Julie Cockburn: Stickybeak | ジュリー・コックバーン
2019年にロンドンのFlowers Galleryで開催された展示の際に刊行されたもの。ロンドン出身のアーティスト、ジュリー・コックバーンの作品集。撮影者不明とされるファウンド・フォトに丸や線、幾何学的模様による刺繍やコラージュなどを施し作品を作り出す。カラーによる作品とともに、別紙に解説を収録。
山口晃 大画面作品集 | 青幻舎
日本の現代美術家、山口晃の大判作品集。「東京圖 六本木昼図」「倉敷金刀比羅圖」「新東都百景 東京タワー」など緻密な合戦図、建造物のペインティング作品を隅から隅まで堪能できる。また、現代的でチープな素材で制作した茶室や、風格漂う和風の電柱などのインスタレーション・立体作品もカラーで多数収録。寄稿は椹木野衣、ジョン・T・カーペンター。
前に下がる、下を仰ぐ | 山口晃
日本の現代美術家、山口晃の作品集。2003年から2015年にかけて制作された作品を紹介。インスタレーション作品、絵画、紙ツイッター、活劇漫画『続・無残ノ介』ほか、カラーによる豊富な図版とともに解説を収録。
ゴダール的方法 | 平倉圭
フランスの映画監督、ジャン=リュック・ゴダールの作品についての論考。映画に何を賭しているのか、21世紀のゴダールの向かうところとは。映画研究者、平倉圭の博士論文をもとに、その後の連続講座「ゴダール・システム」や論考「バッド・リスニング──ゴダール‐ゴランと複数の顔/音」を経てたどり着いたゴダール論。
アルフレッド・シスレー展 印象派、空と水辺の風景画家 | 練馬区立美術館
2015年に練馬区立美術館で開催された展示の図録。印象派の創立メンバーのひとりである画家、アルフレッド・シスレーの作品を紹介。生涯を通して描いたフランスの風景画やシスレーの地を訪れた日本人画家の作品など、図版とともに解説を収録。
Roy Lichtenstein, 1970-1980 | ロイ・リキテンスタイン
1981年にセントルイス美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。ポップアートを代表する画家のひとり、ロイ・リキテンスタインの1970年代から1980年代の作品を紹介。ポートレートをはじめ、静物、風景画ほか、様々なモチーフを題材とした作品をカラー・モノクロ含む図版とともに解説を収録。英語表記。
リキテンスタイン&ウォーホール展 Pop Muses
1991年から1992年にかけて開催された巡回展のカタログ。ポップアートを代表する画家、ロイ・リキテンスタインとアンディ・ウォーホルの2人が女性をテーマに描いた作品を紹介。1960年代から1990年代にかけて制作されたイラストレーション、立体作品、版画作品などカラーの図版とともに解説を収録。
江戸鳥図鑑 | 大橋弘一
江戸時代の博物図の中から『鳥』だけを集めた江戸鳥図鑑。江戸時代の籏本であり、本草学者である毛利梅園が描いた「梅園禽譜」から86点の図版とともに解説を収録。和名の由来・分類・学名、その鳥が登場する歌集や伝承などを併せて紹介する。様々な鳥たちが美しく細密に描かれる。
菱田春草展 | 東京国立近代美術館
日本画家、菱田春草生誕140年を記念した展覧会図録。「落葉」「黒き猫」などの重要文化財4点を含む代表的作品140点をカラーで掲載。
さとうゆかり 縄文土偶カレンダー 2025
アート制作を中心に広告や出版でのイラストレーションやデザインを手掛ける、さとうゆかりの2025年版縄文土偶カレンダー。月毎に個性豊かな縄文土偶を楽しむことができる。
STAR PIECE 倉俣史朗のイメージスケッチ | TOTO出版
インテリアデザイナー、倉俣史朗のラフスケッチ集。これまでに手がけた建造物やプロダクトデザインのスケッチをモノクロ、カラーで多数収録。序文はエットレ・ソットサス。装丁は田中一光。
American Silence: The Photographs of Robert Adams | ロバート・アダムズ
