Allgemeine Entwurfsanstalt with Trix and Robert Haussmann
スイス・チューリッヒに拠点を置くデザインデュオ「Trix and Robert Haussmann」と、家具メーカーであるロートリスベルガー社の共同プロジェクトを記録した写真資料集。芸術的な限定版手作り家具の数々を、多くの図版とともに収録。 英語表記。
柳宗悦展 | 三重県立美術館
三重県立美術館で開催された展示の図録。白樺の時代から晩年に至るまで、柳宗悦の年代順に軌跡を辿る。民藝運動を牽引した柳宗悦による蒐集品、著書、書簡、関連資料ほか、図版とともに解説を収録。
The Outline 見えていない輪郭 | 深澤直人、藤井保
2009年に21_21 DESIGN SIGHTで開催された展示に併せて出版された書籍。プロダクトデザイナー・深澤直人の作品を写真家・藤井保が撮影した作品集。約4年に渡って連載した雑誌「モダンリビング」での掲載作品ほか、新たに20アイテムを追加。佐藤卓、三宅一生による寄稿も併せて収録。日本語、英語表記。
The Design Book | Phaidon
1663年から2019年の過去500年の間にデザインされ社会や文化を形成したデザインの数々を紹介する。ル・コルビュジエ、フィリップ・スタルク、イームズら巨匠たちによるアイコンとなる作品のカラー・モノクロの図版と併せて解説を収録。椅子やグラス、照明、電子機器、ボールペンなど、幅広い分野の作品が集められている。英語表記。
心像 | 桐谷美香
生命の継承をテーマとして創作活動をする現代美術家、桐谷美香による作品集。枯れた一輪の花、海の中に生けられた草花、自然の中に生きる花。見る花ではなく、心の中にある花として静かに写し出される。
残影 | 桐谷美香
生命の継承をテーマとして創作活動をする現代美術家、桐谷美香による作品集。伝統的な「たてはな」や「立花」の精神を継承しつつ、現代的ないけばなの表現を追求する。静謐な美しさを感じさせる作品群がモノクロームの写真で映し出される。写真は鷹野隆大。
Cook it Raw | Alessandro Porcelli
社会的、文化的、環境的な問題を探求し、ユニークな食事体験を提供するために集まった前衛的なシェフたちの活動を記録したビジュアルブック。デンマーク、日本、イタリア、フィンランドで行われた4つの「Cook It Raw」の集まりを、美しい写真とレシピ、エッセイで再現している。 英語表記。
渋沢敬三記念事業 屋根裏部屋の博物館 | 国立民族学博物館
2013年に国立民族学博物館で開催された展示の図録。日本有数の財界人、民俗学者でもある渋沢敬三が開設した日本民族学会附属民族学博物館の所蔵品を中心に紹介。昭和30年頃までの日本各地でつかわれていた生活用具を図版とともに掲載。
Artists Who Make Books | Andrew Roth 、Philip E. Aarons、Claire Lehmann
国際的に活躍する32人のアーティストが手掛けた本にまつわる仕事を紹介した資料集。アンディ・ウォーホル、ソフィ・カル、河原温、ウォルフガング・ティルマンスなどの作品を解説とともに掲載。英語表記。
The Universal Photographer | Anne Geene and Arjan De Nooy
ドイツのビジュアルアーティスト、アンネ・ジーネとアルヤン・デ・ノイの写真作品集。1955年から2010年まで生きた架空の写真家「U」の活動を描いたもの。さまざまな芸術運動を引用する「U」の個人的なライフストーリーでもあり、疑似科学的な写真の百科事典でもあるユーモラスな1冊。 英語表記。
アルテ・ポーヴェラ 貧しい芸術 | 豊田市美術館
2005年に豊田市美術館で開催された「アルテ・ポーヴェラ/貧しい芸術」展の図録。イタリアで1960年代後半から70年代初頭にかけて展開された芸術運動である「アルテ・ポーヴェラ(貧しい芸術)」。その代表的な12人の作家たちによる作品をテキストとともに収録し、運動の全体像に迫る。
1970年 物質と知覚 もの派と根源を問う作家たち | 岐阜県美術 ほか
1995年に開催された巡回展のカタログ。1970年前後の日本の現代美術に焦点を当て紹介する。高松次郎、李禹煥、関根伸夫、榎倉康二、狗巻賢二、吉田克朗、菅木志雄、高山登、成田克彦、小清水漸、野村仁、原口典之ら、12名の作家による作品とともに、当時の活動や、もの派の動きなどを探る。
