松永真のデザイン | 講談社
昭和後期を代表するグラフィックデザイナーの一人、松永真の作品集。ポスター、パッケージデザイン、ロゴタイプなど、1970年代から1992年までの代表的な仕事をまとめたもの。序文は亀倉雄策と田中一光。
真鍋博展 | 東京ステーションギャラリー 他
2004年に東京ステーションギャラリーなどを巡回した「真鍋博展」の図録。SF小説関係の表紙・挿絵や博覧会の宣伝ポスター等々、膨大な作品と資料のなかから300余点を編纂し収録。
美と、美と、美。 資生堂のスタイル展 | 日本橋高島屋
2019年に日本橋高島屋S.C.本館で開催された展示の際に刊行されたもの。展示のアートディレクションを手掛けたクリエイティブユニット「KIGI」が資生堂の世界を独自の視点で捉えたビジュアルブック。石鹸、化粧瓶、口紅、香水ほか、パッケージデザイン、イラストレーションなどを、オールカラーの図版、テキストにて収録。資生堂が提案してきたあらゆる『美』を紹介する。
Charles and Ray Eames: Eames House | イームズ夫妻
チャールズ&レイ・イームズ夫妻の自邸を紹介した写真集。住宅の大量供給モデルを提案するため、実験的な「ケース・スタディ・ハウス」の8番目としてイームズ夫妻が設計したイームズ・ハウス。世界の名建築の一つとして取り上げられるこの住宅兼スタジオを、外観・内観ともに写真図版と解説で紹介。英語表記。
アキッレ・カスティリオーニ 自由の探求としてのデザイン | 多木陽介
イタリアの工業デザインの巨匠、アキッレ・カスティリオーニのデザイン、作品作りを考察した一冊。アクシス誌で連載された「カスティリオーニ兄弟の遺したもの」を加筆修正したもの。美しいフォルムのカスティリオーニの机、設計の参考にした鏡の間、革新的なランプ「アルコ」など、解説と併せて図版を収録。
黒川紀章の世界 | 毎日新聞社
日本の建築家、黒川紀章の作品集。「個の空間」「道の空間」「緑の空間」「共存の空間」と4つのセクションに分け、モノクロの写真、図版、テキストによる解説を収録。中銀カプセルタワービルをはじめとする黒川紀章の建築、思想を紐解く。
世界の民芸 | 河村幸次郎
実業家であり、蒐集家としても知られる河村幸次郎が、世界の様々な民芸品について紹介した資料集。ノルウェーのチーズカッター板、ポーランドの花嫁図壁掛、スペインの金平糖ランタンなど、選りすぐりのコレクションを写真とテキストで紹介。著者自装。
オブジェクト・ポートレイト | エリック・ゼッタクイスト
2018年から2019年まで大阪市立東洋陶磁美術館で開催された、エリック・ゼッタクイスト展の図録。現代美術家の杉本博司のもとで働きながら現代的な写真表現と東洋の古美術を学んだゼッタクイストが、古陶磁の細部を写し抽象化したシリーズを紹介している。
IT アレクサ・チャンに学ぶオシャレの秘密
モデルのアレクサ・チャンが、ファッションのこと、恋愛のこと、好きな音楽や映画、そして人生のことなどを綴った著作。自身の音楽観やファッション観、そして自らが描いたスケッチや、プライベートなポートレイトなども掲載。日本語版。
マイヤ・イソラ マリメッコを輝かせた、伝説のデザイナー | PIE International
北欧を代表するデザインブランド、マリメッコの代表的作品を多く生み出したデザイナー、マイヤ・イソラの生涯と作品を紹介。貴重な1950年代の初期の作品から晩年までの作品を年代に添って掲載するとともに、マイヤの作品の魅力とその人生を、図版資料や写真、テキストとともに辿る一冊。
没後190年 木米展 | サントリー美術館
2023年にサントリー美術館で開催された展覧会の図録。江戸時代後期の京都を代表する陶工・画家、木米(もくべい)に焦点を当てたもの。個性あふれる陶磁や絵画、書を豊富な図版とともに紹介。
Gio Ponti: The Collection of Museo Richard-Ginori | ジオ・ポンティ
建築家でありインダストリアルデザイナー、ジオ・ポンティがイタリア、ドッチャのリチャード・ジノリ美術館のためにデザインした陶磁器作品を紹介するカタログレゾネ。ポンティのデザインのオリジナリティと、完璧な完成度を堪能できる1冊。同館が所蔵する書簡や資料に基づいて、ポンティの陶芸作品を正確な年代順に掲載。 英語、イタリア語表記。
