僕の夜 ロベール・クートラス作品集
パリの画家、ロベール・クートラスの作品集。クートラスが亡くなるまでに制作された手札大のカルト(carte)というカード画をまとめたもの。靴箱やボール紙、ポスターの裏などに黒や濃い青で塗られた下地の上に描かれた、約6,000枚にも及ぶ"僕の夜(Mes Nuits)"と名付けられたカルトの数々から選出して掲載。カラーによる図版、解説を収録。
昭和写真・全仕事 植田正治 | 朝日新聞社
朝日新聞社より発行の「昭和写真・全仕事」シリーズ第10巻、植田正治。20世紀の日本写真を代表し、世界的に高く評価される植田正治の戦前・初期の傑作から、戦後初期の代表的作品シリーズ、そして自叙伝や岡井輝雄との対談記事なども併せて掲載。
非常階段東京 | 佐藤信太郎
写真家、佐藤信太郎の作品集。非常階段から捉えた東京の街を撮影。密集した住宅、墓地、東京タワー、歌舞伎町、団地。見下ろすような眺めではなく、水平にその街全体と向き合うような、どこか不思議な感覚を覚える視点の風景が収められている。
Shadow 壜のなかの青い晩夏 | 浅井慎平
写真家・浅井慎平の作品集。1980年代のニューヨーク、パリ、ロンドン、サンフランシスコなど都市や自然の風景を写した叙情的な1冊。
町口覚 一〇〇〇 | 一〇〇〇BUNKO
数々の写真集やアートブックのデザインを手がけてきた、デザイナーで造本家の町口覚による写真集。分厚い文庫シリーズ「一〇〇〇本」第1弾となる本書は、著者自身が厳選した戦後からの写真集38冊からの複写を1024頁に刷り込んだもの。濱谷浩の「雪国」やWilliam Egglestonの「WILLIAM EGGLESTON'S GUIDE」、ロバート・フランクによる「THE AMERICANS」など、巨匠による写真集が新たな形となって一同に介している。
Henrik Lundell: Tenuta Borgia | Wavy
イタリア、パンテッレリーア島に位置するリゾート施設「テヌータ・ボルジア」の写真集。クリエイティブコンテンツのプロダクション「WAVY」が撮影、ディレクションを行う。ローザ・ボルジア男爵夫人が避暑地として使用し、現在誰でも滞在できるこの場所のインテリアや近くの農園、海などの景色を淡い記憶のように記録した一冊。 英語表記。
旬 | 彦坂木版工房
彦坂木版工房にとって5年ぶりとなる作品集。彦坂木版工房が2015年4月から2019年3月までの4年間担当した、JA兵庫六甲が発行する広報誌「Wave Rokko」の表紙イラストをまとめたもの。さらに、彦坂木版工房の結成から今に至るまでのストーリーなどがインタビュー形式で収録。
小さな画面に無限の世界 熊谷守一展 | 伊丹市立美術館ほか
2011年から2012年にかけて開催された熊谷守一の巡回展カタログ。油彩画、160点、日本画・書、33点をとテキストを収録。代表作、新たに発見された作品を紹介するとともに、その生涯を辿る。
遊びの百科全書 1 言語遊戯 | 高橋康也
文化や歴史に広汎な知識を持つ執筆陣をずらりと揃え、大人も楽しめる人気事典シリーズ「遊びの百科全書」第1巻。回文やアクロスティックしりとりなど、言葉や文字を使った遊びにまつわる評論を高橋康也が編纂。「ことばという遊び」「言語遊戯アンソロジー」「文字遊戯」などを収録。
遊びの百科全書 4 図形工房 | 野口広
文化や歴史に広汎な知識を持つ執筆陣をずらりと揃え、大人も楽しめる人気事典シリーズ「遊びの百科全書」第4巻。野口広による図形工房編。「遊びのなかの幾何学」「前方後円墳の形態と機能」「折り紙による楽しい立方体遍歴」などを収録。
遊びの百科全書 5 暗号通信 | 巖谷國士
文化や歴史に広汎な知識を持つ執筆陣をずらりと揃え、大人も楽しめる人気事典シリーズ「遊びの百科全書」第5巻。巖谷國士による暗号通信編。「暗号としての世界」「暗号のメカニズムについて」「ミステリーと暗号」などを収録。
遊びの百科全書 6 人形からくり | 立川昭二
