雲の誕生 有元利夫作品集
画家・有元利夫(1946–1985)の銅版画を収めた作品集。限定制作として発表されたオリジナル銅版画集「NOTEBOOK」シリーズ3作と「限定版 雲の誕生」の4冊から46点を精選し、収録している。繊細で象徴的なイメージに満ちた有元の表現を網羅的にたどることができる構成。ミシン目入りの仕様により、ページを切り取って額装することも可能で、作品を日常に取り入れる楽しみ方も提案している。
アールヴィヴァン 不揃7冊セット
1980年代に西武美術館が刊行していた美術情報誌『アールヴィヴァン』の不揃い7冊セット。各号は「アイリーン・グレイ」「ニュー・ペインティング」「ロシアン・アート」「ペインティング・ナウ」「シンディ・シャーマン」「フルクサス」「ニューヨーク・ダダ」といった特集を組み、時代ごとの芸術的関心や思想的潮流を掘り下げている。表紙デザインやアートディレクションには田中一光、戸田ツトム、松田行正らが参加し、当時のデザイン文化の動向も反映された内容となっている。
Anastasia Samoylova, Walker Evans: Floridas | アナスタシア・サモイロワ、ウォーカー・エヴァンス
マイアミを拠点に活動する写真家アナスタシア・サモイロワの作品と、40年以上にわたりフロリダを撮影したウォーカー・エヴァンスの作品を並置した写真集。カラーとモノクロを交錯させながら、過去と現在を対話させる構成によって、光と影が織りなすフロリダの姿を描き出している。観光地としての幻想的なイメージと、そこに潜む現実の側面をあわせて提示し、アメリカ文化におけるフロリダの位置づけを再考させる内容となっている。英語表記。
大辻清司 武蔵野美術大学美術館・図書館 所蔵作品目録
「グラフィック集団」の結成に関わり、シュルレアリスムや前衛的な作品で知られる写真家・大辻清司(1923–2001)の創作をたどる作品目録。武蔵野美術大学美術館・図書館に収蔵される「大辻清司フォトアーカイブ」から1,613点のオリジナルプリントを20のテーマに分類して紹介している。代表作をはじめ、技法実験やアート、建築分野におよぶ幅広い写真を収録し、制作年や被写体情報を添えた詳細な解説とともに構成された資料的価値の高い一冊。日本語、英語表記。
ポートレイト 内なる静寂 アンリ・カルティエ=ブレッソン写真集
20世紀を代表する写真家アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908–2004)のポートレートに焦点を当てた作品集。アンリ・カルティエ=ブレッソン財団が所蔵する写真から精選され、50年以上にわたって撮影された人々の姿を収録している。アルベルト・ジャコメッティ、アンドレ・ブルトン、スーザン・ソンタグ、ココ・シャネルなど時代を象徴する人物から、市井の人々まで多様な顔を捉え、静謐でありながら被写体の本質に迫るまなざしが浮かび上がる。
ヴィスコンティの遺香 | 篠山紀信
篠山紀信がヴィスコンティ一族の全面協力を得て撮影した伝説的写真集を、生誕100年を記念して復刊したもの。20世紀イタリアを代表する映画監督ルキノ・ヴィスコンティ(1906–1976)は、『山猫』『ヴェニスに死す』『ルートヴィヒ』など壮麗な映像美で知られ、映画史に大きな足跡を残した。本書では『山猫』の舞台シチリアを巡る旅をはじめ、生活空間や遺品、撮影現場、プライベートな姿を通して巨匠の素顔に迫る。さらに塩野七生による書き下ろし原稿、淀川長治・立川直樹・篠山紀信による座談会、全作品リストや資料も収録した決定版。
Richard Long: Walking in Circles | リチャード・ロング
イギリスの彫刻家・美術家リチャード・ロングによる作品集。ロンドンのヘイワード・ギャラリーでの展覧会にあわせて刊行された。岩や土、木といった自然素材を用いたランド・アートを時系列で紹介し、1960年代から1991年までの活動を包括的に収めている。構想とレイアウトはロング自身が手がけ、歩行や自然との対話を軸にした創作の軌跡を明確に示す内容となっている。ランド・アートを代表する作家の全貌を伝える重要な記録。
