Herbert List: Hellas | ハーバート・リスト
ドイツの写真家、ハーバート・リストの作品集。1937年から1939年にかけてギリシャを訪れ、アルカディア、オリンピア、アテネにある古代の遺跡や彫刻などを撮影した、白黒の陰影が美しい荘厳な写真の数々を掲載。 英語表記。
知られざる ル・コルビュジエ展 | 大成建設
1991年に開催された、「知られざる ル・コルビュジエ展」の図録。建築家として名声を得る前に、画家として活動していたル・コルビュジェのペインティング作品を多数収録。建築作品以上に情熱的で官能的で柔軟な氏の造形を見ることができる。
Tiago Casanova: Pearl | ティアゴ・カサノバ
ポルトガルのアーティスト、ティアゴ・カサノバの作品集。「大西洋の真珠」という異名を持ち、大自然やラウリシルヴァの森で知られる観光地、マデイラ島。本書ではこの島における自然と建設、その複雑な対比と変容をカラー、モノクロ写真とともに提示している。 英語表記。
SKIN 地球の肌 | 回里純子
2022年にKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭のサテライトイベントKG+で開催された展示の際に刊行されたもの。アーティスト、回里純子による作品集。「触れる」ことをテーマに制作。水面の揺らぎ、水に触れる女性、ごつごつとした岩肌、森の木々。トレーシングペーパーによりレイヤーのように浮かび上がる情景は、過去、そして現在から未来へ向かう曖昧さを包括する。
ユージーン・スタジオ 新しい海 | 東京都現代美術館
2021年から2022年にかけて東京都現代美術館で開催された展覧会の図録。現代美術家、寒川裕人によるアーティストスタジオ、EUGENE STUDIO(ユージーン・スタジオ)の初の国内美術館での個展であり、平面作品、インスタレーション、映像作品など、代表的な作品から最新作に至るまで、ユージーン・スタジオによる表現の垣根を越えた様々な作品群を掲載。
Five Photographers | Zhang Zhizhou
北京出身の写真家、Zhang Zhizhou(チャン・ズーヂョウ)の作品集。『Q、M、K、T、S』という5人の架空の写真家による作品とともにストーリーを創り上げる。ズーヂョウがそれぞれの写真家たちのキャラクターへと入り込み、自身のアルバム写真や過去の作品から再構成する。 中国語、英語表記。
ピカソ陶芸展 | 長野県信濃美術館 ほか
1982年に長野県信濃美術館で開催された「ピカソ陶芸展」の図録。皿、花びん、タイルや立体造形の作品をカラーで多数収録。「用の美」を起点に創造された陶芸の数々は、代表的なペインティングにはない、深みのある色や味わい深い表情を覗かせる。装丁は浅井潔。
ジャズを愛し、ニューヨークを生きた スチュアート・デイヴィス展 | 東京都庭園美術館
1995年に開催された展示の図録。アメリカのモダニズムを代表する画家、スチュアート・デイヴィスのペインティング作品をカラーで多数収録。ジャズに多大な影響を受け、独自の抽象表現を追い求めた、デイヴィスの芸術の全貌に触れることができる。
No.235 Encyclopaedia of an Allotment | Anne Geene アンネ・ジーネ
ドイツのビジュアルアーティスト、アンネ・ジーネの作品集。オランダ・ロッテルダムにある庭園「eigen hof」の235番区画の245平方メートルに生育し、花を咲かせ、泳ぎ、這い、飛ぶものすべてを視覚化するプロジェクトを書籍化したもの。何百もの植物や動物を、ソルトプリントからサイアノタイプ、顕微鏡写真まで、多岐にわたる写真技術で表現されている。 英語表記。
レンバッハハウス美術館所蔵 カンディンスキーと青騎士展 | 東京新聞
2010年に全国を巡回した「レンバッハハウス美術館所蔵 カンディンスキーと青騎士展」のカタログ。デザイン学校・バウハウスでも教鞭をとった画家、ワシリー・カンディスキーによるペインティング作品と、氏がフランツ・マルクと共同で創刊した芸術年刊誌「青騎士」に関する資料を多数掲載。
Tunichtgut | Frank Darius ランク・ダリウス
ベルリンを拠点に活動する写真家、アーティスト、フランク・ダリウスによる作品集。パステルカラーのトラック、広大な平原、一列に並んだショッピングカート。自然や都市の風景と、エロティックなモチーフが織りなすどこか非日常のイメージの世界が広がる。 英語表記。