Painting Abstract: New Elements in Abstract Painting | Bob Nickas
現代の抽象画を紹介する作品集。マーク・グロッチャンやエイミー・シルマンなど、今最も重要な現代抽象画家80人の作品を6章に分けて紹介するもので、キュレーターで批評家のボブ・ニッカスによるテキストもあわせて収録。英語表記。
Dan Flavin: Drawing | ダン・フレイヴィン
アメリカのミニマル・アートを代表するアーティスト、ダン・フレイヴィンの作品集。本書は色鮮やかな蛍光灯のインスタレーションで認知されているフレイヴィンのドローイングやスケッチに焦点をあてたもので、これまで知られることがなかったフレイヴィンによる新たな芸術の側面を紹介している。ドイツ語表記。
デビッド・リンチ David Lynch: Paintings & Drawings | 東高現代美術館
1991年に東高現代美術館で開催された展覧会に際して刊行された作品集。「ツイン・ピークス」などで知られるアメリカの映画監督、デビッド・リンチが描いた絵画、素描に焦点を当てた一冊で、彼の映画や音楽作品にも通じる日常に潜む混沌とした深層世界を捉えるかのような作品群を多数収録。
宮永愛子 漕法 | 高松市美術館
日本の現代美術家、宮永愛子の作品集。2019年に高松市美術館で開催された展覧会の図録。「変わりながらも存在し続ける世界」を表現する氏による作品の数々と、展示風景をカラー図版で掲載。小説家・小川洋子によるテキストも収録。
クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91 | 水戸芸術館現代美術ギャラリー
2016年に水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催された展覧会の図録。大規模な野外プロジェクトで知られる現代美術作家、クリストとジャンヌ=クロードによる、日本の茨城県北部とアメリカのカリフォルニア州南部で実施したプロジェクト「アンブレラ」のドキュメント写真やクリストへのインタビューのテキストなどを収録。
ジェイムズ・リー・バイヤーズ 刹那の美 | 坂上しのぶ
ミニマルでコンセプチュアルな作風で知られる、デトロイト出身のパフォーミングアーティスト、ジェイムズ・リー・バイヤーズのモノグラフ。禅や仏教思想、能、茶道など、日本文化から多大な影響を受けていたバイヤーズの全貌を16の章を通して明らかにする一冊。
Satoshi Hirose | 廣瀬智央
2020年にアーツ前橋で開催された展覧会「廣瀬智央 地球はレモンのように青い」に際して刊行されたコンセプトブック2冊揃え。ミラノを拠点に活動する美術家、廣瀬智央の1990年代から2020年までの仕事を包括するもので、作品を6つのセクションに分けて紹介するとともに、論考やインタビュー、解説などのテキストも併せて収録。400部限定刊行。
荒木悠 LONELY PLANETS | 十和田市現代美術館
2023年から2024年にかけて、十和田市現代美術館で開催された展覧会の図録。文化・言語間での誤訳や誤解、オリジナルと複製の関係性をユーモアとともにドキュメンタリーやアニメーションなどの映像作品に落とし込んできた映像作家、荒木悠。本書は青森でのリサーチを含む19点の作品をカラー図版で掲載するとともに、氏へのインタビューのテキストも収録。
会田誠 GROUND NO PLAN
大林財団による助成制度「都市のヴィジョン」第1回目の助成対象に選ばれた現代美術家、会田誠による個展の図録。ジオラマや構造モデル、インスタレーションなど様々な表現で形となった、会田が考案する「都市のあり方」を豊富な図版とともに掲載。
いまさら北京 | 会田誠
現代美術家、会田誠の写真集。2007年秋、グループ展に参加するために1カ月ほど滞在した北京の郊外を撮影したもので、オリンピックを翌年に控えた巨大都市の「ごくごく平凡な北京郊外」を会田の視点で切り取っている。
エコゾフィック・アート 自然・精神・社会をつなぐアート論 | 四方幸子
30年にわたりメディアアートの第一線を走るキュレーターであり、批評家としても活動する四方幸子による批評エッセイ集。エコロジー+フィロソフィー=“エコゾフィー”をキーワードに、生態的環境を扱う数々のアート作品を独自の視点で紐解いていく一冊。
虚像培養芸術論 アートとテレビジョンの想像力 | 松井茂
