The Book as a Work of Art | Giorgio Maffei、Maura Picciau
20世紀の重要で多彩なアーティストたちが手がけた書籍の数々を紹介する作品資料集。2006年にローマ国立近代美術館で開催された展覧会に際して刊行されたもの。ステファヌ・マラルメ、マックス・エルンスト、カンディンスキー、エル・リシツキー、エドワード・ルシェ、ル・コルビュジエ、ブルーノ・ムナーリらの作品をカラー図版で多数収録。イタリア語、英語表記。
RYKIEL | ソニア・リキエル
フランスのファッション・ブランド「ソニア・リキエル」20周年を記念して発行された写真資料集。最盛期の作品、コレクション風景、ドローイングなどを収録。 フランス語表記。
Books! | Murray McCain、John Alcorn
作家のマレー・マッケンとイラストレーター、ジョン・アルコーンによる1962年初版の絵本。温かみのあるイラストと遊び心に満ちたタイポグラフィ、そして「本」という存在そのものへの愛情が込められた、今なお多くの人々に愛され続けている一冊。本が私たちの日常にもたらす豊かさを、詩的な言葉とグラフィックで表現しており、鮮やかな4色の蛍光インクによる印刷で構成されている。英語表記。
日本のグラフィック100年 | 山形季央
日本のデザインの黎明期といえる明治・大正時代から、日本人に希望を与えた戦後のグラフィック、高度経済成長期に企業と共に作り上げた日本独自の広告表現。そしてグラフィックの枠を越えて、空間やプロダクトまで総合的にデザインする現代まで、100年の間に起こったグラフィックデザインにおける様々なエポックとその作品を紹介。
現代日本のポスター100展 | Electa
2010年にイタリア・ベネチアで開催された「現代日本のポスター100」展の図録。2001年から2010年にかけて発表された、粟津潔や仲條正義、永井一正、田中一光など日本を代表する71人のグラフィックデザイナーのポスター116枚を収録。イタリア語、英語、日本語表記。
Fotografiks ハードカバー版 | David Carson デヴィッド・カーソン
グラフィックデザインの世界に多大な影響を与えてきたグラフィックデザイナー、デヴィッド・カーソンの作品集。「The End of Print」、「2nd Sight」に続き3作目。被写体そのものを生かしたり、光・アナログの粒子感・デジタルの量子感など、写真の性質を見事に利用したデザインをカラーで多数掲載。
複々製に進路をとれ 粟津潔60年の軌跡 | 川崎市市民ミュージアム
2009年に川崎市市民ミュージアムで開催された「複々製に進路をとれ 粟津潔 60年の軌跡」展の図録。グラフィックデザイナー、そして芸術家としても「複製」という手法を多用してきた氏が、自身の作品を手がかりに、コピーが持つ芸術性を改めて定義する。
アイデア No.374 よりみち 伊丹十三と13の映画作品
アイデアNo.374、2016年7月号。「よりみち 伊丹十三と13の映画作品」「ランス・ワイマンと1968年メキシコ・オリンピック」「ストリートの思想とデザイン」「クリティカル・デザイン・スクール グラフィック篇」などの特集を収録。
Go: A Kidd’s Guide to Graphic Design | チップ・キッド
グラフィックデザイナーで世界的なブックデザイナーでもあるチップ・キッドによる子どもたちのためのグラフィックデザイン入門書。形、線、色、機能、タイポグラフィなど、デザインに欠かせない基本的な要素をわかりやすく解説し、10の実践的なデザインプロジェクトも収録した、大人が読んでも楽しめる一冊。英語表記。
Gabor Palotai: Maximizing the Audience | ガボール・パロタイ
スウェーデンを拠点に活動するグラフィックデザイナー・造形作家、ガボール・パロタイの作品集。1985年から2000年までに手掛けたサイン、インタラクティブマルチメディア、CI、ブックデザイン、イラスト、写真などを各章に分け紹介。線画が文脈を作り出し、書体が微細な宇宙を創り出し、単純なピクトグラムは人間の行動を統一する役割を果たすという独自のデザイン哲学を一望できる1冊。 英語表記。
装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法 | 東京都庭園美術館
2017年から2018年にかけて東京都庭園美術館で開催された展覧会「装飾は流転する 「今」と向きあう7つの方法」展の図録。アラヤー・ラートチャムルーンスックや髙田安規子・ 政子、山縣良和など、国籍も年齢もジャンルも異なる7組のアーティストによる、「装飾」をテーマとした多彩な表現を作品図版や解説とともに紹介。