アンディ・ウォーホル 1956-86 時代の鏡
アンディ・ウォーホル美術館の全面的な協力のもと開催された「アンディ・ウォーホル 1956-86 時代の鏡」展図録。ペインティングやドローイングをはじめ、映像作品、インスタレーションなど多彩な活動を包括的に紹介する一冊。
没後25年 有元利夫展 天空の音楽 | 千足伸行、有元容子
2018年に開催された「没後25年 有元利夫展 天空の音楽」の図録。バロック音楽を愛し、「素晴らしい音楽を画面いっぱいに鳴り響かせるー、いつかそんな作品を作ってみたい」と記したとされる有元利夫。収録された絵画、版画、立体など約110作品は、観るものを美しい音楽が鳴り響く創造の世界へと誘う。
近代都市と芸術展 1870-1996 | 東京都現代美術館
1994年に東京都現代美術館で開催された展覧会の図録2冊揃え。「ヨーロッパの近代都市と芸術」では、ヨーロッパの主要都市を通して、文化の変遷や建築・都市計画などをポンピドゥーセンター所蔵作品によってたどるというもの。「東京:都市と芸術」では明治維新から現代にいたるまでの「東京」の変遷を、日本の芸術家や建築家たちによるおよそ100点の作品で紹介する。日本語、フランス語表記。
現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 | 東京国立近代美術館
2014年に東京国立近代美術館で開催された、「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」の図録。世界でもトップクラスとされるヤゲオ財団所蔵の現代美術コレクションのうち、厳選した75点を紹介。「ミューズ」「ポップ・アート」「崇高」など10のテーマに分類し、ジョアン・ミロ、草間彌生、マン・レイ、アンディ・ウォーホルらの他、サンユウ、ザオ・ウーキーといった中国のアーティストによる作品も多数収録。
ポール・ランド作品集 | 亀倉雄策
グラフィックデザイナー、ポール・ランドの、1950年代末頃までの作品を収録した作品集。装丁や、ダイレクトメール、パッケージ、雑誌広告などカテゴリーごとに分類された作品を多数収録するほか、編集を手掛けた亀倉雄策によるエッセイ「ポール ランドを訪ねて」や、ハンス・シュレーガーの「ニューヨークでポール ランドを発見する」なども掲載。英語・日本語表記。
KABA 大友克洋アートワーク | 講談社
漫画家・映画監督の大友克洋、初のイラストレーション集。1971年から1989年にかけて制作された作品を豊富に掲載。『AKIRA』をはじめ、『童夢』、『気分はもう戦争』などのアートワークやカット集、TV-CFの設定集、グッズなどを紹介したファン必携の1冊。
Max Huber ペーパーバック版 | マックス・フーバー
戦後のイタリアで活躍したグラフィック・デザイナー、マックス・フーバーの作品集。ペーパーバック版。大胆なタイポグラフィーと鮮やかな色遣いで20世紀のグラフィックデザインを牽引したフーバーの作品を12のテーマ別に300点以上収録。英語表記。
大橋歩 わたしの時代 1962-2009 | 三重県立美術館
三重県立美術館で開催された展示会「大橋歩展 平凡パンチからアルネまで アート・ファッション・ライフスタイル 1964年〜2009年」のカタログ。1964年創刊の「平凡パンチ」表紙イラストをはじめ、西武百貨店ポスター、長田弘著作の表紙画、立体作品など、時代の流れにあわせて展開されてきた氏の多彩な仕事を辿る。
山口小夜子 未来を着る人 | 東京都現代美術館
2015年に東京都現代美術館で開催された展覧会「山口小夜子 未来を着る人」の図録。アジア人初のトップモデルとして世界を席巻し、日本女性の新たな美を提示した山口小夜子の生き様を振り返る。ファッションフォトや資生堂を始めとする広告などを収録している他、松岡正剛や高木由利子らが寄稿。装丁は松本弦人。
石岡瑛子 血が、汗が、涙がデザインできるか | 小学館
日本を代表するアートディレクター、石岡瑛子の展示図録。2020年に東京都現代美術館で開催された展示に際して出版されたもの。資生堂やPARCO、角川書店の広告をはじめ、NYに拠点を移し、レニ・リーフェンシュタール、フランシス・フォード・コッポラ、マイルス・デイヴィス、ビョークらとのコラボレーションなど、多岐に亘るジャンルの仕事を包括して紹介。
Horse | 中西なちお・トラネコボンボン