The Unknown Wiener Werkstatte: Embroidery and Lace
1906年から1930年にかけてウィーン工房で制作されたレースと刺繍の資料集。MAK(オーストリア応用美術・現代美術博物館)に所蔵品を中心に収録したもの。作家のスケッチやデザイン、設計図、ボビンレースのパターン、当時の写真など、貴重な資料を多数収録。 英語表記。
日本のガラス2000年 弥生から現代まで | サントリー美術館
サントリー創業100周年記念展として開催された「日本のガラス2000年 弥生から現代まで」の図録。弥生時代前期より始まる日本のガラス史を振り返り、その発展過程と21世紀のガラス芸術の可能性を探る。弥生時代から現代に至るまでの様々なガラスでできたプロダクトを掲載。
カリフォルニア・デザイン 1930-1965 モダン・リヴィングの起源 | 新建築社
ミッド・センチュリーと呼ばれる1940年代から1960年代に、カルフォルニアで展開したモダン・デザインについての研究書。家具や陶芸、グラフィック、テキスタイルなどカルフォルニアで生み出されたデザインを包括的に、豊富なカラー図版とともに紹介。
ひびのこづえの品品 | グラフィック社
2007年に水戸芸術館にて開催された展覧会「ひびのこづえの品品 たしひきのあんばい」展の図録。垣根を超えて様々なデザインを生み出してきたひびのこづえによるコスチューム、家具、プロダクトやデザイン画などの図版を多数収録。また、創作への姿勢やライフスタイルが垣間見れるインタビュー、ブログ、エッセイなどもあわせて掲載。
ひびのこづえ作品集 3 | 扶桑社
コスチュームアーティスト、ひびのこづえの作品集第3弾。1990年代に手がけた個性的なフォルムと色彩豊かで自由な衣装の数々をカラー図版で多数掲載。市川実和子や広末涼子、ともさかりえなど豪華メンバーがモデルを務めている。
Jean-Luc Cramatte: Poste Mon Amour | ジャン=リュック・クラマット
スイスの写真家、ジャン=リュック・クラマットの作品集。閉店後の無人の郵便局を撮影したもので、経済の変化やツールの発展により、地方では時代遅れのような存在となってしまった郵便局のどこか寂しげな様子が収められている。 英語、ドイツ語表記。
Michael Anastassiades: Things that Go Together | マイケル・アナスタシアデス
イギリスを拠点とする照明、家具デザイナー、マイケル・アナスタシアデスの初作品集。作者が自然の中から見つけてきたものや、コレクションの中から選んだものが入念に配置され、オブジェが描く「星座」と「互いに調和するもの」の体系を形成している。写真はフィンランド人フォトグラファー、 オスマ・ハヴィラティによるもの。
Svante Pettersson: See the Light | スヴァンテ・ペッテルソン
スウェーデンの照明デザイナー、スヴァンテ・ペッテルソンの写真資料集。壮大なスケールの屋外照明から独創的な室内照明まであらゆる照明が紹介されているほか、自然の光や人工の光を探求する1冊。 英語表記。
Anne Geene, Arjan de Nooy: Ornithology | アンネ・ジーネ、アーヤン・デ・ノーイ
オランダのアーティスト、アンネ・ジーネとアーヤン・デ・ノーイによる鳥類の生態に関するビジュアルブック。鳥の科学から得た視覚的ツールと写真特有の特性を組み合わせ、両者に新鮮な視点を与えてくれる本書は、厳密な鳥類学とは異なるユニークな資料集としても楽しめる一冊。 英語表記。
Carsten Holler: 2001-2010 | カールステン・ヘラー
ベルギー人の現代美術家、カールステン・ヘラーの作品集。2001年から2010年までの作品を収録。科学者としての知見を活かした作品で知られるヘラーによる大規模なインスタレーション、建築作品、ビデオ作品まで、幅広い領域の作品群を年代ごとに豊富な図版と解説とともに紹介。 英語表記。
Judd | ドナルド・ジャッド
アメリカで30年ぶりに開催されたドナルド・ジャッドの回顧展に合わせて出版された図録。ドナルド・ジャッドはそのキャリアの中で、現代彫刻の分野を一変させる素材と形式のボキャブラリーを開発した画期的なアーティストの作品を紹介しています。本書は、ジャッドの業績を詳細に紹介するとともに、ジャッド財団などで新たに入手可能となったアーカイブ資料を用いて、ジャッドの作品に対する学術的な視点を紹介する。
