Birds | Jim Dine ジム・ダイン
アメリカの芸術家、ジム・ダインによる写真集。あるカラスを追うことで、同類他種の動物たちとの関係性、環境との対比などを社会的イメージを映し出す。
Plant Kingdoms: The Photographs of Charles Jones | チャールズ・ジョーンズ
イギリス出身の庭師であり、写真家のチャールズ・ジョーンズの写真集。野菜や果物など作物作ることを生業としていたジョーンズが植物を撮影したもの。そら豆やブロッコリー、チューリップ、イチゴ、メロンなど、愛情を持って写し出された植物の美しい造形の数々が収められている。英語表記。
写真都市 Tokyo | 東京都写真美術館
1995年に東京都写真美術館で開催された展覧会の図録。1980年代以降大規模な再開発により大きな変容を遂げてきた東京。解体と構築を繰り返すこの都市の姿を独自の視点で撮影してきた現代作家に焦点を当てたもので、奈良原一光や森山大道、宮本隆司らが参加。
恩地孝四郎展 | 東京国立近代美術館 ほか
2016年に開催された、恩地孝四郎の回顧展の図録。抽象表現の先駆者として知られる氏が手掛けた、版画、油彩画、水彩画、デッサン、写真、ブックデザインなどを多数収録。
瑛九 1935-1937 闇の中でレアルをさがす | 東京国立近代美術館
2016年に東京国立近代美術館で開催された展示の図録。昭和初期から活動し、版画や油彩など様々な技法を駆使した芸術家、瑛九。その多彩な活動から、デビュー前後の1935〜1937年に焦点を当て、フォトデッサン、コラージュ、油彩、デッサンなどを収録。
Man Ray: The Paris Years | マン・レイ
パリを拠点に活動したアーティスト、マン・レイの写真作品集。マン・レイのポートレートは、人物の外見だけを記録するのではなく、創造的な個人としての本質を捉えることを目的とし、さらに芸術の自由と大胆な実験の象徴とも称される。被写体として登場するのは、ベレニス・アボット、アンドレ・ブルトン、ジャン・コクトー、マルセル・デュシャン、アーネスト・ヘミングウェイ、メレット・オッペンハイム、パブロ・ピカソ、エリック・サティら同時代の文化人たち。 英語表記。
谷内六郎の軌跡 その人と仕事 没後25年 | そごう美術館、阪神百貨店 他
2006年から2007年にかけて各地を巡回した「谷内六郎の軌跡 その人と仕事 没後25年」展の図録。週刊新潮などの装画で知られる画家、谷内六郎の生活に寄り添ったペインティング作品を多数収録。
岡崎乾二郎 Kenjiro Okazaki 1979-2014 | BankART1929
2014年にBankART1929で開催された展示の際に刊行された作品集。造形作家・岡崎乾二郎の立体作品を中心に、彫刻作品、ペインティング、建築作品などを紹介。カラー・モノクロ含む豊富な図版、解説を収録。
The Atlas of Furniture Design | Mateo Kries、Jochen Eisenbrand、Alberto Bassi
家具デザインの歴史を包括的に紹介する写真資料集。546人のデザイナーと565社のメーカーによる1,740点の作品を収録し、詳細な作品写真から、インテリア、特許、パンフレット、美術や建築の参考文献などの歴史的資料まで、2,500点以上の画像を掲載。コレクター、デザイナー、販売者にとって、百科事典のようなリファレンスツールとなっている。英語表記。
Charlotte Perriand and Photography: A Wide-Angle Eye | Jacques Barsac
20世紀を代表する革新的なインテリアデザイナーおよび建築家として知られる、シャルロット・ペリアンの写真集。ペリアンが1927年から撮り始めた写真をセレクトし、まとめたもの。彼女の創造的なプロセスや知的な成長を垣間見ることができる貴重な資料集。英語表記。
ルーシー・リー&ハンス・コパー 二十世紀陶芸の静かなる革新 | 乾由明
イギリスの陶芸家、ルーシー・リーとドイツの陶芸家、ハンス・コパーによる作品集。ルーシー・リー86点、ハンス・コパー69点、共作6点、石元泰博をはじめ写真家らが撮影した作品図版とともに解説、三宅一生による寄稿を収録。