テレビジョン=「虚像」が想像力とされた時代の作家とその作品性を現代の視点で分析する、戦後の日本芸術論。1960年代を主題にした2010年代の批評集であり、東野芳明、磯崎新、今野勉ら3人の思考を軸に、現代美術、現代思想、現代メディア論を通してメディア芸術の歴史的な視点を問い直していく。
The Voyage of Discovery | Carly Steinbrunn
ロンドンを拠点とするカーリー・スタインブルンの初作品集。ファウンド・オブジェを用いて写真という媒体の透明性を問いながら、道なる世界への探索についての報告書とも取れる写真作品を掲載。作品を通して、写真と探検が深い繋がりを持っていた時代へ言及もしており、全ての島々が地図に記され、国境が越えられたこの時代では、唯一残された冒険は写真の中に記録されている。フランス語表記。
シャドーイング 影を追う旅 | 原田裕規
多様なメディアを用いて、社会の中で広く認知されている視覚文化を題材にしたプロジェクトで知られるアーティスト、原田裕規。本書は2023年に山口県周防大島町の日本ハワイ移民資料館で開催された展覧会「原田裕規個展 やっぱり世の中で一ばんえらいのが人間のようでごいす」展に際して刊行された一冊。映像作品シリーズ「シャドーイング」の台本5篇とともに論考のテキストも豊富に収録。
荒木経惟、写真に生きる。 | 青幻社
写真家、荒木経惟が撮影した写真の数々とともに、12章にわたって人々との出会い、写真とともに歩んできた人生、そして今を語る一冊。巻末には生い立ちからこれまで80年間の人生を網羅した詳細な年譜を収録。
The Collector’s Guide to Emerging Art Photography | Alana Celii ほか
タイトルの通り、新進のアートフォトグラファーたちのためのコレクターズガイドブック。コレクターや編集者、展覧会の機会に出会えるような情報源が得られない現状にあるアートフォトグラファーたちのために、Humble Arts Foundationのキュレーター陣によって選出、厳選された若手の写真家たちの作品を集めたもの。意欲的な若手写真家とプロフェッショナル、そしてアート機関との架け橋となる一冊。英語表記。
Time after Time / Time for Time 歩みゆく時間 時間のための時間 | 富山義則、熊谷聖司
写真家の富山義則と熊谷聖司の作品集。製造終了した「ポラロイドフィルム809」で撮影。富山は取り壊しが決定されている30年以上住み慣れた部屋、熊谷は高円寺の路地裏を切り取る。はっきりと、時にはぼんやりと、その空気感を含んだ両者の日常の風景が幻想のように映し出される。
Julio Gonzalez スペインの彫刻家 フリオ・ゴンサレス | 世田谷美術館 ほか
2015年から2016年にかけて世田谷美術館ほか全国各地で開催された展覧会の図録。スペインの彫刻界の巨匠、フリオ・ゴンサレスの金工職人としての仕事、最初期の彫刻作品、素描などを通してゴンサレスの仕事の全体像とその魅力に迫る一冊。
Twenty Parachutes | Margaret Bourke-White,
建築写真の分野をはじめ、女性初の戦場カメラマンや「Life」誌のカメラマンとして活躍し、戦争や社会問題にも取り組むフォトジャーナリストでもあるマーガレット・バーク=ホワイトの写真集。アーヴィング・エアシュート・カンパニーの従業員たちによる、パラシュートテストの光景を撮影したもの。1937年3月22日号の「LIFE」に表紙として掲載され、この4年後にパラシュートは第二次世界大戦で活躍する重要な軍装品となった当時の貴重な資料写真。 英語表記。
倉俣史朗 SHIRO KURAMATA 1967-1987 | PARCO出版局
日本を代表するインテリアデザイナー、倉俣史朗の作品集。1967年から1987年の間に手がけた数々の家具・インテリアを写真や図面などの豊富な資料で紹介する一冊。磯崎新とエットレ・ソットサスによるテキストも併せて収録。
Carlo Scarpa: Beyond Matter | カルロ・スカルパ
イタリア出身の建築家カルロ・スカルパの作品集。美術館、店舗、オフィスなどの公共空間の建築、インスタレーションを紹介。全体を捉えた写真とそのディテールに焦点を当て、テキストと併せて収録。英語表記。
Casa Dali | Coco Capitan
