日本の家 空間・記憶・言葉
中川武
¥2,420 (税込)
日本の住まいに長く受け継がれてきた言葉を手がかりに、住宅文化の記憶を読み解く一冊。大黒柱、縁側、格子、襖、茶の間といった、現代の家づくりから姿を消しつつある25の語を取り上げ、それぞれが生まれた背景や空間的役割、暮らしの中でどのように機能してきたのかを丁寧に辿っている。写真資料は、かつての住まいに息づいていた流れや響き、人の営みを静かに写し出し、言葉が運ぶ情景と重なり合う。失われゆく生活のかたちを単なるノスタルジーとして扱うのではなく、記憶に宿る空間性を現在へ照らし返す内容となっている。
カバーに少スレ、僅かな汚れあり。本文の状態は並。
店頭で確認する
店頭で状態と内容を確認のうえ、ご検討いただけます
| 01著者 | 中川武 |
|---|---|
| 02装丁 | 緒方裕子(緒方デザインルーム) |
| 03出版社 | TOTO出版 |
| 05発行年 | 2005年 |
| 06製本、頁数 | ハードカバー、269頁 |
| 07サイズ | 230×160mm |