Georgia O’Keeffe and Her Houses: Ghost Ranch and Abiquiu | ジョージア・オキーフ
アメリカを代表する画家、ジョージア・オキーフの暮らした住まいを紹介する写真資料集。ニューメキシコ州アビキューとゴースト・ランチに建てられた2つの家を軸に、オキーフ自身のポートレートや周囲の風景を描いた絵画作品も交えて掲載。英語表記。
Spoon | Daniel Rozensztroch
著者のダニエル・ロゼンシュトロフの個人コレクションから数百本のスプーンを紹介する写真資料集。木やガラス、骨、金属、磁器、エナメル、セラミック製のスプーンからヴィンテージスプーン、博物館所蔵の貴重な一点物、世界中の家庭で見られる日常生活の中の典型的なスプーンまで、数年にわたり収集されたスプーンを紹介。英語表記。
Tools: Extending Our Reach | Cara McCarty、Matilda McQuaid
2014年秋のクーパー・ヒューイット・スミスソニアン・デザイン・ミュージアムのリニューアルオープンを記念した展覧会の図録。太古の時代から現在に至るまでに生み出された道具を豊富な画像と解説で紹介。文化や時代を超えた人間の創意工夫を称えながら、デザインのアイデアの世界を探求している。英語表記。
Isamu Noguchi: Space of Akari and Stone | イサム・ノグチ
1985年に西武美術館主催で開催された「イサム・ノグチ展」のカタログ。展覧会の様子や作品を大判のカラー・モノクロ写真で紹介。アートディレクションは田中一光、木下勝弘。英語表記。
Make Do with Now: New Directions in Japanese Architecture | Yuma Shinohara、Andreas Ruby
日本の若手の建築家やデザイナーにフォーカスした作品資料集。2011年に発生した東日本大震災と福島原発事故の影響から社会、経済、環境問題に向き合い、真摯に活動を続ける新しい世代の建築家たち。本書は20を超えるプロジェクトと5つの建築事務所を、エッセイや写真とともに紹介する一冊。英語表記。
カリフォルニア・デザイン 1930-1965 モダン・リヴィングの起源 | 新建築社
ミッド・センチュリーと呼ばれる1940年代から1960年代に、カルフォルニアで展開したモダン・デザインについての研究書。家具や陶芸、グラフィック、テキスタイルなどカルフォルニアで生み出されたデザインを包括的に、豊富なカラー図版とともに紹介。
Essential Book of Shaker | David Larkin
19世紀から20世紀のアメリカで自給自足の共同体を運営していたシェーカー教徒の生み出したそのデザインの数々をまとめたもの。椅子、ワークデスク、バスケット、オーバルボックス、柱時計、建築ほか、あらゆる生活用品をカラーによる […]
生命の讃歌 建築家 梵寿綱+羽深隆雄 | 美術出版社
建築家・梵寿綱、羽深隆雄の師弟2人による作品集。梵寿綱の集合住宅「和世陀」、羽深隆雄の旅館「仙寿庵」、鮨屋「銀座久兵衛・別館」ほか、様々な作品群の写真、図面、解説、論考などを収録。
中里隆 陶の旅人 | 菊池寛実記念智美術館
2021年に菊池寛実記念智美術館で開催された展示の図録。陶芸家、中里隆のその仕事を紹介する。制作過程の様子や市場に出たり、体を動かす生活の風景、鉢、壺、食器などの作品図版、対談を収録。
熊彫 義親さんと木彫りの熊 新装版 | 上原敏
木彫りの熊のブランド構想者である徳川義親と木彫りの熊についてまとめた一冊。スイスの木彫り熊を、現在の八雲町に持ち帰り、困窮する農民たちの創作活動を支援した徳川義親の軌跡を紹介。スイスの木彫りの熊、昭和初期から1990年代の木彫りの熊の写真、解説を収録。八雲木彫りの熊作り方(復刻版)付録付き。
木の民家 ヨーロッパ | 二川幸夫
日本の建築写真家、二川幸夫がヨーロッパの木の伝統建築をまとめた写真資料集。スイス・アルプス、ドイツやスウェーデンの民家など、木で施された装飾や内装を白黒・カラーの大判の写真で収録。各地域ごとに章分けされ、豊富な図版と丁寧なテキストで解説。 日本語、英語表記。