ロンドンとマヨルカ島を拠点に活動するアーティスト、フォトグラファーのココ・カピタンがスペインのコスタ・ブラバの海辺にあるサルバドール・ダリのアトリエと居住空間が融合した自邸を撮影した写真集。たまご型の彫刻、真っ白な壁面の建物、剥製やインテリア、オブジェ、アート作品の数々。ダリの創作と日常、その断片に触れる1冊。英語表記。
漢聲雑誌 53・54・55号 黄河十四走 黄河民藝考察記
毎号テーマを変え、中国の文化を深く、かつグラフィカルに紹介する雑誌「漢聲(ハンシェン)」53、54、55号の3冊揃。黄河流域の民間芸術を旅行記という形で紹介。黄河流域の村落を徹底的に調査し、絵画、版画、切紙、刺繍、玩具など様々な民芸品を詳細に記録。中国語表記。
漢聲雑誌 57・58号 綿綿瓜瓞
毎号テーマを変え、中国の文化を深く、かつグラフィカルに紹介する雑誌「漢聲(ハンシェン)」57、58号。中国最古の詩篇「詩経」の一節「綿綿瓜瓞 民之初生 自土沮漆」の"綿綿瓜瓞"=子孫繁栄に関する民間芸術を集めた資料集。陰陽を核とした中国哲学の起源、哲学と人々との関係、生命と生殖、そして豊かな民芸文化を様々な資料をもとに見ることができる。中国語表記。
エットレ・ソットサス アドバンスト・スタディズ 1986/1990 | 山際照明造形美術振興会
1990年に開催された照明器具デザイン展「ライト イズ アーキテクチュア」に際して出版された書籍。20世紀後半のデザイン界をリードしてきたデザイナー、エットレ・ソットサスの代表作を収録。照明器具だけでなく、ガラス製品、テーブル、椅子などの図版、さらに倉俣史朗や磯崎新、ソットサス自身によるテキストも収録。日本語、英語表記。
Nathalie Du Pasquier: Andata-Ritorno | ナタリー・ドゥ・パスキエ
イタリアを拠点として活動するフランス人アーティスト、ナタリー・ドゥ・パスキエの作品集。コップや鍵といった、日常生活で見慣れた物が題材になった絵や、幾何学模様を描いた抽象的な絵など、現実と空想の世界の間を行き来する旅のような作品が収められている。
Maison Blanche: Charles-Edouard Jeanneret / Le Corbusier | ル・コルビュジエ
1912年、モダニズム建築の巨匠、ル・コルビュジエがスイスのラ・ショー=ド=フォンという町の高台に両親のために初めて全面的に設計した住宅「ヴィラ・ジュヌレ=ペレ」、通称「メゾン・ブランシュ(白い家)」に関するモノグラフ。本書は長年にわたり放置されていたこの建物に実施された修復に焦点を当てたもので、写真や実測、再現図面などの資料をカラー、モノクロで掲載した一冊。英語表記。
名物裂宝覧 | 浦野理一
茶の湯道具の茶入や茶碗をいれる袋,袱紗(ふくさ)などにする布地、名物裂(めいぶつぎれ)の図版198枚を収録した資料集。うち40枚は図版をそれぞれシートに貼り込んで収録。巻末には裂の織技ではなく、見どころに焦点を当てて紹介する解説も収録。
包結図説 伊勢流図解 紙包みと紐結び | 伊勢安斎、屋代弘賢
江戸時代中期の旗本であり、伊勢流有職故実研究家であった伊勢貞丈が記した『包結図説』を再現し、現代語訳をした資料集。様々な「つつみ」と「むすび」の作法を、目的ごとに整理し、図版とともに解説している。
名物裂 | 守田公夫
茶の湯道具の茶入や茶碗をいれる袋,袱紗(ふくさ)などにする布地、名物裂(めいぶつぎれ)の図版58枚を収録した資料集。東京国立博物館に所蔵される名物裂を網羅し、図版をそれぞれシートに貼り込んでいる。解説冊子も付属。装丁は原弘によるもの。
Timeless Landscapes 2 イサム・ノグチ モエレ沼公園 | 小川重雄
20世紀を代表する彫刻家、イサム・ノグチが遺したマスタープランを元に、17年もの年月をかけて札幌に完成した「モエレ沼公園」の写真資料集。完成から15年を経て、写真家の小川重雄が3年に渡ってその風景や自然と調和する様子を撮影。イサム・ノグチによる複数の図面や詳細な記録なども収録。英語、日本語表記。
Carl Hansen & Son | カール・ハンセン&サン
デンマークの歴史ある家具メーカー、カール・ハンセン&サンが発行するブランドブック。100年以上にわたる歴史を振り返るとともに、著名な建築家やデザイナーたちがカール・ハンセン&サンの名作家具をどのように取り入れているか紹介する。椅子やテーブル、ソファなど、モダンデザインを代表する巨匠たちによって生み出された家具の数々をカラー図版で収録。英語表記。