プッシュピン・パラダイム | ミルトン・グレイサー、シーモア・クワスト、ポール・デイヴィス、ジェームズ・マクラミン
ミルトン・グレイサー、シーモア・クワスト、ポール・デイヴィス、ジェームズ・マクラミンらにより結成されたデザイン集団、プッシュピン・スタジオの展覧会図録。監修はグラフィックデザイナーの永井一正。各デザイナーによる作品をカラーで多数収録するとともに、美術家の横尾忠則や、作家・ジャーナリストのヴェロニク・ヴィエンヌらによる寄稿文も併せて掲載。
In the Belly of Saint Paul | John Warwicker、Karl Hyde ジョン・ワーウィッカー、カール・ハイド
アンダーワールドのカール・ハイドとイギリスのデザイン会社TOMATOのアート・ディレクター/ジョン・ワーウィッカーによるタイポグラフィック・ジャーナル。彼らが立ち上げた出版社Underworld Print発の書籍第一弾。
SENTO 二十世紀銭湯写真集 | 町田忍
庶民文化研究家やエッセイストとして活動する町田忍監修のもと、日本の古き良き銭湯を記録した写真集。銭湯の写真だけでなく、歴史や専門用語、銭湯ファッション、タイル絵、銭湯グッズなど、銭湯好きだけでなく日本の文化を知る上でも資料性の高い一冊。
Designer: No Name | Lena Katarina Swanberg
デザイナー不明の美しいプロダクトをクローズアップして紹介する写真集。素材、原産国、つくられた時代などの詳細な情報をあわせて掲載。形そのものの美しさや、機能を感じることができる。
デザイン 柳宗理の作品と考え | 用美社
インダストリアルデザイナー、柳宗理の作品集。食器や家具、建築物といった氏の作品図版を多数掲載するとともに、デザインにおける様々なテーマについて綴ったエッセイ「デザイン考」を収録。
Architekturfuehrer Frankfurt 1970-1979
ドイツ・フランクフルトにおける1970年代の建築をまとめた写真資料集。1970年から1979年にかけて制作された注目すべき10の建築を紹介する。フランクフルト空港の格納庫、高層ビル、集合住宅ほか、図版と併せて解説を収録。ドイツ語表記。
線の造形、線の空間 飯塚琅玕齋と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸展 | 菊池寛実記念 智美術館
2018年に菊池寛実記念 智美美術館で開催された「線の造形、線の空間 飯塚琅玕齋と田辺竹雲斎でめぐる竹工芸展」の図録。竹工が職人的な技芸を超えて、個人の表現として追求されるようになった大正・昭和期。その時期に活躍した飯塚琅玕齋と初代田辺竹雲斎を中心に、琅玕齋の兄・二代飯塚鳳齋、琅玕齋の息子・飯塚小玕齋、そして二代竹雲斎、三代竹雲斎、四代竹雲斎の作品を紹介。
Josef Frank: Against Design | ヨーゼフ・フランク
オーストリア出身の建築家、ヨーゼフ・フランクの作品資料集。2016年にウィーンのオーストリア応用美術博物館(MAK)で開催された展示の際に刊行されたもの。建築、空間、椅子、テキスタイルデザイン、ドローイングほか、多岐にわたる分野のプロジェクトや作品を包括的に紹介。カラー・モノクロ含む作品図版と併せて解説を収録。ドイツ語、英語表記。
建築文化 1997年5月号 アルヴァロ・シザ ドローイングの思考
彰国社から創刊された雑誌『建築文化』、1997年5月号。特集は『アルヴァロ・シザ』。アルヴァロ・シザのドローイング、当時の主要作品、図面、論考ほか、作品図版とともに解説を収録。
吉田璋也の世界 | 鳥取民藝美術館
鳥取の新作民藝運動を牽引した吉田璋也の、デザイナーとしての側面に焦点を当て紹介する。食器や壺、家具、織物、建築ほか、作品図版とともに解説を収録。吉田璋也の作品の数々をその生涯とともに辿る。
残像のモダニズム 「共感のヒューマニズム」をめざして | 槇文彦
建築家、槇文彦による論集。『「漂うモダニズム」その後』『東京 ヒューマンな都市づくり』『新国立競技場問題が残した問い』などを含む全6章からなる構成。建築を通して社会や都市、人々との関係性を掘り下げる。
民藝 MINGEI 美は暮らしのなかにある
2023年から各地を巡回している展覧会にあわせて刊行された図録。織物や陶器、照明など、日々の暮らしの中で用いられてきた手仕事の品々を、「衣・食・住」の視点から紹介している。無名の職人による民衆的工藝に美を見出した思想家、柳宗悦の理念を手がかりに、生活に根ざした造形の魅力を丁寧に読み解く構成。民藝産地を訪ねた取材では、現在も制作を続ける作り手の言葉を通して、技と思想の継承のあり方を伝える。また、過去の遺産としてではなく、現代のライフスタイルと接続しながら広がり続ける民藝の現在地を示している。