本の宇宙 詩想をはこぶ容器 | 栃木県立美術館
1992年に栃木県立美術館で開催された「本の宇宙 詩想をはこぶ容器」展図録。版画家・駒井哲郎や瀧口修造を中心に、周囲に集った詩人・画家などの作品も含めながら、時空を超え知識を伝達する「本」という存在の魅力を振り返る。
Picasso: The Art of the Poster | パブロ・ピカソ
20世紀を代表する画家、パブロ・ピカソのポスター作品をまとめた作品集。ピカソがアトリエを構えていた南フランスのヴァロリスでの展示会や広告などのポスター作品を紹介。1948年から1966年にかけての作品66点の図版、テキストを収録。 英語、ドイツ語、フランス語表記。
畠山直哉 | 岩手県立美術館、国立国際美術館
2002年に開催された巡回展の際に刊行されたもの。写真家、畠山直哉の初期の作品から2001年までの作品を紹介。石灰石鉱山、ダイナマイト爆破の瞬間、東京の建築群、川の連作などを収録。人間社会と自然の関係性を、カメラというメディアを通してその在り方を考える。
HANON | 水谷吉法
日本の写真家、水谷吉法による都市空間の中に異常繁殖する川鵜を追った作品集。東京近郊の電線を占拠する大群の川鵜の姿は白と黒のモノトーンで表現されており、ピアノ教則本『HANON』の譜面のように浮かび上がっている。
Vija Celmins: Dessins / Drawings | ヴィヤ・セルミンス
2006年から2007年にかけてポンピドゥー・センターとパリ国立近代美術館で開催された展覧会の図録。海、蜘蛛の巣、夜空、砂漠などの自然現象を写実的に描いた作品で知られるアメリカのアーティスト、ヴィヤ・セルミンスによるおよそ40年の間に描かれた作品群を収録。 英語、フランス語表記。
美術と文学の交流 麻生三郎の装幀・挿画展 | 神奈川県立近代美術館
2014年から2015年にかけて神奈川県立近代美術館で開催された展覧会の図録。文章家としても知られ、絵画制作の他にも数多くの装幀や挿画を手がけてきた洋画家、麻生三郎。季刊雑誌『帖面』のための表紙、カット、デッサンや、麻生による挿画や装幀の原画の数々を豊富に収録した一冊。
郷津雅夫写真集 New York | アドバタイズ・コミュニケーション
現代アーティストであり写真家の郷津雅夫による作品集。70年代から長年に渡って取り組み続けたシリーズ「Windows」のほか、「Harry's Bar」、「246」の3シリーズをまとめて収録したもの。郷津が写し出しているのはダウンタウンで暮らすマイノリティの人々の姿であり、同じく異国の地でマイノリティである自分自身の姿を重ね合わせたものでもある。
Peter Lindbergh: A Different Vision on Fashion Photography | ピーター・リンドバーグ
ファッション写真界の巨匠、ピーター・リンドバーグの作品集。自然体でありながら独創的なモノクロームの写真でファッション写真界に新たな風をもたらしたリンドバーグによる、40年にわたるキャリアの中から400点以上の作品を集めたもの。 英語、フランス語、ドイツ語表記。
山口薫展 | 世田谷美術館 ほか
2008年から2009年にかけて世田谷美術館ほかで開催された展覧会「山口薫展」の図録。郷里の風景や身近な暮らしをモチーフに豊かな色彩感覚と造形表現で作品を生み出してきた山口薫。本書は油彩画の作品およそ90点を画風の変化に沿って紹介するとともに、水彩画やスケッチ、資料などとともに山口の画業を顧みる一冊。
漢聲雑誌 61-62期 老月分牌廣告書
毎号テーマを変え、中国の文化を深く、かつグラフィカルに紹介する雑誌「漢聲(ハンシェン)」第61-62期。本号では1900年から1930年代に中国で展開された広告デザインを紹介。ポスターやパッケージ、カレンダーなどをメーカーや商品ごとに分類。 中国語表記。
タイポグラフィの基礎 知っておきたい文字とデザインの新教養 | 小宮山博史
書体デザイナー、書体史研究家の小宮山博史が、漢字の誕生から今日における和文タイポグラフィのデザインまでを編纂。執筆陣は府川充男、白井敬尚、山本太郎、臼田捷治、鳥海修ら。
アイデア No.312 葛西薫 | 誠文堂新光社