People in the Elevator | Heinrich Riebesehl
ドイツの写真家ハインリヒ・リーベゼール(1938–2010)が1969年、新聞社のエレベーターで5時間35分にわたり撮影したシリーズ。小型カメラで捉えられたのは、編集者から事務員まで社会の断面を映す人々の姿。限定された空間と条件のもと展開される記録は、ウォーカー・エヴァンスの地下鉄シリーズを思わせるコンセプチュアルな試みとなった。2016年、ハノーファー・シュプレンゲル美術館の展覧会にあわせ刊行。ドイツ語、英語表記。
Steichen: A Life in Photography | エドワード・スタイケン
アメリカを代表する写真家エドワード・スタイケン(1879–1973)のキャリアを総括する作品集。ファッション、ポートレート、静物、風景、ピクトリアリズムなど幅広いジャンルを時系列で紹介し、スタイケンの多彩な活動を一望できる構成となっている。ニューヨーク近代美術館(MoMA)写真部門のディレクターとして企画した歴史的展覧会「ファミリー・オブ・マン」の展示風景も収録。20世紀写真史における功績を凝縮した集大成的写真集。
Paul Strand | ポール・ストランド
20世紀写真を切り拓いたアメリカの写真家、ポール・ストランド(1890–1976)の代表作を収めた一冊。60年にわたるキャリアから41点を精選している。1915〜1917年の実験的初期作から、ニューイングランド、フランス、ガーナなど各地で撮影した作品、晩年のオルジュヴァルでの静物写真までを紹介。ヴィクトリア&アルバート博物館のマーク・ヘイワース=ブースによる序文も収録。英語表記。
August Sander | アウグスト・ザンダー
社会のあらゆる階層を網羅するポートレートで知られるドイツの写真家、アウグスト・ザンダー(1876–1964)の作品集。「Masters of Photography」シリーズの一冊として刊行され、43点の肖像を収録している。パン職人から実業家、芸術家まで幅広い人物を撮影し、ワイマール期ドイツの社会を鮮烈に映し出す構成。シンプルでありながら人間性を深く伝える写真群は、時代を映す貴重なドキュメントとなっている。英語表記。
Semicircle Law | 今井智己
写真家・今井智己による作品集。東日本大震災に伴う事故の後、立ち入りが制限された福島第一原子力発電所の半径20キロ圏内を撮影している。各写真のタイトルは撮影日時と発電所からの距離で構成され、記録性と同時に場所の緊張感を示す仕掛けとなっている。一見すると雄大で美しい自然風景のなかに漂う不穏さや、目に見えない脅威を写し取る視線が際立つ。限定1000部で刊行された、現代日本の記憶を問いかける写真集。
高松次郎 思考の宇宙 | 府中市美術館 ほか
2004年に府中市美術館と北九州市立美術館で開催された展覧会のカタログ。現代美術家・高松次郎が1960年から1995年にかけて制作した作品を紹介している。水彩、油彩、ドローイング、オブジェ、印刷物など幅広い表現を網羅し、豊富な図版とテキストを収録。多彩な芸術性ゆえに理解されにくかった高松の創作を検証し、その思考の軌跡を読み解く構成となっている。戦後日本美術における独自の位置を示す重要な資料。
戸谷成雄 彫刻 Toya Shigeo Sculpture
2022年から2023年にかけて開催された巡回展の図録。彫刻家・戸谷成雄の出身地である長野県と、制作拠点の埼玉県で行われた展覧会に出品された全作品を収録し、これまでの主要作もあわせて紹介している。1970年代の初期作品から代表作「森」シリーズまでを網羅し、ドローイングや関連資料に加え、インタビューや対談も掲載。半世紀にわたる創作の軌跡を多角的に辿る内容となっている。
biscuit gallery 1st anniversary book