文化や歴史に広汎な知識を持つ執筆陣をずらりと揃え、大人も楽しめる人気事典シリーズ「遊びの百科全書」第6巻。歴史学者・病理史学者の立川昭二らが、からくり人形・自動人形、ロボット、そして江戸時代の発明家・技術者/大野弁吉などを題材に綴ったエッセイ集。
遊びの百科全書 8 装置実験室 | 寺山修司
文化や歴史に広汎な知識を持つ執筆陣をずらりと揃え、大人も楽しめる人気事典シリーズ「遊びの百科全書」第8巻。寺山修司による装置実験室編。「装置の宇宙誌」「現代の舞台装置」「歌舞伎芝居の舞台からくり」などを収録。
遊びの百科全書 10 迷宮幻想 | 岡本太郎
文化や歴史に広汎な知識を持つ執筆陣をずらりと揃え、大人も楽しめる人気事典シリーズ「遊びの百科全書」第10巻。岡本太郎による迷宮幻想編。海野弘「螺旋と迷宮」、種村季弘「ある迷宮物語」、天沢退二郎「文学における迷宮・迷宮としての文学」などを収録。
ジャン・コクトー展 1993
詩、散文、演劇、映画、バレエ、音楽、評論、美術と遍く才能を発揮したジャン・コクトーの展示図録。東名阪の百貨店を巡回した同名展示で披露した演劇、ドローイング、ペインティングの図版のほか、金属加工作品もカラーで多数収録。
世界のグラフィックデザイン 全7冊揃 | 講談社
著名デザイナーが各巻の編集を担当している人気シリーズ「世界のグラフィックデザイン」全7巻揃え。杉浦康平、松岡正剛、原弘、田中一光、横尾忠則、永井一正、勝井三雄、粟津潔、磯崎新、福田繁雄らが参加。
ヤン・チヒョルト 書物と活字 | 朗文堂
ドイツのタイポグラファー、ヤン・チヒョルトによる欧文書体教本。日本語版。「書体の善し悪しの判断」「建築物のサインにおける正しい書体の選定」「文字のマイスターの基礎知識」などの解説を交えながら、新旧200点以上の書体、レタリングデザインを掲載。
Avenue | 鈴木英人
80年代を象徴するイラストレーターのひとり、鈴木英人がアメリカのランドスケープを描いたイラストレーション作品集。1950~60年代のアメリカを再構築した、ノスタルジアを掻き立てるイラストレーションの数々を収録。鈴木英人本人による作品解説・半自叙伝もあわせて掲載。アートディレクションは勝井三雄。
風のバルコニー | 松本隆
J-POP界に数々の名曲を送り出してきた作詞家、松本隆の詩集。湯村輝彦や永井博、高橋キンタローらのイラストレーションと共に、楽曲の歌詞として使用された詩を収録。
The Pentagram Papers: A Collection of 36 Unique Publications Designed by Pentagram | ペンタグラム
デザイン会社ペンタグラムが発行した冊子「Pentagram Papers」を紹介した資料集。Pentagramの独特のインスピレーションをテーマにした本書の1号〜36号までの各号を、中身の写真とともに丁寧に紹介。英語表記。
How to See: A Guide to Reading Our Man-Made Environment | George Nelson ジョージ・ネルソン
1977年に出版されたジョージ・ネルソンによる名著「How to See」をカラーで復刊したもの。本書は単なる視覚的な物の見方に関する手引書ではなく、物に対しての捉え方を論理的に解説することで、認識し、評価し、理解する方法をまとめたもの。英語表記。
Mac世代におくるレイアウト術 デザインにルールなんてない | 新谷雅弘
エディトリアルデザイナー、アートディレクターの新谷雅弘のデザイン指南書。本・雑誌制作時の基本、構成する要素、対象別のデザインなどを、実際の紙面を用いて解説。デザインするための考え方を詳細に伝える。
田中一光の文字とデザイン 増補新板 | アート・テクニック・ナウ 19
グラフィックデザイナー・田中一光が自らタイポグラフィの技法を公開。レタリング、カリグラフィ、フォトスケッチ、ロゴ等デザインにおける文字の役割を具体的に解説する。豊富なカラー図版、作例、そして新人へのアドバイスも収録。装丁は粟津潔。