米国の写真家、ロバート・アダムズの作品集。アメリカ西部の大草原や森、海辺などの不朽の美しさを写し取るだけでなく、ハイウェイや住宅などの人工物をも見つめ、消費主義や工業化にともなう環境破壊にも言及している。周囲の世界を敬虔に見つめ、土地に対する人々の責任と進歩の道徳的ジレンマという深遠な問題を探求する1冊。英語表記。
Eames: Beautiful Details | イームズ
20世紀の建築と家具の発展に大きな貢献をしたデザイナー、チャールズ・イームズ&レイ・イームズ夫妻の作品と生涯を集成した作品集。家具、グラフィック、テキスタイル、玩具、写真、映像、展示など、彼らの膨大な仕事を網羅し、多数の図版とともに紹介。パッケージデザインは、独創的な子供用玩具「The Toy」の三角形と色からヒントを得たパターンを使用。
William Eggleston: Paris | ウィリアム・エグルストン
アメリカの写真家、ウィリアム・エグルストンの作品集。パリのカルティエ現代美術財団で開催された展示に併せて刊行されたもの。ショーウィンドウに飾られたクマのぬいぐるみ、壁や車にペイントされたストリートアート、パリの街角。インスピレーションとなった写真とともにペインティング作品を収録。フランス語表記。
Terri Weifenbach: Cloud Physics | テリ・ワイフェンバック
米国の写真家、テリ・ワイフェンバックの作品集。生物、自然、水、空気、光、火についてなどの自然現象について調査し、繊細な現象の儚さをとらえたもの。雲の形成など気象現象を正確に測定する科学機器のデータに基づき、光、湿度、熱の密接な変化を通して知覚される自然を、彼女の作品の特徴である詩的で繊細な写真作品を通して表現している。英語表記。
Dada: Zurich Paris 1916-1922 | Triatan Tzara
1916年にトリスタン・ツァラによって命名され、世界中に伝播した芸術運動・ダダイスム運動を紹介。クルト・シュヴィッタース、ハンス・アルプ、フランシス・ピカビアらの作品、ツァラによって発行された印刷物を多数掲載。
Bernd & Hilla Becher: Basic Forms of Industrial Buildings | ベッヒャー夫妻
ドイツの写真家、ベルント・ベッヒャー、ヒラ・ベッヒャー夫妻の作品集。工業用建造物を独自のスタイルで撮影し、タイポロジーフォトを生み出した夫妻の40年のキャリアの集大成を纏めたもの。新装版。英語表記。
倉俣史朗 カイエ Shiro Kuramata Cahier 1-2
20世紀を代表する日本のデザイナー、倉俣史朗の遺したスケッチ・素描をシルクスクリーンに起こした作品集。全6集を予定している本書はその1集、2集にあたる版画集であり、シンプルな装丁が倉俣による筆触、色彩と美しく調和した一冊。巻末には倉俣による手書きのメモやスケッチに散りばめられた言葉を収録。365部限定刊行。
美術商林忠正の軌跡 1853-1906 | 木々康子、高頭麻子
19世紀末西洋で初めて日本美術品を商い、日本の美術商として活躍した林忠正の軌跡をまとめた1冊。約30年間パリで日本美術、文化を紹介したその活動やエドゥアール・マネ、エドガー・ドガ、黒田清輝ら様々な芸術家との交流など、資料とともにその生涯を辿る。
香月泰男 版画全集
戦後を代表する洋画家の一人、香月泰男の作品集。植物や動物、国内外の風景画、そしてシベリア抑留体験をもとにした「シベリア・シリーズ」ほか版画作品全168点をカラーによる図版と併せて解説を収録。
エリック・サティとその時代展 | Bunkamura ザ・ミュージアム
2015年にBunkamura ザ・ミュージアムで開催された「エリック・サティとその時代展」の図録。フランスの作曲家、エリック・サティが制作した楽曲の楽譜や肖像画、そして関連する演劇ポスターやプログラムのデザイン、イラストレーションを多数収録。また、フランシス・ピカビアやマン・レイなどサティを取り囲むダダイストたちの作品も掲載。
Macguffin No.6: The Ball
毎号1つのテーマを深く掘り下げるデザイン&クラフトマガジン「MacGuffin magazine」第6号。本号のテーマは「ボール」。スポーツに使用するボールだけでなく、植物、ミートボール、惑星など、様々な球体のオブジェクトを調査し紹介。 英語表記。
