Lina Bo Bardi, Drawings | リナ・ボ・バルディ
ブラジルの近代建築を代表する建築家、リナ・ボ・バルディのドローイングを集めた作品集。幼い頃に描いた風景画から日常生活でのスケッチ、建築デザインなどを収録。カードストック、トレーシングペーパー、新聞紙に鉛筆や水彩、サインペンなどさまざまな組み合わせで描かれるリナ・ボ・バルディの世界が広がる一冊。 英語表記。
Joan Fontcuberta: Herbarium | ジョアン・フォンクベルタ
バルセロナ出身の写真家、ジョアン・フォンクベルタの作品集。30年以上に渡り、写真とテキストを用いて架空科学誌をあたかも本物のように作り上げることで写真と真実との関係を追究してきたフォンクベルタ。本書では新種かと見紛うような植物を自作し、植物図鑑のように平面的に近接撮影した、偽の植物標本写真集を収録している。 英語、ドイツ語表記。
Omnipresent | Beyond Borders | Birgitta De Vos
オランダ在住のアーティスト、ブージタ・デ・ヴォスが手掛けた3作目の作品集。国境も文化も超え、世界をマクロレンズとドローンで撮影した写真を収録。岩石、鉱物、砂といった壮大なイメージが組み合わさり、自然の織りなす神秘的な光景が広がる。表紙には実物の砂の入った袋が貼り付けられており、自分だけの表紙がつくれるようになっている。
Robert Irwin: All the Rules Will Change | ロバート・アーウィン
2016年に開催されたロバート・アーウィンの展示図録。アーウィンが小規模な抽象絵画の制作から一時的な現場条件付きのインスタレーションに移行した1960年代の先駆的な軌跡のみに焦点を当てた一冊。この短い期間にアーウィンは芸術の最も重要な前提を系統的に問いかけ、その過程で最終的に芸術作品とは何であるかを再定義し、芸術は物体に限定されるのではなく、むしろものの見方であることを提案するに至る。
Swimming Pool | Maria Svarbova マーリア・シュヴァルボヴァー
スロヴァキア出身の写真家、マーリア・シュヴァルボヴァーの写真集。各国で賞賛を浴びたデビュー作。凍りついたような人物たちが、どこか夢の中のようなプール施設のなかで佇む様子を写し取ったシリーズを収録。空間や色彩、雰囲気に重点を置き、未来的でありながら同時に懐かしさも感じさせる氏のスタイルが表れている。英語表記。
秘すれば花 | 杉本博司
2012年に開催された展示会「杉本博司 秘すれば花」に際して発行されたもの。アウストラロピテクスからシャネル、そして三宅一生まで、人類と衣服との関わりを写真とエッセイで紐解いたもの。江戸時代中期の戯作の一種である洒落本と同様、和綴じ製本が施されている。
インド細密画 はじめましてインド 宮廷絵画130点との対話 | 府中美術館
2023年に府中美術館で開催された展覧会の図録。16世紀後半から19世紀半ばにインドの宮廷で楽しまれたインド精密画を紹介。インド精密画の歴史、フォルムや空間表現について、ヒンドゥーの神々、建物、人々、動物たちなど、オールカラーの図版、解説にて収録。
原口典之 社会と物質 | BankART1929
2005年に開催された展覧会の際に刊行された作品集。BankART Studio NYK全空間を使い、原口典之が30年以上制作してきた作品群を展示する大規模な試み。展示された作品のほか、制作過程や各国での展示の様子などを収録している。
田中信太郎 Shintaro Tanaka 1946-2014 | BankART1929
2014年にBankART1929で開催された展示の際に刊行された作品集。美術家、田中信太郎の1959年から2014年にかけての作品とインタビューを掲載。リレーションアート「たて・よこ・ななめ」やブリヂストン本社ロビー彫刻などのコミッションワークほか、カラー・モノクロ含む作品図版、テキストを収録している。
横尾忠則 記憶の遠近術 | 篠山紀信
写真家、篠山紀信の作品集。画家・グラフィックデザイナー、横尾忠則のポートレートや、横尾氏が少・青年期に影響を受けた人物や親しい友人や知人との記念写真を収録。手塚治虫、三島由紀夫、和田誠、浅丘ルリ子、楳図かずお、土方巽など、多種多様な人々が登場する。序文は三島由紀夫、装丁は田中一光によるもの。
The Complete Pirelli Calendar Book