2021年に渋谷・松濤で開廊した3フロアのコマーシャル・ギャラリー「biscuit gallery」の1周年を記念して刊行された記録集。最初の1年間に開催された14の展覧会を豊富な写真とともに振り返り、ギャラリーの活動の軌跡をまとめている。奥岡新蔵による描き下ろしのテキストも収録され、若手から中堅まで多彩な作家を紹介してきた同ギャラリーの姿勢を伝える構成となっている。
A NEW RIVER | 岩根愛
『KIPUKA』で第44回木村伊兵衛写真賞と伊奈信男賞を受賞した岩根愛による写真集。移民を通じてハワイと福島の関わりをテーマに活動を続ける岩根が、双葉町の太鼓奏者・横山久勝の楽曲『さくら』から着想を得て制作した作品「あたらしい川」を収録。三春、北上、遠野、一関、八戸で撮影された桜や、各地に伝わる伝統芸能の舞を写し取り、震災や放射能の記憶と重なり合う現在を映し出す内容となっている。
ペーター・フィッシュリ / ダヴィッド・ヴァイス | FOIL
2010年に金沢21世紀美術館で開催された、アジア初の大規模個展にあわせて刊行された図録。スイス出身の現代アーティスト、ペーター・フィッシュリとダヴィッド・ヴァイスは、彫刻や写真、映像、インスタレーションなど多様なメディアを用い、日常の光景や人間社会の本質を皮肉とユーモアで浮かび上がらせてきた。1979年の共同制作開始当初の作品から新作に至るまで200点以上の図版を掲載し、初邦訳となる評論も収録。幅広い活動を包括的に紹介する内容となっている。英語、日本語表記。
Decades No.1 2000_20 Issue
写真家・岩根愛の呼びかけにより実現した写真雑誌「Decades」の創刊号。石内都、アントワーヌ・ダガタ、骆丹(ルオ・ダン)、ERIC、キム・ジンヒ、沈昭良(シェン・ジャオリャン)、石川竜一、ベク・スンウ、マンデラ・ハドソンら10名が参加している。世界が分断された2020年、そしてその20年前である2000年に人々はいかに生き、何を見ていたのか。写真とエッセイを通して「20年」という時間を多様な視点から掘り下げる内容となっている。
10 Women by Peter Lindbergh | ピーター・リンドバーグ
ファッションフォトグラファーの巨匠、ピーター・リンドバーグによる写真集。ナオミ・キャンベル、ヘレナ・クリステンセン、ケイト・モス、シンディ・クロフォードら、1990年代を象徴する10人のスーパーモデルを撮影している。モノクロームを基調としたポートレートは、ファッションフォトからヌード、飾らない瞬間の表情に至るまで多彩で、それぞれの個性や内面を浮かび上がらせる。別紙としてカール・ラガーフェルドによる序文の日本語訳が付属。英語表記。
城所祥版画集 静影の版画家
木版画家・城所祥の創作を総覧する作品集。1950年代から1980年代にかけての初期から晩年までの歩みを収録している。具象から抽象、半具象への挑戦を経て、「林檎の時代」や「木版画の仕事」といったテーマごとに作品をカテゴライズし、図版と解説をあわせて紹介。静けさの中に潜む強い造形性と詩情を伝え、作家の芸術的軌跡を多角的に辿る内容となっている。
エドワード・ホッパー作品集 | 江崎聡子
20世紀アメリカを代表する画家、エドワード・ホッパーの作品をまとめた作品集。およそ100点に及ぶ絵画を収録し、静謐でありながら都市の孤独や人間の内面を映し出すホッパーの世界を堪能できる。加えて、近代・現代アメリカの視覚文化を研究する江崎聡子による解説を収録し、ホッパーの芸術を新たな視点から読み解く手がかりを提示している。画集としての魅力と研究資料としての価値を兼ね備えた内容。
私への帰還 横尾忠則美術館 1966-1997
1997年に開催された巡回展のカタログ。1966年から1997年にかけての横尾忠則の絵画表現をたどる内容となっている。アンリ・ルソーへのオマージュ作品をはじめ、「ネオロマンバロック」や「赤の時代」といった独自の画風を示す作品群を図版で紹介。さらに各時期の創作背景や思想を読み解く解説を収録し、30年余にわたる表現の変遷を総覧できる構成となっている。横尾芸術の多彩な展開を示す重要な資料。