カルティエ、時の結晶展 | 国立新美術館
2019年に国立新美術館で開催された展示の図録。ジュエリー・ブランド「カルティエ」の1970年代以降の作品に焦点を当て、過去の歴史的作品を収蔵した「カルティエ・コレクション」とともに紹介。ジュエリーの他、関連図版として尾形光琳の屏風絵、杉本博司の写真作品、オキーフのペインティングなどのアート作品も掲載。
田中恭吉展 | 和歌山県立近代美術館
2000年に開催された「田中恭吉展」の図録。雑誌「月映」の作家として、また荻原朔太郎の詩集「月に吠える」の挿画などでも知られる田中恭吉。中学時代のスケッチをはじめ、最晩年のペン画にいたるまで約400点を収録。デザインは桑畑吉伸によるもの。
微花 | 石躍凌摩、西田有輝
庭師である石躍凌摩と西田有輝によって、スペインのカタルーニャ地方伝統の日であるサンジョルディの日に創刊された季刊誌『微花』新装丁版の植物図鑑。水辺や店先、道路などにひっそりと咲く春の草花たちが収められている。ホトケノグサ、ツバキ、シクラメンなど20種の植物と散文を収録。
Anu Tuominen: Thinkables | アヌ・トゥオミネン
フィンランドのアーティスト、アヌ・トゥオミネンの作品集。目次でAtoZの順番で並べられたキーワードと、創作についてのテキスト、そしてその作品の図版を収録。ユニークでありながら皮肉とユーモアに溢れたアヌの頭の中を覗き見るような一冊。英語表記。
イヴ叢書Ⅶ フェアリー・テイル | 合田ノブヨ 吉本ばなな
2002年にギャラリー・イヴで開催された展示に併せて刊行されたもの。花々や自然と少年少女たちが美しく交わる世界が表現されている。コラージュは合田ノブヨ、テキストは吉本ばななが担当。限定500部刊行。
ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし | 求龍堂
2015年に開催された初の回顧展「ヘレン・シャルフベック 魂のまなざし」の展示会カタログ。静物、肖像画、自画像など84点の作品、解説を5つのセクションに分け収録。フィンランド独立前後の激動の時代、あらゆる人々を描いたヘレン・シャルフベックの軌跡を辿る。
フランク・ロイド・ライトと広重 | 京都書院
近代建築の巨匠、フランク・ロイド・ライトと浮世絵師、歌川広重とその関係性を探る。風景画、花鳥画、名産品、行事の様子が描かれた歌川広重の「東海道張交図会」シリーズ、フランク・ロイド・ライトの写真作品と広重の作品を並べて紹介するほか、建築図面など、作品図版とともに解説を収録。
暖簾 普及版 | 増田正
グラフィックデザイナー、増田正による写真集・普及版。日本全国津々浦々の暖簾を集めたもの。10年間に渡り、著者自らの足で撮り続けてきた豊かで多彩な暖簾の数々を紹介。山本太郎、早川良雄による寄稿も併せて収録。見開きに著者本人のサインあり。
ワンロード 現代アボリジニ・アートの世界
2016年に開催された巡回展の図録。西オーストラリアの沙漠を南北に貫く「キャニング牛追いルート」をアボリジニ・アーティストたちが自らのルーツを辿り、その過程で自らの故郷について絵画、写真、映像など制作するプロジェクト。旅の中で制作された作品約40点の図版と併せて解説、エッセイを収録。
SD選書 モデュロール 1・2 | ル・コルビュジエ
モダニズム建築の巨匠、ル・コルビュジエが「人間の建物」の尺度を基準として生み出したモデュロール(黄金尺)について記した著書2冊揃え。実際の建築にも使用されたモデュロールの実証や有用性、合理性を資料とともにまとめた一冊。
丹下健三 1938〜1970 戦前からオリンピック・万博まで | 文化庁国立近現代建築資料館
2021年に文化庁国立近現代建築資料館で開催された展覧会の図録。日本の建築家、丹下健三の仕事を網羅して紹介するもので、広島平和記念公園及び記念館や国立代々木競技場、1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博に至るまで、写真や貴重な建築資料の数々を多数掲載。