イタリアのタイヤメーカー・ピレリ社がノベルティとして制作してきたカレンダーの写真を編纂。1964年から1974年にかけて写真家のサラ・ムーンやアレン・ジョーンズたちが撮影した女性たちのポートレート写真を多数掲載。 英語表記。
かげろうのやうに | 花代
現代美術家、花代(はなよ)による写真エッセイ集。17年余りを過ごしたベルリン、パリ、ロンドン、ニューヨーク、そして東京、繋がり続ける記憶や思い出が、言葉と写真によって編み込まれていくかのような一冊。500部限定。装丁は田中義久によるもの。
手塚治虫を装丁する展 | 株式会社竹尾
2010年に竹尾見本帖本店で開催された同名展示の図録。日本漫画界の巨匠、手塚治虫の作品カバーを日本図書設計家協会員90名がデザイン。セレクトされた作品は『ふしぎなメルモ』、『アドルフに告ぐ』、『どろろ』、『リボンの騎士』、『火の鳥』などの代表作。使用された紙のクレジット付。
テーラー東洋 Japan Jacket Book | 松山達朗
横須賀(ヨコスカ)ジャンパー、通称「スカジャン」を半世紀以上にわたり作り続けてきた、「TAILOR TOYO(テーラー東洋)」による写真資料集。スカジャン研究の第一人者・松山達朗が過去に編纂した『JAPANESE EMBROIDERED JACKETS』に、東洋エンタープライズが保管する資料を加え再構成。スカジャンの歴史から、貴重なヴィンテージ、世界各国のスカジャン、ディテールなどを収録。
霓虹黯色 香港街道視覺文化記錄 | 郭斯恆
香港理工大学デザイン学院の情報デザイン研究室のネオンサインの研究プロジェクトを書籍化したもの。香港の通りを徒歩で調査し、500を超えるネオンサインを採取したうえで、業種ごとの視覚効果や各地域の消費パターンの変化について分析・考察している。レタリングの参考書としても。 中国語表記。
エド・ルーシェのエフェメラ | 富士ゼロックス
2007年に富士ゼロックスアートスペースで開催された展示の図録。ロサンゼルスを拠点に活動するコンセプチュアル・アーティスト、エド・ルシェが手がけたアーティスト・ブックを中心に紹介したもの。富士ゼロックス版画コレクションに収蔵される12点の版画作品と14冊のアーティスト・ブック、ポスターや案内状などのエフェメラを通し、ルシェの作品全体を展望する。
日本の映画ポスター芸術展 | 東京国立近代美術館
2012年に東京国立近代美術館で開催された「日本の映画ポスター芸術展」の図録。1960年代から70年代の作品に焦点を当て、100点以上の映画ポスターを紹介。ポスターを通じ、粟津潔、横尾忠則、和田誠ら時代を代表するデザイナーたちのグラフィック表現と映画の結節点を探る。
Particle of mina perhonen 粒子 | ミナ ペルホネン
2002年に青山スパイラルガーデンで開催された展示の内容を書籍化したもの。ファッション、テキスタイル、インテリアなど、様々なデザインを手がけるブランド・ミナ ペルホネンの活動を、展示の様子やインタビューなどを交え紹介している。
ISSUE 和田誠のたね | スイッチ・パブリッシング
イラストレーターでありグラフィックデザイナー、和田誠の少年時代に焦点をあてた一冊。世界史を描いた8コマ漫画、本との出会い、少年時代を作った映画とアメリカなど、幼少期まで遡る貴重な図版とインタビューを収録。谷川俊太郎による寄稿を掲載。
旅とデザイン ウイスキーから人、空間構想へ。中崎宣弘の「全仕事」 | 中崎宣弘
デザイナー、中崎宣弘の作品集。サントリーで様々なパッケージラベルを手掛け、独立後は空間構想デザインなど多方面で活躍した氏の仕事を網羅した一冊。それぞれの作品に丁寧な解説付きで、デザインがうまれた背景を垣間見ることができる。
Franz Lazi: Fotografie | フランツ・ラジ
ドイツの産業写真家・映画監督であるフランツ・ラジの作品集。ベルリンやパリの風景や建築物、工芸品、家具などを、大胆な構図と美しいライティングで写し取ったモノクロ写真を多数収録。 英語、ドイツ語表記。
Joseph Beuys: Natur Materie Form | ヨーゼフ・ボイス
ドイツのノルトライン=ヴェストファーレン州立美術館で開催された展示のカタログ。ドイツの現代アーティスト、ヨーゼフ・ボイスの1941年から1985年までの作品を紹介。ドローイング、彫刻、絵画、インスタレーションなど作品517点を収録。 ドイツ語表記。