粟津潔 デザインになにができるか | 谷川俊太郎、針生一郎、粟津ケン 他
2019年5月から9月に金沢21世紀美術館で開催された「粟津潔 デザインになにができるか」展のカタログ。戦後日本の復興期に活躍し、社会をたくましく生きる人たちへまなざしを向けてデザインを発信し続けた粟津潔の作品とともに、粟津潔のテキストや対談、批評なども掲載。
デザインの種 いろは47篇からなる対話 | 戸田ツトム、鈴木一誌
グラフィックデザイナーの戸田ツトムと鈴木一誌による対談集。15年にわたって継続した対話を「未知と断念」「生態と予兆」「座標と重力」「画面と物質」「陰影と運動」という5つの章ごとに掲載。2人が考えるデザインの過去・現在・未来を、対話を通して手繰り寄せるかのような一冊。
アイデア No.331 デザインを書く | 誠文堂新光社
アイデアNo.331、2008年11月号。「デザインを書く」というテーマどおり、デザインについて言葉で書かれた特集。原研哉や川畑直道など、日本を代表するデザイナーのインタビューを掲載。
EIKO ISHIOKA: SURVIVE | ギンザ・グラフィック・ギャラリー
2020年から2021年にかけてギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)ほか各地で開催された展覧会に際して刊行された展示のカタログ。折り込みシート7枚揃え。日本を代表するアートディレクター、石岡瑛子による鮮烈なデビューから1980年代に渡米するまでの日本での仕事に焦点を当てたもので、資生堂やパルコ、映画、演劇のポスターやグラフィックアートをポスター仕様で収録。
カエルの死 タイポグラフィクション | 夢枕獏
小説家でエッセイスト、夢枕獏による文字と記号だけで構成されたビジュアルブック。漫画、物語、詩篇、音楽、創造曲、童話のフィクションを、タイポグラフィで表現したユニークで視覚的にも楽しめる一冊。写植の切り貼りという途方もない忍耐と技術によって完成させた渾身の一冊。
A Book Cat Dictionary | 中西なちお・トラネコボンボン
料理人であり作画家の中西なちおによる猫の絵本。英語の辞書のようにAからZまでの単語とともに、猫のイラストと短い文章が添えられている。1匹1匹タッチの違う猫たちの詰まった可愛らしい1冊。
ヨーロッパの出版文化史 | 戸叶勝也
中世ヨーロッパの写本から活版印刷を発明したヨハネス・グーテンベルクまで、その生涯とともにヨーロッパの出版文化を紐解く。活版印刷が新技術としてヨーロッパ諸国へ伝播していく様子や、宗教による印刷物の普及など全6章にて構成、多くの資料写真とともに収録。
伊坂芳太良の世界
緻密で和洋を折衷した線画が特色のイラストレーター、伊坂芳太良の遺作集。ファッションブランド「エドワーズ」のポスターを含む様々な作品や遺稿を収録。日暮真三、和田誠、横尾忠則らなどによる寄稿も併せて掲載。
TDM 5: Grafica Italiana | Corraini Edizioni
20世紀初頭から現代に至るまでのイタリアのグラフィックデザインを紹介する作品資料集。広告、パッケージ、ポスター、装丁など、イタリアのグラフィックデザインの歴史と伝統、その変遷を豊富なカラー図版資料とともに網羅して掲載。イタリア語、英語表記。
20世紀エディトリアル・オデッセイ 時代を作った雑誌たち | 赤田祐一、ばるぼら
赤田祐一、ばるぼらによる20世紀の雑誌百科事典。「ホール・アース・カタログ」や「ガロ」、「HEAVEN」など今はなき伝説の雑誌をはじめとし、カルチャー/タウン/マンガなどあらゆるジャンルの日本の雑誌にまつわるエピソードを収録。また、1970年代に大きな広がりを見せた同人誌ブームについても振り返る。アートディレクションは大原大次郎。
文字の美・文字の力 | 杉浦康平
