトをリチャード・ロング自ら監修。英語表記。
須田悦弘 Suda Yoshihiro
まるで本物のような精緻さで花や草木を木彫で表現する美術家、須田悦弘による作品集。1988年から2009年にかけて制作された作品、展示風景を紹介する。スルメやコンクリートから生えた雑草、壁から生えるユリなど、カラーの作品図版とともに解説を収録。
Iran. Interrupted | Beatrice Minda
プライベートな空間、記憶、そして歴史を一貫したテーマに作品を制作するミュンヘン出身の写真家、Beatrice Mindaの作品集。本作ではイランを訪れ、豪華な装飾品や家具のある家、一方で鉄格子の窓や柵、簡素な室内、古びた外壁など、様々な住まいの姿を捉える。治安や社会的背景など、国や地域のさまざまな状況を映し出す。ドイツ語、英語表記。
Lost Time | 高橋恭司
写真家、髙橋恭司が花を被写体にした作品集。タイトルの『Lost Time』はマルセル・プルーストの〈失われた時を求めて〉から引用。表紙の裏には手書きメモがそのまま印刷されている。アートディレクターはクリストフ・ブルンケル。限定500部。日本語、英語表記。