Ansel Adams | アンセル・アダムス
アメリカを代表する写真家、アンセル・アダムス(1902–1984)の作品集。1936年から撮影を始め、1941年に依頼を受けて制作したキングスキャニオン地域のシリーズを中心に構成されている。川や渓谷、植物や洞窟、ネイティブ・アメリカンの集落など、アメリカ西部の自然と人々の営みをモノクロームでとらえた写真を収録。厳密な技術と感性で刻まれたプリントは、壮大なランドスケープを記録すると同時に、自然との精神的な共鳴を示すものとなっている。英語表記。
遊歩のグラフィスム | 平出隆
詩人・散文家である平出隆による文学・芸術論。「遊歩」を鍵概念に、詩や芸術が形を成す以前の思考の揺らぎに光をあてている。詩的感性や思想がどのように立ち上がるのかを探りながら、創造の源に迫る試みとなっており、言葉と表現の関わりを多角的に読み解く内容。芸術の生成をめぐる平出の独自の視座が示された批評的エッセイ集。
Philippe Halsman’s Jump Book
『Life』誌の表紙を数多く飾った写真家フィリップ・ハルスマンによる、ジャンプする人物を捉えたポートレート集。サルバドール・ダリ、ブリジット・バルドー、オードリー・ヘップバーン、ニクソン元大統領ら、芸術家や大女優、政治家まで幅広い面々が被写体となり、跳躍する瞬間にその個性や素顔が浮かび上がる。
アートはまだ始まったばかりだ ドクメンタ9への道
現代美術の動向を示す最大級の国際展「ドクメンタ9」において、ベルギー人キュレーター、ヤン・フートがどのように構想を練り、準備を進め、実現へと至ったのかを追った記録。着想から展覧会の成立に至るまでの思考の軌跡を辿り、背後にある戦略や意図を明らかにする。展覧会のプロセスを検証することで、現代美術のダイナミズムを読み解く手がかりとなる貴重な資料。
マン・レイ展
2010年に開催された巡回展のカタログ。パリを拠点に活躍したアーティスト、マン・レイの活動を包括的に紹介している。「New York 1890–1921」「Paris 1921–1940」「Los Angeles 1940–1951」「Paris 1951–1976」と、拠点と時代ごとに章立てされ、写真をはじめ、絵画、彫刻、デッサン、オブジェなど多様な作品を収録。シュルレアリスムを代表する芸術家としての足跡を生涯に沿ってたどる構成となっている。
ジャン・コクトーの世界展 | Le Monde Jean Cocteau
1995年にBunkamura ザ・ミュージアムで開催された展覧会の図録。詩人、映画監督、芸術家として多彩に活動したジャン・コクトーの創作を、ドローイング、ペインティング、ステンドグラス、工芸作品を軸に紹介している。作品が生み出される背景には、同時代の芸術潮流や多方面にわたる交友関係が色濃く反映されており、その全体像を読み解く構成となっている。コクトーの幅広い表現世界を俯瞰できる貴重な記録。
黒田アキ 廻廊=メタモルフォーゼ 1993-1994
1993年に東京国立近代美術館で開催された展覧会にあわせて刊行されたカタログ。パリを拠点に国際的に活動する画家、黒田アキの作品を紹介している。絵画や素描の図版に加え、創作の背景や思想に迫る解説を収録。タイトルが示す「廻廊=メタモルフォーゼ」という言葉のとおり、変容と循環をテーマにした表現を読み解く構成となっており、黒田アキの芸術観を探る貴重な資料となっている。
クリエイション 全21巻揃 | 亀倉雄策
グラフィックデザイナー亀倉雄策が編集長・アートディレクターを務めたデザイン誌「クリエイション」全21巻揃。1980年代から90年代に刊行され、グラフィックデザイン、イラストレーション、写真、アートなどの最前線を記録した同時代的な雑誌として知られる。国内外の第一線で活躍する作家へのインタビューや寄稿、豊富な作品図版を収録し、その時代の空気を鮮やかに伝えている。アートディレクションの完成度と資料性を兼ね備えた貴重なシリーズ。