Breakfast, Lunch, Tea: The Many Little Meals of Rose Bakery | Rose Bakery
パリの人気店「ローズ・ベーカリー」による初のレシピ集。可能な限りオーガニックな食材を使い、素材を活かしたレシピを100点以上収録。朝食からはじまり、軽めのランチ、甘さ控えめな午後のスイーツまで、「ローズ・ベーカリー」の味を自宅でそのまま再現できる一冊。英語表記。
Everything I Want to Eat: Sqirl and the New California Cooking | Jessica Koslow, Maria Zizka
LAのレストランSqirlのシェフ、ジェシカ・コスロウによるレシピ集。健康を意識しながらもおいしい料理のレシピを約100種類紹介。英語表記。
The Photographer’s Cookbook | Lisa Hostetler
アンセル・アダムス、リチャード・アヴェドン、ウィリアム・エグルストンなど、名だたる写真家たちのお気に入りのレシピと料理にまつわる写真をまとめた写真集。1970年代後半、ジョージ・イーストマン・ハウスに勤めていたデボラ・バーゼルの呼びかけにより多数のレシピが蒐集されるも頓挫していたレシピブック計画。約40年の時を経て待望の書籍化となった一冊。英語表記。
小松誠 デザイン+ユーモア展 | 東京国立近代美術館
2008年に東京国立近代美術館で開催された「小松誠 デザイン+ユーモア展」の図録。磁器の白さと可塑的な磁土の特徴を活かしたユニークな作品制作で知られる小松誠。シワのあるスーパー袋から型を起こしてつくられた代表作「クリンクルシリーズ」の紹介をはじめ、「プロダクトデザイン」「異素材の組み合わせ」そして「エクササイズ」など4つの章にわけて個性豊かな作品を紹介。
李朝陶磁餅型図譜
著者である吉田金寿が、健康・素朴で静雅の趣き深い李朝工芸に惹かれ、収集してきた李朝時代の陶器の餅型図譜。餅型とはお菓子や餅に模様をつける道具のこと。多種多様な図紋を愛情深く整理集成した資料性の高い一冊。装幀は芹沢銈介によるもの
Ronan Bouroullec: Day After Day | ロナン・ブルレック
フランスのデザイナーであり、家具やテキスタイル、オブジェ、建築プロジェクトまで多岐にわたるクリエイティブで知られているロナン・ブルレックによる作品集。30年にわたるキャリアで、彼は写真を使って自身のプロセスを記録、発信し、その過程で膨大なイメージのアーカイブを蓄積してきた。年代順に並べられた写真はアルバムや作品カタログのようでもあり、新鮮なで彼の仕事と人生を表現している。英語、フランス語表記。
Things Come Apart: A Teardown Manual for Modern Living | Todd McLellan
カナダの写真家、トッド・マクレランの作品集。BlackBerry、ソニーのウォークマン、iPad、アップライトピアノなど、名作デザインのプロダクトが綺麗に分解され、無数の部品を美しく整列させて撮影。さらに、まるで空中で爆発したかのようなダイナミックな瞬間が写し出されている。
Theaster Gates: Young Lords and Their Traces | シアスター・ゲイツ
シカゴを拠点に活動するアーティスト、シアスター・ゲイツの作品集。本書は、2022年11月にニューヨークのニューミュージアムで開催された回顧展に併せて出版されたもの。過去20年間のゲイツの芸術活動のすべてを網羅し、絵画、彫刻、映像、パフォーマンス、工芸コレクションなどを収録している。英語表記。
柚木沙弥郎の100年 創造の軌跡 | 女子美術大学女子美アートミュージアム
2022年に女子美術大学女子美アートミュージアムで開催された展覧会に際して刊行された図録。本書は染色家、教育者、アーティスト、デザイナーなど多彩な顔を持つ柚木沙弥郎による1950年代から2000年代までの染色や型染、装丁などおよそ150作品を網羅した一冊。柚木が半世紀にわたり教鞭を取った女子美術大学での教育についても紹介。
La Arquitectura de Ricardo Legorreta | リカルド・レゴレッタ
メキシコの建築家、リカルド・レゴレッタの作品集。斬新で絵画的な建築を数多く生み出したレゴレッタによるビルや工場、ホテル、個人の邸宅などのライフワークをカラー、モノクロ図版で収録。メキシコの伝統建築を現代に蘇らせたと言われるレゴレッタの創作に対する考えを、自身の言葉を用いて章ごとに紹介。
