Roadside America: Architectural Relics from a Vanishing Past | John Margolies
写真家のジョン・マーゴリーズが、アメリカの道路広告やユニークな建築物を記録した作品集。メインストリートの看板、映画館、ガソリンスタンド、ファーストフード店、モーテル、ロードサイドのアトラクション、ミニチュアゴルフコース、空想の海岸リゾートなど、意匠を凝らし築き上げられた愛すべき職人技の数々を収録。
Earth & Fire: Modern Potters, Their Tools, Techniques and Practices | Kylie Johnson、Tiffany Johnson
45人以上の現役陶芸家の制作の過程と作品をまとめた一冊。カップやボウル、オブジェ、ジュエリーなど、豊富な写真、テキストを収録。作家たちの様々な技法、制作スタイル、道具を探る。 英語表記。
明治の西洋館 | 河東義之
幕末から明治末期にかけて建設された洋風建築を記録した写真集。公共施設、学校、宗教建築など、明治の時代を特徴づける多数の建築写真が収録されている。
もうひとつの江戸絵画 大津絵 | 東京ステーションギャラリー ほか
2020年に東京ステーションギャラリーなどで開催された展示の図録。江戸時代に流行した民俗絵画・大津絵を紹介。富岡鉄斎、芹沢銈介、柳宗悦などが所蔵していたあらゆる大津絵の作品を、豊富な図版と解説とともに収録。
日本のかたち・アジアのカタチ 万物照応劇場 | 杉浦康平
グラフィックデザイナーとして活躍する杉浦康平の評論。日本およびアジアの宗教や信仰を中心とした絵画、および寺院や祭の装飾品に組み込まれた「カタチ」の文脈を、デザインの視点から読み解く。杉浦自身による、一体化した挿絵とテキストのレイアウトも見どころ。
美と宗教のコスモス 1 マンダラの世界 | 松長有慶、杉浦康平
高野山真言宗の僧侶にして宗教家の松長有慶と、グラフィックデザイナー・杉浦康平の共編による思想・哲学書。1980年に西部美術館で開催された「マンダラ 出現と消滅」展に際して行われた講演会の内容を加筆したものや、新たな書きおろし論文を収録。「思想としてのマンダラ」「造形としてのマンダラ」「現代に生きるマンダラ」の3章で構成。装丁は杉浦康平、谷村彰彦。
August Eriksson: The Walk | オーガスト・エリクソン
スウェーデンを拠点に活動する写真家、オーガスト・エリクソンが世界遺産にも登録された日本の熊野古道を撮影した写真集。写真の構図が常に歩いているときの目線の高さで固定されており、ページをめくるたびに自分自身も自然の奥へ吸い込まれるような感覚になる一冊。 英語表記。
Phrase of Everything | Nerhol
デザイナーの田中義久とアーティストの飯田竜太によるユニットNerhol(ネルホル)による作品集。数分間にわたって一人の顔に向けてシャッターを切り撮影した写真を重ね合わせることで、歪みやぼやけによる多層的なイメージが生まれる。時間を写し出したポートレート集。 英語、日本語表記。
内藤礼 明るい地上には あなたの姿が見える | 水戸芸術館
2018年に水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催された展覧会の図録。国内外で活躍する現代美術家・内藤礼による、はじめて自然光のみで空間をつくりあげた展示の様子を写真に収めたもので、作品や展示会場の息遣いがそのまま伝わってくるような一冊。
Joel Sternfeld: Campagna Romana | ジョエル・スタンフェルド
アメリカの写真家、ジョエル・スタンフェルドの作品集。ターナー、コローなど、近代の画家を魅了してきたイタリア・カンパーニャ地方の美しい風景を撮影したもの。ローマ帝国の遺跡が現代の都市景観と共存している風景を通し、整備されないまま荒廃していく歴史の遺産を憂いている。 英語表記。
Rodin / Arp | Raphael Bouvier
近現代を代表する彫刻家、オーギュスト・ロダンとハンス・アルプ。自然主義的なアプローチで芸術界に革命をもたらしたロダン、抽象的な彫刻で新境地を開拓したアルプ。2人の芸術的な親和性と対照性に焦点を当てたビジュアルブック。 英語表記。