グラフィックデザイナー、杉浦康平のデザイン評論。古来より漢字に人々が込めてきた意味を、それらが刻まれた書物やプロダクトと紐付けながら紹介する。「文字液が流れる文字」「文字を纏う」「文字を戴く」などを収録。装丁は佐藤篤司。
多主語的なアジア | 杉浦康平
戦後日本のグラフィックデザイン界を牽引してきたデザイナー、杉浦康平による1960年代から現在までの執筆、インタビュー、講演、対談などを収録した「杉浦康平 デザインの言葉」シリーズの第1弾。第1弾となる本書は、アジア図像学の研究者でもある杉浦による「多主語的なアジア」を軸に、杉浦日向子、日高敏隆との対談や講演、インタビューなどを掲載。
アジアの音・光・夢幻 | 杉浦康平
戦後日本のグラフィックデザイン界を牽引してきたデザイナー、杉浦康平による1960年代から現在までの執筆、インタビュー、講演、対談などを収録した「杉浦康平 デザインの言葉」シリーズの第2弾。第2弾となる本書は、アジアの国々への深い憧憬と眼差しが込められた杉浦によるエッセイの数々を収録。調香師、中村祥二との対談もあわせて収録。
アイデア No.307 韓国のグラフィックデザイン | 誠文堂新光社
アイデアNo.307、2004年11月号。韓国のグラフィックデザイン特集。キム・ドゥソッ、イ・セヨン、ミン・ビョンゴルらデザイナーらが手がけたグラフィックワークを多数収録。デジタル社会、ハングル、朝鮮王朝リバイバル、ナショナリズム、ポストモダンなど、様々な流れが渾然一体となった韓国デザインを俯瞰する。
アイデア No.300 300号記念特大号 | 誠文堂新光社
アイデアNo.300/2003年9月号。300号記念特大号。創刊50周年を記念したタナカノリユキ・東浩紀・松下計の鼎談「二極化する世界」の他、バックナンバーからのスクラップ、そして横尾忠則・永井一正・深澤直人らのインタビューを収録。連載は羽良多平吉、都築響一。
空間のグラフィズム | 廣村正彰
グラフィックデザイナー、廣村正彰が空間とグラフィックデザインについて解説した指南書。グラフィック処理、色彩、照明など視覚的要素から建築、サインシステム、展示会などのスペースデザイン、環境デザインを紹介。カラー・モノクロの豊富な図版、解説を収録。
活字に憑かれた男たち | 片塩二朗
昭和初期の印刷・出版・活字界にあった人々を中心として、活字版印刷術の始まりから活字文化に関する様々な運動、書体の変遷などの歴史を紹介。活字に憑かれ、活字に翻弄される等身大の活字人たちを描いたエッセイ集。
20世紀ポスターデザイン展 | 多摩美術大学
多摩美術大学・日本経済新聞社主催の20世紀におけるポスターデザインを振り返る展覧会「20世紀ポスターデザイン展」図録。エル・リシツキー、ヘルベルト・バイヤー、ミルトン・グレイザー、早川良雄、ヨゼフ・ミューラー=ブロックマン、横尾忠則など時代を代表する秀逸なポスターワークをフルカラーで多数収録。
Tapies: Affiches | アントニ・タピエス
スペインの現代芸術家、アントニ・タピエスのポスター作品集。1950年代以降に自身の展覧会などのために制作したポスターデザインをカラーで144点収録。アンフォルメル、アルテ・ポーヴェラ、ミクストメディアといった芸術の潮流の中心にあったタピエスの活動を、ポスターを通して追える1冊。フランス語表記。
加納光於《稲妻捕り》Elements 瀧口修造《稲妻捕り》とともに
独自の世界を切り開く日本の画家・加納光於、そして詩人であり美術評論家の瀧口修造による詩画集。リトグラフ作品、エンカウスティークの技法で制作された作品図版に併せて、瀧口修造の自筆文を収録したもの。
Milton Avery | ミルトン・エイブリー
1982年にニューヨークのホイットニー美術館で開催された展示の際に刊行されたもの。アメリカの現代画家、ミルトン・エイブリーの1919年から1963年に制作された作品を紹介する。簡素化されたシンプルな表現で描かれる絵画作品をモノクロ、一部カラーによる図版147点と併せてマーク・ロスコによるエッセイ、解説を収録。英語表記。