料理人であり作画家の中西なちおによる馬の絵本。遊んだり、駆けたり、跳ねたりしながら色んなすきなものに出会うお話。草や雨、歌がすきな馬が最後にすきになるものとは。やさしさに満ちた、心が暖かくなる1冊。
TDC年鑑 1996-97 | 東京タイポディレクターズクラブ
東京タイポディレクターズクラブ(現 東京TDC)の年鑑、1996-97年度版。文字と言葉の視覚表現の可能性を追求するために1990年から始まった国際的なコンペティションであり、国内外から集まったタイポグラフィとグラフィックデザイン作品を掲載。会員金賞は立花文穂、一般金賞は前田ジョン。装丁は青木克憲。
Tokyo TDC vol.27 The Best in International Typography & Design | 東京タイプディレクターズクラブ
東京タイプディレクターズクラブ(略称 東京TDC)の年鑑、2016年度版。東京TDC入選作品を掲載するほか、大岩Larry正志や大貫卓也、服部一成、仲條正義たちによる対談「スポーツとデザイン」のテキストを収録。グランプリはヘンリク・クベル+スコット・ウィリアムズ。装丁は井上庸子。
Typo Foto: Elementaire typografie in Nederland 1920-40 | Dick Maan, John Van Der Ree
1920年代から1940年代にかけて発達した、オランダのグラフィックデザイン集。タイポグラフィに焦点を当て、ピート・スヴァルト、ディック・エルフェルス、ウィレム・サンドバーグらのポスターやエディトリアルデザインをカラーとモノクロで掲載。オランダ語表記。
iichiko design 2013 | 三和酒類
三和酒類株式会社が販売する麦焼酎「いいちこ」の広告作品集。美しい写真と印象的なコピーで、他の酒類とは一線を画したブランドイメージの世の中に打ち出したいいちこ。アートディレクター・河北秀也が手がけた作品をカラーで多数掲載するほか、TVCMを収めたCDを収録。
QSL?: A Visual Language of Two-way Radio Communication
アマチュア無線や市民ラジオで通信の確認ために使用されるQSLカードのデザインをあつめたビジュアル資料集。インターネットのアバターのように、オペレーターたちの個性が反映されたQSLカードは現在ではコレクターズアイテムとなっている。1960年から1990年にかけて使用された190枚以上のカードを収録。タイポグラフィや印刷の参考資料に。 英語表記。
Retro Fonts 1830-1990 世界のレトロフォント大事典 | グレゴール・シュタヴィンスキー
9世紀から20世紀における芸術運動、カルチャームーブメントごとに編纂された書体見本帳。1920年代のVOGUE誌、ナチスのプロパガンダ、ヤン・チヒョルトやネビル・ブロディの作品、マドンナのジャケットまでをモチーフとしながら、時代を象徴したレトロフォントを掲載。CD-ROM付属。
世界人物図案資料集成 | 杉浦非水、渡辺素舟
近代日本におけるグラフィックデザインの先駆者、杉浦非水編集による世界人物図案資料集。ギリシャ神話、音楽、手や裸体、スポーツなど、幅広く人物にまつわる分野の人物図案をカテゴライズして収録。モノクロにて図版を掲載。
世界動物図案資料集成 | 杉浦非水、渡辺素舟
近代日本におけるグラフィックデザインの先駆者、杉浦非水編集による世界動物図案資料集。イカ、孔雀、四神・玄武、狛犬、ドラゴンなど、神話の動物から現存するものまで動物たちをカテゴライズして収録。モノクロにて図版を掲載。
世界植物図案資料集成 | 杉浦非水、渡辺素舟
近代日本におけるグラフィックデザインの先駆者、杉浦非水編集による世界植物図案資料集。唐草、芥子、樹木、蓮、ユリなど、染物や彫刻、フランスの紋章など様々な植物にまつわるデザインをカテゴライズして収録。 モノクロにて図版を掲載。
JAGDA平和と環境のポスター展 1992 | 日本グラフィックデザイナー協会
1992年に開催された巡回展の際に刊行されたもの。日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)が平和ポスター展の10回目の集大成として環境をテーマとしたポスターを紹介。勝井三雄、亀倉雄策、田中一光、細谷巖らデザイナー188名による作品を収録。
1960年代グラフィズム | 印刷博物館 企画展