Cassandre: Posters, Typography and Stage Design
20世紀グラフィックデザインの巨匠、アドルフ・ムーロン・カッサンドルの活動を網羅的に紹介する大規模モノグラフ。アール・デコ全盛期のヨーロッパを舞台に生み出されたポスター群は、幾何学的で大胆な構図と鮮烈な色彩によって圧倒的な視覚的インパクトを放ち、広告表現に革新をもたらした。さらにタイポグラフィの実験、舞台美術、絵画にまで及ぶ幅広い仕事を収録。カラー・モノクロを含む400点以上の図版と詳細な解説により、デザイン史におけるカッサンドルの役割を多角的に検証できる一冊。ドイツ語表記。
i-D Magazine Family Future Positive
1980年創刊のファッション&カルチャーマガジン『i-D』による特別号。「ファミリー(家族)」をテーマに、多様な視点からそのあり方を再考する。ウォルフガング・ティルマンス、アレキサンダー・マックイーン、ラフ・シモンズ、ニック・ナイトらが参加し、それぞれの作品や表現を通じて“家族”の新しいイメージを提示。雑誌ならではの実験的かつビジュアル豊かな構成が魅力の一冊。英語表記。
Factory Records: The Complete Graphic Album ペーパーバック版
マンチェスターの伝説的レーベル、ファクトリー・レコードの全貌をまとめたデザイン集。ジョイ・ディヴィジョン、ニュー・オーダー、ハッピー・マンデーズなどを世に送り出した同レーベルのアートワークを、ジャケット、ポスター、フライヤー、パッケージまで網羅。ピーター・サヴィルをはじめ、マーク・ファロー、8VO、バーバラ・クルーガーら革新的デザイナーの仕事を収録し、音楽とデザインが交差したカルチャー史的な意義を伝える。序文は創設者トニー・ウィルソンによるもの。英語表記。
Airline Visual Identity 1945-1975 | M.C. Huhne
航空会社の広告ビジュアルを集成した作品集。パンナムやTWAをはじめとする13の先駆的な航空会社によるポスターを多数収録している。アイヴァン・チャマイエフ、オトル・アイヒャー、マッシモ・ヴィネリ、ソール・バスら名だたるデザイナーが手がけたグラフィックは、航空旅行が特別な体験であった時代の洗練と華やぎを映し出す。戦後から1970年代にかけての黄金期を通覧し、企業アイデンティティとデザインの力を再確認させる内容となっている。英語表記。
EOS 創刊号ー3号 4冊セット | ペヨトル工房
『夜想』『銀星倶楽部』『WAVE』など尖鋭的な雑誌を生み出したペヨトル工房が刊行した『EOS』の創刊0号から3号までを揃えたセット。「都市からアートへ」「トウキョウ・アート・ラウンド・パート1」「音像100パーセント」「ポストモダン」といった特集を軸に、インタビューやコラムを通して音楽、アート、映画、演劇など多岐にわたる文化動向を紹介している。1980年代サブカルチャーの熱気と実験精神を刻む資料的価値の高い内容となっている。
Allure | Diana Vreeland
『Harper’s Bazaar』のファッション・エディター、さらに『Vogue』編集長として活躍した伝説的編集者ダイアナ・ヴリーランドによる一冊。マン・レイ、リチャード・アヴェドン、アーヴィング・ペン、セシル・ビートンら20世紀を代表する写真家たちによるファッションフォトを収録し、ヴリーランド自身のエッセイとともに構成されている。オードリー・ヘプバーンをはじめとする時代を象徴する人物のイメージを通じて、ファッションと文化の魅力を凝縮した内容となっている。英語表記。
没後50年 藤田嗣治 本のしごと | 著者名