Arp | ハンス・アルプ
彫刻家、画家、詩人であるドイツの芸術家、ハンス・アルプの作品資料集。アルプのこれまでの軌跡、1900年代から1960年代にかけての、絵画、グラフィック、コラージュ、彫刻、レリーフなどを紹介。カラー・モノクロ含む図版184点とテキストを収録。 英語表記。
写真分離派宣言 | 鈴木理策、鷹野隆大、松江泰治、清水穣、倉石信乃
写真家の鈴木理策、鷹野隆大、松江泰治と評論家の清水穣、倉石信乃で構成されるグループ、写真分離派による写真資料集。写真の現状と未来、そして彼らの活動に関する対談や未発表作品を収録。
Fish Zhang: Tang Tao | フィッシュ・チャン
中国のフォトグラファー、フィッシュ・チャンの作品集。工藤司がデザイナーを務めるメンズウェアブランド、kudos(クードス)のコレクションの服を、舞台となった香港でストリートキャスティングした女性を被写体に撮影したもので、自由なスタイルのルックブックのような一冊となっている。500部限定刊行。 英語、日本語表記。
Hibi | 深瀬昌久
写真家、深瀬昌久の作品集。1990年から1992年にかけて制作された、深瀬昌久最終作の1つ『ヒビ』シリーズを収録。地面にはしる亀裂を撮影し、その後プリントした写真に鮮やかな色を付けていく。 英語表記。
有元利夫の世界展 没後10年・よみがえる女神たち | 毎日新聞社
1995年に開催された「没後10年・よみがえる女神たち 有元利夫の世界展」の図録。1985年、38歳という若さでこの世を去った有元利夫。氏の東京芸術大学卒業制作から絶筆までの代表作品を収録し、氏の芸術世界の全貌を明らかにする。
Adrian Paci: The Guardians | Mousse Publishing
ミラノを拠点に活動するアルバニア人アーティスト、エイドリアン・パーチの作品集。ミラノで開催された作品展を記録したもの。独裁政治下にあったアルバニアでの自身の経験をもとに、教区博物館のフレスコ画や空間と対話し、移民や宗教との関係をテーマにした物語を描いている。 英語表記。
五味文彦画集 瞳の中の触覚 | 求龍堂
画家、五味文彦の画集。グラス、食べ物、動物、植物、人物にいたるまで、圧倒的技法で描かれた写実絵画の数々を収録。ホキ美術館館長との対談もあわせて収録し、制作の過程や作品に込められた物語についてなどを追求する。
北に東に 掛井五郎展 | 中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館 ほか
1999年に中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館ほかで開催された展覧会「北に東に 掛井五郎展」の図録。日本の各地にパブリックアートをのこしたことでも知られる彫刻家、掛井五郎による、主に1990年代に制作されたブロンズや鉄の立体作品をモノクロ図版で収録。
長谷川利行展 Hasegawa Toshiyuki Retrospective | 福島県立美術館 ほか
2018年に開催された巡回展のカタログ。「日本のゴッホ」とも呼ばれる、大正、昭和初期の画家、長谷川利行の約140点の作品を紹介。油彩、水彩、素描、ガラス絵、テキストを収録。
ア・ターブル!ごはんだよ!食をめぐる美の饗宴 | 三重県立美術館
2014年に三重県立美術館で開催された展示の図録。食をめぐる造形世界をテーマに作品を紹介。厨房・食卓・夢の中・美術館の4つの章から構成され、食と美術の様々な世界を感じることができる1冊。
Comme des Garcons 1981-1986 | コム・デ・ギャルソン
川久保玲が設立したプレタポルテブランド、コム・デ・ギャルソンの初期イメージフォトをまとめた写真集。パリ・コレクション初参加の1981年から1986年までの写真を収録。フォトグラファーはピーター・リンドバーグ、スティーヴン・マイゼル、アーサー・エルゴート、ハンス・フューラー、ブルース・ウェーバー、オリビエーロ・トスカーニ、エディ・コーリ、パオロ・ロベルシらが参加。 英語表記。
私という衣装 | ワダエミ