Aaron Schuman: Folk | アーロン・シューマン
イギリスを拠点に活動する写真家、アーロン・シューマン初の作品集。ポーランドにあるクラフク民族学博物館のコレクションとシューマンが撮影してきた過去の写真を融合させる。文化や伝統の研究でありながら、探求心、自己発見という歴史と記憶の融合でもある。 英語表記。
Matthew Porter: Archipelago | マシュー・ポーター
アメリカ人写真家、マシュー・ポーターの作品集。自然や動物、人々、人工物、各ページに配置された写真はイメージの相互関係を表現し、それぞれのテーマ創り出す。女優ジェーン・フォンダとベトナム戦争、ハワイのカウアイ島とハリウッドなど、短く書かれたテキストから、あらゆるテーマを結びつけていく。 英語表記。
Magdalena Abakanowicz | 著者名
ポーランドを代表するアーティストの1人、彫刻家、画家のマグダレーナ・アバカノヴィッチの作品集。絵画、人体彫刻、ファイバーアート、インスタレーションなどの作品207点の図版、テキストを収録。 英語、ハンガリー語表記。
Saul Leiter: Retrospective | ソール・ライター
ソール・ライターの大規模な回顧展を記念して出版された、初の集大成作品集。初期のモノクロ作品に加え、90年代以降に注目を浴びたカラー作品、さらにファッション写真や、ペインティング、スケッチブックなども収録し、氏の芸術家としての生涯を辿ることができる一冊。スケッチブックを模したブックインブックも収録。
蝉丸 | 藤原敦
日本の写真家、藤原敦の作品集。能の演目『蝉丸』の歌の世界観とともに、藤原の故郷・滋賀を舞台に撮影する。蝉丸神社、昭和の町並みが残る風景、そして挟み込まれる能面や能の舞台。蝉丸の奏でた琵琶の音色を思い浮かべながら、写真を通して向き合った、『故郷』を写し出す。
James Turrell: Lighting a Planet | ジェームズ・タレル
アメリカ出身の現代アーティスト、ジェームズ・タレルが「Planet M」のインスタレーションを手がけた際の記録をまとめたもの。ドイツのハノーヴァー万博博覧会のパビリオン、「Planet M」のスケッチ、図面、インタビューなどを収録。 ドイツ語、英語表記。
アンリ・カルティエ=ブレッソン 瞬間の記憶 | 東京都写真美術館
2006年に東京都写真美術館で上映された映画のパンフレット。強制収容所からの開放の瞬間やマティスやジャコメッティの何気ない姿、パリ、メキシコ、ニューヨークなど、ブレッソンが捉えたその時代の瞬間が収められている。
Georgia O’Keeffe | ジョージア・オキーフ画集
アメリカン・モダニズムを代表する画家、ジョージア・オキーフの作品集。抽象画のパイオニアとなった作品から、花の絵やニューヨークの風景画などオキーフの代表的な作品を収録。また、オキーフが自身の芸術について語った言葉や、絵画に関連する写真資料も掲載している。 英語表記。
マックス・エルンスト フィギュア×スケープ 時代を超える像景
2012年に開催された展示「マックス・エルンスト フィギュア×スケープ」の図録。シュルレアリスムを代表する画家として知られるマックス・エルンスト。本図録ではそのシュルレアリスムという枠を外し、「フィギュア(像)」と「風景」というモチーフから作品を検証することで、エルンストの関心の独自性に迫る。
百花乱々展 メイプルソープ&アラーキー | アート・ライフ
2001年から2002年にかけて開催された展示のカタログ。アメリカの写真家、ロバート・メイプルソープと日本の写真家、荒木経惟の「花」の写真に焦点を当て紹介。静と動、湿と乾、相対する2人の写真家たちのさまざまな「花」を収録。
Hiroshi Sugimoto: Conceptual Forms and Mathematical Models | 杉本博司
写真家・杉本博司の作品集。東京大学駒場美術館に所蔵されていた数理模型を撮影したシリーズと、杉本博司自身がアルミニウムなどを素材としてコンピュータ制御により精密に作り上げた数理模型を比較する。2015年似開催されたワシントンのフィリップス・コレクションに際して刊行されたもの。
Slungs | Rose Salane ローズ・サレーヌ