2018年に開催された展覧会の公式図録。画家・藤田嗣治が1930〜40年代に手がけた「本のしごと」に焦点を当て、国内外の挿絵や雑誌、装丁デザインを紹介している。さらに絵画や版画、絵手紙、手作りおもちゃ、陶芸作品まで幅広い創作を網羅。豊富な作品図版と解説を通して、藤田の多彩な表現活動を総合的に示す内容となっている。
アイデア No.345 平野甲賀の文字と運動 | 誠文堂新光社
2011年3月号『アイデア』は、ブックデザイナー平野甲賀を特集。書籍や雑誌の題字を多数手がけてきた平野の文字表現を一挙に紹介し、本人インタビューに加え、津野海太郎や鳥海修らによる寄稿も収録している。独自の手描き文字がどのように生まれ、デザインの現場に息づいてきたかを探る内容。さらに「秀英体 平成の大改刻」「立花文穂の『デザイン』」といった企画も併載し、文字とデザインをめぐる多角的な視点を提示している。
アイデア No.335 マックス・フーバー 越境するデザイン | 誠文堂新光社
2009年7月号『アイデア』は、イタリアで活躍したグラフィックデザイナー、マックス・フーバーを特集。戦後復興期のミラノを舞台に、鮮やかな色彩のコンポジションとダイナミックなタイポグラフィを駆使して数々のデザインを手がけた活動を紹介している。巻頭には「仲條服部八丁目心中」を掲載し、巻末では永井一正、勝井三雄、片山利弘、仲條正義らが寄稿する「追悼・木村恒久,福田繁雄」も収録。
大正レトロ・昭和モダン広告ポスターの世界 印刷技術と広告表現の精華
大正から昭和にかけて制作された広告ポスターを集成したデザイン資料集。美人画を題材にしたものから、斬新な構図やタイポグラフィを取り入れたもの、印刷技術の発展を背景にした実験的表現、さらには海外向けに制作されたポスターまで、多彩な作品を収録している。原色図版約160点を掲載し、解説とあわせて当時の広告文化の華やかさと時代の息吹を伝える内容となっている。
花森安治装釘集成 | 唐沢平吉、花森安治
生活雑誌『暮しの手帖』の創刊者として知られる花森安治の装丁を集成した作品集。自著をはじめ、暮しの手帖社から刊行された単行本や歴代の『暮しの手帖』をフルカラーで収録している。編集者でありながら、独自の感性で装丁や誌面デザインを手がけた花森の仕事を一望でき、その多彩な表現と造本へのまなざしを通じて、戦後日本の出版文化に残した足跡を辿る内容となっている。
Cassandre: Les Maitres De L’Affiche
20世紀を代表するグラフィックデザイナー、アドルフ・ムーロン・カッサンドルの大判作品集。1925年から1935年にかけて制作された代表的なポスターを年代順に紹介している。『L’Étoile du Nord』『Normandie』『Nicolas』といった名作を、大判の図版と解説とともに収録。幾何学的構成と力強いタイポグラフィを駆使した革新的なデザインは、ポスターを都市の風景を彩る芸術へと高めた。視覚的インパクトとその表現の意義を堪能できる内容となっている。フランス語表記。
グラフィックデザイン、モダン絵画の先駆者 今竹七郎とその時代
昭和初期から日本のグラフィックデザインを牽引した今竹七郎の活動を総覧する一冊。1905年から2000年までの長い歩みをたどり、広告やパッケージといった商業デザインから抽象絵画に至るまで幅広い制作を紹介している。豊富な作品図版に加え、横尾忠則、山名文夫、早川良雄ら同時代のクリエイターによる寄稿や解説も収録。デザインと美術の両面で日本の表現史に刻まれた今竹の軌跡を多角的に浮かび上がらせる内容となっている。
Hatch Show Print: The History of a Great American Poster Shop
1879年創業、アメリカで最古級の活版印刷会社「Hatch Show Print」の歴史をまとめた一冊。音楽イベントやショーのためのポスターを中心に、175点以上の図版を掲載している。伝統的な印刷技術と職人の手仕事が支えたビジュアル文化の歩みを紹介しながら、アメリカ南部を代表するポスター工房の魅力を伝える内容となっている。英語表記。