世界的衣装デザイナー、ワダエミの作品集。米アカデミー賞衣装デザインを受賞した黒澤明監督の映画「乱」をはじめ、「竹取物語」や「夢の祭り」など、ワダが手がけた代表的な衣装の数々を鮮明な写真とともに収録。それぞれの衣装にかけた思いや仕事への姿勢など、ワダ本人によるコメントも合わせて収録。
しりとり 限定500部版 | 谷川俊太郎、和田誠
詩人・谷川俊太郎とイラストレーター・和田誠が1965年に自費出版した絵本。言葉選びのセンスが光るしりとりと、シンプルな線でユーモアあふれるイラストレーションが組み合わさった珠玉の1冊。 限定500部発行。
The Art of Advertising: George Lois on Mass Communication | ジョージ・ロイス
「エスクァイヤ」誌のカバーデザインで広く知られるアートディレクター、ジョージ・ロイスの広告作品を収録した作品集。エスクァイヤのカバーはもちろんのこと、「EATING」「DRINKING」「ESQUIRE」「ATHLETES」「FAVORITES」「SONG」「LIVING」などのカテゴリーで編纂された膨大な広告作品の数々が収録されている。
Richard Paul Lohse: Graphic Design 1928-1988 | リヒャルト・パウル・ローゼ 作品集
スイスのグラフィックデザイナー、リヒャルト・パウル・ローゼの作品集。ポスターを中心に、1920年代から1980年代の作品をカラーで多数収録。ドイツ語、英語表記。
紙とデザイン 竹尾ファインペーパーの50年
紙の専門商社、株式会社竹尾創立100年を記念した非売本。50銘柄のファインペーパーの実物サンプルと、50人のデザイナーが綴った紙に対する思いを作品とともに掲載。田中一光、杉浦康平、平野甲賀、祖父江慎、葛西薫、原研哉らが参加。
Suspects, Smokers, Soldiers and Salesladies: Collages by Ivan Chermayeff | アイヴァン・チャマイエフ
グラフィックデザイナー、アイヴァン・チャマイエフによるコラージュ作品集。封筒や切手、ラベル、写真、ボール紙など様々な素材を用いて個性的な人物像をつくりだした作品をカラーで多数掲載。
クリエイション 21号 亀倉雄策追悼特別号
亀倉雄策が編集長・アートディレクターを務めた全20号のデザイン誌「クリエイション」。本巻は亀倉雄策の追悼特別号として発行された第21号。亀倉雄策によるポスター作品、ロゴ、装幀、パッケージデザインなど代表作を編纂して紹介。ルウ・ドーフスマン、オルガー・マチス、永井一正、田中一光、細谷巖、福田繁雄、土屋耕一ほか豪華な執筆陣による寄稿も併せて掲載。
レタリングデザイン | 桑山弥三郎
書体デザイナー、桑山弥三郎によるレタリング入門書。基礎的な知識からひらがな、漢字、英語のタイプフェイス、レタリングの使用例など、レタリングデザインについて幅広く網羅した一冊。序文は原弘によるもの。
Paradise in Pictograms: The Work of Dick Bruna | ディック・ブルーナ
オランダのグラフィックデザイナーであり、ミッフィーの生みの親としても知られるディック・ブルーナの仕事とその生涯を辿る作品集。幼少期の貴重な写真から、デザイナーとして活躍した出版社での仕事の数々、今もなお世界中の人々から愛され続けているキャラクター、ミッフィーからブラックベアまで、豊富な図版とともにブルーナの人生と創作について知ることができる一冊。 英語表記。
キッコーマンの広告 2冊セット | 著者名
キッコーマン醤油の広告表現や、社会情勢とともに変化してきた広告の流れをまとめた資料2冊セット。1950年から1971年にかけての、雑誌・新聞広告、キャンペーン、イメージキャラクターの誕生など、豊富な図版とともに、解説を収録。
福田繁雄展 | 世田谷美術館
世田谷出身のデザイナー、福田繁雄のポスター作品集。世田谷美術館で行われた、娘である福田美蘭との合同展で展示された作品をカラーで多数掲載。
OSAMU’S A to Z 原田治の仕事 | 亜紀書房