重要民俗資料 出羽庄内の民具 | 致道博物館
山形県の庄内地方で使われていた民具の写真資料集。同地域で盛んに使われていた荷背負い用の背中当て「ばんどり」を中心に、木・陶の暮らしの道具や刺子の仕事着などを収録。
建築の20世紀 終わりから始まりへ | 東京現代美術館
1998年に東京現代美術館で開催された展示にあわせて刊行された図録。過去100年間を振り返り著名な建築作品を、カラー・モノクロ含む300点以上の豊富な図版とともに紹介。20世紀の建築の資料集的一冊。
ちょく | 野村泰三
猪口・盃・杯・ぐいのみなどを総称する「ちょく」のプロダクトデザイン集。縄文時代の土器から昭和時代まで各地の窯で盛んに作られたそれらを、時代・地域・用途などさまざまな視点から野村泰三が編纂。932点の図版をカラーとモノクロで収録。
日本の家 空間・記憶・言葉 | 中川武
日本の建築において伝統的に受け継がれてきた住まいにまつわる言葉を集めた資料集。「大黒柱」「縁側」「格子」「襖」「茶の間」など、現代の住宅からは見受けられなくなった25の言葉を、それぞれの歴史と変遷、そして住まいの中でどのような役割を果たしてきたのかを写真資料とともに紹介。
辻村史朗 Shiro Tsujimura | Imura art + books
陶芸家、辻村史朗の作品集。奈良県の山奥の森林を抜けた先で住宅や釜などから、すべて自分でつくりだし制作を続ける50年の軌跡を辿る。釜、作業場、ロクロを回す制作過程の姿や、唯一無二の作品の数々が辻村史朗の言葉とともに収められている。
David Hicks Scrapbooks | デイビット・ヒックス
大胆な幾何学模様のプリント、衝撃的な色の組み合わせ、アンティークと現代家具を組み合わせたデザインで一流の顧客たちを惹きつけた英国のインテリアデザイナー、デイビット・ヒックスのスクラップブックを書籍化したもの。新聞の切り抜き、パーティーの招待状、ヒックス独特のテキスタイルパターンの見本、インテリアのスケッチ、彼のプロジェクトに関する雑誌記事などを記録している。 英語表記。
The Art of Richard Diebenkorn ハードカバー版 | リチャード・ディーベンコーン
戦後のアメリカ絵画の中心的存在として知られる画家、リチャード・ディーベンコーンの作品集。ディーベンコーンの全経歴を網羅し、初期の作品、代表的なオーシャンパークシリーズなどを紹介するとともに、絵画に表れた画家の内面や目的に焦点を当てている。 英語表記。
Tapies | アントニ・タピエス
スペインの現代芸術家、アントニ・タピエスの作品集。工業的な素材や自然の石や木などを用いた作風で知られるタピエスによる1946年から1989年までの作品およそ90点をカラーで掲載するとともに、禅と道教が彼の作品に与えた影響を紹介する。英語表記。
Karl Blossfeldt: Masterworks | カール・ブロスフェルト
新即物主義を代表する写真家、カール・ブロスフェルトの写真集。植物をクローズアップで撮影し、ディティールの造形美を明らかにした詩的な作品の数々を収録。英語表記。
Wolfgang Laib: A Retrospective | ヴォルフガング・ライプ
ドイツのアーティスト、ヴォルフガング・ライプの作品集。2001年から2003年にかけて世界各国で開催された大規模な回顧展に際して刊行されたもの。自然の素材で生み出される美しさと静けさを持ち合わせたライブによる作品群を多数掲載するとともに、彼の芸術と哲学を包括的に紹介する一冊。英語表記。
The World of Donald Evans | ドナルド・エヴァンズ
アメリカの画家、ドナルド・エヴァンズが手がけた切手の作品集。31年という短い生涯でありながらも、自身が想像した架空の国の切手を描き続けたことで知られるエヴァンズ。本書は果物や野菜、動物、建築といった様々な種類の美しい切手をカラーで80点以上収録。英語表記。
Luc Tuymans: La Pelle | リュック・タイマンス 画集