アイデアNo.312、2008年11月号。日本を代表するアートディレクター・葛西薫特集。金原ひとみの『蛇にピアス』や上田義彦の写真集の装丁、アパレルの広告やパッケージデザインまで手広く行う葛西ワークを隅々まで紹介する、充実の1冊。
日本語のデザイン | 永原康史
グラフィックデザイナー、アートディレクター永原康史による日本語と文字表現についての指南書。ひらがなの誕生、出版のはじまり、タイプライティング、デザインについてなど、豊富な図版とともに解説。歴史、文化とともにデザインの視点から日本語における文字の変遷を辿る。
IDEA Liquid アイデアリキッド バックナンバー・コンピレーション 8冊セット | 誠文堂新光社
在庫切れとなった『アイデア』のバックナンバーの中から、要望の多い記事を中心に再編集。特集TOMATO、八木保、STUDIO DUMBAR,ディック・ブルーナ、Tyohography∞、ナイキのヴィジュアル・クリエイティヴほか、あらゆる分野のデッドストックとなった貴重な記事がまとめられている。8冊セット。
Dick Bruna: Boekomslagen | ディック・ブルーナ
オランダのグラフィックデザイナーであり、ミッフィーの生みの親としても知られるディック・ブルーナのブックデザイン集。オランダのペーパーバックシリーズ「ブラック・ベア」のために手掛けたブックデザインをカラーで多数収録。絵本作家としてのイメージが強い氏の表現の幅を実感できる一冊。
現代日本のブックデザイン史 1996-2020 | 誠文堂新光社
2019年に刊行されたアイデア No.387「特集:現代日本のブックデザイン史 1996-2020」に最新のブックデザインの事例や新規コンテンツを加え増補改訂したもの。1996年から2020年までの日本のブックデザインを取り上げ、「出版不況」の時代におけるブックデザインを現役のブックデザイナーである長田年伸、川名潤、水戸部功の3名が選定し、スタイル別に紹介。5名のブックデザイナーとの対談も収録。
TDC年鑑 ’99 | 東京タイプディレクターズクラブ
東京タイプディレクターズクラブ(現 東京TDC)の年鑑、1999年度版。文字と言葉の視覚表現の可能性を追求するために1990年から始まった国際的なコンペティションであり、国内外から集まったタイポグラフィとグラフィックデザイン作品を掲載。会員金賞は松永真、一般金賞は野田凪。装丁は澤田泰廣、立花文穂。
The Wild World of Barney Bubbles: Graphic Design and the Art of Music | バーニー・バブルス
イギリスのグラフィックデザイナー、バーニー・バブルスの80歳の誕生日を記念して出版された作品集。ビリー・ブラッグ、エルビス・コステロ、デペッシュ・モード、イアン・デューリー、ホークウィンド、ダムド、ニック・ロウなどのレコードジャケットやポスター、プロモーションビデオなどを制作し、没後40年を経てなお現代のアーティストに強い影響を及ぼしている。本書は、何百点もの貴重な未発表の写真、スケッチ、ノート、オリジナル・アートワーク、著者が長年にわたって丹念に収集した16ページの貴重なエフェメラも追加収録されている。
Record Covers in Wadaland | 和田誠
日本のイラストレーター・グラフィックデザイナー、和田誠のレコードジャケット作品集。クラシックからジャズ、シャンソン、流行曲まで、自らも音楽好きであった氏が手掛けたデザインの数々をカラーで掲載。また氏自身によるエッセイ「ジャケットデザインのときめき」も併せて収録。
アイデア No.276 中島英樹 美しき抑圧 | 誠文堂新光社
アイデア No.276、1999年9月号。巻頭特集「中島英樹ー美しき抑圧エディトリアル」ではミュージックパッケージ、ポスターなど代表作から近年の作品までを掲載。特集2「ミュージック・パッケージに見るネクストスタンダードの予感」ではティーンエイジファンクラブ、プラシーボなどロックやエレクトロニカにおける代表的作品を取り上げながら、90年代の果てに見えたデザインの現在形を検証する。
生きている | 佐内正史
写真家、佐内正史の作品集。オレンジがかった空と鳥、凛と上を向く花、美しい彩色の海景、連続した車のショット、日常にある風景を捉える。デザイナーの町口覚と2人で創り上げた色褪せることのない一冊。