橋本真之論集成 工芸批評の時代
美術家、橋本真之の造形と思想を多角的に分析した論考集。『「工芸的造形」とは何か』、『生成の原理を求めて』、『「美術」と「工芸」の彼岸へ』の3つの章より構成される。「工芸」と「美術」の分類をめぐる理論的な議論を批評家や研究者が論じる。
レム・コールハースは何を変えたのか | 五十嵐太郎、南泰裕
オランダ出身の建築家であり、都市計画家のレム・コールハースの評論集。コールハースによる建築理論と実践の結びつき、思想など、作品や理論を通して現代建築に与えた影響を探る。
モダンデザインが結ぶ暮らしの夢 | パナソニック汐留美術館
2020年にパナソニック汐留美術館で開催された展覧会に際して刊行されたカタログ。機能的かつ合理的、シンプルな造形美を目指すモダンデザインの軌跡を辿るもので、ブルーノ・タウトや剣持勇、ジョージ・ナカシマ、イサム・ノグチによる工芸品や家具、建築などを貴重な資料とともに紹介。
地獄絵ワンダーランド | 三井記念美術館
2017年に三井記念美術館で開催された展示図録。日本の美術を通じて、地獄と極楽の世界観と日本人が抱いてきた死生観・来生観を辿る一冊。近世以降、民間で描かれた「たのしい地獄絵」や、水木しげる「のんのんばあ地獄めぐり」などにも焦点をあて、「地獄絵ワンダーランド」を楽しめる。表紙に僅かなスレ、僅かな汚れあり。本文の状態は良好。
飛騨の円空 千光寺とその周辺の足跡 | 東京国立博物館
江戸時代前期の仏師、円空の仏像を一挙公開した東京国立博物館140周年特別展の図録。前衛的でありながら親しみを感じる円空仏と呼ばれる素朴な作風は、江戸時代から現代まで多くの人々に愛されている。
Atelier | Gutier Deblonde ゴーティエ・デブロンド
フランス出身の映像作家、写真家のゴーティエ・デブロンドの作品集。アメリカ、ヨーロッパ、アジアで8年間にわたり、アーティストのアトリエを撮影。製作途中の作品、スケッチ、絵の具、画材、横たわる大木や枝、車椅子、ソファなど、時が止まったかのような空間がパノラマで収められている。エド・ルシャ、ダミアン・ハースト、ウォルフガング・ティルマンス、レイチェル・ホワイトリード、アイ・ウェイウェイら、70名のアトリエを収録。英語表記。
Urs Fischer: The Museum of Contemporary Art, Los Angeles 21 April-19 August 2013 | ウルス・フィッシャー
ニューヨークを拠点に活動するスイス出身の現代美術家、ウルス・フィッシャーの作品集。大規模なインスタレーション作品、蝋燭で制作された彫刻作品ほか、さまざまな手法で表現される作品群を紹介。カラーによる豊富な図版、ジェシカ・モ […]
Steel Town | Stephen Shore スティーブン・ショア
ウィリアム・エグルストン、ジョエル・マイロウィッツとならび「ニュー・カラー」を代表する写真家、スティーブン・ショアの作品集。1977年、ニューヨーク州、ペンシルバニア州、オハイオ州東部など、後に「Rust Belt(錆びた地帯)」と呼ばれる産業衰退の真っ只中にある地域を旅しながら撮り集めた写真を収録。工場閉鎖で職を失った鉄鋼労働者たちとの出会い、荒廃した工場、寂れたバー、衰退したメインストリート、愛情を込めて飾られた家など、彼らの突然壊れてしまった世界が写し出されている。英語表記。
Sarah Lucas: After 2005, Before 2012 | サラ・ルーカス
イギリス出身のアーティスト、サラ・ルーカスによる作品集。2005年から2011年の約6年間にわたる活動をまとめたもの。モノクロの写真を中心に、カラー写真を交えたいくつかの重要なシリーズの展開を辿る。クリエイティブ・ディレクター、アーティストのオル・マイケル・オドゥコヤとの共同で制作。作品図版と併せてキュレーター、アーティスト、友人らのインタビューを収録。英語表記。
山沢栄子 私の現代 Eiko Yamazawa What I am Doing | 東京都写真美術館 ほか
2019年に東京都写真美術館などを巡回した展示の図録。アメリカで写真を学び、日本における女性写真家の先駆者、山沢栄子の作品とその歩みを紹介。抽象写真シリーズ「What I Am Doing」を中心に、抽象表現の原点を示す1960年代の写真集、関連資料、また同時代のアーティストたちの作品など、158点の図版、解説を収録。
ツイン・ピークスの歩き方 | デヴィッド リンチ ほか
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