ニューヨークを拠点に活動するアメリカ人アーティスト、ローズ・サレーヌの作品集。2017年〜2019年の間に蓄積され、ニューヨークの通勤客が精算機のシステムを騙すために使用した「偽造コイン(=スラッグ)」。本書は、ニューヨーク州都市交通局がオークションで出品したこれらのスラッグを著者が購入し、5つのカテゴリーにまとめたもの。これらの記録から、コインと通勤者が経験した時間、過ごした場所、動きの断片といった物語を描き出していく。英語表。
ジャパニーズ・モダン 剣持勇とその世界 セット | 京都国立美術館 ほか
2004年に京都国立美術館ほか全国各地で開催された展覧会の図録。「ジャパニーズ・モダン」を提唱し、日本のインテリア、プロダクトデザインの先駆者であった剣持勇が手がけた数々のプロダクトを、豊富な図版や解説とともに紹介。松本市立博物館での巡回展時に刊行された別冊での解説書付属。
Braun: Designed to Keep | Klaus Klemp
ドイツの小型電気器具メーカー、ブラウン社のこれまでの歴史をまとめた一冊。スタートアップの1921年から2021年までのブラウン社の製品を歴史とともに紹介。ラジオ、電気シェーバー、カメラ、レコードプレーヤーほか、500点以上の写真とテキストを収録。未発表のアーカイブ写真、図版、社内資料など、世界を代表するプロダクトデザインブランドの貴重な資料。 英語表記。
Jo Nagasaka: Schemata Architects | 長坂常
スキーマ建築計画を主催する建築家、長坂常の作品集。Aesop、ブルーボトルコーヒー、Cabane de Zuccaなど、これまでのプロジェクトを豊富な写真とともにまとめた読み応えのある一冊。
Manon Van Kouswijk: Hanging Around | マノン・ヴァン・コースウィック
オランダのアーティスト、マノン・ヴァン・コースウィックの作品集。身の回りにある日用品から陶器、紙、テキスタイルに至るまで、様々なものを材料にジュエリーやオブジェを制作するコースウィック。過去15年でつくられたネックレスの作品を、制作に至るまでの創造の過程や資料などとともにカラー、モノクロ図版で掲載。 英語表記。
メキシコの民芸 | 利根山光人
メキシコの民芸/メキシコの伝統的な民芸品を紹介する資料集。地域ごとの風土の特徴とともにプロダクトデザインをカラーで掲載。陶芸、ビーズ細工、染織物、木彫刻など人と大地のエネルギーを感じる鮮やかな品々が並ぶ。
フランク・ロイド・ライト全集 第1巻 モノグラフ 1887-1901 | 二川幸夫
近代建築の三大巨匠の一人として知られているアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトのモノグラフ。800を超える作品の中から、1887年から1901年の時期に制作された作品の写真、図面、テキストを収録。フランク・ロイド・ライト自邸、ジェームズ・チャーンリー邸、ウィリアム・H・ウィンズロー邸と厩舎、ハーレイ・ブラッドレー邸などを紹介している。
フランク・ロイド・ライト全集 第10巻 プレリミナリー・スタディ 1917-1932 | 二川幸夫
近代建築の三大巨匠の一人として知られているアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトの図面集。 800を超える作品の中から、1917年から1932年の時期に制作された作品のスケッチや図面を収録。
フランク・ロイド・ライト全集 第11巻 プレリミナリー・スタディ 1933-1959 | 二川幸夫
近代建築の三大巨匠の一人として知られているアメリカの建築家、フランク・ロイド・ライトの図面集。800を超える作品の中から、1933年から1959年の時期に制作された作品のスケッチや図面を収録。
手仕事の道具百科 | ダイアグラム・グループ
ロンドンを拠点とする芸術家グループ、ダイアグラム・グループが手掛けた道具百科。製本、書道、版画、コラージュ、陶芸、家具づくりなど、様々な手仕事にまつわる道具2,000種類以上をイラストとテキストで紹介。
Aus Noahs Arche | Gisela Zahlhaas
ベルリン先史博物館で開催された「Aus Noahs Arche(ノアの方舟から)」の展示会カタログ。ミルテンベルクコレクションから動物に焦点を当てた出土品をカラーとモノクロ図版で多数収録。オブジェや器に描かれた、愛くるしい造形の動物たちを見ることができる。 ドイツ語表記。