ラウル・デュフィ展 海と音楽 そしてパリの情景
1994年から95年にかけて開催された巡回展「ラウル・デュフィ展 海と音楽 そしてパリの情景」の展示会図録。20世紀フランスを代表する近代画家、ラウル・デュフィに影響を与えた『海』『音楽』そして『パリの情景』をテーマに油彩、水彩、素描、テキストによる解説を収録。
牧野邦夫画集 写実の精髄 | 練馬区立美術館
2013年に練馬区立美術館で開催された展示の図録。画家、牧野邦夫の1955年から晩年の1985年までの作品を紹介。自画像を中心に肖像画、静物、裸婦などレンブラントへの強い憧憬を抱いていた牧野が描くことへ傾注した表現とは。油彩画のカラー・モノクロ含む図版とともに解説を収録。
棚田康司作品集 たちのぼる。 | 青幻舎
2012年に開催された巡回展のカタログ。彫刻家、棚田康司の1990年代の初期作品から2012年までの作品を紹介。約20年にわたり重要なモチーフとして制作してきた少年少女の彫刻作品を中心に、作品図版と併せて解説を収録。
ロシア・アヴァンギャルドと20世紀の美的革命 | ヴィーリ・ミリマノフ
ロシア革命のさなかに生まれた芸術運動、ロシア・アヴァンギャルドについてまとめた1冊。ロシア特有の背景から西欧の影響、社会主義リアリズムとの関係、ロシア・ソ連の美術史とともにロシア・アヴァンギャルドを紐解く。カラーによる図版100点を収録。
湯村輝彦ヒットパレード | 美術出版社
イラストレーター・湯村輝彦の作品集。「ガロ」の表紙、糸井重里「情熱のペンギンごはん」など、広告や雑誌・書籍に提供したイラスト作品を多数掲載。愛妻・湯村タラやデザイナー・マーチン萩沢らとのテンポの良いインタビューも収録。
アイデア No.352 | ビデオ・ゲーム・グラフィック
アイデアNo.352/ビデオ・ゲーム・グラフィック特集号。バンダイナムコゲームス、カプコン、セガといったゲーム会社周辺のフライヤーやロゴのデザイン、更にはゲームマシンのデザインも収録。その他、アメリカ西海岸発のアヴァンギャルド・カルチャー雑誌/WETの編集者、レナード・コーレンのインタビューなども掲載。
The Push Pin Graphic | シーモア・クワスト、ミルトン・グレイサー、スティーヴン・ヘラー
アメリカのデザイン会社プッシュピン・スタジオのメンバー、シーモア・クワスト、ミルトン・グレイサー、スティーヴン・ヘラーの作品集。広告に使用されたイラストやグラフィックデザイン、ブックデザインなどをカラーで多数掲載。英語表記。
The Music Library | Jonny Trunk
1960年代から1980年代前半に制作されたライブラリー・レコード(=ソースミュージックやムードミュージックとも呼ばれ、アニメやコマーシャル、映画やテレビ番組で使用するためだけに作られた音楽)のジャケット・アートワークを網羅した資料集。市販されることはなく、限られた枚数しか製造されなかったコレクターズアイテムのアートワーク625点を収録。英語表記。
Helvetica: Homage to a Typeface
世界中で使用される人気の書体「Helvetica(ヘルベチカ)」を用いた作品をまとめた1冊。ポスターやブランドロゴ、パッケージデザイン、切手、新聞ほか、あらゆる世界中のデザインから選出された400点の作品を紹介。カラーの作品図版と併せて解説を収録。英語表記。
恩地孝四郎 装本の業 普及版 | 恩地邦郎
恩地孝四郎 装本の業 普及版/日本の抽象絵画の創始者としても知られる恩地孝四郎の作品集。氏が装丁を手掛けた美しい書籍の数々を、多数のカラー図版で紹介。巻末に氏自身によるエッセイ「装本美術の構成」に加え、巻頭には畦地梅太郎によるエッセイ「恩地先生の思い出」なども掲載。
日を詠む暦 田中一光+高橋睦郎
美術評論家・伊東順二企画のもと、田中一光が文字をデザインし、高橋睦郎が詩を手がけた暦の作品集。新年、春、夏、秋、冬の5つの暦それぞれを表現したデザインと詩が和紙に落とし込まれている。序文は伊東順二、小池一子によるもの。巻末に田中一光、高橋睦郎、伊東順二による対談を収録。