2002年に印刷博物館で開催された企画展「1960年代グラフィズム」の図録。高度経済成長や国際化の波のなかで、写真や印刷技術の発達に後押しされ、著しい進化を遂げた1960年代の日本のデザイン。「世界デザイン会議」に始まり、「日本宣伝美術会」の解散によって幕を閉じた変化変容の時代のデザイン作品を振り返るとともに、当事者たちが証言する。装丁は粟津潔。【目次】前期《未来への夢》:世界デザイン会議と日宣美/「世界デザイン会議」とは何だったか/作品図版/1960年代のデザイン現場(1)/1960年代のデザイン文化(1)/後期《夢の変貌》:世界デザイン会議と日宣美/日宣美の60年代/作品図版/1960年代のデザイン現場(2)/1960年代の印刷文化 他
アール・ヌーヴォーのポスター芸術展
2010年に京都・東京・名古屋を巡回した「アール・ヌーヴォーのポスター芸術展」の図録。19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパの街角に貼られたロートレック、クリムト、ミュシャらのポスターをカラーで多数掲載。ウィーン分離派と世紀末美術の潮流を辿りながら、市井の人々を楽しませたアール・ヌーヴォーの華やかなグラフィックを紹介する。
Heavens of Light Planet of Solitude | 澤寛
映像作家、写真家である澤寛の作品集。2019年に恵比寿「AL」で開催された展示の際に刊行されたもの。東京のドラッグストア、夜の街、花や鉄骨、海外の墓地。澤寛の視覚の中で直感的に感じた違和感を捉える。現実的でどこか幻想的な […]
Leendert Blok: Silent Beauties | レーンデルト・ブローク
1920年代初頭からカラー写真とパノラマフォーマットを試みたオランダの写真家、レーンデルト・ブロークの作品集。ブロークがオートクロームで撮影した、チューリップ、スイセン、ダリア、ヒヤシンス、アイリス、グラジオラスなどの花のポートレートを収録。ミニマルな演出と僅かな光の調整により、花たちは鮮やかな色を浮かび上がらせ、時間を超越した植物の世界を想起させる。英語表記。
Joseph Beuys: Coyote | ヨーゼフ・ボイス
ドイツのアーティスト、ヨーゼフ・ボイスの写真集。1974年にヨーゼフ・ボイスが行った代表的な作品『I Like America and America Likes Me』のパフォーマンス過程の記録をまとめたもの。一週間、毎日8時間に渡りコヨーテと同じ空間で過ごす。パフォーマンスの様子と併せて解説を収録。英語表記。
Agnes Martin | アグネス・マーティン
カナダ出身の画家、アグネス・マーティンの作品集。初期の実験的な作品から、ボーダーやグリッドを淡い色彩で描いた代表的な絵画などをカラーで多数収録。
Best Before End | Stephen Gill
イギリスの写真家、スティーブン・ギルの作品集。近年エナジードリンクの需要が高まる現象へ焦点を当て、カラーのネガフィルムをエナジードリンクに浸し現像したという写真の数々を掲載。疲労さえも禁じるかのような現代社会のあり方へ一石を投じている。英語表記。
Barbershops of America | Rob Hammer
写真家、Rob Hammerが10年以上かけてアメリカ全50州の『バーバーショップ』を撮影した作品集。愛犬とともに20万キロ以上を旅し、『バーバーショップ』の外装から、年季の入った椅子、サインポール、ネオンサイン、そして店主を写す。衰退しつつある昔ながらの店や、その伝統を受け継ぐ新たな店など、各地の『バーバーショップ』様々な様相を捉える。英語表記。
Bread in Snow | Mark Cohen
アメリカ出身の写真家、マーク・コーエンによる作品集。1970年代から1980年代にかけて撮影された、無意識のフレーミングから生まれた作品群をまとめたもの。ボールを持った小さな手、新聞記事の顔写真、白髪の頭頂部、タバコを吸う口元。コーエンの直感で偶発的に捉えた瞬間が収められている。日本語、英語表記。
Portraits by Avedon | 大竹伸朗
現代美術家、大竹伸朗によるドローイング集。1979年の7月18日、写真家、リチャード・アヴェドンの写真集である「PORTRAITS」にインスピレーションを受け制作。衝動のままに描いた躍動感のあるドローイング作品73点をを収録。