2019年に世田谷文学館で開催された展覧会「原田治展『かわいい』の発見」の図録。ミスター・ドーナツのイラストなど、今なお愛され続けるキャラクターを数多く生み出したイラストレーター、原田治の仕事をAからZまでの26のキーワードでたどる一冊。装丁は服部一成。
Bruce Weber: Sam Shepard | ブルース・ウェーバー
アメリカの写真家ブルース・ウェーバーが、俳優のサム・シェパードを撮影したポートレート写真集。当時のパートナーである俳優のジェシカ・ラングとの幸せそうなツーショットのほか、気取らない自然体のシェパードの姿がモノクロの写真で収められている。 英語表記。
Philip-Lorca diCorcia | フィリップ=ロルカ・ディコルシア
現実とフィクションが融合された独自の世界観で知られるアメリカの写真家、フィリップ=ロルカ・ディコルシアの作品集。偶然のようでありながら計算し尽くされた、映画の一場面のようなポートレート写真を掲載するとともに、男娼たちを撮影し、彼らの名前、年齢、出生地、ディコルシアが支払った金額がタイトルとして記載された代表的な作品群を多数収録。 英語表記。
Sannah Kvist: I Wanted Someone To Enter My Life ... | サンナ・クヴィスト
スウェーデンの写真家、サンナ・クヴィストの作品集。正式なタイトルは『Sannah Kvist: I Wanted Someone To Enter My Life Like A Bird That Comes Into A Kitchen And Starts Breaking Things And Crashes With Doors And Windows Leaving Chaos And Destruction』。スウェーデンで撮影された穏やかな日常、ポートレート、自然の景色…淡い色彩と眩い光に包まれた、幻想的な世界が散りばめられたかのような一冊。 英語、韓国語表記。
David Hamilton: Venice | デイヴィッド・ハミルトン
写真家・映画監督、デイヴィッド・ハミルトンがイタリアの水の都、ヴェネツィアを撮影した作品集。運河の橋を通るゴンドラ、教会の鐘楼、宮殿や庭園など、運河と建築、都市の美しさを幻想的な写真で写し出す。 英語表記。
Andrea Ferrari: The Pictures Included in this Envelope | アンドレア・フェラーリ
イタリアの写真家、アンドレア・フェラーリの作品集。ミラノの薬剤師の家で発見された、謎めいた人物ジュリア・C.のコレクションを紹介。アドレス帳やオブジェ、切り取られた写真、スケッチなど、ひとつひとつのオブジェクトを並べ、新たな写真の世界を探求する一冊。 英語表記。
植田正治写真集 砂丘 | PARCO出版
20世紀の日本写真を代表し、世界からも高い評価を受ける写真家・植田正治の作品集。1930年代から鳥取砂丘を舞台にしてモダンな演出写真を撮り続けてきた植田による代表作「砂丘」シリーズを収録したもの。郷愁とユーモア、シンプルでありながらどこか懐かしい、植田による独自の世界観が詰まった一冊。随所に植田本人によるコメントが散りばめられている。
Sun City, Arizona | Peter Granser
ドイツ出身の写真家・ピーター・グランサーによる写真集。アメリカ最大の高齢者コミュニティで、シニアの楽園とも言われるサンシティ。生き生きと日々を謳歌しながら暮らすアクティブな高齢者たちの姿と街を写した作品を収録。
Cui Cui | 川内倫子
写真家、川内倫子の作品集。何気ない日常、地元の景色、お正月、兄の結婚式、家族の死、そして新しい命の誕生…ありふれていながらも愛おしい、13年間に及ぶ家族の大切な記憶が刻まれた思い出のアルバムの一冊。
Hans Arp | ハンス・アルプ
ダダイスム運動を牽引し、戦後も彫刻家、画家、詩人として数多くの作品を手がけたハンス・アルプ(ジャン・アルプ)の写真資料集。代表的な彫刻作品、ドローイング、レリーフなどをモノクロ図版で多数収録。 ドイツ語表記。
Atmosphere | 今城純
写真家、今城純の作品集。波打ち際で遊ぶ子どもたち、歩道に佇む老人、街に暮らす人々、淡い光と暖かい空気感が収められたような一冊。