ベルギー出身のアーティスト、リュック・タイマンスの作品集。「恐怖」「不安」「暴力」を題材にし、独特の淡い色合いで繊細に描かれる絵画は国際的にも評価が高い。本書はヴェネツィアでの大規模展示に合わせて刊行された一冊。1980年代後半のキャリアスタート時から2018年までの作品から80点を掲載。絵画作品だけでなく、展示会場の構成がわかる地図も収録。 英語表記。
Georgia O’Keeffe & New Mexico A Sense of Place | ジョージア・オキーフ
2004年から2005年にかけてニューメキシコ州にあるジョージア・オキーフ美術館ほか各地で開催された展覧会の図録。1917年に初めてニューメキシコを訪れた画家、ジョージア・オキーフはたちまちこの地に魅了され、絵を描くようになった。本書はオキーフが描いた荒涼とした美しい山地や自然のの風景画を50点掲載するとともに、絵のインスピレーションとなった場所の写真などもあわせて収録。英語表記。
玩草亭 百花譜 福永武彦画文集 全3冊揃 | 中央公論社
小説家、詩人の福永武彦による画文集。晩年の療養生活の傍ら描いた、野の草花の写生やスケッチ、随筆などを編纂したもの。上・中・下3冊揃。
チェコ・エデン | マシュー・モンティス
アメリカの写真家、マシュー・モンティスの作品集。2001年から2003年にかけて、チェコ全土を旅し撮影した写真をまとめたもので、ポートレートや町並み、風景を写し出した鮮やかな色彩の中にユーモアとどこか不吉さを漂わせた写真群を多数収録。
Alchimies | Sarah Moon サラ・ムーン
フランスを代表する写真家、サラ・ムーンによる作品集。2013年に開催された展示の際に刊行されたもの。パリの国立自然史博物館で剥製などを撮影したシリーズ、動物や植物、様々な生命をテーマにした未発表作品含めた49点を収録。生命の儚さと尊さ、そしてこの生きる世界の本質を捉える。フランス語表記。
信長とクアトロラガッティ 桃山の夢と幻+杉本博司と天正少年使節が見たヨーロッパ | MOA美術館
2018年にMOA美術館で開催された展示の図録。クアトロ・ラガッツィとは、1582年にローマ教皇のもとに派遣された4人の天正少年使節のこと。2017年にニューヨークのジャパン・ソサエティーで開催された、「Hiroshi Sugimoto: Gates of Paradise」展をもとに再構成し、杉本博司による「クアトロ・ラガッツィ」シリーズと、天正少年使節に関する資料やキリシタンの美術、そして近世日本を切り開いた織田信長に関わる作品を紹介。
幻影 | 植田正治
20世紀の日本写真を代表し、世界からも高い評価を受ける写真家・植田正治の作品集。植田が1980年代後半から90年代初頭にかけて撮影したカラー図版によるシリーズ「幻視遊間」からの写真をまとめたもので、静物を独自の眼差しでとらえた貴重な未発表作品を多数収録。
写真集 石内都 都とちひろ ふたりの女の物語 | 求龍堂
2019年から2020年にかけてちひろ美術館・東京で開催された展覧会にあわせて刊行された一冊。写真家・石内都による、いわさきちひろの遺品を撮り下ろしたシリーズとともに、石内自身の母親である「藤倉都」の身体や遺品を撮影したシリーズを掲載。同じ時代を生きた2人の女性の物語を、自身の視点でとらえている。
TILE | 山下ともこ
グラフィックデザイナー、山下ともこの作品集。様々な模様の1枚のタイルを様々な形に組み合わせたオブジェを掲載。シンプルでありながらも視覚的に楽しめる一冊。
異色の芸術家兄弟 橋本平八と北園克衛展 | 世田谷美術館、三重県立美術館
2011年に世田谷美術館、三重県立美術館を巡回した「異色の芸術家兄弟 橋本平八と北園克衛展」の展示図録。画家、彫刻家の橋本平八、その実弟で詩人の北園克衛の作品をカラーで多数収録。橋本の彫刻、絵画、そして北園の詩、写真、ブックデザインと、それぞれに築き上げた芸術世界を紹介するとともに、その形成の経緯を探る。
熊谷守一画集 | 日本経済新聞社
画家、熊谷守一の画集。大判の原色図譜を多数収録するほか、熊谷守一自身による自伝、今泉篤男のエッセイ「熊谷守一 その人と絵」なども収録。自然や身の回りの物事にあたたかな視線を注ぎつづけた氏の世界観を堪能できる一冊。装丁は原弘。限定1300部発行のもの。